二次創作小説(紙ほか)
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- 日常日和。5
- 日時: 2026/02/26 18:23
- 名前: 桜 (ID: PZX6sAnA)
おかげさまで日常日和。も5という節目で新しく迎えることができました。ここに至るまで色々と混乱があり悩みもしましたが、考えた末にこの先に何があってもこれまでの続きを執筆したいという気持ちで新スレッドに至れました。色んな意味で変わる場合もあり混乱はすると思いますが、私は私で頑張りたいと思いますのでご存じの桜サイドやこれまでに出てきた新たなサーヴァント達も含めてどうぞよろしくお願いします!
「目次」
「短編」
The Reverse Night>>1-5
聖夜怪盗☆シークレット>>6-7
デンジャー☆スクランブル>>33-36
僕もまた、運命に導かれて>>37-38
うちの護衛のママ侍さん>>39-42
とある雪月花の羽根。>>43-44
アスパラ☆クライシス!>>77-83
運びを巡る機関車と謎のトレインハンター>>84-86
僕の果実のボク>>96-100
黒の感情・白き純潔>>101-105
ツイセキ☆トラブル!>>148-152
イモーターウォーズ>>153-156
◯◯透視の試用モニター>>157-161
こっちを向いて、愛してると言って!>>162-165
Halloween rabbit!>>166-169
湖の騎士は星の戦士の●●に夢を見るか?>>170-172
ランデブー☆メタモルフォーゼ>>173-176
鯖組メインでファンタパロ>>177-179
雪の記憶、冬の華>>180-183
ある冬の日のアムール>>184-187
クリスマスに追いかけっこ!>>188-191
クリスマスにネガイゴト>>192-196
小さきパンダのガレット・デ・ロワ>>197-200
宇宙の中の不思議の国>>201-205
スキ!スキ!スキー!>>206-210
ビターシュガー・チョコバーボン>>211-215
満開花見日和>>246-249
ツッコみ所が絶えませんっ!(by一ちゃん)>>250-253
ブレーメンの追跡隊>>254-258
王様ゲーム>>259-262
阿国さんの戦い>>263-267
蛇は蛙が好物らしい>>268-270
シチリアでの小話集>>286-289
パンプキンハザード>>318-321
雪の輝き、小さな夢>>345-348
王ドラなう!>>349-351
聖夜、君に贈り物を>>352-356
聖夜、白なる争奪戦>>357-360
突撃!隣の大掃除>>361-364
年明けのアムール>>365-368
バレンタインのから騒ぎ?>>393-396
I‘m not crying anymore>>397-400
バディファイターズタワー踏破の旅>>429-432
Cherry:CamelotZERO>>437-440
異世界を駆け巡る澄色の猫型ロボット達>>471-478
かの者が残してきたもの>>479-482
虹の島々での小話集>>537-540
グルメフェスを調査せよ!>>541-544
Halloween☆Panic!>>579-582
アンジャッシュネタ>>583-584
続☆年明けのアムール>>611-614
ガチンコ節分バトル>>635-638
嗚呼、バレンタイン!>>651-654
「サーヴァントvs○○○シリーズ」
第六天魔王vsカンフー猫型ロボット>>322-325
湖の円卓騎士vs仮面の剣士>>337-340
光の御子vs魔界のプリンス>>341-344
ブリテンの騎士王vsもう一人の闇の魔導師>>401-404
幕末の人斬りvs蒼炎の勇者>>405-408
日輪の姫vs野原家の主婦>>409-412
大統王vs黄色い悪魔>>413-416
五代目風魔頭目vs宇宙忍者>>417-420
太陽の騎士vs赤き吸血鬼>>499-502
島原の乱の指導者vs虚言の魔術師>>503-506
維新の英雄vsウサギの双子弟>>507-510
「桜サイドの快刀家の事情」
三兄編>>389-392
次兄編>>433-436
長兄編>>545-548
「針音ノ時計塔のアリア」
時の輝きよ>>45-47
赤の中のモアイさま>>48-50
青の上のウォーターシティ>>51-54
白の下のバトルロワイヤル>>55-57
黄の外の太陽・・・?>>58-60
その呪文の続きには>>61-66
「誰か」の世界にとってのピース>>67-71
ここに。>>72-76
「決戦前夜」
輝ける希望の星達よ>>114-117
二度の生における旅路>>118-120
「太陽」の焔を>>121-125
「キャメロット城での決着」
現在キャメロット城:正門>>126-127
現在キャメロット城:世界を約50%吸収>>128-129
現在キャメロット城:世界を約80%吸収>>130-133
我らの望む未来>>134-136
太陽のナミダ>>137-141
There are our home here>>142-147
「女性ケロン人小隊襲来」
一の儀、女性ケロン人小隊襲来!>>369-372
二の儀、ささやかな疑念>>373-376
三の儀、偽物と本物>>377-380
四の儀、ゆずれなき信念>>381-384
五の儀、星へ届けるハーモニー>>385-388
「フェアリー・レクイエム〜トリスタンの名を持つ妖精の少女〜」
「トリスタン」は突然に>>549-552
日常ブレイカー?それとも・・・?>>553-556
妖精姫のトマドイ。>>557-560
キミが望むなら、どこまでも連れてゆこう>>561-564
「フェアリー・レクイエム〜謎の妖精の騎士一味〜」
新たな戦いの幕開けの予兆>>585-588
逢瀬とサーヴァント召喚の再認識>>589-592
冬の裏山での怪奇現象の調査>>593-596
○○○の○○は蜜の味>>597-600
偶然による○○の連鎖>>615-618
想いの交錯>>619-622
赤い猫の足跡、再び>>623-626
残された傷跡・・・そして、始動>>627-630
「フェアリー・レクイエム〜妖精の夢の中で〜」
何かが鳴り響くとき>>655-658
悲しい悲しい愛の夢>>659-662(更新)
「前後編」
かけがえのない「君」>>26-28>>29-32
戦国時代からの謎の挑戦状!>>87-91>>92-95
苺の彼方をもう一度>>106-109>>110-113
シチリアでの鳥の夢>>271-275>>276-281>>282-285
