二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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ポケットモンスターBW 混濁の使者 ——完結——
日時: 2013/04/14 15:29
名前: 白黒 ◆QpSaO9ekaY (ID: H6B.1Ttr)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=21394

 今作品は前作である『ポケットモンスターBW 真実と理想の英雄』の続きです。時間としては前作の一年後となっておりまして、舞台はイッシュの東側がメインとなります。なお、前作は原作通りの進行でしたが、今作は原作でいうクリア後なので、オリジナリティを重視しようと思います。
 今作品ではイッシュ以外のポケモンも登場し、また非公式のポケモンも登場します。

 参照をクリックすれば前作に飛びます。

 では、英雄達の新しい冒険が始まります……

 皆様にお知らせです。
 以前企画した本小説の人気投票の集計が終わったので、早速発表したいと思います。
 投票結果は、
総合部門>>819
味方サイド部門>>820
プラズマ団部門>>821
ポケモン部門>>822
 となっています。
 皆様、投票ありがとうございました。残り僅かですが、これからも本小説をよろしくお願いします。

登場人物紹介等  
味方side>>28  
敵対side>>29
PDOside>>51
他軍勢side>>52
オリ技>>30
用語集>>624

目次

プロローグ
>>1
第一幕 旅路
>>8 >>11 >>15 >>17
第二幕 帰還
>>18 >>22 >>23 >>24 >>25 >>26 >>27
第三幕 組織
>>32 >>36 >>39 >>40 >>42 >>43 >>46 >>49 >>50 >>55 >>56 >>59 >>60
第四幕 勝負
>>61 >>62 >>66 >>67 >>68 >>69 >>70 >>72 >>76 >>77 >>78 >>79 >>80
第五幕 迷宮
>>81 >>82 >>83 >>86 >>87 >>88 >>89 >>90 >>92 >>93 >>95 >>97 >>100 >>101
第六幕 師弟
>>102 >>103 >>106 >>107 >>110 >>111 >>114 >>116 >>121 >>123 >>124 >>125 >>126 >>129
第七幕 攻防
>>131 >>135 >>136 >>139 >>143 >>144 >>149 >>151 >>152 >>153 >>154 >>155 >>157 >>158 >>159 >>161 >>164 >>165 >>168 >>169 >>170 >>171
第八幕 本気
>>174 >>177 >>178 >>180 >>184 >>185 >>188 >>189 >>190 >>191 >>194 >>195 >>196 >>197 >>204 >>205 >>206 >>207 >>211 >>213 >>219 >>223 >>225 >>228
第九幕 感情
>>229 >>233 >>234 >>239 >>244 >>247 >>252 >>256 >>259 >>262 >>263 >>264 >>265 >>266 >>269 >>270 >>281 >>284 >>289 >>290 >>291 >>292 >>293 >>296 >>298
第十幕 強襲
>>302 >>304 >>306 >>307 >>311 >>316 >>319 >>320 >>321 >>324 >>325 >>326 >>328 >>329 >>332 >>334 >>336 >>338 >>340 >>341 >>342 >>343 >>344 >>345 >>346
弟十一幕 奪還
>>348 >>353 >>354 >>357 >>358 >>359 >>360 >>361 >>362 >>363 >>364 >>367 >>368 >>369 >>370 >>371 >>372 >>376 >>377 >>378 >>379 >>380 >>381 >>382 >>383 >>391 >>393 >>394 >>397 >>398 >>399 >>400
第十二幕 救世
>>401 >>402 >>403 >>404 >>405 >>406 >>407 >>408 >>409 >>410 >>412 >>413 >>414 >>417 >>418 >>419 >>420 >>421 >>422 >>433 >>436 >>439 >>440 >>441 >>442 >>443 >>444 >>445 >>446 >>447 >>450 >>451 >>452 >>453 >>454
第十三幕 救出
>>458 >>461 >>462 >>465 >>466 >>467 >>468 >>469 >>472 >>473 >>474 >>480 >>481 >>484 >>490 >>491 >>494 >>498 >>499 >>500 >>501 >>502
第十四幕 挑戦
>>506 >>511 >>513 >>514 >>517 >>520 >>523 >>524 >>525 >>526 >>527 >>528 >>529 >>534 >>535 >>536 >>540 >>541 >>542 >>545 >>548 >>549 >>550 >>551 >>552 >>553 >>556 >>560 >>561 >>562 >>563 >>564 >>565 >>568
第十五幕 依存
>>569 >>572 >>575 >>576 >>577 >>578 >>585 >>587 >>590 >>593 >>597 >>598 >>599 >>600 >>603 >>604 >>609 >>610 >>611 >>614 >>618 >>619 >>623 >>626 >>628 >>629 >>632 >>638 >>642 >>645 >>648 >>649 >>654
>>657 >>658 >>659 >>662 >>663 >>664 >>665 >>666 >>667 >>668 >>671 >>672 >>673 >>676 >>679 >>680 >>683 >>684 >>685 >>690 >>691 >>695

