二次創作小説(紙ほか)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- デュエル・マスターズ D・ステラ 【侵略世界編】
- 日時: 2017/01/16 20:03
- 名前: タク ◆K8cyYJxmSM (ID: y0p55S3d)
【読者の皆様へ】
はい、どうも。二次版でお馴染み(?)となっているタクと申します。今回の小説は前作の”デュエル・マスターズ0・メモリー”の続編となっております。恐らく、こちらから読んだ方がより分かりやすいと思いますが、過去の文というだけあって拙いです。今も十分拙いですが。
今作は、前作とは違ってオリカを更にメインに見据えたストーリーとなっています。ストーリーも相も変わらず行き当たりばったりになるかもしれませんが、応援よろしくお願いします。
また、最近デュエマvaultというサイトに出没します。Likaonというハンドルネームで活動しているので、作者と対戦をしたい方はお気軽にどうぞ。
”新たなるデュエル、駆け抜けろ新時代! そして、超古代の系譜が目覚めるとき、デュエマは新たな次元へ!”
『星の英雄編』
第一章:月下転生
Act0:プロローグとモノローグ
>>01
Act1:月と太陽
>>04 >>05 >>06
Act2:対価と取引
>>07
Act3:焦燥と制限時間
>>08 >>10
Act4:月英雄と尾英雄
>>13
Act5:決闘と駆け引き
>>14 >>15 >>18
Act6:九尾と憎悪
>>19 >>21
Act7:暁の光と幻の炎
>>22 >>23
Act8:九尾と玉兎
>>25
第二章:一角獣
Act1:デュエルは芸術か?
>>27 >>28 >>29
Act2:狩猟者は皮肉か?
>>30 >>31 >>32 >>33
Act3:龍は何度連鎖するか?
>>36 >>37
Act4:一角獣は女好きか?
>>38 >>39 >>41 >>42 >>43 >>44 >>45
Act5:龍は死して尚生き続けるか?
>>48
第三章:骸骨龍
Act1:接触・アヴィオール
>>49 >>50 >>51 >>52 >>53 >>54 >>55
Act2:追憶・白陽/療養・クレセント
>>56 >>57
Act3:疾走・トラックチェイス
>>66
Act4:怨炎・アヴィオール
>>67 >>68
Act5:武装・星の力
>>69 >>70
Act6:接近・次なる影
>>73
第四章:長靴を履いた猫
Act1:記憶×触発
>>74 >>75 >>76 >>77
Act2:龍素力学×龍脈術=3D龍解
>>78 >>79 >>80
Act3:捨て猫×少女=飼い猫?
>>81 >>82
Act4:リターン・オブ・サバイバー
>>85 >>86 >>87 >>88 >>89 >>90
Act5:格の差
>>91 >>92 >>93 >>104
Act6:二つの解
>>107 >>108 >>109 >>110
Act7:大地を潤す者=大地を荒らす者
>>111 >>112 >>113
Act8:結末=QED
>>114
第五章:英雄集結
Act1:星の下で
>>117 >>118 >>119
Act2:レンの傷跡
>>127 >>128 >>129
Act3:警戒
>>130 >>131 >>132
Act4:策略
>>134 >>135
Act5:強襲
>>136
Act6:破滅の戦略
>>137 >>138 >>143
Act7:不死鳥の秘技
>>144 >>145 >>146
Act8:痛み分け、そして反撃へ
>>147
Act9:fire fly
>>177 >>178 >>179 >>180 >>181
Act10:決戦へ
>>182 >>184 >>185 >>187
Act11:暁の太陽に勝利を望む
>>188 >>189 >>190 >>191 >>192 >>193 >>194 >>195
Act12:真相
>>196 >>198
Act13:武装・地獄の黒龍
>>200 >>201 >>202 >>203
Act14:近づく星
>>204
『列島予選編』
第六章:革命への道筋
Act0:侵攻する略奪者
>>207
Act1:鎧龍サマートーナメント
>>208 >>209
Act2:開幕
>>215 >>217 >>218
Act3:特訓
>>219 >>220 >>221
Act4:休息
>>222 >>223
Act5:対決・一角獣対玉兎
>>224 >>226
Act6:最後の夜
>>228 >>229
Act7:鎧龍頂上決戦
Part1:無法の盾刃
>>230 >>231 >>232 >>233 >>234 >>235 >>236 >>239
Part2:ダイチの支配者、再び
>>240 >>241 >>242 >>243 >>244 >>245 >>246 >>247 >>248 >>250
Part3:燃える革命
>>252 >>253 >>254 >>255 >>256
Part4:轟く侵略
>>257 >>258 >>259 >>260 >>261
