二次創作小説(紙ほか)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

日常日和。5
日時: 2026/02/19 19:29
名前: 桜 (ID: YKgE9blb)

おかげさまで日常日和。も5という節目で新しく迎えることができました。ここに至るまで色々と混乱があり悩みもしましたが、考えた末にこの先に何があってもこれまでの続きを執筆したいという気持ちで新スレッドに至れました。色んな意味で変わる場合もあり混乱はすると思いますが、私は私で頑張りたいと思いますのでご存じの桜サイドやこれまでに出てきた新たなサーヴァント達も含めてどうぞよろしくお願いします!


「目次」


「短編」
The Reverse Night>>1-5
聖夜怪盗☆シークレット>>6-7
デンジャー☆スクランブル>>33-36
僕もまた、運命に導かれて>>37-38
うちの護衛のママ侍さん>>39-42
とある雪月花の羽根。>>43-44
アスパラ☆クライシス!>>77-83
運びを巡る機関車と謎のトレインハンター>>84-86
僕の果実のボク>>96-100
黒の感情・白き純潔>>101-105
ツイセキ☆トラブル!>>148-152
イモーターウォーズ>>153-156
◯◯透視の試用モニター>>157-161
こっちを向いて、愛してると言って!>>162-165
Halloween rabbit!>>166-169
湖の騎士は星の戦士の●●に夢を見るか?>>170-172
ランデブー☆メタモルフォーゼ>>173-176
鯖組メインでファンタパロ>>177-179
雪の記憶、冬の華>>180-183
ある冬の日のアムール>>184-187
クリスマスに追いかけっこ!>>188-191
クリスマスにネガイゴト>>192-196
小さきパンダのガレット・デ・ロワ>>197-200
宇宙の中の不思議の国>>201-205
スキ!スキ!スキー!>>206-210
ビターシュガー・チョコバーボン>>211-215
満開花見日和>>246-249
ツッコみ所が絶えませんっ!(by一ちゃん)>>250-253
ブレーメンの追跡隊>>254-258
王様ゲーム>>259-262
阿国さんの戦い>>263-267
蛇は蛙が好物らしい>>268-270
シチリアでの小話集>>286-289
パンプキンハザード>>318-321
雪の輝き、小さな夢>>345-348
王ドラなう!>>349-351
聖夜、君に贈り物を>>352-356
聖夜、白なる争奪戦>>357-360
突撃!隣の大掃除>>361-364
年明けのアムール>>365-368
バレンタインのから騒ぎ?>>393-396
I‘m not crying anymore>>397-400
バディファイターズタワー踏破の旅>>429-432
Cherry:CamelotZERO>>437-440
異世界を駆け巡る澄色の猫型ロボット達>>471-478
かの者が残してきたもの>>479-482
虹の島々での小話集>>537-540
グルメフェスを調査せよ!>>541-544
Halloween☆Panic!>>579-582
アンジャッシュネタ>>583-584
続☆年明けのアムール>>611-614
ガチンコ節分バトル>>635-638
嗚呼、バレンタイン!>>651-654


「サーヴァントvs○○○シリーズ」
第六天魔王vsカンフー猫型ロボット>>322-325
湖の円卓騎士vs仮面の剣士>>337-340
光の御子vs魔界のプリンス>>341-344
ブリテンの騎士王vsもう一人の闇の魔導師>>401-404
幕末の人斬りvs蒼炎の勇者>>405-408
日輪の姫vs野原家の主婦>>409-412
大統王vs黄色い悪魔>>413-416
五代目風魔頭目vs宇宙忍者>>417-420
太陽の騎士vs赤き吸血鬼>>499-502
島原の乱の指導者vs虚言の魔術師>>503-506
維新の英雄vsウサギの双子弟>>507-510


「桜サイドの快刀家の事情」
三兄編>>389-392
次兄編>>433-436
長兄編>>545-548


「針音ノ時計塔のアリア」
時の輝きよ>>45-47
赤の中のモアイさま>>48-50
青の上のウォーターシティ>>51-54
白の下のバトルロワイヤル>>55-57
黄の外の太陽・・・?>>58-60
その呪文の続きには>>61-66
「誰か」の世界にとってのピース>>67-71
ここに。>>72-76


「決戦前夜」
輝ける希望の星達よ>>114-117
二度の生における旅路>>118-120
「太陽」の焔を>>121-125


「キャメロット城での決着」
現在キャメロット城:正門>>126-127
現在キャメロット城:世界を約50%吸収>>128-129
現在キャメロット城:世界を約80%吸収>>130-133
我らの望む未来>>134-136
太陽のナミダ>>137-141
There are our home here>>142-147


「女性ケロン人小隊襲来」
一の儀、女性ケロン人小隊襲来!>>369-372
二の儀、ささやかな疑念>>373-376
三の儀、偽物と本物>>377-380
四の儀、ゆずれなき信念>>381-384
五の儀、星へ届けるハーモニー>>385-388


「フェアリー・レクイエム〜トリスタンの名を持つ妖精の少女〜」
「トリスタン」は突然に>>549-552
日常ブレイカー?それとも・・・?>>553-556
妖精姫のトマドイ。>>557-560
キミが望むなら、どこまでも連れてゆこう>>561-564


「フェアリー・レクイエム〜謎の妖精の騎士一味〜」
新たな戦いの幕開けの予兆>>585-588
逢瀬とサーヴァント召喚の再認識>>589-592
冬の裏山での怪奇現象の調査>>593-596
○○○の○○は蜜の味>>597-600
偶然による○○の連鎖>>615-618
想いの交錯>>619-622
赤い猫の足跡、再び>>623-626
残された傷跡・・・そして、始動>>627-630


「フェアリー・レクイエム〜妖精の夢の中で〜」
何かが鳴り響くとき>>655-658(更新)


「前後編」
かけがえのない「君」>>26-28>>29-32
戦国時代からの謎の挑戦状!>>87-91>>92-95
苺の彼方をもう一度>>106-109>>110-113
シチリアでの鳥の夢>>271-275>>276-281>>282-285
月夜でのエンゲージ>>326-331>>332-336
雪月に小さな花びらを>>421-424>>425-428
時空鉄道の夜>>483-487>>488-498
カービィだらけ>>511-515>>516-519
ワドワド☆サマーアドベンチャー!>>520-525>>526-530>>531-536
世に放った誠を探しに>>565-568>>569-573>>574-578
クリスマスで御用改め!>>601-605>>606-610
エアライダー珍道中。>>631-634>>639-643>>644-650


