コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 魔界の姫と白竜・黒竜
- 日時: 2014/08/15 16:15
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
悪魔と人間の日常を描いた騒ぎがありながらもアクションあり、シリアスあり、コメディありというエキサイティングな小説です。最後の最後まで読んでいただけたらうれしいです。
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- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(210) ( No.216 )
- 日時: 2015/06/02 22:04
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
9月11日・・・
僕は朝は落ち着いていたものの、夜になると落ち着かなくなった。
「どうした?体育祭のことで落ちかなくなったのか?」
「う、そう見えるか?」
「ああ」
「実はというと、そうなんだ」
「そうか。あの変態軍団のルーツ、分かったみたいだって」
「え?」
「ケンのお父さんが、変態軍団の初代ボスだったんだよ」
しょ、初代ボス=僕の父さん?
「3代目生徒会会長・・・22代目ぬらりひょん・・・初代変態軍団のボス・・・・その3面性があったんだ」
おいおい、僕の父さん、3足のわらじを履いてたのかよ!?
「いや、それだけじゃなくテニス部の部長も兼任してたよ」
うそだろ、僕の父さんは4足のわらじもはいてたなんて・・・
「それだけじゃない・・・名前は『熊本貴久』」
間違いない!
あれは僕の父さんだ。
「しかも家族構成は・・・妹3人と姉3人の7人兄弟」
この家族関係間違いない!
僕の父さん、熊本貴久に違いない!
まあ事実、6人のいとこがいるからな・・・
「まあ、元は変態・・・いや、れっきとした紳士を育てるための組織だったんだがな・・・」
「いったい何があったんだよ?」
「4代目からその心意気が失われてしまって・・・」
「それで?」
「14代目の都城が中興の祖と呼ばれたんだけど・・・・」
「そうだったんだ・・・」
やっと、僕は変態軍団の素性を明かすことができた。
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(211) ( No.217 )
- 日時: 2015/06/03 23:20
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
そして迎えた9月12日・・・
「あなたは・・・熊本健太郎君?」
「あ、いかにも、そうだけど・・・」
「ちょっと敬語使ってくれない?」
「え?」
「どういうことですか?」
ハックが訊く。
「私はね、れっきとした高校3年生なのよ!」
「え?マジかよ・・・」
僕は凝視する。
「人は見かけによらないって言うが、本当にそうなったな」
「熊本君!話聞いてるの?」
「いや、ぜんぜん聞いていませんでした」
「まったくこれだから洛西学園中等部の36期生は・・・わたしは『羽鷺佳奈』、生徒会役員の1人よ!」
な、何ですとぉぉぉぉ!!
「すいません、ケンはもとが鈍感なものなんで・・・・」
「あ、あなたは何年生なの?」
「あ、すいません。僕は青竜院雹。中等部の2年生です」
「熊本君って、中等部の3年生でしょ?何で先輩にため口なんか・・・」
「いいんです。あいつは特別付き合いありますんで」
「そう、それならいいけど」
そういって小さな少女、羽鷺先輩は去っていった。
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(212) ( No.218 )
- 日時: 2015/06/03 23:32
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
「23代目・・・・僕は絶対継ぐ!」
「え?何かあった?」
「いや、なんでもない」
僕は、ぬらりひょん23代目を継ぐのだ。
誕生日である、9月24日に。
瑠璃も麗魅も零も例外じゃない。
何せ彼女たちも9月24日生まれなのだから。
「がんばりましょう、熊本さん?」
僕の事をそう呼ぶのは零しかいない。
「う、うん」
僕はちょっと顔を赤らめて答えた。
ついに所狭しと生徒たちが暴れまくる体育祭の開戦のゴングが鳴り響く。
3年3組のプレイヤーはざっとこんな感じだろう。
熊本健太郎 HP2100
阿蘇宮篤 HP2100
八代海斗 HP2100
青竜院零 HP1900
大分紗野 HP1800
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(212-1)(213) ( No.219 )
- 日時: 2015/06/07 23:39
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
注意事項 水俣君のやつ忘れてました!
水俣芳大 HP2100
体育祭の第一種目は・・・『100m走』。
霖が出場するんだよな。
ついに第2レース。
霖は料理好きなのは分かるのだが、果たして体育の実力は・・・・?
「よーい、ドン!!!」
空砲が鳴り響くとダッシュするメンバーたち。
霖は2位か・・・
でも1位との差は大きい。
第4、6、と2いう結果が続き、結果はというと・・・
なんと、1位は青竜だったのだ。
くそっ、幸先悪いスタートになっちまったな・・・・
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(214) ( No.220 )
- 日時: 2015/06/08 22:23
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
前書き 今週は体育祭があったというわけで、11話編成でどうぞ。
第2種目は中学女子『デカパンリレー』から6種目目小学生・高校生『大玉ころがし』が終わって、白虎は青竜に負けている。(青竜251-白虎223)
さて第7種目、『ムカデ競争』が始まった。
この4人は身長差が25cm以上あるわけだけど、前はぜんぜん平気だと言うんで任せておこう。
さてこちらは朱雀。
「心のそこからムカデになりきるぞー!!」
「いいから早く足結ぶぞ!!」
まったく何やってんだか。
さて空砲が鳴り響く。
皆走りぬく。
玄武倒れた!
鳳凰までも、麒麟までもが!
今度は青竜!
後は朱雀と白虎の一騎打ち。
結果はというと・・・
ほぼ同時到着!
結果は・・・・・・
0.06秒差で白虎の勝利!!!
まったく、ひやひやさせる戦いやってくれるぜ。
白虎の皆湧き上がる。
朱雀はしょげる。
ハックが、
「いったい何なんだろうね・・・このギャップの違い」
僕もこのギャップの違いが分からなくなった。
残り9話
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