Act8:次なる舞台へ
>>262
第七章:世界への切符
Act1:紡ぐ言の葉
>>263 >>264 >>265 >>266 >>267 >>268 >>270
Act2:暁ヒナタという少年
>>272 >>273
Act3:ヒナとナナ
>>275 >>276 >>277 >>278 >>279 >>280 >>281
Act4:誓いのサングラス
>>282 >>283 >>284 >>285
Act5:天王/魔王VS超戦/地獄
>>286 >>287 >>295 >>296 >>297 >>298 >>301 >>302 >>303 >>304 >>305
Act6:伝説/閃龍VS獅子/必勝
>>313 >>314 >>315 >>316 >>317 >>318 >>319 >>320 >>321 >>323
Act7:青天霹靂
>>325 >>326 >>327 >>328 >>329 >>330 >>331
Act8:揺らぐ言の葉
>>332 >>333 >>334 >>335 >>336
Act9:伝説/始祖VS偽龍/偽神
>>337 >>338 >>339 >>340 >>341 >>342 >>343
Act10:伝える言の葉
>>344 >>345 >>346 >>347 >>348 >>349 >>350 >>351
Act11:連鎖反応
>>352
『侵略世界編』
第八章:束の間の日常
Act1:揺らめく影
>>353 >>354 >>359 >>360 >>361 >>362
Act2:疑惑
>>363 >>364
Act3:ニューヨークからの来訪者
>>367 >>368 >>369 >>370 >>371
Act4:躙られた思い
>>374 >>375 >>376 >>377
Act5:貴方の為に
>>378 >>379 >>380 >>381 >>384 >>386
Act6:ディストーション 〜歪な戦慄〜
>>387 >>388 >>389
Act7:武装・天命の騎士
>>390 >>391
Act8:冥獣の思惑
>>392
Act9:終演、そして——
>>393
第九章:侵略の一手
Act0:開幕、D・ステラ
>>396
Act1:ウィザード
>>397 >>398
Act2:ギャンブル・パーティー
>>399 >>400 >>401
Act3:再燃
>>402 >>403 >>404
Act4:奇天烈の侵略者
>>405 >>406 >>407 >>408 >>409 >>410 >>411
Act5:確率の支配者
>>412 >>413
Act6:不滅の銀河
>>414 >>415
Act7:開始地点
>>416
第十章:剣と刃
Act1:漆黒近衛隊(エボニーロイヤル)
>>423 >>424
Act2:シャノン
>>425 >>426
Act3:賢王の邪悪龍
>>427 >>428 >>429
Act4:増殖
>>430 >>431 >>435 >>436 >>438 >>439 >>440 >>441 >>442
Act5:封じられし栄冠
>>444
短編:本編のシリアスさに疲れたらこちらで口直し。ギャグ中心なので存分に笑ってくださいませ。
また、時系列を明記したので、これらの章を読んでから閲覧することをお勧めします。
短編1:そして伝説へ……行けるの、これ
時系列:第一章の後
>>62 >>63 >>64 >>65
短編2:てめーが不幸なのは義務であって
時系列:第三章の後
>>97 >>98 >>99 >>100 >>101 >>102 >>103
短編3:文化祭(と言えば聞こえは良いが要は唯のスクランブル)
時系列:第四章の後
>>120 >>121 >>122 >>123 >>124 >>125 >>126
短編4:十六夜ノゾムの災厄な一日
時系列:第四章の後
>>149 >>150 >>153 >>154 >>155 >>156
短編5:恋情パラレル
時系列:第四章の後
>>157 >>158 >>159 >>160 >>163 >>164 >>165 >>166 >>167 >>168 >>173 >>174 >>175 >>176
短編6:Re・探偵パラレル
時系列:平行世界
>>417 >>418 >>419 >>420 >>421 >>422
エイプリルフール2016
>>299 >>300
謹賀新年2017
>>443
登場人物
>>9
※ネタバレ注意。更新されている回を全部読んでからみることをお勧めします
オリジナルカード紹介
(1)>>96 (2)>>271
※ネタバレ注意につき、各章を読み終わってから閲覧することをお勧めします。
お知らせ
16/8/28:オリカ紹介2更新
- Re: デュエル・マスターズ D・ステラ 〜星々の系譜〜 ( No.46 )
- 日時: 2014/06/29 14:21
- 名前: モノクロ ◆QpSaO9ekaY (ID: hF19FRKd)
なんか凄く今更感がありますが、コメントしに来ましたモノクロです。というより、今回は他にも用事というか伝えたいことがあるのですが……とりあえずそれは最後に言います。
