二次創作小説(紙ほか)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

日常日和。5
日時: 2025/11/06 17:34
名前: 桜 (ID: CFpxvhHi)

おかげさまで日常日和。も5という節目で新しく迎えることができました。ここに至るまで色々と混乱があり悩みもしましたが、考えた末にこの先に何があってもこれまでの続きを執筆したいという気持ちで新スレッドに至れました。色んな意味で変わる場合もあり混乱はすると思いますが、私は私で頑張りたいと思いますのでご存じの桜サイドやこれまでに出てきた新たなサーヴァント達も含めてどうぞよろしくお願いします!


「目次」


「短編」
The Reverse Night>>1-5
聖夜怪盗☆シークレット>>6-7
デンジャー☆スクランブル>>33-36
僕もまた、運命に導かれて>>37-38
うちの護衛のママ侍さん>>39-42
とある雪月花の羽根。>>43-44
アスパラ☆クライシス!>>77-83
運びを巡る機関車と謎のトレインハンター>>84-86
僕の果実のボク>>96-100
黒の感情・白き純潔>>101-105
ツイセキ☆トラブル!>>148-152
イモーターウォーズ>>153-156
◯◯透視の試用モニター>>157-161
こっちを向いて、愛してると言って!>>162-165
Halloween rabbit!>>166-169
湖の騎士は星の戦士の●●に夢を見るか?>>170-172
ランデブー☆メタモルフォーゼ>>173-176
鯖組メインでファンタパロ>>177-179
雪の記憶、冬の華>>180-183
ある冬の日のアムール>>184-187
クリスマスに追いかけっこ!>>188-191
クリスマスにネガイゴト>>192-196
小さきパンダのガレット・デ・ロワ>>197-200
宇宙の中の不思議の国>>201-205
スキ!スキ!スキー!>>206-210
ビターシュガー・チョコバーボン>>211-215
満開花見日和>>246-249
ツッコみ所が絶えませんっ!(by一ちゃん)>>250-253
ブレーメンの追跡隊>>254-258
王様ゲーム>>259-262
阿国さんの戦い>>263-267
蛇は蛙が好物らしい>>268-270
シチリアでの小話集>>286-289
パンプキンハザード>>318-321
雪の輝き、小さな夢>>345-348
王ドラなう!>>349-351
聖夜、君に贈り物を>>352-356
聖夜、白なる争奪戦>>357-360
突撃!隣の大掃除>>361-364
年明けのアムール>>365-368
バレンタインのから騒ぎ?>>393-396
I‘m not crying anymore>>397-400
バディファイターズタワー踏破の旅>>429-432
Cherry:CamelotZERO>>437-440
異世界を駆け巡る澄色の猫型ロボット達>>471-478
かの者が残してきたもの>>479-482
虹の島々での小話集>>537-540
グルメフェスを調査せよ!>>541-544
Halloween☆Panic!>>579-582
アンジャッシュネタ>>583-584(更新)


「サーヴァントvs○○○シリーズ」
第六天魔王vsカンフー猫型ロボット>>322-325
湖の円卓騎士vs仮面の剣士>>337-340
光の御子vs魔界のプリンス>>341-344
ブリテンの騎士王vsもう一人の闇の魔導師>>401-404
幕末の人斬りvs蒼炎の勇者>>405-408
日輪の姫vs野原家の主婦>>409-412
大統王vs黄色い悪魔>>413-416
五代目風魔頭目vs宇宙忍者>>417-420
太陽の騎士vs赤き吸血鬼>>499-502
島原の乱の指導者vs虚言の魔術師>>503-506
維新の英雄vsウサギの双子弟>>507-510


「桜サイドの快刀家の事情」
三兄編>>389-392
次兄編>>433-436
長兄編>>545-548


「針音ノ時計塔のアリア」
時の輝きよ>>45-47
赤の中のモアイさま>>48-50
青の上のウォーターシティ>>51-54
白の下のバトルロワイヤル>>55-57
黄の外の太陽・・・?>>58-60
その呪文の続きには>>61-66
「誰か」の世界にとってのピース>>67-71
ここに。>>72-76


「決戦前夜」
輝ける希望の星達よ>>114-117
二度の生における旅路>>118-120
「太陽」の焔を>>121-125


「キャメロット城での決着」
現在キャメロット城:正門>>126-127
現在キャメロット城:世界を約50%吸収>>128-129
現在キャメロット城:世界を約80%吸収>>130-133
我らの望む未来>>134-136
太陽のナミダ>>137-141
There are our home here>>142-147


「女性ケロン人小隊襲来」
一の儀、女性ケロン人小隊襲来!>>369-372
二の儀、ささやかな疑念>>373-376
三の儀、偽物と本物>>377-380
四の儀、ゆずれなき信念>>381-384
五の儀、星へ届けるハーモニー>>385-388


「フェアリー・レクイエム〜トリスタンの名を持つ妖精の少女〜」
「トリスタン」は突然に>>549-552
日常ブレイカー?それとも・・・?>>553-556
妖精姫のトマドイ。>>557-560
キミが望むなら、どこまでも連れてゆこう>>561-564


「前後編」
かけがえのない「君」>>26-28>>29-32
戦国時代からの謎の挑戦状!>>87-91>>92-95
苺の彼方をもう一度>>106-109>>110-113
シチリアでの鳥の夢>>271-275>>276-281>>282-285
月夜でのエンゲージ>>326-331>>332-336
雪月に小さな花びらを>>421-424>>425-428
時空鉄道の夜>>483-487>>488-498
カービィだらけ>>511-515>>516-519
ワドワド☆サマーアドベンチャー!>>520-525>>526-530>>531-536
世に放った誠を探しに>>565-568>>569-573>>574-578


「風花月夜伝〜友情よりも、忠義よりも〜」
第一の巻:逆光降臨>>8-10
第二の巻:御一行様之旅珍道中>>11-12
第三の巻:恋せよ浪漫、忍の花に>>13-15
第四の巻:変わりはしないもの>>16-18
第五の巻:生きとし、生ける者。>>19-20
第六の巻:揺るぎない、どうしても。>>21-22
最終の巻:音が導く先>>23-25


「風花月夜伝2〜花は今、光へと舞う〜」
第一幕:異変を告げられし江戸>>216-219
第二幕:渦巻く四方と空>>220-223
第三幕:咆哮の中に在る「声」>>224-227
第四幕:私の輝きの星>>228-231
第五幕:忍び寄る戦いの迫る時>>232-235
第六幕:怨恨開花>>236-240
最終幕:空へ>>241-245


