コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 魔界の姫と白竜・黒竜
- 日時: 2014/08/15 16:15
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
悪魔と人間の日常を描いた騒ぎがありながらもアクションあり、シリアスあり、コメディありというエキサイティングな小説です。最後の最後まで読んでいただけたらうれしいです。
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- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(155) ( No.161 )
- 日時: 2015/03/27 13:12
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
最初に 今回は公立不合格だったんでそのスペシャルはカットですが、進路決定スペシャルです。
高校に入ったら週5回の掲載を予定しています。
家庭科室のドアが開いた。
「いやっは〜♪くんくん、何やら美味しい匂いがするじゃん!」
うわわ、なんかテンション高い人が来たんですけど。
「なに作ってるの宇多津っち?」
え、宇多津っち?
容姿はショートカットの銀髪にオレンジの瞳か。
「何言ってるんですか、見ればわかるじゃないですか、ドーナツですよ」
「あれ〜、その声は熊っちに阿蘇っちか」
おいおい、僕は熊本の熊に篤は阿蘇宮の阿蘇かよ!?
でも何で僕の名前を?
しかしいったい何者なんだ?
「私は生徒会長高松樹里奈っちのかわいい可愛い妹で給食委員長の『高松彩音』でぇ〜す♪」
あ、確かに、瞳の色には違いがあるんだけど似てるなあ。
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(156) ( No.162 )
- 日時: 2015/03/30 14:53
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
「でも・・・どうして高松先輩・・・これじゃ生徒会長とかぶるし、彩音先輩でいいですか?」
「うんいいよ、熊っちに阿蘇っちって呼ぶね?」
やっぱり『〜っち』はつけるんだな。
しかし熊本の熊と阿蘇宮の阿蘇につけるのがどうも納得いかないんだけど。
できれば、熊本っちと阿蘇宮っちのほうがよかった。
「でも、どうして生徒会長は彩音先輩を・・・」
「お〜い!!!雷を見かけなかったか?」
ハックが合流した。
「いや・・・これは!?」
氷の塊を見抜いて横ぎり一発。
「くふふ・・・やっと見つけたよ・・・・高松彩音・・・」
雷がそこに突っ立っていたのだ。
「きやがったか・・・」
「女体の神秘とか何とかを追い求めてるみたいでね・・・」
「女体の神秘?なんかエッチだなぁ」
何彩音先輩体うねらせてるんだか・・・
「先輩!逃げてください!!こいつの目的は先輩なんです!!!」
「あたし?あたしがどうして狙われているかは知らないけど、どうも戦わずに逃げるのはプライド的に無理かなぁ」
楽観的すぎるぞ、これ。
このままじゃ彩音先輩が危ない。
と、そのときだった。
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(157) ( No.163 )
- 日時: 2015/03/31 14:22
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
「教えてもらおうか?高松彩音。女体の神秘はどこだい?」
「え、あたしじゃないの?」
「彼女じゃない?となると、一体誰なんだ?」
ハックは何がどうなっているのかさっぱり分かってない。
「・・・確かに、ちょっと条件満たしてな・・・・・」
「もういいから!言ってることは分かってるよ!けど十分人望くらいありそうだし!!」
ハックが僕を殴りつけた。
たんこぶが1個できた。
ハックの力ってどれくらいなんだ。
「いちち・・・その女体の神秘は誰だって訊かれてるの!!」
「いや・・分からないなぁ」
「しかし、一体誰が持ってるんだろう・・・」
「くふふ・・・そいつは・・・ももりんさ・・・」
「ももりん?」
「ももを!?家に引きこもってるから学校にはここ3〜4ヶ月来てない筈だけど・・・」
また雷は消えた。
「くそ、どうも家のほうに向かってしまったようだな。しかし、ももって女の子はいったい何者なんだ?」
なんなんだこのざわつき・・・
「うっ!!」
僕の記憶が風のように蘇り始める。
これは・・・山本の師匠が殺された時のシーン!?
そういや女の子2人と一緒にいたなぁ。
「まさか・・・ケンは・・PTSDにかかってたの?」
「いや・・・ちょっとした出来事だけどね・・・」
「いいや、僕にとっては身内の問題と同然だよ。一体何があったんだ!?」
「それは・・・」
ハックは僕の話を素直に聴いてくれた。
「そうか・・・山本の師匠が殺された時、あの銀髪の少女とケンがいて・・・その視界には若干年上の少女がいたというわけなんだ」
「うん」
「何かあったの?」
双子姫が来ていた。
「姫さん、お留守番してたはずなのに・・・何か思い当たったんですか?」
「うん、熊本君たちが心配でつい・・・」
「改めて訊きますけどももちゃんって何者なんですか!?」
「ハック君、面白いこと言うわね」
「え?」
ハックはきょとんとしてる。
「まさか・・・身内の人!?」
「そうですよ・・・」
「もしかして・・・ももちゃんは・・・生徒会長と彩音先輩の妹なんですか!?」
「ええ」
「ええええええええ!!!!?????」
みんなの声が木霊す。
僕らは、驚愕のモノローグを聞いてしまったのだ。
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(158) ( No.164 )
- 日時: 2015/03/31 16:00
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
さて・・・
京都府向日市と京都市西京区の境界付近に建っている高松邸・・・・
とても女子の部屋とはいえなさそうな部屋の中では1人の少女がある少年の帰りを待っていた。
「早く・・・ぬらりひょん様に会いたい・・・」
ぬらりひょん・・・・それは8年前のPTSDを持っている少年のことだ。
彼女は彼のすぐそばにいて、山本の師匠が殺されたのを目撃している。
その少女こそ・・・女体の神秘の持ち主であるももちゃん・・・高松桃香なのだ。
熊本健太郎と同じPTSDを持っていた。
雨音を聞くと山本が殺された事件を思い出してしまうという。
彼女は資産家のお嬢様である・・・
高松家17代目の娘でもあり、熊本杏香の護衛役でもあるのだ。
式神を操るのを生業とする四条流の家に弟子入りしたのは7年前。
そして実力をつけていったのだ。
さて、そんな彼女に転機が訪れたのは半年前のこと。
熊本杏香の護衛役に任命されたのだ。
そんな彼女は不登校児で保健室登校が多い。
「ぬらりひょん様・・・」
そうつぶやいた瞬間だった。
チャイムの音がなった。
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(159) ( No.165 )
- 日時: 2015/04/02 11:30
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
そこには11歳の少年の姿があった。
「誰なの・・・桃香には関係ないよね・・・」
すぐにすごい音がなった。
ドアが破壊される音。
「何なのあれ・・・・」
そのときだった。
あの少年の姿があった。
「くふふ・・・やっと見つけたよ・・・ももちゃん・・・」
「あなたは・・・」
「おっと、失敬。僕は青竜院雷・・・女体の神秘の探求者だよ・・・」
「にょ・・・女体の神秘?よく分からないけど・・・ももに何か用?」
「僕の宿願は、ももちゃんの協力によって終るのさ」
「え?協力?」
桃香にはさっぱり何のことだか分からない。
雷が何を言っているのかも。
「そう、誰も愛されることなく・・・愛されても愛情が足りなく・・・ほかの誰よりも・・・・・だから、もっと愛を知りたい・・・・母性や包容力のある女性・・・それこそが君なんだよ」
愛情は全部熊本健太郎(ぬらりひょん様)にしか捧げていない。
もう答えは決まっていた。
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