二次創作小説(紙ほか)
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- 日常日和。5
- 日時: 2025/09/30 17:20
- 名前: 桜 (ID: ZZpzcnXb)
おかげさまで日常日和。も5という節目で新しく迎えることができました。ここに至るまで色々と混乱があり悩みもしましたが、考えた末にこの先に何があってもこれまでの続きを執筆したいという気持ちで新スレッドに至れました。色んな意味で変わる場合もあり混乱はすると思いますが、私は私で頑張りたいと思いますのでご存じの桜サイドやこれまでに出てきた新たなサーヴァント達も含めてどうぞよろしくお願いします!
「目次」
「短編」
The Reverse Night>>1-5
聖夜怪盗☆シークレット>>6-7
デンジャー☆スクランブル>>33-36
僕もまた、運命に導かれて>>37-38
うちの護衛のママ侍さん>>39-42
とある雪月花の羽根。>>43-44
アスパラ☆クライシス!>>77-83
運びを巡る機関車と謎のトレインハンター>>84-86
僕の果実のボク>>96-100
黒の感情・白き純潔>>101-105
ツイセキ☆トラブル!>>148-152
イモーターウォーズ>>153-156
◯◯透視の試用モニター>>157-161
こっちを向いて、愛してると言って!>>162-165
Halloween rabbit!>>166-169
湖の騎士は星の戦士の●●に夢を見るか?>>170-172
ランデブー☆メタモルフォーゼ>>173-176
鯖組メインでファンタパロ>>177-179
雪の記憶、冬の華>>180-183
ある冬の日のアムール>>184-187
クリスマスに追いかけっこ!>>188-191
クリスマスにネガイゴト>>192-196
小さきパンダのガレット・デ・ロワ>>197-200
宇宙の中の不思議の国>>201-205
スキ!スキ!スキー!>>206-210
ビターシュガー・チョコバーボン>>211-215
満開花見日和>>246-249
ツッコみ所が絶えませんっ!(by一ちゃん)>>250-253
ブレーメンの追跡隊>>254-258
王様ゲーム>>259-262
阿国さんの戦い>>263-267
蛇は蛙が好物らしい>>268-270
シチリアでの小話集>>286-289
パンプキンハザード>>318-321
雪の輝き、小さな夢>>345-348
王ドラなう!>>349-351
聖夜、君に贈り物を>>352-356
聖夜、白なる争奪戦>>357-360
突撃!隣の大掃除>>361-364
年明けのアムール>>365-368
バレンタインのから騒ぎ?>>393-396
I‘m not crying anymore>>397-400
バディファイターズタワー踏破の旅>>429-432
Cherry:CamelotZERO>>437-440
異世界を駆け巡る澄色の猫型ロボット達>>471-478
かの者が残してきたもの>>479-482
虹の島々での小話集>>537-540
グルメフェスを調査せよ!>>541-544
「サーヴァントvs○○○シリーズ」
第六天魔王vsカンフー猫型ロボット>>322-325
湖の円卓騎士vs仮面の剣士>>337-340
光の御子vs魔界のプリンス>>341-344
ブリテンの騎士王vsもう一人の闇の魔導師>>401-404
幕末の人斬りvs蒼炎の勇者>>405-408
日輪の姫vs野原家の主婦>>409-412
大統王vs黄色い悪魔>>413-416
五代目風魔頭目vs宇宙忍者>>417-420
太陽の騎士vs赤き吸血鬼>>499-502
島原の乱の指導者vs虚言の魔術師>>503-506
維新の英雄vsウサギの双子弟>>507-510
「桜サイドの快刀家の事情」
三兄編>>389-392
次兄編>>433-436
長兄編>>545-548
「針音ノ時計塔のアリア」
時の輝きよ>>45-47
赤の中のモアイさま>>48-50
青の上のウォーターシティ>>51-54
白の下のバトルロワイヤル>>55-57
黄の外の太陽・・・?>>58-60
その呪文の続きには>>61-66
「誰か」の世界にとってのピース>>67-71
ここに。>>72-76
「決戦前夜」
輝ける希望の星達よ>>114-117
二度の生における旅路>>118-120
「太陽」の焔を>>121-125
「キャメロット城での決着」
現在キャメロット城:正門>>126-127
現在キャメロット城:世界を約50%吸収>>128-129
現在キャメロット城:世界を約80%吸収>>130-133
我らの望む未来>>134-136
太陽のナミダ>>137-141
There are our home here>>142-147
「女性ケロン人小隊襲来」
一の儀、女性ケロン人小隊襲来!>>369-372
二の儀、ささやかな疑念>>373-376
三の儀、偽物と本物>>377-380
四の儀、ゆずれなき信念>>381-384
五の儀、星へ届けるハーモニー>>385-388
「フェアリー・レクイエム〜トリスタンの名を持つ妖精の少女〜」
「トリスタン」は突然に>>549-552
日常ブレイカー?それとも・・・?>>553-556
妖精姫のトマドイ。>>557-560(更新)
「前後編」
かけがえのない「君」>>26-28>>29-32
戦国時代からの謎の挑戦状!>>87-91>>92-95
苺の彼方をもう一度>>106-109>>110-113
シチリアでの鳥の夢>>271-275>>276-281>>282-285
月夜でのエンゲージ>>326-331>>332-336
雪月に小さな花びらを>>421-424>>425-428
時空鉄道の夜>>483-487>>488-498
カービィだらけ>>511-515>>516-519
ワドワド☆サマーアドベンチャー!>>520-525>>526-530>>531-536
「風花月夜伝〜友情よりも、忠義よりも〜」
第一の巻:逆光降臨>>8-10
第二の巻:御一行様之旅珍道中>>11-12
第三の巻:恋せよ浪漫、忍の花に>>13-15
第四の巻:変わりはしないもの>>16-18
第五の巻:生きとし、生ける者。>>19-20
第六の巻:揺るぎない、どうしても。>>21-22
最終の巻:音が導く先>>23-25
「風花月夜伝2〜花は今、光へと舞う〜」
第一幕:異変を告げられし江戸>>216-219
第二幕:渦巻く四方と空>>220-223
第三幕:咆哮の中に在る「声」>>224-227
第四幕:私の輝きの星>>228-231
第五幕:忍び寄る戦いの迫る時>>232-235
第六幕:怨恨開花>>236-240
最終幕:空へ>>241-245
「灯火の星〜第六天魔王の乱〜」
第一の段:わし、参上!>>290-293
第二の段:雷に阻まれるのならば、やることは?>>294-297
第三の段:キミと、光と>>298-301
第四の段:聖地の謎かけを解き明かせ!>>302-305
第五の段:闇夜の城で見つけたのは・・・>>306-309
第六の段:光と闇の諍い>>310-313
最終の段:そして魔王は、悪魔と共に歩き出した。>>314-317
「チェリーワールド×蒸気都市〜夢幻の歯車の光〜」
第1話:ようこそ蒸気都市>>441-444
第2話:風を便りに>>445-448
第3話:決して叶いもしないだろうけど、>>449-452
第4話:魔女の■の讃歌>>453-456
第5話:蒸気聖杯戦争の「目的」>>457-460
第6話:風よ光へと吹け>>461-465
最終話:さよなら蒸気都市>>466-470
- デンジャー☆スクランブル(その4) ( No.36 )
- 日時: 2023/03/15 17:23
- 名前: 桜 (ID: Lk0URTLS)
ギャグ多発
レッド「またなんか騒ぎが起きてるのか!?」
クッパ「今その原因を確認しているだろう!ん?二つの別々の外部が中心による痴情のもつれ?」
サムス「そういえば、ピーチもいないわね。もしかしてその一つに関わってるかもしれないわ」
ダーク「今日初めて遊びにきたあいつらの中から格好の相手を見つけたんだなwww」
リンク「黙れ(▼益▼#)」
すると、誰かが慌てた様子で来た!服を半ばはだけでいる王ドラだ。
王ドラ「助けて下さい!!」
ププル「王ドラ、どうしたの!?」
フィン「服を半ばはだけた姿が妖艶を帯びているな」
ディルムッド「我が君;」
王ドラ「私が見つかったら襲われる!!少しの間匿わせて下さい!!」
ハッチン「えっ、お前がじゃないのか!?」
すると、誰かの声がうっすらと聞こえた!声の主は未だに追うチャラ王から逃げつつ王ドラを探しているトリスタンとメルトだ。
トリスタン「王ドラ殿。今度はかくれんぼですか?」
メルト「出てきなさい。早くトリの前に私に見つけられなさいー」
それを聞いた時に大半の全員が顔真っ青になった。特に一部の人は二人とも霊基に異常はない様子だが、何か執着を持って王ドラを探しているようにしか思えない。
クルーク「・・・王ドラ、あの二人に手こずってた?特にトリに」
王ドラ「それがなんだと言うのですか!!まあ、メルトさんには勝てますけどね!!」
ルート「トリ相手には手こずってると言ってるな。そういえば、ちーに連絡がつかないが何があった?」
パリス「あっ、これですね。なんか王ドラさんを襲おうとした二人に怒って探しまくってるチャラ王さんです。王ドラさんはチャラ王さんに意図せず救われたようなものですね」
ゼオ「じゃあ、巻き込まれたのはお前の方か。でも、どうにかして咎めないとまずいな・・・」
すると、悶怒が何かお茶セットを持ってモニター部屋に入ってきた。
悶怒「何か大変なことになっているようですね」
メイヴ「悶怒、そうなのよー;」
王ドラ「バカーーーーー!!!まだ知られてない子もいるのにぃぃぃぃぃー!!!(大汗」
アポロン【今確かにさっきの熊がいるけど?】
クー「気のせい気のせい;」
すると、王ドラの絶叫でその声を一足先にトリスタンが気付いた!