月夜でのエンゲージ>>326-331>>332-336
雪月に小さな花びらを>>421-424>>425-428
時空鉄道の夜>>483-487>>488-498
カービィだらけ>>511-515>>516-519
ワドワド☆サマーアドベンチャー!>>520-525>>526-530>>531-536
世に放った誠を探しに>>565-568>>569-573>>574-578
クリスマスで御用改め!>>601-605>>606-610
エアライダー珍道中。>>631-634>>639-643>>644-650
「風花月夜伝〜友情よりも、忠義よりも〜」
第一の巻:逆光降臨>>8-10
第二の巻:御一行様之旅珍道中>>11-12
第三の巻:恋せよ浪漫、忍の花に>>13-15
第四の巻:変わりはしないもの>>16-18
第五の巻:生きとし、生ける者。>>19-20
第六の巻:揺るぎない、どうしても。>>21-22
最終の巻:音が導く先>>23-25
「風花月夜伝2〜花は今、光へと舞う〜」
第一幕:異変を告げられし江戸>>216-219
第二幕:渦巻く四方と空>>220-223
第三幕:咆哮の中に在る「声」>>224-227
第四幕:私の輝きの星>>228-231
第五幕:忍び寄る戦いの迫る時>>232-235
第六幕:怨恨開花>>236-240
最終幕:空へ>>241-245
「灯火の星〜第六天魔王の乱〜」
第一の段:わし、参上!>>290-293
第二の段:雷に阻まれるのならば、やることは?>>294-297
第三の段:キミと、光と>>298-301
第四の段:聖地の謎かけを解き明かせ!>>302-305
第五の段:闇夜の城で見つけたのは・・・>>306-309
第六の段:光と闇の諍い>>310-313
最終の段:そして魔王は、悪魔と共に歩き出した。>>314-317
「チェリーワールド×蒸気都市〜夢幻の歯車の光〜」
第1話:ようこそ蒸気都市>>441-444
第2話:風を便りに>>445-448
第3話:決して叶いもしないだろうけど、>>449-452
第4話:魔女の■の讃歌>>453-456
第5話:蒸気聖杯戦争の「目的」>>457-460
第6話:風よ光へと吹け>>461-465
最終話:さよなら蒸気都市>>466-470
- 第5話:蒸気聖杯戦争の「目的」(その2) ( No.458 )
- 日時: 2025/05/22 20:18
- 名前: 桜 (ID: Wz/uC4rR)
一方の丘ではそこに着いたゼオ達が事前に蒸気クルークに教えてもらった合図をしようとしていた。
蒸気シェゾ「んで、何をするんだ?」
ゼオ「これです。メタナイト、カービィと遥か上の方にまで空を飛べ」
メタナイト「それだけでいいのか?」
飛行でカービィとメタナイトが遥か上の方の空を飛ぶが、その直後に黒い剣筋が飛んできた!
メタナイト「っ!」
それに気付いたメタナイトが宝剣ギャラクシアで打ち返したことで事なきを得た!
夢幻メタナイト「見事・・・!」
ゼオ「よし、ようやく来たか」
ゼオ達が後ろに振り向くと、そこには蒸気ツーストとグローマンがいた。
蒸気ツースト「完全にハメられたな・・・クルークの差し金が?」
フィン「キルケーが斬られたのは異世界に飛ぼうとしていたルール違反であっただろう?あくまでキミ達の言う〝ルール〟だがね、今回はそれが誘き寄せるに役に立ったよ」
チャラ王「つか、本当に同じ顔の奴いるんだな・・・;」
蒸気ツースト「何が目的だ。言え」
蒸気ツーストの問いにエレナはグローマンを見ながら答えた!
エレナ「グローマンの正体を知ることよ!そいつは人間ではなくセイバーのサーヴァントでしょう!」
蒸気ツースト「キルケーの奴、消滅間際に情報を教えやがったのか・・・あと、シェゾはこいつらに協力していたと確信したから連行させてもらうぞ」
蒸気シェゾ「やだね。それを言われて誰が行くかよ」
蒸気ツースト「・・・そうか」
蒸気シェゾから連行を拒絶された蒸気ツーストは自分の剣を彼らに向けながら構えた!
ゼオ「行くぞ!多少傷がついても怒るなよ!」
ゼオが古代魔法で蒸気ツーストに攻撃しようとするが、彼はそれを軽々と避けた!
ププル「ボク達の世界のツーストさんと同じく伊達に戦ったわけじゃなかったんだ・・・」
ディルムッド「ならば、この槍の二刀流を見よ!」
ディルムッドが自分の双槍で蒸気ツーストに攻撃するが、その直前にグローマンに阻まれた!
ディルムッド「っ!!」
ノッブ「やはりセイバーのじゃったか・・・!」
それぞれに攻撃しようとしても片方に阻まれており、このままではグローマンの正体を知るどころかダメージを与えることもできない。
カッツ「おいこのままじゃこっちが体力削られるぞ」
ルート(さて、どうしたものか・・・)
すると、ルートは二人のこれまでの行動を見ながら何か思いついた!
ルート「そうだ、あれならば・・・!お前、今から私が言う作戦に協力しろ」
蒸気シェゾ「なんで俺なんだよ?」
ルート「こうさ、ーーーーー」
その作戦の内容を聞いた蒸気シェゾは頷く形で承諾した後、蒸気ツーストは彼らが何やら話している様子を見ながら嗤う。
蒸気ツースト「はっ、何やら作戦会議か?どんな作戦が来ようとも俺達には・・・」
蒸気シェゾ「あー、あーあー。あああああー!!!」
蒸気シェゾが突然叫んだことにびっくりした蒸気ツーストとグローマンが周りを見渡した!
蒸気ツースト「な、なんで急に叫び声が・・・!?つか、あいつらはどこに「ここだよ!」
すると、リップが上からお供のヒップを変化させたピコハンで蒸気ツーストを殴りつけた!
グローマン「!」
夢幻メタナイト「させるか!」
続いて夢幻メタナイトが勲章の薔薇をピッとグローマンに投げつけたことで視線をこちらに向かせた!
ノッブ「ほぉ!お主、やるではないか!」
夢幻メタナイト「この勲章は私の武器も兼ねているからな。ルート殿、これが作戦か?」
ルート「ああ、そいつらは音のみで誰が攻撃してくるのかわかっていた。だから、そいつの叫び声でそれを混乱してやったのさ」
蒸気シェゾ「もうこれっきりだからな・・・;」
蒸気ツーストが気絶しているうちにグローマンの正体を露見させようとした矢先、彼女が剣に黒い光を込めながら振るってきた!
メルト「あら、本領発揮させたわね!」
トリスタン「なんとか隙を作れば良いのですが・・・なかなか・・・」
すると、空からお菓子などが降ってきた!夢幻カービィのワープスター号で帰って来ていたナーサリーの宝具だ。
おぼろ(モイモイ)「このお菓子は・・・あ!」
上を見上げたら、ワープスター号が丘の方に降りて来た!
