二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ポケットモンスターBW 混濁の使者 ——完結——
- 日時: 2013/04/14 15:29
- 名前: 白黒 ◆QpSaO9ekaY (ID: H6B.1Ttr)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=21394
今作品は前作である『ポケットモンスターBW 真実と理想の英雄』の続きです。時間としては前作の一年後となっておりまして、舞台はイッシュの東側がメインとなります。なお、前作は原作通りの進行でしたが、今作は原作でいうクリア後なので、オリジナリティを重視しようと思います。
今作品ではイッシュ以外のポケモンも登場し、また非公式のポケモンも登場します。
参照をクリックすれば前作に飛びます。
では、英雄達の新しい冒険が始まります……
皆様にお知らせです。
以前企画した本小説の人気投票の集計が終わったので、早速発表したいと思います。
投票結果は、
総合部門>>819
味方サイド部門>>820
プラズマ団部門>>821
ポケモン部門>>822
となっています。
皆様、投票ありがとうございました。残り僅かですが、これからも本小説をよろしくお願いします。
登場人物紹介等
味方side>>28
敵対side>>29
PDOside>>51
他軍勢side>>52
オリ技>>30
用語集>>624
目次
プロローグ
>>1
第一幕 旅路
>>8 >>11 >>15 >>17
第二幕 帰還
>>18 >>22 >>23 >>24 >>25 >>26 >>27
第三幕 組織
>>32 >>36 >>39 >>40 >>42 >>43 >>46 >>49 >>50 >>55 >>56 >>59 >>60
第四幕 勝負
>>61 >>62 >>66 >>67 >>68 >>69 >>70 >>72 >>76 >>77 >>78 >>79 >>80
第五幕 迷宮
>>81 >>82 >>83 >>86 >>87 >>88 >>89 >>90 >>92 >>93 >>95 >>97 >>100 >>101
第六幕 師弟
>>102 >>103 >>106 >>107 >>110 >>111 >>114 >>116 >>121 >>123 >>124 >>125 >>126 >>129
第七幕 攻防
>>131 >>135 >>136 >>139 >>143 >>144 >>149 >>151 >>152 >>153 >>154 >>155 >>157 >>158 >>159 >>161 >>164 >>165 >>168 >>169 >>170 >>171
第八幕 本気
>>174 >>177 >>178 >>180 >>184 >>185 >>188 >>189 >>190 >>191 >>194 >>195 >>196 >>197 >>204 >>205 >>206 >>207 >>211 >>213 >>219 >>223 >>225 >>228
第九幕 感情
>>229 >>233 >>234 >>239 >>244 >>247 >>252 >>256 >>259 >>262 >>263 >>264 >>265 >>266 >>269 >>270 >>281 >>284 >>289 >>290 >>291 >>292 >>293 >>296 >>298
第十幕 強襲
>>302 >>304 >>306 >>307 >>311 >>316 >>319 >>320 >>321 >>324 >>325 >>326 >>328 >>329 >>332 >>334 >>336 >>338 >>340 >>341 >>342 >>343 >>344 >>345 >>346
弟十一幕 奪還
>>348 >>353 >>354 >>357 >>358 >>359 >>360 >>361 >>362 >>363 >>364 >>367 >>368 >>369 >>370 >>371 >>372 >>376 >>377 >>378 >>379 >>380 >>381 >>382 >>383 >>391 >>393 >>394 >>397 >>398 >>399 >>400
