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魔界の姫と白竜・黒竜
日時: 2014/08/15 16:15
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

悪魔と人間の日常を描いた騒ぎがありながらもアクションあり、シリアスあり、コメディありというエキサイティングな小説です。最後の最後まで読んでいただけたらうれしいです。

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Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(448) ( No.456 )
日時: 2016/06/21 23:02
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

しかし、兄弟の情など、祖父のもとで修業を始めたときには捨ててしまっている。
その力をもって、チェーホフ兄弟を海水に落とした。
「部下の敵は取らせてもらう!!!」
さすがは18代当主の王隆基。
ロシアのギャング兄弟、アレクサンドル・チェーホフとニコライ・チェーホフを打ち破った。
だけど、王炎と霙は死闘を繰り広げていた。
そして、王隆基とフランツ・アルブレヒトとの激戦が始まった。
だけど、そんなの霙たちにとっては邪魔で無駄な戦いに過ぎないもの。
「邪魔!!」
「どけい!!」
霙は隆基を、王炎はフランツ・アルブレヒトを殴り飛ばした。
第3ブロックの生き残りはもはや、あと2人。

Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(449) ( No.457 )
日時: 2016/07/14 21:25
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

霙と王炎が対峙する。
青竜院と王炎には18年前からの因縁がある。
19年前、王炎は中国では名の知れた大海賊だった。
それが打ち破られたのは、青竜院によってだった。
青竜院は21年前に敗れてしまって、あれ以来復讐するためにサンドバック代わりに山を3つや4つ破壊してきた。
そして、18年前にげんこつ一発で王炎はかなりの大けがを負ってしまった。
そのけがは今でこそ回復しているが、顔には古傷が残るくらいのものだった。
それが因縁の始まりだった。

Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(450) ( No.458 )
日時: 2016/07/14 21:53
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

さて僕はというと、雪とこれまでの事件のすべてを整理していた。
今回の事件は、おとぎの国のナバラ国王、カルロス3世(フランス名シャルル3世)が闇取引の中心となっていたことで、世界が混沌の中に陥ろうとしていた。
しかも、彼は王位簒奪者であり、フェリペ7世(フィリップ7世)が正当な王だとされているが、カルロス3世が世界的に認められていること。
それだけじゃない。
かれはわずか数か月でカスティリヤの北部、アラゴンまで攻めてきたのだ。
しかも、運の悪いことに子供も生まれている。
ルイス王子だ。
彼もまた、父親をしのぐほどの悪童だという。
彼が西ヨーロッパを支配すれば世界は恐怖に飲まれてしまうだろう。

Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(450) ( No.459 )
日時: 2016/07/15 01:23
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

ルイス王子の悪童ぶりは折り紙付きだ。
彼は気に入らない男がいるとすぐ紐で殺しては妻を過信にやるという極悪ぶりをわずか12歳でやっていた。
そればかりか、まだ12歳にもかかわらず、闇取引の市場に顔を出すこともあるという。
彼は最強の悪のカリスマに育て上げられていたのは、周囲の教育だったのかもしれない。
教育係には狡猾な家庭教師がいるし、周囲にはカルロス3世が王位を簒奪する前からの功臣がいる。
かなりの悪事をしてもとがめられることはなく、それが彼の凶暴さを増幅させているのだという。

Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(451) ( No.460 )
日時: 2016/07/15 09:52
名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)

カルロス3世の闇取引の中心は、Safari工場の地下にある港だ。
工場は鉄壁堅固な城で、攻めるに難く守るに易い立地にある。
だから工場を作るのに警備が少なくても十分なところにしたんだろう。
けれどもこの工場が落ちるという事態になれば、世界の闇取引が破壊される。
大魔王が血眼になって僕を探そうと思うのも時間の問題だ。
そればかりじゃない。
世界の闇取引のブローカーが僕を恨むだろう。
たぶん、大魔王は僕のことをさらに恨む。
400年も前からすごい因縁ができてしまっているから。


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