二次創作小説(紙ほか)

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日常日和。5
日時: 2026/01/08 17:11
名前: 桜 (ID: nqtZqZHy)

おかげさまで日常日和。も5という節目で新しく迎えることができました。ここに至るまで色々と混乱があり悩みもしましたが、考えた末にこの先に何があってもこれまでの続きを執筆したいという気持ちで新スレッドに至れました。色んな意味で変わる場合もあり混乱はすると思いますが、私は私で頑張りたいと思いますのでご存じの桜サイドやこれまでに出てきた新たなサーヴァント達も含めてどうぞよろしくお願いします!


「目次」


「短編」
The Reverse Night>>1-5
聖夜怪盗☆シークレット>>6-7
デンジャー☆スクランブル>>33-36
僕もまた、運命に導かれて>>37-38
うちの護衛のママ侍さん>>39-42
とある雪月花の羽根。>>43-44
アスパラ☆クライシス!>>77-83
運びを巡る機関車と謎のトレインハンター>>84-86
僕の果実のボク>>96-100
黒の感情・白き純潔>>101-105
ツイセキ☆トラブル!>>148-152
イモーターウォーズ>>153-156
◯◯透視の試用モニター>>157-161
こっちを向いて、愛してると言って!>>162-165
Halloween rabbit!>>166-169
湖の騎士は星の戦士の●●に夢を見るか?>>170-172
ランデブー☆メタモルフォーゼ>>173-176
鯖組メインでファンタパロ>>177-179
雪の記憶、冬の華>>180-183
ある冬の日のアムール>>184-187
クリスマスに追いかけっこ!>>188-191
クリスマスにネガイゴト>>192-196
小さきパンダのガレット・デ・ロワ>>197-200
宇宙の中の不思議の国>>201-205
スキ!スキ!スキー!>>206-210
ビターシュガー・チョコバーボン>>211-215
満開花見日和>>246-249
ツッコみ所が絶えませんっ!(by一ちゃん)>>250-253
ブレーメンの追跡隊>>254-258
王様ゲーム>>259-262
阿国さんの戦い>>263-267
蛇は蛙が好物らしい>>268-270
シチリアでの小話集>>286-289
パンプキンハザード>>318-321
雪の輝き、小さな夢>>345-348
王ドラなう!>>349-351
聖夜、君に贈り物を>>352-356
聖夜、白なる争奪戦>>357-360
突撃!隣の大掃除>>361-364
年明けのアムール>>365-368
バレンタインのから騒ぎ?>>393-396
I‘m not crying anymore>>397-400
バディファイターズタワー踏破の旅>>429-432
Cherry:CamelotZERO>>437-440
異世界を駆け巡る澄色の猫型ロボット達>>471-478
かの者が残してきたもの>>479-482
虹の島々での小話集>>537-540
グルメフェスを調査せよ!>>541-544
Halloween☆Panic!>>579-582
アンジャッシュネタ>>583-584
続☆年明けのアムール>>611-614


「サーヴァントvs○○○シリーズ」
第六天魔王vsカンフー猫型ロボット>>322-325
湖の円卓騎士vs仮面の剣士>>337-340
光の御子vs魔界のプリンス>>341-344
ブリテンの騎士王vsもう一人の闇の魔導師>>401-404
幕末の人斬りvs蒼炎の勇者>>405-408
日輪の姫vs野原家の主婦>>409-412
大統王vs黄色い悪魔>>413-416
五代目風魔頭目vs宇宙忍者>>417-420
太陽の騎士vs赤き吸血鬼>>499-502
島原の乱の指導者vs虚言の魔術師>>503-506
維新の英雄vsウサギの双子弟>>507-510


「桜サイドの快刀家の事情」
三兄編>>389-392
次兄編>>433-436
長兄編>>545-548


「針音ノ時計塔のアリア」
時の輝きよ>>45-47
赤の中のモアイさま>>48-50
青の上のウォーターシティ>>51-54
白の下のバトルロワイヤル>>55-57
黄の外の太陽・・・?>>58-60
その呪文の続きには>>61-66
「誰か」の世界にとってのピース>>67-71
ここに。>>72-76


「決戦前夜」
輝ける希望の星達よ>>114-117
二度の生における旅路>>118-120
「太陽」の焔を>>121-125


「キャメロット城での決着」
現在キャメロット城:正門>>126-127
現在キャメロット城:世界を約50%吸収>>128-129
現在キャメロット城:世界を約80%吸収>>130-133
我らの望む未来>>134-136
太陽のナミダ>>137-141
There are our home here>>142-147


「女性ケロン人小隊襲来」
一の儀、女性ケロン人小隊襲来!>>369-372
二の儀、ささやかな疑念>>373-376
三の儀、偽物と本物>>377-380
四の儀、ゆずれなき信念>>381-384
五の儀、星へ届けるハーモニー>>385-388


「フェアリー・レクイエム〜トリスタンの名を持つ妖精の少女〜」
「トリスタン」は突然に>>549-552
日常ブレイカー?それとも・・・?>>553-556
妖精姫のトマドイ。>>557-560
キミが望むなら、どこまでも連れてゆこう>>561-564


「フェアリー・レクイエム〜謎の妖精の騎士一味〜」
新たな戦いの幕開けの予兆>>585-588
逢瀬とサーヴァント召喚の再認識>>589-592
冬の裏山での怪奇現象の調査>>593-596
○○○の○○は蜜の味>>597-600
偶然による○○の連鎖>>615-618(更新)


「前後編」
かけがえのない「君」>>26-28>>29-32
戦国時代からの謎の挑戦状!>>87-91>>92-95
苺の彼方をもう一度>>106-109>>110-113
シチリアでの鳥の夢>>271-275>>276-281>>282-285
月夜でのエンゲージ>>326-331>>332-336
雪月に小さな花びらを>>421-424>>425-428
時空鉄道の夜>>483-487>>488-498
カービィだらけ>>511-515>>516-519
ワドワド☆サマーアドベンチャー!>>520-525>>526-530>>531-536
世に放った誠を探しに>>565-568>>569-573>>574-578
クリスマスで御用改め!>>601-605>>606-610


「風花月夜伝〜友情よりも、忠義よりも〜」
第一の巻:逆光降臨>>8-10
第二の巻:御一行様之旅珍道中>>11-12
第三の巻:恋せよ浪漫、忍の花に>>13-15
第四の巻:変わりはしないもの>>16-18
第五の巻:生きとし、生ける者。>>19-20
第六の巻:揺るぎない、どうしても。>>21-22
最終の巻:音が導く先>>23-25