第十二幕 救世
>>401 >>402 >>403 >>404 >>405 >>406 >>407 >>408 >>409 >>410 >>412 >>413 >>414 >>417 >>418 >>419 >>420 >>421 >>422 >>433 >>436 >>439 >>440 >>441 >>442 >>443 >>444 >>445 >>446 >>447 >>450 >>451 >>452 >>453 >>454
第十三幕 救出
>>458 >>461 >>462 >>465 >>466 >>467 >>468 >>469 >>472 >>473 >>474 >>480 >>481 >>484 >>490 >>491 >>494 >>498 >>499 >>500 >>501 >>502
第十四幕 挑戦
>>506 >>511 >>513 >>514 >>517 >>520 >>523 >>524 >>525 >>526 >>527 >>528 >>529 >>534 >>535 >>536 >>540 >>541 >>542 >>545 >>548 >>549 >>550 >>551 >>552 >>553 >>556 >>560 >>561 >>562 >>563 >>564 >>565 >>568
第十五幕 依存
>>569 >>572 >>575 >>576 >>577 >>578 >>585 >>587 >>590 >>593 >>597 >>598 >>599 >>600 >>603 >>604 >>609 >>610 >>611 >>614 >>618 >>619 >>623 >>626 >>628 >>629 >>632 >>638 >>642 >>645 >>648 >>649 >>654
>>657 >>658 >>659 >>662 >>663 >>664 >>665 >>666 >>667 >>668 >>671 >>672 >>673 >>676 >>679 >>680 >>683 >>684 >>685 >>690 >>691 >>695
第十六幕 錯綜
一節 英雄
>>696 >>697 >>698 >>699 >>700 >>703 >>704 >>705 >>706 >>707 >>710 >>711
二節 苦難
>>716 >>719 >>720 >>723
三節 忠義
>>728 >>731 >>732 >>733
四節 思慕
>>734 >>735 >>736 >>739
五節 探究
>>742 >>743 >>744 >>747 >>748
六節 継承
>>749 >>750 >>753 >>754 >>755
七節 浮上
>>756
第十七幕 決戦
零節 都市
>>759 >>760 >>761 >>762
一節 毒邪
>>765 >>775 >>781 >>787
二節 焦炎
>>766 >>776 >>782 >>784 >>791 >>794 >>799 >>806
三節 森樹
>>767 >>777 >>783 >>785 >>793 >>807
四節 氷霧
>>768 >>778 >>786 >>790 >>792 >>800 >>808
五節 聖電
>>769 >>779 >>795 >>801 >>804 >>809
六節 神龍
>>772 >>798 >>811
七節 地縛
>>773 >>780 >>805 >>810 >>813 >>814 >>817
八節 黒幕
>>774 >>812 >>818
最終幕 混濁
>>826 >>827 >>828 >>832 >>833 >>834 >>835 >>836 >>837 >>838 >>839 >>840 >>841 >>842 >>845 >>846 >>847 >>849 >>850 >>851
エピローグ
>>851
2012年冬の小説大会金賞受賞人気投票記念番外
『夢のドリームマッチ ver混濁 イリスvsリオvsフレイ 三者同時バトル』>>825
あとがき
>>852
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171
- Re: 25章 迷子 ( No.61 )
