紫電スパイダー  紅蓮の流星 ◆vcRbhehpKE /作



第?話「仮面の戦士達の胸中」#1



・・・あれからもう5年か。



今の生活は有意義なものだろうか?

一応、退屈はしていない。

戦争の傷跡が残っている今は、裏社会の活動が盛ん。

故に、裏トゥルーラーとして生きていれば退屈はしない。





だが俺は、満足もしていない。





戦場にもここにも、俺が欲しいものは無いのかな?



第?話「仮面の戦士達の胸中」#2



お前が誰なのか、何故私の攻撃を防げたかなんて、訊くまでもないんだけど。



5年前のあの日、私は社会に放り出された。

戦うことしか知らない私___いや、『私達』は初めて「社会」を知った。

でも『私達』は戦うことしか知らないから、どうしたらいいかわからなかったの。



私の存在意義って何?



あの人に会えば分かるかもしれない。

そう思って追い続けたのに、邪魔が入ったみたい。



でも、いいわ。
それが貴方の生き方なのね。






貴方は昔から、私達の「道標」だった。

そしてそれは今も変わらなくて。