「灯火の星〜第六天魔王の乱〜」
第一の段:わし、参上!>>290-293
第二の段:雷に阻まれるのならば、やることは?>>294-297
第三の段:キミと、光と>>298-301
第四の段:聖地の謎かけを解き明かせ!>>302-305
第五の段:闇夜の城で見つけたのは・・・>>306-309
第六の段:光と闇の諍い>>310-313
最終の段:そして魔王は、悪魔と共に歩き出した。>>314-317


「チェリーワールド×蒸気都市〜夢幻の歯車の光〜」
第1話:ようこそ蒸気都市>>441-444
第2話:風を便りに>>445-448
第3話:決して叶いもしないだろうけど、>>449-452
第4話:魔女の■の讃歌>>453-456
第5話:蒸気聖杯戦争の「目的」>>457-460
第6話:風よ光へと吹け>>461-465
最終話:さよなら蒸気都市>>466-470

黄の外の太陽・・・?(その3) ( No.60 )
日時: 2023/05/12 17:18
名前: 桜 (ID: mxpCGH6q)

マチュピチュ到着






一方、深夜にようやく黄の色使いが待つペルーにある古代遺跡マチュピチュに着いたクルーク一行はその地に降り立つ。彼らはこの地をスペインに滅ぼされるまで治めていたインカ帝国の今も端々に残されている高度な科学技術に驚いていた。


ヤス「すげぇ・・・これは魔術の類か?」
カーン「魔法でもありそうな気はするがな・・・」


すると、モードレッドはアタランテが何か訝しげな顔をしていることに気付く。


モードレッド「どうした?」
アタランテ「いや、葉樹と全く連絡が繋がらん。・・・いつもなら寝ててもモニターは映すのに」
モードレッド「普段は真面目にやらないくせに変だな・・・」


一方、クルークはクー達やラティオス兄妹と共に一緒に行動しているタママにあることを聞いていた。


クルーク「タママ。ちょっとばかし聞いて悪いけど・・・」
タママ「なんですか?」
クルーク「モーさんについてどう思ってる?」
タママ「タマッ!!?」


クルークの問いにタママは顔真っ赤にして慌てながら言い放つ!


タママ「なっ、何気にモテてる無自覚人たらしの被告人が聞くなですぅ!!」
クルーク「そんなつもりないけど;つか、被告人はキミじゃん;」
タママ「うそこけ!!あんな美人なフィアンセいるくせに!!」
クルーク「鹿ノ子が勝手に言ってることだよ;つか、キミも同類じゃないのか」
タママ「だからっ、何度も言うけどトララとのことは」
メイヴ「ちょっとー。早く来ないと二人揃って置いてくわよー」
クルーク「・・・。行こうか」
タママ「・・・;」


一方、以蔵は着物の下に何かを抱えている何かに話しかけようとした。一寸子になっている青年マキノだ。


以蔵「どうじゃ、マキノ。これなら低血圧のおまんも眠れんかが?」
マキノ「ああ、空の空気のなさで全く眠れていない」
以蔵「マキノが連れて行くと言ったのにことあるごとに断るからじゃ」


龍馬(いいなぁマキノ君。以蔵さん、僕にもこんな風に抱っこできたら)
お竜「リョーマ、残念ながらお前でも入れないぞ」
アイオーン「ヴッ;」


その後も必死に黄の色使いを探すが、なかなか見つからなかった。


ロージア「見つけましたか?」
ヒメコ「ううん、まだ;」
チャラ王「一体どこに・・・うわ!!?」


すると、チャラ王は突然目の前に逆さまで現れたのを見て驚く!気付いた他の全員も驚くが、もっと驚いたのはその姿だった。


???「ようやくここまで辿り着いたな。俺は最後の試練を担う、黄の色使いブラッディクスだ。」
ゼオ「キッ・・・ド!?」
タママ「キッドさん!?」
ルート「なんでキッドが!?」
ブラッディクス「それは教えない。教えたければ俺を倒し最後の雲を取り出せ。言いたいことは以上だ」


キッドに酷似した容姿を持つブラッディクスに意を決した人物が何人か出てきた。


クルーク「カーン!」
カーン「了解した」
リデル「ラーマさん!」
ラーマ「わかっている」
リップ「トリスタンちゃん、メルトちゃん、お願い!」
メルト「アナタのためにこいつをたっぷり蹂躙してあげるわ」
トリスタン「チャラ王殿、援護を頼めますか?貴方の空手は頼りにしてるので」
チャラ王「俺を巻き込む気か;まあ、お前らもトチるなよ」
ツキノ「うしおちゃん、ベンちゃん!」
うしお「お任せ下さい!」
ベンちゃん「この僧、牛若様をも必ず援護しますぞ!」
ハッチン「パリス!」
パリス「わかりましたー!」
シグ「頑張る」
アタランテ「私が汝らを援護しよう(正直嫌すぎる神もいるとはいえ子供がいる以上放っておけん・・・」
ブラッディクス「話は済んだか?では・・・It's show time」


ブラッディクスとの戦闘が開始されクルーク一行サイドのキャラ達やサーヴァント達はブラッディクスに攻撃を繰り出す中でブラッディクスはそれを防いでいた。


メルト「防ぎやがったわね!?」
ラーマ「!待て!あれは盾ではない。防御を司る銃弾だ!」


ブラッディクスとの戦いの様子をゼオ達は観戦する。


ププル「天才的な早撃ちもキッドによく似てる・・・」
ゼオ(変だな・・・あいつの銃はレトロながらも最新の技術が搭載された奴になってる。それにこの悪い予感はなんだ?嫌な感じに思えるぐらい)


すると、ブラッディクスは銃弾を攻撃に変えた!


ブラッディクス「天才的な早撃ちというのは知っているのか?」
アタランテ「!?」
ブラッディクス「天才的な早撃ちは0000.1秒だ。お前達の言うキッドやらという奴よりも速いであろう。つまり」






ブラッディクス「貴様らは最早俺の足元にも及ばん」






ブラッディクスが攻撃の銃弾で大半の全員に大ダメージを与えて大半の全員が思わず危機を覚えた。


ルート「みんな・・・!」
ヤス「負けるなハッチン!パリス!!お前ら!!!しつこいくせにこの程度くたばるんじゃねぇー!!」
モードレッド「何気に男らしいじゃねーか!」


ブラッディクスはいつもの無表情な顔をしながら勝ちを確信していた。


ブラッディクス「・・・ふん、これでようやく諦めるだろう」


すると、ブラッディクスに何か引っかかったような感覚があった!何かの糸だ。ーーーーー宝具による。


ブラッディクス「ーーーーーは」
???「貴方は今引っかかりました。私の宝具の特性を見抜かなかったのが敗因です」


すると、トリスタンが合意の上でチャラ王を踏み台として飛んだ!


チャラ王「行け!!」
トリスタン「流石に飛行上昇はできない分助かりました」


そしてトリスタンは自らの宝具を放つ!






