コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 魔界の姫と白竜・黒竜
- 日時: 2014/08/15 16:15
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
悪魔と人間の日常を描いた騒ぎがありながらもアクションあり、シリアスあり、コメディありというエキサイティングな小説です。最後の最後まで読んでいただけたらうれしいです。
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- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(393) ( No.401 )
- 日時: 2016/04/14 22:25
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
さて、僕はというと…
ハックとともにマスターと対峙していた。
「くらえ…無空間『エンプティーワールド』!!」
「うぅっ!息…が…まともに…」
「どうだ!これが俺のガスの力!」
とりあえず僕は深呼吸をしたうえで無空間の中に突っ込んだ。
これなら息を当分しなくても、助け出せる。
案の定は少しは苦しくなったとはいえ、救い出せた。
「全然息苦しくなくなった…もしかして…」
「気づいたようだな。一定の距離内でしかこの力は維持できないんだ」
「その通り。だがその距離、いつまでもつかな?」
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(394) ( No.402 )
- 日時: 2016/04/14 22:34
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
「物理攻撃が無理なら…射撃攻撃のほうが早いな!」
ハックはポケットの中の二挺拳銃を組み立てて長い機関銃を完成させた。
「いくぞ!」
ハックは何十発もの銃弾をマスターに浴びせた。
幾分かは当たったはずだ。
ところがだった。
「あ〜、いてぇ!やりやがったな!」
ガス状態で襲ってきたのだ。
「くそ、目眩までも…」
「今度はこっちからだ!ガス・ブレード!!息ができないお前たちにも攻撃手段くらいあるさ!」
やべっ!
「鏡花…水月!!」
燃え切られる寸前で鏡花水月を発動させた。
長い距離を移動して一定の距離外に出られた。
「僕だってやってやる!『明鏡止水・柳』!」
雷をまとわせた刀で切り破る必殺技だ。
ところが、まさかの防壁ができるなんて僕は想像していなかった。
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(395) ( No.403 )
- 日時: 2016/04/18 22:17
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
「もらったぁぁ!!」
「カマクラ」
「え?」
目の前にできた大きな雪の壁。
僕も正味びっくりした。
大きな雪の壁を真っ二つできたとはいえ、まさかの形で時間稼ぎをされるなんて思いもしなかったからだ。
「マスター、ここは私に」
「いったい何のつもりなんだよ?」
「そこをどけ!」
「だぁめ。そんなことしたら、あの方に消されちゃう」
「え?あの方??」
「いったいどこの誰なんだよ!?」
「それとあんたはいったい何者なんだ!??」
「…ファナ・マリア」
「…?もしかして、あいつの仲間なのか!?」
「そうね」
何重にも雪の壁を作り上げた。
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(396) ( No.404 )
- 日時: 2016/04/18 22:22
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
「どう、さっきは切られはしたけどこうなればさすがに切られないでしょ?」
「何だよこれ、時間稼ぎかなんか!?無駄なことするなって!」
「そうだよ!僕らは全然お前なんかに負ける気はないよ!」
「そう…でも勝敗と戦闘力のどうこうは別物でしょ?」
彼女は僕とハックを包み込むように抱きしめた。
「!なんだこれ、離せ!」
「くそ…だめだ…・抵抗すればするほど体が冷えてく・・…」
「どうかしら…私はもともと離す気もないわよ?」
やべぇ…
体が冷えてく…
寒すぎる…
「さぁ…静かに眠っちゃいなさい…」
だめだ!
寝たら死んだと同じじゃないか!
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(397) ( No.405 )
- 日時: 2016/04/18 22:28
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
ハックが根性で目を覚まし、何とか下に穴をこじ開けた。
それも自分の杖を足でつかんで。
「まさか…」
「フフフっ…って…」
「ちょっともしかしてそれって…」
「ごめんやらかしたぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「ちょっと何してるんだよぉぉぉぉぉ!!!」
「すごい馬鹿力…けどダクトを通っていけばスクラップ場に真っ逆さま…空でも飛べない限りここに這い上がれはしないわ…さよなら」
そう言ってファナは立ち去って行った。
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ダクトを通ってスクラップ場の中に落っこちた。
なんだここは…
そう思っていたその時だ。
何かいた。
それは竜だった。
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