二次創作小説(紙ほか)
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- 日常日和。5
- 日時: 2026/01/08 17:11
- 名前: 桜 (ID: nqtZqZHy)
おかげさまで日常日和。も5という節目で新しく迎えることができました。ここに至るまで色々と混乱があり悩みもしましたが、考えた末にこの先に何があってもこれまでの続きを執筆したいという気持ちで新スレッドに至れました。色んな意味で変わる場合もあり混乱はすると思いますが、私は私で頑張りたいと思いますのでご存じの桜サイドやこれまでに出てきた新たなサーヴァント達も含めてどうぞよろしくお願いします!
「目次」
「短編」
The Reverse Night>>1-5
聖夜怪盗☆シークレット>>6-7
デンジャー☆スクランブル>>33-36
僕もまた、運命に導かれて>>37-38
うちの護衛のママ侍さん>>39-42
とある雪月花の羽根。>>43-44
アスパラ☆クライシス!>>77-83
運びを巡る機関車と謎のトレインハンター>>84-86
僕の果実のボク>>96-100
黒の感情・白き純潔>>101-105
ツイセキ☆トラブル!>>148-152
イモーターウォーズ>>153-156
◯◯透視の試用モニター>>157-161
こっちを向いて、愛してると言って!>>162-165
Halloween rabbit!>>166-169
湖の騎士は星の戦士の●●に夢を見るか?>>170-172
ランデブー☆メタモルフォーゼ>>173-176
鯖組メインでファンタパロ>>177-179
雪の記憶、冬の華>>180-183
ある冬の日のアムール>>184-187
クリスマスに追いかけっこ!>>188-191
クリスマスにネガイゴト>>192-196
小さきパンダのガレット・デ・ロワ>>197-200
宇宙の中の不思議の国>>201-205
スキ!スキ!スキー!>>206-210
ビターシュガー・チョコバーボン>>211-215
満開花見日和>>246-249
ツッコみ所が絶えませんっ!(by一ちゃん)>>250-253
ブレーメンの追跡隊>>254-258
王様ゲーム>>259-262
阿国さんの戦い>>263-267
蛇は蛙が好物らしい>>268-270
シチリアでの小話集>>286-289
パンプキンハザード>>318-321
雪の輝き、小さな夢>>345-348
王ドラなう!>>349-351
聖夜、君に贈り物を>>352-356
聖夜、白なる争奪戦>>357-360
突撃!隣の大掃除>>361-364
年明けのアムール>>365-368
バレンタインのから騒ぎ?>>393-396
I‘m not crying anymore>>397-400
バディファイターズタワー踏破の旅>>429-432
Cherry:CamelotZERO>>437-440
異世界を駆け巡る澄色の猫型ロボット達>>471-478
かの者が残してきたもの>>479-482
虹の島々での小話集>>537-540
グルメフェスを調査せよ!>>541-544
Halloween☆Panic!>>579-582
アンジャッシュネタ>>583-584
続☆年明けのアムール>>611-614
「サーヴァントvs○○○シリーズ」
第六天魔王vsカンフー猫型ロボット>>322-325
湖の円卓騎士vs仮面の剣士>>337-340
光の御子vs魔界のプリンス>>341-344
ブリテンの騎士王vsもう一人の闇の魔導師>>401-404
幕末の人斬りvs蒼炎の勇者>>405-408
日輪の姫vs野原家の主婦>>409-412
大統王vs黄色い悪魔>>413-416
五代目風魔頭目vs宇宙忍者>>417-420
太陽の騎士vs赤き吸血鬼>>499-502
島原の乱の指導者vs虚言の魔術師>>503-506
維新の英雄vsウサギの双子弟>>507-510
「桜サイドの快刀家の事情」
三兄編>>389-392
次兄編>>433-436
長兄編>>545-548
「針音ノ時計塔のアリア」
時の輝きよ>>45-47
赤の中のモアイさま>>48-50
青の上のウォーターシティ>>51-54
白の下のバトルロワイヤル>>55-57
黄の外の太陽・・・?>>58-60
その呪文の続きには>>61-66
「誰か」の世界にとってのピース>>67-71
ここに。>>72-76
「決戦前夜」
輝ける希望の星達よ>>114-117
二度の生における旅路>>118-120
「太陽」の焔を>>121-125
「キャメロット城での決着」
現在キャメロット城:正門>>126-127
現在キャメロット城:世界を約50%吸収>>128-129
現在キャメロット城:世界を約80%吸収>>130-133
我らの望む未来>>134-136
太陽のナミダ>>137-141
There are our home here>>142-147
「女性ケロン人小隊襲来」
一の儀、女性ケロン人小隊襲来!>>369-372
二の儀、ささやかな疑念>>373-376
三の儀、偽物と本物>>377-380
四の儀、ゆずれなき信念>>381-384
五の儀、星へ届けるハーモニー>>385-388
「フェアリー・レクイエム〜トリスタンの名を持つ妖精の少女〜」
「トリスタン」は突然に>>549-552
日常ブレイカー?それとも・・・?>>553-556
妖精姫のトマドイ。>>557-560
キミが望むなら、どこまでも連れてゆこう>>561-564
「フェアリー・レクイエム〜謎の妖精の騎士一味〜」
新たな戦いの幕開けの予兆>>585-588
逢瀬とサーヴァント召喚の再認識>>589-592
冬の裏山での怪奇現象の調査>>593-596
○○○の○○は蜜の味>>597-600
偶然による○○の連鎖>>615-618(更新)
「前後編」
かけがえのない「君」>>26-28>>29-32
戦国時代からの謎の挑戦状!>>87-91>>92-95
苺の彼方をもう一度>>106-109>>110-113
シチリアでの鳥の夢>>271-275>>276-281>>282-285
月夜でのエンゲージ>>326-331>>332-336
雪月に小さな花びらを>>421-424>>425-428
時空鉄道の夜>>483-487>>488-498
カービィだらけ>>511-515>>516-519
ワドワド☆サマーアドベンチャー!>>520-525>>526-530>>531-536
世に放った誠を探しに>>565-568>>569-573>>574-578
クリスマスで御用改め!>>601-605>>606-610
「風花月夜伝〜友情よりも、忠義よりも〜」
第一の巻:逆光降臨>>8-10
第二の巻:御一行様之旅珍道中>>11-12
第三の巻:恋せよ浪漫、忍の花に>>13-15
第四の巻:変わりはしないもの>>16-18
第五の巻:生きとし、生ける者。>>19-20
第六の巻:揺るぎない、どうしても。>>21-22
最終の巻:音が導く先>>23-25
「風花月夜伝2〜花は今、光へと舞う〜」
第一幕:異変を告げられし江戸>>216-219
第二幕:渦巻く四方と空>>220-223
第三幕:咆哮の中に在る「声」>>224-227
第四幕:私の輝きの星>>228-231
第五幕:忍び寄る戦いの迫る時>>232-235
第六幕:怨恨開花>>236-240
最終幕:空へ>>241-245
「灯火の星〜第六天魔王の乱〜」
第一の段:わし、参上!>>290-293
第二の段:雷に阻まれるのならば、やることは?>>294-297
第三の段:キミと、光と>>298-301
第四の段:聖地の謎かけを解き明かせ!>>302-305
第五の段:闇夜の城で見つけたのは・・・>>306-309
第六の段:光と闇の諍い>>310-313
最終の段:そして魔王は、悪魔と共に歩き出した。>>314-317
「チェリーワールド×蒸気都市〜夢幻の歯車の光〜」
第1話:ようこそ蒸気都市>>441-444
第2話:風を便りに>>445-448
第3話:決して叶いもしないだろうけど、>>449-452
第4話:魔女の■の讃歌>>453-456
第5話:蒸気聖杯戦争の「目的」>>457-460
第6話:風よ光へと吹け>>461-465
最終話:さよなら蒸気都市>>466-470
- 第一の巻:逆光降臨(その2) ( No.9 )
- 日時: 2023/01/10 17:03
- 名前: 桜 (ID: La6RhnJe)
王ドラ「ん?」
王ドラが目を開けた時に気付いたら江戸時代のような風景の川原の茂みの上にいた。辺りを見渡すと江戸時代だと言うことがわかる。でも、どこか違うような感じをしてくるのだ。
王ドラ「どう考えても江戸時代ですが、どこか何かが違うような・・・」
すると、王ドラは歩いたら屍の侍2体を目撃する!その2体の屍の侍はもう死んでおり、言葉もろくに発せない状態であった。
屍の侍「ーーーーー!!!」
王ドラ「なぜそこにゾンビの侍が・・・!アチョー!」
王ドラは持ち前の拳法の武術や体術を使って屍の侍2体を圧倒し倒すが、密かに後ろに忍び寄っていたもう1体の屍の侍が襲い掛かってきた!