トリスタン「王ドラ殿。ここですか?」
大半の全員「!!!」
すると、トリスタンが入ってきた瞬間に大半の全員が思わずそれぞれの場所に隠れた!王ドラはモニター室の掃除用具の中だ。
トリスタン「どこですか?ここにはいないようですね」
王ドラ(もうやだこんな体験OTL)
トリスタン「・・・いないなら仕方ありませんね・・・」
王ドラ(よかった。咄嗟に発動した私の気配遮断スキルでなんとか切り抜けれる・・・)
トリスタンはモニター室を出て行ったかのような音で大半の全員は思わず安堵するが・・・
トリスタン「見つけましたよ」
王ドラ「!!!!!」
なんとトリスタンはモニター室のドアに鍵をかけて王ドラを見つけ出したのだ!それを見た大半の全員は王ドラを助けるべくトリスタンを止めるために動こうとしていた!
ルート「あのバカトリを無力化させるぞ!」
クルーク「気絶させる程度でいいんだね!?」
ゼオ「でも、案外強いスキルや宝具持ってるからなー」
ププル「ゼオ!!」
トリスタン「さぁ、鬼ごっこはおしまいです。早く終わらすようにしますからv」
王ドラ「っ!!!」
すると、何らかの小さなUFOらしき物体がトリスタンの頭に直撃した!気絶したトリスタンを見て思わず助かった王ドラは困惑するが、その人物がモニター室に入る!状況を知って止めに来たエレナだ。
エレナ「王ちゃん!大丈夫!?」
王ドラ「エレナさん・・・!(ほっ」
ゼオ「エレナ、助かった。でも、どうしてここに?」
エレナ「なんか騒ぎが起きてたから様子見に行ったら激怒してるチャラ王に遭遇したの。そしたら王ちゃんの貞操を奪おうとしてた二人を止めるために探してたと聞いたの。メルトはエジソン経由で連絡したリップちゃんが止めてくれたわ。無力化程度だけどね。今頃激怒してたチャラ王はリップちゃんに説教されて怒りは失せてきてるはずよ」
ルート「なんだかんだでいつもすまないな。今度お詫びの品を送るから・・・」
エレナ「いいのよ仲間なんだし。困った時はお互い様だから!」
すると、騒ぎを聞きつけたモードレッドが入って来た!
モードレッド「なぁ、なんか王ドラっていう奴がトリに襲われて・・・」
クルーク「あっ、モーさん?トリはエレナさんがなんとか無力化してくれたから・・・」
すると、モードレッドは服がはだけた状態の王ドラを見て驚きの絶叫を上げた!
モードレッド「はあああああー!!?お前、そんな顔して実は男!?!?!?」
サムス「こういう趣味の悪いことするのがオレンジの悪魔の異名を持つこいつのやり方よ」
モードレッド「オレンジの悪魔!!?仕事先でチラホラと噂を聞いたんだけどこんな見た目可憐な女のような奴だって聞いてねぇー!!もっとチンピラじみた筋肉隆々だと思ってたのにー!!!」
レッド「気持ちはわかるけど落ち着け;」
ププル(あ、秘密警察にも王ドラの伝説は伝えられてるんだ・・・;)
そしてその数十分後、もう一つの騒動が解決したためにその二つの騒動の中心であるキャラ達は事態を知ったマスハンから説教を受けていた。
マスハン「どうするんだこれはー!!?しかもうちのスマブラファイターも関与してるし、スマブラ屋敷の部屋の一部が壊されてるし!!」
今回の騒ぎを起こしたキャラ全員「サーセン・・・;」
クレハン「まあ新しく遊びに来た奴らもだんだんと馴染んできたしいいんじゃねーの?現になんだかんだで楽しそうに過ごしてるしな」
すると、ブラピがキョロキョロと見渡しながら何かに気付いた。
ブラピ「そういえば、マリオとワリオの奴はどこだ?」
ルドウィッグ「!!まさか・・・;」
すると、大半の全員の予想通り、桜サイドの裸族のワリオが裸族バイクで走る桜サイドの裸族リーダーのマリオの姿があった!
ワリオ「そこの新しい仲間にも歓迎の裸族技だぁぁぁぁぁー!!!(上半身はクーのコスチューム(未再臨の)&下半身はモザイク処理されたアイスを頬張る以蔵のR-18の痛褌」
マリオ「親愛の証として美しく咲き誇る俺の乳首を投げるぞぉぉぉぉぉー!!!(上半身は沖田のコスチューム(未再臨の)&下半身は謎のミルクを浴びせられてるフランのR-18の痛褌」
ファルコ「ぎゃあああああー!!!やっぱり来たあああああー!!!」
クー「あれは俺の着てるやつーーーーー!!!?」
沖田「いやあああああー!!!私の(未再臨の)コスチュームうううううー!!!!」
龍馬&乱麻&モードレッド&アタランテ「あ゛ぁ゛?(彼らが身に付けてる痛褌を見て大激怒」
お竜「落ち着けお前ら」
裸族の痛褌に描かれたのを見た関係者達は大激怒。そしてそのまま突進していき・・・
マリオ「俺ら裸族を呼ばずに歓迎をした罰を受けよぉぉぉぉぉー!!!(メタナイトと王ドラのズボンをひっちぎる」
トリスタン「ピロリーン☆(手にはスマホ」
※1分後
ルイージ「じゃあ、バカ兄貴達だったものは説教部屋に強制連行するから(手にはマリオだったものとワリオだったものを縛ってる縄」
チャラ王「お願いするぜー」
トリスタン「あの・・・;王ドラ殿、私のたんこぶがなんか多くないですか・・・;」
王ドラ「知りませんよ」
メタナイト「私も犯人ではない」
ついでに解説すると、王ドラの下着はイチゴ柄のトランクス、メタナイト(擬人化状態)の下着はアフォガード柄のトランクスです(ぇ)
ちなみにあの痛褌は関係者を始めとしたキャラ達がハサミで細かく切り刻んで焼却処分しました。クルークが気を取り直しつつ言う。
クルーク「じゃあ、料理はもうたくさんできてるから食堂に行こー;」
メイヴ「ようやく食事にありつけるのね!」
アイオーン「龍馬とお竜も晩餐を食すがいい。以蔵なら目を覚ましてきてる故心配ない」
龍馬「うん」
お竜「カエルの肉あるか?」
アイオーン「ない;」
すると、誰かが一足遅く遅れてやってきた。アイオーンがギタリストとして所属するシンガンクリムゾンズのクロウとヤイバだ。
クロウ「やいっ、ヘタレオン!またスマブラ屋敷に遊びに来やがったな!」
アイオーン「おい小動物。矮小なる貴様が大声で騒ぐな」
お竜「アイオーンのバンドメンバーの奴か?」
ヤイバ「?故にこんな浮いてる美女を連れているのか?隣にいる男もか・・・なぬっ?(モードレッドを見る」
モードレッド「?何じろじろと見てんだ?」
クロウ「お前、あいりの初恋の奴か!?」
モードレッド「え?(驚いたがちょっぴり嬉しい」
クロウが言った「モードレッドがあいりの初恋の人」の言葉を聞いてタママはますますもどかしさを覚えた。アイオーンはクロウに聞く。
アイオーン「ロムは?」
クロウ「ロムは今日で出張から帰ってくるついでにここに立ち寄るって。オメーが言った居候のこいつらのことを知らねーしな」
すると、アイオーンの後ろに誰かが絡んできた!ヤスとハッチンが所属するDOKONJOFINGERことどこ指のドラマーの双循だ。
双循「おいヘタレライオンの。ヤスとハチ公同様にこの最強のワシに黙るなんていい度胸しとるのう」
アイオーン「ヴッ;」
ハッチン「げっ、双循!!」
ヤス「お前も来てたのかよ!!」
サンソン「アイオーン殿をいじるのはおやめなさい!彼が嫌がっているでしょう!」
双循「ぽやぽやのぼっちゃん、そんな心配せんでもあのクソ不死鳥ならもうすぐ来るわい(サンソンの頬に頬ずり」
サンソン「は!?前からなんなんですかあなたは!」
クロウ(もしかしてサクソンの奴、気に入らてんのか?)
