コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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魔界の姫と白竜・黒竜
日時: 2014/08/15 16:15
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

悪魔と人間の日常を描いた騒ぎがありながらもアクションあり、シリアスあり、コメディありというエキサイティングな小説です。最後の最後まで読んでいただけたらうれしいです。

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Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(388) ( No.396 )
日時: 2016/04/11 22:35
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

さて、B棟2階…
滉人と怜子は特殊能力を封じるための錠を探しに行っていた。
特殊能力を封じる素材の名前は普通の金属ではなく、鉛とクロムの合金だ。
通称『クロミード』と言われる特殊な合金だ。
特殊能力者は相当な力を得る代わりに、体力をその分消費しやすくなってしまう。
つまり、疲れやすくなるのが特殊能力者の弱点だ。
ストレスをため込めばかなりの痛手になる。
『クロミード』には疲れを増進させる物質をメッキにしていることが多いから、能力者には有効なのだ。
さて、光平と翔貴はというと…
警備兵を蹴散らして道を進んでいった。
1階から直通での道を探すためだ。
「あいつら…みんな大丈夫かな…」

Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(389) ( No.397 )
日時: 2016/04/12 22:42
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

さて、僕らはというと…
当の本人である、チェザーレ・アレッサンドロ所長と対面ができた。
海軍中将はカール・ウルリヒだから全く違う他人だ。
でも裏切ったとするならば、こいつもグルかな?
「は?」
「もう逃がすもんか!」
「俺を捕まえて何の得になる!?」
「詳しいことは僕らは何も知らん。けど捕まえたら何か面白いことが起きるらしいからね」
「まさか…青竜院はぬらりひょんの一族の側についたのか!?あいつは当てにならねぇ!止めとけ!」
「そんなの僕らが決めることだ!命令するのやめたらどうなんだよ!」

Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(390) ( No.398 )
日時: 2016/04/12 22:48
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

ハックがムキになって捕まえようとするもなかなか捕まらない。
「この力…もしかして気体関係!?」
「ああそうだ…俺はガスの力を持っている…俺を捕まえることなんざできやしねえ・・」
「ならば、その気体を固体化せるまでだ!」
ばか!
ムキになるのはやめろよ!
あいつは狙ってるはずだ。
さて澪はというと…
「カール・ウルリヒ…か…あの人物はどうして裏切りなんかしたんだろう…」
「女の子に手を出したかったんじゃない!?」
露が答える。
「そんなふざけたことじゃない!もっと何かあるんだよね…ちゃんとした…確かな理由が…」
それが分かれば苦労はしないのだが。

Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(391) ( No.399 )
日時: 2016/04/13 22:10
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

そうそう、言い忘れていたけど、雪はというと3階のプレイルームに来ていた。
だけど…
「そんな…嘘でしょ!?」
もうすでに遅かった。
子供たちはキャンディを探し求めていた。
みんな目もいかれて死に物狂いになって探している。
これはもしかして…禁断症状!?
ヨハンナももしかしたらキャンディを奪われているに違いない。
恐ろしい想像をしてしまっていた。
けど、あいつは大丈夫だって言ってくれた。
だから、信じなくちゃいけない。
信じる価値があるから信じるんだ。

Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(392) ( No.400 )
日時: 2016/04/13 22:19
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

一方滉人たちはというと…
確か研究員に問い詰めたところ、B棟の2階一番奥の部屋にあるということが分かった。
この部屋の中をしらみつぶしに探した。
この部屋にはクロミードでできた錠がある。
それを見つけなくちゃならない。
滉人たちが探していた時…
雫は毒ガスとの大きな鬼ごっこをしていた。
「死にたくなきゃとにかく走れ!」
女大佐も、
「危険ですから早く走りなさい!」
恐怖の毒ガスがB棟に到達するまで残り14分。


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