コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 魔界の姫と白竜・黒竜
- 日時: 2014/08/15 16:15
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
悪魔と人間の日常を描いた騒ぎがありながらもアクションあり、シリアスあり、コメディありというエキサイティングな小説です。最後の最後まで読んでいただけたらうれしいです。
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- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜 (12) ( No.16 )
- 日時: 2014/08/28 22:42
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
風が吹き荒れ始める。
「行くぜ、武器展開!」
「まさに白竜に黒竜・・・まさに私が作った武器ね・・・」
「ま、お前に借りができちまったわけでいい?」
「そうね」
「熊本君、何やってんの!?」
理科の『飯塚恵』先生が駆けつける。
「何って、もちろんバトルに決まってるでしょう?分かったら後ろに下がってるほうが賢明ですよ」
「熊本君、バトルって言うなら俺も加勢するぜ!」
芳大が太刀を構える。
「僕は澪、芳大はあっちを頼む!」
「了解だぜ」
「なるほど、あんたみたいな男が私の相手って訳ね・・・」
「俺を見くびるな。俺は狒々の子孫で相当な怪力の持ち主。水俣芳大だ
!!」
「あっそう。あたしは魔界の姫の麗魅よ!!」
「俺だって手加減しねぇぜ!!」
「それはこっちのせりふよ!!」
ついに2対2のバトルがスタートした。
「行くぜ、煉獄凌駕!!!」
「くっ、まさに火竜の血を引く男・・・」
「受け取れ、雷竜白雷撃!!!」
「何この圧倒的な雷撃・・・」
「これこそ俺たちの力だ!」
「まだよ・・・千手斬刀!!!」
「うおっ!!危ねぇ・・・」
「人間のくせにしぶといわね!!」
「はっ、俺たちは半ば妖怪でね・・・そう簡単に死にっこないぜ?」
「そう、総てを支配する力、とくと味わいなさい・・・」
「ならば、これで決めてやる!!!!!!」
「何ですって!!???」
「受け取れ!!!!!雷電大煉獄!!!!!!!!!!」
雷をまとった剣と炎をまとった太刀が2人まとめて切り裂いた。
「きゃあああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「この技は全ての悪を浄化する」
「くっ、熱い、なんて熱さ・・・悪魔の炎すら凌駕する圧倒的熱量・・・これが・・・狒々とぬらりひょんの炎なの・・・」
チタンすら気化する3400℃の炎に焼かれ、墜ちていった。
「よっしゃぁ!これで勝ちだ!!」
そういってられるのも今のうち。
僕らはかなりの体力を消耗してしまった。
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(13) ( No.17 )
- 日時: 2014/08/29 18:56
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
「何その宝石!?まさか、あんたら・・・」
「ああ、僕らは太陽系の陰陽師と戦っているんだ・・・」
「陰陽師・・・ね・・・」
「そんなとこだ」
「けれど、彼らは直系じゃないってこと、知ってる?」
「何のことだ?」
「徳川の世ができてまだ10年かそこらしか経っていない時のこと・・・あんたらも知ってるでしょ?人間界と魔界で戦いがあったこと・・・」
「もちろん」
「12度にわたって、王の心を惑わす狐・・・そいつが九尾の狐・・・」
「九尾の狐って何のこと?」
「存在そのものが国を傾けるほどの美女とかになれる妖怪と悪魔の混血・・・」
「妖怪と・・・悪魔・・・?」
「ええ、例えば妲己に褒似、華陽夫人やら楊貴妃、玉藻の前とか張喜嬪、マリー・アントワネットとか・・・言い出したらきりがないからここでやめるわね・・・」
「それで?」
「彼女たちは夫や恋人になった王の最期を狂わせたの」
「なるほどね」
「本題に戻すわよ、大魔王様の先祖はここがどうしてもほしかった・・・」
「ここを支配で着たら天界へは一瀉千里でいけるしね」
「ここを攻めるために指揮官を中心である九尾の狐に抜擢した」
「まず、彼女は地球のことを下見するべくある幼女に取り付いたの」
「ある幼女・・・?」
「淀殿」
「淀殿に?」
「うん、豊臣秀吉に嫁いだとき彼女は分離した。けれど、淀殿のその頃の記憶はコピーされてるって言うか・・彼女はおなかに子を宿した・・・」
「どんな子を?」
「そう、史上最強の悪魔・・・・・・メフィスト」
「メフィスト?」
「うん、その子のためにはどうしても生き胆が必要で・・・」
「生き胆を結構奪ったんだよね・・・」
「ええ、あるときは歴戦の猛将、またあるときは絶世の美女・・・」
「そんなに生き胆を奪ったんだ・・・なんて奴だ・・・・・」
「でも、その願いは封印されてしまった・・・あなたの先祖に・・・」
「僕の・・・先祖に?」
「それからというもの、人間とか妖怪としか子を成せなくなった・・・」
「で、陰陽師の件は?」
「そっちも、13代目以降の嫡男は2,30代のうちに亡くなってしまう・・・そんな呪いがかけられたの・・・・」
「そうか・・・」
「よく分かった?あなたは今後、九尾の狐と戦う運命だということを・・・・」
「ああ、僕は、戦うしかないようだな・・・・」
「私はこの世界にいるから、心配しないで。麗魅、ここにいよう?」
「うん・・・・・」
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(14) ( No.18 )
- 日時: 2014/08/29 22:05
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
僕ら3年3組の苦難はまだ続く。
そして金曜日・・・・
紗野は登校中だった。
ゴン!