「風花月夜伝〜友情よりも、忠義よりも〜」
第一の巻:逆光降臨>>8-10
第二の巻:御一行様之旅珍道中>>11-12
第三の巻:恋せよ浪漫、忍の花に>>13-15
第四の巻:変わりはしないもの>>16-18
第五の巻:生きとし、生ける者。>>19-20
第六の巻:揺るぎない、どうしても。>>21-22
最終の巻:音が導く先>>23-25


「風花月夜伝2〜花は今、光へと舞う〜」
第一幕:異変を告げられし江戸>>216-219
第二幕:渦巻く四方と空>>220-223
第三幕:咆哮の中に在る「声」>>224-227
第四幕:私の輝きの星>>228-231
第五幕:忍び寄る戦いの迫る時>>232-235
第六幕:怨恨開花>>236-240
最終幕:空へ>>241-245


「灯火の星〜第六天魔王の乱〜」
第一の段:わし、参上!>>290-293
第二の段:雷に阻まれるのならば、やることは?>>294-297
第三の段:キミと、光と>>298-301
第四の段:聖地の謎かけを解き明かせ!>>302-305
第五の段:闇夜の城で見つけたのは・・・>>306-309
第六の段:光と闇の諍い>>310-313
最終の段:そして魔王は、悪魔と共に歩き出した。>>314-317


「チェリーワールド×蒸気都市〜夢幻の歯車の光〜」
第1話:ようこそ蒸気都市>>441-444
第2話:風を便りに>>445-448
第3話:決して叶いもしないだろうけど、>>449-452
第4話:魔女の■の讃歌>>453-456
第5話:蒸気聖杯戦争の「目的」>>457-460
第6話:風よ光へと吹け>>461-465
最終話:さよなら蒸気都市>>466-470

我らの望む未来(その1) ( No.134 )
日時: 2023/08/11 17:11
名前: 桜 (ID: Z28tGAff)

今回からはいよいよ第四部の最終決戦でございます(震え声)


もうあとは最後まで突っ走るだけですのでどうか彼らの行く末を見守っていただけたら!






「小ネタ」サーヴァント組でのハッチンに対する呼び名


アレク&アストルフォ&ジャック&クー・フーリン&ナーサリー&ディルムッド&モードレッド&アタランテ&アサト(燕青)&ラーマ&メルト&以蔵&お竜さん&ナポレオン&ロビン&ビリー:ハチ
デオン&うしお(牛若丸)&ベンちゃん(弁慶)&トリスタン&ベディ&パーシヴァル&天草&段蔵:ハチ殿
サンソン&メイヴ&エレナ&エジソン&フィン&龍馬:ハチ君
沖田&ガレス:ハチ男さん
パリス:ハチ様
土方:ハチ公(!?)


ハッチン「誰も「ハッチン」って呼んでもらえない・・・自分のサーヴァントにまで・・・OTL」
ヤス「すっかり浸透してるからな;」


ちなみに双循も「ハチ公」って呼んでる(これがこのネタの発端)






ーーーーー月が見える。


綺麗だ。とても綺麗だ。こんな夜はあの黒い雲がなければ「月が綺麗ですね」と言える。あの黒い雲が差し掛かろうとする。


ーーーーー私の気持ちを塗り潰そうとしているかのように。


「あ、あ、ぁ、ぁ、あ、ああ、あああああーーーーー」


我が身には過ぎた慟哭。絶望。憎悪。無力感。この雲はそれを複合する形で形成していた。






ヘクソン「あの青いのは荒波に溺れて沈み、赤いのは業火の海を舞い、あの坊主頭のボーイは暗闇の中に飲まれ、黄色の猫の男女は雷に打たれ、緑のは土に身を落とされ、黄色の蛙は干からびて、狼は終わらない夜の中で嘆き、鼻水のボーイは好きな石の地獄に放り込まれ、赤髪の少女は誰にも見つけてもらえない中で泣き、オレンジの猫は誰も認めてもらえず、あの裏切り者もそこの岩に閉じ込めれた。そしてあのボーイは誰かを助けてもその後に命を失う巻き戻しを繰り返させた。黄色の猫の男女は最後に一緒にいられてよかったではないのか」


仲間達の今の姿を見たタママは呆然としたまま立ち尽くしてしまう。今ならわかる。あの時に自分だけパーシヴァルと共にいさせたのは彼らなりの気遣いの・・・


パーシヴァル「タママ・・・!!」
タママ「あ・・・ああ・・・ボクが、ボクがあの時に無理にでも行かせれば・・・!!」
Cママ「苦しいか?そりゃあ無力だと思うだろ?力がない者に奴らと共に行けるわけがないんだからな」






モードレッド「タママは無力じゃねーよ!!!!」






タママ「・・・!!」
獅子王「モードレッド・・・?」


全員が注視する中、モードレッドは自らの決意を告げた!


モードレッド「確かに危なっかしいし、案外意気地なしだし、加えて強がりだ。だが、話を聞くだけでも力になってるんだ。オレがそうだったように。クルーク達だって、あいつらだってそうだ。たとえバカでも諦めが悪いから、無力なんかじゃねえ!!!」


結果的に絶望しかけた味方陣営達が徐々に立ち上がったモードレッドの言葉にヘクソンは少し苛立つ様子を見せながらいいだろう。


ヘクソン「いいだろう。貴様らがそう言うのなら、我らの最後の敵だと認めてやる。ガウェイン、やれ」
ガウェイン「・・・」


クルーク一行は暴走したガウェインと交戦する!手始めにナーサリーは攻撃を放つ!


ナーサリー「こんな物語は悲しいのだから終わらせるのだわ!」
メイヴ「私達がそれで絶望に支配されるなんて思わないことね!」


ガウェインがこれらの攻撃を剣撃一つで跳ね返し、そうだとしても一斉にガウェインに攻撃を続ける!


エージェント「ガウェイン!」
ベディ「ガウェイン卿!」
龍馬「ガウェインさん!」


大半の全員がガウェインに呼びかけるもそれでも暴走のままに攻撃は止まなかった。クロことクロードが放つ!


