複雑・ファジー小説

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新任の養護教諭、香先生
日時: 2016/09/04 13:39
名前: 奈々化 (ID: G/k9CtSQ)

 こんにちは  または久しぶりな方もいるかもしれませんね。

 奈々化です。パソコンの調子がいいので、このたび再開することにしました。

 さて、同じ題名ではだめだということで、似ている題名で書かせていただくことにしました。内容も頭からまったく変えてしまったので、前作の小説の内容は忘れてください。
 
 また保健室ネタ?!と思われるかもしれません……ですが、またこれから宜しくお願いいたします。


Re: 新任の養護教諭、香先生 ( No.171 )
日時: 2015/05/13 20:06
名前: 奈々化 (ID: SSNg/Zhu)

 寺島side   後編

 私は今、生きているという実感がない。

 目の前にいる生徒たちが、皆揃って、口をあんぐりと開き、驚きの眼で、教壇に立つ私を見ている。

 おそらく、錦のこともろくに知らないんだろうな。 というか、古志野もいないじゃないか。

 「えー、三神先生が遅れているので、私が一時間目を担当します。 とりあえず、欠席の人だけ確認するな。 錦はともかく、古志野の欠席理由知ってる人、いないか?」

 「古志野が欠席?」

 「あ、本当だ、いない」
 
 「美羽は昨日からちょっと、様子おかしかったよね?」

 そう教室のあちこちから、生徒たちの声が飛び交う。

 「知らないか……。 じゃあ、まぁ気持ちを切り替えて、英語の教材持ってない人は、隣の人に見せてもらうなりしてくれ。 ロッカーにある人、取りに行って来なさい。 と、いう訳で、五分後に授業に入ります」

 私がそう言い終わった後、「まじかー」 「ごめん、見せて」 「家だ」とまた教室がざわつく。

 と、何とか一時間目はやり遂げたものの……

 


 「あー、次は三年三組だー。 その次は、二年一組と、階段を上がっては下り、上がっては下りで忙しくて大変だったんですよ」

 「すみません、すみません! 香の代わりに謝ります!」

 「そのたびに、生徒からヤジが飛んで、心もズタズタ」

 「本当に、ごめんなさい! 香の代わりに謝ります!」

 「いやいや。 椅子から下りてまで土下座はいいですから。 立ってください。 ところで、横田先生は?」

 「え? あ、いない!」

 「お疲れ様でした」

 あ・て「帰ったーー!」



 後編、おしまい。

Re: 新任の養護教諭、香先生 ( No.172 )
日時: 2015/05/14 20:22
名前: 奈々化 (ID: SSNg/Zhu)

 登場人物を紹介

 古志野 直哉・・・花の弟で、小学五年生。

          花のことを、ちょいちょいバカにしている。

          小学一年生から、ずっと国語係。

   一言 「仁井奈さんみたいな、お姉ちゃんが欲しかった」


 古志野 新・・・・花と直哉の父親。

          普通にサラリーマンとして働いている。

   一言 「恵理子がいない間の花は、よく私たち家族のために…ズズ(泣)」


 
 古志野 恵理子・・芸術家として活躍している。

          海外に出張もする。

          直哉の名前は、花のなからの流れで名づけた。

   一言 「一番好きな柄は、葉っぱ。 見てるだけで、なごむのよね」

 
 寺島 誠司・・・伯流高校で4年間、英語教師として働いている。

         担任はいまだに、務めたことはない。

         香への印象が変わりつつある。

   一言 「横田先生には、気をつけて接しなければ…」

 
 
 と、言う感じです。



          

          

Re: 新任の養護教諭、香先生 ( No.173 )
日時: 2015/05/15 18:31
名前: 奈々化 (ID: SSNg/Zhu)

 読者様の意見を、募集!

 この小説の愛読者の皆さん、こんばんわ。 作者の奈々化です。

 2話の余ったスペースを、面白おかしく、ほのぼのと自由な設定で、キャラクターを使って、小説ではないものを、書いているわけなんですが……

 とりあえず、読者さんは置いておいて、私は楽しんで書いております。

 これまでのお話を読んで下さって、ありがとうございます。

 と、まだまだ3話、4話、5話と着々と書き進めていきます。 応援、お願いします。

 で、ですね、見出しに書いてあるのですが、この小説の書き方、登場人物のキャラ設定などなどに意見が欲しいなと思うのです。

 できるだけ、答えて行こうと思います。

 ただ、香のキャラについては、安佐子に厳しく、花や美羽、生徒たちには普通に接するというところは、私、奈々化が一番こだわっているところなので、この設定は、変えるつもりはありません。

 幼馴染が、必ずしも捻くれた性格をしているわけではないですが、香については過去が過去なので……

 時々、キツ過ぎと思う場面も出てくると思いますが、何とか、温かく見守ってください!