《ルーン・ツールC》《白陽》に続き現れた英雄は、光文明の《ハーシェル》ですか。一角獣座がモチーフのようですが、《麟英雄》という冠詞から、《シューゲイザー》のように麒麟も想起されますね。そちらも意識しているのでしょうか。
《ハーシェル》の能力については既に語った通りですが、モノクロは最初、女好きでコトハも出て来たことだし、コトハのクリーチャーになるのかなと思ったのですが、ホタルの方でしたか。
ノゾムはなにかホタルの抱えているものに感づいているようですが、なにやら重そうな感じですね、ホタルは。両親が不在のようですが、さてなにがあったのか……しかもそれが、《ハーシェル》の力があれば解決するって、どういう状況なんでしょう。
波長が合うということから、ホタルは光文明で、《ハーシェル》と似通ったデッキを使用していますが、まさかの《アポカリプス・デイ》ですね。S・トリガーで発動できれば《ヴァルハラ・デューク》とのコンボになりますが……
そして《ハーシェル》の過去も、やっぱり重いですね。純潔を司るだけあって、不純を嫌うのでしょうか。しかも心を許したと思ったらそれが裏切りで……まあよくある話ではありますが、そこから人間に対する疑心暗鬼に陥り、心を見透かす力を得たという結果はいいですね。モノクロは負の感情から能力や力を手に入れるという流れは結構好きです。
とまあ、デュエル中にも紆余曲折あって、ホタルがめでたく《ハーシェル》を仲間にしましたが、このコンビはどうなんでしょうね。登場回数が比較的少ないホタルですし、今後どう物語に絡んで来るかが見物です。それと、次の展開も。
で、ここいらで最初に言った伝えたいことなのですが……実は、どういうわけか雑談掲示板に入れなくなりました。というかページが表示できなくなりました。
これがモノクロだけなのか、他の人もなのかは知らないのですが、総合掲示板のすべての掲示板に入れないので、管理人にも報告できない状態なんですよね……
そういうわけなので、この問題が解決するまでは、雑談板には行けそうにないです。身勝手なことは重々承知の上なのですが、このことを雑談板で知らせておいてくださると助かります。
すみません、他の方のスレッドを使ってこんなことを言って。もし不都合がありましたら削除します。
- Re: デュエル・マスターズ D・ステラ 〜星々の系譜〜 ( No.47 )
- 日時: 2014/06/29 17:38
- 名前: タク ◆K8cyYJxmSM (ID: sEySjxoq)
モノクロさん
コメントありがとうございます。
前後しますが、確かに総合掲示板のどこにも入れなくなっていますね。
ユニコーンは、麒麟との系列を踏む幻獣とも言われているので、そこから取りました。そして、ホタルについての伏線も追々回収していくのでお楽しみに。
今作は、少年漫画的な作風をメインにしつつも重い設定や過去をテーマにしていく、と言う感じです。
対象年齢中学生以上を目安に考えているので、今後もそこそこ重い展開は出すつもりです。
……あと、恋愛展開も前作よりも積極的にしていくつもりです。
それでは、また。
- Act5:龍は死して尚生き続けるか? ( No.48 )
- 日時: 2014/09/16 20:11
- 名前: タク ◆K8cyYJxmSM (ID: sPkhB5U0)
決闘空間は消滅して、ホタルは元の場所へと戻っていた。
「あんにゃろう、大丈夫か……?」
手に握られた見たこともないカード----------恐らく一角馬のカード--------を見てノゾムは安堵の息を--------漏らさなかった。
彼女の身体はズタズタに切り裂かれており、服はボロボロ、全身から血が滲み出ていたのだった。
「ホタル!? おい、馬鹿しっかりしろ!!」
揺すり起こすが、反応は無い。
どうやら戦いが終わった後、力尽きて倒れたと思われる。
『安心せよ、少年』
透き通ったような声が響いた。
一角馬のカードが実体化する。
『彼女は我の邪念を浄化してくれた。その礼はたっぷりしないとな』
「お前……!」
『少年よ。我が名はハーシェル。今日より、彼女の騎士(ナイト)となるものじゃ。よろしくな』
どうやら、ホタルは勝ったらしかった。
「はは、ヒヤヒヤさせやがって……いや、待てよでも救急車を……」
心配は要らん、とハーシェルは言った。
『我が治癒能力で、彼女の傷を癒すことができる。それっ!』
カードの光がホタルの身体を包み込む。たちまちに、彼女の傷は癒えて言った。傷の自然治癒を促すかのように、ぱっくりと開いた口の間に肉芽が生えていき、元の皮膚へと戻す。
『これで良いじゃろう。ヌシ達には迷惑を掛けたな。それと、あの馬にも』
「ま、まぁな」
(先輩たちが後は何とかしてくれるか……)
ノゾムは溜息をつくと、そのまま地面にへたり込んでしまったのだった。
『さて……ヌシ達はどうやら、”生きたカード”の持ち主らしいな』
「達……? ああ、ヒナタ先輩のことか」
『実は、我の世界に存在していたクリーチャーが、この国にいる』
ハーシェルが住んでいた世界のクリーチャー……?