クルーク「お待たせ!」
ナーサリー「あたしの物語のお菓子はいかがかしら?」
ププル「おかえりー!」
それを見たグローマンが剣筋を飛ばそうとするが、ゼオの杖に打ち返された!
ゼオ「おっと!斬ろうとしないで正体を見せろ!」
着陸してから降りて来たクルーク達と同様に降りて来た蒸気ラフィーナをグローマンが見る。
グローマン「貴様、このかぜのまちの守人なのに許すのか」
蒸気ラフィーナ「ええ。だって、こんなこと流石に酷いですもの!」
蒸気ラフィーナの迷いのない瞳にトリスタンが発言した!
トリスタン「こういうところはあまり変わってないのですね。モードレッドのは憎しみがあまりないとはいえ変わらないのでは問題なのですが」
すると、その言葉を聞いたグローマンがトリスタンに振るう剣筋が速くなった!
トリスタン「っ!?」
クルーク「モーさんの真名を聞いてスピードが速くなった!?ということは正体は・・・!」
ゼオ「いや。あの騎士の剣筋が憎しみ関係なくとも纏うのは赤雷だ。しかし、これは赤くもなければ雷でもない、黒い光だ。ということはグローマンの正体は・・・」
何かに気付いたゼオは叫んだ!
ゼオ「お前なら知っているはずだ!円卓の妖弦騎士トリスタン!」
呼ばれたトリスタンは顔を青ざめながら重い口を開いた・・・
トリスタン「・・・暴君と化した、お、う・・・?」
トリスタンに正体を割られたグローマンはパリンと割れたような音が鳴り、全部落とされた後に正体を現した。「暴君」と化した騎士王、アルトリア・ペンドラゴンを・・・。
騎士王?「・・・ようやく気付いたか。思ったよりも遅かったがな・・・」
- 第5話:蒸気聖杯戦争の「目的」(その3) ( No.459 )
- 日時: 2025/05/22 20:20
- 名前: 桜 (ID: Wz/uC4rR)
グローマンの真名は「アルトリア・ペンドラゴン」である彼女は自分達が知る彼女の姿とは異なっていた。鮮やかだった金髪が淡くなっているし、何より服装が違う。
クルーク「騎士王様がなんか違うような・・・」
クー「あー・・・これはオルタだな。お前ら、ダイ山の時にオルタの俺にも会ったことあるだろ?」
クルーク「ああ、キミがおぞましくて黒くなったような感じの?」
クー「俺達サーヴァントは通常全盛期の姿で召喚される。だが、可能性は低いが別側面も召喚されるケースがある。それを踏まえれば・・・あんたはこの世界で「裁定者」の役割で呼ばれたセイバーだな?」
クーの問いに黒い騎士王ことセイバーオルタは頷いた。
セイバーオルタ「ああ、そうだ。この蒸気聖杯戦争における本来の役割であるルーラーは残念ながら呼び出せなかったからな。その代わりに私が呼ばれた」
ププル「ルーラー・・・?」
セイバーオルタ「聖杯の魔力に勘づくであろう、天草四郎時貞だ」
その名を聞いた大半の一同は首を傾げた。
セイバーオルタ「なんだ、わからぬか?」
カービィ「いやキミが言ったのは別存在だってわかってるけど、その人はボク達の仲間だよ」
メタナイト「そういえば、あいつのクラス名はルーラーだったな」
チャラ王「裁定者の役割はちゃんと持ってんだなー」
トリスタン「つか、あの男は同担拒否な奴ですよ。私の王ドラ殿に何度もちょっかいかけて・・・!」
蒸気クルーク「えっ、キミ達のはもうすでにいんのかよ!?」
セイバーオルタ「・・・話の内容はよくわからぬが、貴様らの世界では呼ばれたようだな。それはまあいいが」
セイバーオルタを前にゼオは訊ねた。
ゼオ「あんたらの目的はなんだ?言ってみろ」
セイバーオルタ「決まっている。この蒸気聖杯戦争の賞品である聖杯を使って貴様らの仲間が入ったダイヤと融合しチェリーワールドがこの蒸気都市ダイヤモンド・タウンに移し変えることだ」
エジソン「バカな・・・チェリーワールドをこの蒸気都市に移し変える・・・!!?」
フィン「メモフィアと蒸気聖杯戦争はそのためのものであったか!」
ナーサリー「そんなことしたらチェリーワールドが跡形もなくなくなってしまうのだわ!!」
蒸気シェゾ「一体王は何を考えてやがんだ!!」
セイバーオルタが話したメモフィアと蒸気聖杯戦争の真実に大半の全員がざわめく。
セイバーオルタ「話すのはここまでだ。このまま立ち去りたいところなのだが・・・」
すると、セイバーオルタが蒸気ラフィーナの腕を引っ張り上げた!
蒸気ラフィーナ「何よ!?」
セイバーオルタ「貴様は結果的にルールを破ろうとしたクルーク陣営を守った。その罰は受けてもらう」
セイバーオルタは自分のエクスカリバーで蒸気ラフィーナの目を突き刺した!
蒸気ラフィーナ「あああああーーーーー!!!」
蒸気クルーク「ラフィーナ!!」
その直後、蒸気ラフィーナは闇のオーラを纏いながら駆け寄ろうとした蒸気クルークに攻撃し始めた!
蒸気クルーク「!?」
医者のキャスター「マスター!」
医者のキャスターが拳を繰り出す形で庇った後、ノッブはセイバーオルタを問い詰めた!
ノッブ「お主、何をしたんじゃ!」
セイバーオルタ「私のエクスカリバーを通じて操り人形になってもらった。ちょうど作家のキャスターが作ってくれたからな」
ゼオ「作家のキャスター・・・」
蒸気ラフィーナは虚ろな目で蒸気クルーク達を見た。
蒸気ラフィーナ「あ・・・クルーク・・・私は・・・」
蒸気クルーク「目を覚ませラフィーナ!」
蒸気ラフィーナの繰り出し続ける攻撃にププルが杖で防ぎながら言う!
ププル「ダメ!ボク達はキミに攻撃したくないんだ!お願い!」
セイバーオルタ「無駄だ。戦わなければ傷をつけられる」
クルーク「・・・っ!」
やむを得ず蒸気ラフィーナと戦闘を開始するが、その最中にゼオは彼女から微かな呟きが聞こえた!