王ドラ「!!(しまった、あんな至近距離では咄嗟に対応ができなーーーーー」
すると、咄嗟に助太刀に入った人物が屍の侍を倒してくれた。その人物は悍ましく見えるようなゴロツキのような侍の姿をしていた。
???「ゾンビでも人型には判定されるんじゃな。ん?迷子のネコか。狸にも似てちょるが・・・またあんなゾンビに襲われる前にとっとと去れ」
その人物は早急に立ち去ろうとするが、王ドラはその人物の上着の裾を掴んだ!
???「!?なんじゃ!?」
王ドラ「カッコいいです・・・あなた、出会い頭に咄嗟に助太刀に入るほどいい剣術をしてるじゃないですか!」
その言葉を聞いた時にその人物は刀を下ろす。どこか訝しげになりながら王ドラに聞く。
???「おまんはわしが怖くないんか?」
王ドラ「怖いのはありますが、あなたが助けてくれたんだから根は悪人じゃないなって」
すると、その人物は自分の擬態を解いた。すると、王ドラの姿を見てとあることに気付いた。
???「!おまん、まさかわしと同じーーーーー」
王ドラ「?」
すると、そんな二人の前に先程の屍の侍の残党が襲い掛かってきた!
王ドラ「まだいるんですか!?」
???「チッ!ちょこまかと・・・!」
すると、そんな二人の前にまたとある人物が助太刀に入ってくれた!そのもう一人の人物は強き戦士とも言わせるようなものを持つ女傑の侍だった。
???2「まさかこのような場所に屍の侍に出会うとは!私も腕が鳴るもんですよ!」
王ドラ「今度は侍でも女性ですか!?」
???「邪魔するなとは言いたくなるもんじゃが・・・だんだんと大量にゾンビが出てきたから力を貸してもらうぜよ」
侍二人の健闘で王ドラを守りつつなんとか大量発生した屍の侍を倒した後にそのゴロツキの侍は彼に声をかける。
???「ネコのおまん」
王ドラ「なんでしょうか;つか、ここはどこ・・・」
???「もしかしてわしと同じもんか?」
王ドラ「え?」
その王ドラの姿を見た女傑の侍は何かに気付いたのか聞く。
???2「そういえば、あなたも変ですね。確か約半年前に斬首刑になったと聞きましたが」
王ドラ「えっ;」
???「わしは最期はそうであったとしてもここに飛ばされたもんじゃ。わしは・・・」
???「人斬りのサーヴァント、ちょいと癪じゃがアサシンの岡田以蔵じゃ」
王ドラやアサシンのサーヴァントである以蔵が何らかの理由でこの江戸時代に飛ばされたことを知った女傑の侍ーーーーーサーヴァントのランサーの長尾景虎はせめて二人を匿える場所を知る者を通じてアイコンタクトをとれたことによりその者がいる場所まで案内することになった。
景虎「その者に関しては事情を話せば多少は通じてくれますから、二人が帰還するまでの当面の間の衣食住には困らないかもしれません。もっともダーオカも恐れるから流石に財産は食い荒らしませんね」
以蔵「そんな奴を前にしたら怖いき!!でも、こいつ守らんとあかんし・・・そういえば、おまんの名前は?」
王ドラ「私は・・・(王ドラは流石にこの江戸時代ではまずい!!)・・・私は外国から来た武器商人の山野楽(がく)と申します」
景虎「外国?確かに私がサーヴァントとしてこの江戸時代に現界してここ最近は武器や商品関係で外国との来航や大名や武家らによる交流があるって聞きましたが。城下町などの者にはあまり流通されてないですが」
王ドラ「そうです。武器商人でも野原で遊びたい時があるんです・・・!(通じてくれるのかわかりませんが・・・」
景虎「わかりました。楽殿ですね」
王ドラ(ほ〜っ・・・)
すると、王ドラは自分を抱えてくれた以蔵を見ながら言う。
王ドラ「・・・あなたは悪だとは思いますが悪人じゃないから、根は優しい方なんですね」
以蔵「は?わしは人斬りじゃ!幕末の四大人斬りの一人に入るほどの奴じゃ!加えて一緒にいるのがサーヴァント二人じゃ!悪く言えば死人じゃ!個体も存在する英霊じゃ!普通なら怖いと思うじゃろ!?」
王ドラ「でも、そうであったとしても生きているでしょう?肉体は成長しなくとも、霊体化を除いてちゃんと触れるし現に温かさを感じますがね。それに現にあなたは私を助けてくれた。本当の悪の人斬りならばそんなことしないはずですが」
王ドラの真っ直ぐな瞳に普通なら頭のいい奴が苦手な以蔵もこれ以上は何も言えなくなった。
以蔵「・・・まあ好きに思えい」
王ドラ「私としても弱いわけじゃないですので(あれ?もしかして薄々と普通の人間じゃないってことは気付いてますが、サクソンさんや私によく話しかけようとするあの騎士の色男らもーーーーー」
景虎「あっ、おーい!」
すると、景虎はその者を見つけて声をかけた。その声を聞いて駆け寄った人物はアミティとシグによく似ている幼い子供の兄妹だった。
王ドラ(アミティさん、シグさん!?)
マイペースな兄「あ、景虎さん」
景虎「四太郎、阿美、お待たせしました、こちらが私が話した二人です」
阿美「はじめまして、妹の阿美です!ほら、あんつぁまも!」
四太郎「兄の四太郎」
王ドラ「(よく似た別人ってことですか)私は武器商人の山野楽です」
四太郎「武器商人か」
阿美「でも、この人、いい人そうだよ!そっちの侍さんも!」
以蔵「?わしか?」
阿美「だってその武器商人のこと大事そうに守ってるもん!」
以蔵「よく見ればこいつ、ネコじゃからな。タヌキのようにも見えるが」
景虎「確かに貴方らしいギャップですねぇ。とりあえずその者のところに着くまでは私も護衛しますのでーーーーー」
すると、先ほどまで青かった空が急におぞましく見えるほどの赤に変わった!これに大半の全員が驚愕する!
王ドラ「なんですか!?空が赤に!?」
景虎「これは・・・」
阿美「天災の報せ・・・?また妖霊が来たの!?」
四太郎「阿美・・・?」
以蔵「天災の・・・報せ?」
すると、雷も鳴らすようになったことを見抜いた景虎は武器の槍を構えた。
景虎「四太郎、阿美!その侍のお兄さんやそのネコの武器商人に守られながらその者のところに案内しなさい!」
四太郎「うん」
阿美「こっち!」
王ドラ「分かりました。ちゃんと無事でいて下さいよ!」
以蔵「・・・」
景虎以外の人物が匿ってくれるであろうその人に会いに行くためにその場から離れた後に景虎は持ち前の軍神とも呼ばれる圧倒的な強さでその雷から出てきた妖霊を倒していった。
景虎「このまま粘れば私の勝ちですね!そうすれば、みんなのところに戻れてーーーーー」
???「残念ながらそれは叶わんな」
すると、急に後ろからの襲撃による棘で景虎の霊基が突き刺さった!