- 日時: 2011/08/02 10:32
- 名前: 白黒 ◆QpSaO9ekaY (ID: GSdZuDdd)
- 参照: http://www40.atwiki.jp/altair0/pages/308.html
カゴメタウン出たイリス、N、シザンサスの三人は、次の街、サザナミタウンへと向かうべく13番道路に来ていた。
13番道路は海沿いに砂浜や緑が広がる自然豊かな道路で、地形も入り組んでおり、迷うトレーナーがしばしば現れるとの事。
そしてイリス達一行も
「うん、ここどこだろうね」
「君に分かんないなら、僕だって分からないよ」
「参ったなぁ……この辺はアタシもほとんど来た事ないや……」
見事に迷っていた。
「とりあえずこの森さえ抜ける事ができればなんとかなると思うけど、それができないからな……」
イリスは呟き、何か閃く。
「そうだ。こういう時はこの森について知っているものに聞くべきだよ」
「この森について知っているものって……そんな都合よくいるもんじゃないと思うけど」
Nの言葉に、イリスは指を振りながら答える。
「人じゃなくてポケモンに聞くんだよ。N、君の力があればできる」
イリスは期待たっぷりにNに言うが、Nは首を横に振る。
「無理だ。僕の力はかなり弱まっていて、人と信頼し合っているポケモンじゃなきゃ話せないんだ」
Nの言葉を聞き、イリスはガックリと肩を落とす。
「そうなんだ……いい手だと思ったんだけどな……」
振り出しに戻り、三人は再度考え込む。
「…………。……あ」
そして今度はシザンサスが声を上げるが、何か閃いたという訳ではなく、単に何かを見つけたという感じだった。
「どうしました、シザンさん?」
「あれ」
シザンサスが指差す方向には、小さなポケモンがいた。
体は白、頭は黄緑、角は赤とはっきりと色が分かれているポケモンだ。
「気持ちポケモンのラルトス……エスパータイプか。あのポケモンがどうしました?」
「いや、ラルトスって滅多に人前に姿を現さないし……それにラルトスは人の気持ちを読み取るポケモン、そしてトレーナーには忠実なポケモン。だから、例えばあのポケモンを捕まえてこの森から出たいと思えば、出口まで案内してくれるんじゃないかな?」
それは名案だった。
「成程。流石シザンさんです」
「あはは、そんな事ないよ」
決まれば善は急げ。イリスはボール片手に、ラルトスに近寄る。
「イリス君、ラルトスは敵意があるとすぐに逃げ出すポケモンだから、気をつけてね」
その気をつけてはラルトスに対してだと理解しつつ、イリスはポケモンを出す。
出したポケモンはブイゼル。チョイスの理由は特にない。
「よし、行くぞブイゼル。凍える風!」
ブイゼルはラルトスにある程度近づくと、冷たく凍えるような風を吹き、ラルトスを攻撃。
ラルトスはそれでこちらの存在に気付き、ブイゼルと相対する。
攻撃してくるとイリスは思ったが、その瞬間ラルトスは消えた。
「!……逃げられたのか……?」
イリスはそう思ったが、違った。
「イリス、後だ!」
Nの声を聞き、イリスは咄嗟に後ろを向く。するとそこにはラルトスがいて、両手にはサイコエネルギーが凝縮されている。
そしてラルトスはそのエネルギーをブイゼルに放ち、攻撃。ブイゼルは吹き飛ばされるが、戦闘不能ではない。
「くっ、ブイゼル、アクアジェット!」
ブイゼルは水流を纏って突撃する。しかし向かった方向は太い木の幹で、ブイゼルはそこに激突する。
「ブイゼル!?」
ブイゼルの奇行にイリスは疑問符が浮かぶ。そしてブイゼルをよく見れば、目にノイズが入ったようになっていた。
「これは……」
イリスは気になって図鑑で調べる事にした。すると
≪サイコノイズ
特殊なサイコエネルギーを相手にぶつけて攻撃する技。そのエネルギー視覚に影響を及ぼし、目にノイズが入ったようになる≫
「サイコノイズ……目潰しみたいな、いや、目潰しより厄介だな……!」
イリスは呻くが、ラルトスはそんな事は気にせずに攻撃を仕掛けてくる。今度のは普通の念力だったが、目にノイズが入ったブイゼルでは避けられない。
「くっ、どうすれば……!」
イリスは考えるが、その間にもラルトスは攻撃してくる。
「ブイゼル、全方向に凍える風!」
ブイゼルは目が見えないなりにとにかく凍える風を放ち、ラルトスを攻撃する。しかしラルトスには当たらなかった。
「テレポートで上空に退避かよ……!」
