コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 魔界の姫と白竜・黒竜
- 日時: 2014/08/15 16:15
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
悪魔と人間の日常を描いた騒ぎがありながらもアクションあり、シリアスあり、コメディありというエキサイティングな小説です。最後の最後まで読んでいただけたらうれしいです。
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(205) ( No.211 )
- 日時: 2015/05/27 21:23
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
9月6日・・・
僕は体育祭のチーム編成を確認した。
零はチーム編成のプリントを覗き込む。
洛西学園のチーム編成は6の聖獣のチームの色になっていてそのイメージカラーがそのチームのゼッケンの色になってるのだ。
中等部の3年のチーム編成はこんな感じだ。
3年1組は朱雀の赤。
3年2組は麒麟の黄色。
3年3組は白虎の白。
3年4組は玄武の黒。
3年5組は青竜の青。
3年6組は鳳凰の緑。
もっとも、鳳凰の緑はどこから来てるのかは知らないが。
ハックのクラス(中等部2年2組)も白虎の白と決定された。
ちなみに、ここでは縦割り式にチーム編成を行ってるわけだが、チーム決定は担任の先生がくじ引きをしてあたった色のチームになるというのが通例だ。
ちなみに方法はあみだくじ。
なぜか走らないがこれが洛西学園の伝統なのだという。
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(206) ( No.212 )
- 日時: 2015/05/27 21:31
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
高等部3年生にとってはこれが最後の体育祭。
しかも、洛西学園には目玉競技がある。
それは、洛西マッチョマンという高等部の男子限定の競技だ。
ルールはただの障害物競走と同じだが侮るなかれ。
跳び箱は10段編成になってるわ、廊下はこの日のためにめちゃくちゃ狭くしてるわ、しかも全長6㎞という長さだからめちゃくちゃめんどくさい。
しかもほかの競技と並行してやるからいつ終わるのかも予想できないのだ。
だけどこれが醍醐味なのだ。
2000人が盛り上がることで洛西学園都市内では知らない人はいないほど有名なのだ。
だから9月の第2金曜日には大盛況するのだ。
これこそ洛西学園の体育祭なのだ。
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(207) ( No.213 )
- 日時: 2015/06/01 22:12
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
僕はというと、あの体育祭実行委員の星空先輩と同じ白虎組になれたか気がかりだった。
すると・・・・・・
「ケン!星空先輩と同じ白虎組だってよ!」
「そう。なんだったらよかった。ところで、例の変態軍団はどのチームに入った?」
「全クラス玄武組だよ」
「そうか・・・今回はすごい戦いになりそうだな」
「そうだね」
「どうかしたの?」
「うん?誰かと思えば澪姉ちゃん」
「私もああいうの興味あったんだよね・・・」
「え?魔界にも体育祭あったのか?」
「そりゃそうよ。でも、人間界と違うのはかなりきつい内容だったかな」
「え・・・例えば?」
「そうね・・・灼熱の銅の棒引きとか?」
「絶対人間だったらやけどじゃすまないレベルだな」
「ほかにも火あぶりレースとか地獄のレースが多いけど・・・」
「うひゃあ。こんなレースが本当にあったらたまったもんじゃないな」
「そうでしょう。だけど、心なしか気合はいるのよ・・・・」
「何でなんだよ?」
「それはね・・・・」
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(208) ( No.214 )
- 日時: 2015/06/01 22:26
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
翌日・・・
僕は9月の青空をかざしていた。
澪はというとウェディングドレスの雑誌をパラパラめくっていた。
「ああ、私もこんなの着るのかな・・・」
澪は自分のウェディングドレス姿を想像していた。
まあ胸元はきつそうだが。
「どうかしたの?」
「え?ちょっと、かわいいウェディングドレス特集があったから・・・」
「そうか、ホントかわいいな・・・あれ?」
「どうしたの?」
「あっ、ちょっとこのページの右側見てよ」
「え?」
「あいつ、僕の知人だよ」
「ああ、豊橋夏樹ちゃん?」
「そうそう・・・」
「どうしたの?」
「華凛、あいつだよ。昔の友達が雑誌に出てるんだよ」
「え?」
「やっぱり!夏樹だ!」
「あの泣き虫娘が・・・」
「こんなにきれいになっちゃって・・・・」
僕はまたしても知る由もない。
彼女が犯人に仕立て上げられる事件が起きるなんて。
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(209) ( No.215 )
- 日時: 2015/06/02 21:44
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
さてそのころ、魔界では、ある計画が執行されていた。
それは、人の心の闇につけこみ、おぞましい殺人計画を行わせるということだ。
そのためにはまず、何かしら動機を持っている人でなければならない。
それを先天的な勘で見つけ出す25歳の長女。
刑事が10人束になってもかかってきてもびくともしない計画を立てる24歳の長男。
彼らを操ってるのはもちろん言うまでもない。
そう、大魔王なのだ。
大魔王はもちろん人間界侵略のためには何だってする男なのだ。
だが、ぬらりひょん一族に阻まれることが多い。
そのため、ぬらりひょんの一族(もちろん23代目である熊本健太郎も)を激しく憎んでいるのだ。
憎悪の念を向けているのは僕だけではない。
蘆屋道満の一族にもだ。
彼らは400年前、大魔王の計画をくじいたことで知られている。
その中心人物は16代目ぬらりひょんと17代目蘆屋家当主忠経である。
彼らとは深い因縁を持って対立してる。
その戦いの日は未だ遠いものの、いつかやってくるだろう。
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112
この掲示板は過去ログ化されています。