二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ポケットモンスターBW 混濁の使者 ——完結——
- 日時: 2013/04/14 15:29
- 名前: 白黒 ◆QpSaO9ekaY (ID: H6B.1Ttr)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=21394
今作品は前作である『ポケットモンスターBW 真実と理想の英雄』の続きです。時間としては前作の一年後となっておりまして、舞台はイッシュの東側がメインとなります。なお、前作は原作通りの進行でしたが、今作は原作でいうクリア後なので、オリジナリティを重視しようと思います。
今作品ではイッシュ以外のポケモンも登場し、また非公式のポケモンも登場します。
参照をクリックすれば前作に飛びます。
では、英雄達の新しい冒険が始まります……
皆様にお知らせです。
以前企画した本小説の人気投票の集計が終わったので、早速発表したいと思います。
投票結果は、
総合部門>>819
味方サイド部門>>820
プラズマ団部門>>821
ポケモン部門>>822
となっています。
皆様、投票ありがとうございました。残り僅かですが、これからも本小説をよろしくお願いします。
登場人物紹介等
味方side>>28
敵対side>>29
PDOside>>51
他軍勢side>>52
オリ技>>30
用語集>>624
目次
プロローグ
>>1
第一幕 旅路
>>8 >>11 >>15 >>17
第二幕 帰還
>>18 >>22 >>23 >>24 >>25 >>26 >>27
第三幕 組織
>>32 >>36 >>39 >>40 >>42 >>43 >>46 >>49 >>50 >>55 >>56 >>59 >>60
第四幕 勝負
>>61 >>62 >>66 >>67 >>68 >>69 >>70 >>72 >>76 >>77 >>78 >>79 >>80
第五幕 迷宮
>>81 >>82 >>83 >>86 >>87 >>88 >>89 >>90 >>92 >>93 >>95 >>97 >>100 >>101
第六幕 師弟
>>102 >>103 >>106 >>107 >>110 >>111 >>114 >>116 >>121 >>123 >>124 >>125 >>126 >>129
第七幕 攻防
>>131 >>135 >>136 >>139 >>143 >>144 >>149 >>151 >>152 >>153 >>154 >>155 >>157 >>158 >>159 >>161 >>164 >>165 >>168 >>169 >>170 >>171
第八幕 本気
>>174 >>177 >>178 >>180 >>184 >>185 >>188 >>189 >>190 >>191 >>194 >>195 >>196 >>197 >>204 >>205 >>206 >>207 >>211 >>213 >>219 >>223 >>225 >>228
第九幕 感情
>>229 >>233 >>234 >>239 >>244 >>247 >>252 >>256 >>259 >>262 >>263 >>264 >>265 >>266 >>269 >>270 >>281 >>284 >>289 >>290 >>291 >>292 >>293 >>296 >>298
第十幕 強襲
>>302 >>304 >>306 >>307 >>311 >>316 >>319 >>320 >>321 >>324 >>325 >>326 >>328 >>329 >>332 >>334 >>336 >>338 >>340 >>341 >>342 >>343 >>344 >>345 >>346
弟十一幕 奪還
>>348 >>353 >>354 >>357 >>358 >>359 >>360 >>361 >>362 >>363 >>364 >>367 >>368 >>369 >>370 >>371 >>372 >>376 >>377 >>378 >>379 >>380 >>381 >>382 >>383 >>391 >>393 >>394 >>397 >>398 >>399 >>400
第十二幕 救世
>>401 >>402 >>403 >>404 >>405 >>406 >>407 >>408 >>409 >>410 >>412 >>413 >>414 >>417 >>418 >>419 >>420 >>421 >>422 >>433 >>436 >>439 >>440 >>441 >>442 >>443 >>444 >>445 >>446 >>447 >>450 >>451 >>452 >>453 >>454