トリスタン「我が決意のままに踊れ!痛哭の幻奏(フェイルノート)!!」






トリスタンの宝具によりブラッディクスは倒れた!実はこれはリップが咄嗟に考えた作戦であり、動きが速ければ引っ掛かればいいことから思いついたのだ。


リップ「上手くできるかわかんなかったけどねっ;」
クー「だが・・・やったかこれで。これが正解かわかんねーけどな」


そしてゼオの魔力モニターから見たハートビート・クロックタワーを覆う最後の雲が移動する形で避けられた!


クルーク「やった!これで・・・!」
ゼオ「でも、これは・・・なんか変な雰囲気になってきてるな」


ゼオの言葉にブラッディクスは倒れたまま思わずほくそ笑むような顔をしていたのをお竜が見た。


お竜「おいキイロネコモドキ。何がおかしい?」
ブラッディクス「ふふふ・・・ようやく俺の計画が整った・・・」
龍馬「えっ?」


すると、ブラッディクスは突如立ち上がりながら言う。


ブラッディクス「ハートビート・クロックタワーはもはや青の吸血鬼一族が目をつけている・・・それの特性である太陽の輝きを一日中夜でも輝けければ、待ち受ける太陽の騎士ガウェインは付与した不夜の祝福(ギフト)も加味してさらに力を増すだろう・・・」
大半の全員「ーーーーーっ!!!?」


衝撃の展開だった。まさか自分達がクルークが持つ時計のオルゴールをあのハートビート・クロックタワーに返すために行った出現がガウェインの強化に繋がるスイッチを押してしまった・・・!!?


ラティオス「貴様、まさか守護しているハートビート・クロックタワーを俺達から奪うためにこの人間達を利用したのか!!?」
ラティアス「・・・!!!・・・!!?」
ブラッディクス「あの時計のオルゴールをあの小さな死神が奪ったのは偶然だがな。だが、結果的に決定打になった」


すると、彼の後ろに黒い転移空間の渦が発動した!ブラッディクスは転移する前に言う。


ブラッディクス「皮肉なものだな。まさかあの男の息子である貴様らの協力者の船長が父親が真実を知らせぬために自分から詐欺師の汚名を被せたのを気付かぬまま証明するとは」
以蔵「・・・!!?」
タママ「キッドさん!!なんでこんなことするんですか!!?あなたはこんな悪どいことは好まなかったのに!!」


すると、いつのまにか太陽の光が微かに見えた!夜明けだ!


アタランテ「太陽の光が・・・!?」
フラン「う!!?」
ブラッディクス「ではハートビート・クロックタワーで待っている」


そしてブラッディクスが転移した後にクルーク一行は大半が巻き起こった非常事態に慌ててしまった!


姫子「ちょっとどうすんのよ!!?」
ベリー「ヤバいよー!!」
クルーク「ハートビート・クロックタワーに行ければブラッディクスを止めれるかもしれないから、グレン達に話して向かってもらうよ!!」


一方、グレンの飛行船はハートビート・クロックタワーが出現しているのをグレン達が見届けていた。


ライト「やった!彼らはやったんだね!」
イサキ「でも、なんかおかしくない・・・?」
グレン「確かにな。親父が残した写真だとこんな黒くもなかったが」
オルフェ「・・・」


すると、クルーク一行が慌てながら戻って来たのをライトが見た!


ライト「あっ、戻ってきた!やれたんだね?」
クルーク「今そんなこと言ってる場合じゃないよ!すぐにハートビート・クロックタワーまで乗せて向かって!!」
イサキ「えっ?どういう・・・」
ゼオ「・・・出現したが、しくじった。このままだと夜がなくなる」
グレン「は!?どういう・・・!?」


グレンはクルーク一行の瞳から何か尋常じゃない雰囲気を感じ取り、その頼みを受け入れた。


グレン「・・・わかった。その代わり俺らにも見届けさせろ!」
以蔵「ありがとな・・・グレン(すまんかった・・・!」
グレン「お前ら!クルーク一行の旅路は続行だ!目的は今出現したハートビート・クロックタワーだ!!」


そしてクルーク一行も乗せたグレンの飛行船はハートビート・クロックタワーに向かって行った・・・!






一方、スマブラ屋敷ではハルバードを始めとした飛行マシンがようやく運転の準備が整った!今回のメインとなる突撃組の代表として立ったメタナイトは宣誓する。


メタナイト「聞け。これから行く先はおそらく奴らが向かっているハートビート・クロックタワーだ。だが、目的はあの白い兜の騎士モードレッドを捕らえることではない。奴も含めたゼオ達をその内情を聞き出して救い出すことだ!私達は今は傷だらけの三つ巴である奴らを倒す気はない。しかし、奴らは違う!全力で我らを殺しにかかるだろう!死ぬな!生きるために戦え・・・!!」
大半の全員「アイアイサーーーーー!!!!」


すると、同じように救出班であるロムが捕虜の名目で案内役として頼むセレンや葉樹、ロビンやビリーに告げる。


ロム「案内として頼むぜ。セレンはうちのバカメンバーのこと内密にしやがった罰でもあるからな」
セレン「わかったよー・・・;」
葉樹「もう〜彼らのお友達は強引だねー;」
ロビン「結局この役回りなんですか・・・;」
ビリー「まあ生かしてくれるって言うから」


そしてようやく出航の合図が鳴った!






大半の救出班全員「では行くぞおおおおおーーーーー!!!!!!!!」






続く・・・!






さて、どうなる・・・!?感想OK

その呪文の続きには(その1) ( No.61 )
日時: 2023/05/18 19:32
名前: 桜 (ID: BmxuFWGD)

今回はいよいよ二つの勢力+αがとうとう出現したハートビート・クロックタワーに到着!彼らの運命は如何に・・・?
そして明かされたブラッディクスの正体とその真実は!?
ちなみに彼の名の由来は色の黒を交えたブラックの置き換えです。






ハートビート・クロックタワーまで向かう空上のグレンの飛行船。ハートビート・クロックタワー出現までの四つの勝負をけしかけたブラッディクスを追うべく大半が急いで事態を阻止しようとしていた。


グレン「急げ!もうハートビート・クロックタワーまでは近いぞ!」
ライト「こっちもなんとか運転は正常です!」
クルーク(わかってる。着いたらガウェインが待ち受けていること。でも、このままじゃ・・・!)


すると、何かしらの炎の流れ弾がグレンの飛行船に攻撃した!


モードレッド「!?ガウェインか!?」
サンソン「いや、これは確かに彼のだが、どう考えても・・・!」


すると、直後に謎の砲撃の流れ弾があった!グレンの飛行船に直撃しなかったが、その掠ったことで空気が割れかけた!


