紫電スパイダー 紅蓮の流星 ◆vcRbhehpKE /作

用語解説
ポイント
防具を着用して行う。公式トゥルーズ。
攻撃の質を考慮して、防具が無い場合戦闘不能になったと判断された一撃を1ポイント。
デスマッチ
どちらかが負けを認めるか、戦闘不能になるまで行う。
防具の着用は個人の自由。
タイムマッチ
主に「ポイント」で行われる。
一定時間が経過した際に取得ポイントが多い方が勝ち。
ディファレンス
主に「ポイント」で行われる。
一定の点数差がついた時点で試合終了。
ターゲット
主に「ポイント」で行われる。
指定されたターゲットを倒すことで点数を競う。
ファースト
主に「ポイント」で行われる。
先に一定の点数を取得した者が勝ち。
サバイバル
主に「デスマッチ」で行われる。
指定された場所で一定期間生き残れば勝ち。
広大なステージと多くの時間が必要。
ライアー
主に「デスマッチ」で行われる。
トランプや麻雀等で行うトゥルーズ唯一のデスクゲーム。
基本的に頭脳戦になるが、クリアの使用が認められているため
いかに敵を欺くかがカギとなる。
トゥルートゥルー
主に「デスマッチ」で行われる。
トゥルーズの定番にして、原点。
勝つか負けるか一対一の勝負。
チームマッチ
複数人でチームを組み、複数人同士で同時に試合を行う。
チームワークが勝負を左右する。
トラジェディ
主に「デスマッチ」で行われる。
一人に対して複数人がかりで戦う。
一人で戦う側は、負ければ無論、勝っても「惨劇」。
クリア
人間の最大の武器「科学」と「心理学」の融合・最終形。
二年前までは日本では主に「魔術」と呼ばれていた。
二年前に「クリア」という名称に国連で正式に決定。
以後、その名で呼ばれるようになるが、その名の裏にはある一連の事件があったという。種類は大きく分けて『放出型』『強化型』『空間型』がある。
ハート
クリアを使用する際に消費する、精神力・集中力・想像力をまとめて呼んだもの。
ド●クエでいう『MP(マジックポイ●ト)』、ナ●トでいう『チャ●ラ』
と言えば分かり易い筈。
放出型
クリアの種類の一つ。
火炎や水など物質・現象を自身から放出する能力を指す。
放出する対象に向かって手をかざす、等の予備動作を必要とする。
また紫苑は放出型だが、特殊鋼糸を使用することで予備動作を省いている。
ハートの消費はクリアの放出量によって異なる。
強化型
クリアの種類の一つ。
身体能力強化、自身のみの空間移動などの能力がこれに属する。
放出型・空間型とは違い自身に作用する能力なので予備動作が必要無い。
消費するハートもクリアの三種類の中では一番少ない。
空間型
自分の周囲・付近あるいは一定範囲内の空間に作用する能力。
基本的に発動すれば強力なものが多いが、
反面比較的長いモーションを必要とし、また消費するハートも三種の中では最も多い。
クリアズウォー
五年前に終結した戦争の通称。『第一次魔術大戦』とも呼ばれることがある。
結果としてはほぼ日本による活躍で連合国軍の圧勝。
だがしかし死傷者は過去の記録にあるどの戦争よりも多い『史上最悪の悲劇』となった。
日本の活躍の主な理由として挙げられるのは機械による兵器よりも『クリア』を利用しての兵力に
重きを置いたからと見られる。
また、この戦争に終止符を打ったのは日本軍の『ある一撃』だと言われている。
日本三大兵力
『クリアズウォー』時に活躍していた日本軍の主力となる三種類の兵器・施設を指す。
『大太法師(でいだらぼっち)』、『国立クリア総合研究所・ひかり』、『各分野の魔術の権威達』。
クリアマフィア
主に裏トゥルーズを生業とする集団の総称。
『クリアズウォー』終戦直後である現在ではその数も多く、勢力拡大を巡る抗争も絶えない。
日本のクリアマフィアの有名どころは、『霊零組』、『銀嶺一家』、『三鳳城家』など。
上記の三つのクリアマフィアは『御三家』と呼ばれている。
霊零組
『御三家』の一角を担う、新進気鋭のクリアマフィア。
『クリアズウォー』終戦後に急速にその勢力を伸ばし始めた。
またその急速な勢力拡大には一人の『ある人物』が関与しているという。
銀嶺一家
丁度『クリア(当時の名では魔術)』が世間一般に普及し始めたころに誕生したクリアマフィア。
現在では『御三家』の一角を担う。当主となる銀嶺家直属の子孫の髪の色は代々銀色。