第十六幕 錯綜

一節 英雄
>>696 >>697 >>698 >>699 >>700 >>703 >>704 >>705 >>706 >>707 >>710 >>711
二節 苦難
>>716 >>719 >>720 >>723
三節 忠義
>>728 >>731 >>732 >>733
四節 思慕
>>734 >>735 >>736 >>739
五節 探究
>>742 >>743 >>744 >>747 >>748
六節 継承
>>749 >>750 >>753 >>754 >>755
七節 浮上
>>756

第十七幕 決戦

零節 都市
>>759 >>760 >>761 >>762
一節 毒邪
>>765 >>775 >>781 >>787
二節 焦炎
>>766 >>776 >>782 >>784 >>791 >>794 >>799 >>806
三節 森樹
>>767 >>777 >>783 >>785 >>793 >>807
四節 氷霧
>>768 >>778 >>786 >>790 >>792 >>800 >>808
五節 聖電
>>769 >>779 >>795 >>801 >>804 >>809
六節 神龍
>>772 >>798 >>811
七節 地縛
>>773 >>780 >>805 >>810 >>813 >>814 >>817
八節 黒幕 
>>774 >>812 >>818

最終幕 混濁
>>826 >>827 >>828 >>832 >>833 >>834 >>835 >>836 >>837 >>838 >>839 >>840 >>841 >>842 >>845 >>846 >>847 >>849 >>850 >>851
エピローグ
>>851

2012年冬の小説大会金賞受賞人気投票記念番外
『夢のドリームマッチ ver混濁 イリスvsリオvsフレイ 三者同時バトル』>>825



あとがき
>>852

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171



Re: 73章 目的 ( No.151 )
日時: 2011/08/15 13:12
名前: 白黒 ◆QpSaO9ekaY (ID: GSdZuDdd)
参照: http://www40.atwiki.jp/altair0/pages/308.html

「出て来なさい、マニューラ!」
マオは戦闘不能のララミンゴをボールに戻さず、そのまま鉤爪ポケモンのマニューラを繰り出す。
キリハはララミンゴをボールに戻さなかったのには何か意図があるのだと思っていたが、そうではなかった。
事実はもっと単純で、残酷だった。
「マニューラ」
マニューラは鉤爪でララミンゴを摘み上げると、バトルに支障をきたさない所へと投げ捨てた。
「!? ……自分のポケモンに、何してるんですか……!」
「別に。弱いポケモン私には相応しくない、だから捨てる。それだけよ」
キリハの表情は厳しくなる。その顔は、怒りを含んでいた。
「ドーブル、キノコ胞子、ロックオン、絶対零度」
ドーブルは虚空に高速でキノコ、カーソル、氷を描き、気付けばマニューラは氷結していた。
「さあ、まだいるんでしょう? あなたの歪んだ根性は、僕が矯正してあげますよ」
キリハの言葉に目を鋭くしたマオは、足でマニューラを蹴り飛ばした。理由はララミンゴと同じだろう。
「出来るものならやってみなさい。私の最後のポケモンは、今までの雑魚とは格が違うわよ」
言ってマオは、ボールを構える。
「さあ出て来なさい、ドレ——」

「そこまでです、マオ」

突如、上空より声がかかり、マオは動きを止めて上を見上げる。
そこにいたのは、トロピウスに乗ったエレクトロだった。
エレクトロはトロピウスから降り、マオのモンスターボールを二つ——ララミンゴとマニューラのボール——素早くかっさらい、戦闘不能の二匹を戻す。
「ポケモンが負けたからといって、捨てるのは頂けないといつも言っているでしょう。敗北に目を背けていては、あなたは未来永劫、弱い人間で、弱いトレーナーです」
エレクトロは窘めるようにマオに言うが
「うるさいわね。私に指図しないで頂戴」
「上司の言う事は、聞くものですよ」
「私は貴方の部下じゃないわ。むしろ貴方が私の部下なの」
どうやらマオは、かなり歪んでいるようだ。
「……まあ、上司部下なんてどうでもよいです。問題は強いか否か」
言って、エレクトロの目が鋭くなる。
「バトルに負けたポケモンを捨てていては、あなたは一生弱いままです。善か悪かと問われれば確実に悪に含まれる私達が言うような事ではありませんが、敗北を通して得るものもあり、敗北して強くなるものです。今一度言います、敗北に目を背けていては、あなたは未来永劫弱いままです。この先一生、あなたは妹に負け続けます」
「…………」
マオは黙り込んでしまう。エレクトロの言っている事は正しい、納得したくはないが、正しいので何も言い返せない。
「ここは撤収です。今のあなたでは彼に勝つことは出来ない」
そしてエレクトロはマオの手を引き、トロピウスに乗り込む。
「このたびは私の部下が大変失礼致しました。部下の不始末は上司の不始末。なのでお詫びに一つ、良い事を教えてあげましょう」
エレクトロは高みから、キリハに向かって言う。
「私達の目的は、ジャイアントホールという洞穴に眠りし氷の龍、キュレム。一説によれば混濁の使者と呼ばれ、真実と理想が混じり合った存在だとか。私達はそのキュレムの力を使い、世界を制圧、支配します。今回の強襲は、キュレム復活させるための準備の場を整える時間稼ぎに過ぎません」
エレクトロはペラペラと喋るが、その言葉は真実味を帯びている。たぶん、本当だろう。
「では、私達はこれにて」
最後にそう言い残し、エレクトロとマオは去っていった。



