コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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魔界の姫と白竜・黒竜
日時: 2014/08/15 16:15
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

悪魔と人間の日常を描いた騒ぎがありながらもアクションあり、シリアスあり、コメディありというエキサイティングな小説です。最後の最後まで読んでいただけたらうれしいです。

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Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(295) ( No.301 )
日時: 2015/10/26 22:09
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

さて、ついに起きてしまった2件目。
もう、トリオとなってしまった。
やっぱり、あれは見立て殺人だったみたいだ!
「でもいったい鍵をかけた筈なのにどうしてマネージャーは・・・」
でも、部屋を調べると、下部分に隠し扉があった。
人間1人くらいが入れそうな大きさだ。
「じゃあ、鍵をかけたとしても、犯人に入られてしまうじゃないですか!」
零は信じられない様子で叫ぶ。
「それで、長年出入りしていた執事さんは、こんなものがあったなんて知ってたんですか?」
「いいえ」
「ここってもしかしたら・・・」
「そうですね。もともとホテルだったらしいですが、オーナーが有名なマジシャンだった。そうですよね?平井さん」
「はい。そうだったと山岡先生から聞いております」
平井執事が答える。
「じゃあ、ほかの部屋にもあるって事じゃ・・・」

Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(296) ( No.302 )
日時: 2015/10/26 22:19
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

「おいおい、だとしたら皆の部屋にも・・・」
「ジョーゼフさん、私の部屋も見てくださらない?」
「分かりました。皆さんの部屋も念のため、調べておきましょう」
まずは天野さんの部屋。
クローゼットの中には隠し階段があった。
それはワイン蔵へ続いてあった。
あれ、ワインだ。
しかも1955年物とか1975年物。
結構古いんだな。
「ちょっと、飲まないでくださいよ」
「分かってるって。ちょっと見てただけだよ」
それにしてもすごい財産だな。
倉沢さんのところには隠し金庫。
犬養さんのところにはアンティークのドレス。
零の部屋には何もなさそうだけど・・・鏡にしては妙だ。
マジックミラー?
後の皆の部屋はどうなってるんだろう。
環奈と僕のはとりあえず自分で調べておく。

Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(297) ( No.303 )
日時: 2015/10/26 22:28
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

及川さんのところにはのぞき穴がある。
向こうには山岡先生の部屋があったという。
後の執事・平井と弁護士・高尾は何もない。
皆鍵を閉めれば大丈夫みたいだ。
キーストッカーは警備が厳重な様子。
しかも、あの紐は強い繊維で簡単には切れない。
でも、弁護士には大きな利益が転がり込むけど、皆怪しそう。
当然、僕もだ。
そんなわけで、ジョーゼフが預けることにした。
何か嫌な予感がする。

Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(298) ( No.304 )
日時: 2015/10/27 22:54
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

環奈と僕は考えていた。
どうして犯人は暗号の筋書きに見立てて2人を殺害したのか。
そして5体の人形のうち3体はどこいったのか。
「あのスマホの写真見せて」
でも、ヴィオラとヴァイオリンって確か似た大きさだけど・・・
いったいどうして同じなんだろう。
けどどっちが大きいのかな・・・
「ヴィオラのほうよ」
「え?」
天野さんが立っていた。
ヴィオラは65〜66cmで、ヴァイオリンは60cm、チェロは120cm、コントラバスは200cmとのこと。
ヴィオラはヴァイオリンよりは低いけど安定していて、ドラマの助演のような役割ということだ。

Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(299) ( No.305 )
日時: 2015/10/28 18:39
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

さて、天野さんは昔山岡先生から挿絵の依頼を受けたのだけど、たまに自己主張したいのかわからないけど、トリックの答えに気づいてしまい、それを挿絵に表現してしまった。
もちろん、読者からはブーイングを受けてしまった。
でも当の本人は笑って許してくれた。
けど、それはどうだろうか。
殺したいほど憎んでいたのかもしれない。
あの覗き穴は、人格者としての仮面だったのかもしれない。
本当は執念深く陰湿、そして好色な男だったのかもしれないな。
まあ、当の本人は死んでいて、わからないけど。


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