コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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魔界の姫と白竜・黒竜
日時: 2014/08/15 16:15
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

悪魔と人間の日常を描いた騒ぎがありながらもアクションあり、シリアスあり、コメディありというエキサイティングな小説です。最後の最後まで読んでいただけたらうれしいです。

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Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(41) ( No.46 )
日時: 2014/09/22 18:55
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

遂に川内が暴走した。
川内の暴走癖は日常茶飯事だが、変態精神が疼いてきてしまったのだろうか、暴走は4組男子全員をも巻き込んだ。
さらには女子までも・・・・・・・・・・
こいつのカリスマ性、半端ないな。
僕だって魑魅魍魎の主の23代目。
絶対負けたくない。
というわけで3組VS4組の勝負が始まった。
内容はリレー対決。
ルールは19人を代表として選び、リレー対決をするという内容だ。
3年3組は1泳者・島原唯真、2泳者・諫早敏輝、3泳者・大分紗野、4泳者・阿蘇宮篤、5泳者・八代海斗、6泳者・水俣芳大、7泳者・雲仙明、8泳者・長崎光平、9泳者・天草翔貴、10泳者・中津桃歌、11泳者・国東マルシー、12泳者・宇佐美晴海、13泳者・人吉幌大、14泳者・竹田愛、15泳者・玖珠原瑠璃、16泳者・玖珠原麗魅、17泳者・青竜院零、18泳者・杵築望恵、19泳者は僕、熊本健太郎というメンバーになった。
一方3年4組はというと、3泳者・出水いみず吉郎、4泳者・阿久根敏郎、5泳者・日置揺宗ゆれむね、6泳者・鹿児島脇衛門、7泳者・枕崎甘受郎かんじゅろう、8泳者・市来瑛足えいた、12泳者・串木野武、13泳者・4組一の腐女子、鹿屋恵理子、15泳者・志布志祐子、16泳者・垂水たるみず洋子、17泳者・霧島牧子、19泳者はなんと、変態軍団のボス、川内亮太郎というメンバーになった。
19泳者はボスVS総大将という構図になってしまった。

Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(42) ( No.47 )
日時: 2014/09/22 19:07
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

3泳者め、大分VS出水の前、こんなやり取りがあった。
「てめぇみたいな、ドジ娘の雪女に負ける気はさらさらねぇぜ」
「な、お前、いつから大分ちゃんがドジ娘になったと!?」
「だって大分はドジっ子だろう? 何せ、いつもノートを職員室まで運ぶ際に、何もないところで転んでは23代目ぬらりひょんの熊本に助けてもらってるだろうがぁ!」
「ホントなのか?」
天草が詰め寄る。
「それは認めるけど、いつの間に見てたってわけだろ?こいつ変態だぜ」
「あたぼうよ!!!俺は変態軍団の一員なんだからな!」
「こんな軍団は3年2組に滅させてもらうしかないな」
3年2組は蘆屋一族の陰陽師が結構集うクラスだからだ。
「滅?何で?」
「もちろん、式神破軍に決まってるぜ」
「俺たちには無効だぜ?」
こいつ、言わせときゃいい気になりやがってるぜ。
「絶対あきらめない。3組雪女の名にかけて勝つ。絶対にね!」
「へっへっへ、面白い!勝負だ!!!!!」
3組の2泳者がゴールした。
雪女、がんばれ。

Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(43) ( No.48 )
日時: 2014/09/23 09:57
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

「負けるな雪女!」
「がんばれ紗野ぁ!!」
3組からのエールがくる。
「雪女なんかに負けるな出水ぅぅぅ!!!」
「絶対雪女は熱中症でダウンだ!」
うわあ、4組のはもうエールって言うか、もう罵りじゃないか。
泳ぎきった。
よし、次は加賀の弦殺師の子孫、阿蘇宮篤だ。
弦殺師の子孫も侮られては困るしな。
僕は紗野の頭を撫でてやった。
「総大将マジリア充」
3組の皆は僕をおちょくる。
出水が泳ぎきった頃にはもう篤は半分まで泳ぎきっていた。
「くそ、くそ、何で雪女なんかに!!!」
出水は地面を叩いて悔しがっている。
ボスVS総大将のプライドがぶつかろうとする。
「まだだ、ここでやられるわけにはいかないかないからな」
「この差埋められるもんなら埋めてみろ」
ついに6泳者も泳ぎきった。
7泳者以降の泳ぎ方はというと、なんと異様だった。
クロールともバタフライともいえない……そんなものだった。
謎の泳ぎ。
しかし、それを見ているだけで不快感を感じる。
それはまさに変態の、変態による、変態にだけしかできない泳法——変態泳ぎそのものだった。
明もその泳ぎ方を見ると寒気を感じた。
17泳者目、零が着水する。
16泳者目の麗魅が泳ぎきる瞬間にあわせて泳ぎ始めた。
零は平泳ぎの様子。
平泳ぎとは言えど彼女も結構速い。
これなら勝てる!
なんせ、一蹴りの威力は1mもいく。
零が泳ぎきった瞬間、18泳者の望恵の水着がはだけてしまった。
零はとっさに着なおさせる。
そんな零を見て、ホントは優しいなと思う。
望恵は気を取り直して泳ぎを始める。
ついに泳ぎきった。
間髪いれずに僕は背泳ぎを始める。
川内がこっちに向かって突進をした。
だが僕の敵ではなくバタ足の右がクリティカル。
天井までぶっ飛んだ。

Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(44) ( No.49 )
日時: 2014/09/23 10:08
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

ボスがやられた。
これに意気消沈した4組。
「僕らの勝ちでいいですか?」
先生のほうを見る。
先生もはっとして、
「3組の勝ちぃ!」
「やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」
皆の勝ち鬨の声が上がる。
もうこうなったら審判の時が来る。
「お、おい、なにを」
「そりゃもちろん審判を下すに決まってるじゃないですか♪♪」
零が杯に酒を入れる。
「や、やめ・・・」
「受け取れ、竜王止水“百花繚乱”!!!!」
「殺取・水竜高籠波!!!!」
「雹破裂帛!!!!」
「レインクラッシュ!!!!」
全員審判を下され大ダメージを食らった。
このあと、4組の惨状に後々来るクラスの悲鳴が木霊したのは言うまでもないことだった。

Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(43) ( No.50 )
日時: 2014/09/24 22:36
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

京都の第9の結界、慈照寺・・・・・・
僕はこの近くまで訪れていた。
ぬらりひょん23代目、熊本健太郎。
いまや総大将だ。
この23代目・・・山本の死、過去の記憶がよみがえる。
僕は、初めてここにいる。
「総大将、ここが第9の結界、慈照寺ですか」
「篤1人で十分だ」
「な、今日はお前が・・・」
「篤もかっこいいところ見せんと行かんからな」
京都第9の結界での戦いが今、始まろうとしていた。
「そうか、行って来いよ」
「加賀の弦殺師の子孫、阿蘇宮篤が参る」
「ほう、あんたが遊び相手ね・・・」
ついに、9人目の陰陽師が現れた。
「わらわは理系の陰陽師、海野ゆりか、海王星の陰陽師じゃ!」
「君の実力といい、器といい、見せてみてください」
「では行くぞ?氷結結界!」
「これは!?」
「この結界は水をも凍らせる。わらわは蘆屋家五条流の陰陽師じゃ!」
「行きますよ・・・殺取・鎖水母!!」
氷の結界の上面部を壊す。
「加賀の弦殺師・・・滅してやろうぞ」
「このなりでやらせてもらいます」
この戦い、僕らにはどちらが勝つか予想もできない。


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