第十三幕 救出
>>458 >>461 >>462 >>465 >>466 >>467 >>468 >>469 >>472 >>473 >>474 >>480 >>481 >>484 >>490 >>491 >>494 >>498 >>499 >>500 >>501 >>502
第十四幕 挑戦
>>506 >>511 >>513 >>514 >>517 >>520 >>523 >>524 >>525 >>526 >>527 >>528 >>529 >>534 >>535 >>536 >>540 >>541 >>542 >>545 >>548 >>549 >>550 >>551 >>552 >>553 >>556 >>560 >>561 >>562 >>563 >>564 >>565 >>568
第十五幕 依存
>>569 >>572 >>575 >>576 >>577 >>578 >>585 >>587 >>590 >>593 >>597 >>598 >>599 >>600 >>603 >>604 >>609 >>610 >>611 >>614 >>618 >>619 >>623 >>626 >>628 >>629 >>632 >>638 >>642 >>645 >>648 >>649 >>654
>>657 >>658 >>659 >>662 >>663 >>664 >>665 >>666 >>667 >>668 >>671 >>672 >>673 >>676 >>679 >>680 >>683 >>684 >>685 >>690 >>691 >>695
第十六幕 錯綜
一節 英雄
>>696 >>697 >>698 >>699 >>700 >>703 >>704 >>705 >>706 >>707 >>710 >>711
二節 苦難
>>716 >>719 >>720 >>723
三節 忠義
>>728 >>731 >>732 >>733
四節 思慕
>>734 >>735 >>736 >>739
五節 探究
>>742 >>743 >>744 >>747 >>748
六節 継承
>>749 >>750 >>753 >>754 >>755
七節 浮上
>>756
第十七幕 決戦
零節 都市
>>759 >>760 >>761 >>762
一節 毒邪
>>765 >>775 >>781 >>787
二節 焦炎
>>766 >>776 >>782 >>784 >>791 >>794 >>799 >>806
三節 森樹
>>767 >>777 >>783 >>785 >>793 >>807
四節 氷霧
>>768 >>778 >>786 >>790 >>792 >>800 >>808
五節 聖電
>>769 >>779 >>795 >>801 >>804 >>809
六節 神龍
>>772 >>798 >>811
七節 地縛
>>773 >>780 >>805 >>810 >>813 >>814 >>817
八節 黒幕
>>774 >>812 >>818
最終幕 混濁
>>826 >>827 >>828 >>832 >>833 >>834 >>835 >>836 >>837 >>838 >>839 >>840 >>841 >>842 >>845 >>846 >>847 >>849 >>850 >>851
エピローグ
>>851
2012年冬の小説大会金賞受賞人気投票記念番外
『夢のドリームマッチ ver混濁 イリスvsリオvsフレイ 三者同時バトル』>>825
あとがき
>>852
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171
- Re: ポケットモンスターBW 混濁の使者 ( No.464 )
- 日時: 2011/11/13 21:17
- 名前: 白黒 ◆KI8qrx8iDI (ID: GSdZuDdd)
- 参照: http://www40.atwiki.jp/altair0/pages/308.html
プッツンプリンさん
一応スワンナがフウロの手持ちの中で一番レベルが高いですから。
恐らくはスワンナが切り札だと思われます。
設定変更は構いませんけど、まだツユサもウズメも、以前の変更から一回も登場してないのですが……まあ、本人がいいならいい、のでしょうか……?
ともあれ、承りました。
- Re: 370章 イリスvsハチク ( No.465 )
- 日時: 2011/11/14 21:27
- 名前: 白黒 ◆KI8qrx8iDI (ID: GSdZuDdd)
- 参照: http://www40.atwiki.jp/altair0/pages/308.html
セッカシティ、セッカジム。
ジムリーダーは氷タイプ使い、ハチクだ。
