二次創作小説(紙ほか)
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- 日常日和。5
- 日時: 2025/11/06 17:34
- 名前: 桜 (ID: CFpxvhHi)
おかげさまで日常日和。も5という節目で新しく迎えることができました。ここに至るまで色々と混乱があり悩みもしましたが、考えた末にこの先に何があってもこれまでの続きを執筆したいという気持ちで新スレッドに至れました。色んな意味で変わる場合もあり混乱はすると思いますが、私は私で頑張りたいと思いますのでご存じの桜サイドやこれまでに出てきた新たなサーヴァント達も含めてどうぞよろしくお願いします!
「目次」
「短編」
The Reverse Night>>1-5
聖夜怪盗☆シークレット>>6-7
デンジャー☆スクランブル>>33-36
僕もまた、運命に導かれて>>37-38
うちの護衛のママ侍さん>>39-42
とある雪月花の羽根。>>43-44
アスパラ☆クライシス!>>77-83
運びを巡る機関車と謎のトレインハンター>>84-86
僕の果実のボク>>96-100
黒の感情・白き純潔>>101-105
ツイセキ☆トラブル!>>148-152
イモーターウォーズ>>153-156
◯◯透視の試用モニター>>157-161
こっちを向いて、愛してると言って!>>162-165
Halloween rabbit!>>166-169
湖の騎士は星の戦士の●●に夢を見るか?>>170-172
ランデブー☆メタモルフォーゼ>>173-176
鯖組メインでファンタパロ>>177-179
雪の記憶、冬の華>>180-183
ある冬の日のアムール>>184-187
クリスマスに追いかけっこ!>>188-191
クリスマスにネガイゴト>>192-196
小さきパンダのガレット・デ・ロワ>>197-200
宇宙の中の不思議の国>>201-205
スキ!スキ!スキー!>>206-210
ビターシュガー・チョコバーボン>>211-215
満開花見日和>>246-249
ツッコみ所が絶えませんっ!(by一ちゃん)>>250-253
ブレーメンの追跡隊>>254-258
王様ゲーム>>259-262
阿国さんの戦い>>263-267
蛇は蛙が好物らしい>>268-270
シチリアでの小話集>>286-289
パンプキンハザード>>318-321
雪の輝き、小さな夢>>345-348
王ドラなう!>>349-351
聖夜、君に贈り物を>>352-356
聖夜、白なる争奪戦>>357-360
突撃!隣の大掃除>>361-364
年明けのアムール>>365-368
バレンタインのから騒ぎ?>>393-396
I‘m not crying anymore>>397-400
バディファイターズタワー踏破の旅>>429-432
Cherry:CamelotZERO>>437-440
異世界を駆け巡る澄色の猫型ロボット達>>471-478
かの者が残してきたもの>>479-482
虹の島々での小話集>>537-540
グルメフェスを調査せよ!>>541-544
Halloween☆Panic!>>579-582
アンジャッシュネタ>>583-584(更新)
「サーヴァントvs○○○シリーズ」
第六天魔王vsカンフー猫型ロボット>>322-325
湖の円卓騎士vs仮面の剣士>>337-340
光の御子vs魔界のプリンス>>341-344
ブリテンの騎士王vsもう一人の闇の魔導師>>401-404
幕末の人斬りvs蒼炎の勇者>>405-408
日輪の姫vs野原家の主婦>>409-412
大統王vs黄色い悪魔>>413-416
五代目風魔頭目vs宇宙忍者>>417-420
太陽の騎士vs赤き吸血鬼>>499-502
島原の乱の指導者vs虚言の魔術師>>503-506
維新の英雄vsウサギの双子弟>>507-510
「桜サイドの快刀家の事情」
三兄編>>389-392
次兄編>>433-436
長兄編>>545-548
「針音ノ時計塔のアリア」
時の輝きよ>>45-47
赤の中のモアイさま>>48-50
青の上のウォーターシティ>>51-54
白の下のバトルロワイヤル>>55-57
黄の外の太陽・・・?>>58-60
その呪文の続きには>>61-66
「誰か」の世界にとってのピース>>67-71
ここに。>>72-76
「決戦前夜」
輝ける希望の星達よ>>114-117
二度の生における旅路>>118-120
「太陽」の焔を>>121-125
「キャメロット城での決着」
現在キャメロット城:正門>>126-127
現在キャメロット城:世界を約50%吸収>>128-129
現在キャメロット城:世界を約80%吸収>>130-133
我らの望む未来>>134-136
太陽のナミダ>>137-141
There are our home here>>142-147
「女性ケロン人小隊襲来」
一の儀、女性ケロン人小隊襲来!>>369-372
二の儀、ささやかな疑念>>373-376
三の儀、偽物と本物>>377-380
四の儀、ゆずれなき信念>>381-384
五の儀、星へ届けるハーモニー>>385-388
「フェアリー・レクイエム〜トリスタンの名を持つ妖精の少女〜」
「トリスタン」は突然に>>549-552
日常ブレイカー?それとも・・・?>>553-556
妖精姫のトマドイ。>>557-560
キミが望むなら、どこまでも連れてゆこう>>561-564
「前後編」
かけがえのない「君」>>26-28>>29-32
戦国時代からの謎の挑戦状!>>87-91>>92-95