地下植物園。
フォレスが急遽仮設した丸太小屋の中に、少女が一人。
捕縛されてしまったイリスの弟子、ミキだ。
ミキは縄で縛られていたのだが、その縄は切れていて、ミキは普通に立っている。
「なんとか抜け出せたよ……ありがとう、ゴキブロス」
見ればミキの足元には、某イニシャルGによく似た虫ポケモン、増殖ポケモンのゴキブロスがいた。
どうやらこのゴキブロスが、縄を切ったようだ。
「……あの7Pの人達と忍者の格好をした人が言うに、ここは地下の植物園。師匠は私を助けにここに来るはず……でも、ここには無数の罠が仕掛けられている……」
ミキは今まで聞いた情報を元に、現状を整理する。
「早く、この事を師匠に知らせないと——」
「——それはさせぬぞ」
ミキが丸太小屋の扉へと向かうと、どこからか何者かが現れ、ミキの前に立ちはだかる。
それは、忍装束を着た男、ハンゾウ。
「これは一本取られたぞ、狸寝入りの上手い娘だ。拙者が英雄殿を呼びに行っている間にゴキブロスを使って縄を切るとはな」
ミキはイリスに化けたハンゾウに眠らされて植物園まで運ばれたのだが、フォレスがミキを縛る辺りからもう薬は切れていた。
しかしすぐに寝覚めてもまた眠らされるだけなので寝た振りをし、フォレス経ちの情報を聞きつつ、隙あらば逃げ出そうとしていた。
「だがしかし、拙者はこうして舞い戻ってきた。どうする、娘よ。ここから出ようとするならば拙者はそれを止めるが、何もしないのであれば、拙者も動かぬ」
それはつまり、自分は何もしないからおとなしくしろ。何かすればそれなりの対処をする、という意味だろう。
「甘く見ないで。私だってPDO隊員、そして、英雄の弟子。師匠がピンチだというのに、おとなしく指をくわえているわけにはいかない」
ミキがそう言うのとほぼ同時に、ゴキブロスが前に出る。
「……よかろう。このハンゾウ、僭越ながらお相手いたす!」



今回はキリハとマオのバトルがやや強引ながらも終了し、プラズマ団の目的もはっきりしました。そしてミキとハンゾウのバトル。次回はイリスにバトルをさせてあげようと思っております。ちなみに余談ですが、『登場人物紹介等』の欄の敵対sideや他軍勢sideなんかにいろいろと追加しました。では、次回もお楽しみに。

Re: 74章 母国 ( No.152 )
日時: 2011/08/15 16:01
名前: 白黒 ◆QpSaO9ekaY (ID: GSdZuDdd)
参照: http://www40.atwiki.jp/altair0/pages/308.html