「使用ポケモンは三体、入れ替えは自由。先に全てのポケモンが戦闘不能となった方の負け……で、良いか?」
「はい、かまいません」
イリスはハチクの提示するルールを了承。バトルが開始される。
「ではまず、私から行こう。大雪樹氷、ユキノオー!」
ハチクの一番手は、樹氷ポケモンのユキノオー。
分類通り手足に顔と、人型の樹氷のようなポケモンだ。
そして
「……? 氷……?」
イリスは空から降り注ぐ氷の粒に、目を細める。
「これはユキノオーの特性、雪降らし。天候を変化させる特性は数あれど、雪降らし……即ち天候を霰に変化させることができるのは、ユキノオーをおいて他にいない」
ハチクはそんな事を言うが、正直イリスは話半分に聞いていた。
「ま、天候が変わっても大差はない。あっても覆せば済む話……よし、出て来いディザソル!」
イリスが繰り出すのはディザソル。攻撃用の炎技を覚えている唯一のポケモン。そして炎技は、草と氷タイプのユキノオーにはかなり有効だ。
「さて、それじゃあ一気に行くか。ディザソル、怒りの炎!」
ディザソルは怒り狂ったような憤怒の炎を出現させ、ユキノオーへと放つ。
「ユキノオー、吹雪」
しかしユキノオーは霰も相まって強力な吹雪を吹き荒ばせ、怒りの炎にぶつける。吹雪の勢いは凄まじく、タイプ一致でもないディザソルの炎は簡単に掻き消され、ディザソルに届く。
「ぐっ、ディザソル!」
ディザソルは吹雪に吹っ飛ばされるが、なんとか体勢を立て直して着地。
「ウッドハンマー!」
そこにユキノオーは、大きな拳を握りって接近してくる。
振り下ろされた拳は簡単に避けられる。ユキノオー自体の素早さが低いので、ディザソルは簡単に見切った。
「もう一度怒りの炎!」
ディザソルは再度、怒りの炎を放つが
「吹雪だ!」
ユキノオーも炎が迫ると同時に吹雪を放ち、憤怒の炎を消し飛ばしてディザソルを攻撃。
これで分かった。真正面からの怒りの炎は、ユキノオーには通じない。
「だったら少しずつ削り取ってやる……ディザソル、辻斬り!」
ディザソルはユキノオーに素早く接近し、樹氷のような体の各所を切り裂く。
だがユキノオーは堪えた風もなく、平然としている。
「残念だが、ユキノオーは防御の高いポケモン。効果抜群の技でないと、そう効果的なダメージは与えられまい。ユキノオー、ウッドハンマー!」
雪のーが振り下ろす樹木の鉄槌を、ディザソルは大きく跳び退って回避する。
「攻めの手は止めんぞ、気合球!」
ユキノオーは遠距離から気合を凝縮した球を放つ。ディザソルは横に体をずらし、その攻撃をかわす。
「地震だ!」
ユキノオーは間髪入れず、今度は激しく地面を揺さぶって衝撃波を放ってくる。
「かわして神速だ!」
ディザソルはその衝撃を跳躍してかわし、そのまま神の如き速度でユキノオーの体に激突する。
体格差もあり、当然のことながらユキノオーはビクともしない。
「ウッドハンマー!」
ユキノオーはtッ対を振り下ろしてディザソルを引き剥がす。
「くっ、やっぱり普通の攻撃は通じないか……」
恐らく怒りの炎を当てれさえすれば、ユキノオーは倒れる。流石にそこまで耐久力は高くないだろう。
なら問題は、どう当てるかだ。
普通に当てようとすれば吹雪で掻き消されてしまう。接近しながらではウッドハンマーが邪魔。かといって遠くからちまちまとやろうとすれば、気合球が飛び地震が迫る。
「立ち止まっていて良いのか? 地震!」
イリスが思考を巡らせる中、ユキノオーは無慈悲にも攻撃を繰り出す。
「とりあえずはやるっきゃないか……ディザソル、かわしてツヴァイテール!」
ディザソルは跳躍して地震を回避し、硬化させた刃のような二枚の尻尾をユキノオーに叩きつける。
ツヴァイテールは鋼技なので効果抜群。大ダメージとはいえないが、そこそこ効いているようだ。しかし
「ウッドハンマーだ!」
ユキノオーは怯む事無く樹木の拳を振り回す。ディザソルは咄嗟に後ろに身を引くが間に合わず、拳はディザソルの体を掠め、ディザソルは吹っ飛ぶ。
「ディザソル!」
ディザソルは地面を擦りながら転がるが、ある程度勢いが弱まるとすぐさま起立し、体勢を整える。
「逃がさんぞ、気合球!」
だがユキノオーはディザソルを休ませる事は無く、気合を凝縮した球を放って攻撃を続ける。
「辻斬り!」
ディザソルは向かって来る球体に突っ込み、漆黒の二枚の刃で切り裂き、そのままユキノオーへ突進。
「神速だ!」
突進の途中、ディザソルは一気に速度を上げ、神がかったスピードでユキノオーに激突する。
「効かぬ、ウッドハンマー!」
ハチクの言う通りユキノオーはディザソルの激突程度では全く堪えず、樹木の拳を振り下ろしてディザソルを遠ざけた。
「吹雪!」
そしてユキノオーは雪降らしによる霰で規模が大きくなった吹雪を吹き荒ぶ。
客観的に見ればディザソルはただ追撃を受けるだけのように見えるが、しかしイリスはこの時、勝機を見出していた。
(……ここだ!)