ヤス(前からこんな感じで接してやがる;)
以蔵「おん・・・」
すると、以蔵がようやく目を覚ました!
乱麻「以蔵、大丈夫か?」
以蔵「なんか投げつけられたようじゃが」
龍馬「それは夢を見たんだよ以蔵さん」
以蔵「?ほうか・・・」
双循「!」
すると、双循は以蔵の方をじっと見る。
以蔵「おまん、なんじゃ?なんかじろじろと・・・」
双循「おどれもぽやぽやしとるやないかい」
以蔵「おん?」
龍馬(^ω^#)
この後、龍馬は双循を相手に乱闘騒ぎ勃発。なおこの乱闘をロムやジョウが遅れてやってくるまでは止める者はいなかった。
おわれ
「後書き」
新しくゼオ達の仲間になったメルトちゃんやモードレッド、以蔵さんや乱麻達が初めてやってくるのが内容のスマブラ屋敷での話ですが、このお話はあくまでも間接的に描写してるとはいえ薔薇の確率が割と高めです。最初はこんな内容じゃないはずがどうしてこうなった。
FGO組はFateシリーズの中でも一際でとにかく程度の差異があれど恋愛に開放的というかオープンな鯖が多いのでノーマルでも薔薇でも百合でも成り立ってしまうのが特徴ですので色々と趣向が凝らしてしまいますね。だから桜サイドのキャラにも絡みやすい故に性格的には書きやすいです。その分ギャグ方面でも生かしやすくなってしまうけど;
感想OK
- 僕もまた、運命に導かれて(その1) ( No.37 )
- 日時: 2023/03/28 20:16
- 名前: 桜 (ID: D2NnH/3T)
今回は大半がタママのモードレッドに関するもやもや話。トリスタンや王ドラの掛け合いも含むほのぼのギャグシリアス風味。
タママは公式でも一人ぼっちの時はトラウマなところがあるのである意味で似たもの同士のモードレッドとは通じる部分があるかもわからないです。性格的には違うけど、そういう同じ星に生まれたかもかしれないですね。本人達には無自覚かどうかわからんですが;
一人ぼっちは大嫌いだ。
何も言えないけど、一人になると寂しい。
もしも切り捨てられるとしても、
たった一人でもいいから、
誰かに打ち明けたかったんだ。
ケロロ「だーかーらー、これをこうすればいいのではありますか!?」
ギロロ「貴様のやることは無茶すぎるだろう!?もっとこうやるべきだ!」
とある日の日向家の地下に通じる秘密基地での侵略会議。今日もいつもの風景が繰り広げられている中でドロロはタママの様子がおかしいことに気付いた。
ドロロ「タママ殿?ぼーっとしてどうしたでござる?」
タママ「(ギクッ;)あ、ごめんなさいドロロ先輩;軍曹さん、悪いですがこれから見たいアニメがあるから先に帰っていいですか?」
ケロロ「ああ、構わないでありますよ。我輩も新作ガンプラを早く作りたいしー」
ギロロ「貴様は・・・;って、タママ、いつのまに忽然といなくなってる!?」
クルル「ドラマの録画予約すんの忘れちゃったー☆(大嘘」
一方、タママはキョロキョロと辺りを見回しながらとある場所にたどり着く。そこは白金にある洋風の隠れ家風の高級マンションだ。今はそのマンションを月島家が買い取っているためにこれから会いに行くその人物の住む家なのだが(タママ自身はそれを知らない)
タママ「この場所、普段はなんかの魔術でカバーされてるから一般には見えないですぅ。ボクにはなんか見えるようにしてますが;」
タママはそのマンションに入る。いつもよく見るフロントスタッフである月島家の中級男性使用人の一人寺脇竜平(たっぺい)にすっかり顔を覚えられてるのか今では声をかけてくれるほどまでになった。
寺脇「ああ、タママ様!いらっしゃいませ」
タママ「いや、なんかあったら困るからそういう時にオートロック解除すんのやめろですぅ;」
寺脇「信頼してきてるって証拠ですよ。さぁ、入ってきてください。モードレッド様らがお待ちです」
タママはモードレッド達の住むフロアに入ってインターホンを鳴らした後に玄関のドアが開いた。モードレッドが出迎えてくれた。
モードレッド「よぉ、タママ。言ってたカボチャプリン買ってきてくれたか〜?」
タママ「オレは自分が食べる用にも買ってきてるだけだ;」
モードレッド「オレのにも買ったってことじゃねーか」
モードレッドはタママを事あるごとに呼び出すことが最近の日常風景になっていた。不貞隠しの兜の騎士の暇つぶしにはタママがちょうどいいと思ったのだろう。カボチャプリンを食べてる最中のモードレッドは聞く。
モードレッド「そういえば、住んでる家の奴らの心配は大丈夫か?確か西澤家のお嬢サマんとこだよな」
タママ「ちゃんと帰ってるから心配ないよ。軍曹さん達のとこもちゃんと行ってるし」
モードレッド「ふーん」
モードレッドはタママの原型の姿から秘密警察で密かな話のネタになっていたケロン軍に所属するまだ幼年体のケロン人であることに気付いていた。しかしお互いのさらなる詳細までは知らないが、それでもなんだかんだで絡んでいるのだ。
モードレッド「そういえば、いつからが大人になるんだ?」
タママ「はぁ?オレだってちゃんと時期が来たら尻尾が外れるだけでこう見えて本当は成年体になるはずの大人だ!時期が人よりも少し遅いんだよ・・・」
すると、モードレッドは顔をタママに近づけてこう口にした。
モードレッド「へぇ。お前、大人なんだな」
タママ「っ/////!!!オ、オレをからかうなーーーーー!!!(顔真っ赤」
モードレッド「すまねーな、こういった主義なんでな」
その翌日、またモードレッドに何か呼び出されて向かう最中のタママを見かけた桃華は声をかけた。
桃華「タマちゃん?こんな昼間にどこに行くの?」
タママ「(ギクッ;)な、なんていうか友達に会いにですぅ!」
桃華「ドラリーニョさん?それなら私も一緒に・・・あら?(気付いたらタママが忽然と行ってる」
タママはその後にモードレッドに会いに来た。今度は親が共働きや夜の仕事などの事情で自分達が住むマンションに預かっている子供達にあんみつを買ってこいと言われて持ってきたからだ。
タママ「ほら、あんみつ;」
モードレッド「大量に買ってきてんな。まあ食べてないな」
タママ「お前に脅されたのに食べるかっ;」
タママは残ったあんみつを食べている最中にモードレッドに聞く。
タママ「そういえば、お前の主人のアイルー(あいり)にはここに住んでるの知らないのか?」
モードレッド「大丈夫だ。圭一郎はもし知られても構わないと言ってる。それにあいりは学校でもなんか忙しそうだ。昔とは違ってあんまり構ってもらえなさそうだって・・・」
タママ「・・・。モー公はアイルーを本気で慕ってるのか?」
モードレッド「慕ってるさ。圭一郎にもあいりのとは別だが、あいつはあんな相当意地っ張りでも優しい奴だよ」
タママ「どこがだよ!あの男は過去に自分の子供を時に放っておいた奴だよ!」
モードレッド「他の政治家が先にあいつらにも傷をつけたんだ!あの総理が愛紗サンを裏切ったりしたから!」
タママ「それは・・・愛する人や子供らと引き離すのは、確かに酷いけど・・・」
モードレッドは少しだけ寂しそうな顔をしながら言う。
モードレッド「オレは闇ぜりで売られていたところを迷い込んだまだ幼いあいりに拾われた。その時に身に付けてたリボンの髪飾りと引き換えにな。とても大事にしていたという話は後になって聞いたよ・・・」
タママ「でも、買い戻せたとしてももう成長してるんだから着けれないんじゃないか?」
すると、タママの言葉を聞いたモードレッドは素振りでクラレントを彼に向けながら激昂した!