蒸気ラフィーナ「だ・・・め・・・わた、くし、はぁ・・・!」
ゼオ「!(まだ自我が残っているのか。ということは心の奥底では必死に抵抗してる・・・!」
それに気付いたゼオはエレナに指示する!
ゼオ「エレナ!頭冷やさせるために宝具!」
エレナ「!峰打ち代わりね。わかったわ、少しだけ手加減してあげる!」
エレナは自分の巨大UFOを呼び出しながらそれに向かって手を掲げた!
エレナ「少し痛いだろうけど、我慢しなさい!金星神・火炎天主(サナト・クマラ)!」
エレナの宝具により蒸気ラフィーナは鎮圧し倒れた!
蒸気クルーク「ラフィーナ・・・」
ゼオ「大丈夫、峰打ち代わりだ。威力を手加減した」
それを見たセイバーオルタがクルーク達を見た。
セイバーオルタ「死なせなかったのか・・・どうせなら即死級の力を放てばよかったと思っているだろう?」
クルーク「そんなこと・・・!」
ゼオ「クルーク、言っても無駄だ。一旦撤退。すぐに逃げるぞ」
一同が逃げ出そうとするが、セイバーオルタはつぶやいた。
セイバーオルタ「ふっ、貴様らの大事な奴らはそいつらだけか?」
蒸気クルーク「なに・・・?」
すると、夢幻メタナイトの後ろに先程目を覚ました蒸気ツーストの剣が飛んできた!
蒸気クルーク「しまった!!メタナイト!!」
夢幻メタナイト「っ!!」
その時、蒸気クルークよりも早く夢幻メタナイトを庇った姿があった。それはまるで自分の大切な人だからであると言わんばかりの桃色だった。
ザシュッ
それを見た瞬間、大半の全員が唖然。斬った張本人である蒸気ツーストは舌打ちした。
蒸気ツースト「チッ、無駄なことを」
夢幻メタナイト「どうして・・・私を庇った!カービィ!!」
夢幻メタナイトの叫びに夢幻カービィは口から血を出しながら彼を見る。
夢幻カービィ「・・・そんなの決まってる、じゃん・・・大切な、キミがこれ以上、傷を付けたく、ないから・・・」
夢幻メタナイト「カービィ・・・」
夢幻カービィ「メタ、キミに冷たくされても、構わない・・・メタ、ボクは、キミが、だいすき、だ、よ・・・」
その言葉を最後に夢幻カービィは光となって消えた・・・
夢幻メタナイト「カービィ!カービィ!!う・・・うう・・・うわあああああー!!!」
それを見たクルークは前の夢幻カービィの言葉を思い出した・・・。
クルーク(夢幻カービィの好きな人は、夢幻メタナイトだったのか・・・)
そんな彼らの様子を我関せずに蒸気ツーストが剣を上に掲げた。
蒸気ツースト「まあいい。今度こそ斬るだけだ。この蒸気聖杯戦争を止めるのに加担した時点で、この男は終わりだよもう」
蒸気ツーストが剣を夢幻メタナイトに振るおうとした瞬間・・・
蒸気ラフィーナ「たぁぁぁぁぁーーーーー!!!」
我に返った蒸気ラフィーナが傷だらけになりながら夢幻メタナイトを庇う形で剣を弾き飛ばした・・・!
蒸気クルーク「ラフィーナ!!」
蒸気ラフィーナ「逃げなさい!医者のキャスターもあなたの仲間達も殺されるわ!時間稼ぎぐらいはしてもよくてよ!」
蒸気クルーク「死にに行くつもりか!あいつの片方はひかりのまちにおける最強騎士の一角だ!」
蒸気ラフィーナ「なら、今度はあなた達が勝ちなさい。それでこんな聖杯戦争を止めてあなたの願いを貫きなさい。今のあなたならきっとできると信じてあげるわ」
蒸気クルーク「ラフィーナ・・・」
蒸気ラフィーナは蒸気シェゾに向かって叫ぶ!
蒸気ラフィーナ「シェゾさん、車の運転お願い!」
蒸気シェゾ「おうよ!」
蒸気シェゾの運転する車に夢幻ラフィーナ以外の全員を乗せた後エンジンをかけた!
蒸気シェゾ「行くぞ!しっかり捕まってろ!」
蒸気シェゾの運転する車が猛スピードで走り去った後、蒸気ツーストはニヤリと嗤う。
蒸気ツースト「仲間を逃すことと引き換えに自らの命を差し出すとはな・・・どいつもこいつも無駄死を好むものだ」
蒸気ラフィーナ「無駄死と言われても結構。私は私の想いを貫くだけよ!」
蒸気ラフィーナは自分の拳にありったけの力を込めて突進した・・・!
蒸気ラフィーナ「おぉぉぉぉぉぉぉらぁぁぁぁぁぁぁー!!!!」
- 第5話:蒸気聖杯戦争の「目的」(その4) ( No.460 )
- 日時: 2025/05/22 20:22
- 名前: 桜 (ID: Wz/uC4rR)
その数時間後、なんとか蒸気クルーク達が住むアパートに戻ってきた一同は積み重なった色々な出来事により重い沈黙を貫いていたが、一番ショックなのは夢幻カービィが夢幻メタナイトを庇って光となって消えたことだ・・・
夢幻メタナイト「・・・」
蒸気クルーク「メタナイト・・・」
カービィ「ねぇ・・・あのボクは本当に消えちゃったの?」
蒸気クルーク「・・・この蒸気聖杯戦争の間は参加者でなくとも致命傷を負った奴は光となって消えちゃうんだ。どこに行ったかわからないけど、おそらく・・・」
リップ「そんな・・・」
ということは蒸気ラフィーナも・・・最愛の想い人を失ったショックで茫然自失となってしまった夢幻メタナイトは静かに呟く。
夢幻メタナイト「クルークにも、キミ達にも責めるつもりはない。全ては私の甘さ故の過失だ・・・」
蒸気クルーク「違う!あれはボクがちゃんと気付かなかったからだ!ボクのせいだよ・・・!」
蒸気クルークも思わず涙を浮かんだ直後・・・
メタナイト「自分を責めてる場合ではないだろうバカ共がぁ!!」
沈黙を真っ先に破ったメタナイトがもう一人の自分と蒸気クルークに拳骨した・・・!