ユキノオーはバトル開始から、ディザソルへの攻撃目的だけで吹雪を使用したことが一度もない。どんな時でも怒りの炎に対する対抗策として使用し、その余波でディザソルはダメージを受けているだけだ。
だがここに来てハチクは勝負を急いだのか、攻撃範囲が広く威力も高い吹雪を放ってきた。
これはディザソルにとって好都合な事だ。なにせディザソルは回避に特化している。いくら威力が高かろうが範囲が広かろうが、それは避ければ済む話だ。
そして攻撃を避けた後は、吹雪を放って隙だらけのユキノオーを燃やせばいいだけ。
「ディザソル、かわせ!」
ディザソルは刃のような二又の尻尾をバネのように使って天井付近まで一気に跳躍し、吹雪を回避する。
ここからなら、ユキノオーを狙い放題だ。
「っ……しまった!」
ハチクは己の失態に気付いたようだが、もう遅い。
「怒りの炎!」
ディザソルは怒り狂ったように燃え盛る憤怒の炎を出現させ、手遅れながらも吹雪を止めたユキノオーの体を包み込む。
ユキノオーは怒れる業火に燃やし尽くされてしまい、全身黒焦げになってその場に倒れた。
「戦闘不能か……戻れ、ユキノオー」
ハチクはすぐに冷静さを取り戻し、慌てず騒がずユキノオーをボールに戻す。
「ふむ、やはり以前より遥かに強くなっているな」
そう呟き、ハチクは次のボールを手に取った。
今回は再戦シリーズその七、対ハチク戦です。ハチクの一番手は雪降らしで有名(かどうかは知らない)ユキノオーです。まあ雪降らしの特性は進化前であるユキカブリも持っているんですけどね。ちなみにベガでのユキノオーの特性は雪降らしではなく、厚い脂肪か防音になっているようです。防音はともかく、あの樹氷の体のどこに脂肪があるのやら。不思議です。では次回も再戦シリーズ、対ハチク戦です。お楽しみに。
- Re: 371章 零下 ( No.466 )
- 日時: 2011/11/15 00:52
- 名前: 白黒 ◆KI8qrx8iDI (ID: GSdZuDdd)
- 参照: http://www40.atwiki.jp/altair0/pages/308.html
「では行くぞ。氷河海獣、トドゼルガ!」
ハチクの二番手は、巨大な水色のトドのようなポケモン。氷割りポケモンと分類されており、口から伸びる巨大な二本の牙がその所以だろう。
「こりゃまたごっついのが出ましたね。でもそのくらいじゃ怯んだりはしませんよ。ディザソル、神速!」
ディザソルは神の如き速度でトドゼルガに突撃する。
だがトドゼルガの耐久力もユキノオーの負けず劣らず高く、ビクともしない。
「トドゼルガ、絶対零度!」
そして次の瞬間、ディザソルの周囲がピキピキと凍り始める。
「……っ、これははやばい……ディザソル、退け!」
直感で危険を察知したイリスはそう叫び、ディザソルもそれに応じて大きく跳び退った。
「絶対零度は一撃必殺の技。それをこんな序盤から使ってくるなんて……!」
イリスもハチクとのバトルは二回目で、さらに今まで色々なトレーナーと戦ってきたが、いきなり一撃必殺技を使うような者はいなかった。そのためか、驚きを隠しきれない。
「絶対零度だけではないぞ。トドゼルガ、地割れだ!」
次のトドゼルガは二本の牙を地面に勢いよく突き刺し、地面をかち割った。そうしてできた大地の裂け目は、ディザソルに迫っていく。
「ディザソル、絶対に当たるなよ!」
ディザソルは前進するように斜め前に跳んで地割れを回避。当たれば即戦闘不能だ。絶対に避けなくてはならない。
「一撃必殺の技を二つも覚えさせるか、普通……?」
イリスは愚痴るようにそう零すが、すぐに頭を切り替える。
「ディザソル、辻斬り!」
ディザソルは一瞬でトドゼルガに接近すると、その水色の巨体を漆黒の刃で切り裂く。
「トドゼルガ、絶対零度!」
だがやはりトドゼルガは余裕で耐え、一撃必殺の絶対零度を放つ。
これだけは絶対に当たれないので、ディザソルは後ろに跳んでかわすが
「波乗りだ!」
そこに大波が押し寄せてディザソルを押し流す。波が引くと、そこにはディザソルの倒れた姿。しかしまだ戦闘不能ではないようだ。
「くっ、ディザソル、怒りの——」
「シグナルビーム!」
ディザソルが憤怒の炎を放つ前に、トドゼルガのカラフルな光線が発射され、ディザソルは吹っ飛ばされた。
「ディザソル!」
流石のディザソルも効果抜群の技には耐え切れなかったようで、目を回して戦闘不能となっていた。
「戻れディザソル、よくやった」
イリスは労いながらディザソルをボールに戻し、次のボールを構える。
「そのトドゼルガは、一撃必殺の技で相手の動揺を誘い、その隙に通常攻撃を叩き込むスタイルと見ました。それならこっちは、素早さ重視で攻め立てますよ。出て来い、リーテイル!」