景虎「・・・え?」
???「せっかく圧倒的な強さだった戦国武将だったのに残念だったな。ああ、このまま座に還させるのもあれだからーーーーー」
???「お前をここの「英霊剣豪」と呼ばれる者の一人のランサー・右京として迎えよう」
景虎はその言葉を最後に何も聞こえなくなった・・・
一方、楽と名乗る王ドラと以蔵は四太郎と阿美の兄妹の案内でようやく彼らと彼らの仮の身請け人が住む長屋のところにたどり着いた。
阿美「ここだよ!」
その長屋は元は小さな宿屋だったらしく、純和かつ割と広めな構造で設立されていた。・・・多少は埃っぽい箇所があるが。
以蔵「おまんらが住むのにしては広めじゃな」
王ドラ(長屋自体はちゃんと違和感はない。でも、なんだか・・・)
四太郎「おじいー」
四太郎が呼んだ「おじい」はすぐさま彼らのいるところに向かう。しかし、その姿に王ドラは特に驚きを隠せなかった。何しろその「おじい」は・・・
超巨大のロボットだったからだ(爆弾投下)
王ドラ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・;」
おじいと呼ばれる超巨大のロボット「なんだ?ああ、こいつらがあのサーヴァントが・・・?貴様、ここに飛ばされたサーヴァントか?召喚されたというわけではなさそうだな」
以蔵「おん;わしも理由は詳しく知らんき。おまん、もしやサーヴァントか?」
王ドラ「!」
おじいと呼ばれる超巨大のロボット「ああ。今はなぜか宝具は思い出せんが。だが、我が真名を自分でわからぬ以上はーーーーー」
すると、赤い空に浮かぶ黒い雲が彼らの長屋に近づいていることを察した!
阿美「あの雲、近づいてる!?」
おじいと呼ばれる超巨大のロボット「!・・・おい、アサシン。あの黒い雲とともに立ちはだかる者を倒せ。奴は暗黒に完全に喰らわれた人型の英霊。それが小さきネコの武器商人とともにここにいさせる条件だ」
以蔵「!・・・わかったぜよ。まっちょれ!楽は四太郎らを守っとれ!」
王ドラ「!はい」
以蔵は一人長屋に出て剣を持ちながらその英霊を探す。そして見つけた時に彼は少し驚きはしたものの彼女の生前からこうだったのであまり奇異な目は見なかった、が。
以蔵「おまん・・・暗黒に喰われ消えちょったとしても笑顔のままか!」
景虎「ははは。我は英霊剣豪のランサー・右京。そこの人斬り。いざ尋常に参る!」
景虎が以蔵に斬りかかったところを間一髪で避けられた後に以蔵も彼女に斬りかかる!時代や境遇は違えど剣や槍の武術の才能に関してどちらとも天才と言えたものなのか互角の斬り合いだった。
以蔵は彼女の生前に対して思うところがあったようだ。何しろ彼女は生前にも広義で言ってしまえばサイコパス・・・!
以蔵「ふん!おまん、不遇じゃのう!まさか自分が暗黒に食われちょるとは!」
景虎「貴方は元は人斬りなのにそんな一面もあったのですねぇ」
すると、景虎は自身の宝具を展開する!
景虎「我の宝具は知らないのですね?【毘天八相車懸りの陣】」
以蔵「!!」
景虎「学が浅い故にそれを知らぬままならば」
景虎「貴方は所詮「人を傷つけし者」でもある」
王ドラ「以蔵さん・・・!」
一方、長屋で阿美と四太郎を黒い雲から出てきた妖霊から守っていた王ドラは景虎を斬りに行っている以蔵のことも気にかけていた。
四太郎「楽兄ちゃん・・・」
おじいと呼ばれる超巨大のロボット(やはり無理か・・・)
王ドラ(助けに行けれないままか!私は!・・・勝ってこい。人斬りならば、その人を殺すためではなく救うために剣を振るってきなさい!)
すると、王ドラは思わずくしゃみをした後にいつもの人間体に変身した!おじいはその姿に驚いたもののそれ以上に驚いたのは彼の左手にはこの案件のための令呪が・・・
おじいと呼ばれる超巨大のロボット「!・・・この案件のための令呪か」
王ドラ「・・・。アサシン、岡田以蔵!令呪を以て命じる!」
一方、景虎は既に倒れ込んだ以蔵を見た後に長屋の方に向かうために背を向いた。
景虎「・・・悪く思わないで下さいね。あのネコの武器商人をもーーーーー」
「はっ。あいつがわしに令呪を受けないほどに倒れたと思っちょったか?」
- 第一の巻:逆光降臨(その3) ( No.10 )
- 日時: 2023/01/10 17:05
- 名前: 桜 (ID: La6RhnJe)
景虎「・・・え?」
景虎は既に自分が倒したはずの相手が声を上げるほどに回復していたことに驚いていた。振り向き直すとそこには王ドラの令呪によって立ち上がったアサシン・岡田以蔵・・・
以蔵「この案件のための令呪じゃがな。あいつがわしに願ったのは霊基修復。もちろん元の世界にもわしのマスターはおるが、流石にこの世界にはカウントされんことが良かったことぐらいには思わん・・・おんしは阿呆じゃ」
以蔵が景虎に猛攻で斬りかかり、景虎もそれに応戦する!景虎は次第に自分が劣勢の状態になっていた。
景虎(な、なんなのだこれは!?まるで無派故に・・・様々な剣の流派を取り入れて交互に剣を入れ交えているような・・・)
以蔵「残念じゃな。わしは無派じゃがな!わしは!」
以蔵「剣の天才じゃあああああーーーーー!!!」
以蔵が自らの宝具を景虎に放ち、それで彼女は致命傷を負う!消滅の間際に以蔵に言う。
景虎「まさかこの世界ではマスターの方がカウントされなかったとは不覚・・・」
以蔵「・・・」
景虎「今回は我に勝ったが、これだけは覚えておくがいい。我が倒されたら他の英霊剣豪が貴方達に立ち向かうだろう。元の世界に戻りたいのならばその剣を取れ。振れ。貫け。・・・貴方と同じように飛ばされたあやつを守れ。それが我の遺言だ」
景虎はその言葉を最後に彼女が受けた狂気とともに消滅した。以蔵は王ドラに頭の中に送られた令呪に際しての言葉を微かに思い出していた。
王ドラ『令呪を以て命じる!その霊基を修復する!』
以蔵「・・・必ず元の世界に返すぜよ。約束するき」
そして景虎が倒されたことにより赤い空がいつのまにか青い空に戻っていた。
阿美「戻ってるー!」
王ドラ(景虎さん・・・)
王ドラはこれから巻き起こる出来事を予感しながらも逃げずに戦うことを誓う。最後まで戦い全てが終わったら以蔵と一緒に元の世界に帰還すると・・・
おじいに長屋に置かせることを認められたことで以蔵と王ドラはここを拠点の一つにした。翌朝に王ドラは起きた後に美味しそうな食事の匂いがした。
王ドラ「美味しそうな朝食の匂いですね・・・」
以蔵「おん。おはよう。カレイとかあったからカレイの焼き魚やけんちん汁作ったぜよ」
王ドラ「わー。美味しそう・・・えっ!?作ったんですか!?」
以蔵「元の世界の話じゃが、わしのマスターが料理が全くできん奴き。わしもそれで生前に高杉という奴の家でも世話しちょったこともあった料理が格段にできるようになったぜよ」
王ドラ「へー・・・あ、意外と美味!」
以蔵「じゃろ?」
おじいと呼ばれる超巨大のロボット「ふむ。中々に美味である」
四太郎&阿美「おいしー!」
以蔵「つか、おまんは食べれんのか!?」
以蔵の作った食事を味わいながらおじいは言う。
おじいと呼ばれる超巨大のロボット「私の生きた時代は薄味が好みだったが、こういう程よい味わいもなかなかに良きものだ」
王ドラ「薄味が好み・・・平安時代から鎌倉時代にかけては特にそうであると聞きましたが・・・ということはあなたは・・・」
おじいと呼ばれる超巨大のロボット「!・・・ここまでわかったのならば名乗らんわけにはいかぬ」
おじいと呼ばれる超巨大のロボット「我はアーチャー、真名は源為朝。平安時代における武人の者である」
続く・・・!