ブルジョワール家の屋敷にて行われているザキとサーシャのバトルは、かなり白熱していた。
ザキのポケモンは、格闘戦に優れた河童ポケモン、テペトラー。
サーシャのポケモンは、ヴォーナ(Вона)と名付けられた沼魚ポケモン、ラグラージ。
「テペトラー、マグナムパンチ!」
「ヴォーナ、怪力!」
テペトラーの大砲のような拳を、ヴォーナ(ラグラージ)は怪力で押さえ込み、そのまま地面に叩きつける。
「瓦割り!」
そしてそのままテペトラーの後頭部に手刀を叩き込み、テペトラーは地面(というか床)にめり込む。
「まだだ!テペトラー、冷凍パンチ!」
テペトラーは冷気を纏った拳を地面に叩きつけ、ヴォーナの足元を凍らせる。その隙に起き上がり、ヴォーナから距離を取る。
「行くぞ、サイコパンチ!」
次にテペトラーはサイコエネルギーを纏わせた拳をロケットパンチのように撃ち出し、ヴォーナを吹き飛ばす。
「っ、ヴォーナ、波乗り!」
ヴォーナはどこからか大波を発生させ、テペトラーを飲み込もうとするが
「マグナムパンチで吹き飛ばせ!」
テペトラーは大砲のような拳を繰り出し、襲い来る大波を吹き飛ばす。
「そこだ!オーシャンクロー!」
テペトラーはヴォーナが波乗り直後で動けない隙に接近し、海の力を込めた爪で、ヴォーナを切り裂く。
「ヴォーナ、テペトラーの足元に冷凍ビーム!」
ヴォーナはオーシャンクローを耐え、テペトラーの足元に氷の光線を放ち、テペトラーの身動きを封じる。意趣返しのつもりだろうか。
「怪力!」
そしてその直後、ヴォーナはゴツイ拳でテペトラーを殴り飛ばす。テペトラーは身動きが出来るようにはなったものの、壁に激突してかなりのダメージを受けた。
「これで終わりです。ヴォーナ、瓦割り!」
ヴォーナはテペトラーに接近し、手刀を振り上げ、それを振り下ろす。
しかし
「テペトラー、オーシャンクロー!」
テペトラーは上半身をずらしてヴォーナの瓦割りを回避。そしてそのままヴォーナの背後に回りこみ、海の爪で切り裂く。
「ヴォーナ!」
するとそうとうタフなヴォーナは、その場に崩れ落ちてしまった。
そしてそれと同時に、テペトラーも倒れる。
「オーシャンクローは超低確率で相手の弱点を突くタイプに変わる技だ。ま、その代わりに反動を受けちまうけどな。ラグラージの弱点は草タイプ、それも四倍だ。流石にその威力じゃ、お前の自慢のラグラージだって耐え切れねえだろうし、俺のテペトラーも反動がでか過ぎてやられちまった」
ザキはそう言いつつ、テペトラーをボールに戻す。
それと同じく、サーシャも倒れたヴォーナをボールに戻す。
「さて、次は第二戦。楽しくやろうぜ」
ザキはボールを構える。まだやる気のようだ
しかし

『サーシャ、聞こえますか……?』

サーシャが耳に付けているイヤホン型の無線機から、冷たく鋭い、氷柱のような女の声が聞こえてくる。
「レイ様……」
声の主は7P、レイだ。
『もし誰かと戦い、一度でも敗れたならば撤収しなさい……今回の任務は大方終了、氷霧隊は引き上げます。ですからあなたも、無理せずに戻りなさい……』
ブチッ
やや一方的な通信は切れた。
「よく聞こえなかったが、逃げるのか?」
ザキはそう言うも、顔には「逃がさないぜ」と書いてある。
「そうですね。命令ですので、私は撤退します」
そう言ってサーシャは走り出す。方向は今のバトルで破壊され、大穴が開いた壁だ。
「逃がすかよ!エレキブル、ギガスパーク!」
ザキは逃げるサーシャに対し、素早く雷電ポケモンのエレキブルを出し、巨大な雷電の球で攻撃する。
「リベルラ(Riberura)!」
だがしかし、その球は一匹のポケモンにより阻まれる。
全体的に緑色をしたドラゴンポケモン。目は赤いカバーで覆われている。
精霊ポケモン、または蜻蛉ポケモンと呼ばれるドラゴン・地面タイプのポケモン、フライゴンだ。
フライゴンは地面タイプの特徴を活かして電気技であるギガスパークを無効化し、背にサーシャを乗せる。どうやら逃走用らしい。
「Мы всегда побеждают И мы бессмертны(我らに勝利を、我ら不滅なり)」
サーシャはそう呟く。母国語なのか、ザキには理解できない。
「私は撤退しますが、プラズマ団は負けていません。貴方もじき分かるでしょう、私達の偉大さ、強大さが」
そう言い残し、サーシャは去っていった。



イリスは階段を駆け降り、途中下っ端も数名蹴散らしつつ、なんとか地下植物園へと辿り着いた。
「焦るな、僕……たぶん、これは罠だ。ミキちゃんが捕まったのは本当だろうけど、真の目的はここに僕を誘導する事だ……」
イリスは気を落ち着けつつ、自分の置かれた状況を理解する。まあこれが罠だとしても、その罠に掛からなければミキを助ける事はできないので、イリスはあえてその罠に突っ込んでいくわけだが。
「それじゃ……行くか」
そう言ってイリスは一歩踏み出すと
「痛ッ……!」
足にトラバサミが刺さっていた。
イリスは力ずくでそのトラバサミを外し、もう一つ理解する。
「……成程。つまり、罠だらけの植物園で、宝探し……いや、姫君探しってところか」
そう、この植物園には無数の罠が仕掛けられている。流石に爆発するようなものはないが、トラバサミや落とし穴、網などのブービートラップが張り巡らされているのだ。
「ま、ミキちゃんのためだ、やってやるさ」
イリスは再度、植物園へと足を踏み出す。