夢幻メタナイト「!?」
蒸気クルーク「いっ・・・!」
メタナイト「どいつもこいつもおすまししながら振る舞うくせにこんな弱音を吐くとは・・・!蒸気クルーク!貴様も「クルーク」なら最後までその自己中を貫いておけ!このクルークも時にただこねる子供のようだが、それが人を惹きつけるぐらい諦めが悪い奴だぞ!」
クルーク「はぁ!?ボクのことそんな風に思ってたのかい!?悪口か褒めてるのかどっちなんだよ!?」
メタナイト「もう一人の私!どうせ身分差で彼女に想いを伝えなかったのだろう!私がカービィと通じていることを羨ましがりながらな!ならば、どうして彼女を信じてあげられなかった!彼女はそれでも貴様が好きなのだ!それでも・・・確かに過ぎたことは仕方ない・・・だが、今できることはこんな腐った聖杯戦争を止めることだ!それが貴様らの目的だろう!最後までその自己中を貫くんじゃなかったのか!」
蒸気クルーク&夢幻メタナイト「・・・!」
メタナイトの叱咤激励に予想もしていなかった一部は戸惑う。
ププル「あのメタナイトさんが、熱いお説教・・・!?」
ゼオ「暑苦しいな・・・」
しかし、メタナイトの叱咤激励を聞いた医者のキャスターはふっと笑った。
医者のキャスター「めちゃくちゃな物言いだ。場合によっては荒療治に過ぎん。だが・・・響くのではないのか?」
医者のキャスターからも諭された蒸気クルークと夢幻メタナイトは顔を上げた・・・!
蒸気クルーク「そうだね・・・こんな時に、落ち込んでる場合じゃない・・・!」
夢幻メタナイト「ああ。決意させてくれたのは、まさかもう一人の私の言葉とは・・・」
涙を拭った蒸気クルークは声を上げた!
蒸気クルーク「よーし!明日にもあいつらが狙ってくる!決戦だ!」
蒸気クルークの言葉に全員が頷いた・・・!
一方、ひかりのまちにある城では王が作家のキャスターからの報告を聞いていた。
作家のキャスター「グローマンの正体と真名がクルーク達に露見しましたぞ。そろそろ幕引きなのでは?スプラッタのホラーは少々避けたいのですが」
王「構わん。この蒸気都市ダイヤモンド・タウンの市長は中立派ゆえにこの城の棺に閉じ込めてある。この蒸気都市がどうなろうと問題ない」
作家のキャスター「ということは?」
王は作家のキャスターの方に振り向きながら告げる。
王「我が騎士達に明日にひかりのまちを全開放するのを告げろ。全てはチェリーワールドを新たな蒸気都市に変えさせるためにな・・・!」
その夜明け前、眠れなかったクルークは一人歩いていた。
クルーク(明日決戦だからなんかソワソワしてるのかも・・・)
蒸気クルークの自室に向かったら、予想通りキャンバスに絵を描く彼の姿があった。
クルーク「また眠れないのかい?」
蒸気クルーク「うん。自分で言い出しといてなんだけど、なんか眠れなくてさ。情けないよね」
クルーク「そんなことないよ。ボクも似たようなものだ」
蒸気クルークはクスクスと微笑いながらもう一人の自分に聞く。
蒸気クルーク「一度だけ聞くけど、あの時の約束は忘れてないよね?」
クルーク「ああ、覚えてるよ。このボクが約束を破るわけないだろう?こう見えても、一度たりとも破ったことないんだからね!」
クルークの言葉に蒸気クルークは笑顔を浮かべながら呟く。
蒸気クルーク「明日だね」
クルーク「うん。もうすぐ夜が明ける」
夜明け前の空に太陽の光が差し始めた・・・!
蒸気クルーク「そして終わらせよう。こんな戦い(悲劇)を・・・!」
その早朝、全員が集まったところでちびノブの一体に偵察を差し向けていたカッツが報告してくれた。
カッツ「この世界のドロッチェから聞いた。ひかりのまちが全開放されたそうだ。なぜか服が変わっていたが・・・」
蒸気クルーク「そうかい(聖杯を盗むのは本気だったか・・・上手くやってくれよ、ドロッチェ!」
蒸気クルークは絵筆を掲げながら宣誓する!
蒸気クルーク「キミ達!これが最後の戦いだ!敵はひかりのまちの城にあり!なんとしてでもこの蒸気聖杯戦争を壊して奴らの計画を破綻させろ!ひかりのまち突入開始ぃぃぃぃぃーーーーー!!!」
全員「おぉぉぉぉぉーーーーー!!!!」
第6話に続く・・・!
感想OK
- 第6話:風よ光へと吹け(その1) ( No.461 )
- 日時: 2025/05/28 17:03
- 名前: 桜 (ID: Lk0URTLS)
いよいよクライマックスに近くなってきた第6話。全開放されたひかりのまちに突入する一同だったが・・・!?
ひかりのまちが突然扉を全開放した報せを聞いてかぜのまちの住人達はざわめていた。
その報せが蒸気ルルーの経営するルルー亭にも届いており、彼女がいつものようにテーブルを拭いていたらカービィが来ていた。
蒸気ルルー「あら。カービィ」
カービィ「やっほー、ルルー。あの報せは聞いた?」
蒸気ルルー「聞いたわよ。あの王が何考えたか知らないけど、何か心変わりがあるんじゃないかしらね」
カービィ「さぁ?せっかくだから、ボクはひかりのまちに見学しに行くんだけどな」
カービィの言葉に蒸気ルルーの動きがピタッと止まった。
蒸気ルルー「・・・行くのね?」
カービィ「うん。ボクは行かなきゃいけない。だから、今日は手伝いに行けないから・・・じゃあね、ルルー!」
カービィの走る背中を見た蒸気ルルーは静かに呟いた。
蒸気ルルー「・・・もう行ってしまうのね・・・私には気付かれてないと思ったのでしょうね。あなたがいつものカービィじゃないことを・・・」
蒸気ルルーは最初から自分のルルー亭を手伝ってくれたカービィが夢幻カービィではないことに気付いていたのだ。それでも手伝いに来てくれるうちに彼女はずっと自分のそばにいて欲しいと思うようになっていた・・・
蒸気ルルー「・・・いやよ。アルルも今日いないし。あなたがいなくなるなら、私は・・・」
自分の大切な存在と化したカービィがいなくなってほしくないと思ったがゆえ黒い感情が生まれてきた蒸気ルルーは拳銃が入ってあるタンスを開けて彼女を手にかけようとするが、床に何らかの手帳が落ちてきたのを見つけた。
蒸気ルルー「この手帳は・・・まさか落としちゃったの?」
しかしその手帳を開けたら、そこにはカービィが書いてくれた料理のレシピとその写真がページの最後までぎっしりと埋められていた・・・!しかも自分も見たことがないスイーツまでちゃんと・・・
蒸気ルルー「ひかりのまちが全開放されるからかしら?それとも・・・」
蒸気ルルーは一筋の涙を流しながら、その手帳をぎゅっと抱きしめた・・・
蒸気ルルー「ありがとう。さよなら。違う世界からやってきた、私の友達」
その数分後、戻ってきたカービィをノッブが迎えてくれた。
ノッブ「おかえり、どこに行ってたんじゃ?」
カービィ「えへへ、ちょっとね」
蒸気クルーク「あとはひかりのまちに住む貴族連中がこのことを知っているか、なんだけど・・・」
すると、ひかりのまちに住む貴族達に異変が起こり始めた!