新たな外伝も頑張るのでよろしくです!感想OK
- 第二の巻:御一行様之旅珍道中(その1) ( No.11 )
- 日時: 2023/01/26 17:07
- 名前: 桜 (ID: VWN9kw8v)
いわずとしれた王ドラ主人公の外伝編、第二話!
ジブにある漫画も読み返しながらクロスオーバー小説と見比べてみましたが、多少差異がある(場合によっては漫画用に設定変えたりしてるキャラもいる)とはいえあんまり設定が変わってなさがもう安定の子達のような気が・・・(汗)
ちなみに読み返して一番差異があると思ったのはトリスタンですね。小説での設定はあんな多少度が過ぎるやきもち焼きと言われるほどじゃないwでもってどっちもあんまり変わらないのは「反転してもしてなくても度々やらかすような自由人の変人変態で、でもって本当に欲しいものは絶対に離さずにその目的のためならどんな手段でも厭わない」ようなところです。なぜでしょうね?甘え上手=その実嫉妬深いでしょうか??
スージー「騎士様もそういうところはありますわね。あんな甘え上手ではありませんが、多分そういう気配が!」
そうだろうね。だからどっちとも多少矛盾があるとはいえあんまり気にするようなことはないです。むしろ私は甘え上手=嫉妬深い攻めのキャラはめちゃ好きなので。そこに暗い意味ではなくかなりはっちゃければ尚更いい。
ーーーーーその米の豊作の前触れは貴方様方は知っているのか。
その前触れは太陽から光を与えられるか、それとも雨が降り水を与えられるか。どっちだと思うか?前者を答えるのが定番であろう。
・・・だが、答えは逆だ。つまり後者である。日照りを与えてばかりいたら豊作は実らない。それならば必須である稲も麦もそれから作られた食物は食べられないのだろう。お腹を空かせた子供が可哀想だ。
だから雨から水を与えられるのは必須なのだ。もちろん大雨なんて大袈裟なものではなく、恵みの雨という意味でーーーーー
王ドラ「・・・」
朝食を食べた後にせめてもの掃除しながら青空を眺めていたカンフーの達人王ドラはこれまでに起きた出来事を思い返していた。
王ドラ(うん。あの人達は悪い人達ではありませんけどねぇ。多少はケチャップが飛び散る戦闘狂(?)とかビッチとか女好きな多少ナルシスト(?)な美形な奴とかライオン頭とか刺青を入れてる奴とか過激な格好してる女の子らとかどこか邪悪な雰囲気が漂う愚羊とか過激な奴もいますが。まあそれらは私らとあんまり変わってないですね。例えばギャンブラーなんか色恋沙汰を度々引き起こす奴よりもずっとマシですよ)
王ドラはそう思いながら掃除を黙々と進める中でアサシンの人斬りサーヴァント・岡田以蔵が駆け寄ってきた。
以蔵「楽ー!為朝がわしらになんか話があるぜよ」
王ドラ「何を話すつもりでしょうね?」
アーチャーの超巨大サーヴァント・源為朝に呼び出された二人は彼からからあることを話された。それは・・・
二人「京にある城に住む殿下の使いから英霊剣豪に関する依頼を遣わすから、ここと京にある宿と行き来しろって!?」
為朝「ああ、あの城の殿下もそなたらには興味津々なのでな。特に半年前に打首刑になった悪人の「岡田以蔵」が生まれ変わったような奇蹟だと思っているようだ」
以蔵(この世界はここのわしが打首刑になって半年後か・・・おん?待て・・・なんか・・・)
すると、為朝はそばにいる四太郎や阿美の頭を同時に撫でながら言う。
為朝「二人も一緒に行ってあげなさい。少なくとも羽ぐらいは伸ばせるだろう」
阿美「はーい!」
四太郎「おじい、度々帰ってくる」
まだ幼い兄妹の四太郎や阿美に優しく接する為朝を見てカンフーの達人は少し意外だと感じた。
王ドラ「二人には優しいんですね。優しく見守るようなおじいちゃんに見えます」
為朝「あの二人の両親は赤い空から出てきた妖霊によって二人を庇った形で亡くしていてな。それでその時にまだ召喚直後だった私が二人を見つけて面倒を見ているのだ」
王ドラ「そうだったのですか・・・(あんな顔見たら迂闊なこと聞いてしまったような気分になりますね・・・」
そして四人は京に向かい、その城にある殿下の使いに会いに城下町にたどり着く中で以蔵は町民達が驚きや好奇などの目や時折耳にしていたその使いの名前を聞いて少し不機嫌になっていた。
以蔵「・・・」
王ドラ「やっぱり嫌だったりしますか?」
以蔵「町民達の好奇な目ならまだしも殿下の使いの名前が壬生浪の奴じゃから嫌なだけぜよ」
王ドラ「壬生浪ってまさか・・・」
すると、突然町民達がざわついていた!殿下の使いが馬に乗ってこっちに向かってきているからだ!
町民A「斎藤様!?見て元新撰組の三番隊長の斎藤一様よ!」
町民B「斎藤様も殿様も物好きなことよなぁ。あんな人斬りに俺達が恐れてる英霊剣豪のことで仕事を依頼するだなんて・・・」
斎藤一。以蔵が生前でも因縁がある新撰組の三番隊長を務めていた男だ。彼を見た瞬間に町民がみんな道を空ける中で以蔵達を見た。
斎藤「あんたがあの打首刑になったはずなのに黄泉から帰って来たような岡田以蔵か?」
以蔵「・・・」
斎藤「へぇ。無宿の鉄蔵にしてはいい睨みつけしてるねぇ」
すると、王ドラは斎藤から放たれる視線に抵抗しようとしたのか以蔵の前に立って歯を思わず食いしばりながらじっと睨みつけていた。
斎藤「えっ。あんたが言ってたような武器商人?」
王ドラ「武器商人ですね。外国から遥々とやってきた楽という者です」
斎藤は思わず王ドラの今の擬人化でのかなりの美少女に見紛うほどの可愛らしい顔と以蔵や四太郎と阿美の兄妹を守ろうとする啖呵を切る姿に関心を寄せながら言う。
斎藤「そんな強き可憐な武器商人がいるならあんたを殺すことはないよ。まあ、また打首刑になる前と同じ何かやらかしたりしたら間違いなく同じことだけどな」
斎藤はそう言って立ち去った後に町民達は思わず王ドラの斎藤相手に啖呵を切った姿に畏怖と少しの恐れを感じ取った。
以蔵「ありがとき。楽」
王ドラ「私が好きでやることですよ。このままでは以蔵さんがあの男に手酷い目に遭いそうですからね」
以蔵「わしには勝てる自信があるぜよ」
一方、野原のある川原。そこには二人の人物が会話を交わしていた。
???「案外辿り着けはしましたが・・・」
???2「とりあえず王ちゃん探すよぉ」
一方、為朝が言っていた宿に到着した四人はその宿の「紅孔雀亭」の豪勢さを見て驚いた。
王ドラ「これは千と千尋の神隠しにあるような宿ですか?」
以蔵「この世界にしてはますます怪しいもんじゃ・・・;(まあこれと同じようなもんはないことはないかが・・・」
宿の女将「ようこそいらっしゃいました!」
すると、出迎えてくれた女将の姿を見て王ドラは驚いた!