今回は……まあ、特に説明するようなことはないんですけどね。あえて言うなら終わりが微妙という事くらいですが、それはもうどうしようもないのでお見逃しください。今回は最後がイリスなので、次回は前半が誰かと誰かのバトルを決着させて、最後がミキとハンゾウのバトルをちょこっと、という感じにしようと思います。では、次回もお楽しみに。

Re: 75章 協力 ( No.153 )
日時: 2011/08/15 18:40
名前: 白黒 ◆QpSaO9ekaY (ID: GSdZuDdd)
参照: http://www40.atwiki.jp/altair0/pages/308.html

Pベース一階、大広間。
ここではチェレンとシャンソンが、トリプルバトル——ポケモンを三体使用するバトル方式——を行っていた。
「ファイマー、マグネットボム!キバニア、アクアジェット!リングマ、切り裂く!」
チェレンのポケモンは、ファマーの進化系、爆弾ポケモンのファイマー。
赤、青、黄色のピラニアのような獰猛ポケモン、キバニア。
ヒメグマの進化系、冬眠ポケモンのリングマ。
ファイマーはターゲットに引き寄せられる特殊な磁石を放ち、キバニアは水流を身に纏って突撃、リングマは鋭い爪を振りかぶる。
「オリ、ラン、キー!ハイパーボイス!」
だが、それぞれ演奏ポケモンと分類されるオリ(オリバー)、ラン(ランペルン)、キー(キーボン)は三体合わせて途轍もない破壊力を持つ音波を放ち、マグネットボムを粉砕、キバニアとリングマを吹き飛ばす。
「ラン、メガトンキック!オリは熱風で援護!」
ランは吹っ飛ばされたリングマに強烈な蹴りを喰らわせ、その直後には熱風が襲いかかる。
「くっ、ファイマー、火炎放射!リングマ、アームハンマー!」
ファイマーはオリに向かって火炎を放ち、リングマは腕を振るってランにハンマーのような拳を叩き込む。
「キー、光の壁!オリ、バクノイズ!」
ファイマーの火炎放射はキーの光の壁により阻まれ、リングマはオリが奏でる破壊の音波に吹き飛ばされてしまう。
「三体がそれぞれ協力し合って戦う……トリプルバトルでこれほど厄介な事はないね……」
簡単に言えば、チェレンは苦戦していた。
シャンソンは多数対多数のバトルでは、プラズマ団最強と言っても過言ではないほどの実力がある。
なので普通に7Pを相手するよりも、相当辛いはずだ。
「そろそろフィナーレです!オリ、ベルカント!ラン、ピッカリ球!キー、催眠波動!」
オリはバイオリンを奏で、美しい音色で三体を攻撃。
ランはトランペットからピカピカと光る球を発射し、キバニアを攻撃。
キーは尻尾と一体化したキーボードから催眠効果のある波動を放ち、リングマを攻撃。
三体はベルカントの追加効果によりメロメロ状態。
キバニアはピッカリ球を受けて命中率ダウン。
リングマは催眠波動を喰らって寝てしまう。
「っ……!」
チェレンはもう言葉も出なかった。ここまでされれば、もう手も足も出ない
「……戻れ、三匹とも」
チェレンはもう戦えない三匹をボールに戻し、次の三匹が入ったボールを手に取る。
「……一つだけ、分かったよ」
チェレンは静かに、口を開く。
「君はトリプルバトルが得意なようだ。むしろ、それに特化している」
そしてチェレンは、ボールからポケモンを繰り出す。
「僕の次の三匹は、これだよ」
チェレンが繰り出したのは、雪女のような姿の雪国ポケモン、ユキメノコ。
指がシグナルになっていて首が垂れ下がっている異型のポケモン、シグナルポケモンのビビッドン。
そしてネギをを二本携えたカモのようなポケモン、カモナイツ。
「この三匹の内の一匹が、君の戦術を打破する力を持っている。さあ、どのポケモンかな?」