タママ「!?」
モードレッド「わかってる!!・・・そんなこと、痛いほどわかってんだよ。たとえもう叶わない想いだとしても、もう傷つきたくないだけだ」
カムランの丘でブリテンにおけるアーサー王伝説を終わらせた出来事はモードレッドが自分で引き起こしたこと。彼女は自分でそれをわかっている。人間に対しては自分の欲ばかりしか考えていないとして快く思ってないけれど、それは逆に自嘲気味も含まれているのだ。
そんな自分に臆せずに優しく接してくれているあいりには度々振り回されることもあるが、それでも恋情にも憧憬とも取れるような複雑な想いを抱くようになっていた。
だからこそモードレッドの本来の願いとは別に聖杯の力にも頼らないような願いは・・・
モードレッド「あいりにあのリボンを買い戻せたら、やっと「お前が好きだよ」と言える。そうしたら今度こそ何か変わる気がする。全部じゃないけど、少なくともあいりとのことだけは」
この気持ちは決して偽物じゃない。あの頃の純粋な想いが、ただ自分のものだとあいりが好きなあいつに思い知らせたいだけだよ・・・
その数日後、スマブラ屋敷ではたまたま遊びに来ていたツーストをタママがじーっと見ていた。
ツースト「?なんだ?タママ」
モードレッド『この気持ちは決して偽物じゃない』
タママ(そもそもなんで圭一郎パパはモー公を月島家に置いてるんだ・・・理由は何にしろツーたんもアイルーもモー公もみんなかわいそうですぅ)
すると、タママは自分のスマホの通知が鳴る。モードレッドからの呼び出しのEメールだ。
タママ「いえ、なんでもないですぅ、ツーストさん。ボクは先に帰ってるって軍曹さん達に伝えて下さい(こういうどうにもならないことは、部外者のボクが言ってはいけなかったんだろうに」
タママはそう言ってスマブラ屋敷を後にしたのを見たツーストは何やら疑問を感じていた。
ツースト「このところタママの奴、一人でどっかに行ってばかりいるな・・・」
ドロロ「そうでござる。前までは早く帰って来るのに最近は少し遅くなった気が。桃華殿も思うけど最近のタママ殿、なんかずっと変でござる」
一方、タママはモードレッドからの呼び出しで例のマンションに来ていた。いつものごとくフロントの寺脇に出迎えられた後、インターホンを鳴らしていた。
タママ「おーい、モー公。あっちゃんもか?フランもー?いないなぁ・・・やっぱりモー公のやつ、仕事とは言ってたけど怒ってんのかな?オレのこと・・・」
すると、Eメールの通知が鳴った。モードレッドからだ。
モードレッドからのメール「呼び出された場所間違えてねえ?このマンションの下の庭だよ」
タママ「えっ?」
すると、タママが見たのは彼を見つけて呼び出している最中のモードレッドだった!
モードレッド「お、気付いたかー」
タママ「これは?よく見たらなんかやってるな」
モードレッド「子供達やみんなでバーベキューで肉とかマシュマロとか焼いてんだよー。お前も来いよ。マシュマロ、もう焼いてるぞー」
タママ「!うんっ」
その数分後、子供達が楽しそうに見ながら焼いたマシュマロを食べているタママにモードレッドは聞いた。
モードレッド「そういや、あの時にタママはオレに聞いてたけど、そっちも大丈夫か?」
タママ「だっ、大丈夫;少なくとも命の危機は・・・;あれらと比べたらモー公が可愛く見えるくらいだ」
モードレッド「誰が子供の前でお前に言うか」
そして楽しい雰囲気のままバーベキューを終えた後にモードレッドは言う。
モードレッド「じゃあ、オレらも帰るわ。お前も気をつけて帰った方がいいぜ」
タママ「うん。なんとかは帰れる、よ・・・」
すると、タママの口周りに着いてたマシュマロの残り粒をモードレッドが指で取ってそれを舐めた。
モードレッド「マシュマロが付いてんぞ。抜けてんなあ」
モードレッドが優しく笑った後、タママは口を手で押さえていた。顔を真っ赤にしながら。
その後の西澤家ではタママが走りながら帰って来た。そこにたまたま歩いていたとある人物にぶつかった!
???「タママ殿!?申し訳ありません大丈夫ですか!?」
タママ「いや、なんでもないですぅ!パールも怪我なくてよかったですぅ・・・西澤家の執事でポールに次ぐ有能使用人に怪我されたら困るから!」
パール「あっ、タママ殿!?・・・。桃華様の心配に反してなんかいつにも増して元気だけど・・・」
自分の部屋に入った後にドアを閉めたタママはモードレッドのことを微かに考えていた。
モードレッド『へぇ。お前、大人なんだな』
モードレッド『慕ってるさ。圭一郎はあんなんでも根は優しい奴だ』
モードレッド『わかってる!たとえもう叶わない想いだとしてもまた傷つきたくないだけだ!』
モードレッド『マシュマロも焼いてるからお前も来いよ』
モードレッド『マシュマロが付いてんぞ。抜けてんなあ』
モードレッド『オレはそれで、怒らねーよ』
タママ「・・・一番好きなのは、アイルーのくせに・・・」
タママは立ちすくみながら半ばやるせなく思っていた・・・。
- 僕もまた、運命に導かれて(その2) ( No.38 )
- 日時: 2023/03/28 20:22
- 名前: 桜 (ID: D2NnH/3T)
王ドラ「は?タママさんが最近おかしいって?」
一方、王ドラはドロロから最近のタママのことについて相談を受けていた。最近のタママの様子の真相を探ってほしいというのだ。
ドロロ「そうでござる。春我部防衛隊にも聞いたけど、全く知らないって一点張りで・・・」
王ドラ(ネネちゃんか;)
ドロロ「それで最近のタママ殿の足取りをを探ってほしいでござる。キミならこういうのはお手のものだけれど」
王ドラ「春我部防衛隊が知ってる上でわざとはぐらかしてるかもしれませんね・・・わかりました、桃華さん達には内密に私が単独で調べてみましょう」
その翌日、タママはまたモードレッドからメールで呼び出しを受けたためキョロキョロと周りを見渡していた。王ドラやトラン(トララ)などの周囲がいないか確認するからだ。
タママ「よし、いないですぅ。安心して行けるですぅ♪」
しかし、タママが行った後に透明マントで隠していた王ドラが木陰から出てきてタケコプターも使用しつつ彼を尾けていた。
王ドラ「本当ならこれはいざという時にしか使いたくありませんけどね。ひみつ道具を駆使しつつ密かに探るか」
そしてタママのいる待ち合わせの場所の葛飾区にあるこち亀の両津勘吉の銅像の前(リアルにも実際にありますよ)。王ドラはその付近にある木陰から透明マントを使って望遠鏡で探っていた。
タママ「ここでいいんだよな〜;」
王ドラ(両さんの銅像を待ち合わせに使うとは。もしや外来の侵略者が来てて脅迫されてる?脅迫したとしてもあんなオタマジャクシは何も利益になりませんけどね(酷)
すると、その付近に何か出かけている様子の大人数の子供達を見つけた。
王ドラ(子供達ですね。日曜なのにどこかに卒業遠足か卒業旅行かな?あ、まだ小さい低学年の子供もいますね)
すると、王ドラは後ろから何者かにより口を塞がれていた!
王ドラ「ーーーーーっ!!!」
???(私ですよ。何かを見つけたらヤバそうな雰囲気はしたので)
王ドラ「っ?」
王ドラが振り向くと、何と妖弦の円卓騎士トリスタンがいた!・・・なぜか頭や着ている私服にはアイスとケーキを投げつけられたような跡があったが。
王ドラ(トリさん!?あんた、何でここにっ;)
トリスタン(さっきまで美しいご婦人とカフェで逢瀬していたらこの前に声をかけた別の美女に目撃されて争われた上にどっちが好きなのかと問われたら咄嗟にどっちも好きじゃないと答えたので両者からアイスとケーキを投げつけられた後に探る様子の王ドラ殿を見かけたので)
王ドラ(うわー;こんな奴のどこが好いてるんですか・・・;)
トリスタン(私が絶世の美男子なので。円卓一の美男子ですよ)
王ドラ(顔で許されると思ったんですか;あっ)
すると、王ドラがいつのまにかタママがいなくなってることに気付いた。自分のアクシデントによる手違いミスとはいえその原因を作ったトリスタンを引っ張った!
