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魔界の姫と白竜・黒竜
日時: 2014/08/15 16:15
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

悪魔と人間の日常を描いた騒ぎがありながらもアクションあり、シリアスあり、コメディありというエキサイティングな小説です。最後の最後まで読んでいただけたらうれしいです。

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Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(536) ( No.546 )
日時: 2016/12/27 20:28
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

千手百足はもともと回復力はあるが、それは腕に関して。
心臓はあまりにも脆弱すぎるので、その回復に費やされるとその体力を消費してしまう、つまりはこれによって体力を消耗させてしまうのだ。
実はダメージを受けてはいないようで受けていたのである。
それを睨んだ零は単身千手百足の懐に切り込もうとした。
けれど、相手は千本の腕を持っているのに対してこちらは2本。
しかも一本の太刀で襲い掛かろうとしているのだから、危険極まりない真似をしでかした。
しかし、それを霞が千手百足本体に銃弾を撃ち込んだ。
もちろん頭に遠弾を撃ち込むのだから、かなりのダメージは見込められる。
そこで完全に弱り切った千手百足の胸倉に太刀筋が貫いた。
完全に戦闘不能となったところの上には大きな杭が現れた。
零は刀を胸倉から抜いた。
大きな杭は抜き終えたのを見計らったかのように落ちた。
千手百足は再封印され、第8までの再封印が完了した。

Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(537) ( No.547 )
日時: 2017/01/05 22:51
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

桂離宮・竜安寺でも、多くの陰陽師が最強の名将の指揮の下でこぞって奮戦したが、結局は陰の力を吸い込んで強くなった京妖怪によって敗北、桂離宮のほうに至っては全滅というありさまに終わってしまった。
それというのも、桂離宮では星空先輩が1人で陰陽師10人がかりで襲ってきたのを一振りのもとに倒してしまった。
さて、澪は桂離宮に向かうため、自分の家のある南区鳥羽に向かっていた。
澪はここに来てから1人暮らしで、京都大学にはいつも自転車を使って通学していたのだ。
澪が桂離宮に着いた時、異様ないでたちの星空先輩がそこにはいた。
その形相ときたら人間なのか魔物なのかぱっと見では判断できない様子だった。
澪はそのいでたちにたじろいだ。
しかし、彼女の目を覚ますには戦うしかない。

Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(538) ( No.548 )
日時: 2017/01/10 21:46
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

桂離宮の澪は見るに堪えない変わり果てた姿だとしても、やはり戦わないわけにはいかない。
「まさか、こういう人と戦う羽目になっちゃうとはね」
澪もため息をつく。
「悪魔だとしても不足はない。まずはお前から倒して、私が当主になる!」
「当主?いったい何のこと??」
澪はこのことを知らない。
実は彼女は妖刀作りのエキスパートで、幼い時から実力を出していた生まれながらの天才だ。
澪は頭がいいことは生まれながらで戦闘力に関しては努力よって身につけたもの。
澪は生まれながらの完全無欠に憧れていた。
しかし、天才だった彼女にまさかの出来事が起きて以降、彼女はナンバーワンとしての地位を守ろうと腐心する。
しかし、その末がこれだ。
澪はこの姿で傷を負いながら天才の苦しみを思いやるのだったが、どうして彼女がナンバーワンにそこまでしてしがみつこうとするのかが分からなかった。

Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(539) ( No.549 )
日時: 2017/01/17 22:15
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

澪は頭がよく、人格者とあがめられていて次期当主への期待が寄っていた。
それでも、自分は実力にあった力を求めるために当主としてより個人としての研鑽を積んでいた。
彼女は当主という地位にはあまり野心がない。
せいぜい当主とは家を取り仕切るような存在なので、結婚願望のある彼女は苦手意識を持っていた。
それだから、なにも自分は当主にならなくても雫が継いでくれそうだと思っていた。
しかし、いま彼女の目の前に当主の野心を持つ女がここにいた。

Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(540) ( No.550 )
日時: 2017/01/24 22:11
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

そんな彼女の前にして一瞬戦慄を覚えたとたん妖鎗が彼女の肩を切り裂いた。
もう誰にも邪魔はさせないつもりだという気持ちだ。
その意思を認めた澪は鞭を引っ張り出して触手か何かの様に絡みつけようとした。
しかしそれらはすべて妖鎗の一振りのもとに切り捨てられた。
「やっぱり天才だとは魔界にいたときからは聞いてはいたものの、この人、強い…!」
澪はその力を前にその力の源を睨み付けた。
しかし、彼女はあの鏖地蔵といわれる妖怪が取り付いていたとは知る由もない。


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