王ドラ(チュチュさん!?)
宿の女将「私、ここの宿の女将であるお紅と申します。為朝さんからも話を聞いてますのでささっ、どうぞ中に」
王ドラ(チュチュさんによく似ているけれどあくまでも違う別人か;よく見たらウサ耳ないですし)
四人が宿の中に入り、最上階にある部屋の間(聞けばちょいと上等な部屋であるらしい)に案内された後に窓から城下町の雰囲気などを見ていた。
阿美「見て!お城ー!」
シグ「山ー。おじいがいる長屋も見えるかも」
王ドラ「これがこの世界の・・・(ちゃんと普通だけど、やっぱりどこか・・・」
一方、以蔵はお紅に声をかけられていた。
お紅「貴方、やはり岡田様ですよね?まさか改心しておられたなんて!やっぱり黄泉で鍛え直されたのかしら?」
以蔵「お、おん・・・;(楽同様に別の世界から来たなんて言えん・・・;」
お紅「小さい頃に大飢饉により大流行していた天然痘で亡くした幼馴染に怒られたのでしょうかね?」
以蔵「?わしの幼馴染が天然痘って・・・?」
お紅「黄泉に一度行ったから記憶がぼやけましたの?」
お紅「岡田様を大切に思っていた幼馴染・武家の坂本家の子息、龍馬様が子供の頃に天然痘を患って亡くなったのです」
以蔵はお紅からその話を聞いた後にやはりこの世界と本来の歴史とは違っていたことを改めて確認した後に四太郎や阿美を子守り中の王ドラの元を訪ねた。
王ドラ「おかえりなさい。何かわかったのですか?」
以蔵「・・・。なあ、おまんは本来の坂本龍馬の最期はなんというやつじゃ・・・?」
王ドラ「・・・最後は明治維新の志半ばで33歳で暗殺の凶刃に倒れたと聞きました」
以蔵「それが全部が異なっちょる。この世界の坂本龍馬は、大飢饉により大流行した天然痘で子供の頃に死におった・・・!」
以蔵の先程に得た証言から王ドラは少し驚きを隠せなかったが、同時にこの世界がなんなのかわかりそれで納得していた。
王ドラ「そうですか。だからなんですね・・・」
以蔵「・・・どういう意味じゃ?」
王ドラ「この世界は、多くの悲しみとそれによる多大な喪失を元に成り立っていたということが・・・」
王ドラや以蔵が感じ取っていた違和感の正体は、悲しみや喪失に彩られたこの歪んだ世界への憐憫や同情だった。だからこそますますこの世界のさらなる秘密を知らなければならない・・・。
すると、お紅が部屋に訪ねてきた。
お紅「楽様ー。貴方様に来客ですわ。聞けば貴方様の知り合いだという方二人が・・・」
王ドラ「知り合い?」
すると、お紅の後ろにひょっこりと顔を出した人物がいた!王ドラ救出という目的でチェリーワールドから王ドラの夢の中に入ることができたサーヴァント・新宿のアサシンことアサトだ!
アサト「よぉ、可愛い武器商人ちゃん!この俺様が助けに来てやったぜ!」
王ドラ「アサトさん!?なんでここに・・・」
アサト「すんなりと入れたんでな。ああ、それと・・・」
すると、アサトは自分が抱えてる何らかの形で気絶中の、アサトと同様に王ドラの夢の中に入ることができたアーチャーのサーヴァント・円卓の騎士の一人であるトリスタンを彼らに見せながら言う。
アサト「こいつ、ちょっと休ませてくれないかなぁ?京に着いた途端にここの人妻を口説いてそれを見たその旦那に殴られたんだ」
王ドラ「ここでも何やってんですかね・・・;」
ーーーーー事の発端はチェリーワールドのスマブラ屋敷。医務室のベッドで眠り続けている王ドラの中に潜み込んでいる怪異現象のまだ仮名として名付けられた「禍いの種」を完全体になる前に切除するためにチェリーワールドの創造主の桜はある策を提案した。
桜「ここにひみつ道具の夢はしごはあるわよね?夢はしごで行き来できるなら切除しないこともないと証明されてるわ」
ドラえもん「じゃあ、王ドラは助かるの!?」
桜「ええ。ただし、人間も人外も関係なく二人しか入れないわ。しかも、その禍いの種が関係しているってことはあるから王ドラの夢の中に入るのに適性値が高い人じゃないと・・・」
桜の策の内容に夏美は念のために聞いた。
夏美「じゃあ、もしそうだとしたらドラえもん達みたいな親友達も入れないの?」
桜「適性値が高くなかったら入れないわね。だから、適性値の高い人を示すレーダーが出てくれると思うんだけど・・・」
すると、そのパンダ型の適性値探知機がビービーと音を鳴らした!耳のいいゼオはその大音量に思わず耳を塞ぎながら聞く。
ゼオ「誰が示された?」
桜「・・・アサト。いけるわね」
アサト「俺かい?王ドラちゃんを救うのは俺に任せておけよぉ!」
クルーク「思ったよりも了承してくれてよかった!(あれ?ということはアサトのマスターのツキノも行くから二人ってこと?」
すると、ビービーとさらに大音量を鳴らす形で示された方を大半の全員が目を向ける。それはまさかの予想外な人物だった!
トリスタン「え?私ですか?」
チャラ王(マジ?あれだけ嫌われてんのに適性示されてんの?)
ーーーーー以上が回想。ちなみに夢はしごで渡ることができたトリスタンやアサトはチェリーワールドでは王ドラ同様に眠っている状態だそうだ。
アサト「というわけでさぁ〜!俺はともかくトリが入れるなんてみんな思わねーよぉ!みんなもかなりびっくりしたんだよ」
王ドラ「私もその話を聞いてかなりびっくりしたんですけどね(顔が青い」
アサト「だろぉ?ん?そちらの侍は?」
すると、以蔵は自分のクラス名と真名を名乗った!
以蔵「わしはかなり癪じゃが、アサシン、岡田以蔵じゃ。訳あって同じように飛ばされちょった楽と一緒に行動しちょる」
アサト「楽?岡田以蔵?同じように飛ばされた?そいつについては城下町の奴らが噂してたけどどういうこと?」
王ドラ「わっ;話しますから聞きなさいっ;」
王ドラは今の自分の身の上、そして自分と一緒にいる以蔵が「この世界の岡田以蔵」と同一存在の別人であり理由は未だ不明だがおそらく自分と同じように飛ばされて来たのだとアサトに話した。
アサト「ふーん。つまりそいつはちょっと困惑した状況になってるんだね。この世界についても本来の歴史からずれたチェリーワールドとは違う世界なんだねぇ」
王ドラ「そうですよ。だから、あなたも江戸時代向けに何か名乗った方がよろしいかと」
アサト「うーん・・・イゾー。俺は船乗りの朝川だよぉ。好きなように呼んでくれ」
以蔵「船乗りもここまで渡るもんか?後ろに未だ寝込んでるこの赤髪は?」
アサト「ああ、そいつはたまに一緒に飲んでる鳥野だよぉ。名のある楽器の奏者なんだ」
王ドラ(嘘つきなさい!二人でほぼ頻繁に飲んでるでしょうが!!)
以蔵「酒かぁ?」
アサト「おー、あんたも酒好きか?」
王ドラ(意外にも食いついた!!?)
