コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 魔界の姫と白竜・黒竜
- 日時: 2014/08/15 16:15
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
悪魔と人間の日常を描いた騒ぎがありながらもアクションあり、シリアスあり、コメディありというエキサイティングな小説です。最後の最後まで読んでいただけたらうれしいです。
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- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(403) ( No.411 )
- 日時: 2016/04/20 22:28
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
「おい!答えろカール!!」
「…基地長の俺が何をしようと勝手だろう。俺の正体を知ったお前たちは結局消えるんだからな」
カールとフレドリクの打ち合いが始まった。
「どれだけ俺より地位が上でも、長く付き合っていても!基地長が基地から離れりゃ部隊の命は隊長が背負ってんだよ」
「…」
彼は何も言わない。
「俺の部下に!手ぇ出してんじゃねぇよ!!!」
さてその頃…
「お姉ちゃん!私、どうやって逃げたらいいのかわかんないよ」
ヨハンナが後ろのみんなが暴走するのを見ていた。
まさかここまで麻薬のような症状が出るなんて思いもしなかったからだ。
「…!」
ことの重要さを知った紗野は逃げるのを援護しようと吹雪で氷塊を当てた。
「生粋の雪女…ね…そんな力を持っても私を倒せるなんてありえないわよ?」
「そりゃあかわしてくれるじゃない」
雪女との戦いは熱を帯びていた。
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(404) ( No.412 )
- 日時: 2016/04/21 22:17
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
「くっくっくっ…こんなところで死んでもらっちゃあ、俺の実験ショーは完成しねぇ…おい!C棟とD棟の扉を閉めろ!!」
「はい…Q棟は?」
「そこだけ開けておけ。おびき寄せろ。Q棟1階に!」
「いったいなぜそういうことを…」
「お前たちは最高戦力だ。無駄に犠牲者を増やしたくない」
「ま、マスター…」
「作戦はこうだ…今言ったC棟とD棟の扉をふさげばQ棟1階への扉1本しかなくなる。そうすれば生存者全員がそこにしか行きつけなくなるうえに毒ガスが入り込む通風孔もある。そうすりゃ誰も生き延びられやしねぇ」
彼は高笑いをした後、涙を流した。
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(405) ( No.413 )
- 日時: 2016/04/21 22:23
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
「…これは科学の弔い戦だ!」
「え!?」
「部下たちよ!」
部下たちは沈黙した。
「俺はこれまで多くの実験をしてきた。しかし!あいつは俺のことを認めなかった…未来の最強科学者だと期待された俺を認めなかったあの女が今科学者の頂点にいる!失敗ばかりしてきたあの女が世界の頂点にいてもいいのか!?そうだ…俺が作りたくもなかったであろう殺戮兵器を作って最強の科学者は俺だということを奴に証明してやらねばならん!」
「うおおおおおおお!!マスター!!!」
「すまねぇ!あんたの力疑ってしまって!!」
部下たちから歓声が上がった。
だが、それとは逆に彼の眼付きはにやついていた。
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(406) ( No.414 )
- 日時: 2016/04/25 21:53
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
すべての始まりは3年前…
彼は大量の敵を殺せる兵器を作っていた。
「おい!そんな殺戮兵器を作るのはやめろ!そんな兵器を作って何の得になる!」
「そうだ!こんな兵器、誰だって望んじゃいない!」
「くっくっくっ…戦争にはいくらか必要な犠牲が必要なんだよ!巻き込まれるほうが馬鹿なのさ!今のところ世界政府は甘いが…新たな世代の奴は欲しがるかもしれねぇ…」
彼は自分の兵器が利用されるのを楽しみにしていた。
しかし…
彼を研究班から取り除くということが了解された。
どうも彼の奇行にはかばいきれぬところがあったからだ。
その結果、彼はカルロス3世に頼り、闇で研究を行うようになった。
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(407) ( No.415 )
- 日時: 2016/04/25 22:59
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
さて、雪女VS雪女の戦いは激しくなっていった。
吹雪が部屋の中を舞い、気温も低くなってきた。
澪がファナの隙をついて駆け出すと、
「ハンナ、早く逃げて!あんな毒食べさせちゃだめよ!!」
叫び続ける。
けれどもそれに気づかれた。
「子供たちは追わせない!」
アイスピックを彼女に向けった。
鞭を取り出しても間に合わない。
万事休すかと思われた。
その時だった。
バシッ!
紐が鞭のようにファナの足をはたいた。
それは、篤だった。
「阿蘇宮君!?」
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