コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

魔界の姫と白竜・黒竜
日時: 2014/08/15 16:15
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

悪魔と人間の日常を描いた騒ぎがありながらもアクションあり、シリアスあり、コメディありというエキサイティングな小説です。最後の最後まで読んでいただけたらうれしいです。

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112



Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(94) ( No.101 )
日時: 2014/11/05 23:10
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

「んんっ……はぁ」
なんか気持ちよさそうな声。
でもなんか篤がいけないことをしてるような感じがする。
でも肩揉みストップしたら麗魅になんか言われそうだし。
にしても、やっぱ女の子って華奢な体してるんだな……
僕ら男子とは違って肩幅狭いが、ここに来る前に修行とかしてたらしいけど、思った以上だ。
これが女体の神秘なのかな?
タイマーが鳴った。
「おっ、終ったみたいだな」
3回目だ。
「さあいくよ、王様誰だ?」
皆僕をじとーっと見つめる。
「まさか・・・僕?」
なるほど僕のはしにはKの文字がでっかく書いてある。
「じゃあ失礼して・・・・僕がカメラで写真撮るから7番と3番はメガネを交換な」
「7番は愛で・・・3番は…華凛」
「よっしゃ、僕がカメラで撮るからな・・・」
愛と華凛はメガネを交換した。
僕はメガネをかけ終えた彼女たちをフレームに収めた。
「やっぱかけるメガネが違うと印象も変わるな・・・」
そう思えた。
やっぱ第一印象は感じでよく分かることをよく覚えてしまった僕だった。

Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(95) ( No.102 )
日時: 2014/11/06 23:06
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

始まって4回目・・・
客が来たようだ。
あ、この青髪の美人姉妹10人はもしや青竜院姉妹?
こうなると割り箸の量は10本増えた35本になってしまう。
そこで、僕が割り箸10本をさらに発注し、25〜34の番号を割り当てた。
「さあ、4回目はじめようか・・・」
みんなでいっせいにくじを引く。
あ、僕は5番だな。
「ふっふっふ・・・」
何だこの陰気がこもった笑い声は・・・
「ついにこの私の時代が来たようね・・・」
「え・・・まさか・・・・・・Kのくじを引いたのは・・・・」
「ご名答・・・次の王様はこの私よ!お〜っほっほっほ!!!」
よ、よりによって王様にならせたくない日とランキング1位の人がなるなんて・・・
「で、ご命令は・・・」
「そうね・・・じゃあ、1〜4・9・11〜19・21〜25・27・29・31〜34番・・・」
「やめろ!」
「ひぇ?」
「いま、1・4・9・11〜19・21〜25・27・29・31〜34と、言いかけなかったか?」
でもこいつ、的確に僕ら男子(2・3・5〜8・10・20・24・26・28・30)を抜かした。
この人……出来るッ!!
でもそんなことどうだっていい!!
「確かに・・・王の命令は絶対だけど・・・1人でも女子を抜かしてたらどうするんだよ?」
「ああ、1人だけ女子を省くのもどうかと・・・」
幌大と光平が指摘する。
「そうねぇ・・・じゃあ2人だけにしてあげる♪で・も、人吉君と長崎君が邪魔したからこの2人には結構ハードな命令おねがいしちゃうからね?
うらむんだったらこの2人を恨んでね?」
何でじゃ!
「それで、誰を選ぶつもりなんだ?」
「そうね・・・1番は私の左足に、14番は右足に乗って私のほっぺにチューしなさい」
まずい、ほんとにまずいこの人。
本当にどえらい命令しやがった。
「それで、これを誰に?」
「もっちろん、私の可愛い可愛い妹の雪ちゃんと靉ちゃんに決まってるじゃない♪」
「はうあ?」
うわっ。
こいつほんとに怖い・・・
あとがき すいませんが時間の都合上次から96話に移ります。

Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(96) ( No.103 )
日時: 2014/11/06 23:26
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

今にも見えそうな架空のハートをバンバン溢れながらいそれをいやんいやんくねらせる度に撒き散らしていく露。
変態姉に指名され、2人涙を浮かべて抱き合っている妹たち。
おお、お気の毒に・・・
でも2人が両方とも1・14番を引いていなければ無視できる。
さあ、結果は?
「雪は何番引いたの?」
若葉の声は母性がある。
「雪は4番。だけど・・・」
声をかけたそうな雪。
じゃあまさか・・・
「そう・・・靉1番を引いちゃったみたい」
「じゃあ誰なんだ?14番を引いたのは?」
「私・・・」
霖が泣きかけの声で答える。
「姉者、いい加減、こんなきつい命令はやめてやれよ」
霄も懇願する。
「や〜よ!!大体、さっき言ったでしょ?恨むんなら人吉君と長崎君恨んでって!」
「はぁ?この2人が何したって言うの?お姉ちゃん」
雪もこの命令にはさすがに憤っている。
彼女はほっぺを膨らませて
「私のハーレム(楽園)の邪魔した」
姉妹でハーレムもちょっとね・・・
でも、こいつは神経がおっさんだからしょうがないと思うんだけど。
「ほらほら、霖ちゃん靉ちゃんこっちへカモ〜ン♪♪」
「い、嫌ああああ!!!!」
両手を広げて抱擁せんとばかりに二人へ暖かい視線を向ける露。
でも、二人にはその視線が獲物を射殺す怪物の視線にしか見えていないらしい。
露を見る目がそれに対する獲物の目だからね。
皆神経がもう凍り付いてしまっている。
零に至ってはのせた氷のせいで寒くなって風邪を引きそうなくらいだ。
「全くどうすれば・・・」
雪もドン引きの命令だった。

Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(97) ( No.104 )
日時: 2014/11/09 23:26
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

僕らが凍りつくような状況の中でも、どうやら霖と靉はなかなか意を決することが出来ずにいたようで、未だに燻っていた。
露もやっぱり2人からのキスを待てずに眉をぴくつかせている。
そして、ついに二人が動いた。
ちゅっ。
重なる二つの音と、重なる頬と二つの唇。
露はその感覚に気づいたのか、ハッとなって両頬に手を添えて二人を一瞥した。
うわぁ、マジやばいこの人。
「やぁん、私……霖ちゃんと靉ちゃんにちゅ〜されちゃった!嬉しい〜!!ただでさえ、太腿を二人の太腿に挟まれて気持ちいいのに!!!」
こいつ終ってる・・・
雪は手を叩いて、
「はい、終り!次いこう!」
そう言うと霖と靉を余韻に浸っている露から離した。
「怖かったよお姉ちゃ〜ん!!」
「ホントに彼氏できないぃ〜!!」
雪にしがみついて大泣きだ。
まさに誘拐犯から解放された子供が親に再会した時のような感じだ。
まあ、露がそんな感じだからしょうがないと思うけど。
「よしよし、霖お姉ちゃん、靉。2人とも十分可愛いから彼氏にしてくれる人山ほどいると思うよ」
ま、なんか胸を撫で下ろしたくなる気持ちになってきた。
さて、5回目。
「王様誰だ?」
次は雪女の紗野だ。
「じゃあ、5番は7番に髪を染めてもらってね」
「5番は・・・私ね」
澪が髪を染めるのだ。
「7番は・・・私か」
霄が7番だ。
「じゃあ、染色剤で・・・」
この染色剤で青髪が紫髪になった。
なんか雰囲気が寒色系で統一された様子だ。
「じゃあ、6回目いこうか?」

Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(98) ( No.105 )
日時: 2014/11/10 16:00
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

6回目・・・
「王様誰だ?」
僕の声に手を挙げたのは、霊だった。
嬉しそうにぴょこぴょこ猫耳を動かし、尻尾をフリフリさせている。
しかも、その度に尻尾に取り付けられた金色の鈴が心地よい音色を奏でる。
体も揺らしているせいか、首輪についた鈴と共鳴して癒しの音色が響き渡る。
「王様・・・命令は?」
霊と呼ぶのはなんか気が引けたので、王様と呼ぶことにした。
「う〜ん、そうだなぁ〜」
すると、その姿を見ていたいつぞやの変態と、霊に対してのみ変態化する二人が声をあげた。
「霊ちゃ〜ん、お姉ちゃんにえっちな命令してくれてもいいのよ?いや、むしろしてぇ〜♪あっ、どうせなら私が王様に対してっていうのが望ましいな〜。お姉ちゃんの番号は4番だから♪」
「お姉さま〜♪どうせご命令するならば是非この私にっ!私は8番ですわ!8番ですわよ!!」
こいつら、自分の番号口走りやがって・・・
「全く・・・これルール破りですよ?こうなれば2人とも眠ってもらいましょうか」
「え」
ばっちん!
露・霰共にビンタ1発クリティカル。
「零!?これは・・・」
「ちょっとしたお仕置きです♪いろいろめんどくさいとゲーム楽しめないから・・・」
笑顔で黒いことを言った。
なんかこいつドSの片鱗見せた?
「で、決まった?」
霊のほうを見る。
「うん♪」
「ご命令は?」
もうどうやら決めてしまったらしい。
あの変態がビンタされているうちに。
「じゃ〜、25番の人は私に魚料理を振舞って♪」
「・・・」
「あ・・・あたってる」
雪がつぶやいた。
「どうしよう・・・紗野お姉ちゃん。どうも雪、料理やったことないから・・・いい出来具合になるのか心配・・・」
早速しょげた。
「でも、魚の料理は霊お姉ちゃん、好きだよね?じゃあ、取って置きのもの作ろうかな〜★」
取って置き?
一体全体何なんだ?
なんか期待感が膨れ上がってきた。


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112



この掲示板は過去ログ化されています。