ラルトスはまたも消え、今度はブイゼルの正面にまでテレポートし、炎の拳を叩きつける。
「炎のパンチ……攻撃もなかなかのものか」
ブイゼルはそのまま何もできずに攻撃を喰らい続ける。
(どうすればいい……。ブイゼルは今視覚が奪われている。そんな状態じゃ攻撃も回避もできない。回避はともかく、攻撃ができなきゃ捕まえる事もできない。どうする……)
イリスが思考をめぐらせていると、ラルトスは丁度ブイゼルに炎の拳を叩き込んだところだった。
そして、イリスは閃いた。
「ブイゼル、逃がすな!捕まえろ!」
ブイゼルは炎のパンチを喰らいつつもなんとか踏ん張って体勢を崩さず、ラルトスの腕を掴む。
「こうすれば逃げられないしどこにいるかも分かる。ブイゼル、水鉄砲!」
ブイゼルは至近距離から水鉄砲を発射して攻撃するが、ラルトスは腕を掴まれているので吹っ飛ばず、その場に崩れ落ちる。
「やっぱり防御は低いか、これなら捕まえられる。行け、モンスターボール!」
イリスはラルトスにボールを投げる。
ラルトスはボールに吸い込まれていき、ボールはカタカタと二、三度揺れる。そして最後にカチッという音がして、ラルトスは捕獲された。
「よっし!ラルトスゲット!」
イリスは早速捕まえたラルトスをボールからだし、森から出たいと念じる。
そして三人は、無事森から出ることができたのであった。
今回はイリスがラルトスをゲットしました。ベガではラルトスの進化系統って多いんですよね。まずラルトスからキルリア、キリギシア。キルリアからサーナイト、エルレイド。キルギシアからシルドールと、たぶんポケモンの中で最も複雑な進化形態ですよ。さて、イリスのラルトスはどれに進化するのでしょうか。ではでは、次回も13番道路。しかし今度は海辺です。では、お楽しみに。
- Re: 26章 負け ( No.62 )
- 日時: 2011/08/02 11:44
- 名前: 白黒 ◆QpSaO9ekaY (ID: GSdZuDdd)
- 参照: http://www40.atwiki.jp/altair0/pages/308.html
13番道路の森を抜けたイリス達は、サザナミタウンを目指し、浜辺を歩いていた。
そしてイリスは、何か風格と言うか、雰囲気の違う人を見つける。というか、格好からして目立つ。
まず顔の造形がかなり良い。格好良いというよりも美しい顔立ちの美青年だ。
そして服装。白い帽子を被り、白いマントを羽織っている。マントでその下の服やズボンは隠れていて見えない。
「…………」
イリスはその人の隣を素通りしようとした。正直あまり関わりたくなかったが、不意に声を掛けられる。
「君、ちょっといいか?」
…………。
「…………。……なんでしょうか?」
イリスは渋々、不承不承尋ね返す。妙な間があったが、気にしない。
「私はミクリという。君は?」
「……イリスです」
「……ミクリ?」
Nがミクリという名前に反応する。
「ミクリって、ホウエン地方のジムリーダーを勤め、チャンピオンに勝って昇格したという、あのミクリさんですか?」
やけに詳しいN。ホウエン地方を訪れたときにでも聞いたのだろうか。
「ああ、そうだ」
イリスはそれを聞いて、少し気が引き締まる。チャンピオンに昇格したジムリーダーともなれば、相当偉い人だ。それにりの態度を取らなくてはいけない。
「まあ、今はチャンピオンの座は違う者が就いている。私はジムリーダーに復帰したよ」
ミクリはそう言い、イリスを見つめる。
「……フッ」
「なんで笑うんですか?」
ややイラッときたイリスだが、ミクリは意にも介さずに話し始める。
「君は、昔バトルしたトレーナーに似ていると思ってね。私がまだジムリーダーだった時に、バトルしたトレーナーに」
「…………」
イリスは前にも同じ事言われたような気がすると思っていた。
「なんだか無性に舞い上がってきたな……。イリス君」
ミクリはイリスの名を呼び
「私とバトルしないか?」
バトルの申し込みをしてきた。
「使用ポケモンは三体のシングルバトル、入れ替えは自由だ。依存はないかい?」
「別に、ありません」
イリスはミクリに素っ気無く返す。どうにもミクリには苦手意識があるのだ。
「では私からポケモンを出すとしよう。さあ出番だ、タツゴン!」
ミクリの繰り出すポケモンは、黄色と水色の小さなポケモン。水龍ポケモンのタツゴンだ。こう見えてもドラゴン・水タイプ。