「本当か!?」
『感覚じゃ。確かではない。だが恐らく、我と同じく死んだ後に転生したものと思われる。一度、森にやってきた火文明の”装甲龍”の軍勢じゃが、その中に一際大きいものがあったのを覚えておる。それと同じじゃ』
「火文明が、森を侵攻したのか?」
『違うな。狙いはジャスティス・ウイングの本拠地じゃったらしい。森そのものを攻撃したわけじゃない上に、あの天使達は圧政で民を苦しめておったから好都合と思って、無視しとったんじゃ』
どうやら、彼の住んでいた世界では正義の天使軍、ジャスティス・ウイングが圧政を強いていたらしく、それに対して度々火文明軍が反乱を起こしたことがあったらしい。
『リーダーの名は”アヴィオール”で、火文明唯一の頭脳と呼ばれていた知将だったらしい』
「それで、それで?」
『結果、火文明の軍は聖霊龍王を前にして全滅、そのアヴィオールも死んだと聞いた』
しかし-----------と深刻そうな顔でハーシェルは続けた。
『ヤツは無念が募り、屍となってもなお生き続けているということだけは聞いておったが……』
それがこの世界に来ているのだとすれば、是非とも仲間になるなら仲間にしたいところである、とノゾムは考えていた。
しかし、屍になっても生き続けていたということは、恐らくドラゴン・ゾンビである可能性は大である。
ともかく今は、ホタルを家の中に運ぶしかないだろう。
次に今までの事をヒナタに連絡することにした。
すぐに彼は心配の弁を述べたが、大丈夫です、と返す。
また、ハーシェルの言っていたクリーチャーに付いても聞いてきたが、仕方なくこう返す。
「はい。とにかく、続報を待つしかありません」
そして、携帯の電源を切る。ホタルの家の中は、思ったよりも綺麗だった。
彼女の部屋は以前、ローブの男との戦いの後に覗いたことがあったが、なるほど新聞記事がスクラップにされていたりなど、新聞部員らしい。
『ついでに言っておくが、彼女に手を出したら突き殺すぞ?』
「手を出す? 何でオレがホタルに暴力を振らなきゃいけないんだ?」
『……純粋無垢な男じゃの』
彼の心を見透かしたハーシェルは溜息すらついた。
この男には、異性への関心というものが少ない、というかまだ子供っぽいように感じられたからだ。
ホタルをベッドの上に降ろすと部屋の椅子に勝手に座ってノゾムは溜息をついた。
「で、ハーシェル。お前の能力は?」
『相手の心を見透かすこと。ヌシ、無欲じゃの』
「へ? どういうことだ?」
『……つまらん、まあ良いわい。そしてさっき、ホタルの心を見透かしたが、その中に-----------邪悪なものを目の当たりにしたことがある、というのがあった。正体は分からんかったが』
邪悪な……もの?
「もしかして、それがあのアヴィオールとか言うヤツか?」
それとも、あの鳥のクリーチャーか。
『分からん。だが、なんとなく……なんとなく嫌な予感がするのじゃ。彼女は、クリーチャーである我を使って、今直面している問題を解決しようとしたのじゃろう』
『ノゾムー……あたし怖い……』
クレセントも何かを感じているようだった。
***
これは-------------記憶。とある哀れな竜の末路-----------。
「ああ? 負けるだぁ? ふざけんな!! テメェの軍配に戦略が外れたことは無いが、今回ばかりは納得できん!!」
「バトライオウ。貴方の気持ちは分かります。しかし、ジャスティス・ウィングのバックにはあの精霊龍がいるのですよ? 戦いを仕掛けるのはあまりにも危険です」
「これ以上やられてばっかで黙ってられるか!! 俺は行くぜ。あいつ等に目にモノ見せてやらぁ!!」
「バトライオウ……」
「良いか。俺達は戦闘龍だ!! 死ぬまで戦わなきゃいけねぇんだ!! ドラゴ大王様の命に誓ってな!」
「……分かりました。そこまで言うなら止めませんし、僕もお供します」
***
「ああ、何てことだ……僕がもっと強く止めていれば、バトライオウは、皆は……」
仲間の残骸を見て、装甲竜の男は呟いた。
どの死体も肉は抉られ、目は潰され、骨は露出し血は沼のように辺りを覆っている。
それを見た彼は他の装甲竜に比べても体躯は変わらないものだったが、モノクルを目に掛けている辺り、知的さが伝わってくる。
「……僕も貴方達の元に行きます」
刀を取り出した彼は刹那----------------自分の首を一思いに跳ねたのだった。
死のうにも死ねなかった。
自分の力不足、抑止力のなさが原因で皆を死なせてしまった。
気付けば-----------自分は真っ暗な空間にいた。
しかし、手ごたえがある。
手を伸ばし、無いはずの首を伸ばす。どうやら自分は地面に埋まっているらしい。そして這い出たそこは-------------墓場だった。
他の装甲竜達の墓標が置かれている。
そして、あたり一面に瘴気が漂っていた。
「は、はは……僕には死ぬ資格すらなかったというのか……!!」
手を見れば、真っ白。骨そのものだ。
自分は今、完全なる屍龍(ドラゴン・ゾンビ)として生まれ変わってしまったのだ、と己の人生を彼は悲観するしかなかった。
「あーははは、蘇ったかね? 君」
「あ、貴方は……!?」
その姿は影そのもの。実態が掴めない。しかし、とても嫌な感じがした。
「死んだ兵を使って軍を築こうとしてるのさ。ほら、君のお友達も皆、ね?」
見れば、バトライオウと思われる骨や他の装甲竜のゾンビなどが辺りを徘徊している。
「君は脳が綺麗だったからね。知性もそのまま……」
「死者を蘇らせた? ふざけるな、命を、仲間を冒涜する気ですか!! 愚か者、愚か者ガアアアアア!!」
激怒した。こいつの所為で歪んだ人生を送ることになるなんて、まっぴらゴメンだ。
まして、友の死体を使われるなんて……!
