コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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魔界の姫と白竜・黒竜
日時: 2014/08/15 16:15
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

悪魔と人間の日常を描いた騒ぎがありながらもアクションあり、シリアスあり、コメディありというエキサイティングな小説です。最後の最後まで読んでいただけたらうれしいです。

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Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(135) ( No.141 )
日時: 2015/02/02 14:13
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

「ああ、会ったことはないだろうが、相当な実力の持ち主さ」
「なんだって?」
雹が続ける。
「まあ、僕の実力の6倍・・・澪姉ちゃんと雫兄ちゃんの実力の合計を2倍したものだね」
おいおい、お前の実力の6倍!!??
どんな膨大な実力なんだそれは!!
僕らが過去に本気で戦ったことのあるのは霄(熊本健太郎)・零(阿蘇宮篤)・澪(熊本健太郎・水俣芳大)・雪(熊本健太郎・阿蘇宮篤)・雹(熊本健太郎)の5人だけじゃないか!!
ましてや、相手は3人。
こんなことになるとは魔界はどうなっていることやら。
青竜院16兄弟全員こっち(人間界)となると青竜院16兄弟は全滅。
「あいつは・・・最強の護衛役だよ」
「!?」
「絶対に1人で戦うには分が悪すぎる相手だ」
「んなっ・・・・」
「じゃあ、霄・零より強いな」
「ちょっと熊本君!!何で私との戦闘より、零ちゃん・霄ちゃんとの戦闘の方が強さの比較が出来てるのよっ!!ハックもなんか言ってあげて!!!」
「うん?露姉ちゃんか。まあ、露姉ちゃんの変態ぶりには毎日苦労してるんだけど」
こいつ相当な苦労人だなこりゃ。
「やっぱりこいつの素行の悪さが祟ったんだな」
「うえ〜ん、そんな〜」
泣いたって無駄だよ。

Re: 魔界の姫と白竜・黒竜 ( No.142 )
日時: 2015/02/09 17:23
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

「ところで、雷ってやつの目的はなんだ?」
「決まってるじゃないか。もちろんケンを殺すことじゃないか」
「そんな物騒な!!」
「そう言ってもなぁ、今までそうだったんじゃないのか?霄を皮切りに今日は雷・・・まあ、だいたいの計算はできてるとは思うが」
「ところで、そいつはどんな攻撃のしかたをしてくるんだ?」
「うん、いい質問してきたね。あいつは、僕と同様、相当な魔力をもっている。だけど、武器は持ってるよ」
「その武器はなんだ?」
「確か、槍と杖だったな」
待て待て、2種類もあるのかよ!!
「うん、だから僕らよりも膨大な魔力の制御も簡単にできてしまう。あのバカみたいな雨量もありえてしまうんだよ」
「確かに・・・それは言える」
「まあ雪も、天気を操るくらいならできるがな」
「え?」
「雪を降らす程度だが」
「魔力が高いやつは大体こんなもんよ」
霙もうなずいてみせる。
「え?大阪とか大津ではぜんぜん雨量が確認できてない!?どういうことですか?」

Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(137) ( No.143 )
日時: 2015/02/10 19:37
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

はじめに 今回は大阪府私立受験が終ったので今回はそのスペシャルです。

零のトンデモ発言に皆群がった。
雨雲が群がっているのは京都府南部。
なぜか京都市・長岡京市・宇治市の辺りだ。
学校も含まれてるじゃないか。
でも、あいつらに手だけは出さないでくれ!!
僕は靴紐を結んだ。
「ちょっとそいつの所に行ってくる」
「やめとけ。僕はwikiで調べたんだが中ったら最悪、脳震盪をきたしかねないらしい。ましてや、自分の力を混ぜて降らしてるんじゃないかって思うんだ。だったら相当ダメージが来るかもしれない。もしくは、標的にのみ反応して威力上昇……とかな」
雹の的確な言葉に黙っているしかない。
でも・・・
「え?」

Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(138) ( No.144 )
日時: 2015/02/12 20:59
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

はじめに 今日も大阪府私立受験合格スペシャルです。
「ん??どうした!」
「あれが・・・雷?」
「テレビ電話のモードに切り替えてくれ!!」
テレビ電話に切り替えられた。
「ケン、これが雷だ」
京都タワーの中継の様子だ。
「あいつが、雷?」
零や霰が僕の後ろに群がる。
「間違いありません、そいつが雷です」
「確か、あいつは忍者に憧れてマフラー巻いてたよね」
霄がつぶやく。
「なんだ、あの魔力」
雪も同調した。
「雪も経験したことのないような禍々しすぎる力が溢れてる」
「こいつが雷、見た目は幼いけど雹の6倍の実力をもつんだ・・・・」
「うわっ!!」
雹が目を瞑った。
するとテレビ画面にはしばらくお待ちくださいの文字。
おいおい・・・・・・。
「やりやがったか・・・・」
「人間界の人々に手を出してきたのか・・・・」
「うん、それでさっきのは??」
「こいつ、本当に僕らを連れ戻しに来たんじゃないかな」
「あいつ・・・」
絶対連れ戻させやしない。
でも相手は護衛役。
主人を守るためだったら主人のための死させ厭わないのだ。
でも、僕は変だと思う。
仮に僕が死を知らない人だとして、彼ら彼女たちに1回死んでみてと頼まれたとしよう。
そうしたら彼ら彼女たちは本気で腹を斬ろうとするんじゃないか。
僕みたいな10〜20歳の人が主人のために死のうとするなんて、やっぱ」りどう考えても変すぎると思う。

Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(139) ( No.145 )
日時: 2015/02/16 18:54
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

「・・・ならば、僕が皆を心配させないくらい強くなれば、僕はもう迷うことなどしない。こうなったら、生きて帰ってみせる!!!」
「そうか・・・だったら迷わず行こうか」
「そうだな」
僕は靴紐をきついくらい締めた。
「いい友情ですね・・・悪魔と人間の垣根を越えた友情・・・京都の都に友情と言う気高くりりしい花が咲きましたか・・・・だったら私も一緒します!!!」
「そうか、だったら皆僕の背中に並んでついて来てくれ!!!」
零の声にぐんと強くなった気がした。
その強い言葉に雪も応えた。
「OK、任せなさい!!」
僕は京都タワーに向かった。
京都タワーの真上・・・
「ん?あいつが・・・23代ぬらりひょん・・・熊本健太郎か・・・それに雪ちゃん、零ちゃん雹くんも一緒だ。それから、阿蘇宮篤に大分紗野。そして水俣芳大。役者はそろったみたいだね」


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