苺の彼方をもう一度>>106-109>>110-113
シチリアでの鳥の夢>>271-275>>276-281>>282-285
月夜でのエンゲージ>>326-331>>332-336
雪月に小さな花びらを>>421-424>>425-428
時空鉄道の夜>>483-487>>488-498
カービィだらけ>>511-515>>516-519
ワドワド☆サマーアドベンチャー!>>520-525>>526-530>>531-536
世に放った誠を探しに>>565-568>>569-573>>574-578
「風花月夜伝〜友情よりも、忠義よりも〜」
第一の巻:逆光降臨>>8-10
第二の巻:御一行様之旅珍道中>>11-12
第三の巻:恋せよ浪漫、忍の花に>>13-15
第四の巻:変わりはしないもの>>16-18
第五の巻:生きとし、生ける者。>>19-20
第六の巻:揺るぎない、どうしても。>>21-22
最終の巻:音が導く先>>23-25
「風花月夜伝2〜花は今、光へと舞う〜」
第一幕:異変を告げられし江戸>>216-219
第二幕:渦巻く四方と空>>220-223
第三幕:咆哮の中に在る「声」>>224-227
第四幕:私の輝きの星>>228-231
第五幕:忍び寄る戦いの迫る時>>232-235
第六幕:怨恨開花>>236-240
最終幕:空へ>>241-245
「灯火の星〜第六天魔王の乱〜」
第一の段:わし、参上!>>290-293
第二の段:雷に阻まれるのならば、やることは?>>294-297
第三の段:キミと、光と>>298-301
第四の段:聖地の謎かけを解き明かせ!>>302-305
第五の段:闇夜の城で見つけたのは・・・>>306-309
第六の段:光と闇の諍い>>310-313
最終の段:そして魔王は、悪魔と共に歩き出した。>>314-317
「チェリーワールド×蒸気都市〜夢幻の歯車の光〜」
第1話:ようこそ蒸気都市>>441-444
第2話:風を便りに>>445-448
第3話:決して叶いもしないだろうけど、>>449-452
第4話:魔女の■の讃歌>>453-456
第5話:蒸気聖杯戦争の「目的」>>457-460
第6話:風よ光へと吹け>>461-465
最終話:さよなら蒸気都市>>466-470
- その呪文の続きには(その5) ( No.65 )
- 日時: 2023/05/18 19:46
- 名前: 桜 (ID: BmxuFWGD)
キッド「ん・・・」
目を覚ましたアメリカ西部の保安官代理は気付いたらある幻想の空間にいた。隣には巨大な鏡、そこから見たのは衝撃の事実だった。
キッド「ここは・・・つか、こいつは・・・オレ!!?」
ブラッディクス(パンキッシュ)「私はあの時に逃げた後にガウェインに条件付きで助かってたのだ!身体を乗っ取るために使える奴を探してたら、ちょうど貴様らと喧嘩してたキッドを見かけてな」
キッド「は?」
キッドは鏡の映像越しに聞いたことで何かを思い出した。そういえば、あの本はなぜか落ちてたのを自分が見つけたこと。あれは武器生成に関する呪文と書かれていたが・・・
キッド(えーっ!!?あれは武器生成じゃなくて、こいつの乗っ取りを解放する呪文だったのかー!!?)
ブラッディクス(パンキッシュ)「以来この身体を使ってあの女癖が悪い魔王を利用して初代ARSを騙してこの塔を解放するためにあの少年達に勝負を消しかけたのだ。この方法ならしばらくバレんからな」
キッド(なんだって!!?ギガディスやシェゾ達をも騙したのか!!?)
すると、王ドラは武器のヌンチャクを構えながら言う。
王ドラ「人の親友の身体を使って馬鹿げた真似を・・・」
ガウェイン「パンキッシュ、気をつけなさい!あれは私の宝具を防ぎ切ったのだぞ!」
ブラッディクス(パンキッシュ)「平気だ。私がそんな小童にやられるわけが「失礼!」
すると、ブラッディクスに扮したパンキッシュが油断した隙を突かれて王ドラに捕われてしまった!
王ドラ「案外呆気ないですねえ。私がチビだと油断てしましたか?」
ブラッディクス(パンキッシュ)「ぐっ・・・!!」
王ドラ「大人しくしなさい」
すると、パンキッシュは攻撃される前に叫んだ!
ブラッディクス(パンキッシュ)「この身体はキッドのものだぞ!!攻撃されるのはキッドだ!つまり、キッドはそれで死ぬことになる!!一度失った時のキッド同様にその後に出会った最愛の恋人をも悲しませる気か!?」
王ドラ「キッド・・・!」
キッド(王ドラ・・・)
王ドラは放たれたその言葉で思わず揺らいでしまったことでパンキッシュを離してしまい、パンキッシュは王ドラの首を噛んだ!
キッド「王ドラーーーーー!!!」
以蔵「楽!!!」
王ドラ「ぐ・・・ああ・・・!!」
キッド「コラー!!パンキッシュ!!王ドラを離せー!!年増がー!!」
すると、キッドは咄嗟に何かを思い出した!
キッド(そういえば、あの呪文の本には解除の呪文が一緒に記されたはず・・・!!確か・・・)
キッドは考えたが、なかなか出てこない。そう、忘れてしまったのだ!
キッド「忘れたー!!一度起き上がってなんとか邪魔できた方が奇跡だったのにー!!」
王ドラ「う・・・あ!」
キッド「王ドラ!!(このままじゃ王ドラがあいつらの言いなりに・・・!!」
すると、キッドの後ろにとある声が聞こえた。何らかの光からだ。
何らかの光「名前よ。あの呪文の続きに名前をつけて、返せばいいのよ。あの子を悲しませないうちに早く言って」
その何らかの光の姿にキッドは驚きつつも明るく笑う「彼女」に思わず微笑んだ。
鐘を鳴らす小鳥、千年の森の唄、鏡の中のわたし、あなたは誰・・・?