貴族「!?何だねこれは!?」
貴族令嬢「急に身体の力が抜けているなんて・・・!?」
蒸気シェゾ「!!ひかりのまちの貴族連中の魔力を計画のための動力源で吸い込みやがったな!?」
魔力を吸い込まれたひかりのまちの貴族達の身体は何が何だかわからないままペラペラの紙のように動かなくなっていた。夢幻メタナイトは最初から蒸気クルーク達に協力していたため唯一無事だった。
ゼオ「あんたは無事だったか」
夢幻メタナイト「ああ。どうやら私だけは免れたようだな」
医者のキャスター「だけど、これなら突入できる道が開く。急ぐぞ!」
一方、それを遠巻きながら見ていた蒸気アルルはひかりのまちに突入する一同の中にいる蒸気シェゾの姿を見て唇を噛んでいた。
蒸気アルル(バカみたい。自分も死ぬかもわからないのにあんなに協力しちゃってさ)
しかし、そう思うのは自分に対する自己嫌悪からだった。あの時の蒸気リデルとの出来事から罪悪感を感じていたからだ・・・
蒸気アルル(できるわけない。できるわけないんだよ。だって、あんなの生きて帰れるわけない。だけど・・・)
蒸気アルルはあの時の蒸気リデルのやるせない笑顔を一番に思い出した。次に思い出したのは蒸気シェゾとの出来事だ。
蒸気シェゾ『何落ち込んでんだよアルル。歌手としての最初のステージが失敗したからって』
蒸気アルル『別に!キミは自分の錬金術がまぐれでもたまに成功してるんだからいいよね!』
蒸気シェゾ『しょうがねーな。そんなお前への慰めとして俺からの錬金術の成功した証の肉をやろう!プレゼント用のラッピングもしたし、ちゃんと食べろよ?』
蒸気アルル『・・・もらうものはもらっておくけど、英語のスペルが違ってるよバカ』
蒸気シェゾ『ええっ!?ちゃんと確認したのに!』
蒸気アルル(ああ、そうだった。いつもキミはそうだった!失敗ばかりのへっぽこ錬金術師だけど、それが野望でもいつだって可能性を信じてるんだ。それはクルーク達にも、騒がしい異邦人さん達にも)
すると、蒸気アルルは叫んだ!
蒸気アルル「機関のキャスター!」
霊体化を解いた機関のキャスターはアルルの前に来て訊ねた。
機関のキャスター「マスター。我に命じよ」
蒸気アルルは自分の令呪を光らせた・・・!
蒸気アルル「シェゾやクルーク達に一緒に加勢するんだ。これ以上犠牲者を増やさせないために!」
蒸気アルルの令呪による命令を受けた機関のキャスターはその手を彼女に差し出す。
機関のキャスター「令呪による命でなくても・・・我もそうするつもりである!」
機関のキャスターは蒸気アルルを抱えながら飛んだ!一方の一同は一斉に出てきた騎士団の騎士達を蹴散らしていた。
クー「オラァ!そっちはどうだ!?」
クルーク「数が多い!このままじゃ・・・!」
すると、空から騎士達の方に弾が降ってきていた!その降ってきた飛行船を一部はよく知っていた。
夢幻メタナイト「デデデ社長!来てくれたか!」
夢幻デデデ「おうよ!ドロッチェから話を聞いたのでな!うちの従業員の整備士ワドルディも一緒だ!」
夢幻ワドルディ「みなさん、早くお城へ・・・!」
ププル「うん!そっちも無事でいてね!」
すると、別のところから騎士達を蹴散らしている音が聞こえた!
夢幻ワドルディ「デデデ社長、まさか弾を遠隔操作したのですか!?」
夢幻デデデ「わしじゃないぞ!?」
蒸気シェゾ「あれは・・・まさか!」
蒸気シェゾが上を見上げたら、機関のキャスターに乗る蒸気アルルの姿があった!
蒸気シェゾ「アルル!」
エレナ「蒸気アルルを乗せているのは・・・キャスター!?」
エジソン「それにあの者は・・・!」
その会話を聞いていた機関のキャスターは口元に手を当てながらひかりのまちの城に進めと合図を出した。
メイヴ「どうやら彼女達は私達に協力するみたいよ?」
蒸気クルーク「正直アルルも参加者だったのはびっくりしたけど、こっちに攻撃する様子はない。急ごう!」
蒸気シェゾ「・・・(アルル、無事でいろよ!」
ひかりのまちの城まで駆ける一同を見届けた後、蒸気アルルは騎士達の方をキッと睨みつけながら見る。
蒸気アルル「来てよね!みんなの邪魔はさせないんだから!」
一同がひかりのまちの城の前に着くと、そこには騎士団の中でも随一の強さを持っているとされる重い鎧を纏う騎士達が立ちはだかってきた!
メタナイト「先に配置されていたか・・・!」
すると、チャラ王が重い鎧を纏う騎士達に前蹴りをぶちかました!