「風花月夜伝2〜花は今、光へと舞う〜」
第一幕:異変を告げられし江戸>>216-219
第二幕:渦巻く四方と空>>220-223
第三幕:咆哮の中に在る「声」>>224-227
第四幕:私の輝きの星>>228-231
第五幕:忍び寄る戦いの迫る時>>232-235
第六幕:怨恨開花>>236-240
最終幕:空へ>>241-245


「灯火の星〜第六天魔王の乱〜」
第一の段:わし、参上!>>290-293
第二の段:雷に阻まれるのならば、やることは?>>294-297
第三の段:キミと、光と>>298-301
第四の段:聖地の謎かけを解き明かせ!>>302-305
第五の段:闇夜の城で見つけたのは・・・>>306-309
第六の段:光と闇の諍い>>310-313
最終の段:そして魔王は、悪魔と共に歩き出した。>>314-317


「チェリーワールド×蒸気都市〜夢幻の歯車の光〜」
第1話:ようこそ蒸気都市>>441-444
第2話:風を便りに>>445-448
第3話:決して叶いもしないだろうけど、>>449-452
第4話:魔女の■の讃歌>>453-456
第5話:蒸気聖杯戦争の「目的」>>457-460
第6話:風よ光へと吹け>>461-465
最終話:さよなら蒸気都市>>466-470

妖精姫のトマドイ。(その3) ( No.559 )
日時: 2025/09/30 17:17
名前: 桜 (ID: ZZpzcnXb)

そして、その数時間後に栗拾いを終えた一行はそれぞれで拾った栗を数えていた。
結果は・・・


メタナイト「うむ。一番多く取れたのはサンソンだな」
以蔵「げっ負けたきの!!」
サンソン「ありがたきお言葉です」
メタナイト「ではこの栗はお前達が確実に回収するように。それぞれの箱の中に入れておいた・・・「メタ?」


その直後、そんなメタナイトにとある人物が声をかけて来た!ご存知ポップスターの英雄であり、メタナイトとは恋人関係にあるカービィだ。


メタナイト「カービィ!?」
カービィ「ベディから聞いたけど、プププランドに行ってたんだねー」
メタナイト「ああ。カービィはどうしてここに?」
カービィ「今度、アップルパイを作ろうとしてウィスピーのところに向かったら、降るリンゴが不足してるって・・・もらえなくてて・・・」


すると、メタナイトが一行が拾って来た栗をカービィに見せた!


メタナイト「アップルパイは一旦諦めて、この栗はどうだ?この量ならば栗のモンブランもできるし、栗ご飯もできるぞ?」
栗拾いに来た大半のサーヴァント全員「はあああああー!!?」
カービィ「えっ、いいの?」
メタナイト「ああ、いいぞ。ではこれを料理するために私と一緒にハルバードに行こうか・・・」
カービィ「えっ?う・・・うん・・・//////」


メタナイトが拾った栗の箱をカービィに持たせた後、彼はそのカービィを抱えて飛んだ!それを栗拾いに来たサーヴァント達が追いかける!


以蔵「話が違うじゃろうがぁぁぁぁぁー!!!」
モードレッド「つか、オレ達の栗も姫も返せぇぇぇぇぇー!!!」
サンソン「ねぇ、まさかベディさんはこうなることをわかってないから、彼に統率を頼んでたよね!?」
トリスタン「我が友は普段はしっかりしていますが、肝心なところで抜けているので・・・」
トリ子「うわ・・・;あの仮面はかなりヤバい奴じゃねーか!!」


追いかけっこが続く中で、業を煮やしたフランが雷を放った!


フラン「ウゥ・・・ガァ!」
モードレッド「フラン!」
メタナイト「っ!カービィに当たったらどうす」


しかし、メタナイトが前を見たら、とある人物が雷で頭を燃やされていた・・・






ユグドラルウッズのもっこりな秋色の木が(ぇ)


大半の全員「うっそぉぉぉぉぉーーーーーん!!??」






ユグドラル「ぎゃあああああー!!!ワシの木がぁぁぁぁぁー!!!」
トリスタン「すぐに冬に変わるから、今のうちに燃やされた方が良かったのですが」
サンソン「少しは黙ってて下さい;」


頭の木の大半が燃やされたユグドラルウッズは彼らを睨みつけた!


ユグドラル「許さん・・・!今ワシがここで息の根を止めてやろう!そしてカービィだけはメタナイトからさらう!」
以蔵「カービィ大好き組の奴か!!」
メタナイト「チッ、こうなれば仕方ない・・・カービィも栗も貴様のような老木には渡さん!」
モードレッド「いや栗はオレ達が拾ったんだろーが!!」


ユグドラルウッズとの戦闘が開始される中、彼は一行に向かって息を吐きながら攻撃した!


以蔵「おん、これぐらい避けれるきの!」
サンソン「ウィスピーとは攻撃方法があまり変わらないかも・・・」


しかし、今度はユグドラルウッズは吸い込みで一行を吸い込もうとした!


以蔵「ぎゃー!!これも共通じゃったぁぁぁぁぁー!!!」
モードレッド「お前らしっかり掴まってろー!!」


そんな中でトリスタンはユグドラルウッズの木の片隅に貼ってある何かを見つけた。


トリスタン「あのシールは・・・」
メタナイト「トリスタン、何をしている!すぐにやられるぞ!」
トリスタン「あ、はい」


そんな中でトリ子は華麗に避けながら微かに笑っていた。


トリ子「はっ、こんなもん赤いカカトの異名を持つ私には通じるかよ!胸糞悪くなるぐらいぬるい方だぜ?」
ユグドラル「なんじゃと・・・」
トリ子「だって、私の方が」






「私の方が、これよりもザンコクなやつで殺してるんだからな」






トリ子「・・・」
ユグドラル「チャンスじゃ!」


ユグドラルウッズが攻撃しようとするが、そこにトリスタンが庇うように間に割って入って来たことで救助された!


トリスタン「そんな挑発はやめた方がいいですよ」
トリ子「おい。変なところ触ってないよな?触ったら串刺しにするけど」
トリスタン「触っていませんよ」


トリスタンが着地した後にトリ子を降ろしてから、彼は訊ねる。


トリスタン「やはり何かあったようで」
トリ子「本当になんでもねーから。ほっとけ」


そんなトリ子の強情な態度にトリスタンは半ば呆れつつも、彼女に話しかけた。


トリスタン「ではここは私の提案に乗りませんか?あれは間違いなく近づいたものを誰彼構わずに狙う。その点では我らアーチャーが有利だったら、どうするのですか?」
トリ子「!」
トリスタン「もちろん、貴女は攻撃を繰り出すだけでいい。私は音の刃を放ち続け、あれの気を逸らさせる。いわゆる陽動ということをしますので」
トリ子「・・・」


一方、ユグドラルウッズに攻撃を続けていた彼らは流石に疲れ始めて来た。


メタナイト「行かんな・・・思ったよりも硬いぞあれ」
カービィ「ボクのファイアももうエネルギー切れだよ〜・・・;」
ユグドラル「ふぉっふぉっふぉっ。では貴様らを倒してカービィを「させるか!」


ユグドラルが上を見上げると、そこにはトリスタンがハープを使って音の刃を放ち続けていた!