クロ(クロード)「ガウェイン!貴様はあの時に言ったな!あの娘のそばにいたいと!あの曇りもない瞳で答えた貴様が!それをこんなところで投げ出すなどと!断じて許さん!!」


すると、クロの言葉にガウェインは微かに反応したのか名を朧げに呼びかける。


ガウェイン「ク・・・ロ・・・ディ・・・?」
ププル「!!みんな!ガウェインに呼びかけて!ガウェインが戻るきっかけになるかも!」


すると、次々と一斉にガウェインの名を呼び始めた!


クー「ガウェイン!」
ガレス「ガウェイン兄様!」
ジャガー「ガウェイン!」
クルーク「ガウェインっ!!」


ガウェインが微かに応じた様子を見ながらゼオはふっと微笑う。


ゼオ「(ヘクソンが言ったガウェインを縛り付ける・・・)できるわけねーだろが。お生憎様。奴は心底まで支配されたわけあるか」


すると、玉王がニヤッと笑いながら言う。


玉王「どうやさかいですのん?奴にはディメンジョンミラーの魔力が取り込まれたんやけど。それを除去はできますん?」
メタナイト「!?」


すると、ガウェインにバリアが張られた!それをマルクは知っていた。


マルク「あれは・・・リフバリア!?」
Bキング「正しくはそれが強化されたもんやけどな。どうもガウェインの魔力には合ってたらしいな」


すると、エレナは何かを思いつく!


エレナ「そうだわ!みんなでビームみたいなの放てばいいんじゃない!?」
ツースト「みんなでビームって・・・」
獅子王「!私も協力すべきと?」
ゼオ「そうだ。魔導を使える者も含めて奴にビームらしきを放てば暴走は止めれるだろう。獅子王達サーヴァントの場合は・・・それ系の宝具だな。キャスター以外でも光を放てれば問題ない」
アレク「じゃあ、僕も行くよ!それぐらいお安い御用だ!」


すると、ゼオの意図を察したアイオーンがギターを鳴らしつつガウェインに攻撃しようとする!


アイオーン「闇雷っ!闇雷!闇雷!闇雷!」
Cママ「必死だなあ貴様。小さな攻撃しか出せんとは。生気を失うだけだ」


すると、アイオーンはにっと笑いながら唱える。


アイオーン「五芒星」
ガウェイン「!!?」


すると、アイオーンの束縛陣によりガウェインは動きを封じられた!


玉王「ガウェイン!?」


すると、そのガウェインに向かってゼオ達魔導師組やアレク達光を放つ宝具がある英霊組が攻撃を放つ!


ゼオ「ダークネスフレア!!」
ププル「スターダスト!!」
クルーク「ウィス・アトラヘンディ!!」
クロ(クロード)「ブルー・イリュージョン!!」
カーン「ルビー・グリッター!!」
フルシュ「サファイア・グリッター!!」
カービィ「ミラクルビーム!!」
マルク「マルク砲!!」
グリル「ブロックエナジースター!!」
タママ「タママインパクト!!」
ジャガー「エナジーロック!!」
リップ「ラブナバケーション!!」
ナーサリー「繰り返すページのさざなみ・・・押し返す草のしおり・・・全ての童話は、お友達よ!」
エレナ「海にレムリア! 空にハイアラキ! そして、地にはこのあたし!金星神・火炎天主(サナト・クマラ)!」
エジソン「これで鎮めろ!!W・F・D!!」
アレク「いずれ彼方に至るためーーー始まりの蹂躙制覇(ブケファラス)!」
アタランテ「二大神に奉る・・・訴状の矢文(ポイボス・カタストロフェ)!」






獅子王「最果てにて輝ける槍(ロンゴミニアド)!!」






ガウェインに一斉に放たれた光の攻撃により大きな爆発音が聞こえた!


あおい「やったか・・・!?」


しかし、彼らが見たのは信じられない光景だった・・・






なんとガウェインの前に先程よりもさらに強力なリフバリアが張られていたからだ・・・!!






クロス「嘘だろ・・・!!?」
ゼオ「すまない。まさかのリフバリアだ。失敗」
ツースト「はあああああーーーーー!!!?」


そんな光景をヘクソンがニヤッと笑いながら言う。


ヘクソン「それで見抜かれるとは皮肉なものだな。私達さえも楽しませれないとは」






ここはスマブラ屋敷。どう考えてもいつもと変わらないスマブラ屋敷。見知った顔の少女が言う。


アルル「聞いて、王ドラ!やっとボク達でも黄泉を倒せる方法を編み出したんだ!これでキミにも頼らなくて済むね!キミにこれ以上は負担をかけられないもん」


ああ、そうですかと私は返す。私はせめてサポートできるならと本を読むけれど・・・


メタナイト「王ドラ。あの女の対抗策を編み出しているのか?はぁ、全く。いつまで戦うつもりだ。貴様は狂った戦闘ロボじゃないだろう。愛と希望を持って生まれたお世話ロボットだ」


そんなのわかっている。わかっているんだ。だけど、何かあったら困るでしょう?困るのは、あなた達でしょう?あなた達にとって私は弱い?
そんな私にある声がかけられる。


夏美「王ドラ。聞いたわよ。あんたそんな状態なのにまだ戦おうとしてるの?みんなあんたがこれ以上戦うのは望んでない。あんたを消えるべきと望んだ奴らは言うけど、消え去るのはあいつらの方よ!」


はあ?私をこんな風に思わせたのはあいつらでしょう?滅ぶなら滅べばいい。みんな自滅して、みんな跡形もなく消えればいい。そう思っているけれど。






天草「それらは全部自分の心ですよね?あなたの中に宿るもう一人の人格〝カナタ〟の」






嗚呼。やめて。そんなの思いたくない。悪意に蝕まれたくないのに、もう一人の私がそれを拒む。それに誘う。私に呼びかける。私は弱くない。私は、ーーーーー

我らの望む未来(その2) ( No.135 )
日時: 2023/08/11 17:14
名前: 桜 (ID: Z28tGAff)

ガウェインを無力化する最大の一手が失敗し、クルーク達の陣営には最早成す術はなかった。


エージェント「あんなリフバリアで防がれた以上俺達には奴を無力化する術はない・・・!!」
ベディ「でも、このままでは・・・!!」


すると、そんな最中に予想外の人物からの通信が入った。残り数少ない人物達と共に辛うじて残っていたギガディスだ。


ギガディス「あっ、繋がったかー!!」
ププル「ギガディス!?無事だったの!?」
ギガディス「ああ、無事だ!残ったクリオラ達と共になんとか逃げ延びている。合流こそできないが、通信越しにサポートならできるだろう」
ゼオ「ギガディス・・・ごめん、みんなが・・・!」


すると、ギガディスはそれを察して今の状況を話した。


ギガディス「確かにあやつらはキャメロットに取り込まれたが・・・今サタンが魔力を最大限使ってまで完全に消滅を阻止してくれている」
クルーク「!!」
ギガディス「サタンの魔力はヘクソンに邪魔はできるほど柔ではない。多分気付かれたとしてもそれは弾くのだろう」
アイオーン(よかった・・・!クロウ達もまだ・・・!)