こいつは絶対に、許さない!!
そういう思いが先走る。
「はぁー、全く愚か者はどっちなんだか---------消えろ」
刹那、黒い光が彼を襲った。だが、もうどうでもよかった。
(はは、僕は皆のところに行けないのか---------教えておくれよ、僕が、僕が一体何をしたって言うんだ----------)
そこで意識は暗転した。
光など、目の前には一寸もない。
- Act1:接触・アヴィオール ( No.49 )
- 日時: 2014/10/26 15:37
- 名前: タク ◆K8cyYJxmSM (ID: sPkhB5U0)
「というわけでハーシェルの暴走も鎮めて、見事仲間に、ってわけなんですよ!」
次の日の放課後。とある公園。ノゾムは嬉しそうにヒナタに事後報告をした。ハーシェルを撃破したのはクリーチャーを持たないホタルだったことに驚いた彼だったが、それと気になることが。
「そのホタルは今日、学校に来てたか?」
「え、それは知らないっす。クラスは別なんで」
と答えたノゾムは、「それと--------」と続けた。
「その犬は?」
『誰が犬だぁぁぁ! 狐だって言ってるだろーがよ!』
あ、そーいえば耳が尖ってて毛が黄色いな、と気付く。
人の言葉で吼えたのは白陽だった。普通の狐の姿、つまりデフォルメ形態。ぱっと見普通の犬にしか見えなかったノゾムは、思い出したように「ああ」と呟いた。滑稽だったのは首をを付けられてリードでヒナタにつながれていたことか。
「おいおい、人に吼えちゃダメだろ、ポチ」
『誰がポチか!』
「こいつさー、尻尾握るとこいつがこの姿になるのは前教えただろ? ずっとカードのままにしてるのもアレだから--------この姿でうちで飼うことにした」
『誰がペットか! 早く外せ、この首輪!』
凄いシュールな光景である。喋る犬が飼い主に突っ込んでいるのだ。
また、精神的にも幼くなるのか、普段よりも砕けた口調だった。
「あれ? そういえばクレセントは?」
「鉄槌の手入れっすよ。ほんと物騒なんだから」
『おいてめぇ、クレセントのパートナーになったのは良いとして、あいつに変なことしてねぇだろうな!』
ノゾムに向かって割り込むように白陽が吼えた。「しねぇよ!」と返したが、今度は飛びついて唸り声を上げながら言った。
『例えば---------添い寝とか、キスとか、後は一緒に風呂に入ったり……!!』
恥ずかしそうに問い詰める白陽に、
「するかぁぁぁ!! オレの身体が毛塗れになるわぁぁぁ!!」
と怒鳴るノゾム。
いや、そっちかよ、とヒナタは”ノゾムに”突っ込んだ。本当にノゾムはソッチの方面は無知らしい。
彼は首もとの白陽を振り払い、地面に叩き付けた。
傍から見れば軽く動物虐待だが、あいつクリーチャー(怪物、バケモン)だから問題ないよね。
『いいか、覚えておけ! クレセントといちゃこらできるのは、このオイラだけなんだぞ!』
「その辺にしておけ、馬鹿犬」
『だーかーらー、誰が犬だぁぁぁ!』
「お手ー」
『しねぇから!』
***
「畜生、家は火事で燃え、嫁は浮気して逃げ、息子はやーさんに転職(ジョブチェンジ)……何て人生だ畜生!」
呟いていることが全部悲惨なこの中年男性は、デパートの屋上の柵から乗り出し、不気味な笑みを浮かべた。
「もういいや、楽になろう」
ここで終わりにしてやる、と言わんばかりにぐいっと乗り出し-----------
『貴方の人生は確かに悲惨だ』
誰かの声が聞こえてきたので、不意に乗り出していた身体を引っ込めた。
『ですが、僕の魂の一部を使えば、今よりももっと良い人生が楽しめますよ』
「だ、誰だ! どこにいるんだ!」
『僕は貴方の心にいます』
クク、と声の主は笑った。
すると、1枚のカードが空から風に舞って降ってくる。それを右手で受け止めた。
『運命を、その手で変えてみませんか?』
直後。
エネルギーが、力が男の腕に流れ込んできた。
言葉では言い表せない高揚感が襲う。
何ともいえない破壊衝動が襲う。
「ぶっ壊してやる……こんな運命はよ!!」
***
「そーいや、白陽。俺はお前らが前世で何やってたのか、まだ知らねえんだけど」
不意に切り出された話題に、白陽は戸惑った。「そーそー、オレも気になってたんだよね」とノゾムも乗ってきた。
「クレセントに聞いても嫌がって答えてくれねぇしよ」
『オイラは……』
と言い掛けたところで白陽は首を振った。