ユグドラル「おい、奴はめちゃくちゃに放ってるだけじゃな!?全部外れてるし!!しかも、あれは弓といえるものか!!?」
モードレッド「つか何やってんだよあのトリ野郎は!!オレが言うのもなんだが、森を破壊させるつもりかよ!!?」
メタナイト「いや、これは・・・まるでユグドラルウッズを陽動しているような・・・」


トリスタンが音の刃を放ち続ける中で、ユグドラルのわずかな隙を見つけ出した!


トリスタン(よし、陽動できました!あとは宝具を放ちなさい、私の名を持つ妖精騎士よ!)


すると、トリ子が自分の宝具をユグドラルウッズ相手に展開した!






トリ子「ここで朽ち果てろよ?痛幻の哭奏(フェッチ・フェイルノート)!」






トリ子の宝具により、ユグドラルウッズに大ダメージを与えられた後、他のキャラ達はその宝具を見て思わず感心してしまう。


以蔵「わしらの生きた時代でも言う丑の刻参りというやつっちゅうか。妖精サンでもそんなんあるんじゃな」
サンソン「でも、彼女を疑っているわけじゃないが、やはりトリスタン殿とは何か違うような・・・」
カービィ「!」


カービィは思わず彼女のヒールを見た。トリ子は地に降り立った後にトリスタンに訊ねる。


トリ子「これで動きは止まったか?」
トリスタン「ええ。あとはこの隙にトドメを刺せれば・・・」


しかし、その直前にユグドラルウッズが叫び声を上げながらエネルギー砲を放とうとした!


フラン「!?」
モードレッド「あれはエネルギー砲か!?」
メタナイト「いや、ユグドラルウッズにこんな攻撃はない!こんなもの、どこで・・・!!」


それに気付いたトリ子は自分のヒールで蹴り飛ばそうとユグドラルウッズに向かって飛んだ!


トリスタン「レディ・トリ子!ユグドラルウッズを止める気ですか!?」
トリ子(ダメだ。これでも、もう間に合わない・・・!)


トリ子の方も絶望的な状況をわかっていた。それでも彼女はユグドラルウッズを止めようとした。


トリ子(だけど、このままではこの辺りが燃やされちまう・・・それなら、せめてあいつらだけでも脱出を・・・)






すると、とあるビームがトリ子の下に放っていた!スーパーコピー能力・ミラクルビームに変身したカービィだ!


カービィ「乗って!」






その言葉を聞いたトリ子は自分のヒールで乗るかのようにそれを弾いたあと、蹴り飛ばす形でユグドラルウッズがビーム砲を放つのを阻止した・・・!


ユグドラル「す、スッキリしたぞ・・・」


ユグドラルウッズの頭がアフロになった後にトリ子は思わず座り込みながら呟く。


トリ子「なんとか防げたか・・・」


それを見たサンソンは先程のカービィの思い切りの良さに思わずびっくりしながら感心してしまう。


サンソン「彼女にミラクルビームを放つなんて・・・まあ意図が伝わったからいいんだけど」
メタナイト「私のカービィは時に無茶をするところがあるのだ。まあ、それは長所でもあるのだが・・・」
カービィ「あはは・・・」
以蔵「わしとサンソンはここでまっちょるから、早くあの妖精を迎えにいっちょれ」
トリスタン「はい」


一方のトリ子は先程のカービィの行動も含めて周囲の自分に対しての態度を頭に浮かび続けていた。まるで自分を信じるかのように。


トリ子(そういや、私を捕まえた時もトリスタンのマスターも殺すとは言ってねーな。さっきのだってそうだ。どこの誰も、私に怒ったとしても「いなくなれ」とは言ってなかった!私はゴチャゴチャうるせえ雑魚どもは嫌い。妖精も人間も、みんな大嫌い。私がトリスタンを殺して、トリスタンに成り変わったら、あいつらをぐちゃぐちゃに殺す。だけど・・・私を本気で信じているかのような目で見られると・・・私は、あいつらを・・・)


トリ子は自分の変化に思わず戸惑うが、そこにトリスタン達が迎えに来た。


トリスタン「レディ・トリ子。大丈夫ですか?」
トリ子「ああ、大丈夫だ・・・心配すんなよ」
モードレッド「ホントかぁ?」


一方、サンソンは先程の光景で生じた自分の疑問について口にする。


サンソン「そういえば、メタナイト殿はユグドラルウッズにあの攻撃はないと聞いたけれど・・・」
以蔵「は?もし、それが事実っちゅうなら、どっかで悪いもんでも食うたかが?」
サンソン「やだな、そんな言い方しないでよ;ユグドラルウッズは木なん」


すると、二人を斬りつける音が聞こえた!トリスタン達はそこに振り向く!


メタナイト「これはまさか・・・!?」
トリスタン「今お伝えしますが、ユグドラルウッズには何らかのシールが貼られていました。だから、最悪な事態を想定しましたが、現実になってしまいました・・・」






トリスタン「彼にそのシールのマークと同じものを持つ、二人目の敵・・・!!」






ユグドラルウッズに貼ってあったシールと同じマークである剣を持つ、その人物の後ろには倒れ込むサンソンと以蔵の姿が・・・!


モードレッド「サンソン!!以蔵・・・!!」


その人物は自分の剣をトリスタン達に向けながら、静かな口調で呟く。


???「あーあ。気付かれちゃったか。ま、ユグドラルウッズなんかにはすぐに気付かれるけどー」
メタナイト「答えよ!貴様は何者だ!?」


メタナイトの問いに、その人物は首を傾げた。


???「あー、言いたくないよねー。それは話すなと言われてるしなあ。まあ、トリストラムやどくりんごとかいう魔女は別なんだろうけど」
カービィ「トリストラムって・・・!」
トリスタン「カービィ嬢、知っているのですか!?」


トリスタンを見たその人物は少し驚きつつ、おちゃらけた態度で答えた。


???「あー、そういうことか。ま、どっちにしろ抹殺対象には変わらないでショー!」


その直後、その人物は持ち上げるように以蔵の胸ぐらを掴んでから、その首に自分の剣を差し向けた!