キッド「〝あなた〟はオレ・・・!ドラ・ザ・キッドだ!!」
ブラッディクス(パンキッシュ)「!!!」
すると、パンキッシュがキッドの身体から分離させられ、キッドは元の彼に戻った!
キッド「へぶっ!!」
ハルトマン「キッド!!」
パンキッシュ「あ・・・!貴様!!」
すると、王ドラはパンキッシュの方にヌンチャクを振ろうと飛ぶ!
王ドラ「さっきは血を吸おうとした仕返しです!」
王ドラ「ぶっ飛ばせえええええー!!!バットヌンチャク!!!」
パンキッシュが王ドラのバットヌンチャクにぶっ飛ばされた瞬間にガウェインは持っていた彼女の灯火のストーンが割れ始めた!
ガウェイン「・・・!!!」
パンキッシュ「・・・せっかく条件提示してくれたのに悪いな。ガウェイン・・・」
そして灯火のストーンが完全に砕かれた時に彼女の命ごと身体を砕くようにバラバラに割れた!
以蔵達がパンキッシュによる呪縛から解放されたキッドに駆け寄った。
以蔵「おい!!大丈夫か!?」
キッド「ああ、大丈夫だ・・・すまんなあ。あの時にあのへちゃむくれと親しげに話しててやきもち妬きちまってその・・・」
以蔵「は?わしはが・・・王ドラ達にチャーハン振る舞うためにバリエーション増やしたいと思って親しいあの子に相談しちょっただけじゃが?」
キッド「は!?」
すると、それを見てニヤニヤしていたロージアが言う。
ロージア「ドラミちゃんへの恋心が隠し切れてませんねえ」
キッド「うっせーーーーー!!!!(顔真っ赤」
リップ「でも、キッド君が戻ってよかった!」
チャラ王「あんな役割は王ドラちゃんぐらいしかできねえな;」
トリスタン(よかった・・・キッド殿が戻ってくれたことで王ドラ殿が血を吸われずに済んだ・・・)
王ドラ「キッド。その、私もあの時は悪かったですから、あなたに謝りたいと」
すると、王ドラ以外の人物が一度は解放されたかと思われたのを再び箱の空間に閉じ込められてしまった!
以蔵「!!?楽!!」
王ドラ「な!?なんで・・・「貴様以外は動くな」
王ドラは後ろに聞こえる人物に気付いた!そう、これは彼が勝手に発動したもの・・・
ガウェイン「動いたら、クルーク以外は全員殺す」
静かな怒りを露わにしたガウェインを前に思わず武器のヌンチャクを構えた王ドラはその尋常じゃない雰囲気を感じ取った!
ガウェイン「貴様が殺したと思っているのだが・・・実際には私が提示した上で生かした条件が発動して灯火のストーンが割れて殺されたのだ。しかし、貴様が再び現れたことによりルール違反として台無しにした。その報いは受けてもらうぞ。もちろん、そいつらを事実を聞くためにこの塔に駆け込んだ貴様らの親友やその関係者の妹もとい恋人も一緒にだ」
王ドラ「!!?(まさか・・・!!」
キッド「!?ドラミ!?お前、ドラミやドラえもん達に何をした!!?」
アサト「おいっ落ち着け!!」
一方、アグラヴェイン率いる黒く変化された粛清騎士達を倒したエージェント一行を見てアグラヴェインは思わず関心を寄せた。
アグラヴェイン「どうやら普段の行動に反して手応えはあるようだ。癪だが、我らの獅子王は貴様らを敵として認めるだろう」
エージェント「そりゃあこの騎士じゃなくても強化された奴ならいっぱい立ち向かってんだからよ!」
アグラヴェイン「・・・これ以上の長居は無用だ。そろそろ奴からの招集だ。そのアサシンの救いを見出すために命を絶たせる様を見るのは少しは惜しいがな」
サンソン「・・・!!」
すると、とある魔弾の射出がアグラヴェインに向かって撃つ!咄嗟に避けたアグラヴェインは放った魔弾の主に問う。
アグラヴェイン「・・・貴様らか」
モリアーティ「それに殺させるのは惜しいねえ。彼らは生かすだけで価値があるような宝石の類だヨ?私らはせっかくの機会だから助けようとしただけサ☆」
シェリー「・・・」
エージェント(シェリー?)
すると、アグラヴェインは何かを伝えた。
アグラヴェイン「少しのヒントはくれてやる。我ら円卓はモードレッド討伐のためにある英霊を除いた六人が召喚されているが、うちに活動しているのは私を含めて四人だ。そのうちの二人はガウェインと、獅子王陛下だ」
アグラヴェインがそう言って立ち去った後にシェリーはエージェント一行に駆け寄った。
シェリー「みんな、大丈夫かい?」
エージェント「あ、ありがとう、シェリー。でも、その爺さん、お前の義父だよな?」
サンソン「・・・シェリー嬢の義父に扮して目的はなんだ?モリアーティ」
ほわん「ほわっ!?」
サンソンにあの時に彼が持つ嗅覚で正体を看破されていたモリアーティは言う。
モリアーティ「やっぱりバレたかと思っていたけど、キミが持つその能力はやっぱり侮れないね。というわけで名乗るさ。シェリーのパパ「おい(ゲシゲシ」わかったから足を怒りで踏まないでヨ!!・・・シェリーのサーヴァント・アーチャー、ジェームズ・モリアーティだよ」
エージェント一行がシェリーとモリアーティに助け出された一方、王ドラはルール違反として怒りを来したガウェインと激闘を繰り広げていた!