すると、ギガディスに代わってもらったエターニャはキャメロットの魔力取り込みのスイッチが入った原因を伝える。


エターニャ「それとキャメロットがスイッチに入った原因がわかった。あの砲撃は吸骨鬼達の切り札であったアーチャーのサーヴァントの宝具。あの上にあるガラスを見よ」


すると、クルーク達の陣営は王ドラ達が閉じ込められた石がある祭壇の上にあったガラスを見た。


エターニャ「恐らく今も眠ったままあれを放ったと思うが、こいつが吸骨鬼達の切り札のアーチャー。真名は源為朝」
トリスタン「・・・!!」


すると、ボーン・キングはそれが癪に障ったかのようにエターニャに声をかける。


Bキング「アンタがあの悠久の魔導師か。流石カレーのためだけに不老不死を選んだだけあって見た目が幼いわあ」
エターニャ「わしは全身骨だけのお前ではないがな。ああ、それと一見犬のような狼には気をつけた方が良いぞ」
Bキング「は?」


すると、Bキングの方にある狼が飛びついてきた!


Bキング「っ!!」
Cママ「この犬、よく見たら天使のガキが乗っているんじゃねーか!!」


Cママがムチでその狼に攻撃するが・・・


ポエット「アッシュ!」
アッシュ「ポエットちゃんまで攻撃していても・・・狼が怒らないと思ったンスか!!?」
Cママ「うわあああああーーーーー!!!?化け物かよ!!?」
アリシア「アッシュ!ポエットちゃん!」


ポエットを背に乗せていたアッシュの猛攻によりCママは思わず怯んでしまう。それを見たトリスタンは再び立ち上がる気力をつけてきていた。


トリスタン(そうだ。できることはまだある。まだ方法をなくしたわけじゃない。私は・・・)






闇の貴公子「貴様がこの世界で唯一生き残った英霊か」


澄んだ青空だけであとは白くて何もない世界。その世界で唯一生き残った英霊はとある魔王に声をかけられていた。


妖弦の騎士「・・・誰だ貴様は」
闇の貴公子「ああ、この世界では悪魔は悪いものだと話されていたな。まあ貴様が警戒するのも無理はない」
妖弦の騎士「私は忙しい。悪いが傍観ならばよそをあたれ」


そう言い放った妖弦の騎士は立ち去ろうとしたところを魔王がふっと微笑う。


闇の貴公子「貴様が愛したマスターを見つける可能性が、私達の世界にあると言ってもか?」


その言葉に妖弦の騎士は思わず驚いた表情をしながら振り返る。


妖弦の騎士「・・・それは誠か?」
闇の貴公子「私は曖昧なことしか言っていないがな。だが、微かな魔力なら私達の世界に感知されたと言っているのだ。貴様を愛したが故に生きろと令呪(願い)をかけたマスターの女を見つけたいのならば」






闇の貴公子「私達の世界に来る気はあるか?」






トリスタン(私は最初はそれだけでよかった。そのためにリップ達をも利用することも考えた。だがーーーーー)






チャラ王「トリスタン!トリスタン、起きろー!!」
トリスタン「失礼、寝坊してしまいました。そんなになるまで私を起こさずによかったものを」
チャラ王「何言ってんだよ!お前も起きないと意味がないだろうが!ほら、みんな待ってんぞ!」


リップ「トリスタンちゃん、またハープ弾きながら泣いてるの?」
トリスタン「いえ・・・悲しかったことを思い出しただけです」
リップ「じゃあ、アタシがそれを聴いてあげる!泣いてすっきりするまでそばにいるよ」


ルート「私のメイド服を写メまくるなど;」
トリスタン「いえ、貴女は可愛らしいですよ。人ではない英霊の身分である我が目に有り余るほどに」
ルート「は?お前も人の心を持っているだろう。普段起きてるのかわからんが、泣いたり眠ったり女を口説いたりバカなことをやらかしたり。私はそんな化け物は知らぬよ。お前だってちゃんと「人」だろうが」


おぼろ(モイモイ)「あなたはおぼろが嫌じゃないの?」
トリスタン「いやではありませんよ。こんな小さいのに妖と蔑むのはおかしいです」
おぼろ(モイモイ)「あなたもそうじゃないの?あなたは確かに死者かもしれないけど、それでも生きてるでしょう?人扱いしない方がおかしいのはそっちも一緒よ」


メルト「相変わらず色男ね。ホント顔だけはいい男なのに中身がかなりバグってるわ。それでも人の心があるのが厄介なぐらいよ」
トリスタン「意外ですね。貴女が私をも人だと思うとは」
メルト「そりゃそうでしょ?アナタは私が大嫌いな人の英霊だもの。まあ例外中の例外の奴らもいるけどね・・・」


王ドラ「全く!無茶なことばかりして、手当てするこっちの身にもなって下さいよ!」
トリスタン「英霊はすぐに回復できますけどね」
王ドラ「英霊でも人の心を持つでしょうが!痛いのを隠さないで下さいよ!その・・・泣きたいのなら泣いても構わないですから」






トリスタン(私を「人」扱いしてくれた今のマスターや仲間達を見て不思議に感じていた。なぜいずれ切り捨てる考えを持ったこの恥知らずにも分け隔てなく接するのだと。だけど、どこか安心していた。目的のためならばいらなかったはずなのに・・・ああ、そうだ。いつか必ず見つけ出す「彼女」だけではない)






トリスタン(今いる仲間達をも本当は失いたくなかったから守っていたんだ。私はこんな自分を受け入れてくれたことが嬉しかった)






すると、ヘクソンが狼の姿のアッシュの眼前に飛び込む!