「……なんか弱そうだけど、油断は禁物だな。頼むぞ、モココ!」
イリスが繰り出すのはつい先日進化したばかりのポケモン、モココだ。
「モココ、電撃波!」
モココは波状の電撃をタツゴンに向けて放つ。その威力やスピードは進化して段違いに上がった。
「タツゴン、守る」
タツゴンは自分を防御するバリアを張り、電撃波を防ぐ。
「タツゴン、水鉄砲!」
そしてタツゴンは勢いよく水を発射するが、モココには全然効いていない。
「……モココ、スピンテール!」
「タツゴン、頭突き!」
モココは回転しながら尻尾を振り、タツゴンはそれに頭突きする。しかしタツゴンはあっけなく吹っ飛ばされた。
「破壊光線!」
タツゴンはすぐに起き上がり、光線を放つエネルギーを溜めるが
「電撃波!」
モココの電撃波の直撃を喰らい、戦闘不能となる。
「戻れ、タツゴン。……次はこのポケモンだ。ドルン!」
ミクリが次に繰り出したのは、イルカポケモンのドルン。水タイプだ。
「……交代だモココ。出て来い、ラルトス」
イリスはモココをボールに戻し、ラルトスを出す。
「ドルン、体当たり!」
「ラルトス、サイコノイズ」
ドルンはラルトスに向かって体当たりするが、その前にラルトスはサイコエネルギーをぶつけ、ドルンの視界を奪う。
「ドルン、氷柱針だ!」
ドルンは氷の針を無数の放つが、それらは全て明後日の方向へと飛んでいく。
「ふむ、外れてしまったか。ならば熱湯!」
ドルンは熱湯を放つが、これも外れ。
「……ラルトス、炎のパンチ」
「ドルン、渦潮だ!」
ドルンは渦潮を発生させるが、ラルトスはそれを余裕で避け、ドルンに炎の拳を叩き込む。
それだけで、ドルンは戦闘不能となってしまった。
「戻れ、ドルン」
ミクリはドルンを戻し、次のボールを取り出す。
「……ミクリさん、僕の事舐めてませんか?」
不意にイリスは言う。
「さっきのタツゴンもドルンも、てんで弱かった。やる気はあるんですか?」
「……案ずるな。今のは君の力を測っていただけだ。そして君の相手をするのに相応しいのは、このポケモン。荒波のように舞え、オールガ!」
ミクリの最後のポケモンはシャチポケモンのオールガ。深海のような体色に赤い目、頭には角が生えたポケモンだ。
「オールガ、噛み付く!」
オールガは泳ぐような動きでラルトスに接近し、噛み付く。
それだけで、ラルトスは戦闘不能になった。
「な……!?」
イリスはオールガの攻撃力に、驚きの表情となる。
「どうした、イリス君?」
ミクリはイリスにプレッシャーを掛ける。
「くっ、出て来い、モココ!」
イリスが出すのは水タイプに有利なモココだ。しかし
「氷柱落とし!」
オールガはモココの真上に大きな氷柱を出現させ、跳び上がって尻尾でその氷柱を叩き落とす。
「モココ!」
モココはその氷柱の餌食となり、倒れる。
「戻れ、モココ。……氷技があるなら、こいつだ。頼むぞ、ブイゼル!」
イリスは氷技が弱点のリーティンではなく、ブイゼルを繰り出す。
「オールガ、雨乞い」
オールガは雨乞いをし、雨を降らす。
「ブイゼルの特性はすいすい。さあ、掛かってきたまえ」
すいすいとは、雨天時に素早さが上がる特性。つまり今のブイゼルのスピードは、かなり速いのだ。
「舐めやがって……!ブイゼル、アクアジェット!」
ブイゼルは特性を絡めた最高速度のアクアジェットでオールガに突撃する。
しかし
「オールガ、スプラッシュ!」
オールガは飛沫のような、それでいて高威力の水を放ち、ブイゼルを攻撃し、吹き飛ばす。
「ブイゼル!」
見ればブイゼルは戦闘不能となっていた。
「私の勝ちだよ、イリス君」
ミクリの声は、イリスの脳髄の奥深くにまで刻み込まれた。
今回はイリスとミクリのバトル。最初はイリスが優勢に思われたが、そこでミクリが一発逆転。そして前回のあとがきでは触れてませんでしたが、のーむさんのオリ技、サイコノイズも出てきました。のーむさん、オリ技、ありがたく使わせてもらっています。では、次回はどうなるか、お楽しみに。
- Re: ポケットモンスターBW 混濁の使者 オリキャラ・オリ技、募集 ( No.63 )
- 日時: 2013/03/28 04:17
- 名前: 白黒 ◆QpSaO9ekaY (ID: H6B.1Ttr)
