コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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魔界の姫と白竜・黒竜
日時: 2014/08/15 16:15
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

悪魔と人間の日常を描いた騒ぎがありながらもアクションあり、シリアスあり、コメディありというエキサイティングな小説です。最後の最後まで読んでいただけたらうれしいです。

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Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(408) ( No.416 )
日時: 2016/04/25 23:04
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

「阿蘇宮…篤…加賀の弦殺師の子孫ね…」
「相手は自然の力だな」
「相当の力の持ち主ね。私がもてなしてあげるわ」
「ありがとうよ。篤だって手を引くに引けない理由があるんだからな」
篤は弦を構えて対峙した。
それを見たファナもアイスピックを持ち直す。
一方雪はというと…
「し、しまった!先回りしてたなんて考えていなかった!!」
ヨハンナを子供たちが取り囲んでしまっていた。
もはや毒入りキャンディ奪われてみんなまた余命が縮まるのも時間の問題。
けど怖くて何もできない。
もう駄目だと思ってあきらめかけた瞬間だった。

Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(409) ( No.417 )
日時: 2016/04/26 22:33
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

ヨハンナはその毒キャンディを全て食べてしまった。
そのキャンディはどんなものかは知っていた。
あのキャンディを食べればどうなるかも知っていた。
けれど、こうすればみんな助かるのだ。
そう思って食べた。
「おい!ハンナの奴、全部食べちゃったぞ!」
「独り占めしやがって!!」
子供たちの怒りが暴走する。
ところが、ヨハンナは吐血して倒れてしまった。
「ハンナ…」
「欲張って全部食べようとするから…」
「違う!」
しびれを切らした雪が遮った。
「これがキャンディの正体だからだよ!ハンナは皆のことを思って自分はどうなるかも承知の上で…」
雪の言葉に嘘偽りはない。
雫が合流してきた。
「雫お兄ちゃん!」
「待たせたな。こいつも応援に使えるぞ」
多くの医療班が整列した。
これは頼もしい。
雪も希望があふれた。
自信がついた雪は皆の治療を始めた。

Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(410) ( No.418 )
日時: 2016/04/26 23:22
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

さて、B棟のプレイルームでは…
篤とファナが対峙していた。
弦を自由自在に操作することで不規則な攻撃を仕掛ける篤。
彼女は自然の力をもって動きを鈍くする。
どちらも一歩も引かない展開だ。
篤は足払いを仕掛けても相手は鳥人間。
飛んで凌がれるようなものだ。
かといって自分は空を飛ぶなんてできないことだ。
篤は攻略の糸口をつかめないでいた。
さてその頃…
滉人は例の手錠を見つけた。
これでマスターを捕まえることが可能になった。
子供たちも雪たちに任せてあるから大丈夫だ。
けれど、彼らは知らなかった。
あのカルロス3世が動こうだなんて…

Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(411) ( No.419 )
日時: 2016/04/27 21:53
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

さて、こちらは霙たち…
第3ブロックのスタートだ。
実はというとここには青竜院一族と深い因縁を持つ者たちが出場するブロックでもあるのだ。
例えば、40年以上前に力を奪われた海賊王。
澪によって敗北した格闘家。
他にもいろいろ因縁はあるとはいえ、数え切れないほどの借りがあるのだ。
その借りを返すために来ている。
けれど、出場するのは雫ではない。
霙1人だ。
それでも彼女1人に立ち向かうのだ。
僕だっていろいろ大魔王に借りはある。
でも、それだけではなかった。
もう1人、大魔王に借りがある人物がいる。
それは、ハックだった。

Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(412) ( No.420 )
日時: 2016/04/27 22:00
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

ハックは9年前、大好きだった人を大魔王に殺された。
彼の名前はファルク。
大魔王の重臣筆頭格だった。
それだけじゃない。
ハックが慕っていた人物でもある。
しかも、大魔王の実の弟でもあるのだ。
大魔王は兄に閻魔大王がいたが、兄弟は大魔王含め3人いる。
上2人を支えていたのがファルクなのだ。
ファルクが死んで乱世が始まってしまったといえるのだ。
まあ、その前から戦争は始まっていたのだけれど。
その戦争が本格化したのが9年前。
それから6年…
ハックはその事件のことをあの事件の夜から忘れたことはない。
だから、ハックにも仮が大魔王にあるのだ。


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