キッド救出&シェリーやモリアーティが合流
- その呪文の続きには(その6) ( No.66 )
- 日時: 2023/05/18 19:51
- 名前: 桜 (ID: BmxuFWGD)
王ドラ「チッ!(ちょこまかとパワーで打ち負かそうとしてきましたね・・・!」
王ドラは攻撃力に特化したバスターであるガウェインの猛攻にもものともせずに持ち前の機転の良さとスピードでなんとかかわす。一見ガウェインが押しているのかと誰もが思われた。
ロージア「あの騎士、完全に自分に流れがきてるわ・・・!」
キッド「!いや、よく見ろあいつの顔は・・・」
ガウェイン(ふん。何が自分に流れが来てるんですか?動きが読めない!逆にこっちの動きを完全に予測されてる!攻撃しつつもちょこまかと動く戦法は、こっちのが不利だ!)
実はガウェインの方が劣勢になることを予測していた王ドラはそれを弱く見せるためにわざと素早く回避することで彼の動きを読んでいたのだ!
王ドラ(なるほど。あのバカトリと違ってこっちのが動きが読める!トリさんが普段から考えが読めない振る舞いしてるからですか)
ガウェイン「答えよ!貴様はあの黄色のからくり猫がパンキッシュに乗っ取られていることを知りながら戦った!調べれば貴様らは親友同士であると聞く!そう知りながらなぜ戦うのだ!」
ガウェインの問いに王ドラは答えた。
王ドラ「そんなのなんだかんだで親友だからですよ。親友が何か危険な目に遭ったり操られたりしたらそこから救い出せるのなら時に矛を向けなきゃいけないことだってあるんですよ!」
トリスタン「!」
トリスタンはその言葉を聞いてふっと何かが頭に過ぎった。それは前に彼が王ドラに聞いたこと・・・
トリスタン『貴方はもし私の立場ならば自分の親友と戦うのも受け入れるというのですか?』
王ドラ『親友が何か危険な目に遭ったり操られたりしたらそこから救い出せるのなら時に矛を向けなきゃいけないことだってあるんですよ!』
トリスタン(ああ、そうか。これがあの後は結局はぐらかしていた、私への質問の「理由(答え」か)
王ドラの答えを聞いたガウェインはそれで火が点いたのか自分の宝具を放とうとした!
ガウェイン「ならば、それをその身で証明してみよ!この剣は太陽の写し身・・・」
キッド「王ドラ!!逃げろ殺される!!」
王ドラ「ひらりマント!!」
ガウェイン「転輪する勝利の剣(エクスカリバー・ガラティーン)!!!」
その時に彼の怒りを放った宝具はかなりの高威力が込められたことでその時のルパープ宮殿跡が炎に包まれていた。王ドラは自分が改良を重ねていたひらりマントのおかげでなんとか防いだものの壊れてしまい、ガウェインに馬乗りにされている形でガラティーンを喉元に突かれそうになった。
ガウェイン「そのマントが壊れた以上、私の勝ちです・・・!」
王ドラ「く・・・(ここまでか・・・でも)あなただって、あるんじゃないですか?死んでも助けたいものは、あなたにもあるんじゃなかったのですか・・・?」
その言葉にガウェインがほんの少しだけ揺らいだような顔をした隙に王ドラはあるヌンチャクを彼の口に突っ込んだ!
ガウェイン「!!?」
その場から少し離れた王ドラはニッと笑いながら告げた!
王ドラ「バクハツヌンチャクです!!!」
すると、ドッカーンとヌンチャクが爆発するような音が聞こえた。これは彼が事前に中に火薬を仕込んだ爆弾の一つだ。
ルート「すごい・・・」
以蔵「あれはわしのような天才ではないが・・・まるで奴にとっては・・・!」
レガムント「天災そのものを相手にしているようだ・・・!」
王ドラは瓦礫から辛うじて生還していたガウェインを横目に見ていた。
ガウェイン(不覚。まさか今回ので2度も命を失うとは・・・!)
すると、上の方から何者かが潜んでいたことを知らない王ドラはガウェインに聞く。
王ドラ「ところで以蔵さん達を箱の空間からどうやって解放を・・・」
すると、王ドラの足に矢が射たれた!王ドラはそれで思わず倒れてしまう。
大半の全員「!!!?」
ガウェイン「・・・っ今のは何のつもりですか、チーママ・マホ」
すると、珠黄泉族のチーママ・マホが弓兵の粛清騎士達を束ねながら姿を現した!
Tマホ「そのままの意味さ!お前がこのままでは残りの命まで失いそうになったからせっかく手を打ってやったんだ!」
すると、Tマホが弓を構える粛清騎士達に指示を出した!
Tマホ「貴様らの主人が殺されそうになってるんだ、殺れ!!」
キッド「やめろ!!王ドラ!!逃げろ!!急いで逃げるんだ!!」
王ドラ(矢を射たれたので足が動かない。ここまでですか・・・)
バシュッ
Tマホ「・・・は?」
ガウェイン「これは・・・どういうことですか?なぜ貴方が・・・」
粛清騎士達がざわざわと慌てふためく中でガウェインが特に驚いていた。何しろ放たれた矢を自分の武器用に魔改造した竪琴を使って攻撃し、王ドラを守った人物こそが・・・!
トリスタン「ありがとう、王ドラ殿。おかげでガウェイン卿と戦う覚悟はできた・・・!」
そう、ガウェインと同じ円卓騎士であるトリスタンが王ドラを身を挺してまで守ったからだ!粛清騎士達が焦った勢いで放った矢をトリスタンが相殺していく様を見たTマホは驚愕していた!