 この小説についても、意見をお待ちしています!

Re: 新任の養護教諭、香先生 ( No.174 )
日時: 2015/05/16 11:53
名前: 奈々化 (ID: SSNg/Zhu)

 香と安佐子の余談2

 「えー、お昼前ですが、こんにちは。 この進行を、半分寝ながら務めさせていただきます、横田 香です」

 「そんな香が完全に寝ないよう、見張りながらトークしようと思います、三神 安佐子です」

 「んで、また余談ってなってるけど、今度は何?」

 「今回、私何も聞かされてないから、本当に自由に話してていいと思う」

 「曖昧な……それに、なんであんたと作者は事前に話してるわけ?」

 「香と違って、話しやすいんじゃないの?」

 「あ、そう」

 「妬いた?」

 「妬くか!」

 「そう、ならいいけど」

 「まったく。 じゃあ、とりあえず、この伯流高校のことを話していこう。 思えば、人物だけ説明して、周りのことを説明しないとなると、後々、物語を読むうえで、読者たちがついて行けないからな」

 「おおー、香がそんなふうに思っていたとは」

 「じゃあ、まず説明しやすいとこから」

 

 #香と安佐子でお送りする、学校案内# 〜身近なとこから〜

 「大ざっぱに言うと、一階、二階、三階共に生徒の教室が三つあって、授業の時に使われる教室が二つずつあります。 別棟の一階には図書s/」

 「本当に大ざっぱだよ! 大ざっぱすぎて、はっきりと全体像が見えて来ない!」

 「しょうがないでしょう。 ここに来てまだ一カ月たってないんだから。 まして私は、保健室と職員室以外、行き来しないんだから」

 「分かった、分かった、私が説明するよ。 とはいっても、私もまだ覚えきれてないけど」

 「とりあえず、分かる所で」

 「えっと、この学校は、学棟と特別棟に別れているんです。 さっき香が言いかけていましたが、特別棟の一階には図書室と事務室があって、二階には職員室があります。 この職員室には、学棟の廊下を使って、先生と生徒が行き来できるようになっているんです」

 「ふーん、そうなんだ」

 「うん、そうなの。 それで、学棟の各階を説明しますと、まず三階には、三年生の教室が三つあって、PC(パーソナルコンピュータ)教室、その隣に家庭科室があるんです。 二階には二年生の教室がm/」

 「安佐子、ストップ! この話、前編と後編に分けよう。 その方が、この小説のスレ上げに貢献できる」

 「香……うん、そうだね! とか言って、さっさと帰りたいんだろ?」

 「じゃあ、またいつか、さよなら」

 「こらー」

 

 という訳で、後編に続きます。

 
 

Re: 新任の養護教諭、香先生 ( No.175 )
日時: 2015/05/17 11:02
名前: 奈々化 (ID: SSNg/Zhu)

 香と安佐子の学校案内 〜本格的に〜

 「はい、愛読者の皆様、こんにちは。 昨日と進行変わりまして、三神 安佐子がお送りします」

 「一応、隣にいます。 横田 香です」

 「一応とか言わない。 テンション下がる。 えー、完全にやる気を損なわれる前に、昨日に続いて、学校案内をしたいと思います。」

 

 後編

 「昨日、ちゃんと頭に叩き込みました。 まず、二階からいきますね。 二階には、二年生の教室が三つあって、音楽室、美術室があります。 ちなみになんですが、非常口も各階に二つあるんです」

 「あ〜あ」(香のあくび)

 「一階には、一年生の教室が三つと、化学室、生物室、その先には購買があるんです」

 「クシュン」 (香のウソのくしゃみ)

 「えーっと、ざっとこんな感じです。 ですが、今度は香に説明をお願いしようと思います」

 「え!」 (香のリアルな驚き)

 「ほら、保健室の、なんか…ほら、いろいろあるじゃん。 何はどこにあってとか」

 「ああ、うん」

 「あと、さっきのくしゃみ、ウソでしょ」

 「コホン。 えー、保健室に入ってすぐの左側には長椅子があります。 その隣には、消毒液やら薬品の棚があり、その隣には、体調不良の生徒を寝かせるベッドが二つ並んでいます。 そして、私が作業するための机があります。 部屋の隅には、伸長を図るやつと、体重計が置いてあります。 これらを使うときは、必ず私に断りを入れてから使用してください。 以上」

 「ちょっと、ちょっと! そんなに長々と一気に……あ、まぁいいか。 もし分かりづらい方、ごめんなさい」

 「ねえ、保健室に戻ってもいい? 今月の保健便りと来月の保健便りを、今日中に作っちゃいたいんだけど?」

 「うん、どうぞ。 じゃあ、今日はこれで失礼します」


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