イリスの二番手は草・飛行タイプのリーテイル。相性が悪いように見えるが、氷技は絶対零度だけなので、元から喰らう気はない。
「行くぞリーテイル、エアスラッシュ!」
リーテイルは背中の葉っぱを羽ばたかせ、空気の刃を無数に飛ばし、トドゼルガを切り刻む。
「むぅ、トドゼルガ、シグナルビーム!」
トドゼルガはカラフルな光線を発射するが、そんな単発攻撃はリーテイルには当たらない。
「それに、もう一つの一撃必殺、地割れは地面技だからリーテイルには効かない。それだけで随分トドゼルガの動きを制限できます。リーテイル、リーフブレード!」
リーテイルは一気にトドゼルガに接近すると、鋭い葉っぱを振ってその巨体を切り裂く。
流石に効果抜群の技は通用するのか、トドゼルガは呻く。
「トドゼルガ、絶対零度!」
「リーテイル、深追いはするな。一旦退け!」
リーテイルは絶対零度で凍りつく空気から飛び出し、凍死を免れる。
「ドラゴンビート!」
リーテイルは大きく息を吸い込み、次の瞬間、龍の鼓動のような音波を咆哮のように口から放つ。
あまりの凄まじい音波にトドゼルガは、吹っ飛びこそしなかったが大きく後退した。
「なんて威力……しかし、トドゼルガも負けてはいない。波乗りだ!」
トドゼルガは大きく吠えると、どこからともなく大波を呼び寄せ、リーテイルを押し流さんとする。
「ロイヤルバーンで吹き飛ばせ!」
だがリーテイルは至極冷静で、迫り来る大波に自然の爆発によって生じた衝撃波をぶつけ、波に穴を開けてそこから脱出。
「もう一発ロイヤルバーン!」
そしてそのままトドゼルガに接近し、間近で爆発を起こして攻撃する。
「リーフブレード!」
「そう何度も喰らうわけにはいかんな。絶対零度!」
リーテイルは鋭い尻尾の葉っぱを振りかぶるが、周りの大気が凍りつくのを感じ、すぐさま身を引く。
「危ない危ない……何度もどころか、こっちは一発だって喰らえないっていうのに。リーテイル、ドラゴンビート!」
リーテイルは龍の鼓動のような音波を咆哮として放つ。
「トドゼルガ、波乗り!」
トドゼルガは大波を起こして音波にぶつけ、音波を相殺。
「シグナルビーム!」
そこにシグナルビームが発射され、リーテイルは直撃を受けた。
「くっ、リーテイル!」
リーテイルは吹っ飛ばされるも空中で体勢を立て直し、着地。
もう一押しでトドゼルガは倒せる。そのくらいまで体力は減っているだろうが、しかしその一押しが押せない。
イリスはなるべく考えないようにしているが、しかしそれでも頭の片隅に、絶対零度を喰らって倒れるビジョンが見えてしまうのだ。それがここに来て、踏み出せるはずの一歩を押し止める。
「くっ……」
そんな葛藤を抱くイリスにリーテイルはふと振り返る。
そして、頷いた。
「リーテイル……分かった」
そんな数秒程度のやり取りでイリスは決心し、リーテイルに指示を出す。
「リーテイル、リーフブレード!」
リーテイルは尻尾の葉っぱだけでなく、背中の葉っぱも、両手の爪をも構え、トドゼルガに飛び掛かった。
「トドゼルガ、絶対零度!」
トドゼルガは襲い来るリーテイルに対し、空気中を凍りつかせ、全てを氷結させる零下273℃の世界を創り出す。
だがその程度ではもうリーテイルは止まらない。リーテイルは尻尾、背中、爪の刃を全て駆使し、トドゼルガをあらん限り切り刻む。
「トドゼルガ!」
その無数の斬撃を浴びたトドゼルガは、遂に戦闘不能となったが
「よくやった、リーテイル……」
リーテイルも止まらなかった絶対零度に凍りつき、戦闘不能となった。
「ふむ、引き分けか。では次で決着となろうな」
「ええ、そうですね」
ハチクとイリスはそれぞれポケモンをボールに戻す。
そして、次のボールを構えた。
今回は前回の続き、対ハチク戦その二です。ハチクの二番手はトドゼルガなのですが、正直自分で書いて思いました。こんなに一撃必殺の技を連続使用するポケモンなんているのか?と。いやだって絶対零度に地割れと二つも一撃必殺技覚えているんですよ。まあ一応、一撃必殺の技で相手を牽制し、そこに普通の技を繰り出して体力を削るのがこのトドゼルガの戦法なんですけどね。さて文字数もそろそろ限界なので、あとがきはこの辺で。次回はハチク戦決着です。お楽しみに。
- Re: 372章 破片 ( No.467 )
- 日時: 2011/11/15 23:37
- 名前: 白黒 ◆KI8qrx8iDI (ID: GSdZuDdd)
- 参照: http://www40.atwiki.jp/altair0/pages/308.html