アミティ「きゃあああああー!!!」
プロキオン「行く前に落ちるー!!」
ブラック「大丈夫だしっかり捕まってろ!!」


そしてグレンの飛行船がハートビート・クロックタワーに到達しかけた時に何らかの光が放った!


クルーク(あ。これは、ダメだ)


その包まれた光により大半の全員は死を覚悟した・・・。






あいり「で。葉樹、モーさん達の行き先はそれで合ってますのね?」


一方、ハルバード船内ではあいりは昔からの顔馴染みである葉樹に対してモードレッド達の行き先を問い詰めていた。


葉樹「はい。多分ソコダヨー」
ツースト「ミクダヨーすんなよ;(クロスの奴、結局見つけれないけどどこ行きやがったんだよ・・・」


すると、その様子を目撃していたあおいとロビンフッドは話を理解した上で緑の狩人がウサギの弟君に問いていた。


ロビン「・・・おたくもわかってますよね?あんたもあのアーチャーの」
あおい「わかってます。よくわかりませんが、あいつがなんとなく気を遣っていたのは確かです」
ロビン「可愛い外見に似合わない、歴戦の勇士らしい顔だな」
あおい「そのまま姉さんにちょっかい出さないでもらえます?」


一方、ハルバートの運転室では球由良ブラザーズとともに護衛の一人として加わっていた元珠黄泉族の用心棒サタケがハートビート・クロックタワーにようやく到着すると伝えていた。


サタケ「おーい、そろそろ到着するぜ!」
チュチュ「この人、なかなかいい身体と器量の良さしてますわ!」
メタナイト「いよいよか。もう夜なのになぜか太陽が未だに照らしているのが気になるが・・・」


すると、何らかの警報が鳴った!敵襲なのか大半の全員がざわついていた。


ひろし「もう敵襲か!?」
マリオ「いや、これは・・・!映像が勝手に動いてやがる!?」


すると、ハルバード船内のモニターが動き出し、何らかの映像が映し出された!


???「やあ諸君。あの子らを匿わせるために自分達から出てきたか」
ギロロ「!?子供・・・?誰だ貴様は?」
???「そうか。名を名乗れなければ信じぬか」






???「我が名はククラ。青の吸血鬼一族第二始祖であり一族の長だ」






クロウ「まさかお前が・・・!!」


すると、呪われた五英雄の一人のエルドゥールとヴァハトが運転室に入ってきた!


ヴァハト「せっかく寝てたのに・・・!!?」
エルドゥール「・・・・・・ククラ・・・!!?」
ククラ「久しぶりだなエルドゥール。安心しろもう貴様らに用はない。むしろあの騎士らと出会わなかったのが私の英断であったと思え」
エルドゥール「・・・・・・!!?」
あいり「エルドゥールさん!」


すると、他のキャラ達と同じように運転室に入ってきたあいりが武器の憤怒の斧を振りかざそうとしたエルドゥールを制止するかのように手を掴む!


エルドゥール「・・・・・・あいり」
あいり「あなた達の今の居場所はここよ!私が今ちゃんと証明してるでしょう?」


すると、あいりと同じように運転室に入ってきたツーストをククラが見た。


ククラ「!・・・そうか。そういうことだったか!面白い、奴にとっては最高のタイミングだったな。しかも貴様さえも気付かないとは!」
ツースト「・・・!?」
ククラ「セイバー、ガウェイン。これは貴様に任せる。ではあれであの世にまで行かぬようにな」
メタナイト「!?待て!!」


ククラが映像を切った直後に何らかの破壊音がハルバード船内に響いた!


ロム「今度はなんなんだ!!?」
レモン「映像は確認したわ!今度は違う人物だけど・・・!!」


すると、映像にはククラの命を受けて宝具でハルバードに攻撃しようとしたガウェインの姿があった!


ケロロ「地球人!!?」
ローズ「いえ、これは人間でもあるけど、彼はあいつらが召し抱えてる例のサーヴァントよ!!」
マルク「!!?(あいつ、新世界の・・・ついに出くわしたな・・・!!」


すると、あいりはガウェインの顔を見て何らかの気配を感じ取った。


あいり(・・・?何この人。まるでこないだの夢の・・・!)
メタナイト「そっちが攻撃するならこっちも砲撃だ!出力準備!」


すると、ガウェインの宝具が放たれたと同時にハルバードの砲撃も開始した!


メタナイト「砲撃開始ーーーーー!!!」
カービィ「お願い弾き返せーーーーー!!!」


ハルバードの砲撃とガウェインの強力な宝具。最初は前者が優勢だったが、強力な宝具によりそれが相殺し始め次第に劣勢になってきた。


シアン「このままじゃ無理にゃあああああーーーーー!!!」


ガウェインの宝具にやられそうになりかけた時に突如二つの球が両者に降りかかった!


ガウェイン「!?これは・・・」


その二つが一つに集まった黒い球の波動による攻撃でハルバードも、ガウェインも巻き込まれた。そう、グレンの飛行船に放った二つの流れ弾と光は彼らの激突によるものであったのだ・・・!!

その呪文の続きには(その2) ( No.62 )
日時: 2023/05/18 19:52
名前: 桜 (ID: BmxuFWGD)

リップ「う・・・」


とある草原の上で目を覚ましたリップは少し頭が混乱したが、すぐにあの光からの爆発によりみんながバラバラに分散されたと思い出した。


リップ「みんなは!?あっ!」


すると、彼女の隣には未だに気絶しているチャラ王を見た。チャラ王が隣にいたということでリップはあの光による爆発の際に彼が身を挺して自分を守ってくれたことに気付いた。


リップ「ちー君・・・!!ごめん、ごめんね・・・!!」
チャラ王「誰が死んだって言った?」
リップ「えっ?」


すると、チャラ王の声にリップは泣き止んだ。チャラ王はボロボロの状態だが生きていたのだ。


リップ「ちー君・・・!!みんなは!?ここは!?」
チャラ王「あのハートビート・クロックタワーの上だな。・・・辛うじて着いたな俺達。みんな生きているかわからねーけどすぐ探すぜ!」
リップ「うん!」


リップとチャラ王が手始めにルートやトリスタン達を探すと同時にトリスタン達の魔力や気配に気付いた。


リップ「トリスタンちゃん!?みんな!?いるの!?」
チャラ王「生きてたか!だけど・・・;」


二人が見た光景:水の中に溺れかけたトリスタンを抱えて這い上がってきた以蔵とそれを縄を使ってゆっくり引っ張るルート達や乱麻達


以蔵「あっ、リップ、チャラ王!よかった生きちょったか!」
チャラ王「・・・以蔵、うちのバカがごめん;」
メルト「トリが溺れかけたところを先に目を覚ましたイゾーが見つけて助けたのよ。まあ生きてるけど」
リップ「よかった・・・!」
おぼろ(モイモイ)「まあこの男は見つけた時に犬神家の一族みたいだったけどね」
ルート(それにしてもあの爆発からトリよりもお前の方から先に庇うとは・・・)
チャラ王(ほっとけ!この食べかす女!)