「カミギリー、出陣だ!」
地下植物園丸太小屋にて、ハンゾウとミキはバトルをする事となった。
ハンゾウの一番手はカミキリポケモンのカミギリー。水色の体に四本の腕を持つ、悪・虫タイプのポケモンだ。
「ゴキブロス、行くよ!」
対するミキのポケモンは、目の前にいるカミギリーの進化前、ゴキブロス。某イニシャルGに似た相貌の増殖ポケモンで、タイプは毒・虫タイプだ。
「ゴキブロス、毒突き!」
ゴキブロスは素早い動きでカミギリーに接近し、毒を帯びた腕を突き刺す。
「カミギリー、クロスポイズン!」
カミギリーは毒を帯びた四本の腕を交差させ、ゴキブロスに切り掛かる。
しかしゴキブロスは素早い動きでそれを回避。どうやらゴキブロスというポケモンは、素早さが異常に高いようだ。
「ゴキブロス、宿木の種!」
ゴキブロスは無数の種子を飛ばし、カミギリーに宿木の種を植え付ける。種は間もなくして発芽し、カミギリーの体に纏わり付いて、体力を奪っていく。
「素早い動きでカミギリーの攻撃をかわしつつ、宿木の種で体力を奪う策か……忍である拙者にそのような策を弄してくるとは、片腹痛い。カミギリー、シザークロス!」
「ゴキブロス、かわして銀色の風!」
ゴキブロスはカミギリーのシザークロスをかわし、銀色に輝く風を放つ。だが銀色の風は虫タイプの技、カミギリーには効果は普通とはいえ、あまりダメージはない。
「クロスポイズン!」
「かわして銀色の風!」
カミギリーは毒を帯びた腕を交差させてゴキブロスに切り掛かるが、これもかわされて銀色の風を喰らう。ゴキブロスのスピードがさっきよりも上がっているのを見ると、銀色の風の追加効果で能力が上がったようだ。
「ふっ、カミギリー、辻斬り!」
カミギリーはゴキブロスの隙を見つけ、切り裂く。遂にカミギリーの腕はゴキブロスを捕らえたのだ。
しかしゴキブロスは銀色の風で能力が上がっている。そのため大ダメージを受けたものの、まだ戦闘不能ではない。
「……そろそろかな……」
ミキはふと、そう呟く。



今回は諸事情によりあとがきは短めです。そろそろプラズマ団との攻防も終わりそうですね。では、次回もお楽しみに。

Re: 76章 戦況 ( No.154 )
日時: 2011/08/15 21:42
名前: 白黒 ◆QpSaO9ekaY (ID: GSdZuDdd)
参照: http://www40.atwiki.jp/altair0/pages/308.html

Pベース最上階にて、ムントとザクラのバトルが執り行われていた。
「オノノクス、瓦割り!」
「アーボスク、噛み砕く!」
オノノクスの手刀がアーボスクの脳天に叩きつけられ、アーボスクの牙がオノノクスの体に喰いこむ。
「そのまま雷の牙だ!」
アーボスクはオノノクスに噛み付いている状態で牙に電流を流し、オノノクスに電撃を浴びせる。
「引き剥がせオノノクス!地震だ!」
オノノクスは地面を強く踏みしめて大きく揺らし、地震を起こす。その地震による衝撃でさしものアーボスクも牙を外してしまい、オノノクスから距離を取る。
「……威力が四倍に膨れ上がった地震を喰らい、まだ立てるとは。そうとう硬いな、そのアーボスク」
「たりめーだ、オレが育てたポケモンだぜ。アーボスク、ラスターカノン!」
アーボスクは口内に銀色に輝く光を集め、それを球状にしてオノノクスへと放つ。
「オノノクス、龍の舞でかわせ!」
オノノクスはその銀色の球体を、龍の力を引き出す舞でかわして攻撃力と素早さを高める。
「ドラゴンクロー!」
そして龍の力を込めた爪を構え、アーボスクに突撃。鋭い爪の一撃を見舞う。
「アーボスク、毒々の牙!」
アーボスクも反撃にと鋭い牙でオノノクスの肩に噛み付き、毒腺より毒を注入する。
「……ッ!?」
すると毒々の牙を喰らったオノノクスは、数歩後退してその場に片膝を着いてしまった。
「オレのアーボスクは一際毒性が強くてな、一遍でも喰らえばすぐに体に回り、蝕んでいくぜ」
オノノクスは見るからに毒を受け、体力が削られているのが分かる。たぶん、痛みも相当なものなのだろう。
だがしかしオノノクスは自信を鼓舞するように雄叫びを上げ、立ち上がる。まだまだやる気のようだ。
「いいぞ、オノノクス。ドラゴンクローだ!」
オノノクスは龍の舞で上がった素早さでアーボスクの懐に飛び込み、リュの爪による一撃をアッパー気味に叩き込む。
「瓦割り!」
そして次は手刀が脳天にヒットし、そのまま地面へと叩き落す。これはアーボスクの防御が高くとも、相当なダメージだろう。
「ぐっ、アーボスク、噛み砕く!」
アーボスクはなんとか上体を起こし、オノノクスに噛み付く。
「毒々の牙!」
さらにアーボスクは牙にある毒腺から毒を注入し、オノノクスをさらに弱らせんとする。
「オノノクス、地震で吹き飛ばせ!」
オノノクスは龍の舞で上がった攻撃力で地面を強く踏みしめ、大きく揺らして地震を起こす。
アーボスクはその地震の衝撃により、吹き飛ばされた。
「決めるぞオノノクス!ドラゴンクロー!」
「向かい撃てアーボスク、毒々の牙!」
オノノクスは龍の力を込めた爪を構え、アーボスクは毒を帯びた牙を向け、それぞれ突撃する。
まずアーボスクがオノノクスの肩に噛み付き、毒腺より毒液を注入。
その直後、オノノクスのドラゴンクローがアーボスクの硬い腹部へと叩き込まれる。
両者ともに一旦引き、相手を射抜くような鋭い眼差しで睨み合う。
そしてまたも突撃する、その時だった。