???「というわけで最初は人斬りのあなた。ここで死んで!」
以蔵「ぐっ・・・誰がきさんなぞに・・・!」
???「あちきに斬りつけられた奴に言われたくないなあ」


しかし、とある攻撃が以蔵からその人物を引き離せた!


???「いったーい!誰!?」


以蔵達が空を見上げると、そこには本来の姿に変身したお竜さんに乗る坂本龍馬の姿があった!


以蔵「龍馬!」
龍馬「以蔵さん、大丈夫かい!?あと、サンソン君も!」
お竜さん「サンソンをついでみたいに言うな。そこはクソ雑魚なめくじの立ち位置だろう」
トリスタン「つか、なぜ貴方達がここに・・・」


トリスタンに問われた龍馬は後ろにいる人物を呼び出した。


龍馬「彼は無事だよ。どうやら殺されてはないようだね」


龍馬に呼ばれた人物はそこからぴょんっと降りる形で姿を現した!


リップ「トリスタンちゃん、お待たせ!」
チャラ王「あいつは・・・おう、ただ巻き込まれただけっぽいな;」
トリスタン「リップ!ちー殿!」


二人を見たトリスタンはそこに駆け出す!モードレッドは龍馬に問う。


モードレッド「お前が二人を連れて来たのか?」
龍馬「うん、キミ達と共に栗拾いに行く以蔵さんを見守っていたら、あのユグドラルウッズが襲来して来てね。でも、あの身体(?)に何かついてるものを見たから、何かあると思って、それで二人を呼んで来たんだ。間一髪で間に合ってよかったよ」
メタナイト「いや、それは付きまといだろう;」
お竜さん「お竜さんはできれば、やめたかったんだがな」


そんなやりとりを見たその人物は少し舌打ちした後に呟く。


???「へー、仲間意識かぁー。情報通りだね。それにその赤髪の騎士のマスターも来てるし」
リップ「あなたは誰!?なんでサンソン君と以蔵さんの二人を斬りつけたの!?」


リップの問いにその人物は高笑いしながら答える。


???「決まってんだろ。あのお方の命令なんでな」
チャラ王「あのお方って誰だ?」
???「それは教えねーよ。でも、通常なら教えてあげるし」


すると、その人物は自分の剣に魔法を込めさせた!


???「あちきは「傲慢」の[[rb:称号 > ギフト]]を持つ、傲慢の騎士!さぁ、今っこそ皆殺しでショー!」


傲慢の騎士と名乗る少女が剣を振るおうとすると、ソードカービィに変身したカービィの剣がキンと鳴らした!


カービィ「このポップスターを壊させない!」
傲慢の騎士「おや?あなたはこのポップスターの危機を幾度も救って来た英雄!こっちも話題になってたよね!」
カービィ「!わわっ!」


カービィが思わず落ちそうになるが、マントを翼に変えたメタナイトによって助け出された!


メタナイト「カービィ、大丈夫か!?」
カービィ「うん、大丈夫・・・」
傲慢の騎士「ふーん、そこの剣士サマはその英雄にご執心ですか!」


すると、周囲が突然暗闇になった!


チャラ王「辺りが急に暗くなった・・・!」
リップ「何があったの!?」
傲慢の騎士(ふーん。あの剣士サマ、おそらく最後のきりふだを出す気ね。実際はわかんないけど、あいつが剣を向けそうなところと言えば・・・)


すると、傲慢の騎士がばっと後ろを向いた!


傲慢の騎士「そこよ!」
メタナイト「!?」


傲慢の騎士の剣筋が後ろにいた仮面の剣士に飛んできた!それにより仮面が割れたメタナイトは問う。


メタナイト「なぜ見抜いた・・・」
傲慢の騎士「マントだわ。なんか触った感覚がするなと思ったら、そこが最後のきりふだだと見抜いた・・・ギリギリで触れたから正直危なかったけど」


メタナイトが倒れかけたところをトリスタンが救出した!


カービィ「メタ!」
トリスタン「大丈夫です。彼は死んではいない」
傲慢の騎士「そう、死んではいない。あなた達はこれから皆殺しにされるだけなんだから」


傲慢の騎士が再度剣を構えるが、そこに先程目を覚ましたサンソンの剣が飛んできた!


サンソン「皆殺しになんてさせるか・・・!」
傲慢の騎士「ふーん。貴族様みたいなあなた、こんな特技持ってるんだね」
サンソン「僕は貴族じゃない!」


サンソンの剣を鳴らすようにして飛ばす傲慢の騎士だったが、その直後に以蔵が後ろから奇襲を図ってきた!


以蔵「後ろを見ずに不運じゃのう!」


すると、傲慢の騎士が咄嗟に以蔵の剣を跳ね返した!


以蔵「チッ!」
傲慢の騎士「あっぷなー・・・;あなたの剣、ヤバかったわ。さっきのあちきに斬りつけられたというのは撤回するわ。あなた達と行動を共にしている、ぶっ壊れてそうなホムンクルスと違って、人の英霊だから少し油断してたんだ」


傲慢の騎士の言葉に以蔵はふっと呟く。


以蔵「じゃあ、おまんはなんじゃあ?」
傲慢の騎士「これでも妖精だよ。あ、この星にもいるんだったなー」
以蔵「ほうか。ならば、妖精サマよ、よく聞けや。そのホムンクルスをバカにするのは止めた方がえいきの」


その直後、モードレッドが後ろから奇襲を図ってきた!傲慢の騎士は間一髪でそれを避ける!


傲慢の騎士「な・・・!?」
モードレッド「さっきからうるせぇよごちゃごちゃと」


そのモードレッドの般若のような顔に思わず怖気付くが、傲慢の騎士は自分の剣を振り上げた!


傲慢の騎士「クソが!大人しくあちきに殺されろ!」


傲慢の騎士は自分の剣を天駆けて、呪文を唱えた!






傲慢の騎士「出でよ、バハムート!!」






傲慢の騎士の必殺攻撃により、全員が倒れたかと思えば・・・


ユグドラル「ほっほっほ」
モードレッド「ユグドラルウッズ!?もしかしてオレ達を庇ってくれたのか!?」
サンソン「お怪我は!?」
ユグドラル「大丈夫、この前の詫びじゃ。じゃが、痛いのう・・・」


ユグドラルウッズが満身創痍寸前なのを見た傲慢の騎士はケラケラと笑いながら言う。


傲慢の騎士「あははは、もうくたばる寸前だわ!じゃあ、もう一度「ザシュッ」


傲慢の騎士の肩に飛んできた足があった。飛ばした足の主は静かに呟く。


トリ子「さっきから、好き放題言いやがって・・・」


トリ子は第二霊基に変身しながら叫ぶ!