クルーク「チャラ王!」
チャラ王「ここは俺達が引き受けてやる!先に行け!」
リップ「大丈夫!アタシ達はすぐに向かうから!」
ルート「催眠用の機械はないわけではないぞ?」
メルト「おぼろのことお願いできる?」
おぼろ(モイモイ)「みんな無事でいてね!クルーク達、よろしく!」
一寸子の姿であるおぼろをクルーク達に託した後、トリスタンはハープを持ちながらクルーク達に告げる。
トリスタン「恐らく黒い騎士王は私達の前に現れるはず。だから、お行きなさい」
クルーク「・・・!ありがとう!おぼろちゃんのためにも無事でいろよバカども!」
おぼろを守りながらクルーク達が城内に突入した後、彼らを先に向かわせたリップ達は重い鎧を纏う残りの騎士達を見る。
リップ「さぁ、かかってきなさい!まとめてクラッシュしてあげるわ!」
- 第6話:風よ光へと吹け(その2) ( No.462 )
- 日時: 2025/05/28 17:06
- 名前: 桜 (ID: Lk0URTLS)
作家のキャスター「おやおや。奴らはもう突入してしまわれたようですねぇ」
一方の王の間では作家のキャスターからの報告を受けた王がセイバーオルタに命じた。
王「セイバーオルタ、告げる。貴様はあのアーチャーとマスター達を殺れ」
セイバーオルタ「いいだろう。貴公の命を承った」
セイバーオルタが王の間を出た後、続いて王は蒸気ツーストに告げる。
王「ツースト。貴様は奴らが来るまでここで待機だ」
蒸気ツースト「はっ。その時に奴らの討伐をお任せを」
作家のキャスター「では吾輩は執筆作業に戻りますぞ〜(と、その前にあの方々に残さなければ、ですが」
一方、城の前で戦うリップ達に背中を押される形で城内に突入したクルーク達だったが、その城内はひかりのまちの中でも一番の豪華絢爛に似合わしいのか意外と広く階数もかなりあった。
カーン「我らが囚われて脱出した後、改めて見ると広すぎるな・・・」
クルーク「ここは地下牢も設備されてるしな」
ゼオ「俺も囚われた時に何階あるんだって思ったな。多分王がいる王の間は最上階だぜ」
すると、カービィは何らかの隠し扉を見つけた!
カービィ「ねぇ、なんか扉を見つけた!」
メタナイト「何?」
カービィが見つけた隠し扉のある部屋に入ると、そこには氷の棺の中に閉じ込められた角のある緑髪の片眼鏡をかけたチェリーワールドのクルーク達も見知った顔があった。
クルーク「えっ!?サタン!?」
夢幻メタナイト「やはりキミ達にも見知った顔がいるのか」
蒸気シェゾ「まあ俺としては気に食わんが・・・こいつは俺達の住む蒸気都市ダイヤモンド・タウンの市長だ。と言っても、どちらかというとかぜのまち寄りの中立派だがな」
夢幻メタナイト「当初は彼がこの蒸気聖杯戦争を止めようとしていたようだが、王にバレて囚われていたのだ。彼がまとめようとした調査に関する資料はその前に私に託したから無事なのだが・・・」
蒸気クルーク「そうかい。市長もこの蒸気聖杯戦争を・・・」
すると、ゼオが魔法で氷の棺を溶かせた!
ゼオ「ならば、こいつも救出しないといけないだろ?」
蒸気シェゾ「・・・。確かにな」
ゼオに救出された蒸気サタンはうっすらと目を覚ました。
蒸気サタン「ここは・・・って、メタナイトか・・・って、二人!?クルークもか!?」
蒸気クルーク「ああ、事情を説明するとね・・・」
蒸気クルークの話を聞いた蒸気サタンは自分が囚われた間にそんなことになっていたのかと納得した。
蒸気サタン「そうであったのか・・・すまなかったな。ましてやメモフィアがお前達の世界まで吸い込むとは・・・」
ププル「いいです、気にしないで下さい。ボク達が必ずなんとかしますので・・・」
カッツ「で、あんたはこれからどうするんだ?」
蒸気サタン「私はこれからかぜのまちに向かい、住人の避難を呼びかける。このひかりのまちのみならずかぜのまちまで踏みにじられたら堪えれたものではない」
ノッブ「そうか。ならば、その目的を必ず成し遂げよ!わしらは今から今回の元凶である王の元に向かう!」
クルーク達が王の間にいる王のところに向かった後、一人残っていた蒸気シェゾに蒸気サタンは訊ねる。
蒸気サタン「で、貴様は私に聞きたいことはなんだ?」
蒸気シェゾ「今まで俺にサーヴァントを召喚させなかったのはお前だな?俺にはマスターの資格はちゃんとあるというのに・・・!だが、今の俺にはその障害を乗り越えてちゃんとサーヴァントを呼んだがな!しかも大量に!」
蒸気シェゾの自分に対する恨みつらみも含めた感情をぶつけられた蒸気サタンは思わずため息を吐く。
蒸気サタン「やれやれ、バカは察しもできないというところか」
蒸気シェゾ「は!?自分がしたくせにふざけんな!」
蒸気サタン「この蒸気聖杯戦争において今のようなイレギュラーな非常事態が起きるから貴様はその時のための抑止として資格を残したと言ったら?」
蒸気シェゾ「は?」
一方、医者のキャスターは蒸気クルークを呼び止めた。
医者のキャスター「マスター。こんな時に悪いのだが、少しいいか?」
蒸気クルーク「なんだい・・・わっ!」
医者のキャスターを耳を引っ張られた蒸気クルークだが、彼から耳打ちされた内容を聞いて表情が変わった。
蒸気クルーク「・・・え?」
一方、どうにか黒くて重い鎧の騎士達を全員倒し切ったリップ達はなおも立ち上がろうとしていた。
リップ「やっと倒した〜・・・;」
チャラ王「でも、これでクルーク達のところに向かえる!」
ルート「そうだといいのだが・・・む?」
すると、黒い存在が城から飛ぶ形で降りてきた!王からリップ達の殺害の命を受けたセイバーオルタだ。
メルト「黒い騎士王・・・!」
セイバーオルタ「これでもなおも楯突くつもりか?トリスタン卿」
トリスタンはそれを頷いた後に答えた。
トリスタン「我が王は言いましたよ。たとえ主君であろうとも戦い合わなければならない時があると。まあ最後まで応えれなかった私が言うのもなんですが・・・だからこそ、私は彼らの仲間として敵である貴方を討つ!」
トリスタンが自分のハープを構えようとしたのを見たリップは自分の令呪を光らせた!
