コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 魔界の姫と白竜・黒竜
- 日時: 2014/08/15 16:15
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
悪魔と人間の日常を描いた騒ぎがありながらもアクションあり、シリアスあり、コメディありというエキサイティングな小説です。最後の最後まで読んでいただけたらうれしいです。
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- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(69) ( No.76 )
- 日時: 2014/10/16 18:48
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
さて、翌日・・・早速惨憺たる出来事が起きてしまう。
父さんは何かあると思い、京都市山科区祇園に向かった。
しかし祇園にてある妖怪と出会う。
一反木綿だ。
一反木綿とは鹿児島県肝付町の妖で、首に巻きついたり顔を覆ったりして窒息死させる攻撃の仕方をする。
そいつはたちまち父さんの顔を覆い窒息させた。
今もまだ入院中だ。
それだけじゃない。
宮崎県の豆狸によって化かされるという事件が相次いで近畿地方で起きたのだ。
これはただ事じゃないと思った僕らは京都付近の警備を強くするよう京都府警にお願いした。
さすがに彼らも妖の仕業ということには疑問を持ったが変な状況が起きるようならば警備を強化すると約束した。
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(70) ( No.77 )
- 日時: 2014/10/17 11:40
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
京都府宇治市平等院鳳凰堂・・・
僕らはこの一連の事件は川姫たちの仕業だと考えていた。
彼女はかなりのカリスマ性のある美少女なのだが、同士を消耗品として捉えていて、負けたものは容赦なく殺すという残虐な性格である。
彼女は大分の大分大学付属高校に通っている。
さて、またも大阪・兵庫で事件が起きる。
熊本県天草市の妖、油すましのいたずら電話が多発するという事件だ。
船幽霊によって神戸港に着くはずの船がなぜか名古屋港に着いたり。
と、近畿・東海で変な状況が発生していることを受けて京都はもとより、近畿地方・東海地方・北陸地方の警備を強化することにした。
僕にとってはこの事件、まだ終らなさそうだという考えがあった。
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(71) ( No.78 )
- 日時: 2014/10/17 12:09
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
さてこちらは愛媛県今治市・・・
『益城駿』はここを訪れていた。
隠神刑部に会うためだ。
彼は四国妖怪の大将で、玉章という息子がいる。
彼に駿は協力を求めるために訪れたのだ。
断られることも承知の上で。
隠神刑部のいる愛媛県松山市にある松山駅に着いた。
早速話をつけることにした。
さてこちらは滋賀県大津市・・・
僕らは杯を交わすために義仲寺へ来たのだ。
そう、五分五分の杯を交わすために。
杯を交わすというやり方は魔界にもあるらしく、主従菅家しか結ばないというのが決定的な違いなのだ。
さて、こちらは川姫。
彼女たちは山口県萩市を制圧した。
今に益田方面に攻めてきそうな気配である。
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(72) ( No.79 )
- 日時: 2014/10/17 12:22
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
隠神刑部との交渉は成立した様子の駿は満面喜色の顔で帰ろうとした。
「待ちな」
隠神刑部が止める。
「何で?」
「まだ彼女についての話をここからしよう」
「話?」
「ああ、川姫についてだ。川姫は野望多き少女だった。何でも、彼女は父親に『己の立場をわきまえて行動してほしい』そういわれて育っていった。しかし、彼女は王への野望が成長するたびに強くなっていき、彼女は急遽、京都へ侵攻しようとたくらんだ。しかし、いきなりやるのはまだ早いと止められて、仕方なく高校に入って京都を震撼させるための時間稼ぎを行った。そして、時は来た」
「ついに、侵攻が始まったのですか?」
「そうじゃ」
「俺の友達に熊本っていう奴がいるんだけど、あいつに勝てるのですか?」
「そう願いたいところじゃ。熊本君にあいつの心を呼び覚ましてほしいのじゃ」
彼は僕のことを信頼したい気持ちでいっぱいだった。
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(73) ( No.80 )
- 日時: 2014/10/19 23:18
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
さて僕らはこの戦いに対する勝利を誓って杯を交わすことにした。
そのために僕らは滋賀県彦根市の彦根城の近くにある多賀町・多賀大社に来ているのだ。
魔界でもこういうことは行われているけれども、兄弟の契りはないという。
だから零にとっては新鮮なことなのだ。
兄弟としての杯を酌み交わすことが。
夏の炎天下の中、僕らは誰にも寄せ付けさせずに杯を交わすつもりなのだ。
そう、ひっそりとだ。
まずは僕が杯を交わす。
そして大分紗野、長崎光平、阿蘇宮篤、人吉幌人、国東マルシー、水俣芳大という順で杯を交わす。
最後を締めくくるのは青竜院零。
さあ、ここからは兄弟のように一心同体でがんばろうじゃないか!
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