トリ子「いいだろう!私の方が先に、あいつらもお前も!みんな殺してやる!」






トリ子が再度宝具を傲慢の騎士に放った!


トリ子「とっとと死ね!痛幻の哭奏(フェッチ・フェイルノート)!!」


トリ子の攻撃により傲慢の騎士が倒れ込んだ!


リップ「トリ子ちゃん・・・!」
龍馬(そうか。最近、アイオーン君やベディ君が何か気になってる様子があるなと思えば、こういうことだったか・・・)


傲慢の騎士はかろうじて起き上がるが、トリ子の姿を見た瞬間に驚愕する!


傲慢の騎士「はぁっ!?あんた、なんでこっち側に!?同じ妖精だけど、どっちが転ぶかわからないイレギュラーっていうのはマジなの!?」


トリの顔を見た傲慢の騎士は吐き捨てるように叫ぶ!


傲慢の騎士「いいさ!今日のところは引き上げるわ!とにかく首を洗って待ってなさいよ!」
メタナイト「!待て!」


傲慢の騎士がテレポートで去った後、フランはモードレッドの服を掴んできた。


フラン「ウゥ・・・」
モードレッド「ああ。どうやら正体は妖精であるトリ子に助けられたみてーだな」


その直後、リップ達がトリ子の方に駆け寄ってきた!


リップ「トリ子ちゃん!助けてくれてありがとう。アタシは・・・」
トリ子「触んな人間!そんな簡単に信用すんじゃねーよ!」


トリ子の酷い言葉にリップは怒るわけでもない、思わぬショックを受けた・・・


トリ子「あ・・・」


トリ子は一瞬だけ罰が悪そうな顔をした後に走り去った!


トリスタン「!待ちなさい、レディ・トリ子!」


トリ子が走っていても、頭の中は大混乱していた。


トリ子(ちくしょうちくしょうちくしょう!!なんで信じられるんだよ!私はワガママでザンコクな悪の妖精姫。だからこそ、怒って当然なのに・・・)






トリ子(なんで泣くんだよ・・・!?)

妖精姫のトマドイ。(その4) ( No.560 )
日時: 2025/09/30 17:19
名前: 桜 (ID: ZZpzcnXb)

その夕方、トリ子は行くであろうが、念のためにルートの住む屋敷にリップ達が寄ったら、予想通り彼女は帰ってきてなかった。


リップ「ルートちゃんの屋敷にも帰ってないの!?」
ルート「ああ。奴のことだから、すぐに帰るかと思ったんだが・・・」
チャラ王「本当にどこに行きやがったんだ・・・」
トリスタン「・・・」


一方その頃、建設中の遊園地内部にある城では傲慢の騎士からの報告を聞いたどくりんごがトリスタンに訊ねていた。


どくりんご「どうやら、あのアーチャーは本当に傲慢の騎士を退けたように思います。もし、万一に・・・」
トリストラム「ええ。ここが測りどころでしょうね」


一方、トリ子は雨が降ったことで木陰に隠れていたが、その表情はまるで罰が悪そうであった・・・


トリ子「・・・」


そんな彼女に傘を差す人影があった。偶然トリ子を見つけた王ドラだ。


王ドラ「風邪を引きますよ。もう一人のトリさん」
トリ子「・・・」
王ドラ「もうすぐ雨が止むだろうから、ちゃんと帰りなさい。あ、傘は貸すので・・・」


すると、トリ子は王ドラの服の裾をぎゅっと掴んだ!


王ドラ「!?(いけません、今それで赤くなってる私の顔を見られたら・・・!」
トリ子「気まずい。帰りたくない」
王ドラ「・・・!」


その言葉を言ったトリ子の顔はすごく寂しそうな表情であった・・・。


つづく・・・






一体どうなる・・・?感想OK

キミが望むなら、どこまでも連れてゆこう(その1) ( No.561 )
日時: 2025/10/06 17:13
名前: 桜 (ID: Wz/uC4rR)

今回で第五部のプレリュードはおしまいですが、ここからは本当の第五部が始まります。
果たして、トリ子は敵と味方、どちらかを選ぶのか・・・!?






むかしむかし、あるところに。ようせいのくにがありました。


そのようせいのくには、わるいしはいしゃであるまじょによって、ようせいのひとびとは、ぶんかもあたえられず、とてもこまりはてていました。


しかし、そんなところに、よげんの子とよばれるようせいがあらわれます。かのじょは、まじょをたおすべく、かくちをたびする中で、少しずつ、なかまをふやしていきました。


そしてようせいたちのきょうりょくもあって、よげんの子はついにまじょをたおしました。


こうして、ようせいのくにはへいわを手にし、いつまでもたのしく、しあわせにすごしました。


めでたし めでたし






—————なんで、あいつらは私を殺さないんだろ。


私を怖がらないんだろ。怯えないんだろ。


私は悪の妖精姫、悪い子なのにどこまでも私を信じる目に戸惑った私の、あいつは雨が止むまで横にいてくれたんだ。


「トリスタン」が執心する、からくりのオレンジの猫は・・・






その夜、王ドラの直属のサーヴァントである天草四郎達はマスターでもある彼の帰りを待っていた。


天草「それにしても、王ドラ殿は遅いですねー」
阿国「迷子になりそうではないと思いますけど・・・」
為朝「マスターの王ドラの感知、確認。異常なし。じきに帰還される」
天草「ということはもうすぐ帰ってくるのですね!」


その直後、為朝の言葉通りにドアが開くような音がした!


王ドラ「ただいまー」
阿国「お帰りなさいませ、王ドラ様!さ、夕食の支度は済ませてきたので・・・」






王ドラ「すみませんが、この子をしばらく匿ってくれませんか?」
トリ子「・・・;」←連れてかれた






王ドラ、なんとトリ子を連れて帰ってきた(ぇ)これに驚いた天草は彼に問い詰める。


天草「私という正夫がありながら、お持ち帰りとは・・・!」
王ドラ「そんなんじゃないですよ!たまたま帰りたくないっていうから、保護しただけです!」
阿国「保護って・・・では、あなた様の親友が見たら、何をお伝えすれば正解なのですか!?」
王ドラ「どう考えても私が殺されるじゃないですか!」
トリ子(なんだ?こんなボロ屋というよりも、こんな騒がしいの・・・;)


今日の夕食を済ませた後、トリ子は自分の食べた皿を洗おうとしていた。


王ドラ「あ、私がやるのでいいですよ」
トリ子「あ?私が食べたんだし、そのぐらいはさせろよ・・・せっかく招いてくれたし」


トリ子が文句言いつつも自分の食べた皿を姿を見た王ドラはふうっと一息がついた。
その数十分後、天草が麻雀のボート盤を持ってきた!