「これで最後だ。氷雪猛獣、ツンベアー!」
「頼んだ、チラチーノ!」
ハチクの最後のポケモンは、強靭な体を持つ白熊のようなポケモン。凍結ポケモンのツンベアー。
そしてイリスのポケモンは、ノーマルタイプのチラチーノだ。
「こっちか行くぞ。チラチーノ、バグノイズ!」
チラチーノは大きく息を吸い込むと、次の瞬間、狂ったような大音量の大声を放つ。
「むぅ……!」
あまりの音量に空気は激しく振動し、ツンベアーにも効いているのが分かる。
「よし、このまま行くぞ。十万ボルト!」
次のチラチーノは高電圧の強力な電撃を放つ。
「ツンベアー、氷柱落とし!」
しかしツンベアーは虚空よりいくつもの巨大な氷柱を落とし、それを盾として十万ボルトを防ぐ。
「気合パンチだ!」
そして目の前の氷柱を、力の限り思い切り殴る。そんな事をすれば当然、氷柱は粉砕される。
そして粉砕された氷柱——鋭い氷の破片が、チラチーノに襲い掛かった。
「なにっ……チラチーノ!」
突然だったのでチラチーノは反応が遅れ、氷の破片に体の各所を切り裂かれた。氷を砕いただけなので、ダメージが少ないのが幸いか。
「チラチーノ、奮い立てる!」
チラチーノは自身を鼓舞し、奮い立たせて攻撃能力を高める。
「スイープビンタ!」
そして尻尾を硬化させ、ツンベアーに飛び掛かるが
「ふむ。ツンベアー、ストーンエッジ!」
ツンベアーは地面から鋭く尖った岩を真上に向けて無数に飛ばし、飛び掛かって尻尾を叩きつける寸前だったチラチーノ突き刺した。
「辻斬り!」
さらにチラチーノの脇をサッと通り過ぎたかと思ったら、その間際に鋭い爪でチラチーノを切り裂く。
「チラチーノ、大丈夫か!?」
チラチーノは思わぬ連続攻撃に大ダメージを受けるが、特殊な脂でコーティングされた白い体毛が、ダメージを幾分流してくれたようで、まだ戦える。
「よし、十万ボルト!」
「氷柱落とし!」
チラチーノは強力な電撃を放つも、虚空より落下した氷柱に防がれてしまう。
「粉砕せよ、気合パンチ!」
ツンベアーは気合を込めた拳を突き出して目の前の氷柱を粉砕。粉砕された氷の破片は、チラチーノへと飛んでいく。
「バグノイズ!」
チラチーノは襲い来る氷の破片を音の振動で粉砕しようとしたが、バグノイズは攻撃前に大きく息を吸い込む予備動作がある。そのため攻撃するよりも早く氷の破片がチラチーノを襲った。
「思いの外、砕かれた破片というものは速いだろう? ツンベアー、ストーンエッジ!」
ツンベアーは自分の周囲に鋭く尖った岩を無数に浮かべ、それらを一斉にチラチーノへと飛ばす。
「叩き落せ、スイープビンタ!」
チラチーノは自分に向かって来る岩だけを見極めると、その岩を全て、硬化させた尻尾で叩き落す。
「バグノイズ!」
そして大きく息を吸い込み、狂乱的な大音量の声を放つが
「無駄だ、氷柱落とし!」
ツンベアーが虚空より落とした氷柱で、バグノイズもシャットアウト。
だが十万ボルトよりは効果があったのか、少しひびが入っている。
「気合パンチ!」
ツンベアーは三度気合の拳を突き出して氷柱を砕き、その破片をチラチーノに飛ばす。
「落とせる奴だけ落とせ!スイープビンタ!」
チラチーノは尻尾を硬化させ、襲い来る氷の破片を、叩き落とせるだけ叩き落す。そのため、ダメージも今までで極少量だ。
「ツンベアー、辻斬り!」
ここに来てツンベアーは攻める気になったのか、四つん這いになりチラチーノへと駆ける。
「スイープビンタで迎え撃て!」
チラチーノは硬化させた尻尾でツンベアーの体を滅多打ちにするが、七発目がヒットした辺りでツンベアーの爪がチラチーノの急所を捉え、切り裂いた。
「もう一度辻斬り!」
ツンベアーはチラチーノの背後に回り、脇を通り過ぎてその間際に再度急所を切り裂く。
「チラチーノ!」
チラチーノは元々相手の攻撃を避けながら攻めるトリックスター。なので防御力は低く、体力もかなり減ってきている。
「くっ、もう迂闊に前に出て攻められないな……」
かといって遠距離からの攻撃はツンベアーの氷柱落としに防がれ、しかもその後、飛び散る氷の破片を喰らう。さらに言えば、最悪そのままツンベアーが突っ込んで来て接近戦になる可能性もある。接近戦、肉弾戦になれば、強靭な肉体を持つツンベアーの方が有利になり、攻め落とされる恐れもある。
「どうする、どうすれば……」
イリスは現状を打破するための策を考えるが、ハチクはそんなことを考慮してはくれない。
「ツンベアー、ストーンエッジだ!」
「くっそ、チラチーノ、スイープビンタで叩き落せ!」
チラチーノは飛来する尖った岩を硬化させた尻尾で叩き落していく。
その際に、砕かれた岩の破片が散った。
(破片……。……そうだ!)