すると、リップがまだクルーク達と合流していないことに気付いた。


リップ「そういえば、他のみんなは!?」
乱麻「それが私達も目を覚ましたのはついさっきでな、以蔵が池の中で溺れかけてたのトリスタンを見つけて助けた時にルート達と合流したんでな」
マキノ「このままだとクルークはガウェインに囚われる可能性がある」
弓弦「不吉なこと言わないで下さいよ!(泣」
チャラ王「そんな!!早く他の奴らも見つけて・・・ん?」


すると、その直後にトリスタンが目を覚ました!


トリスタン「うう・・・私は悲しい。救い出された私が目を覚ましたというのに・・・」


すると、今のリップ達と同様にトリスタンも驚愕した!なぜなら・・・






ツキノ「あっ、リップちゃん、みんなー!ロージア達やレガさん達やアサトさん達も無事なの!」←ロージア達全員を抱えた巨大カゴを軽々に持ちながら駆けつけてきた






なんと、ツキノが持ち前の怪力を使ってロージア達を元は食べ物用だった巨大カゴを持って運んできました(爆弾投下)ツキノちゃん、なんてことないように振る舞ってるけどみんな驚いてるから・・・;


ツキノ「!?どうしたの、みんなまだ何か痛いの・・・?」
以蔵「いや、わしももうどこから突っ込んでえいか・・・;」
弓弦「ねえ、あれは本気ですか!?以蔵さんが話してたあの檻の柵を自力で動かして脱出したって!!?」
チャラ王「誰だって驚くだろこれ!!?トリスタンもマジ目を見開いて驚愕するわ!!」
リップ「そういえば、ここはどこだろ?あの塔の上だってわかってるけど・・・」


すると、彼らに近づく足音が鳴った。思わず身構える中でその姿を見て驚いた!


キッド「ここはな、ハートビート・クロックタワーの塔の上にある空中庭園だ。あ、空中だからそう言えねーな」
チャラ王「キッド!?」
キッド「クルーク達はそれぞれ散り散りになってるけど全員無事だぜ。クルーク達の方はある男に発見・保護されてるけどな」
リップ「キッド君、何があったの!?姿がなんかいつものに戻ってるし・・・!」


すると、リップの言葉に悲しそうな顔をしたキッドはある言葉を発する。


キッド「・・・お前ら。オレを止めに来い」
メルト「えっ?」
キッド「さっきはなんとか邪魔できたけど、今度はもうダメだと思う。だから、オレを止めに来い。オメーの方にもあとで謝ってやる」
以蔵「は!?どういう・・・」
キッド「旧ルパープ宮殿跡にいるから・・・!うわあああああーーーーー!!!!」
乱麻「キッド!!」


何かを落としたキッドが再び姿を消した後に目を覚ましたレガムントはキッドの声に気付いていた。


レガムント「ツキノ?・・・今、キッドの声が聞こえなかったか?」
ツキノ「止めに来てって言ったの!」
レガムント「何?」
弓弦「キッドさんはこの塔内にある旧ルパープ宮殿跡にいるって・・・!」
レガムント「・・・そうか」


すると、同じく目を覚ましたアサトがキッドが落とした何かを持って聞いた。


アサト「おい!これはここの地図じゃねーか!?古代地図だけど、地図の名前が記されてる!」
チャラ王「なんだって!?」


キッドが去り際に落とした古代地図を読み取ったリップ達は後から目を覚ましたハルトマンやロージア達、うしおやベンちゃんも含めてルパープ宮殿跡に向かうことを決意する!


ロージア「あのバカ、後で親友達から説教ものですよ!?」
ハルトマン「行くぞ!ルパープ宮殿跡に行くには恐らくここに隣接する広場が近道だ!」
ベンちゃん「我らもご一緒に同行します!」


一方それをトリスタンがあの時に会った、ローブを被った少年が伝燈の上から見ていた・・・






クルーク「ん・・・」


一方のクルークは気付いたらとある石の部屋のベッドの上で目を覚ました。どうやら自分は運ばれたらしい。


クルーク「ここは・・・まさかガウェインに囚われた!?」
???「違いますよ。見つけた私が運んだんですから」
クルーク「!?」


すると、クルークは隣にいた幼さが残るような顔立ちをした神父のような青年を見る。一見うさんくさいように思えるが。


クルーク「あなたは・・・?」
???「私はこの塔にただ一人住まう者ですよ。まあ奴らからの逃げ場所として使ってましたが、あなた方が何かしら利用されたとかでラティアス達が教えてくれまして。どうやらあなた方に非はなかったようで」
ラティアス「!ーーー!(クルークと再会した嬉しさで抱きつく」
クルーク「ラティアス!ラティオスもっ」
ラティオス「おい、あの時計のオルゴールだけは全くの偶然だが」
クルーク「ラティアスとラティオスが話した・・・?じゃあ、あなたがあの魔法の手紙をラティオスに託したんですね!?」
???「はい。まさか私があの時ガウェインを退くために使った宝具があの飛行船にも空中戦艦にも当たったと思ってなくて。全員はどうやら無事ですが、そのうちの彼らも私が保護しました」
クルーク「メイヴ達も!?」
???「はい、気絶してますが無事です」


すると、クルークはその青年に案内された部屋に行くと、なんとそれぞれのベッドで眠っているゼオやププル、アミティやラフィーナやシグ、メイヴやクーやナーサリーやカーン、フィンやディルムッド、エレナやエジソン、モードレッドやアタランテやフランやしおんを見つけた。くぅちゃんや彼らのポケモンもどうやら全員無事らしい。


クルーク「よかった・・・!みんな気絶してるだけか・・・!」
よぞら「クルークー!」
クルーク「よぞらも無事だね!まあみんなすぐに目を覚ますけど・・・」


すると、クルークは何らかの音を聞いた。


ぐーぎゅるるるるる〜べぎゅるろろ〜ん(ゼオの腹からすごい音)


ゼオのすごいの腹の音を皮切りに気絶中の寝言による合唱(!?)が始まった(ぇ)