1人の青髪少女にぶつかった。
「何だよあんた!何自分からぶつかってきてんだよ!」
「それはこっちの・・・ってまさか護衛役?」
「ああ、あんたなんかに邪魔はさせない!!」
「何よ!雪女である大分紗野を愚弄する気!?」
「ああ!?あんたなんか知るか!」
「それよりあんたは誰!?」
「あたしか?あたしは『青竜院霙』!!熊本健太郎って男はどこにいるんだ!?」
「んなもん知らないわよ!阿蘇宮篤ってやつと一緒よ!」
「阿蘇宮・・・ああ、零たちを誑かせてる野郎のことか!」
「そいつらに何の用よ!!」
「あいつらをぶっ殺すためさ!!!」
「それよりあいつに用があるなら学校につれてってあげる!!」
「ふん、あんたってよっぽどバカ」
「何よ」
「何でもねぇ」
そして・・・
「こいつがぬらりひょんでもある熊本健太郎?ぜんぜん強そうじゃないな・・・」
「ほっとけよ!それより紗野、そいつ連れてきて何の用があるんだ?」
「どうも紗野、霙っていう護衛役とぶつかって・・・」
「こいつが護衛役?」
「霙姉上?」
「姉上って・・・おいおいまさかこいつが姉ぇぇぇぇ!!!???」
「反応が大きすぎです。それよりここに来たのなら、暴力振るったんですか?」
「そんなことするか!こいつと単に口喧嘩しただけだ!!!」
「みっともない・・・大魔王に負けず劣らずの怪力の持ち主がこんなところで口喧嘩とは・・・・・・」
霙の顔が真っ赤になる。
「お前、相当な怪力だって?俺だって相当怪力なんだ」
「こいつは?」
「人吉幌大だ」
「あっそう。ここって相当悪くないとこだな。ここに居させてもらうよ」
「なんて純粋な・・・・・・・・・・」
僕らは唖然としてるだけだった。
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(15) ( No.19 )
- 日時: 2014/08/31 17:33
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
まーだ僕らの苦難は続く・・・
そして4時限目、何者かからの手紙が来た。
「ん?昼休み、屋上に来い?」
そして言われるがままに屋上に行った。
「あら、あなたがぬらりひょん23代目、熊本健太郎ね?」
「ん、ああそうだけど?どうして僕の名を?」
「そりゃ魔界じゃその名は有名だからね・・・」
「俺はぬらりひょんだけど、俺になんか用か?」
「それより、まず言っとくわ。私は『青竜院露』よ!」
「ならば姫たちを返せ、だろうな」
「ええ、そうよ!けど、それより妹たちを返してほしいの・・・」
「はぁ?」
「………きだから」
「おいおい・・・」
「妹達が好きだからよっ!!」
ええええ・・・・・
「まさか・・・澪までも・・・好きだとでも・・・」
「そ、そうよ!」
俺はこのことでよくわかってしまった。
露は、とてつもない変態ということを・・・・
「あの、その、ただ、そのですね・・・」
「人の趣味言われたくないわ!あなただって可愛い妹に囲まれハーレムになってうれしいんでしょ!!」
「別に、俺はそんなこと・・・・・・望んで・・・・」
言い終わらないうちに、露が槍の様な物で攻撃してきた。
「どわっと!」
「なかなかやるわね・・・」
「は、俺たちは悪魔を何人も相手にしてきたんで、なんともねぇんだよ!」
けど、霙と紗野の時は口喧嘩だけだったんだけどな・・・
「ここでいかせてもらうわよ!」
「なっ!?」
「千連水操!!」
槍が100になって僕に襲ってきた。
「消えた!?」
「俺はここだ、受け取れ!竜王止水“桜”!」
「きゃあっ!?」
酒をぶちまけて炎で攻撃した。
二人して睨み合いが続く。
「何、妹たちと一緒にいたいって言うのなら、ここにいれば言いだけの話・・・ここは露たちを追い払うなんてクズなまねはしないさ。好きにいていいんだ!!霊とか零とかと一緒に痛いんならここにいればいいだけじゃねぇか!」