「ザクラ、撤収だ!戦いをやめるがよい!」

すぐ傍の壁をぶち破り、五つの頭を持つ砂の蛇のようなポケモンに乗った、橙色の髪の男。
7Pが一人、ガイアだ。
「ガイア様……悪いですが、従えませんね。こいつを倒すまで、戦いは止めません」
どうやらザクラはガイアの部下のようだが、ザクラはガイアの命令に背くようだ。
「ふん、まあお前ならばそう言うだろうとは思っていた」
思っていたらしい。
「だから当然、手も打ってある」
「……?」
ザクラが疑問符を浮かべていると、突然、ザクラの正面に紫色の火の玉のようなポケモンが現れた。
そのポケモンはザクラの目をじっと見つめる。するとザクラはだんだんと眠気を催してきて、終いには眠りについてしまった。
「ハサーガ」
ガイアがハサーガと言うらしいポケモンの名を呼ぶと、ハサーガは眠ってしまった(眠らせた)ザクラをくわえる。
そしてガイアは、鋭い目付きで睨んでいるムントに視線を移す。
「お前は前に浜辺で戦った男だな。ここであの時の雪辱を晴らしたい所だが、今我のポケモンはこのハサーガのみだ。……エレクトロ」
「お呼びですか」
ガイアに呼ばれたのは同じく7Pのエレクトロ。その傍には先ほどザクラを催眠術で眠らせたファントマが浮いている。
「レイとアシド、それからフォレスとフレイはどこだ」
「レイとアシドは交戦中、戦況は劣勢。フォレスは英雄を相手取り、フレイは持ち場にて待機」
エレクトロは他人の状況を完全に把握しているようで、それをガイアに伝える。
「では、我はレイとアシドの所へと向かう。お前はこいつの相手をせよ。フォレスとフレイに変化があれば、すぐに伝えろ」
ガイアは命令するだけして、ハサーガに乗ったままどこかへと去っていった。
「……と、いうわけでして。あなたのお相手はこのエレクトロが務めさせて頂きます」
そう言って、エレクトロはボールを構える。



今回は本編がちょっとだけ短いです。でも中途半端に長くなったりでイリスとフォレスのバトルが書けなかったりなんだり……。そろそろフレイにもバトルさせてあげるべきかどうか悩んだり……。まあそんな事考えても詮無き事、僕はその場その場の思いつきでこの小説を書いてますからね。では次回からはフォレスやフレイの出番が長くなるかもです。次回もお楽しみに。

Re: 77章 一騎 ( No.155 )
日時: 2011/08/16 11:44
名前: 白黒 ◆QpSaO9ekaY (ID: GSdZuDdd)
参照: http://www40.atwiki.jp/altair0/pages/308.html