ゼオ「うーん、プリン、クレープ、たこ焼き、ショートケーキ、お好み焼き、ステーキ、唐揚げ、しゃけの魚焼き、ハチミツトースト、ホットケーキ、フルーツサンド、プリンアラモード(ry」
ディルムッド「貴様らは・・・そんなにも・・・そんなに勝ちたいか!?そうまでして聖杯が欲しいか!?この俺が・・・たったひとつ(ry」
アタランテ「子供達に好かれまくるエージェント殺すエージェント殺すエージェント殺すたとえアストルフォ達が相手でも殺す(ry」
クルーク「うわっめちゃヤバい三部合唱ーーーーー!!!!(汗」
ゼオ「肉!?(寝ぼけ眼によぞらが肉に見えた)肉!!」
よぞら「きゃー!!?(恐怖でシュバッとクルークに飛びつく」
ゼオ「あれ!?クルーク!?無事か!(目を覚ました」
クルーク「ゼオ、よぞらが怯えるからやめようよ・・・;」
???「よく知りませんけど貴方も大変なんですね;」
クルーク「すみません、やっぱり驚きますよねOTL」


そしてその後部屋にいた全員が目を覚ました後にクルークは自分達が何らかの神父の青年に助けられたことを話した。


ププル「そっか、ボク達死ななかったんだね!」
クー「だが、どこか胡散くせぇな。あんたよく見たら英霊だし」
ラフィーナ「英霊!?じゃあ・・・」
モードレッド「ああ。胡散臭いのが気に食わんが、話から察するにお前はあの青の吸血鬼一族らから逃げてきたサーヴァントか。それで自分が見つからないようにガウェインに宝具を放ってオレ達をも巻き込んだと」
アミティ「サーヴァント?でも、どんな類にも値しなさそうだけど」
フィン「メルトリリスはアルターエゴのサーヴァントなのは知っているだろう?アルターエゴは未知なるエクストラクラスの一つ。つまり、彼はエクストラクラスのサーヴァントだ」
ラフィーナ「!」


すると、自分の正体を見抜かれた青年は自らの真名も含めて明かした。


???「そうです。私はあの青の吸血鬼一族の直属の陣営の者として召喚されましたが、私の人類救済という使命と奴らの方針との食い違い、そしてガウェインらの今の有様を見て失望したことであの場から離反し身をこの塔に潜めているルーラーのサーヴァント、天草四郎時貞である」
カーン「ルーラー!?どう考えてもセイバーのように思えるが」
アタランテ「ルーラーは裁定者のサーヴァントだ。通常の聖杯戦争においてもその審判者として召喚されるんだ。まあ私はルーラーについてはあまりいい思い出がないように感じているが・・・」


すると、何かに気付いたクルークが天草に問い詰める。


クルーク「そういえば、アイオーン達やエージェント達、ハチ達は無事なのかい!?」
天草「今は探していますがなかなか発見できない状態にありますが、全員無事に生きてるようです。今に限ってはオタマジャクシの少年も気絶したところを発見しましたが」
モードレッド「オタマジャクシの少年!?」






天草登場

その呪文の続きには(その3) ( No.63 )
日時: 2023/05/18 19:39
名前: 桜 (ID: BmxuFWGD)

そこはとある空間。気付いたらいるタママは誰かに声をかけられていた。


タママ(何ですか・・・?モモッチ?そうか、あれでも生きて帰ってきたのか・・・)
モモッチ「今日から新しく私の友達になったガウェインさんよ。タマちゃんの代わりにガウェインさんが全部やってくれるから何も心配いらないわ。だからもう帰って来ないでね!」






タママ「何それ流石に冗談じゃないでしょそれ!!?早まるなモモッチ!!モー公とはそんなんじゃないからそんな金髪イモゴリラみたいな騎士の薄汚い手に触るなあああああ!!!(ぐわっ!!!」






タママは気付いたらクルーク達にベッドに囲まれながら目を覚ました。大半が少し引いたかのような顔をしながら。


シグ「起きたか」
エレナ「桃華の夢見たのね;ふーん・・・;」
メイヴ「起き方キモ・・・( °Д°`;;)」
エジソン「すごい顔して起きたな;」
ナーサリー「っていうか、そんなに夢の中に出るほど桃華が憎らしいのかしら?酷いわ!」
タママ「ちっ、違うですぅ!!」
モードレッド(´°Д°`Ⅲ)
クルーク「モーさん!?何その顔!?気に入らない!?気に入らないなら怒っていいか」
モードレッド「お前らもタママ同様にあいつがそんなに金髪イモゴリラに見えるか?挙手してくれ」


モードレッドは 思わず放った質問に ほぼ満場一致で 挙手した!▼


モードレッド「そうか・・・あいつ、もう引くぐらいどうしようもねーじゃねーか・・・;」
ゼオ「えっ?すまん。俺のこないだの仕返しも少し含まれてる」
モードレッド「あいつ、何言ったんだよ!?」


別の意味で引いてるモードレッドを見たタママは恐る恐ると聞く。


タママ「オレの寝言については怒ってないのか・・・?」
モードレッド「怒る・・・というわけじゃねーな。確かにあのお嬢様も思うとこあったかも。友達のお前を呼び出したり時に連れ回したりしてるから」


そんな二人を見たププルはジト目でタママに尋ねる。


ププル「タマちゃん・・・モーさんに何したの?トララちゃんには言わないであげるから言ってごらん?」
タママ「何もしてないですよボクは!!ただ新世界の時にマルク同様に助けてくれたから、その・・・」
ゼオ「マルク?そういえば、あいつはエンデ・ニルと対峙した時に俺達の元に駆けつけてたな!何が起こったのか言ってくれないけど、確かモー公のところに保護されて」
モードレッド「・・・」


すると、モードレッドはアタランテやフラン、しおん同様にクルーク達に跪いた。


クルーク「モーさん、あっちゃん達も!?急にどうしたの!?」
フラン「うー・・・」
しおん「あの子、タママと一緒にいた時にゴルルムンバを倒しただけでなくワドルディ達を斬ろうとした奴に食ってかかって彼らを庇うかのように宝具を受けたところをモードレッドが見つけて保護したのよ。マルクが目を覚ますまで匿ったの」
ラフィーナ「マルクがゴルルムンバを倒してたのを見てた・・・?あれは新世界に来てた貴方達が倒したものだと思いましたけど、違いますの!?」
アタランテ「違う。あの時の奴の目的はビースト軍団のボスの肉体を手に入れること。そのために汝らがビースト軍団のボスを倒す機会を窺ったんだ!私達もそれに関しては知らなかったし、奴も想定外の事態が起きていたが、逆に好機だと捉えたんだ」
カーン「ではビースト軍団のボスの肉体を奪い去ったのは・・・」
クー「天草!!テメェは知っていたのか!?」


クーに問い詰められた天草は口を濁しつつ答える。


天草「私も外部から奴らの行動を伺ったのですが、まさかそこまでするとは驚いてました・・・その目的はまだわかりませんが」
メイヴ「じゃあ、カービィちゃんに伝えなきゃ意味ないわね!」
クルーク「うん。無事に帰れたらちゃんと伝えるよ」