天草「麻雀しましょう。今日こそ王ドラ殿に負けませんよ?」
王ドラ「まだ麻雀での勝利に対する執着があるんですね・・・;」
阿国「トリ子様も一緒にどうですかー?」
トリ子「やり方がわかんねーけど・・・少し、教えてくれるなら・・・」


四人で麻雀に興じるが、王ドラがある牌を置くと・・・


王ドラ「ロン。純チャン二盃口」
天草「うぐっ;」
阿国「なんという技を・・・!!」
トリ子(ナチュラルに容赦ない奴・・・;)


為朝「家の周辺。侵入者の気配なし」←外の警備してた


その夜、阿国と一緒に風呂に入っていたトリ子は彼女からこんなことを聞かれた。


阿国「あの、トリ子様」
トリ子「なんだよ」
阿国「王ドラ様とは、一体どういう関係なのですか?」
トリ子「はぁっ!?それは・・・私がキスする寸前までいった関係だぞ。向こうは誰か勘違いしてたそうだけど(前々回のお話参照」
阿国「ホワット!!?相変わらず自覚なしの人たらし様ですね!」


王ドラ「タオル置いてきますからねー(なんか私が勘違いされてる・・・;」


風呂に上がった後に寝る準備に入る中で王ドラはトリ子に布団を用意してくれた。


王ドラ「これ、使いなさい。私用のですけど」
トリ子「は!?お前のだろうが!」
王ドラ「私は予備の寝袋に入って寝るから問題ないです。はい、おやすみー」


明かりを消した後に就寝すると、トリ子はうとうとしながら何かを考えていた。


トリ子(・・・あいつらは、どうしてんのかな・・・って、私が心配することじゃねーし!明日になれば、忘れてるだろうし!)


トリ子は寝袋を使って寝てる王ドラを思い浮かべながらため息が吐いた。


トリ子(少しは襲う気はねーのかな・・・あの時のこと、嬉しくないわけじゃないわよ)


トリ子は布団に潜り込みながら、目をそっと閉じた・・・。

キミが望むなら、どこまでも連れてゆこう(その2) ( No.562 )
日時: 2025/10/06 17:15
名前: 桜 (ID: Wz/uC4rR)

その翌日、みんなより早起きしたトリ子はまだ寝袋で寝てる王ドラをじっと見ていた。


トリ子(本当に襲わなかったな。私は悪逆の妖精。いつ襲われてもおかしくない・・・)


すると、王ドラはぱちっと起きてくれた。


王ドラ「あ、トリ子さん、おはようございます。よく眠ってくれたようで」
トリ子「(しかし、こいつは女っぽいけどな;)おはよう。本当に寝袋で寝たんだな・・・」
王ドラ「はい。今日は私が軽い修行をした後にどこかに行きますか?」
トリ子「は?」
王ドラ「遊びに、ですよ」
トリ子「遊びに??」


一方、リップ達の方はリップが昨日よりもさらに落ち込んでいるようだった。


チャラ王「おい落ち込むな。サーヴァントになる前にあの子にも色々あったってことだろ。なんか訳ありそうな美少女だしなー」
リップ「うっさい;すっかり鼻の下伸ばしちゃってんじゃん;」
チャラ王「聞くけど、あれでトリ子が嫌になったか?」
リップ「それはないわ(きっぱり」
チャラ王「鋼のメンタルだな;まあ、トリスタンやメルトちゃんを受け入れるぐらいだからな。メルトちゃんはトリスタンよりもマシだけど」
リップ「そうだけど〜;」
チャラ王「そもそもあいつの目的の「トリスタンを抹殺する」というのは今思えば、なんか理由があると思ったし、このままだったら、逆に襲われるかも・・・」
リップ「グサーッ!!」


リップはトリ子のことをどこか心配してそうな口調で呟いた。


リップ「トリ子ちゃん、どこに行ったんだろ・・・泣いてないかな?」
チャラ王「靴でも磨いてんじゃねーか?ほら、トリ子の履いてる靴は武器にもなるし」
リップ「トリスタンちゃんを殺す気!?」


リップは散々悩んだ後、すっと立ち上がった!


リップ「ちーくん!一緒にトリ子ちゃんを探しに行くよ!」
チャラ王「は!?なんで俺が!?」
リップ「もちろん、ちーくんだけじゃないもん!」


すると、リップはトリスタンの自室をバンと開けた!


リップ「トリスタンちゃん!あのね」


しかし、トリスタンの顔は目を見開いたような顔をした。なぜなら部屋には・・・






壁には王ドラのプロマイドのポスターが貼られてあり、棚には数多くの王ドラのぬいぐるみとプラモと人形(原型&擬人化共に、しかも手作り)が置かれていたからであった!


トリスタン(°д°)
リップΣ(°д°;)ナニコレ!!?






トリスタンの自室にまさかの唖然。あれはマスターになった際に元は長兄の部屋だったのを譲ってくれたというのに・・・;
そこにチャラ王が来ていた。


チャラ王「おい、どうし・・・げぇっ!!?なんじゃこりゃあぁぁぁぁぁー!!?」
トリスタン「これは譲ってくれたものです!」
チャラ王「嘘つけぇ!!」


一方、トリ子は川の近くで大きい魚を釣った王ドラを見て褒めていた。


トリ子「へー、やるじゃんか!おっきい魚ー!」
王ドラ「今度はトリ子さんが釣ってみてください」
トリ子「は!?それなら少しは教えやがれ!」


案外楽しそうな雰囲気の二人をこっそりと見ていた天草と阿国はそれぞれで唇を噛み締めていた。


天草「まあ、それが「私の」マスターのいいところではありますが。いいところではありますが(強調」
阿国「ソーバッド・・・このままではあの二人が契りそうになります!」
為朝「世間一般から見たら、兄妹のような感じなのであるが」


その後に二人で乗ったこの時代における小さな屋形船では王ドラが訊ねに来た。


王ドラ「トリ子さんは、どうして私を頼ってくれたんですか?」
トリ子「は?そ、それは・・・」
王ドラ「他に行くところがないからですか?」
トリ子「ちげーし。そんなんじゃねーよ・・・」


王ドラはトリ子に優しい口調で話しかけた。


王ドラ「トリさんやリップさん達、多分あなたと色々あったんでしょうが、そこに悪感情はありませんよ。もちろん我らの仲間達にも」
トリ子「別に、悪口なんか上等だし」
王ドラ「少なくとも陰口を言う奴らなんかじゃないんですがね」
トリ子「だけど、私はこれでも悪逆の妖精。だから、嫌われて当然なんだ・・・」


