コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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魔界の姫と白竜・黒竜
日時: 2014/08/15 16:15
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

悪魔と人間の日常を描いた騒ぎがありながらもアクションあり、シリアスあり、コメディありというエキサイティングな小説です。最後の最後まで読んでいただけたらうれしいです。

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Re: 魔界の姫と白竜・黒竜 ( No.11 )
日時: 2014/08/24 17:46
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

芳樹と俺の剣の打ち合いは続いていた。
「お前の実力はよく分かった」
「そうか」
「ならばこっちの本気を見せてやる!!憑鬼槍!!!」
竜のオーラをまとった芳樹がそこにいた。
「俺は火竜の血も引いているんでね。さあいくぞ!」
「俺も行くぜ!」
俺はぬらりひょんに雷竜の一族の末裔だ。
負けたくねぇ。
「どうした?ぬらりひょんの一族はそんなに弱かったのか?」
「いいや、これから俺の畏れ、見せてやる!!!」
「消えた?ぬらりひょんらしいやり方だな・・・ぐわっ!」
「俺の力、受け取れ!竜王百鬼!!!!!」
「どわああああああああああああ!!!!!!!!」
「へへ、俺の勝ちだ!!」
戦いが終わり、次第に暖かくなった。
「おめでとうぬらりひょんよ・・・君は俺に力を見せた。よってこの太陽の証をやろう!」
「やったな・・・」
「ああ」
「こいつは何かに役立つかも知れねぇから持っていけ!」
「陰陽師・・・蘆屋道満・・・か・・・」
俺は絶対陰陽師に負けねぇ。
そう誓った。

あとがき 次回予告 いよいよ学校に行くことになります。お楽しみに!

Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(8) ( No.12 )
日時: 2014/08/25 13:05
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

僕は水曜日を控えた前夜、僕はみんなに訊いた。
「みんな、学校とやらに行きたいと思わないか?」
「思わない!!」
霊がにべもなく答える。
おいおい即答?
瑠璃がみんなをなだめると、
「どうしてそれを?」
「まぁ僕が学校にいる間、護衛役に襲われたりしたら心配じゃないか。だからさ・・・」
「ふぅ〜ん。まぁ、確かに響史と一緒に学校にいるほうが、なにかと安全かもしれないし、すぐに連絡も取りあえるかぁ。それに、人間界のことについて学ぶいい機会かもしれないし、私はいいよ?」
「仕方ないな・・・姫様がそう言うのであれば、私も行かない訳には行くまい。何せ、私は姫様の護衛役だからな……」
「OK。みんな行くことになるのか・・・」
そして翌朝、僕はみんなの髪を結んだりなんかで結構大変だった。
僕の家から学校まで6分しかかからない。
「おはよう」
「おはようございます」
「どうした?その子達は。まさか、熊本君のコレか?」
「いえ、そんなんじゃなくて」
「ああ、はいはい」
「校長室にお願いします」
「分かった分かった」
さっきのは生活指導主任でなおかつ2年の理科の先生である『小倉こくら圭典けいすけ』先生だ。
「校長先生、おはようございます」
「おはようござい・・・ってどうしたその子達は?」
「いえね、学校に通わせてもらえないかと・・・・・・やっぱり無理ですかな・・・」
中学の校長先生は『柳川稔雄としお』先生だ。
「いいや、教頭先生に聞いてみて、空きがあるかどうか、確かめてみますんで、ちょっと待っててください・・・」
そして3分して、
「人数としては、まぁ空きが高校に22人分、中学29人分、小学46人分だな。けど年齢的には14〜17歳ぐらいだろうかな・・・・」
「そうですか、ところで、条件はありますか?」
「そうだな・・・強いてあげれば君が昨年度といた学年末テストあるだろ?それを説いて気味より高得点を取ったら入れてやろうじゃないですか」
「はい、ありがとうございました!」
「ところで、君は何点取ったかな?」
「え?428点ですかな」
「そうか、それなら、429点以上で合格としよう」
「そうですか、ありがとうございました」
そしてその日の放課後、僕はとある塾に連れて行った。
あらゆる辞典を持っていった。
「こんな大きな本もっていってどうするつもりだ?」
「もちろん、僕ら人間界にある言語の勉強だよ」
「そんなにあるんですか?」
「まぁね。ここには3000語もあるけど、そこまで学ぶ必要はないと思うから、日本語と英語を学ぶことにしよう」
「オッケー!」
「そうと決まればまずは、ひらがなってやつからいこうかな。僕らの住む日本ではそれ以外に漢字やカタカナがあって、それらをつむぎ合わせて文章を作るんだよ・・・」
「へぇ〜。日本語ってなかなか面白いんだね〜♪」
「他人事みたいに言っちゃって〜。お前も受けねばいけないんだよ」
「え〜〜〜」
そして、日本語(国語)のところが終った後で訊いてみた。
「例の魔界学園の偏差値範囲ってどれくらい?」
「うーん、0〜100ですね」
「で、偏差値どれくらいだった?」
「80は超えてましたね」
おいおい80って・・・こっちの偏差値に還元したら65かそこらじゃん!!!
「ビビッてないで健太郎・・・私はそんなによくないよ?」
「じゃあどれくらいなんだ?」
「私?70くらい」
70って僕といい勝負じゃねーか!!!!
「ところで、霊も偏差値80?」
「いや、60かそこらです」
「あれ?護衛役って80が合格ラインじゃなかったっけ?」
「姉上はあるもので80を突破してしまうんです・・・」
「あるもの?」
「それは、魚です・・・・・・・・・」
「ああそう。現金なやつだなぁ」
霊にこういってやった。
「お〜い、霊〜?もし430点以上取ったら魚料理の大判振る舞いだよ〜?」
「えっ、本当?」
「え、まあな」
「ああ…明日のことなんだが、学園に入るのは別に構わないんだが、私たちの年齢、考えているのか?」
「いや全然。人間界の年齢に直すと何歳ぐらい?」
「そうだな、私が16の高2で、霊が15の高1、霰も15の高1、零が14の中3くらいだな・・・」
「そっか、零が14って・・・・中3。ならば零のことはよしとして、霊たち陸先輩たちに頼むことにしよう」
そうすることした。

Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(8-1)・(9) ( No.13 )
日時: 2014/08/25 19:19
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

訂正 陸→理久
そして金曜日の放課後に僕は呼び出されて、今回の入学テストの結果を発表された。
「すごいな。みんな450点以上か・・・・あれ?1人例外がいるな・・・・」
「例外?」
「瑠璃って女の子だよ」
あちゃ〜やっちゃったのかあいつ〜!
「それでもなかなかやるもんだ。444点だからな」
「あ、そっか・・・」
ひとまず胸をなでおろす僕。
「しかし、ここまでやるんだからには認めよう。合格だ!」
「はい、ありがとうございました!」
「後は、制服の採寸だけだな」
「そうですか」
「まず、先生たちはひとまず退散しよう」
僕らは保健室から遠のくことにした。
「行橋先生」
これが養護教諭の『行橋佳樹よしき』だ。
「おう、熊本君。さっきの女の子たち、ここに転校するんだってな」
「はい」
「青い髪の女の子に至ってはよく似てたなぁ」
「そいつら全員姉妹だとか」
「そっか。今からやってきます!」
「そうそう、月曜日からの登校が決まったぞ」
「クラス割りは?」
「そうだな・・・・零は3年3組だ」
よかった。
3年4組だったら変態に何されるか分かったもんじゃないからな。
「瑠璃も3年3組」
中学校は7階建ての5階〜7階だ。
「ここですか・・・3年3組・・・」
「間違いない」
そして、HR(ホームルーム)が始まった。
「皆さん、おはようございます」
「おはようございます」
「さて、みんなの新しい仲間がここに来ることになりました」
「転校生は男子と女子のどっちですか?」
さっきのは『水俣芳大よしひろ』で狒々の血を引いている。
「女子が2人ですかね」
「では…入ってきてください…」
2人の女子が入ってきた。
「自己紹介をお願いします」
「私が今回転校してきた『玖珠原瑠璃』で〜す!この1年間よろしくお願いします!」
「しかしめっちゃ可愛いな」
「ま、まあね」
「私は・・・『青竜院零』です・・・」
「なんか人見知りっぽいな」
「うん、確かに」
「こんな女の子と一緒じゃ3年4組怖くなるぞ」
「え、だったら自重するしかないな」
僕と芳大のやりとりはまだ続く。
「めっちゃ可愛かったな。さっきの瑠璃に零だったんでしょ」
話しかけてきたのは『杵築望恵もえ』だ。
僕のクラスのメンバーを紹介しよう。
まず三羽鴉の『島原唯真ゆいま」、『天草翔貴しょうき』、『竹田愛あい』。
鎌鼬の『八代海斗かいと』。
天の邪鬼の『宇佐美晴海はるみ』。
毛倡妓の子孫、『国東くにさきマルシー』。
青田坊の『人吉幌大ひろと』。
黒田坊の『長崎光平こうへい』。
雪女の『大分紗野さや』、『中津桃歌ももか』。
僕らの頼れる兄貴分、牛鬼の子孫『雲仙明あきら』。
後は純粋な人間の『城下玲菜れな』・『由布院真有まゆ』・『日田野菜緒なお』たちだ。

Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(10) ( No.14 )
日時: 2014/08/26 21:20
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

そして、火曜日放課後の京都・相国寺・・・
「いったい僕らをこんなとこに呼び出して何のつもりだ」
「さあな。おそらくここが水星の陰陽師がいる所なのは間違いないだろう・・・」
「あら、今日はぬらりひょんにろくろっ首?」
「そんだけじゃねぇ。雪女もいるぜ?」
「あら、今日は3人の来客ね」
「俺はぬらりひょん23代目、熊本健太郎」
「あら、相当強そうね」
「まあな」
「すかした態度。嫌いじゃないわそれ」
「負ける気なんてぜんぜんしねぇ」
俺は白竜・黒竜の剣を抜く。
「いいわ。ちょっとだけ遊んであげる」
「絶対負けねぇ」
こいつが水星の陰陽師か・・・
「私が水星の陰陽師、蘆屋道満の一族、『水野麗うらら』よ」
「行くぜ!お前の実力見せてみろ!」
「負けないわよ!!!」
「こっちから行くぜ!雷炎岩石!!!」
「くっ!!!なんて威力の攻撃・・・でも私が勝ったらあなたたちは滅される・・・」
「篤も行くぞ!殺取・水竜螺旋陣!!!」
「きゃあああ!!!」
「どうした、お前の力はそんなもんか?」
「くっ、なめないで・・・この力で滅してやるわ!!!式神!桜花!!」
「式神?陰陽師が使う・・・」
「ええ、この姿に勝てるかしら・・・」
そこに立っていたのはいつかホームページで見た小峰シロに似ていた。
「行くわ、疾風桜花!!!」
「どわっ!」
速い。
速すぎる。
けど・・・僕はぬらりひょん。
相手をぬらりくらりと翻弄するあやかし
「私がやる!呪いの吹雪・熊殺し!!!」
「寒い!まさに真冬の寒さ!なんて力なの・・・」
「ふっ、これこそ半妖の実力・・・」
「半妖なんて認めない!絶対滅してあげる!!!!桜花大爛漫!!!!!!!!」
「うわあああああああああああああ!!!!!!!!!!」
剣が見事に3人に直撃した。
「この力、蘆屋道満の一族ということはあるぜ」
「ふん、それほどでも」
「だが、俺はぬらりひょん。百鬼を統べる者として負けるわけにはいけねぇんだよ!!!」
「やれるものならやってみなさい!!」
「行くぜ、妖の畏れとくとみよ!!!雷竜百鬼夜行!!!!!!!」
「きゃあああああああああああああ!!!!!!!!」
斬撃をまともにくらった麗は地に堕ちた。
「まだよ・・・」
傷ついてなお立ち上がろうとする麗。
「頭冷やしな」
そういって立ち去ろうとする俺たち。
そんな時、
「へ〜、あんたも結構いい胸してんじゃない。でも私のほうが大きいかな〜」
「女の声?いったいどこから?」
「へぇ、こいつぬらりひょんの血ひいてる男なの?優男すぎ」
「な・・・」
可愛くて胸の大きい女の子がいた。
「で、水星の陰陽師、さっさと証渡してくれない?」
「何なのよさっきから!?」
「さっさと渡しなさい!!!」
「分かったわ!渡せばいいんでしょ!」
「ぬらりひょんの23代目、キザすぎる男」
「な、お前さっきから・・・」
「あたしはルナ」
「僕は熊本健太郎。ぬらりひょん23代当主だ」
「当主?あたしは発明家。また会えるといいわね」
あの女、いったい何者なんだ・・・?

Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(5-1)・(11) ( No.15 )
日時: 2014/08/26 21:54
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

訂正『青竜院零』
木曜日・・・
僕は相変らずなんでもなさそうな生活をしている。
「ん、あの女2人は何しにここへ・・・」
「どうした、なんかあった?」
「い、いえ、特にこれといったことじゃないんで・・・」
「そうか・・・」
そうそう言い忘れてた。
僕のクラスの担任は英語の『荒尾健太郎』先生で僕の学年の人は僕を熊本君、先生を荒尾先生と呼び分けている。
「ん?女の人が2人?」
「まあ、何かあったんでしょうか・・・」
そして休み時間、
「はい、何でしょうか?」
そこには瑠璃と同じく蜜柑色の髪の毛をした、瑠璃と全く同じ顔だちの少女と、水色の髪の毛に蒼く光る瞳…そして、特徴的な丸いメガネをかけた、見た目的に20歳くらい感じの女性だった。
「この男が、お姉様をたぶらかした変態……」
「はい、情報によるとそうでしょうね」
おいおい、早速変態扱い!?
「おとなしくお姉様を返してもらうわよ…」
「お姉さま?瑠璃のこと?」
「何よさっきからこの男・・・お姉様を呼び捨てにするなんて…斃してやるわ!」
「ま、大魔王の力なんぞに、畏れなんざ感じねぇけどよ」
「どうしても行かねばならない理由があるの」
「ふん、ここは行かせねぇ!!」
「この男・・・ぬらりひょんの血を引いているとでも言うの!?けどそんなの斃せばいいだけの話・・・そして私は『青竜院澪みお』…。青竜院一族の長女よ!!」
「ああ、はいはい俺がぬらりひょん23代目だ」
「やはり、ぬらりひょん!!!」
「ぜってぇ屈しねぇ」
「まさかその剣・・・白竜に黒竜!!なぜあんたが持ってんの!?」
「お前、魔剣作ろうとしてたんじゃねぇのか?」
「ええ、そうよ!」
「だが、何かの手違いで聖剣になった・・・違うか?」
「な、どうしてそれを・・・」
「俺は母さんと同様、察しがいいもんでね」
「そんな余裕言ってられないわよ?」
「え?」
俺は彼女の鞭に吹っ飛ばされた。
「ぐあっ!!」
俺は壁に頭を打ち付けた。
頭が痛い・・・
「健太郎先生!?どうかしました!?」
「それが、見てのとおりだ」
「零・・・」
「姉上・・・ですか?」
「あんたもこんなとこでいつまで長居してるつもり?さっさと帰るわよ!!大魔王様がかんかんよ!!」
「すいませんが・・・あんな暗闇のところには帰りたくなくなりました。私はここにいたいのです・・・」
「戯言を・・・」
「俺は、確かに自分勝手のクズで弱虫で言ってることは詭弁かもしれない。けど、僕の思いは澪の思いと負けず劣らずの思い、そう思うぜ!!」
「あんたってよっぽどバカ・・こっからは正々堂々と戦うわよ!!!!」
「望むところだ!!!!!」


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