リップ「ーーーーー戦闘開始!」
一方、クルーク達は階段を駆け上がっていくうちにやっと半分の階にまで到達した。
メイヴ「こ、これまだ歩くの〜?」
エレナ「もう半分じゃないの!急ぐわよ!」
すると、前から歩くような音が聞こえた。マスターの王達に「執筆作業に戻る」と言って出て行ったはずの作家のキャスターだ。
作家のキャスター「おや、これはこれは。特に2組は再び戻ってくるとは懲りませんなぁ」
ゼオ「作家のキャスター。マスターはどうした?」
作家のキャスター「王の間にいますぞ。あなた達もお気付きしているあのお方です」
蒸気クルーク「ああ、ほぼ最初から薄々とね。キミからしたらつまらないと言うだろうけど」
蒸気クルークの言葉を聞いた作家のキャスターはニコッと笑った。
作家のキャスター「ええ、つまらないです。ものすごく!つまりません!なぁ!」
ノッブ「お主としてはどうせ求めるものがないからじゃろ?」
作家のキャスター「そうですね。吾輩としてはやはり予想外やその悲劇による絶望と怒りがないと物語にスパイスが足りません。ロミオとジュリエットのような悲劇をことごとく打ち砕いたのはあなた達なのだから!」
その言葉を聞いたメタナイトは作家のキャスターの真名を割り出した!
メタナイト「もしや貴様の真名はそれか。私達の旅に貴様の書いたロミオとジュリエットのような悲劇を望むのか?ウィリアム・シェイクスピアよ」
シェイクスピア「おや、真名が割れてしまいましたか!真名看破はなかなか厄介なもので!」
クルーク「生憎だけど、ボク達の旅にキミの望む悲劇は生まないよ!」
メタナイトに真名看破されたシェイクスピアは台本を開いた。
シェイクスピア「真名看破したことの功績としてあることをお話ししますぞ」
シェイクスピアが語った内容は蒸気聖杯戦争の始まりまでの経緯であった。
シェイクスピア「この蒸気聖杯戦争における聖杯と城の前にある三角ダイヤの正体はこの城の奥に眠る「願いが叶う古代機械」を作動させる二つの魔法の歯車です」
蒸気クルーク「!あの古代機械か・・・!」
クルーク「願いが叶う古代機械って?」
蒸気クルーク「・・・昔からおとぎ話として伝わる話の題材に登場する機械さ。最近までダイヤモンド鉱山から発見されたばかりだって噂を耳にしたけど、貴族連中はおろかボク達かぜのまちの住人も信じなかったんだ」
シェイクスピア「ええ、マスターが密かに回収していましたから。このまま三つの魔法の歯車をはめ込んで願いを叶えればいいと思いましたが、とある仮面のつけた男が城にやってきましてね。マスターに話を持ちかけたのですよ・・・〝その魔法の歯車の一つを聖杯に変えれば、貴方の願いが叶うのがさらに強くなる。そのために聖杯に光を吸わせるのを目的に蒸気聖杯戦争を催すのはどうか〟とね。その後に吾輩が召喚されたのです」
おぼろ(モイモイ)「ちょっと待って!聖杯に吸わせる光の正体はまさか・・・!」
シェイクスピアから明かされた内容は聖杯に夢幻マホロアや蒸気リデル達参加者や関係者が「光」として吸い込ませたことだった・・・!となると・・・!
シェイクスピア「まあ聖杯が割れて元の歯車に戻れたら生きて戻ってこれますが、そうはいかなくなりましたよ」
クー「待て。テメェは三つって言ったな?もう一つの歯車はどこなんだ?」
クーに問われたシェイクスピアは自分の胸元から例の歯車を出した!
ナーサリー「!おじさまが持っていたのね!」
シェイクスピア「ええ。幸いにもこちらには三つが揃っている。吾輩の台本が今ここに公開される。貴方達は絶望すると言っていい!」
シェイクスピアは台本に文字を記したあと、そこから無数の騎士達の幻影が出現した!
エジソン「貴様のスキルか・・・!」
シェイクスピア「我が劇団が今ここに開かれた!さぁ、悲劇を差し上げよう!」
シェイクスピアの非情とも言える言葉を聞いた蒸気クルークはため息を吐きながら言う。
蒸気クルーク「シェイクスピア。あんた、少し穴開けるよ」
シェイクスピア「ん?どういう意味ですかな」
蒸気クルーク「その聖杯は、盗まれたから」
シェイクスピア「!?」
一方、蒸気クルークと夢幻メタナイトからの頼みの上で城内から聖杯を盗んだ夢幻ドロッチェは颯爽と見張りの騎士達から逃げ回っていた。
夢幻ドロッチェ「これが聖杯か!(しかし、輝きはどこか魔法の歯車に似ているようだが・・・)まああとは頼むぜクルーク、メタナイト、その仲間達!」
一方、夢幻ドロッチェに聖杯が盗まれたことを知ったシェイクスピアは驚愕していた。
シェイクスピア「聖杯をあのネズミに盗ませるとは・・・!!」
クルーク(ねえ。あのネズミって・・・!)
カービィ(うん。この世界のドロッチェだよ!この世界でも泥棒だって知って安心した!)
ディルムッド(それはいかがなものかと・・・;)
驚愕するシェイクスピアに夢幻メタナイトがその肩を掴んだ!
シェイクスピア「なっ!?」
夢幻メタナイト「すまないが・・・その歯車はこちらに渡してもらう!」
夢幻メタナイトが手に取った歯車を投げてそれを蒸気シェゾがキャッチしたが、そのはずみでシェイクスピアの台本の中に入った・・・!
気付けば、夢幻メタナイトは暗い地面の底にいた。そこからある光が呼びかける。
光「お目覚めですか」
夢幻メタナイト「そなたは・・・」
光「私はあなたに力を貸す者です。あなたに力を授けにきました」
夢幻メタナイト「・・・」
光「目の前で愛する想い人を失い、今も悲しんでいるあなた。私の力を貸せば、この蒸気聖杯戦争を止められます。さぁ、手を「いらぬ」
夢幻メタナイトはその光を見ながら答える。
夢幻メタナイト「貴様は私の悲しみを利用する気だろう?自分のキャスターの作り出した王の幻影よ」
正体を割られた王の幻影は少し慌てた様子で夢幻メタナイトを説得する!
王の幻影「何をためらっているのだ?貴様は今死の淵にいるのだぞ」
夢幻メタナイト「死の淵か・・・確かにそのようだな」
王の幻影「貴様は我の力が欲しくないのか?蒸気聖杯戦争に参加したくないのか?蒸気聖杯戦争に勝てれば、貴様の想い人を生き返らせるのだぞ!それ見ろ。身体が、今にも消える寸前だ!」
夢幻メタナイトは地の底から消える寸前に首を横に振りながら王の幻影に対して答えた・・・
夢幻メタナイト「・・・私は参加しない。カービィを殺した、蒸気聖杯戦争になど」
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