『ダメだ、ダメだ! クレセントが答えたくないことをオイラの口から吐くわけにはいかないんだ!』
「ちぇ、けっちいの」
『るっさいやい!』
ヒナタはぷい、とそっぽを向いた白陽を抱きかかえ、膝の上に乗せた。
相変わらず愛想のない狐だ。
と、ヒナタが言おうとしたときだった。
ピクン、と何かに反応したように白陽の耳が動き、『こ、これは!』と振り向いた。
「どうした白陽」
『クリーチャーだ……! それもオイラと同じ、”星”の力を持つクリーチャーだ!』
落ち着かないそぶりで彼は答えた。
『ヒナタ、案内する! 多分、クレセントも同じ反応を感じているはずだぜ!』
「解った」
「んじゃ、オレは家に帰ってクレセントと一緒に合流すりゃいいんすね、先輩!」
「ああ、頼んだぞ!」
駆け出すノゾムの姿を見送り、ヒナタは白陽の方を向いた。
『着いて来るんだ!』
くんくん、と鼻で何かの匂いを嗅いだ後、すぐさま彼は飛び出し、ヒナタもそれに続いて行った---------
***
ざっ、ある建物の前に立った男。彼はカードに手を掛けると、それを目の前に掲げた。次の瞬間、影のような手が伸びて、建物の扉を貫通し、中から大量の札束を掴んで戻ってくる。
「いやっはっはっは! 俺様って最強ォーってカンジ? 銀行の中に入るんじゃなくってェ、銀行の外から強盗するとか、斬新だよなぁ、なァ!!」
海戸銀行。普通の銀行である。以上。の前で札束をバッグの中に詰め込んでいるのは先ほどの中年男性だった。
だが、見違えたように自信に満ちた笑みをしている。
直後、爆発が起きて銀行からは火が上がっていた。カードを一度振るうと、再び影の手が伸びる。
何事か、と集まってきた人々の身体を、その手が貫いた-----------その瞬間、それらはバタバタ、と眠ってしまったかのように倒れる。
通報を聞いてやってきた何台ものパトカーもサイレンを鳴らして駆けつけた。
「ちぃっ、面倒くせぇな!」
影の手が伸び、一瞬で一台のパトカーの車体をひっくり返した。そのまま、他のパトカーにぶつけてしまう。
そのまま、逃げ出す警察官。
直後、パトカーから火の手が上がり、爆ぜた。それに巻き込まれる人々。
「ひぃーひっひっひぃー!! 人がゴミのようだぜぇ、おるぁ死ねぇ!!」
再び影の手が人々へ向かう---------そのときだった。
『るぁぁぁ!』
一陣の影が影でできた手を切り裂いた。男は驚いた表情を浮かべる。
「誰だ!?」と本日2度目になるであろうこの台詞を吐き、辺りを見回す。
さらに直後、辺りを覆っていた火が一瞬で消えた。
「な、何だてめぇはぁぁぁ!」
「火を消す程度、この私からすればいとも容易いわ、悪人よ」
声のしたほうには、クリーチャーの姿となった白陽の姿が。
さらに、火が消えた跡から、ヒナタが駆けつけた。
「ナイス白陽! つーか、とんでもねぇ現場に足突っ込んじまったな」
頭をぽりぽり掻いて彼は言った。
「おい、おっさん! そのカードを離しな!」
「るっせえええ、誰が離すかァァァ! やれ、アヴィオール!」
男のカードから影の手が伸びてきた、が白陽が即座に槍で打ち払う。
影の手が引っ込んだ。すると声が聞こえる。
恐らく、カードの中に居るクリーチャーだろう。
『身の程知らずめ……竜骨座の力を持つこの僕に、君たちが勝てるわけがないでしょう。君たちなど、この分身が相手するまでもない!』
と、そのときだった。男が手に持っていたカードから霊のような物体が現われる。
『こいつの相手でもしていればいいですよ!』
叫んだ霊はガバッと口を開いたと思うと、もう1枚カードが現われた。そこから、カードが龍の姿を成すのは時間の問題だった。男は再び驚いた表情を浮かべる。
『さあ、今のうちに』
「へへ、ありがとよ! とっとと逃げるとするぜ!」
だが、すぐさま余裕に満ちた表情で吐き捨てて男は去る。
ヒナタは目の前に突然現われた龍を見て、驚愕した。
「こいつは……《隠密の悪魔龍 フドウガマオウ》!?」
そう叫んだ途端、向こうから黒い霧を噴出してくる。
クリーチャーだ。それも一般クリーチャー。
今までオラクルの配下とばかり戦ってきたので、こういった普通のクリーチャーと戦ったことはなかったのだ。
しかし、相棒に呼びかける。
「白陽!」
「ああ、行くぞヒナタ!」
白陽が黒い霧を放った。
そして、決闘空間が、開かれた-------------
- Act1:接触・アヴィオール ( No.50 )
- 日時: 2014/10/05 19:29