アッシュ「っ!!」
ヘクソン「こんな動きで我らを止められると思うな」


すると、ヘクソンが正拳突きでアッシュを殴りつけた!


ツースト「アッシュ!!ポエット!!」


すると、直後にアッシュとポエットの前方に飛び出してきたスマイルがヘクソンに食ってかかる!


スマイル「ワンコや天使の子を殴りつけるなんて・・・人の風上にも置けないネ?」
ヘクソン「私にはそのような情は存在しないからな。あるのは目的のための執念と、一度阻止されたことの世界への復讐・・・」
Bキング「おっ、意外と利害は一致していたんやなあ」


すると、ボーン・キングがヘクソンに親しげに話す。


Bキング「あのクソ一家らをも復讐するだけでなく、世界への復讐も考えたんやなあ。ククラが倒された今これから末永くよろしくやっとこうやないか?」


ヘクソンがボーン・キングを見ながら言う。


ヘクソン「ああ、私達もそのつもりだ」






ヘクソン「だが、残念だ。身内への情がなければ応じていたというのにな」


ザクッ






良「え・・・?」


クルーク達の陣営が目の前の光景に衝撃を与えられる。そこにはヘクソンがボーン・キングに手をかけたからだ・・・!!


Bキング「は・・・?」
ヘクソン「我らは貴様らの切り札であるあのアーチャーが欲していたのでな。だが、貴様だけではなくその愛人や生まれた子供にも気付かれる恐れがあった。貴様のナタリーやキング・ジュニアを殺したのは、この私だ」
Bキング「き、貴様ぁっ・・・!!!!」


Bキングは首をはねられ絶命した。あまりにも非情な光景を見たクルーク達の陣営は唖然で言葉も出なかった。


プロキオン「身内への情があるだけで気に障ったの・・・!!?」
フルシュ「ひ、酷すぎる・・・!!人をこんな不幸に追いやるような所業を・・・!!!」
カーン「貴様は本当に人間なのか!!?人間の情は存在しているのか!!?」
ヘクソン「身内への情が必要不可欠である考えが我ら珠黄泉にはない。いい加減抗うのはやめておこうか。こいつらの命までも失いたくないのならな」


すると、ヘクソンが出現させたモニターに二人の男が映し出されていた!


ランスロット「!!シリウス!!ヴァイス!!」
プロキオン「シリウス先生・・・!!?」
ヴァイス「ラン・・・スロット・・・?我らを助けに来てくれたのか・・・」
ランスロット「あ・・・」
シリウス「プロキオンも、来てくれたのだな・・・しばらく見ないうちに立派な顔つきになってきて・・・」
プロキオン「シリウス先生・・・!」


すると、ヘクソンが彼らについて話す。


ヘクソン「その様子だと貴様は我らが捕らえたと気付いていたようだな」
あいり「人質なんて卑怯ですわ!!」
ヘクソン「卑怯で結構。こんなクソ下らない世界のために真っ当に生きたくないのでな。おい、放て」


すると、眠っている為朝が宝具を放ち、その反動で上から岩がアッシュとポエット、その至近距離にいたガウェインの方に落ちてきていることをギガディス達と共にいるサンが気付いた!


サン「岩アル!!避けるアル!!」
アッシュ&ポエット「!!!」
ガウェイン「・・・!?」


こんなタイミングでは誰もがもう間に合わないと思った。その瞬間、赤い翼が確かに飛び立ったーーーーー


ガッーーーーー






ガウェイン「・・・え?」


アッシュとポエットを庇いつつ自分をも庇った男の姿を見る。そこには成長しているが、あの聖杯戦争で共に戦ったーーーーー






ユーリ「よかった・・・お前も守れた・・・」






自分が身を挺して庇う形で三人を守ったユーリはスマイルに語りかける。


ユーリ「スマイル・・・アッシュとポエットを、お前が連れて・・・」


すると、ユーリはそこで意識が途切れた。ポエットは動かないユーリに近づく。


ポエット「ユーリ・・・!!?」


ポエットが呼びかけてもユーリは動かなかった。なぜなら彼は息をしていないからだ・・・


ポエット「ユーリ!!やだ!!ユーリー!!」
アッシュ「ユーリ!!しっかりするッスー!!」
スマイル「ユーリ!!起きてヨ!!キミは不死身なんデショ!!?」


目の前で息をしていない男の姿を見て、ガウェインは過去の幼い見た目の少年の姿を脳裏に浮かんだ・・・






ガウェイン「ユー・・・リ・・・?」

我らの望む未来(その3) ( No.136 )
日時: 2023/08/11 17:17
名前: 桜 (ID: Z28tGAff)

クルーク「ユーリ・・・!!カーン!!」


すると、クルークはカーンを連れ出してユーリの元に向かいに行った!


クー「クルーク!!?」
ジャガー「あのバカ・・・!!」
カーン「クルーク!?何を」
クルーク「お願いカーン!まだ間に合うならユーリを」


すると、ガウェインがカーンに対して剣を振るった!


カーン「ぐっ!!」
クルーク「カーン!!?」
ヘクソン「あの少年はもう用済みだ。刺せガウェイン」


すると、ガウェインはクルークの方に剣を振るってーーーーー


クルーク「・・・っ!!!?」


ザシュッ






ランスロット『ガウェイン。まさか貴公に再び会えるとは・・・』


ヘクソンに客将として案内される形で私の元に連れてきた湖の騎士・ランスロット。奴の顔を見た瞬間に私は「ランスロット」だと言うことに気付いた。奴の表情からして後悔を秘めていたことに。


ガウェイン『貴様、ここに付いたからにはまた我が王を裏切るな』
ランスロット『ガウェイン・・・?』


私は最早生前のランスロットと同じものだった。もう私には頼れるものなどなかった。






ガウェイン『私は今、貴様と話をしたくない』


競い合いながら共に戦った親友を、生前の私と同じような憎しみを抱いてほしくなかったから。






その後に相対したモードレッドの瞳。あれは私を憎む目だった。私はようやく巡り合った。この時代に現界してから罪にまみれた私を、生前と同じように討つがいい。






私を憎い(憐れむ)のなら殺せ(救え)。
それで貴方の気を済むのなら。






クルーク「・・・っ!!!?」


ザシュッと刺されたような音。クルークは今自分に何が起こったかを見て震えたような声を出しながら言う。


クルーク「なんで・・・!」






クルーク「なんでキミが、自分を刺してるんだよ・・・!!?」






自分で刃を貫いたガウェインはクルークに優しく語りかけながら微笑う。


ガウェイン「貴方が結局放っておけなかっただけです。私のホイップの叔父と同じ最期を辿って欲しくなかったから」
クルーク「・・・!」






ガウェインはクルークのことを調べた時、何かを感じ取った。クルークは口は悪いものの懐が深く人外であっても色眼鏡で見ないので周囲からの信頼は厚い。そのあり方がホイップの叔父のクルークにそっくりだったから。