しかし、天草はまた何かを伝えようとしたが、クルーク達のあの雰囲気から思わず口を噤んでしまった。カービィ達がハルバードでゼオ達に事実を話してもらうために乗り込んだのを自分の宝具の巻き添えになりその大半がグレン達同様に青の吸血鬼一族らに捕まっていることを・・・。






ハートビート・クロックタワー内にある地下。そこではぐれた仲間達同様に生き延びていたリデルやラーマ、アイオーンや龍馬、BVLや沖田、ほわんやヒメコやジャック、ヤスやハッチンやパリス、エージェントやアリシアや姫子、ベリーやプロキオンやフルシュ、サンソンやアレクやアストルフォ、ジャガーやブラックやデオンが隙間からはぐれた仲間達の様子を探ろうとしていた(ちなみにアイオーンの子猫ショコラやエージェント達の子犬の豆柴未亜やプロキオンのニャオニクス夫婦も全員無事)


アリシア「ここから見えるの?」
エージェント「ああ、俺の発明品に任せろ・・・あった!」


すると、今は大破されているグレンの飛行船と青の吸血鬼一族らに捕縛されているグレン達の姿があった!


アイレーン「見つけたか!何ということ・・・あれ?」
ハンドレッコ「隣に何かあるね。ハルバード?なぜここに大破されてるハルバードがあるんだい!?」
アイオーン「あれは小動物?ロムやヤイバ達も・・・まさか!」


すると、後ろからある足音が鳴った!彼らが振り向くとそこには後ろにいる粛清騎士を連れたある仏頂面の老いているかのような騎士らしき男がいた。


ハッチン「ファ〜?ジョウやあのクソ外道も囚われてるこんな時になんだテメェは?」
???「噂には聞いていたが、威勢の良さはあるようだな。ガウェインが欲しがったあの人間の子供はここにいないようだが」
ヤス「ガウェイン・・・!?お前は!?」


すると、その騎士は自らの真名を明かした!


???「私はアグラヴェイン。青の吸血鬼一族ら側のサーヴァントだ」
ヒメコ「アグラヴェイン・・・確か嫌われ役を受け持っていた円卓の騎士の一人・・・!」
アグラヴェイン「ククラに命じられガウェインと共にこの塔に馳せ参った次第、貴様らを殺す。しかし、貴様らだけは取り逃す。そこのライオンの兄妹。貴様らはククラの前に差し出す。あの幼い獣のような長の子孫だ。貴様らもいつか同じようになる運命からは逃れはしないだろう」
ペイペイン「誰が我らのアイレーン様を連れて行かせるか!!」
沖田「そんなことになる前にその無愛想な老け顔斬りますよ!!」
お竜「あいつ、殴っていいか?」
龍馬「ダメだよ;アイオーン君・・・」
リデル「アイオーンさん、アイレーンさん・・・!?」


すると、二人の答えはアグラヴェインとの取引を拒絶する。


アイオーン「断る。我はあの者の子孫でも青の吸血鬼でもない。聖域を守護する闇の太陽神である」
アイレーン「私は自身の闇音楽で世界を闇に染めると決めた。そこにククラの子孫であるというのは含まれていないのだ!」
龍馬「アイオーン君・・・!」
沖田「アイレーンさん・・・!」


二人の拒絶を聞いたアグラヴェインは少し呆れながらも何かを作動させた!


アグラヴェイン「そうか。残念だな。貴様らは闇に染まりながらもまっすぐな気持ちを胸に命を落とすのだ」


そして後ろにいた粛清騎士達が次第にバーサーカークラスに変貌していった!他の全員も戦うことを決意!


ラーマ「一発で無力化すればいいのか?」
サンソン「・・・今は殺す時じゃない」






塔内にある部屋。その鎖付きの椅子に座っている人物を見た傷だらけの三つ巴悪魔の一角である吸骨鬼一族の長ボーン・キングが煽るかのように話す。


キング「あんたの女は未だに逃げ回ってるけど、すぐ捕まるから安心せえや?ミラクル☆4の2番目君?」
ツースト「ケッ、それなら俺をこんな椅子に縛り付けんな。出ようとして出られないだろ」
キング「そりゃあ出ようとしたら雷が降るからな〜・・・ところでな」


すると、キングがある話をする。


キング「ワイらはちょうど行方不明になってるというとある貿易会社社長の頼みでご子息を連れ戻すために動いてるんや〜。やっぱり親が子供を探すのは感動ものやで!」
ツースト「そんなわけあるか。そのご子息からすれば余計なお世話だ」
キング「ほうか〜?お前は冷血やで!人の心はないんかなー?」
ツースト「それは父親の方だな。ご子息には同情するぜ」
キング「ここまで言っても誰のことかわからないんか?口を固く噤んでるようやけど」






キング「あんたのことや。フィニス貿易会社社長のお坊ちゃん?」






ツースト「・・・何で俺だってわかった?」
キング「だからなー。お前を連れ戻しに来るようにワイらに頼んでいたのは、他でもないお前の親父なんやで」


キングの発言にツーストは顔真っ青になる。まさか自分の父親が、あいり達から引き離すために吸骨鬼一族に・・・。


キング「まあ心配すんなや。あの女も見つけたらすぐに殺したるわ。あの憎たらしいモードレッドも消滅することやしな!」
ツースト(こいつら、あいりがモーさんの本当のマスターだと知ってたのか・・・!!)


ツーストはキングを睨みつつあいり達も巻き込んでしまったと内心では自分や自分の父親に対する嫌悪感とあいり達には申し訳ない罪悪感も抱えていた・・・。






アグラヴェイン登場&ツーストの明かされた過去

その呪文の続きには(その4) ( No.64 )
日時: 2023/05/18 19:42
名前: 桜 (ID: BmxuFWGD)

ブラッディクス正体判明






空中庭園に隣接する広場を伝いルパープ宮殿跡にようやく辿り着いたリップ一行はその高度な科学が含まれた外観を前にして思わず畏れを抱いた。


ホルミー「ここがルパープ宮殿跡・・・」
ジャクリン「流石に錆びれとんなあ;」
トリスタン「・・・!!」


すると、トリスタンの体調に異変をきたしたか思わず立ちすくんでしまった!


リップ「トリスタンちゃん、どうしたの!?」
トリスタン「あの宮殿跡の奥に・・・ガウェインの気配が・・・」
チャラ王「ガウェインの奴、キッドと一緒にいるのか!?」
うしお「・・・」


すると、トリスタンの事態を察したうしおは彼の体調の状態を踏まえた上でリップに進言する。


うしお「リップ。トリスタンやちー達と共にここで待って下さい」
ルート「うしお!何を言って・・・!」
うしお「向こうは知らないとはいえトリスタンの方は奴を知っている。かつての同胞に対峙する覚悟ができないままでは戦わせるわけには行かないだろう」
おぼろ(モイモイ)(彼女の言うことは酷だが確かに一理ある。でも・・・!)