- 名前: タク ◆K8cyYJxmSM (ID: sPkhB5U0)
***
ヒナタとフドウガマオウのデュエル。シールドは現在、5枚で互角だった。ヒナタの場には《霊峰竜騎フジサンダー》。しかし、攻撃はできない。加えて、フドウガマオウの場には何も無い。手札を溜めているのだろう。しかし、手札破壊呪文で序盤からヒナタの動きを縛っていた。さらに、前のターンに《ボーン踊り・チャージャー》でマナを溜めていた。
つまり、このターンで動くつもりなのだろう。
「カラテを5つ消費し、《龍覇 ニンジャリバン》を召還」
『ドーモ、アカツキ=ヒナタ・サン。ニンジャリバンです』
召還されたニンジャリバンがドロン、と煙と共に現れた。何で出てきたし。
「何故に忍殺語使ったし」
軽く突っ込みながらも、相手がドラグナーを出してきたのを見て、少し不安を感じる。
意味が分からない方は忍殺語で検索。
ウェポンならばドラグナーを除去してしまえば良いのだが……。
「ニンジャソウル、じゃなかったドラグハート・フォートレス、《魂食いの魔狼月下城》をバトルゾーンに。慈悲は無い」
「ドラグハート……フォートレス、だと!?」
ドラグハート・フォートレス。それは除去がほぼ不可能な難攻不落の要塞。龍解するまでバトルゾーンに居座り続け、さらに龍解後も強力な効果を発揮するドラグハートである。
魂喰いの魔狼月下城 R 闇文明 (3)
ドラグハート・フォートレス
バトルゾーンにある自分の闇のクリーチャーはすべて「スレイヤー」を得る。
龍解:自分のターンのはじめに、バトルゾーンに自分の闇のクリーチャーが2体以上あれば、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップする。 (ゲーム開始時、ドラグハートは自身の超次元ゾーンに置き、バトルゾーンを離れた場合、そこに戻す)。
「ターンエンド」
「くっそぉ、俺のターンだ!」
カードを引く。こちらにだって手はあるのだ。ドラグハート・フォートレスには、ドラグハート・フォートレスと決まっている。
そのために今回、新たに超次元ゾーンを使うことにしたのだ。
「いくぜ、《龍覇 グレンモルト》召還! 効果で、超次元ゾーンから《大いなる星城 巨星域》を出すぜ!」
こちらもドラグナーにドラグハート・フォートレスを繰り出すヒナタ。巨大な城がヒナタの背後に聳え立った。
龍覇 グレンモルト R 火文明 (6)
クリーチャー:ヒューマノイド爆/ドラグナー 4000+
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、コスト2以下のドラグハート1枚、または、コスト4以下の火のドラグハートを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(それがウエポンであれば、このクリーチャーに装備して出す)
バトル中、このクリーチャーのパワーは+3000される。
大いなる銀河 巨星城 P 火文明 (4)
ドラグハート・フォートレス
自分の火のクリーチャーがバトルに勝った時、カードを1枚引いてもよい。
龍解-自分のターンのはじめに、バトルゾーンに火のクリーチャーが2体以上あれば、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップしてもよい。
《巨星城》が場に出たことで、こちらとしてはドローソースを確保できるようになった。
しかし、《月下城》の龍解は恐らく避けられないだろう。
「我がターンの初めに闇のクリーチャーが2体以上いるため、龍解。さあ、ハイクを詠め。《魔狼の悪魔龍 ミナゴロッセオ》!!」
魔狼の悪魔龍 ミナゴロッセオ R 闇文明 (6)
ドラグハート・クリーチャー:デーモン・コマンド・ドラゴン 5000
バトルゾーンにある自分のクリーチャーはすべて「スレイヤー」を得る。
相手のターンのはじめに、相手はバトルゾーンにある自身の、攻撃できるクリーチャーを1体選ぶ。そのターン、そのクリーチャーは可能であれば攻撃する。
不気味な遠吠えが聞こえる。城の姿がみるみるうちに変わり、悪魔龍へと姿を変えた。
「《ミナゴロッセオ》の効果で我がクリーチャーは全てスレイヤーに。さらにカラテを7つ消費し、《隠密の悪魔龍 フドウガマオウ》も召喚!」
隠密の悪魔龍 フドウガマオウ VR 闇文明 (7)