- 参照: http://www40.atwiki.jp/altair0/pages/308.html
N・男
容姿:長い黄緑色の髪を後で一つに縛っている。服装は白い服にベージュのズボン、白黒の帽子を被っている。右手には黒いリストバンドのような、左手には三つの金色の四角いリング型の腕輪を付け、首には惑星のようなネックレス、腰にはルービックキューブのような箱をチェーンで吊るしていて、アクセサリーが多い。
性格:一年前とは少し変わり、やや控えめになった。ポケモンと話す能力は衰えてしまい、今は信頼できるトレーナーとともにいるポケモンとしか話せない。罪の意識がまだ残っており、後ろめたさを感じている。、また贖罪のために世界を放浪していた時に様々なポケモンと出会い、ゲットしたりしている。ゲーチスとは親子らしいが実際は不明。フルネームはナチュラル・ハルモニア・グロピウス。
手持ちポケモン
リオル→ルカリオ ♂
技:波導弾、バレットパンチ、龍の波動、ブレイズキック
特性:不屈の心
カクレオン ♂
技:スキルスワップ、ドレインパンチ、燕返し、岩雪崩
特性:変色
シャミネ→コーシャン ♀
技:フレアドライブ、ダークリゾルブ、瞑想、猫の手
特性:柔軟
ドサーモン ♂
技:地震、アクアテール、ぶち壊す、ドラゴンダイブ
特性:不思議な鱗
キルギシア→シルドール ♀
技:コスモパワー、サイコバーン、鬼火、電撃波
特性:トレース
クラウン→テイルーン ♂
技:エアスラッシュ、シャドーボール、熱風、放電
特性:エアロック
ゾロアーク ♂
技:ナイトバースト、火炎放射、気合球、神通力
特性:イリュージョン
ギギギアル
技:ギアチェンジ、ギアソーサー、ワイルドボルト、ぶち壊す
特性:クリアボディ
アーケオス ♂
技:アクロバット、諸刃の頭突き、ドラゴンクロー、地震
特性:弱気
アバゴーラ ♂
技:アクアジェット、ストーンエッジ、噛み砕く、地震
特性:ハードロック
バイバニラ ♀
技:冷凍ビーム、ラスターカノン、ミラーコート、マジックコート
特性:アイスボディ
- Re: ポケットモンスターBW 混濁の使者 オリキャラ・オリ技、募集 ( No.64 )
- 日時: 2011/08/02 15:39
- 名前: 霧火 (ID: st6mEGje)
デンジさんに引き続き、まさかのミクリさん…だと…!?
ミクリさんは自分から戦いを仕掛けるイメージがあまり無かったので、バトル展開には驚きました。
しかもオールガ強い。いや、他の子達が産まれて、もしくはゲットして間もなかったんでしょうか?
そしてミクリさんがタツゴン持ってたのが意外でした。
イリスは弱いと言っていましたが、リオの手持ちの1体、この子の進化系なんですよね。
リオが聞いてたら、多分ちょっと複雑になってたかも…
最後に、リオの手持ちのラグーンの戦術と体長・体重について色々と思いついたので、
変更・追加しました(勝手にすみません;)。
あとリオのポーチの中身を見て思ったんですが、ポケモンゲットする機会がないので
(手持ち3体もう居ますし)モンスターボール持っていても意味ないんですよね…不覚!
- Re: ポケットモンスターBW 混濁の使者 オリキャラ・オリ技、募集 ( No.65 )
- 日時: 2011/08/02 18:47
- 名前: 白黒 ◆QpSaO9ekaY (ID: GSdZuDdd)
- 参照: http://www40.atwiki.jp/altair0/pages/308.html
霧火さん
サカキ、デンジと来て今度はミクリさんです。
もう気付いているかもしれませんが、新しい旅でもイリスはジムリーダーと戦うのです。
ミクリは相手によってポケモンを使い分け、タツゴンやドルンは弱い部類、オールガは強い部類、という設定です。
ミクリの切り札であるミロカロスはタマゴグループドラゴンですので、その繋がりでタツゴンをゲットしたのです。
このタツゴンはまだ弱いですが、進化したら強くなります。たぶん。
……まあ、イリスはこの時まだ、リオがラグーンを持ってる事知りませんからね……
変更に関しては了解いたしました。確認しておきます。
PDOでもトレーナーである事には変わりないので、モンスターボールを持っていても不思議ではないですよ。
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