トリスタン「貴方という人はとうとう私と褥(しとね)を共にする決意を・・・」
王ドラ「あなたのせいでしょうが!!罰として一緒にあのバカオタマジャクシを探りますよ!!」
トリスタン「私は悲しい・・・」
一方、タママは夜の間だけマンションに行き来している子供達のお出かけに保護者として一緒に付き合ってとモードレッドに言われたので共に上野公園内にある上野動物園に同行で遊びに来ていた。子供達もパンダなどが見られて楽しそうだ。
ちなみに王ドラが見た大人数の子供達はこの子らのことです(つまりタママが待つ待ち合わせ場所に着く寸前を見たのをトリスタンに邪魔された)
タママ「なんか子供達が楽しそうだなー」
モードレッド「そりゃな、たまには羽根を伸ばしたいんだよ。保護者達からも許可を得てるしな。フランやシルクもそうだけど、あっちゃんも楽しそうだし(嬉しそうに子供達と一緒にライオンを見ているアタランテを見る」
タママ「あー;」
すると、モードレッドのスマホの電話の通知が鳴る。彼女達のバックアップに回る白魔道師の葉樹からだ。
モードレッド「ごめん、電話だ。タママ、ガキども見てやってくれない?」
タママ「おう(仕事かな?」
モードレッドは葉樹からの電話に応じた。葉樹が話した内容にモードレッドは少し驚いた。
モードレッド「は!?この動物園も擁する上野公園付近にはあいつが部下達を連れて来てる!?」
葉樹「うん、圭一郎サマの管轄下である監査モニターからも情報が入ったって;悪いと思うけど、夕方にはせめてもの撃退はしてくれない?」
モードレッド「夕方になったら帰らすようにかよ;わかった(タママ、せっかく来てくれたのにごめん・・・」
一方、タママを探す王ドラはトリスタンを連れて方位磁針まで駆使したが、なかなか見つからなかった。現在いる場所は上野区にある駅前だ。
王ドラ「全くもう!見失った上に方位磁針もおかしいことになってるんですが!?」
トリスタン「私のハープの音で方位磁針に細工を施したので」
王ドラ「あんたか!!」
トリスタンは少しだけフッと笑いながら言う。
王ドラ「なんですか?」
トリスタン「いえ。以蔵殿のこともあったとはいえようやく話せるようにはなったと。前まで貴方はガン無視していたのでしょうから。触れたら手を洗うし服なら全身消毒するし」
王ドラ「あなたが出会いに私を女だと思って胸を触ったせいですけどね(^ω^#)」
トリスタン「でも、あの出来事からもその前の新世界やジャマハルダ関連の騒動も私やカービィ嬢、クルーク達を案じて密かに助力していたのでしょう。なんだかんだで貴方は私達の正体も内密にしてくれた。英霊であっても貴方は分け隔てなく接してくれている。それが私は嬉しく思ったから笑ったのです」
トリスタンの言葉に王ドラは満更でもない様子でそっぽ向きながら言う。
王ドラ「・・・そういうところがさらにムカつきますね」
トリスタン「私はマゾなので」
王ドラ「こんな人前で言わないで下さい;」
すると、何か人が騒いでいる様子が見られた。どちらかと言うと逃げ惑っているようだ。
王ドラ「向こうに何かあったのですか?」
トリスタン「何らかの襲撃があるようですね(でも、英霊もとい我が同胞の気配がしますが?」
一方、襲撃場所では青の吸血鬼一族の一般吸血鬼と部下の粛清騎士達とともに逃げる最中の人々を片っ端から斬る英霊、セイバーの騎士ガウェインがいた!クルークを攫うために一番の障害でもあるモードレッドを探しているのだろうか。
ガウェイン「どいつもこいつも人が多いですね。あの反逆者のいる場所を知っている人間もいるかと思いましたが」
粛清騎士A「ガウェイン様!こちらの方も掴めずじまいでした」
ガウェイン「そうですか。ならば範囲を広げて探してみなさい。貴様ら一般の青の吸血鬼達と提携して何としてでもあの騎士を見つけ出すのだ」
一般の青の吸血鬼A「はっ!」
一方、王ドラとトリスタンは逃げ惑う人々を避難させつつ襲撃場所に向かっていた。まだ残っている人達がいないか確かめるからだ。
トリスタン「ところどころに血の匂い・・・!酷いです」
王ドラ「・・・行きましょう。倒れて起きないならもう助からないですよ」
トリスタンは王ドラの言うこともわかっている。実際にその騒ぎによって人間達もその逃げ遅れた一部が死に絶えたのだ。彼だって内心ではやるせない気持ちだったのだろう。
トリスタン(大半は助かったとはいえ、あくまでも「大半」は「全員」ではない・・・本当は彼にだって・・・!)
すると、トリスタンは橋の上からガウェインを発見する!桜サイドのサーヴァントとしてこれから敵対する同胞の出現に驚きの顔をしていた。
トリスタン「ガウェイン卿・・・!(また・・・!」
王ドラ「トリスタンさん?どうしました?」
すると、王ドラもガウェインを見つけた。ガウェインは泣きながら必死に懇願する眠る赤ん坊を抱えた母親を斬ろうとしていた。
母親「お願いです!!この子だけは斬らないで下さい!!この子のこれからの未来だけは・・・!!」
ガウェイン「母親としては理想的ですが、残念ながらその未来はもうありませんよ」
ガウェインがガラティーンで斬ろうとして母親が赤ん坊を守りながら立ちすくむが、それを見て飛びかかった王ドラの蹴りがガウェインに命中した!
ガウェイン「誰だ!」
王ドラ「その未来を奪うのはフェアじゃありませんね。せっかく正統派に見えそうなのに」
母親「あ、ありがとうございます!あなたは一体・・・」
王ドラ「通りすがりの格闘家です。ほら、早くその赤ちゃんと一緒に逃げなさい!」
母親が王ドラに頭を下げた後に逃げたが、邪魔をされたガウェインは彼を睨みつけながら言う。
ガウェイン「私を蹴り倒すとは相当な手馴れのようですね。喧嘩でも買いに来たのですか?」
王ドラ「売られた喧嘩は買いますよ?」
一方、人々を避難させているトリスタンは王ドラの無事を祈りつつ同時に申し訳ない気持ちを抱いていた。
トリスタン(ごめんなさい王ドラ殿。彼は私の身を案じて人々を避難するように言ってくれたのに私は・・ ・)
一方、当の王ドラはガウェインが放った攻撃にもかわしつつガウェインに攻撃に繰り出すのを繰り返していた。ガウェインは今は太陽の下で強化されているはずが、それを相手に応戦している王ドラの強さやその実力に驚愕していた。
ガウェイン「やりますね。その背丈の割に私の攻撃にも軽々とかわすなど・・・」
王ドラ「伊達に強いんじゃありませんよ!チビって言うな!!(°д°###)」
ガウェイン「ならばこちらも我が宝具を放つ!それをその身体で受け止めよ!」
ガウェインは自分の宝具を放つ!
ガウェイン「その不浄を清めようぞ!転輪する勝利の剣(エクスカリバー・ガラティーン)!!」
ガウェインは特大ダメージの宝具を放ち、王ドラを死亡させた・・・が、ガウェインはそれを見た瞬間に険しい顔をした。なぜなら・・・
王ドラ「けほっけほっ。宝具まで使ったのに残念でしたね。私が咄嗟に自分で改造したひらりマントで防がれるとは。まあ跳ね返すまではできませんでしたが」
何とこれを見越して自分が改造したひらりマントで攻撃を防いだのだ!ガウェインの強力な宝具により跳ね返すのはできずに受けた拍子でそれが壊されてしまったが、ガウェインはそれでも驚愕していた。
王ドラ「あの騎士ほど見抜く様子がなくて残念でしたね」
ガウェイン「ぬん・・・!この太陽騎士を手玉に置くなど・・・!」
すると、ガウェインに何らかの異変があった!いつも身につけているあの首飾りからだ。
ガウェイン「ぐあぁっ・・・!!」
王ドラ「!?どうしました?」
ガウェイン「ヘクソン、獅子王が私に戻って来いと・・・いいでしょう。今日は引き上げます。よく見たら噂のオレンジの悪魔のようですから。悪魔狩りは後でも楽しめますし」
ガウェインがそう言って転移ワープで立ち去った後に王ドラはガウェインを見たトリスタンのことを思い出しながら険しい顔をしていた。
王ドラ(同胞とは今は戦いたくないということですか・・・人のことばかり見てないで自分のこともちゃんと見ればいいものを・・・!)
一方、モードレッドはそろそろ夕方になるのを腕時計で見ていた。同じく葉樹から連絡を受けたアタランテは言う。
アタランテ「そろそろ行かねばならぬぞ。苦い気持ちはわかるが・・・」
モードレッド「ああ、わかってる・・・ん?また葉樹から電話か?」
モードレッドが葉樹からの電話に再び応じたその内容は驚くべきものだった!