Tマホ「あいつは唯一召喚されていなかったはずだ!!それがなぜ敵側にいる!?」
トリスタンを前にしたガウェインは驚きつつもすぐにガラティーンを構えた。
ガウェイン「・・・なぜ円卓騎士の貴方が、そちらの側に付いてるのですか?」
トリスタン「私も敵側に貴方がいることに気付いて驚きました。どう考えてもこれはモードレッド卿に非はなかったようなので」
ガウェイン「自分の去り際の言葉が原因で結果的にブリテンに滅びを与えたから?あれは私は原因とは思っていませんがね」
トリスタン「だからこそ同じようなことを私のマスター達や王ドラ殿にしたくないだけだ!!」
トリスタンに合図を受けたリップは令呪で命じた!
リップ「令呪を以て命じる!!アーチャー・トリスタン、宝具を放って!!」
リップの令呪を受けたトリスタンはガウェインに宝具を構え、彼もガラティーンから宝具を構えた!
ガウェイン「この太陽は永遠であれ!!転輪する勝利の剣(エクスカリバー・ガラティーン)!!」
トリスタン「相対する太陽を落とし奏でよ!!痛哭の幻奏(フェイルノート)!!」
二つの宝具がぶつかり、その場にいるキャラ達の予想の範疇を超えた様にルパープ宮殿跡が完全に崩壊した!煙が消えた後、トリスタンは息切れをしていたが、平気そうに立っていたガウェインがその後倒れた。
ガウェイン「本気なのですか・・・卿は」
トリスタン「はい。彼らを全部捨ててはいけない。私は忠義よりも友愛を選んだからこそ円卓を去ったのです・・・さようなら、ガウェイン卿。獅子王に成り果てた騎士王にも、ついて行くことはできない」
Tマホ「・・・っそうかい!!じゃあ、あんたも抹殺対象だ!次に会う時は覚えておけよ!!」
Tマホがガウェインを連れ出しながら立ち去った後、トリスタンはリップ達と共に箱から以蔵達を解放させた後になんとか起きあがろうとした王ドラに駆け寄った。
トリスタン「王ドラ殿。行けません、まだ足が痛んでいるのに立とうとしては「ゴッ!!」あだっ;」
王ドラ「バカ!!バカトリ!!何カッコつけてんですか!!お前の今の立場考えてみろボケ!!」
トリスタン「いえ、私は王に生前あのような発言をした恥晒しなので、もし貴方やリップ達を裏切るとしても顔向けできませんから」
王ドラ「恥晒しどころではないでしょうが!!あなたも狙われますよ!!それでいいのですか!!」
トリスタン「いいのですよ。これで心置きなく貴方達と共に戦えますから」
泣き崩れる王ドラをトリスタンが頭を撫でながら宥める様を見たキッドは呆れたようにして呟く。
キッド「なんだ結局絆されてんじゃねーか;」
チャラ王「あのバカは忠義よりも友愛選びそうな奴だからなー;」
以蔵「じゃが、あいつらしいぜよ」
すると、キッドはあることを発言する!
キッド「それよりもドラえもん達やドラミを助けに行くぞ!話はそれからだ!」
アサト「やっぱ姫を絶対助けたいもんなぁ〜。白馬の王子様v」
キッド「るっせぇ!!早く行くぞ!!(顔真っ赤」
リップ「あの人達、今に見てなさいよー!!」
トリスタンが王ドラを抱えながらキッドを助け出したリップ一行は捕われたドラえもん達やドラミの救出に向かう!
一方、あおいやサンと一緒に捕われずになんとか逃げてきたあいりはツーストやモードレッドを探していた。
サン「落ち着くアル!敵はまだ見つかってないアルね!」
あおい「このままじゃ、スマブラ屋敷で待っててくれるぽぽかに顔向けできない・・・!」
あいり「ツースト・・・!モーさんも・・・どこにいるのよ・・・!」
続く・・・!
長かった・・・;感想OK
- 「誰か」の世界にとってのピース(その1) ( No.67 )
- 日時: 2023/05/24 17:39
- 名前: 桜 (ID: Wz/uC4rR)
今回はあいりとモードレッドがようやく巡り合い、その後にとんでもないものが出現し・・・!?
圭一郎さんは根は悪い人ではないけれど、気持ちを表現するのが下手でいつも遠回ししてしまうところがあるので、それが原因になってしまったことで苦しんでいるんだと思いますね。特に気持ちを表現するのが下手なだけに。
ーーーーーすぐに許せたわけじゃなかった。
モードレッド「お前は誰も信じないつもりか?」
圭一郎「・・・ああ。憎みたいのなら憎めばいい。誰のことも信じるな。もちろん私のこともだ」
すぐに許せたわけじゃなかった・・・。
モードレッド「あいり、あいり」
あいり「?」
モードレッド「ほら、オレのチェロ回し」
あいり「!モーさんはバカですわね。私、モーさんがいると笑顔になれるわ」
もしも跳ね除けても信じてくれる奴がいるのなら、あの雪月花の後に美しく桜の花が舞うような日は来るのだろうか?