「そう、分かったわ」
霙たちが駆けつけた。
「どうした、2人して?」
「いやな、それが露って・・・・」
言い終わらないうちに霙に露は襲い掛かってきた。
「ふん!!!」
幌大は一発拳骨を据えてやった。
「露・・・ね・・・相変わらず変態なんだよ。許してやってくれ」
苦笑いしかできない霙だった。
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(16) ( No.20 )
- 日時: 2014/08/31 20:59
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
土曜日、僕らは相も変わらず京都の街に行っていた。
西本願寺にて・・・
「西本願寺・・・第4の封印か・・・ここに地球の陰陽師・・・」
「そうだな・・・」
「とりあえず入りましょう」
金閣寺には紗野たち12人、西本願寺には僕ら12人で行くことにした。
「待ってたっすよ」
「お前が、地球の陰陽師!」
「そうっす。僕が地球の陰陽師、そして蘆屋家五条流、『高地政宗』っす!」
「俺はぬらりひょん23代当主、熊本健太郎だ」
「ぬらりひょん・・・さぞ滅しがいがありそうっすね・・」
「言っとくが、俺は簡単に滅せないぜ?」
「ではいくっすよ?」
「こっちもだ!」
「殺取・水竜螺旋陣!!!!!!」
「うおおお!!!すごい威力っすね・・・ならこれはどうっすか?重力操作!!!」
「体が浮いてる!?うあっ!」
「これで首無も動けないっす」
「さすがですね・・・私たちもいきますか・・・疾風雷電!!」
「これもなかなかっすね」
「俺たちは百鬼夜行なんでね」
「ならば、これはどうっすか?大結界・鋼!!!」
「これは、鋼の陣!?」
「これでみんな逃げれっこないっすよ」
「余計な真似すんじゃねぇ!!竜王止水“桜”!!!!!」
「おっと」
「避けられたか・・・」
「なら、これはどうっす?大結界・氷!!!!」
「くそ、これを破るのは一苦労ってやつだな・・・・・」
「こうなったら・・・・雷雲大惨歌!!!!」
「無駄っす!」
「そいつはどうですかね・・・・」
「氷の結界を・・・破った!」
「五条流、結界を作るのが相当うまいようでしょうけど・・・肝心の結界を壊せばいいだけです!!!」
「しまったっす!!」
「だったら受け取れ・・・」
「いつの間に!!??」
「竜王止水“柳”!!!!!!!!」
「ぎゃあああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」
また酒をぶちまけたが、今度は雷で攻撃した。
さてその頃の金閣寺・・・
「へぇ、あなたが雪女の大分紗野ね。いいわ、この『金城麗華』の遊び相手にはね!」
「いくわ!風櫻鶴麗!!」
「冷たい!!まさに雪女らしい攻撃ね・・・」
「どう?この威力?」
「こんなもの私の力に比べりゃ可愛いものよ・・・おいで!鳳凰丸!!」
「これがあんたの式神?」
「そうよ!私の力・・・とくと味わいなさい!!!」
鳳凰丸が鹿苑寺の道をめちゃくちゃに壊す。
「すごい怪力の力ね・・・」
「これを逆手に取ればこっちのもんだ!」
「そ、総大将!!」
「ぬらりひょん?相当可愛げのある子。滅してあげるわ!!」
「ふん、俺の力、甘く見るなよ」
「そう、こいつもやっちゃいなさい!鳳凰丸!!」
「退け」
一発で鳳凰丸を斬り捨てた。
「いきますよ・・」
「受け取れ・・・竜王止水“百花繚乱”!!!!」
「きゃあああああああ!!!!!!!!!」
「これが妖の力」
ついに京都市内の戦いが決着した。
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