コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 魔界の姫と白竜・黒竜
- 日時: 2014/08/15 16:15
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
悪魔と人間の日常を描いた騒ぎがありながらもアクションあり、シリアスあり、コメディありというエキサイティングな小説です。最後の最後まで読んでいただけたらうれしいです。
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- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(531) ( No.541 )
- 日時: 2016/12/09 11:04
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
延暦寺…
そこにはもともと10の結界の第10番目があったところだった。
しかし、今はもうすべてが落ちて、現在は京都市街が魔京となってしまっている。
京都市街は普通であれば多くの観光客でにぎわっているはずだ。
しかしながら、今日は全く違う。
魔京となってしまって異様な雰囲気が漂う中、観光に楽しめる状況ではない。
それゆえに、人ばかりか猫1匹もいない寂しさだ。
この日、延暦寺のたもとに来た。
まさにその様子は異様以外の何物でもなかった。
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(532) ( No.542 )
- 日時: 2016/12/13 14:50
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
そこには、典型的なモブの京妖怪がうじゃうじゃいた。
ひとみが、
「このくらいの京妖怪、私に任せて」
というや否や、機関銃を取り出した。
実をというと、僕が信太の森に行ったとき、九尾の狐が彼女たちに渡されたのが武器である。
どうやら武器を何も持たないようじゃ京妖怪に勝つどころか、まともに対峙することもままならないからというからだそう。
ひとみは言うと京妖怪たちをぐしゃぐしゃに撃ち落としてしまっていた。
なるほど、京妖怪の死骸が延暦寺につながる道に並べられている。
「どう?」
そう言われるものだから女子は皆拍手していた。
当の本人は嬉恥ずかしといったところだけど。
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(533) ( No.543 )
- 日時: 2016/12/14 20:36
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
僕はそこの結界が封印されているうちに第9の結界のある慈照寺に来ていた。
やはりここにもモブの京妖怪がごまんといた。
だけれど、久美子や宏がここにとどまって京妖怪殲滅を図ることにして僕らに第8の結界、伏見稲荷大社に行くよう促した。
第8の結界にはもともと封印されていたのが京妖怪側の番人、二十七面千手百足といわれる千手観音のような妖怪がそこの守備隊長だ。
僕らはそこの千本鳥居の前にいた。
晴美もそこのパンフレットを引っ張り出していた。
実をというと、僕がいるのは奥社参拝所というところ。
ここにはあるおもかる石は、一見すると何でもないような石だけれど、実は僕が思いだにしなかった場所に引きずられることになる。
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(534) ( No.544 )
- 日時: 2016/12/15 16:21
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
さて、そのおもかる石に晴海は思わず手にかけてしまった。
その感覚は自分が思った以上に軽そうに持ち上げた。
何か、いやな予感がすると思って僕は千本鳥居のほうへと入ってしまった。
その千本鳥居で事件は起きた。
その千本鳥居の奥社側から500本くらい先のところに何かしらの魔界への入り口を連想させられそうな大きな空間の裂け目が開いていた。
その空間の裂け目の中にはやはり伏見稲荷大社だったが、そこは奥社参拝所だった。
しかし、それにしては何か雰囲気が怪しく思えてきて中に入ってみるとそこには多くの小鳥居があった。
そこの中央には、二十七面千手百足が居座っていた。
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(535) ( No.545 )
- 日時: 2016/12/19 16:20
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
その二十七面千手百足の攻撃方法とは、鳥居から腕を伸ばして敵の手を捕まえて引きずり込み、そのうえで敵の腕を切り刻むというのだから恐ろしい。
千手百足は敵を見つけるなり、さっそく先制攻撃を仕掛けてきた。
それも何百もある鳥居から腕を伸ばしてくるのだから、いくら切り落としても切り落としてもきりがない。
そればかりか、切り落とした腕は地に落ちるや否や、その腕は煙のように消えてしまって二十七面千手百足のもとに再生するじゃないか。
なかなかダメージ1つ与えられない僕らが手をこまねいている間に、1つ事件が起きた。
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