ガウェイン(この少年は恐らく何かと巻き込まれやすいのですね・・・;)


だが、ガウェインはそこに魅かれた。彼のあり方は結果的にあの事件以降心が微動だに動かなくなってしまったガウェインを、その日にようやく動かしたのだ・・・。


ガウェイン『いいでしょう。必ず私が連れ出しますよ。ホイップも、貴方も、今度こそ幸福でいられるように』






ガウェイン「だけど、私が間違っていた。貴方にはちゃんと信頼できる仲間がいる。私がそこからそらして思い込んでしまっただけですね・・・」
クルーク「・・・っキミだって!」


涙を流すクルークを見ながらガウェインは静かに微笑う。


ガウェイン「ああ。貴方は私のために泣くことは・・・できる・・・の・・・か・・・」


すると、ガウェインはそこで倒れた。それを見たランスロットが駆けつけた!


ランスロット「ガウェイン!!」


ガウェインが倒れたのを見てクロスはショックを受け、クロも唖然とするが、同じように唖然となったCママが叫ぶ!


Cママ「てめぇ、我らに歯向かったな!!?お前はまさにその首飾りの中にある〝奴〟を解放させる気か!!?」
カービィ「えっ・・・!?」


すると、ガウェインの割れたディメンションミラーの首飾りから何かが放出された!それはたった一つの小さな紅い蝶・・・


ププル「蝶・・・?」
ゼオ「幻影・・・じゃないような・・・」


すると、その蝶が変化した!ディメンションミラーの首飾りに閉じ込められた蝶が変化していく様を見てメタナイトがその正体を割り出した!


メタナイト「あれは夢見る極鳥の、ギャラク以上に強大な力を持つ騎士・・・」






メタナイト「バルフレイナイト・・・!!!」






倒れたガウェインが解放させる形で割れた鏡の破片を材料にした首飾りから顕現したバルフレイナイトは、暴走のままにクルーク達の陣営に炎の剣を一振りした!


リップ「っ!!!」
ルート「あいつ、ディメンションミラーの力で暴走してるとはいえサーヴァント以上に強いぞ・・・!!」
トリスタン「・・・っ!!」






とある黒い何か「よく夢と現実の狭間に入り込んだな」


その黒い空間の中に行ったり来たりしたトリスタンを前にとある黒い何かは問う。


とある黒い何か「ーーーーーさて。目的を新たにする覚悟は決まったか」
トリスタン「私の意志ですからね。成すべき目的は一つだけとは限らない。私はこれでも欲張りですよ」
とある黒い何か「そうか。ならば俺からの言葉だ。定まったのならばそれを貫け。その歩みは後ろ歩きでもいいが決して止まるな」






トリスタン「はい。必ず」






トリスタン「・・・あの騎士を無力化することはできますね?」


クルーク達の陣営はその問いに一斉に頷く。






トリスタン「ーーーーー戦いましょう。これが最後の対峙です」






バルフレイナイトの暴走を鎮めるために戦いを再び決意したクルーク達の陣営を見てヘクソンは嘲笑う。


ヘクソン「確かに我らが押し込めたバルフレイナイトは解放させられた。だが、ディメンションミラーの力の前に何ができる?」
獅子王「・・・貴方は自分達の力に随分と自信をお持ちですね・・・」






獅子王「勝ち目がなくなったわけではないのに」






ヘクソン「獅子王。今、何を・・・まさか。まさか貴様は!」
獅子王「ーーーーー来い!マスター!」


すると光がぶわっと放ち、その光に包まれた人物は降り立った。光が消えた瞬間、クルーク達の陣営を助力する者として衣装を一新させた月の巫女が現れた・・・!






ラン「輝ける月の巫女・ラン。獅子王もとい騎士王アルトリアのマスターとして、チェリーワールドを救い出す者の一人としてたった今このキャメロットの頂上に降り立ちました」






続く・・・!






いよいよ・・・!感想OK

太陽のナミダ(その1) ( No.137 )
日時: 2023/08/24 17:07
名前: 桜 (ID: 6ux8t0L6)

今回はいよいよ第四部、ついに決着!
色々と悩んだ章でありましたが、ようやく一区切りがつけそうです。振り返ると長かったな・・・;






「小ネタ」クレしん映画2023のネタバレ注意


キッド「クレしん映画2023を見たか?あれはラストが感動だなぁ〜!」
ドラえもん「しんのすけ君、やるじゃん!」
しんのすけ「いや〜、それほどでも〜」
ドロロ「手巻き寿司を映画のモチーフに絡むって中々斬新でござるね」
タママ「大変なこともあったみたいですけど;王ドラさん、感想は?」






王ドラ「とりあえずあのいじめっ子三人を煮るなり焼くなりしたいですね(^言^)」
タママ「あんたらしいですぅ・・・;」






とりあえず後半で泣けるシーンがたくさんあるのでリアルタイムでも見た方がいいかもですよー。





悪意。悪意。悪意。


そんなものが私の頭を支配している。蔑む。蔑む。蔑む。


私の暗黒。狂気。魔性。破壊衝動。無限に湧き上がる憎しみ。


解き放てば強くなれる。痛みを感じないほど、強くなれる。かも。






だけど、私は。


ラン「憎めない!憎みたくない!!」






そう強く思った瞬間、ランの中を蝕まみそうになった悪意は全て消え去った。その先にたどり着いた花畑。そこに何かを持ちながら立っている少年を見かけた。


ラン「あなたは・・・?」


名を聞かれた少年は優しく微笑いながら答えた。


少年「俺はこの聖剣の守護者だ。あいつが獅子王に変貌した時、落ちてたのを見つけた。以来奴らから聖剣を守っている」
ラン「聖剣の守護者・・・?あなたが獅子王を守っていたのですか?」
少年「いや、少し違う。あいつにはあの世界に召喚された時から人の心は持ち続けていた。あの太陽の円卓騎士を守ろうとしたのが証拠だろう」