モードレッド「は!?なんだって!?」
葉樹「なんでも一足早く気付いた誰かが事態を対処したらしくて、あのガウェインを退けたって・・・」
モードレッド「なんだと!?あいつを退けるなんて相当なもんじゃねーか!」
葉樹「というわけで向かわなくていいよ。あのオタマジャクシ君やフランちゃんやシルク、子供達のそばにいてやって!あの子達の親達も幸いにも全員無事だからね!」
葉樹がそう言って電話を切った後に同じく驚いたアタランテはその人物について思わず畏怖を抱きかけた。
アタランテ「誰なんだ?あのガウェインを退けた奴」
モードレッド「わからない。少なくとも実力はあるのはわかるが・・・」
すると、タママは夕食に来ていた精養軒でメニューを見ながら二人を呼ぶ。
タママ「おい、二人は何頼むよ?」
モードレッド「すまない、ちょっと相手からの愚痴。オレはパンダプレート」
アタランテ「私もパンダプレートだ」
タママ「子供らといいフランやシルクといいみんな好きだね(なんかあったのか?モー公を心配してるわけじゃないけど!」
この時にはタママがモードレッドに対して芽生えたこの気持ちが何なのかまだ知る由もなかった・・・
トリスタン「まさかあのガウェインを退けるとは・・・」
一方、王ドラと共に人々の避難や怪我人の搬送先の病院の手当てなどの対処を終えたトリスタンは彼の実力に感嘆していた。
トリスタン「でも、私には勝てないのはなぜなのですか?」
王ドラ「戦うのならば相性が悪いのですよ;あと、私はあなたみたいな何考えてるのかわからない雰囲気を持つ人は苦手ですし」
トリスタン(嫌いではないのですね・・・)
王ドラはガウェインと決して出くわしたくない様子のトリスタンにあることを聞く。
王ドラ「そんなに同胞と戦うのは嫌ですか?」
トリスタン「恐れるのなら割と少ししかありませんね」
王ドラ「恐れてますね;」
すると、トリスタンは王ドラにあることを聞き返す。
トリスタン「それを言うなら、私からも」
王ドラ「なんですか・・・?」
トリスタン「貴方はもし私の立場ならば自分の親友と戦うのも受け入れるというのですか?」
一方、とある某所。ガウェインは今日のことを目の前に王座に座る人物に報告していた。
ガウェイン「というわけで外部からの邪魔もあったのでモードレッドの居場所も掴めず・・・」
???「いや、構わぬ。お前は現にその人物に蹴りを入れられている。お前に罰を与えるならばそいつにも与えさせる。次の任務のためにしばらく謹慎だ」
ガウェイン「はい」
ガウェインはそう言って立ち去った後にその場に立ち会っていたボーンキングが言う。
ボーンキング「あんたにしては珍しいなぁ〜。そんなにそいつが脅威に感じるんか?」
???「・・・貴公にもいるだろう?」
ボーンキング「そやな、あのジャガイモ頭のクソガキのせいで一度は台無しになった。だが、珠黄泉族の長タマムレのばあさんがワイを子孫達に協力してまで蘇らせたんやからな。まあ言わば利害の一致や。あんたにも当然あるやろ?」
ボーンキング「獅子王さんよ?」
FIN
「後書き」
短い話ではありますが、内容がなんと言ってもそれに関係ないぐらい濃い濃い;執筆的には大分苦労しましたが、結果オーライだイエーイ。
タママとモードレッドの掛け合いも好きですが、王ドラとトリスタンの掛け合いも気に入っています。この両者が並ぶと普段とはまた一味違うような感じがあって楽しいです。
青の吸血鬼一族を含めた傷だらけの三つ巴の悪魔の詳細を桜サイドはまだ掴めていませんねぇ〜・・・;もうそろそろ掴める頃だと思いますが。ちなみに冒頭のはタママとモードレッドの両者の気持ちから要約して現したものです。この二人は状況は異なるけれど過去や生前の経歴には同じところがありますので。
感想OK
- うちの護衛のママ侍さん(その1) ( No.39 )
- 日時: 2023/04/05 23:51
- 名前: 桜 (ID: MDTVtle4)
今回は以蔵さんが中心のドタバタギャグ。
以蔵さんは幕間やイベントストーリーからしてもやさぐれてはいるし下戸で博打好きでもあるけど、子供らなどに対してはなんだかんだ面倒見のいいイメージがあるのでうちの以蔵さんもそういう感じ。
ハルトマン「ということはあいつは乱麻ちゃん達のママ・・・!?」
レガムント「こら;」
とある日の朝の乱麻達が住む洋館タイプの学生寮。その警備を担当している乱麻が契約しているアサシンのサーヴァント、岡田以蔵は何かを研いでいた。
以蔵「よし。これで思う存分やれるわ・・・」
研ぎ終えた以蔵は何かを着た。それは・・・
「MAMAN」と可愛いフォントで書かれたハート型のエプロン(ぇ)
以蔵はその直後に椎茸を持ち出して包丁で捌く。そう、冒頭で研いでいたあれは包丁でした(しかし、本人の普段の雰囲気からして一見ヤバいやつ)
学生寮の警備担当もとい大半の家事担当である以蔵は捌いた椎茸を含めた味噌汁を作り、直後に鮭を焼いたり冷奴を大人数分に作ったりした。ちなみにポップン学園などに通う乱麻達に渡す昼の弁当は事前に仕込み済みだ。
以蔵「よし、できたぜよ。起こしに行くぜよ」
すると、以蔵は銅鑼を取り出してそれを一振りからの大音量で大きく鳴らした!それは何かと寝坊しがちの寮生達などには良き目覚ましアラームになっているようだ。
乱麻「おはよう、以蔵」
以蔵「おはようございます。おまんら寮生達は今日は寝坊せんでよかったな」
弓弦「部活の朝練もありますけど、流石にあの音は起きますよ・・・;」
以蔵「おまんら二人、弁当忘れんようになー」
乱麻や弓弦に続いて寮生達を始めとして次々と起床して行き、その中の一人である乱麻の妹である星ノ宮学園の中等部の音楽科1年生の快刀小夢(バスクラリネット専攻)も起きた。
小夢「いぞ兄、おはよ〜・・・」
以蔵「おはよう。小夢、あのアホ寝坊助執事はどうしちょった?」
小夢「伊庭ならまだ寝てまーす」
以蔵「ったく、乱麻達は真っ先に起きてるのにお付きの奴で最後に起きるってどういう神経しとんじゃ!?わしも人のこと言えんことじゃが!」
すると、使用人の中で真っ先に起きた乱麻達に付いてきた使用人で唯一の紅一点のメイドの品野冴絵華ことサエカが朝食を食べながら怒った以蔵を宥めていた。
サエカ「あの男のことは放っておきましょう。どうせ彼の朝食は私が捨てておきますので」
以蔵「伊庭の後輩のメイドのくせに冷淡なこと言いちょる;(あれで仕事は一番そつなくこなすもんじゃ;」
サエカ「他の寮生達も起きあがってるのと寮母の理子様が副業でしているトリマーの仕事も今日は朝が早いので早く食べましょう。松平も早く食卓へ」
松平「あんた、俺が一番後輩の執事だからってなんだかんだ優しくないか?」
そして朝食後に寮生達はすぐさまに学校へ駆け出した!以蔵はようやく送り出せたような気持ちでいっぱいになった。
以蔵「ふぅ、今日もあいつらはわんぱく盛りぜよ」
サエカ「以蔵。突然ですみませんが、乱麻様と弓弦がまた弁当を忘れてしまいました」
以蔵「は!?」
二人が忘れた弁当を届けに行くために以蔵は自転車を使って二人が在学しているポップン学園まで漕ぎ出した!
以蔵「弁当忘れんなと言っちょったのにドタバタするからじゃ!!」
サエカ「いってらっしゃいませ。あと、朝の洗濯物を干すのは代わりますよ」
以蔵「おん!!」
以蔵はなんとか授業が始まる前に間に合わすために自転車に猛スピードで駆け出す!その道に通学路などで歩いている人達はもうすっかり慣れた日常茶飯事で朝が始まったと実感しながら見る中で、途中でこの近くをパトロール中の警官二人が驚いた!
