コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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魔界の姫と白竜・黒竜
日時: 2014/08/15 16:15
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

悪魔と人間の日常を描いた騒ぎがありながらもアクションあり、シリアスあり、コメディありというエキサイティングな小説です。最後の最後まで読んでいただけたらうれしいです。

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Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(462) ( No.471 )
日時: 2016/07/22 21:52
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

霙は、コロシアムで選手控室に戻ってきた。
「あー、よく闘った。いつ以来だろうなぁ、こうしてこんなに全力ふるって戦うなんて」
自分の実力を思う存分震えたことに満足していた。
「青竜院さん…ですね?」
「ん?ああ、いかにもあたしが青竜院の六女、霙だけど?何かあった?」
「あの…あたしはマリアっていうんですけど…」
「マリアか…いい名前だなそれ」
「来てほしいところがあるんです」
「いいよ。どこにでも付き合ってやろうか」
しばらくちょっと歩くと、ロビーについた。
そこには、大きな銅像があった。
「すごいなぁ。このおっさん、誰だ?」
「今は捕虜となってるんですけど…私のお父様の銅像です」
「お、お父様って…こいつがあんたの父ちゃんなの!?」

Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(463) ( No.472 )
日時: 2016/07/23 22:05
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

「私のお父様の名前は…フェリペ7世…あの男のクーデターによって地位を引きずり降ろされた王よ」
「あの男って、誰なんだよ?」
「カルロス3世…闇社会のブローカーよ」
「ああ、あいつ!!」
霙も話は聞いていた。
例の王が闇取引に介入していることを。
彼の本業は地上げとかいかにも彼がやりそうなことだ。
彼が狙っているのは大魔王の側近となり、右腕になること。
「あの男を知ってるの!?」
「うん。なんでもあいつはいろいろな悪事をやらかしてるからな…人間の割には」
「そうなの…」
「いいよ。協力してやろうか?」
「ありがとう…」

Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(464) ( No.473 )
日時: 2016/07/24 13:52
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

僕はというと、護衛役で今はここに滞在する身の男と出会った。
彼の名はベンハミン・トリスタン。
剣闘士時代、剣の実力を前国王に買われて護衛役となった。
彼は今でもなおフェリペ7世を慕っている。
「私は…彼女たちの護衛役を務めること11年、前野国王のことを見ていたが、とても優しくてお人好しだった」
「そうですか…彼は相当国民から慕われていたんですね」
「だが、その人の好さからすっかり騙されて王宮から逃亡した。あのカルロス3世に」
「やっぱり…あの人は立身出世しか頭にないらしいから…」
「しかも、私の同僚の中には、悩み苦しみ、結果あいつのもとへ着くしかないものもいた」
「うえぇ…」
「だが、正当な国王はフェリペ7世のみ。だから奪還計画を立てているのだ」

Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(465) ( No.474 )
日時: 2016/07/25 20:30
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

「どうやって、王位を奪還するんですか?」
「それが難しいのだよ」
「それはなぜ?」
「実は、あの魔界軍団の官僚には知力、体力、戦力がかなりあるんだよ。軍勢は私が見る限りでは1万3000ってところかな」
「そんなに多くの大軍がいるだけじゃないって聞いたよね?」
「ああ、高位についているものの中には特殊な能力を持つ戦士がいるしね…」
「そうだ」
なるほど攻めるに難く守るに易い状況だな。
それだけじゃなく、大魔王もこの事件に介入してるかもしれない。
何か恐ろしいことになりそうだ。

Re: 魔界の姫と白竜・黒竜 ( No.475 )
日時: 2016/07/25 22:03
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

さて、霰と瑠璃、麗魅は、雫とハックとは別ルートで霙に会いにコロシアムに向かっていた。
「お、ひめさーん!霰ー!」
中から霙が手を振っていた。
「どうしたのよ霙?」
「ついにやったぜ!あの時以来だぜ!思う存分に力をふるえたのは」
「そうですか・・よかったですの」
「で、コロシアムの様子ってどんなのだった?」
「それがさ、剣闘士はもちろんいるんだけど巨人とかすごいのがいて」
「相当曲者ぞろいですわね」
「だろ?けどいざ闘ってみると結構強くて」
「でも、優勝できたんでしょ?」
「いや、まだ予選突破ってところだけど」


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