噂では、政府上層部とも関わりがあるらしい。
三鳳城家
その歴史は古く、江戸時代から続く任侠一家の家系。
『クリア』という、所謂魔術や妖術、超能力などと呼ばれる類のものの存在が一般的になるよりも
遥か以前から人知れずその力を駆使し、裏社会に君臨し続けてきたという。
用語解説
記念企画
『クリア及びハートに関する定義及び理論の詳細』
・・・ええ。題名の通りです。
今まで説明がめんどくさいのでクリアは『超能力とか魔術とかそういう類』で通してきましたが、
実はこれにも一応の詳細設定がありまして。
無論読まなくても構わないのですが、これを読むことで更に本編を楽しんでいただけたらと。
本当は公開するつもり無かったんですけどね、当初は。
まあ、舞台裏でも覗く感じで見てやってください。
『クリア』
人間が持つ所謂『精神エネルギー』を使用、及び消費し放出、或いは循環させ
発動者自身およびその周囲、あるいは第三者に影響を与える特殊能力の総称。
この能力が一般化し、またクリアという名称がつく以前は『魔術』や『超能力』などと呼ばれていた。
クリアには個人によって様々な形質があり、またそれらは血族間との遺伝との関連性は無いようである。
例えば父親が火炎操作系の能力を持っていたとしても、息子は空間転移系の能力を使うケースもある。
これは暗に「クリアの形質は、誕生後の経験・及び環境により決定する」という事を現している。
どのような形質の能力になるかは、多くの場合3歳半ばごろに決定されるらしい。
上記の事から、クリアの形質はその能力の所有者の基本的思考回路を体現している、とも言える。
つまり放出する火炎の色が青であったり、放出する電撃の色が紫であったりしても
それもまた能力所有者の思考の現れの一部である。
また、どういう環境で育ち、どういう思考を身に付ければどういう能力を手に入れられるかについては
現在研究中のようだが、何せ思考も能力も一人一人個人によって実に多様なパターンが存在するので
解明は極めて困難である。
しかし『テレキネシス(念動力)』や『テレパシー』等といった
一部の基本的な能力は訓練を積み重ねれば誰でも使用が可能である。
しかしその訓練は決して安易ではない、という事も加筆しておく。
尚、自身の能力について理解を深めることによって更に能力は強くなる、との説があるが詳細は研究中。
元は、『心理学』と『科学』のそれぞれ全くの別の分野で成り立っており、
『極めて高次に集中力を高めることによって周囲に目に見える、あるいは何らかの異変として
認識できる現象を起こす』ものをクリアの定義として扱う。
『ハート』
クリアを使役する際に使用する『精神エネルギー』の通称、及び総称。
大きく分けて精神力、想像力、集中力の三つの要素からなる。
クリアの発動までのプロセスは大きく分けて三段階あり、
第一段階:精神力の消費・放出
第二段階:想像力によるクリアの詳細な形質(サイズ・強度など)の決定
第三段階:集中力を高めることによってのクリアの発動
となっている。
つまりは、放出系クリアは各々電気や火炎などといった形質を持ってはいるものの、
その正体は精神力の塊。
またこれに転じてクリア使役者の精神力のこと自体をハートと呼ぶこともある。
ちなみにクリアによる火炎や電撃などといったものは元は精神力の塊といえど、
その形質は自然現象によるそれと何ら変わりは無い。
尚、クリアの発動までの速度を分けるのは主に第二段階であり、
『強化系』はこの段階を殆ど必要としない為発動速度が最も早く、
『放出系』は強化系と空間系の中間ぐらいに当たる速度、
『空間系』はその性質上想像が困難な能力が多い為発動速度は遅め。
しかし『籐堂紫苑』のように、自身の能力の性質を利用して発動までの時間を短縮する、
などということも可能ではあるらしい。
はい、長くなってしまいましたが今回はこの辺で。キリが無いので。
上記の通り、『紫電スパイダー』の世界におけるクリア・・・いわゆる超能力は
科学によって解明されている力という事で。
まあどこかの『プラズマですよ、プラズマ』の人ではないのでそれだけじゃありませんが。
その話はまたいずれ。
義務教育の教科の一環にも組み込まれている設定なのよ、実は。

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