父上・・・。
- 「誰か」の世界にとってのピース(その2) ( No.68 )
- 日時: 2023/05/24 17:42
- 名前: 桜 (ID: Wz/uC4rR)
クルーク「・・・そうかい」
モードレッドにより明かされたあいりとの過去などに関する事実を知ったクルークは何も言えないような気持ちになった。彼女は気丈に振る舞ってはいるが、だからこそ本心を見抜けたのだ。「どうして」と。
モードレッド「どう思ってんのか知らねえが、オレにとってはそれでいいよ。あいりに憎まれて当然だ。あいりにとってオレは災いしかなかった!」
クルーク「そんなことないよ!」
モードレッドを思わず制したクルークは彼女を諭すかのようにこう話した。
クルーク「・・・じゃあ、キミはあの時になんで三度も助けてくれたの?どれもこれも酷ではあったけど、結果的にボク達を守ってくれた!振り回されることもあるけど、ただーーーーー楽しかった。タママも同じ気持ちだったんだよ。だから放っておけなかったんだ。モーさんは誰にとっても「災い」だけじゃなかった」
モードレッドの隣に座るクルークの言葉に、彼女は顔を埋めながら言う。
モードレッド「・・・お前はずるいな。シグの左手が赤腕だとしても、それを全部受け入れてダチになってて・・・どうしてオレでさえも、まっすぐに人を傷つけて前に向かせるんだよ・・・サーヴァントだというのに・・・」
クルーク「ちゃんと人の心を持ってるんだよ。それにラフィーナの方がめっちゃ怖いさ」
モードレッド「ハハッ、違いねえな!そりゃ「何私のことズケズケ言ってますの?」
すると、二人が後ろを振り向くと、そこには指ゴキゴキ鳴らすラフィーナの姿があった!ラフィーナの顔は目に涙の跡がある怒りに満ちたような顔だ。恐らく彼女はクルークの様子を見に行ったところをさっきのでモードレッドと同様に涙を流したのだが、その直後に自分に関しての悪口を言われたのを耳にしたのだ・・・。聞かれたクルークは顔真っ青になる。
ラフィーナ「このバカメガネ!私の方がどこが怖いか言いやがれですわ!!」
クルーク「その頭の中がバキバキだからじゃないか!!」
ラフィーナ「なんですってー!!?」
それを思わず呆然としながら見ていたモードレッドに、クーが声をかけてきた。
クー「俺もクルークに命を見逃されたことがあったよ」
モードレッド「そうなのか?」
クー「ああ。前の青の吸血鬼一族の奴のマスターのところにいた時にメイヴと一緒に命を狙ったことあってな。その時にはサンソン達にコテンパンにされたが、クルークは命を奪わなかったどころか金の入った包みを渡してくれたんだ。まあそれは後で返したけど、あいつの懐の深さと根は面倒見の良さに惚れて俺達が志願してマスターになってくれたんだ」
モードレッド「クルークらしいな。トリ野郎をも手懐けてるしな!」
一方、かろうじて逃れた三人は同じくカービィやメタナイトやグリル同様に別の場所に逃れたマルクを通じて通信機で連絡していた。
あいり「みんな?そっちはどう?」
マルク「今は奴らに見つかる気配はないのサ。なんとかあいつらを助け出す機会はうかがってるけど、それを阻もうとしてるそいつが全て見透かす超能力者なのサ!珠黄泉族のヘクソンって言う奴!」
あおい「超能力・・・人の心を読める類の奴ですか」
メタナイト「あれは厄介だな。超能力だけでなく凄腕の体術も持っている。冷徹という言葉がお似合いなぐらいだ。こっちも対処を考えている。だから決して奴に見透かされぬようにな」
その後に通信機が切られた後、サンはこう話す。
サン「とりあえずツーストやそのモーさんっていう騎士を早く見つけ出すアル!」
あいり「ええ。せめてものモーさんを見つけてれば」
すると、偶然にもあいりの足場が崩れてしまった!
あいり「わっ」
サン「あいり!!?」
あおい「姉さん!!」
すると、誰かがあいりの手を掴んだ!その姿にあいりは驚く。
トリスタン「大丈夫ですか!?」
偶然仲間達を救出するために向かっていたところを見つけたトリスタンはあいりを引き上げながら助け出した。後からリップ達も駆けつけた。
リップ「トリスタンちゃん!あいりちゃん達、いるの!?」
以蔵「それにしてもまるで今のわしらと同様に怪我だらけじゃ・・・」
すると、あいりが思わず目に涙を浮かんでしまい、これに王ドラやキッドも驚いた。
あいり「モーさんかと思ったのに・・・なんであなたなんですの?やっぱり憎まれたんですの・・・!!?わぁぁぁぁぁーん!!!」
あいりが子供のように泣きじゃくってしまったのを見てキッドは何かに気付きながら言う。
キッド「そうか、出会った時にあいりがオレらをボロクソ言ってたのはモーさん・・・モードレッドと比較して・・・」
あいりがようやく泣き止んだ後、王ドラやトリスタン達が事情をあおいやサンに話している途中で以蔵が特製ショコラショーをあいりに渡した。
以蔵「飲めい。元気出るじゃろ」
あいり「・・・ありがとう」
以蔵「いや、初めて見かけた時に金持ち娘かと思っちょったが、そんな子供のように泣き崩れるかと意外なだけじゃ」
あいり「乱麻さんにも同じようなこと言えますの?」
以蔵「乱麻はえいんじゃ!あいつは極度の家事音痴ぜよ!」
あいり「えっ・・・そうなの?怖・・・」
一方、王ドラはツーストがボーン・キングに連れ去られたことを知り思わず舌打ちしてしまった。
王ドラ「どこに行ったかと思えばそういうことですか!あの全身骨野郎が!」
キッド「なんでボーン・キングがツーストを攫ったのかわかんねーが・・・とにかく!」
アサト「今捕われてる奴らだけじゃなく、ツーストも必ず見つけ出すよ。約束だ!」
チャラ王「ちょうど俺達も他の仲間とはぐれちまってるし・・・;」
サン「は!?」
あおい「じゃあ、クルーク達もまだ見つけてないんですね?」
すると、乱麻が以蔵を呼び出す!