Pベース一階大広間にて、チェレンとシャンソンのバトルが執り行われている。
シャンソンはオリ(オリバー)ラン(ランペルン)キー(キーボン)の見事な連係プレイでチェレンのポケモン三体をあっと言う間に戦闘不能寸前まで追いやる。
だがチェレンはシャンソンの弱点を見抜いたようで、ユキメノコ、ビビッドン、カモナイツの三体を繰り出し、このうちの一体がシャンソンを打破する力を持っていると豪語する。
「ユキメノコ、冷凍ビーム!ビビッドン、十万ボルト!カモナイツ、砂風!」
ユキメノコ、ビビッドン、カモナイツはそれぞれをオリ、ラン、キーに攻撃するが
「キー、光の壁!ラン、サイコパンチ!」
三体の攻撃はキーの光の壁に阻まれてしまい、その直後、ランのサイコパンチがユキメノコにヒットする。
「オリ、熱風!ラン、メガトンキック!」
オリは高熱の熱風を放ち、ユキメノコとビビッドンを攻撃。ランは勢いよく前に跳び、ビビッドンの顔面を蹴り飛ばす。
三体のうちどれかがシャンソンを倒せる力を持っているなら、全て倒せばいい。
とりあえずシャンソンは、一番怪しいビビッドンに狙いを定める。
「キー、催眠波動!」
キーは催眠作用のある波動を放ち、ビビッドンを攻撃。これを喰らえばビビッドンは眠ってしまうが
「ビビッドン、催眠波動!」
ビビッドンもキーと同じ催眠波動を放ち、キーの催眠波動を相殺する。
「ビビッドン、炎のパンチだ!」
そしてビビッドンは一番手近にいたランに向かって、炎の拳を突き出す。
「キー、リフレクター!」
しかしその拳は、キーが作り出したリフレクターに阻まれてしまう。
こういう後方からの援護も、シャンソンが厄介な理由の一つだ。
「ラン、メガトンキック!オリ、バグノイズ!」
ランは接近してきたビビッドンの顔面を蹴り飛ばし、そこにすかさずオリが破壊力を持つ耳をつんざくような音波を放って、ビビッドンを戦闘不能とする。
「戻れ、ビビッドン……残念、ハズレだ」
チェレンはビビッドンをボールに戻しながら言う。どうやらビビッドンではないようだ。
「ユキメノコ、水の波動!カモナイツ、リーフブレード!」
ユキメノコは掌から水の波動を放ち、カモナイツは二刀流のネギを構えて突撃してくる。
「オリは熱風で水の波動を相殺!ランはピッカリ球でユキメノコを攻撃!キーはリフレクターでカモナイツの攻撃を防御!」
オリ、ラン、キーはそれぞれ指示通りに行動をする。この的確な指示もシャンソンが強敵である理由の一つだ。
オリは高熱の熱風で水の波動を蒸発させ、その隙にランがトランペットからピカピカと光る球を発射してユキメノコにぶつける。キーはネギを振るうカモナイツの攻撃をリフレクターで防ぐ。
シャンソンの次の狙いはゴーストタイプも持つユキメノコ。ゴーストタイプではこちらの攻撃がいくつか効かない事もあり、標的に定めたのだ。
「ユキメノコ、ウェザーボールだ!」
ユキメノコは天候によって力が変動する球体を放つ。今は特に変わった天気でもないので、特に効果はないが。
「キー、光の壁!ラン、サイコパンチ!オリ、バグノイズ!」
キーは光の壁でウェザーボールを防ぎ、ランはその直後にサイコエネルギーを纏わせた拳をロケットパンチの如く放ってユキメノコを攻撃。さらにそこにオリが耳をつんざく破壊の音波を響かせて追い討ちを掛け、ユキメノコを戦闘不能にする。
「戻れ、ユキメノコ」
チェレンはユキメノコをボールに戻す。
そして
「残念、またハズレだ。これで僕の勝ちだよ」
チェレンは勝利宣言をしてきた。
「僕の切り札はこのカモナイツだ。今から使う技はダブル、トリプルバトル専用の技——まあシングルバトルでも使えるけど——で、味方がいない時にしか使えないんだ」
言ってチェレンは、カモナイツに指示を出す。

「カモナイツ、一騎討ち!」

その瞬間、カモナイツとランにだけ、スポットが浴びるような感覚がした。
カモナイツはネギを交差させてランに斬り掛かり、ランは勢いよく前蹴りを繰り出す。
果たして倒れたのは——
「ラン!?」
ランだった。
そしてオリとキーは、仲間がやられたというのに、身動き一つしない。いや、出来ないという感じだ。
「一騎討ちは名前の通り、指定されたポケモンと一騎討ちで戦う技だ。この技が使用されている時は、他のポケモンは手を出す事を許されない」
確かにその効果は、シャンソンの戦術——演奏ポケモン三体によるチームワークを崩すのにうってつけだった。
「君はどうやらトリプルバトルが得意なようだけど、その分シングルは不得意だろう? だからこれで一気に決めさせてもらうよ。カモナイツ、一騎討ち!」
「うぅ、キー、催眠波動!」
キーはキーボードを弾いて催眠作用のある波動を放つが、それよりも早くカモナイツの二刀ネギがキーを切り裂いていた。
「これで終わりだ!一騎討ち!」
「オリ、ベルカント!」
オリは美しい歌声を響かせ、カモナイツを攻撃。しかしカモナイツはその音よりも速いスピードでオリの体を切り裂き、戦闘不能にする。
チェレンvsシャンソンの戦いは、ルールにとらわれず戦った、チェレンの勝利だった。



今回も前回のようにイリスとフォレスのバトルが書けませんでしたが、今回に限っては故意だったりするので、後悔とかはありません。今回は新しい技、一騎討ちが出て来ました。ダブル、トリプルバトルでは味方ポケモンとの連携が大事ですが、この技はその連携を崩すような技です。では次回は、そろそろ本格的にイリスvsフォレス、をやろうと思います。その次はミキvsハンゾウで、区切りがついたらフレイ投入、って感じですかね?では、次回もお楽しみに。


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