すると、少年はランの方に歩み寄って、聖剣をスッと渡す。


少年「だけど、もう大丈夫そうだな。この聖剣ーーーーーエクスカリバーをあいつに、セイバーに渡してやってくれ」


少年から託された聖剣エクスカリバーを持ちながらランは頷いてそれを承諾する。少年は立ち去ろうと背中を向ける。


少年「じゃあ、俺は後は見守ってやる」
ラン「何を言ってるのですか?ーーーーー何もできなくとも、一緒に戦いましょう」


少年はランの言葉を聞いてニカっと微笑う。ランはその聖剣の放たれた光から何かを察知した。






ラン(ああ、そうか。手紙で私とやりとりしてくれた「彼女」は、もしかしてーーーーー)

太陽のナミダ(その2) ( No.138 )
日時: 2023/08/24 17:12
名前: 桜 (ID: 6ux8t0L6)

ヘクソン「月の巫女のさらなる力か?もう我らを倒すはずがないのにそんなことして意味があるのかい?」


パワーアップを果たし、月の巫女の衣装も一新させたランを前にして通信越しのクリオラは伝える。


クリオラ「あれは聖剣エクスカリバーの力ね!?エクスカリバーの放たれた光から一部を託されたのよ!」
ベディ「なんですって!?」
ゼオ「確かにこの魔力はエクスカリバーが力を貸したものだ・・・!」


ヘクソンに問われたランは答える。


ラン「・・・そうですね。確かにあなた達は圧倒的な力を持っている。それに比べて私は弱い。あなた方の言ってることも正しい」
ヘクソン「そうだろう?」


すると、ランは凛々しい面持ちでそれを反論するかのように言った。


ラン「だけど、あなた方はその力を悪用してまで慢心している。力があるからこそ復讐も世界征服もできるということ。何もかも壊すということ。それは力を求めるよりも愚かな行為だ」


ランの表情を見て少し苛立ったCママはムチを持ちながら嘲笑う。


Cママ「ガキが生意気言いやがって。てめぇに何ができんだ?獅子王の聖槍はもう効かないんだよ」
ラン「ーーーーー獅子王さん!」


すると、ランはエクスカリバーの光を出現させる!


獅子王「!」
玉王「!!?あれは・・・!!?」
ラン「獅子王さん!受け取って!!」


獅子王が手を伸ばし、その聖剣(光)を掴んだ瞬間ーーーーー






獅子王は本来の騎士王の姿に変化した・・・!






パーシヴァル「我が王・・・!!その姿は・・・!!」
ラン「アイオーンさん!」


すると、ランは空の上にある扉を出現させた!


アイオーン「!?」
ラン「アイオーンさん、キャメロットを止めるためにお願い!」
アイオーン「ヴッ、だが空の上は我には・・・!」


すると、いつのまにか竜の姿に変化したお竜がアイオーンを乗せさせた。


お竜「お竜さん達が連れて行くぞ」
龍馬「空の上でも僕達にだってできることはあるよ。それにキミには助けてくれた恩があるよ。マスター」
アイオーン「ヴッ!」


アイオーンがお竜さんの背中に乗る形で空の上の扉まで向かって行ったのをCママが阻止しようとした!


Cママ「はあっ!!?そんなのさせるわけ」


すると、彼女の方にアタランテの弓が飛んできた!


アタランテ「汝の相手はこっちだろう?今まで子供達をも好き放題にしてくれたこと存分に報いは受けてもらうぞ」


Cママvsエージェント&アリシア&フルシュ&アレク&アストルフォ&しおん&フラン&月島あいり&モードレッド&月島あおい&アタランテの図が出来上がった後にゼオが杖をヘクソンの方に向けた!


ゼオ「今まで好き放題してくれたよな?ぶっ飛ばす」
ヘクソン「私を燃えさせるならやってみろ。楽しませろ」


ヘクソンvsゼオ&エレナ&エジソン&ププル&フィン&ディルムッド&ベディ&ガレスの図が出来上がった後、玉王は慌てふためいた。


玉王「なんやろこれ!?まるでわてが悪いことしたみたいやないの!」
クルーク「しただろ!!手加減なしで行くよオバサン!」


玉王vsクルーク&カーン&クー&メイヴ&ナーサリー&ジャガーの図が出来上がった後、トリスタンはリップに頼もうとする。


トリスタン「リップ。お願いします。どうか私に、あの騎士を無力化させる力をーーーーー」
リップ「トリスタン。令呪を以て命じる。あなたに力を」


答えを聞くまでもなくリップからの令呪を刻まれたトリスタンは優しく微笑う。チャラ王は言う。


チャラ王「ガウェイン達ならランスロットさん達が守ってる。あの騎士の気を俺達が引きつける。だから、行け!!」
トリスタン「!はい。ありがとうございます」


トリスタンがバルフレイナイトのところまで上から向かって行った後、対バルフレイナイトの視線誘導の役割を任じたタママ&パーシヴァル&良&リップ&チャラ王&ルート&メルト&ラン&騎士王&カービィ達が乗ったスターアライズが彼の方を見る。


カービィ「倒したいのならここまでおいでよ!今ボコボコにするから!!」


彼らの瞳にもう迷いはなかった。走り出す理由がたとえどんなに下らなくても・・・!






ルート「こっちだー!!」


バルフレイナイトの誘導を担当する残念理系美少女は自前の発明品の擬似スタンガンでバルフレイナイトを挑発する!ろくな発明をしない品物でも思わぬ効果があったようだ。


マルク「あの発明のスタンガン、クラッカーを弾にしやがるのに効いてるのさ!!?」
グリル「やっりぃー!中々やるじゃーん!」
タママ「そのまま挑発するですぅー!!」
騎士王(トリスタン、マスターだけでなく何気に周囲に恵まれたな・・・)


一方、しおんのサーヴァントであるフランは自分の雷を帯びた攻撃を悉くCママの方に振るっていた!