乱麻「以蔵。計画が少し変わった。弓弦はかなり嫌がってるがあいり達も連れて行くぞ」
弓弦((((°Д°;))))←王ドラと同じく女子が苦手
以蔵「なるほどな;」
王ドラ(彼は私と同じ星の人ですか;)
そしてリップ一行はツースト救出や捕われた仲間の救出のために動き出した!
リップ「よしっ、クルーク君達にも合流も兼ねて向かうよ!」
一方、ボーン・キングに捕われたツーストは自分を連れ戻すように彼らに依頼した理由を察していた。
ツースト(あいつが俺を連れ戻す理由はどう考えてもあれしかないじゃねーか・・・!!)
一方、シンガンの天才イケメンギタリストの頭に何らかの未来予知がよぎった。それは同メンバーであるクロウが・・・冷や汗をかいた彼をお竜が気付く。
お竜「?アイオーン、どうしたんだ?」
アイオーン「ヴッ。何もあらぬ。何もあらぬのだ・・・」
何が見えたんだ・・・?
- 「誰か」の世界にとってのピース(その3) ( No.69 )
- 日時: 2023/05/24 17:46
- 名前: 桜 (ID: Wz/uC4rR)
仲間探しに・・・?
天草「では希望に沿えた通り残りの仲間探しに、今度はあなた方も共に向かわせてもらいます。・・・そちらの覚悟を見極めた上ですが」
クルーク一行は天草と共に残りのはぐれた仲間達の捜索に向かっていった。天草は全人類救済というある意味で狂っている目的こそあるが、彼らとの利害は一致しているためそれが信頼に値していたそうだ。
カーン「・・・始まるな」
エレナ「ええ・・・」
エジソン「多分奴はあいつらから抜けるというのは本当だったな。あいつらのこと話すたびに少し険しいような表情に変わっている」
フィン「・・・」
すると、モードレッドは歩いている途中で何かを呟いた。
モードレッド「・・・許してくれる日は来るかな。帰れるかなってたまに思うんだよ」
タママ「そんなの来るさ!クルークさん達はお前をそのまま受け入れてるんだよ。バカだけどそういう奴らだ!アイルーだって同じだ。オレだって思わず嫉妬するけど、アイルーが憎んでいるわけじゃない。これが終わったらちゃんと一緒に帰ろう!」
モードレッド「・・・ああ」
???「残念ながら裏切り者共々そういうわけには行かんな」
すると、何かの襲撃があった!ゼオが気付いて咄嗟に防御魔法で全員を守ったが。
ゼオ「誰だ!」
すると、彼らの前に現れたのは一人の屈強ないかつい男を連れた青の吸血鬼一族の長ククラだった!
ククラ「おや、これはこれは絆の子の他にとんでもないネズミ達が囲まれているな?」
天草「ククラ・・・!!」
ククラ「おや?誰かと思えば、うちから逃げていったルーラーではないか」
天草「あなた方の目的が大変イかれたものだったので離脱したのです。この方らの身柄は渡しませんよ!」
ククラ「ほう?まさに私に楯突くようだな。ヘクソン」
すると、ヘクソンと呼ばれた男はこう何かを発言した。
ヘクソン「絆の子。その身柄はこっちに受け渡してもらうぞ」
クルーク「やだね!あと、ボクは絆の子でもないし!」
ヘクソン「そうか。ならば、これを見ても同じこと言えるのかな・・・?」
タママ「えっ?」
すると、クルーク一行が向こうを見て目にしたのは巨大な爆弾と共に付けられた天秤の檻の中に閉じ込められた王ドラとキッド以外のドラえもんズやタママ以外のケロロ小隊やその関係者達だった!
桃華「タマちゃん!!みなさん!!」
タママ「みんな!!?」
一方、リップ一行はようやく見張りの青の吸血鬼一族の末端や粛清騎士達に囚われた救出班やグレン一行を見つけた。
王ドラ「彼らですか?」
リップ「そうだよ!」
すると、王ドラが見張り達を一斉に強烈な蹴りで倒した!そこに救出班が気付いた。
ルイージ「何!?って、王ドラ達!?」
王ドラ「お待たせました。今まで行方不明になっててすいませんね」
以蔵「グレン!おまんらも無事かー!?」
グレン「以蔵!」
アイク「さっき俺らと一緒に囚われた奴ら、お前らの関係者!?」
乱麻「そうだが」
クロウ「キッド!無事だったのかよー!」
キッド「心配かけたな!って・・・」
キッドは周囲を見渡す。それで気付いたキッドは聞く。
キッド「お前ら!ドラえもん達は!?」
ヤイバ「春我部防衛隊なら野原一家や球由良の者達と共に故に逃げている!だが・・・」
ロビン「俺らも抵抗したんですが・・・あいつらはヘクソンという奴に・・・」
チュチュ「一番抵抗したロムがヘクソンに動き読まれて倒れて気絶してますのよ!?」
キッド「なんだって!!?」
あいり「どうりでマルクからの通信内容が何か違ったわけね!?」
アサト「一緒に追うぞ!!」
一方、ヘクソンに檻に囚われてしまったのび太を中心にクルークに必死に伝えていた。
のび太「クルークさん!!ヘクソンは人の心を読むような珠黄泉族の超能力者だ!!」
冬樹「ヘクソンやククラの元には行かないで!!絶対に止めてー!!」
ククラ「こんな時でも美しい友情か」
クー「テメーら、そいつらをどうするつもりだ!!」
ヘクソン「言わなくともわかるだろう。こうするのだ」
すると、ヘクソンが天秤の導火線を術火で点け出した!
