コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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魔界の姫と白竜・黒竜
日時: 2014/08/15 16:15
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

悪魔と人間の日常を描いた騒ぎがありながらもアクションあり、シリアスあり、コメディありというエキサイティングな小説です。最後の最後まで読んでいただけたらうれしいです。

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Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(318) ( No.326 )
日時: 2015/11/16 22:15
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

遺産相続候補者は全員死んでしまった。
いったい誰の仕業なんだ?
やっぱり、ジェームズ・スミスの仕業か?
これまでの人殺しは何件にも及んでいる。
やっぱり、寄付という形で終わるのか?
でも、あとゲームセットまで49時間。
僕はとりあえず犬養さんの部屋の中を調べた。
すると、残りのTanyaとKonstantinが見つかった。
やっぱり、犬養さんが犯人なのかよ。
その翌日、22時15分・・・
及川さんはこのパズルの謎を解き、遺書を探し当てた。
しかし、この遺書は予想もできない内容だったことを知らずに・・・

Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(320) ( No.327 )
日時: 2015/11/17 22:09
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

「読み上げます。第2の遺書のありかを・・・」
「・・・」
僕らは固唾を呑んで見守っていた。
「突き止めた人間こそが・・・わが遺産をめぐる連続殺人事件の真犯人、Conductorである・・・山岡・・・なんだって?」
「うそでしょ!?それは偽者です!きっと誰かが摩り替えたに決まってます!」
及川さんは狼狽した。
「そうだよ」
僕は答えた。
「僕が持ってたのが本物だ。先に暗号の謎といて摩り替えちゃった」
「先に・・・暗号を?」
「うん。ご覧ください。この5体のロシア人形は楽器はばらばらなのになぜか一緒の大きさなの」
「そういや、20㎝だったな」
「これは人形がもってる楽器とあわせたとき、ちゃんとした答えが出てくるんだよね」

Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(320) ( No.328 )
日時: 2015/11/24 22:10
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

怜子が答える。
「この暗号・・・朝礼の順に首を刈られたっていう仕組みにね」
「首は人形の頭文字だけど・・・小さい順に並べておく必要があるんだ」
零が反論する。
「待ってくださいよ。私だってそれは考えたんですけどそれじゃ、I,E,O,T,Kってなって、何がなんだか分からなくなっちゃいますよ」
「いいや、そうやって単に並べるんじゃなしに、その前に元の人間の大きさに直す必要があるんだよ」
「元の・・・大きさ?」
「うん。持ってる楽器の比率だよ」
「私やってみる」
怜子が黒ペンでホワイトボードに書き込む。
「まず、Tanyaだけど、持ってるバイオリンは20㎝に対し、本物は60㎝。だから比率は1:3。Tanyaの人形は40㎝だから本当は120㎝になるわけね」
「そういうことだ」
これなら数学の得意な怜子には楽勝な暗号問題だ。

Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(321) ( No.329 )
日時: 2015/11/24 22:54
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

「同様にKonstantinも50cmだから実際は150㎝。そしてOligaは40㎝に対してヴィオラが65cmだから実際は130㎝(4:13)。Emilは30cmに対してチェロが20㎝出実物120㎝だから実際は180㎝(1:6)。Ivanは20㎝のコントラバスと人形20cmで実物200cmだから実際は200㎝(1:10)」
怜子大活躍だな。
「それで、これを並べ替えると・・・T,O,K,E,I。時計!!」
「時計といえば、あの大時計しかないよね」
「次は2番目を5番目の右に並べてごらんだけど、2番目はO、5番目はI。これを暗号どおりに並べると・・・10!」
「楽しいリズムは時計の鐘の音だね!」
「つまり10時、鐘の音がなるってわけか」
「というわけで、この遺書を読み上げようか。この暗号を解いて第2の遺書を探し当てたものが遺産を相続できる。ただし、5人の相続候補者が1人もいなくなれば、暗号解読者に相続させる。・・・つまり、遺産は環奈のものだね」
「ちょっと待ってよ。私、死んでないわよ」
「僕もだよ」

Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(322) ( No.330 )
日時: 2015/11/24 22:59
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

「・・・!どういうこと?」
「見てのとおり、犯人をおびき寄せるための手品だよ。2人と、まだぴんぴんしてるぜ」
「ふふっ。そう、マジックショーです」
「だって、あの時、ほんとに倉沢さんの生首が・・・」
零はびっくりしている。
「あれは、テーブルの下に仕込んで合った鏡の陰に隠れてて、首だけ出してたんだよ」
「でも、どうしてそんな回りくどいまねをしたんです?」
「それは2つ理由があるんだ」
「それはね・・・」
あとがき ついに事件もクライマックス。時間も来たので、今日はここまでにします。


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