すると、四太郎と阿美はアサトをじっと見る。
アサト「その子ら、シグとアミティに似てるけどどうした?」
王ドラ「飛ばされた私達を拠点とした長屋に案内してくれたんです。あの子らが住んでる長屋にはおじいがいまして、そのおじいが面倒見てるんです」
アサト「ふーん・・・」
王ドラ(彼とも仲良くなりたいけれど、近づかない・・・やっぱり刺青が怖いんですかね?)
その夜、大半の全員が寝静まった後にトリスタンは一人目を覚ました。ふと歩くと声が聞こえた。四太郎と阿美を寝かしつけている王ドラだ。
トリスタン「・・・無事なのですね」
王ドラ「トリさん・・・!目を覚ましたのですね」
トリスタン「ええ、なんとか。ん?アミティ嬢に似ているその子は・・・」
王ドラ「阿美ちゃんです。四太郎君と一緒に私達といるんです」
トリスタン「私達・・・」
王ドラ「ええ、岡田以蔵ですよ。・・・あなたと同じの」
トリスタン「・・・!知っていたのですね」
王ドラ「ええ。でも、性質自体は私達とあんまり変わってはいませんね。同一存在であったとしても別人ってことはわかるんですがね・・・」
すると、王ドラはなんだか少し弱きそうにトリスタンに言う。
王ドラ「・・・四太郎君や阿美ちゃんの面倒を見てくれてるおじい、あなたと同じですよ」
トリスタン「・・・」
王ドラ「私の中の禍いの種を切除したらきっとおじいは消えてしまいます。そしたら今度こそ四太郎君と阿美ちゃんは二人きりになります。両親を亡くしているのに・・・トリさん」
トリスタン「はい」
王ドラ「こんなこと言って悪いと思いますが、それでもあなたは私を軽蔑しないでくれますか・・・?」
トリスタン「ええ(この者の弱音、初めて聞きましたね・・・」
一方、それを見ていたアサトと以蔵、お紅は王ドラの弱音を襖越しに聞いてしまい、ちょっと反省した。
アサト「普段は弱音決して吐かないから意外だったよぉ」
以蔵「わしは自分のことばっかりで他にも目を向けるようなことしちょらんな・・・」
お紅「私ももうちょっと歩み寄ればよかったですね・・・」
一方、とある場所。そこは英霊剣豪が集う場所だった。
英霊剣豪・バーサーカー「しっかしさぁ、まさかランサー右京が倒されるなんて思いもしなかったし!」
英霊剣豪・アサシン「まさか人斬りがアレを倒したなんて意外ですね」
英霊剣豪・セイバー「・・・おい」
すると、セイバーがある者を指しながら言う。英霊剣豪のアーチャーだ。
英霊剣豪・セイバー「次、行けるか?アーチャー」
英霊剣豪・アーチャー「・・・行ってくるぞ。もしも勝利したら美味しいお米をドンドーンと食べさせてやる」
英霊剣豪のアーチャーはそう言って以蔵達一行を暗殺しに向かった。そこには頼もしい仲間二人が加わっていることも知らずに・・・。
- 第二の巻:御一行様之旅珍道中(その2) ( No.12 )
- 日時: 2023/01/26 17:11
- 名前: 桜 (ID: VWN9kw8v)
その翌朝の紅孔雀亭。王ドラは目を覚ましたらすっかりと眠ってしまったことに気付いた。思わずあわあわと慌てた。
王ドラ「四太郎君、阿美ちゃん!ごめんなさい、寝てしまって・・・!」
四太郎「大丈夫、ちゃんと寝てた」
阿美「楽兄ちゃんがちゃんと寝かしつけてくれたからだよー」
王ドラ「すみませんね、こんな時に休んでる場合じゃないのに・・・」
すると、お紅があくびをしながら入ってきた。先に起きていた二人をお守りしてくれたのだ。
王ドラ「・・・お紅さん、代わってくれたんですか?」
お紅「さて、なんのことでしょうか?それよりも町民には私から話をしておきました。少なくとも岡田様が改心していることはまだ半信半疑な者も大勢いるようですが、誤解も半分解けたようです」
トリスタン「私もその声かけを手伝いました」
王ドラ「えっ、うそっ!?」
トリスタン「疑いは完全に消えたわけではありませんが、今はもう殺しに来ることはないでしょうね」
王ドラ「どうやってやったんですか;」
トリスタン「ハープで三味線の音色を奏でながら唄風に話しました」
王ドラ「そんなこともやれるんですか;」
以蔵「・・・;」
すると、トリスタンは言う。
トリスタン「四太郎殿や阿美殿のこと、それは誰よりもお祖父殿も承知しておられます。その後の行く末についても彼なりに考えていないわけではないでしょう」
王ドラ「あ・・・そうですね」
トリスタン「私やアサト殿も預け先は探すことを尽力します」
王ドラ「本当ですか?・・・意外と頼りになる奴じゃないですか」
トリスタン「えっ。楽殿、とうとう私のことを・・・!」
王ドラ「それとこれとは話は別ですからね(毅然ときっぱり」
以蔵「つか、普段はアサトやトリと呼んでるき・・・」
すると、英霊剣豪のランサー・右京の時と同じ赤い空が映し出されてきた!
アサト「これは・・・!」
以蔵「!!英霊剣豪の奴か!!」
王ドラ「すぐに向かいますよ!」
お紅「貴方様ら!四太郎と阿美は私の方で見ますのでどうかお気をつけて!」
トリスタン「はい!」
一方、英霊剣豪・アーチャーは城下町近くで以蔵達一行を探していた。既に何人かの人間を弓の矢にかけながら。
英霊剣豪・アーチャー「どこにいるのだ?わかっているのだぞ・・・」
以蔵「わしらはここにおる!!」
すると、後ろから以蔵の言葉が聞こえた英霊剣豪・アーチャーは振り向くが、見知らぬ人物が二人王ドラや以蔵の近くにいることに気付いた。
英霊剣豪・アーチャー「・・・なんか増えたか?」
トリスタン「私だって騎士です。闇に落ちた貴方もそうではないのですか?」
すると、トリスタンはその英霊剣豪のアーチャーの真名を当てた!
トリスタン「貴方は弓矢の他に米俵もありますよね?アーチャー、その真名、俵藤太」
藤太「・・・ほう」
すると、英霊剣豪のアーチャーの藤太は以蔵ら一行に対決を布告する!
藤太「我はアーチャー、俵藤太であり英霊剣豪の中納言でもある!!いざ尋常に勝負!!」
藤太と以蔵達一行が激突する中で、以蔵はまるで景虎の時とは違うような強さを感じていた。思わず彼のなんとか保っている態勢が崩れそうになったこともあった。
以蔵「案外強いやないかこいつ!!」
王ドラ「トリさん。俵藤太ってもしや・・・」
トリスタン「ええ。平安時代に存在したあの伝説の大百足を倒し今もなお後の名を残した源氏でさえも戦うのは躊躇うほどの言わば化け物です。人間の英霊であることは変わりないのですが、まともに戦うのは厄介な類です。強さを特に重視してはいないのですがね」
王ドラ「英霊剣豪にはそのような人物を・・・」
王ドラもそれを知って思わずゾッとした。英霊剣豪でなくともあのような強さを誇る英霊を見たからだ。大半の英霊からも畏怖されて恐れられる王ドラがゾッとするのは相当だったのだろう。しかし、彼が思わずゾッとして相対するのは最悪だと思った厄介な相手はすぐ隣にいた。
トリスタン「?なんですか?」
王ドラ(こいつも人のこと言えないですけどね。強さだけの騎士あるいは英霊なら勝てるけれど、こいつの動きはまるで読めない。攻撃したとしてもすぐその動きを変える。魔改造にして持っている宝具であるハープも移動用やトラップワイヤーにも使えるとしたら尚更厄介!)