ドロロ「このままではみんな落ちるでござるー!!」
ククラ「そうだ!こいつらが爆弾を取れば貴様らは落ちていき、逆に貴様らの檻を取れば地上は炎の海だ!」
天草「貴様ら・・・!!」
ヘクソン「もうどっちにしか取れんな」
スネ夫「助けてぇぇぇぇぇー!!!こんなところから落ちたらみんなおじゃんこだぁー!!ママぁー!!!」
ジャイアン「スネ夫、よせ!!」
ケロロ「クルーク殿達!我輩らのことはいいであります!!爆弾を阻止するであります!!タママ二等を頼んだであります!」
タママ「!?軍曹さん・・・!!」
クルーク「そんなの・・・!!」
モードレッド(そんなのさせるかよ!!こいつらはあいつにとっての・・・!!)
すると、ヘクソンに囚われた仲間達を助けるために向かっている最中のあいりの右手に何か異変を感じた!
あいり「!?何・・・」
ツキノ「あいりちゃん、その手は・・・」
すると、あいりの手に自らの令呪を宿したことに気付き、何かに気付いた彼女は咄嗟に令呪を発動させた!
あいり「令呪を以て命じる!セイバー、モードレッド!!」
モードレッド「!!」
そして導火線が切れたあと、ククラはニヤッと笑いながら呟いた。
ククラ「ゲームオーバーだな」
すると、モードレッドがこれまでにない速いスピードでククラやヘクソンを通り過ぎていた!
ヘクソン「!?」
ククラ(速い!?一体何が起きている?)
すると、モードレッドは刻まれたあいりの令呪に従って何かを掴んだ!
あいり『先にヘクソンに囚われたみんなを助け出して!!』
夏美「モーさん!!」
ドラえもん「バカー!!!」
ドラメッド「地上が爆発するであーる!!」
ククラ「その通りだ!お前は地上よりも貴様らを選んだ!終わったな!」
モードレッド「終わりじゃねぇ!!」
モードレッド「あいりの世界にとってお前らもいなきゃ意味ねーんだよ!!たとえこの世界を救えたとしても、お前らというピースが欠けたら意味がないんだ!!」
そしてモードレッドが彼らを救出した後に落ちていく爆弾を取ろうとする!
モードレッド「爆弾も取ってやる!!」
ククラ「間に合わない。チェリーワールドは大爆破して滅びるの「それはどうだろうな?」
すると、その手にした爆弾と共に現れた人物にククラとヘクソンが驚愕した!
ククラ「!!貴様は」
あやクル「ハイドレンジア!!!」
クルークの本から出現していたあやクルが最大魔法で巨大爆弾を破壊されたあと、気付いたクルークが駆け寄った!
クルーク「あやクル!!回復したの!?」
あやクル「ああ、とっくにな。だが、嫌な予感はするからこの時を待ってあの本の中で機会を伺っていたんだ」
タママ「みんな、大丈夫ですか!?」
小雪「だいじょ〜び!」
ドラミ「そういえば、キッドや王ドラさんは・・・きゃっ!」
すると、ドラミが落ちかけたところを誰かが手を掴んだ!目の前にはずっと会いたくても会えなかった最愛の・・・
キッド「無事か?へちゃむくれ!」
ドラミ「キッド?キッドーーーーー!!!」
わっと泣き出したドラミに抱きつかれたキッドが照れながらその頭を撫でる様子を見てディルムッドは言う。
ディルムッド「彼は元に戻ったのですね!?」
ププル「あっ!みんな!」
すると、キッドに続いて救出した仲間達を連れたリップ一行が駆け寄ったのを見てモードレッドも駆け出す。
モードレッド「あいり!いるのか!?」
あいり「モーさん!?モーさん!」
それを見て大半の全員は何かを感じ取った。
ーーーーーそれは、なんてこともないけれど、確かにちゃんと、互いの心を通じ合わせたーーーーー
あいり「遅いですわ・・・!」
モードレッド「悪いな」
そんな二人を見たあおいの頭にアタランテがポンと撫でた。
アタランテ「ようやく決めたか。あおい」
あおい「はい。少なくともアタランテを仕えるぐらいの器にはなりましたから」
すると、葉樹が圭一郎にスマホ通話で連絡する。
葉樹「圭一郎サマ。そういうわけですから・・・(今頃は相当お怒りに・・・;」
圭一郎「いや、いい。その成長は既に確認していたのでな。それについては咎めはない」
葉樹「!ありがとうございます!では失礼しますっ」
葉樹からの連絡を終えた圭一郎はお茶を汲むルドヴィカに聞かれた。
ルドヴィカ「圭一郎様、本当によいのですか?」
圭一郎「ああ」
ーーーーーモードレッドにも憎まれるべきなのは私なのだから。縛る二つの鎖を壊し、二人を引き離したのは、これ以上はお互いに傷をつけさせないためだった。
圭一郎『では次の・・・』
あいり『あっ、間違えましたわっ;』
モードレッド『お前なあ、ミスタッチは気にすんなよ;』
役員A『あいり様とモー公ですか』
役員B『楽器の練習ですよね。それにしても、日に日に親しくなられる・・・』
役員C『お美しいことです』
親しくなってる・・・なんてものじゃない。今のあいりのはまるで、かつての愛紗そのものーーーーー・・・。
私から離れたとしても、手段を選ばぬほど探すぐらい愛した、私の愛紗。このまま成長してしまえば、愛紗と同じにはなってほしくなかった。愛紗は愛紗。あいりはあいり。それを、モードレッドにも分かってるというのに。
だから、せめてキミの想いは届けてあげよう。いつか成長した先で、また巡り合えるように。
「自分らしく生きて欲しかった」。ただツーストとの交際を認めなかったのも、ただ・・・あいり、モードレッド。それだけだよ。
自分でも泣けるわこれ(;ー;)
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