王ドラはトリ子を諭すように話す。


王ドラ「あなたのそれは、私からしても偽悪的だと思いますよ。だって、あなたはあの時にのび太君達を助けてくれたんでしょう?多分、それは他の人も気付いてたんだと思いますよ。悪人としてならスマブラの悪役組とかあのアラフィフ達の方がまだ筋が通って見えますけどね。でも、誰も言ってくれないなら私が言ってあげますよ。殺される覚悟がありますので。トリ子さん、あなたは悪にはなりきれませんよ」


王ドラの言葉にトリ子は一瞬だけ彼の顔を見ながら呟く。


トリ子「・・・思わずぐっと来たんだけど。オマエが殺される覚悟してなきゃ殺してたよ」
王ドラ「そうでもしないとやっていけないので。私の方では日常茶飯事でしたし」
トリ子「どんな日常なんだよ・・・;」


トリ子は思わず引いたが、今思えばリップ達も王ドラと同様に理解してくれたはずだ。あの時にリップが自分を心配して駆けつけてくれていたのだから。


トリ子(リップ・・・)


すると、自分の修行している道場の同門の一人が王ドラに向かって呼びつけていた。


王ドラ「おや、私の同門が呼んでいるようですね。少しお待ちを」


王ドラが先に屋形船から降りた後、トリ子は気付かれないようにそっと降りた後に走り出した!


王ドラ「そうですか・・・おや?」
同門生「どうしたんだ?」
王ドラ「いえ、何も。少し失礼」


すると、王ドラはスマホを取り出した後に電話をかけた!


王ドラ「もしもし、リップさん?ええ、彼女ならあっちの方に—————」






トリ子(なんで走ってるか知らねえ!!だけど、やらなきゃいけないことはわかってる!!まずはリップに謝って、それから・・・)


すると、トリ子は自分を探すリップ達を見つけた!


トリ子「おい!」
リップ「あっ、トリ子ちゃん!?」
チャラ王「(王ちゃんの言う通りだったか・・・)こんなところにまで、どこに行ってたんだ?」
トリ子「その・・・トリスタンのマスター、昨日は悪かったな・・・」
リップ「トリ子ちゃん・・・」
トリスタン「自分から謝罪する心はあったのですね・・・」
トリ子「だから」






トリ子「これが最後だから、オマエが私と勝負しろ!トリスタン!」
トリスタン「!!?」






二人のトリスタンの勝負を見届けることになったチャラ王はリップに耳打ちする。


チャラ王(なぁ、いいのか?)
リップ(うん、いいの。少なくとも、今のトリ子ちゃんには・・・)


トリ子はトリスタンに向かって叫ぶ!


トリ子「勝負は先に膝をつかせた方が勝ち!あ、オマエのマスターからの令呪はなしだぞ!」
トリスタン「(どうやら本気で・・・)わかりました。では・・・」






トリスタン&トリ子「いざ勝負!!!!」

キミが望むなら、どこまでも連れてゆこう(その3) ( No.563 )
日時: 2025/10/06 17:17
名前: 桜 (ID: Wz/uC4rR)

勝負の先攻として、まずはトリスタンがハープを奏でた!そこから音の刃が放ち、トリ子はそれを自分のヒールを活かした華麗なステップによる動きで避ける。


トリ子「当たるわけねーだろバーカ!」


その最中にぞろぞろと邪魔しようとした雑魚敵を次々と薙ぎ払いながら、お互いに相対していく。それを見たリップは何かを感じた・・・


リップ(何、この戦い。今思えば、前までの戦いはどちらかというと本気じゃなかった気がする。もちろん挨拶代わりだろうけど、でも、これはそれを優に超える!二人は同じ名を持つ、お互いに違う「トリスタン」。それがあるからこそ・・・違う部分を生かした「芸術」にして「騎士」!!)


トリ子が木に登った瞬間、トリスタンは音の刃を放つが、たまたま近くにいた雑魚敵を盾にしたことで回避した!


トリスタン「ああ、近くにいたエネミーを盾にするとは・・・私は悲しい」
トリ子「うるせーお互い様だ優男が!」
トリスタン「はい、おっしゃる通りで」


それを見たチャラ王はリップの隣にいながら呟く。


チャラ王「あれが正直本当に弓なのか疑いたくなるレベルだが・・・末恐ろしい射撃だな。音楽が聞こえたかと思えば罠にかかり、攻撃したかと思えば誘導している・・・本気を出せば、トリ子のスピードなんか追いつけるようだな。この戦い—————荒れるな」


トリスタンの卓越した弓の腕前を見たトリ子は内心ではびっくりしていた。


トリ子(やっべぇ〜!!今のは一発で放ったんだろうが、雑魚敵の身体には三発も射られた跡があったぞ。弓らしいハープでつまんない音を奏でるかと思えば、一瞬にして攻撃を転じやがる。なるほど、これが「トリスタン」という騎士か!)



トリスタンは下を見ながらつぶやく。


トリスタン「では開きますか」
トリ子「えっ?」


すると、下から出てきた音の刃に当たりそうになったのをトリ子は自分のヒールを使って間一髪で回避した!


トリ子「ちぃっ!」


このまま、トリスタンの独壇場で行くかと思われたが・・・


トリスタン(ナレーションもそうですが、何が独壇場ですか。あまりにも彼女の靴のスピードが速い!これは恐らく、本当は私を殺したいのではなく・・・)


しかし、向こうから爆発音が鳴った!


リップ「?爆発?」
チャラ王「気のせいじゃねえ?」


しかし、ここから向こうにある町が爆発に襲われていた!その町は・・・!


トリ子「あのオレンジのからくり猫がいる場所・・・!!」


トリ子はその町に向かって駆け出した!


トリスタン「ちょっと!?」
リップ「まさかあの町に王ちゃんがいるの!?」
チャラ王「追いかけるぞ!」


一方のトリ子は王ドラを探しに向かおうとした最中に襲撃してきた騎士のような敵を倒していた。


トリ子「(襲撃してきたのは騎士のような奴らね・・・そんなことよりも・・・)おいコラ!返事しやがれ!」


すると、トリ子の目の前にその騎士のような敵に襲われそうになった小さな子供の姿があった!


小さな子供「助けてぇぇぇぇぇー!!!」
トリ子「!!」


その言葉を聞いたトリ子が咄嗟にその騎士のような敵を蹴り飛ばす形で倒した!