そしてイリスは思いついた。この状況の打開策を。
「チラチーノ、奮い立てる!」
その作戦を実行するためには、まず攻撃力が必要。なのでチラチーノはただひたすら、自らの攻撃能力を高める。
「何を考えているかは知らぬが、そろそろ幕は下りる。ストーンエッジ!」
「バグノイズ!」
ツンベアーが尖った岩を発射するのとほぼ同時に、チラチーノは大きく息を吸い込んで、狂乱的な大音量の声を放つ。
音と言えど、奮い立てるで強化された音だ。飛来する岩を難なく粉砕し、ツンベアーに迫るが
「氷柱落とし!」
ツンベアーは虚空よりいくつもの氷柱を落下させて壁を作り、バグノイズを防御する。
「どのような攻撃が来ようとも無駄だ。我がツンベアーの氷柱を砕くのは、我がツンベアーの拳だけ——」
ペキペキッ
と、氷柱からそんな音が、バグノイズとともに聞こえてくる。
「!? まさか……!」
そう、そのまさかだ。
バグノイズは氷柱の盾を粉砕し、氷の破片をツンベアーへと飛ばした。
「これで幕引きだ。チラチーノ、スイープビンタ!」
氷の破片を喰らって怯んだツンベアーに急接近したチラチーノは、硬化させた尻尾をツンベアーの体に何度も何度も叩きつける。
「ツンベアー!」
そして尻尾の乱打を受けたツンベアーは、全身に殴打の痕を残し、崩れ落ちた。
今回はイリスvsハチク、決着でした。今までスランプ気味で執筆意欲が萎えてしまい、更新が停滞していた白黒ですが、脱スランプ。即ちスランプから脱け出せたっぽいです。いや、アニメって凄いですね。最近ポケモンのアニメはあまり観ていなかったんですけど、久々に見たらインスピレーションを得て、スランプから脱せました。最近のポケモンは、結果は王道ですけどそれまでの過程がそこそこ凝っていて面白いです。ニーズでしょうか?では次回は再戦シリーズ、ジムリーダー編最後、ソウリュウジムとなります。どのようなバトルになるかは、次回をお楽しみに。
- Re: 373章 イリスvsシャガ&アイリス ( No.468 )
- 日時: 2011/11/17 00:20
- 名前: 白黒 ◆KI8qrx8iDI (ID: GSdZuDdd)
- 参照: http://www40.atwiki.jp/altair0/pages/308.html
ソウリュウシティ、ソウリュウジム。
この街のジムリーダーは、ドラゴンタイプ使いのシャガなのだが
「あたしもバトルしたい!したい!したい!」
とシャガの孫であるアイリスがせがんだため、ソウリュウジム再戦は特殊な方式で行われる事となった。
即ち、ダブルバトル。
イリスは二体のポケモンを使用し、相手はシャガとアイリスのタッグだ。
「よいのか、イリス」
「別に構いませんよ。ダブルバトルはあっまりやったことないですし、経験を積むのも大事ですから」
使用ポケモンはイリスが二体、シャガとアイリスが一体ずつ。
というわけで、バトル開始。
「さあ行け、オノノクス!」
「出て来て、オノノクス!」
シャガとアイリスのポケモンは、どちらも顎斧ポケモンのオノノクスだった。
「アイリスちゃんのキバゴは進化したか……相手がシャガさんならまずはこいつ。もう一体は、こいつだな」
イリスは繰り出すのポケモンを二体決めると、両手にそれぞれのボールを持ち、構える。
「よし。出て来い、ダイケンキ!リーテイル!」
イリスが繰り出すのは、初代エース、ダイケンキ。と、二代目エース、リーテイルだ。
「まずはこっちから。リーテイル、リーフブレード!ダイケンキ、シェルブレード!」
リーテイルは鋭い尻尾の刃を構えてアイリスのオノノクス(以下オノノクスA)に、ダイケンキはアシガタナを抜刀してシャガのオノノクス(以下オノノクスS)に突っ込む。
「オノノクス、ドラゴンクローで迎え撃って!」
「オノノクス、アイアンテールで弾き飛ばせ!」
オノノクスAはリーテイルの尻尾の斬撃を龍の力が込められた爪で受け、反撃にとリーテイルの体に一撃入れる。
オノノクスSは鋼鉄の如く硬化させた尻尾を振り、アシガタナを弾き飛ばす。
「シャドークローだ!」
そしてオノノクスSは爪に影を纏わせ、ダイケンキを引き裂く。
「くっ、メガホーン!」
ダイケンキも負けじと角を突き出してオノノクスSに突き刺す。
「オノノクス、辻斬り!」
イリスがダイケンキの方へと注意が逸れている隙に、オノノクスAはリーテイルの急所を切り裂く。
「くっそ、こっちもか。リーテイル、ロイヤルバーンだ!」