トリスタン「以蔵殿を見ながら私のことチラ見してますよね」
王ドラ「うっるさい!」
一方、以蔵は藤太の強靭な強さに次第に苦戦を強いられていった。そこにアサトが駆け寄る。
アサト「イゾー!このままだとヤバいから俺が力貸してやろうかー?」
以蔵「は!?まあ、確かにあいつは強いき。聞かんことはないが・・・」
アサト「ーーーーー」
以蔵「・・・おん!?おまん、正気か!?」
アサト「いいからやろうぜー(それにトリスタンも気付いてる通り、あいつは何らかの理由で全力出してるように見える」
すると、藤太は自身の宝具を繰り出そうとしていた!
藤太「あの同じアサシンに策を言われたのか?残念であったな、その策は実行できん!【八幡祈願・大妖射貫】!!願わくばこの矢を届けたまえ!!」
以蔵「!!」
以蔵は藤太の宝具の攻撃を受けた!その射る矢は龍神が見えるかのようだった。
王ドラ「以蔵さん!!」
藤太はその宝具の弓を下ろした。自分の勝利はもう確定した・・・
以蔵(?)「あんたが射った奴がイゾーだと思って宝具ぶちかましたのかぁ?」
藤太「・・・何!?」
かに見えたが、その直後に藤太が射った以蔵の姿からいつもの姿に変わる!そう、自身の能力である変身で以蔵に化けたアサトだ!
藤太「よく見れば傷もない・・・そうか!アーチャーの円卓の騎士か!?」
トリスタン「楽殿にも事前に話したのですよ。私のスキル・声高らかに愛を讃えんで回避を二人に与えたので」
藤太「二人・・・まさか!」
すると、藤太の頭上に本物の以蔵が飛んできた!
以蔵「おまんらは色んな意味でむちゃくちゃじゃ!!【始末剣】!!」
藤太「っ!」
以蔵は自分の宝具を藤太にぶちかました!しかし、藤太にはダメージを与えられたものの彼はなんとか粘っていた。そう、外してしまったのだ。
以蔵「すまん、外しちょった;」
王ドラ「まだ大丈夫です!あと一発だけトドメを刺せれば・・・!」
トリスタン「その必要はありませんよ」
王ドラ「え?」
すると、藤太の霊基が消えていくように感じた!以蔵は外してしまったのに不可解な現象にアサトは藤太に聞いた。
アサト「・・・やっぱりな。あんた、自分の中にあった英霊剣豪としての呪いを解放するために全力で戦って宝具まで放ったんだろ?自分がそれで自害することで。確かに弓は使わねえな」
王ドラ「え?どういうことですか!?」
トリスタン「あの者は呪われてもなお英霊剣豪に囚われたくない自我を持ってその呪いと戦っていた。でも、このまま行けば呪いは侵され完全にその自我をなくしてしまう。だから、以蔵殿と全力で戦うことで自分の体力を消耗した。結構な皮肉な話ですが、以蔵殿が掠って外したことがその追い討ちになってくれたのでしょう」
以蔵「は?じゃあ、おまんは自分で自分を殺すために・・・!!」
以蔵の問いに消滅の間際である藤太は答えた。
藤太「いや、それでよかったのだ。そなたが全力を以て戦ってくれたから。我が目的も達成されている。だから、我を殺したのはそなたではない。・・・この拙者だ」
以蔵「・・・」
藤太「せっかくの作物も無駄にしたくないのでな。なぜならそれは民が誠心誠意を以て蓄えたものだ。拙者はそれを・・・我などに奪われたくなかったのだ」
藤太はそれを言い残して消滅した後、トリスタンは思わず吐き捨てるように言う。
トリスタン「あのような者まで英霊剣豪にしてしまうとは・・・!」
王ドラ「・・・」
藤太は自分の呪い(悪意)と全力で抗っていたのだ。彼の消滅の間際の表情は彼が本来持っている優しげな顔だった・・・
赤い空もいつもの青い空に戻った後のその翌日、二人目の英霊剣豪を倒した以蔵達一行は紅孔雀亭にてお紅が祝いとして沢山の食事を作ってくれた。
お紅「二人目の英霊剣豪をよくぞ倒してくれましたわ!これはそのささやかなおもてなしですが、四太郎君や阿美ちゃんの分もあります!」
王ドラ「美味しそうですね。魚も汁物もよく料理してらっしゃる」
王ドラは出された料理を美味しそうに口にするが、横をチラリと見た。
トリスタン「私とイゾルデの出会いは・・・やはり私が毒で倒れて目を覚ました後のことですね」
アサト「はぁー?女だけじゃなく金銀財宝も奪えよ。それだったら最後は悲惨なことにならずに済んだぞー」
トリスタン「いえいえ、イゾルデとの◯◯◯(放送禁止用語)や◯◯◯(放送禁止用語)がなければ・・・(酔」
アサト「せめて◯◯◯(放送禁止用語)はしなかったのかぁ?(同じく酔」
王ドラ(この放送禁止用語を連発してる酔っぱらい共の近くにいるとせっかくの美味しい料理が台無しだ・・・;)
すみません、タチの悪い酔っ払い達が放送禁止用語を連発しまくったのでその部分だけカットしました・・・;
同じく酒に弱い下戸だが、泣き上戸で最終的に眠ってる以蔵を王ドラが見て吐いたりしても二人と比べてみたらまだ可愛いものだと感じていた。
王ドラ(あの放送禁止用語を連発する酔っ払い共と比べてみたらよっぽどマシですね。前から髭があっても可愛い顔してるなーと思いましたが・・・)
以蔵「・・・りょうまぁ・・・武市先生・・・なんでわしを・・・置いていったんじゃあ・・・」
王ドラ「・・・(やはり置き去りにされるのは大人だって誰だって嫌なんですよね・・・」
王ドラは自分のロボット学校の学生時代の課題のレポートの資料で岡田以蔵や坂本龍馬などが活動した江戸時代についてちょっと書物を読み漁っていた時期があった。その中で特に気になる部分はあった。それは坂本龍馬が岡田以蔵には何も言わずに置き去りにしてしまったことに関する記述だ。置き去りにするぐらいならせめてものビンタしてでも連れ出せればよかったのだと心底思った。
王ドラ(まあ外部の私らがとやかく言う権利はないですがね)
王ドラはそんな以蔵の頭をポンと撫でた。王ドラは以蔵には甘くなっている。酔っ払っているトリスタンはそれを感じながらそんな光景をじーっと見ていた。
トリスタン「私は悲しい・・・せめて私にも撫でておくれ・・・」
王ドラ「あんたにはせがんできても撫でませんからね(^ω^#)」
すると、お紅がある手紙を持ちながら王ドラのところに駆け寄った。
お紅「山野様!山野様ら宛にお殿様からの手紙が!」
王ドラ「私らに?」
王ドラが読んだその手紙の内容は・・・
お殿様からの手紙「岡田以蔵、山野楽ら一行、先日の英霊剣豪の二人目の退治、見事な働きであった。それで私からも英霊剣豪についての情報を渡したい。私が遣わした使いの者に案内を頼んでいるから今日の夜に我が城に来い」
王ドラ「今日の夜ぅ!!?」
四太郎「お殿様、政務はこなせるしその上捌きは早いけれど意外にせっかち」
阿美「お殿様も早く楽兄ちゃん達の顔を見たいんだよー」
王ドラ「でも、今からすぐにその時間じゃないですか!!そんな強引な「すみません。殿もあなた方を城下町から即刻追い出したいわけじゃないのです」
いつのまにか笠を被り口元にはマスクを覆っていた見目麗しく冷徹そうな女性が紅孔雀亭に王ドラ達を迎えに来ていた。彼女が殿様が城の案内役として遣わした使いの者だ。
お紅「あら、あなたが?」
笠を被った見目麗しい女性「はい。殿の命でして」
その女性をアサトは一瞬垣間見て何かを感じ取っていた。
アサト「・・・?」
まるで忘れてしまっていた自分の真名がぼやけながらも微かに浮かんでるようだった・・・
続く・・・!