パトロール中の警官「なんなんですかあれ!?笹波先輩、大丈夫ですか!?」
笹波「おい伊勢崎、見たか!?あれは間違いねーよ・・・!!あれはあの快刀金融のお抱え護衛、以蔵だぞ・・・!!」
伊勢崎「えっ、快刀金融のボスやその愛娘に一番気に入られてる奴!!?」
一方、ポップン学園では校門での遅刻の検査の取り締まりをしている風紀委員の桐生がアイドルのロケ仕事用の車で登校したミチルに注意していた。
桐生「おい、ミチル。登校にロケ仕事用の車使うな;」
ミチル「えー、だって眠いんだもん」
エース「全くお前は・・・;もう行くから」
すると、以蔵が猛スピードを出した自転車でポップン学園に来た!ギリギリのところで止まった後に桐生は聞く。
桐生「以蔵君!また乱麻君達が弁当忘れたのか?」
以蔵「おん。これ二つ、後で朝練が終わった後の乱麻達に届けろ」
桐生「任せたまえ」
ミチル「いぞぴ、ほんっとうに毎日えらいねー!」
以蔵「おまんはもうちょっと眠気覚ませんか;そんじゃあの」
以蔵はそう言って自転車で帰路に着いた後に驚いたような顔をしたエースは桐生とミチルに聞いていた。
エース「誰ださっきのあの男は!?乱麻ちゃんや弓弦君に忘れ物の弁当って聞いたけど!?」
桐生「ああ、乱麻君のところのもう一人の護衛の男だよ。あんななりして意外と面倒見いいし、うちの学校の生徒にも男女問わずに結構好かれてるんだ。乱麻君が事前にそれを消し・・・根回しで知らせてないがな」
ミチル「エースは通信制の高校の学生だから知らなかったねー」
エース「知らないよ!?桐生はなんであの男に甘いんだ!?」
桐生「彼、意外と料理は上手だから中身が美味しそうなカラフルでみんなが羨ましがるんだ。乱麻君や弓弦君はかなりの料理音痴だからな。弓弦君は何か恋したらしくて多少改善はされてるけど」
エース「購買とか学食があるだろう!?」
一方、以蔵の帰り際に寮にいる飼い犬達の朝の散歩に連れていかなければならず自転車のスピードをさらに速めていた。
以蔵「早く行かんとチャンタ達が寂しがるのう;今日の朝散歩担当はわしじゃからな」
しかし、以蔵の行く先には雅楽バンドの吟遊月華のシグレと小夢と同じく星ノ宮学園の音楽科中等部3年生でありシグレの友達でもある金城景吾、黄田まほろ、朝倉雨季、宮島清史郎、そしてこの四人の幼馴染兼まほろの双子の兄でありシグレの友達でもある黄田夏目が通ろうとしていた。夏目は留学先からどこでもドアで遊びに来たついでにシグレや金城達がたまたま近くの川原の草原で楽器の練習していたところを金城のペンケースを持ち出して金城に追いかけられていた。
金城「お前!俺のペンケース返せ!」
夏目「やだー!景吾の12歳の誕生日にまほろからプレゼント、まだ持ってるとか一途ー!」
まほろ「景ちゃん、それをいまだに持っててくれたんだ!」
シグレ「金城、必死だな・・・;」
雨季「あの二人、昔からそうなのよね;」
宮島「おい、あんまり走ったら危ねーぞ!走ってる車とかあったらどうすんだ!」
そしてたまたま自転車で走っていた以蔵がその場を走っていた金城と夏目を目の当たりにする!
以蔵「危ないわぁぁぁぁぁーーーーー!!!!!」
金城&夏目「え!?」
ドンガラガッシャーン!!!ズシャー!!!!
思わぬアクシデントを生み出してしまい、シグレ達が駆け寄った。
シグレ「あーあ、だから言ったろ;」
まほろ「景ちゃん、なっちゃん、大丈夫!?」
雨季「たまたま相手が乗ってた自転車を壊しちゃったし・・・;」
宮島「ほら、言わんこっちゃない;あんた、大丈夫か?」
宮島が以蔵を起こして彼が目を覚ました後に一見コーンロウが決まっている不良のような宮島の姿に思わず怖気付いてしまう。
以蔵「おまん、二人を怪我させたことでわしに慰謝料請求すんのか・・・OTL」
宮島「いや、前を見てなくて飛び出したこの二人が悪い。壊した自転車もこっちが弁償するべきだし・・・(運転衝突で壊した自転車を見る」
以蔵「わしの自転車ぁ!!!」
すると、金城が目を覚まして宮島に起こされた以蔵を見る。
金城「すまんな。自転車はこっちで弁償する」
以蔵「おまん、そんな怪我してるくせに案外寛容じゃのう。連絡先を聞きたいんじゃが名前は?」
金城「金城景吾。祖父にも連絡して・・・」
すると、金城の名前を聞いた以蔵は顔真っ青になりながら驚愕した!
以蔵「き、金城・・・!!?」
金城「え?」
以蔵「す、すまん!!自転車の弁償金はいらんぜよ!!」
以蔵が逃げるようにして自力で走って立ち去った後に思わず困惑してしまった金城を見たシグレは聞く。
シグレ「金城、あの人に何かしたか?」
金城「してない。あの男とは初対面だ」
以蔵はかなりのスピードで走りながらこれを口走った。
以蔵「あいつ、吹奏楽部に所属しちょる小夢が言ってた噂の部長の暴君・・・!!」
今回はドタバタギャグ
- うちの護衛のママ侍さん(その2) ( No.40 )
- 日時: 2024/12/11 14:11
- 名前: 桜 (ID: Zp53hDuK)
翌日の出来事
その翌日の朝の登校時の星ノ宮学園の中等部の音楽科1年生達の教室がある西棟近くにある空中庭園。その1年生のD組である快刀小夢は同じ科のとある先輩に言い寄られていた。小夢と同じく吹奏楽部でありサックスパートでテナーサックスを担当する(つまり、テナーサックス専攻)2年生のオレンジ色のパーカーに灰色のニット帽を被る女子からの人気は高いイケメンと噂される先輩だ。
小夢「来ないで下さい!雅弘先輩みたいなモテる人と二人きりでいたらまた変な噂を立てられちゃう!」
雅也「噂になりゃいいじゃんvいい加減俺と付き合えって!」
小夢「い・や・で・す!!先輩は女好きだから周りには女性がたくさんいるでしょう!?」
雅也「当たり前だろ?俺は天川や辻宮達同様に美男子として校内にその名を轟かすからな。同じく1年生の中でも儚げなバスクラ美少女として有名な快刀小夢とカップルなんてロマンチックすぎる・・・!」
小夢「そんな理由で交際を申し込まないで下さい!!」
その1時間目の授業後の休み時間に、小夢と同じクラスで天使の剣の使い手天川空の従妹であるチェロ専攻の管弦楽部に所属する椿美夜ことミイはその木津雅也に関して友人の小夢におちゃらけるように言った。
ミイ「あんなイケメンな先輩が飽きないで小夢ちゃんに言い寄るなんてよく粘るなー」
小夢「先輩、女好きでいつも女子の先輩とかに囲まれてるからその人達から恨まれてるのに;」
ミイ「いいじゃん!小夢ちゃんは可愛いしね。ああ、もしかして告白を断ったのは例のあの護衛の人のこと?」
小夢「っ/////!!それを言うならミイがあの先輩と」
ミイ「私はアンサンブルデュオのパートナーのパトリ君が好きだもん」
小夢(かなり可愛いのになんでそうやって一途なんかな・・・)
すると、ミイと小夢の友人であるクラスメイトでヴァイオリン専攻としてミイと同じく管弦楽部に所属している苺谷あみか(通称苺)が小夢を呼んでいた。
苺「小夢、今日は弁当忘れてるでしょ?その護衛さんが下で待ってるよ」
小夢「えっ;」
小夢が下の中等部の西校門まで行き、そこで小夢の弁当が入った巾着を持って待っていた以蔵が気付いた。
以蔵「小夢、今日は弁当忘れたじゃろ?吹部の朝練で忙しそうやき」
小夢「あ、ありがと、いぞ兄」
以蔵「じゃあ、わしは先に乱麻達に弁当届けたからもう行くぜよ。練習頑張りとうせ。あ、姉ちゃん達みたいな弁当忘れ常習犯にはならんきー」
以蔵の姿を音楽科1年生の全クラスの大半の生徒達が窓から見ていた。以蔵本人は何も知らないが、その大半の中等部音楽科1年生達から男女問わずに不本意な人気を得ており、彼がたまに弁当を忘れる小夢にその弁当を届けようと待つのを見るのが密かな楽しみになっているのだ。
苺「きゃーv!!やっぱりあの弁当の可愛いタコさんウインナーは以蔵さんが作ったとは思えなーい!」
ミイ&小夢と同じクラスの男子生徒A「博打好きでも酒好きでもいい、俺の嫁兼専業主夫になってほしい・・・!!」
ミイ&小夢と同じクラスの男子生徒B「おまけに顔も髭はあるけど可愛いし、根はめちゃ面倒見いい!!できた借金も何年でも返済してあげたい!!」
ミイ「いや、借金は早く返さないとダメだよ;(うちのクラスの担任もこの件を黙認してるし、意外と以蔵さんのこと気に入ってるんだよね・・・」
以蔵には気付かれていないが、小夢は彼に対して恋慕の情を抱いており、雅也からの告白を度々されては断っていたのはそのため。