リーテイルは自然の力を爆発させ、衝撃波を放つが、オノノクスAの動きは異常なほど機敏で、サッとその衝撃波をかわしてしまう。
「残念だけど、キバゴの時に培った素早さは健在だよ。オノノクス、シザークロス!」
「リーフブレード!」
オノノクスAが両手の爪を交差させながら振り下ろすが、リーテイルは背中の葉っぱを巧みに操って受け止める。
「リーテイル、少しの間そのまま保っていてくれ。ダイケンキ、シェルブレードだ!」
リーテイルとオノノクスAはしばらく鍔迫り合いをさせておき、今度はダイケンキの方へと移る。
ダイケンキは弾かれたアシガタナを回収すると、それに水のエネルギーを纏わせ、オノノクスSに斬り掛かる。
「オノノクス、シャドークロー!」
オノノクスSは振り下ろされる刀を影の爪で絡め取り、グイッとダイケンキに近づく。
「瓦割りだ!」
そしてダイケンキの小回りが利かないことをいいことに、大きく手刀を振り上げ、勢いよく振り下ろす。
ダイケンキは叩きつけられた手刀に呻き声をあげるも、すぐにオノノクスSを引き剥がす。
「こうなれば一気に大技で決める。ダイケンキ、吹雪だ!」
ダイケンキはどこからか猛烈な吹雪を吹き荒ばせる。吹雪は同時に複数体のポケモンを攻撃できる技だが、そうすると威力が低下してしまうのでオノノクスSだけを標的とした吹雪だ。
「そのような吹雪では、このオノノクスは怯まんぞ。逆鱗!」
オノノクスは大きな雄叫びをあげ、全身に激しく躍動するエネルギーを纏って、怒り狂ったようにダイケンキに突っ込む。
自らの体を凍てつかせる吹雪をも厭わず、一心不乱にダイケンキに接近し、そして、その体を殴打する。
いや、殴打と言うより、これはその連続。乱打だ。
「ダイケンキ!」
オノノクスが繰り出す怒涛の連続攻撃を浴びつつ、なんとかできる限りガードしているダイケンキだが、その体力は確実に減っている。
「やばいな……」
シャガのオノノクスの攻撃力は相当だ。ダイケンキがいつまで保つかは分からないが、もし耐えたとしても無事ではすまないだろう。
そして不幸は、まだ続く。
「オノノクス、燕返し!」
オノノクスAが遂にリーテイルとの拮抗状態を破り、リーテイルの体を顎の斧で切り裂いたのだ。
「こっちもやいばいかよ!リーテイル、とりあえず下がってエアスラッシュ!」
リーテイルは後ろに大きく後退し、背中の葉っぱを羽ばたかせて無数の空気の刃を飛ばすが
「逃がさないよ、辻斬り!」
オノノクスAはすぐにリーテイルとの距離を詰め、空気の刃に多少切り裂かれながらも、リーテイルの急所を狙って爪を振るう。
「シザークロス!」
「くぅ、リーテイル、ロイヤルバーン!」
オノノクスAが交差させた爪を振り下ろすより早くリーテイルは爆発を起こし、自然の衝撃波を放ってオノノクスを引き剥がす。距離はそんなに離れていないが、しかし攻撃しようものなら対処はできる程度の距離だ。
「やりづらい。というか、追いつかない、か……」
イリスは一人で戦っているが、相手は二人。イリスは同時にダイケンキとリーテイル、両方のバトル状況を見て、両方に指示を出さなければならないが、相手はそうではない。
これはイリスにとって、かなり重い枷となっている。
「オノノクス、逆鱗!」
オノノクスSが最後の一撃を叩き込み、ダイケンキは吹っ飛ばされた。
「オノノクス、ドラゴンクロー!」
オノノクスAが距離を詰めて龍の爪を振るい、リーテイルは辛うじてそれをかわす。
「これは、割とピンチだな……」
ソウリュウジム再戦、イリス対シャガ&アイリス。
イリスは予想以上に、苦戦を強いられる事となってしまった。
今回は再戦シリーズ最後、ソウリュウジムです。相手はシャガとアイリスのタッグ、イリスはバトルの処理に追われていてピンチです。このバトルをタッグにした理由は、色々ありますが、第一に最後だからです。やっぱり最後は華々しく決めるべきだろうという僕なりの考えです。他には初代エースと二代目エースを共演させたいとか、シャガとアイリスのバトルを纏めてしまおうという作者都合とか、そんなんです。にしても両方オノノクス使っていると不便ですね。いつか書いたノボリ&クダリのバトルを思い出します(あの時は+と-だった)。分かる人なら分かるでしょう。分からない人は前作をチェック。では次回は、かなり早いですですがソウリュウジム再戦、決着にしようと思います。次回もお楽しみに。
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