トリスタンの今の状態を顧みたリップはうしおの頼みを承諾する。


リップ「わかった。すぐ生きて戻って来てね!キッド君を止めた上で!」
メルト「今のあいつに蹂躙されるのは許さなくてよ?」
乱麻「ああ。・・・大丈夫だ、あいつは生きて連れ戻す」


そして通路側で待つリップ達を除いてツキノ達は奥にある大広間にたどり着き、そこで歩く音がした。ブラッディクスと、彼の後ろにいるガウェインだ!


弓弦「キッド!!」
ブラッディクス「ああ。まさかあんな爆発から生き延びるとは」
レガムント「ガウェイン・・・てっきりクルークを追っているかと思ったが」
ガウェイン「そうですね。あの宝具に私も巻き込まれて最初の命を落としたのですから。おかげでこちらは貴公らの抹殺にブラッディクスとともに向かうように命じられたのだぞ!」
ハルトマン「最初の命を落とした?それはどういう・・・」


すると、突然全員がブラッディクスが作り出した箱型の空間に閉じ込められてしまった!


全員「!!?」
リップ(みんな!!)
ブラッディクス「まあ後で抹殺するがな。その前にあの三体のサーヴァントを連れたメガネの子供の居所は吐かせてもらうぞ。貴様だ。人斬りのアサシン」
以蔵「ぐっ!!?」


すると、箱の中から取り出された以蔵はブラッディクスが放つ電撃に浴びせられてしまった!以蔵はあまりの痛さに叫び声を上げてしまった!


以蔵「あぁああああぁぁああああぁあーーーーーっ!!!!」
アサト「イゾおおおおおおー!!!」
乱麻「イゾー!待ってろ、剣で奴から・・・!」
ガウェイン「おっと。介入はしないでいただきたい。令呪まで使ったら・・・どうなるかわかりますよね?」


一方それを見ていたリップ達は慌てふためきながらも助けようとしていた!


リップ「大変!!助けないと!!」
チャラ王「俺が行く。あいつに斬られるとしても」
ルート「バカ無茶だ!!ちーが斬られたらトリスタンに深い傷を与えかねんぞ!!」
チャラ王「それでも!!トリスタンがあれを見てさらに震えてると言えないと思ってんのか!?」
メルト「トリ・・・!!」
おぼろ(モイモイ)「トリスタン、しっかりして!!」
トリスタン(わかってる。リップ達が私の気持ちを顧みていることはわかっている。だが、私がガウェインや王に弓を放たなければならない覚悟をしなければならないのに・・・!!)


すると、トリスタンの頭を後ろからポンと撫でる音がした。その人物のローブを被った少年がそれを見たリップ達に注視された時にこう言った。


???「あれは私の仕事です。命をかけてもすぐに助け出します」


一方以蔵はブラッディクスに電撃を浴びせられ続けても決して口を開こうとしていなかった。


マキノ「以蔵・・・!」
以蔵「ふん。そんなのよりもわしの最期の斬首の方が効いちょるわ・・・!!絶対に喋らん!!」
ブラッディクス「教えないのか、その子供の居場所を。人斬りのくせに。じゃあ、次はMAXだ。死んでも知らんぞ」
乱麻「!!やめろ!!」


すると、何かが飛んだことにガウェインは気付いた。本人も予想外なスピードに唖然とし、それをドロップキックで打ちまかした!


ブラッディクス「ガウェイン?」
ガウェイン「が・・・は。貴様、また邪魔をする気か・・・!」


思わず呆気に取られたブラッディクスから離された以蔵はその人物の姿を見て言葉を発した。


以蔵「・・・おまん、あの時の借りを返すためか?」






王ドラ「あなたへの借りはまだまだありますよ!今のでやっと一つは返しただけです!」






なんと黒ローブの少年の正体である王ドラが彼らの知らぬ間に単独で真相を探って駆けつけたのだ・・・!ドロップキックをぶちかました衝撃でローブが破けてしまったが。


アサト「王ドラちゃん!!あんた、カッケーよ!!」
王ドラ「私だって男ですからね!?」
ガウェイン(あの時の出くわした時にあまりにも豊かな胸がないからすぐにわかりましたが)←最低な察し方


駆けつけた王ドラを見たブラッディクスは何かを問う。


ブラッディクス「お前、親友の俺を裏切る気か?薄情者」
王ドラ「・・・キッドはもっと騒がしく私に罵倒言ってますよ」






王ドラ「だってあなたはキッドじゃないでしょう?」






矛盾を突きつけられたブラッディクスは一瞬だけ無言になり、すぐに三日月笑いに変わった。


ブラッディクス(???)「おや?バレちゃったのか?正確に言えばあの本の呪文を放ったドラ・ザ・キッドの身体を乗っ取ってるだけだがな」
王ドラ「・・・お前、よく見ればあの時のアリシアちゃんの長兄から金ふんだくって逃げた秘書の女ですか!!」


キッドの身体を乗っ取ったことや正体を勘付かれたブラッディクスはその髪色を黒と紫のメッシュに変えながら名乗る。






ブラッディクス(???)「ある時は美人秘書ケイネ、ある時はブラッディクス。様々な人物に時に乗っ取ってでも扮する私の真実。私は青の吸血鬼一族第六始祖、パンキッシュ!」







一方、天草により一時的に休ませてくれた時間の間、クルークに一人呼び出されたモードレッドは尋ねる。


モードレッド「オレ一人を呼び出すのは無防備だな。よほど信頼してんのか?」
クルーク「うん、信頼してるよ。キミの本当のマスターはしおんじゃないだろう?」


クルークに問われたことでモードレッドは一瞬だけ動きが止まった。


モードレッド「・・・なぜそうわかるか?」
クルーク「あの時に感じたんだ。ボクらに刻まれた令呪は命令する時に赤い光を出す。もちろんフランのは本物だ。でも、キミとあっちゃんの場合、その光が赤色に少しだけ紫色が帯びてる」


クルークの察した理由を告げられたモードレッドはこれ以上は誤魔化しきれないと判断した後にずっと自分が隠して来た真実を話す。


モードレッド「大した観察眼だ。思わず畏れるぐらいにな。そうだよ。しおんは葉樹の魔術でオレとアタランテの仮のマスターに合意の上で務めているんだ。そしてオレの本物のマスターは」






モードレッド「お前らの仲間でもあり友達、オレの仕える愛し君でもある月島家令嬢、月島あいりだ」


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。