フラン「ウゥゥゥー!!」
しおん「いいわ!そのまま猛攻よ!」
Cママ「チッ、ガキ共の分際が!!お前らは雑草かよ!!?」
エージェント「じゃあなんであの時に記憶の香水(パフューム)を渡した?ブラックは子供でも別物だったからか?」
Cママ「!!テメェ!!」


一方、玉王にジャガーがギターを鳴らして攻撃するが、その手を読ませないことに長けている彼女にあっさりとかわされていた。


ジャガー「アンター!!!」
玉王「ほーん。あいにくわては心に鍵をかけることに慣れてますねん。その程度でわてを止めれるわけないんやで?」
メイヴ「ふん。うるさいわよ、腹黒おばさん。なら老人が見せるような僅かな隙を見極めるだけだわ!」
クー(今のこいつの言葉、乱暴だが理に適ってやがる・・・;)


一方、倒れたガウェインやユーリを見ているクロ(クロード)&ツースト&クロス&アッシュ&スマイル&ポエット&プロキオン&ランスロットは味方陣営の猛攻ぶりを見ていた。


ツースト「あいつららしいな。やや腕力寄りだがな;」
アッシュ「俺らの世界もあんな感じッスが;」
ランスロット「いつもこんな感じなのかい?」
クロス「いつもの日常でもドタバタな騒ぎが連続してるな」
ランスロット「とぅわ・・・;」
スマイル「でも、人間人外関係なく楽しく過ごしてるヨ。トリスタン君達もそんなボクらだから信頼してるんじゃないカナ?」
ランスロット「!(そうか・・・トリスタンはあの環境だから彼らの味方になれたのだな・・・それはあのモードレッドも・・・」


一方、ヘクソンはゼオ達からの猛攻にもそれを読んだかのようにかわし続けていた。


フィン「貴公、さては読心術を身につけているな?」
ヘクソン「この読心術を含む私の能力はヒマラヤの山中で獣同然の生活をして修行し身につけた力だ。故に貴様らはどんな策を講じても私には勝てない」
エレナ「そんなすごい力があるならもっと世の中のために使いなさいよ!!」
ヘクソン「こんな世の中のためになど使いたくないだけだ」


すると、ヘクソンは手を振りかざそうとする。


ヘクソン「さて、今度はこちらから行くぞ」
ププル「!!あれは攻撃の念動力の波動・・・!!?トリスタン、キミも一旦退いて!!」


ヘクソンが放った攻撃の念力の波動をバルフレイナイトの空上の方まで向かうトリスタンにも向けられていた!


トリスタン「!!!?」


一方、龍馬やお竜に送られたアイオーンは空の上の扉を開けると、そこには部屋一面が白いのとその台の上に白のクラビコードがあった。


アイオーン「白のクラビコード・・・?」


すると、その直後にその上に譜面が出現した!これはジャスティスフルムーンの子守唄と同じものであり、アイオーンには見慣れた、一見解読不可能な文字だった。


アイオーン「・・・そうか。この譜面の文字は我ら向けに作られた「古代文字」・・・」






アイオーン「俺とおじいさまが昔作った文字であったか・・・」






そう、このジャスティスフルムーンの文字は元々は異世界の古代文字だったのをアイオーンと既に亡くなっている彼の祖父が現代風に読めるようにするため作った文字だった。誰も知らないが、見覚えのある彼はそれで闇の流星の消滅に王手をかけたのだ。


アイオーン「我とおじいさまだけの・・・言うなれば子供遊びの暗号だ。だがーーーーー」


彼は気付いたらクラビコードに手を伸ばしーーーーー





ーーーーーああ、誰でもよかった。私がいらないのなら。


ああ、誰でもよかった。その重責を押し付けられるのなら。


ああ、誰でもよかった。ほんのひと時でも、私のそばにいてくれるなら。






キッド「王ドラー!遅刻するぞ起きろー!」
王ドラ「ん?」


気付いたら王ドラは22世紀のトーキョーにあるロボット学校の寮で起きていた。ドラリーニョが待っててくれていた。


ドラリーニョ「王ドラー!一緒に学校に行こー!」
王ドラ「ドラリーニョ。いつも物忘れが激しいあなたが私を待っててくれるのは珍しいですね」


すると、一緒に歩いていたドラリーニョにこんなことを聞かれた。


ドラリーニョ「ここにキミの存在が証明されるよ。キミの存在は、誰かにとってなんだと思う?」
王ドラ「は?何急にーーーーー」


すると、王ドラは気付いたらいつもの教室にいた。そこではマタドーラが待ってくれていた。


王ドラ「マタドーラ、まーた補習決定ですかー?」
マタドーラ「ここにパズルがある。空いたピースの中にはお前のはあるか?」
王ドラ「はぁ?」


マタドーラの問いに王ドラはため息を吐きながら答えた。


王ドラ「・・・そんなの答えはNOですよ。だって、私だけではないでしょう?考えるよりも簡単じゃないですか」


すると、王ドラが教室のドアを開けたらそこには地面が真っ二つに割れた花畑の向こうには天草が立っていた。


王ドラ「・・・天草さん?なんで向こうにーーーーー」


すると、王ドラの背中にグサッと刺されたような何かがあった。


ガウェイン「その理由がわかれば、こんなことにはならなかったのですよ」


すると、向こうに行くガウェインを王ドラが引き止めようとする!


王ドラ「ちょっと!!どこに連れて行くつもりですか!!あんた、私の親友に何をする気だ!!?」


すると、王ドラの目の前で見えた麗しい少女が言い放つ。


麗しい少女「誰でもいいのでしょう?なら、この子達を私にちょうだいよ」


王ドラは手を伸ばそうとした瞬間、その姿はトリスタンの姿に変わっていた。その彼の上には大量のパズルのピースが降り掛かっていた。これまで共に戦った友人達や仲間達、好敵手達、相対した者達、そして自分の想い人ミニッツやなんだかんだで放っておけないトリスタンのピース。
ーーーーーあなたは誰かのピース。


アルル「キミがいなきゃ何もできるわけがない。みんなだって寂しいと思うよ」


ーーーーーあなたは誰かが張り合っていても外せないピース。


メタナイト「貴様がここで挫けたら周りはどうするのだ!!?ここまで戦って来たのだろう!!」


ーーーーーあなたは憎もうとも嫌いになりきれずに捨てられないピース。


夏美「あんたはムカついても寂しいとか悲しいとか思ったことは一度もないわよ。だから・・・勝手にいなくならないでよ・・・」


色とりどりのピース。でも、一つだけ足りない。それは目の前にいる「王ドラ」。
王ドラはそのピースの一つを持ちながらその風景を見る。






ーーーーー待っているから、どうかキミの親友達や仲間達と一緒に元の世界に帰って来てね。


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。