小夢(だって、わたしはいぞ兄が好きなんだもん・・・あんなんでもなんだかんだでわたしに優しく接してくれてる護衛の人・・・普通なら知らない人から過去のことで嫌味言われるわたしを見ても、きっと離れるはずなのに。時に博打好きでもバカでも揶揄されてもちゃんとカッコいい人だよ)
その放課後の練習の日の木管セクション練でバスクラを吹く小夢の音にミスがあることに気付いたオーボエ パートのパートリーダーである雨季が指摘する。
雨季「快刀さん、音ズレてる」
小夢「は、はいっ;」
まほろ「焦らなくていいからねー」
雨季「つか、弁当忘れてた日に音がずれてるわね?何かあるの?」
小夢「え・・・」
雨季「快刀さんは景吾が大の苦手みたいだし、弁当忘れてたぐらいで騒ぐなと怒ると思ってるのかなって。まあクラのパート練に乱入してトロンボーンでセッションした景吾が悪いけど」
まほろ「景ちゃん、たくさんの人をセッションで心を潰してるもんね;あれだけ上手かったら無理ないけど;」
小夢「あ、ああ、そうですね;(言えない、恋煩いなんて;」
雨季「小麦、あんたがパートリーダーやってるクラリネットパート内にもなんかある?」
小麦「ないね。一部の1年生の間で時に雑談してるけど大した決裂はないかな」
クラリネットのパートリーダーを務めている音楽科3年生の黒沢小麦も知らない様子だった。何せ音楽科の1年生の全クラスがある西棟は音楽科2年生や3年生の全クラスがある東棟とは離れたところにあるのだ。
雨季「堀内、今委員会に行ってる木津にはあんたから言っといて。木津が快刀さんにちょっかいを出し続けてるのが原因かもしれないから」
堀内「サックスのパートリーダーの俺に注意しろってことか;まあ、あいつはあれでテナーサックスの演奏技術は高いから金城の奴もちょっとげんなりしてるっぽいからわかった」
サックスのパートリーダーの堀内平次がそれを了承してその後に全員揃ったセクション練の後に全体練が終わった後の洋館の学生寮では買い物帰りの以蔵がたまたま同じように買い物に出てきたサンソンやクルークと一緒に大量に買った料理の材料が入った袋を持ちながら帰宅していた。
クルーク「まさか買い物中に以蔵さんと出くわすなんて思わなかったよ」
サンソン「あのスーパーは行きつけなのかい?」
以蔵「ああ。あれでも激安スーパーで品質やコスパがえいから寮での食費やわしのツケの借金げふげふにはもってこいぜよ。ここらへんの主婦も通ってるき」
サンソン(後者のは聞かなかったことにしよう;)
クルーク「今呼んだクーやメイヴやナーサリー達やアミティ達、ゼオ達やハチ達もここに来るって。あやクルも手伝うと」
以蔵「ありがとうき。あ、他の寮生には内緒な。秘密にしちょる」
すると、以蔵達が寮の食堂に入るとそこには大惨事の風景になっていた!荒れた部屋と先に帰宅した乱麻と弓弦が倒れたからだ。
以蔵「乱麻あああああー!!?」
クルーク「弓弦、何があったの!?乱麻さんまで!!」
サンソン「まさか侵入者ですか!?」
乱麻「いや、違う・・・二人でたまにはと思って以蔵にハンバーグ作ろうとしたら包丁でまな板を割るわタネを捏ねたら天井まで飛ばすわ無事だったタネを焼こうとしたらボヤ騒ぎになるわで・・・」
サンソン「料理が大の苦手なだけですか・・・;(それでも弓弦殿がバレンタインの際にクルーク殿宛に本命チョコ作れるのはもう愛故としか・・・」
弓弦「ごめんなさい・・・;片付けようとしたらこんな惨事に・・・;」
以蔵「・・・・・・・・・;」
そしてゼオ達が来てキッチンの掃除を手伝ってもらった後にサンソンや以蔵を含めた料理は☆5組がタネを大幅に補充したハンバーグやミルクスープを大量に作ってそれを全員で美味しそうに食していた。
沖田「なんで沖田さん達がダーオカのマスター達がしでかしたキッチンの掃除をしなくちゃいけないんですかー!?」
アイレーン「でも、それに関しては一番苦労してるのは以蔵なのだ;」
ルート「いいじゃないか、私が男だったら嫁にほしいぐらいだぞ。あ、サンソンも」
おぼろ(モイモイ)「一応男でなんだね;」
ゼオ「ハンバーグウマー!」
アミティ「モーさん達は?」
トリスタン「秘密警察の任務が今日は早く終わりそうだからアタランテ嬢、フラン嬢やシルク、しおん嬢と一緒に来るとLINEが来てます」
みんな楽しそうに食事する中で以蔵が一番大変だったと思った龍馬が声をかけた。
龍馬「大変だったけど懐かしいね。以蔵さん、生前の時の7歳ぐらいの頃もこんな感じで僕の世話焼いてたよねぇ」
以蔵「おまんは歳上のくせに泣き虫じゃったからな;龍馬の姉ちゃんにコキ使われたっていうのもあるし・・・;」
アイオーン「龍馬に姉がいるのか?どんな人物なのだ?」
龍馬「姉さん、めっちゃ怖い人だよ。縦にも横にもでかかったよ;」
以蔵「龍馬が一番怒られちょったし、龍馬の姉ちゃんの方がしんのすけの母ちゃんや夏美よりも怖いじゃろ;」
アイオーン「!!?Σ(・ω・;)」
エージェント「だから驚きはするけどあんまり怖がってないわけだな。俺からしてもあいつらが怖いのに;」
お竜(照れ隠しで殴った幼女に勝てない芸人のヘタレスパイがどの口で言ってるんだろうな)
すると、用事で不在だったメイドのサエカが帰って来た。
サエカ「あら、みなさん。いらっしゃいませ、その様子だとまた乱麻様達がやらかしたのですね・・・」
アストルフォ「サエカさん。ボク達も掃除を手伝ったからお腹ぺこぺこだったよー;」
サエカ「掃除で大変でしたね。以蔵の掃除を手伝ってくれてありがとうございます」
あやクル「いや、私らが勝手にやってるだけだ」
リップ「内緒にさせてくれた上に押しかけた身ですのでっ」
すると、何らかの声が聞こえた。帰宅したのだろうか。
サエカ「あら」
アレク「帰って来たのか」
トリスタン「見つかったら、かなり怒られますねっ;」
すると、食堂のドアを開けたのは執事の伊庭タケルだった。伊庭はなんか安心してそうに言う。
伊庭「あれ?侵入者じゃないな。以蔵や乱麻様達の友達?」
以蔵「伊庭・・・;」
伊庭「電車ん中で眠っちまったんだよー。本当なら降りる駅に着いてるんだけど、寝過ごしちまってさぁ」
ジャガー(またすごいのが登場してるな;)
伊庭「んで、たまたま部活帰りだった小夢に会って助けてくれたんだよ。今持ち帰ったバスクラの楽器ケースを置いてるんだ」
小夢「伊庭?何があったの・・・」
すると、出て来た小夢の美しさに一部の人達が思わず見惚れた!
フィン「そこの可憐な少女。私達、どこかで会ったことあるかな?」
小夢「?」
クー「以蔵の知り合い?可愛い顔してるじゃねーか」
小夢「??」
トリスタン「10年後であれば一席設けたいのですが・・・」
小夢「???」
アポロン【キミ、かなり可愛いよね。パリスちゃんと仲良くしt】
乱麻「私の妹であることを知ってるよな?貴様ら(^ω^#)」
フィン&クー&トリスタン&アポロン「ひっ!!?」
以蔵「乱麻!!寮内で刃傷沙汰を起こすな!!」
メイヴ「でも、可愛いじゃない。もうちょっと自信を持ったら完璧だけど」
小夢「あ・・・」
すると、食堂の外からとある声がした!
???「以蔵ちゃーん。来てるの不法侵入者かしらー?」
以蔵「げっ、理子さん!!?」
ププル「えっ?」
すると、食堂に金髪ツインテのめちゃ似合うコスプレをしている巨乳でかなりの美女が出てきた。この女性こそが理子なのだろう。
姫子(すごい綺麗な人・・・)
理子「あら、お友達かしら?はじめまして、私はこの寮の管理人の寮母兼トリマーの御影理子です」
ほわん「ほわっ、管理人ですか!?」
ヤス「えっ;でも、この寮の管理人は・・・」
ヒメコ「えーっ!!?もっとデブ男じゃ」
ハッチン「こらっヒメコ!!(汗」
理子「ああ・・・従兄は去年腎臓病を患って亡くなったのよ。叔父の希望通り密葬で。だから叔父に頼まれて管理人を務めてるけど、伝達がきちんと届いていなかったようね・・・」
サエカ「申し訳ありません。後程サエカ様サイドの執事に確認を申請します」
理子「以蔵ちゃん達の友達のようだし、勝手に入ったことは許してあげるわ。あなた、よく見たらいつもケーキを頼んでるアムールの店長の娘のようだし」
リップ「えっ、あ・・・!(以蔵ちゃんと出会った際に持ってた配達一つのプチシューの人だ・・・!」
そして夕食を食べた後に最低でも8時ぐらいまではゆっくりしてから帰っていいということなので大半の全員が雑談し合ったりテレビを見たりなどゆっくりしている中で理子はゼオにあることを聞いていた。
寮の管理人が知らないうちに変わってるのが作者でも驚くわな;
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