小さな子供「あ・・・ありが・・・」
トリ子「何も言うな!すぐ逃げやがれ!」
小さな子供「は、はい!」


小さな子供が逃げれた後、トリ子はあることを呟く。


トリ子「おい。テメーの仕業だろ、傲慢の騎士」


トリ子に呼ばれた傲慢の騎士はすぐに姿を現した!


傲慢の騎士「おや、バレてたか。いきなり会ってなんだけど、あんた、あちき達の仲間にならないか?」


傲慢の騎士の誘いにトリ子は少し目が見開いた。


傲慢の騎士「あんたが妖精ってことはあちき達と同じってことだよ。その悪として振る舞う姿はトリストラムやあのお方に気に入られるわ。もちろん本当に大事にされる形でね」


その言葉を聞いたトリ子は一度だけ目を閉じた後、静かな口調で言った。


トリ子「お断りだ。オマエらの目的はわかんねーが、こんな爆発を起こす奴らのところにいるよりも、あんな平和ボケでのんきな奴らのいるところがいいんでな」


トリ子に誘いを蹴られた傲慢の騎士は自分の剣を鞘から取り出した!


傲慢の騎士「交渉決裂でショー」


「あははは!こういう弱っちい妖精の奴らの叫びはワクワクしてくるぜ!」


トリ子「・・・!」


一方、リップ達は騎士のような敵を倒しつつトリ子を探していた。


リップ「おーい、トリ子ちゃーん!」
チャラ王「どこに行ったー!?」
トリスタン「返事をして下さい!」


すると、傲慢の騎士と戦うトリ子の姿があった!


トリスタン「!レディ・トリ子!」
チャラ王「あの女はこの前の・・・!」


少しだけ苦戦する様子のトリ子は咄嗟に叫ぶ!






トリ子「ああくそ!最初は私が「トリスタン」として、居場所を得たかっただけだったなのになぁ!」
リップ「!」







その彼女の言葉を聞いたリップはおぼろと出会った時のことを思い出した!一寸子となった彼女は、自分達と出会う前に誰かに追われていたこともあって居場所がなく、一人ぼっちだったことを・・・!


リップ(ああ、そうか。よくわからないけど、あの子は、ずっと・・・!)


傲慢の騎士は剣をトリ子に振り上げようとした!


傲慢の騎士「ここで死ねぇ!」


トリ子は思わず目を瞑るが、彼女には何もなかった。リップが杖による魔法で傲慢の騎士を弾き返したからだ!


トリ子「!オマエ・・・!」
傲慢の騎士「あんた、この前の!どういう変化の兆し!?」


リップはトリ子の方に振り向きながら訊ねる。


リップ「トリ子ちゃん、あなたは妖精でもサーヴァントだよね?だったら、こっちにいい提案があるの」






リップ「アタシと契約してくれる?」






リップの誘いにトリ子は驚きながら問い詰める!


トリ子「はぁ!?私はオマエらのトリスタンを殺そうとしたんだぜ!そんな妖精と契約するだなんて・・・」
リップ「今はもうあなたの人となりを知ったし、もう警戒してないよ。それにあなたはさっき戦った後にそう言いたかったんでしょう?」
トリ子「・・・いいの?私と契約して」


トリ子の問いにリップは首を縦に振った。


リップ「いいよ。あなたの望むなら、どこまでも一緒に落ちてあげる」


リップの令呪が光った後、トリ子はリップとの魔力パスを感じた後に呟いた。


トリ子「どいつもこいつも変わった奴らばかりね・・・」


その様子を見た傲慢の騎士は剣を構えながら叫んだ!


傲慢の騎士「おい!契約したからって調子に乗らないでよ!」


剣を振り上げようとした瞬間、トリスタンの音の刃によって阻まれた!


トリスタン「させませんよ」


その直後、チャラ王がヌンチャクを振り上げながら叫んだ!


チャラ王「らぁぁぁぁぁ—————!!!」


それが傲慢の騎士に当たって、彼女は吹き飛ばされたがすぐに立ち上がろうとした!


傲慢の騎士「おのれ・・・!」


すると、トリ子は自分の宝具を展開させた!






トリ子「これが半分は不本意ながらも契約したサーヴァントの力だ!痛幻の哭奏(フェッチ・フェイルノート)!」






正式にリップのサーヴァントとなったトリ子の宝具によって大ダメージを受けた傲慢の騎士は負け惜しみに叫ぶ!


傲慢の騎士「ふん!いつか必ずあんた達を殺しに行くからな!覚えてなさい!」


傲慢の騎士がテレポートで立ち去った後、トリ子は訊ねる。


トリ子「おい。あのオレンジのからくり猫のことは・・・」
リップ「王ちゃんなら大丈夫だよ。あの人、めちゃくちゃ強いし、あんな騎士の数人なんか一瞬で瞬殺だよ?」
トリ子「そうなのかよ・・・でも、そうかもね」


すると、リップは腕を広げながら声をかけた。






リップ「ようこそ我が家へ。そしておかえり、トリ子ちゃん」
トリ子「・・・!」






一方、その様子を少し遠くから見ていたトリストラムは少しだけ舌打ちした後に呟いた。


トリストラム「どうやら彼女は、そちら側についたようですね・・・まあ、我らが殺しに行くことは確定しましたが・・・!」


すると、後ろから攻撃があったのをトリストラムは咄嗟に避けた!その攻撃を放った人物は・・・


王ドラ「すみませんが、先程の町の襲撃は私が目当てだったんですよね?」


王ドラの姿を見たトリストラムは聞く。


トリストラム「貴方はこの前の・・・どこで気付いたのですか?」
王ドラ「あの騎士達のような姿が怪しい動きをしていると、私の同門から聞いたのです。事前に出来る限り、町の人々を避難させて正解でしたね」
トリストラム「では貴方が目当てだという言葉。何故、そう思うのですか?」
王ドラ「私があなたの剣の鞘の紋章を見たのを気付いたのでしょう?そして、それは私が今もずっと調べているものと一致していると」


王ドラの答えを聞いたトリストラムは飛びながら軽くお辞儀する。


トリストラム「やはり私の目に狂いはなかったのですね。ならば、貴方は我らが狙うものにも気付いているのでしょう?」
王ドラ「そんなことはさせませんし、そこまでにしてまで、何が目的なんですか?」
トリストラム「今は教えられませんが・・・知りたければ、どこまでも追いなさい。そして貴方は、第一人者になることでしょう。我らのフェアリーナイト王国に、足を踏み入れた「勇者」としてね」


トリストラムが笑いながら立ち去った後、王ドラは少しだけ舌打ちしながら呟く。






王ドラ「・・・ミニッツさんとタイマーさんを、誰が攫わせますか。クソ仮面野郎が」


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