クリーチャー:デーモン・コマンド・ドラゴン/シノビ 8000
相手のターンのはじめに、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選ぶ。そのクリーチャーはそのターン、可能であれば攻撃する。
相手のクリーチャーが攻撃する時、それがそのターンはじめての攻撃であれば、コスト6以下の進化ではないファンキー・ナイトメアを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。そうした場合、そのターンの終わりにそのファンキー・ナイトメアを破壊する。
W・ブレイカー
《フドウガマオウ》と《ミナゴロッセオ》の2体に共通するのは、ターンの始めに攻撃を強いる効果を持っている事だ。
「さらに、《ミナゴロッセオ》でシールドをブレイク。《ニンジャリバン》でシールドをブレイク!」
シールドは残り3枚。しかし、このときヒナタの割られたシールドが光輝き、カードとしてよみがえる。
「シールド・トリガー発動! 《ジャジャーン・カイザー》を召喚!」
「ふん、ブロッカーなど我が場にはおらんだろう。ターンエンドだ」
「いーや、頭数を増やしたことに意味があるんだ!」
ヒナタのターン。と、その前にフドウガマオウがヒナタの場のクリーチャー2体を指定する。
「《フドウガマオウ》と《ミナゴロッセオ》の効果で《グレンモルト》と《ジャジャーン・カイザー》をこのターン、強制的に攻撃させる」
さらにフドウガマオウの手札には《威牙の幻 ハンゾウ》がいる。《フジサンダー》も一緒に攻撃してこようものなら返り討ちだ、と余裕をぶっこいていたのだった。
しかし。
「俺のターンだ! 場に2体以上の火のクリーチャーがいるため、《巨星城》の龍解条件達成だ!」
「む!」
ヒナタの背後にあった空母が突如、変形を始めた。
「暁の水平線に勝利を刻め! 熱血・爆発! 龍解!」
《巨星城》が光輝き、巨大な龍の姿となった。
「《星城龍解 ダイギンガ》、絢爛に参上!!」
星城龍解 ダイギンガ P 火文明 (7)
ドラグハート・クリーチャー:ガイアール・コマンド・ドラゴン 9000+
自分のクリーチャーがバトルに勝った時、カードを1枚引いてもよい
バトル中、このクリーチャーのパワーは+4000される。
W・ブレイカー
熱血の炎を身に纏った龍が現れた。さらに、ヒナタはカードを引く。
「白陽、わりーな。お前の出番は無さそうだわ」
「まあ良い。早く決めろ、ヒナタ」
「いくぜ、《フジサンダー》と《ジャジャーン・カイザー》の2体で進化V発動! 《超熱血 ギラギラ・ドガッツ》召喚!」
超熱血 ギラギラ・ドガッツ SR 火文明 (6)
進化クリーチャー:ガイアール・コマンド・ドラゴン 15000
進化V−自分のドラゴン2体の上に置く。
このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーよりパワーが小さい相手のクリーチャーを2体まで破壊する。
T・ブレイカー
「まず、《ギラギラ・ドガッツ》で《ニンジャリバン》を攻撃! 効果で《フドウガマオウ》と《ミナゴロッセオ》を破壊! さらにクリーチャーがバトルに勝ったため、《ダイギンガ》の効果で手札を1枚引くぜ!」
「ぐ、バカな!! く、《ハンゾウ》を出して《グレンモルト》を破壊!」
「《ダイギンガ》でW・ブレイク!」
フドウガマオウのシールドは残り3枚。しかもクリーチャーはほぼ全滅。これならいける。
「くっ、我がターン! 《インフェルノ・サイン》で《フドウガマオウ》を出し---------ターンエンドだ」
「どうした、フドウガマオウ! ハイクを詠むのはどうやら、てめぇの方だぜ!! 俺のターン、《ギラギラ・ドガッツ》でシールドをT・ブレイク!」
フドウガマオウのシールドが3枚、消し飛んだ。フドウガマオウの手札にはファンキー・ナイトメアがいなかったため、《フドウガマオウ》の効果も発動せず。
そして、トリガーも発動しなかった模様。
「そして、《ダイギンガ》でダイレクトアタックだ!!」
刹那---------巨大な剣がフドウガマオウを一瞬で切り裂いた。
フドウガマオウ今際のハイク。
とりあえず
マジで許さん
デュエリスト
byフドウガマオウ
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87