感想OK
- 第三の巻:恋せよ浪漫、忍の花に(その1) ( No.13 )
- 日時: 2023/02/02 19:54
- 名前: 桜 (ID: Zp53hDuK)
王ドラ主人公の外伝編の第三話です!前の外伝の赤いダイヤや前のアイオーン様主人公のやつとは(物語の舞台的に)一味違うような和風味のシリアスギャグもといギャグシリアスなので道中のネタを考えるのが重い時もありますが、その分なんとか書ききってます。
今回はコメディ風味とかある諍いの話。あ、それは味方側じゃないですが・・・
「カービィは渡すかあああああー!!!!」
ガシャーン!!ドンガラッシャー!!!ガシャンガシャン!!!!ドッカーン!!!!!チュドーン!!!!!!
・・・うん、これとも違うからね;
ーーーーー例えば集団生活の中で、あるいはどこかの組織の中で実力争いや紛争などの諍いが起きることがある。
人間には競争意識があるのは多かれ少なかれ誰もが持ってもおかしくない感情なので、これはどうしようもないし仕方ない。
競争意識があるから粘り強くなるし、根性を普段から身につけているし、勝ちたいと気持ちがそれをもたらしてくれている。
いわゆる「どんなに苦しくてもやり続ける」根性論を人はもったいないとなぜ決めつける?勝ちたいと気持ちが、今も人間に根強い形でそれがあるということをどうして否定する?
トリスタン「酒を飲んだ後にこれですか・・・;」
城の使いである笠を被った女性・照に案内されている以蔵達一行は城に向かっていた。その城の城主であるお殿様から英霊剣豪に関する依頼を受けるために謁見するからだ。
以蔵「楽。わしを起こしてくれちゅうのはえいが、こんな理由なら流石に泣きはするき・・・(´;ω;`)」
王ドラ「ごめんなさい;つらいと思いますが今はどうか耐えて下さい;」
アサト「四太郎と阿美はお紅さんに預けられてるし、まあ大丈夫なんだけどねぇ;」
アサトは照の姿を密かにチラ見していた。照は気付いた。
照「何か?」
アサト「いや、なんでもないよぉ(なんだろうな・・・どっかで会った気はするけど・・・」
すると、その以蔵の姿を見る人物がいた。その人物はこの城の姫であり、殿様の今は亡き正室との間に生まれた一人娘だ。
姫の教育係の女中「姫様!そんなに隙間から覗き見したら気付かれてしまいますよ!」
姫様「ごめんなさい。一目だけでも見たくなって・・・」
そして城の謁見の間に辿り着いた時にその間にいる殿様が彼らに声をかける。
殿様「では岡田一行、こちらへ。参られよ」
四人は座った後に頭を下げる。彼らでも最低限の礼儀はあるようなので時にまばらになりながらも難なくできた。
王ドラ「秋から冬にかけての季節、雪の息吹も次第に近づくことで・・・」
殿様「良い。そなたらは二人目の英霊剣豪を倒したと聞く。実はそれに関して依頼しに来たのだ。その実力を見ることも兼ねて」
トリスタン「貴方も英霊剣豪に悩まされたのですか?」
殿様「ああ。英霊剣豪を倒せる力があるならば、私としてもそれを見たくてな」
すると、殿様の顔を見て王ドラとトリスタンは驚く!その殿様の姿は角が取れているサタンと酷似したものだったからだ。
王ドラ(サタン!?)
トリスタン(私を召喚した彼とは別人ですが、こちらは尊厳や王者の風格をいい意味で兼ね備えてますね。私はとても恐ろしい・・・!)
殿様「?なぜ私を見て驚く?嫌な気分にでもなったか?」
アサト「い、いや、なんでもないよぉ!(二人とも!気持ちはわかるが、平常心を保て!」
以蔵(なぜ二人が驚く・・・?この殿様似の顔をした奴が知り合いにでもおるんか?(正解)
殿様はアサトから聞いて気にしないことにした後、その英霊剣豪のことについて言う。
殿様「英霊剣豪が三日後にここに襲来するという報せがあったのだ。英霊剣豪のアサシン・舞々がな」
以蔵「・・・!!」
殿様「そのアサシンは、かなりの手練れの忍びの者と聞きどこからか来るか分からずに忍び寄るところから城の一番の宝を盗み取ると聞いた。一番の宝については今ここに来るがな。璃(あき)、入れ」
すると、璃姫と呼ばれた殿様の娘が謁見の間に来た。その姿を見て王ドラはさらに驚愕した!
王ドラ(アルルさん!?)
璃「こちらの方々が父上が私の護衛を依頼を頼む者ですね?私はこの城の姫、璃姫ですわ」
トリスタン(こちらはアルル嬢とは違うようなお淑やかな大和撫子のようだ)
アサト(アルルちゃん、茶とかの礼儀作法は苦手だからねぇ・・・;)
王ドラは殿様を見ながら聞く。
王ドラ「護衛って・・・」
殿様「そうだ。一番の宝は私の愛娘である璃。私の正室である母君が亡くなって以来、私が一番に命をかけて守る唯一の宝なのだ。子は宝とよく聞くであろう?」
殿様の璃姫への優しげな表情を見て恋情ではない父性による愛しの娘姫への愛情であるものだと感じ取った王ドラはやはりサタンとは違うと思った。殿様が月だというなら、サタンがすっぽんである方が正しいのか。
王ドラ「分かりました。必ず璃姫の護衛をしながら英霊剣豪アサシン・舞々の退治の任務を果たします!」
璃「ありがとうございます。私や父上の気持ちを考えてくださって・・・」
すると、璃姫は以蔵を見て思わずびっくりしながら目を逸らした。
以蔵「えっ;なんじゃあ?」
トリスタン「何かしたわけではなさそうですね」
以蔵は璃姫の態度に大層困惑していた・・・。
その翌日。以蔵達一行は殿様に呼び出され、一応の把握のために城内のあらゆる場所を照に案内されていた。
王ドラ「小屋なんかあったのですねー。あ、あそこの池にも変な顔した鯉がある」
以蔵「変な顔とか言ったらわしら全員首刎ねられるき;」
照「いいのですよ。殿様も変な顔だと分かっていてもそういう趣味を好んでいらっしゃったので」
トリスタン(本物と違うと言っても悪趣味さは別の意味で同じなのですね・・・;)
アサト「・・・」
すると、アサトに見られていることに気付いた照は彼に尋ねる。
照「貴方、こないだから私の顔に何かついてますか?」
アサト「いや・・・つか、あんた、否定されるのは承知だけど、どっかで会ったことあった?」
アサトの問いに照は思わず首を傾げた。
照「いえ・・・ごめんなさい、貴方は美しい造形の顔立ちの持ち主だから忘れないはずなのに・・・」
アサト「いや、俺も。変なこと聞いて悪かったな(やっぱりこの女から感じた違和感は気のせいかな・・・」
すると、そんな二人を冷やかすかのような声が聞こえた。殿様の付き人の一人である斎藤一だ。
斎藤「あれー?照、こんな美形にナンパされてるの?」
照「斎藤!」
以蔵&王ドラ(げっ;)
アサト(二人がすげー嫌な顔してるなー;)
トリスタン(以蔵殿は彼が本来であれば壬生浪の新選組ですから理由はなんとなく分かりますが、なぜ王ドラ殿は嫌なのでしょう?)
すると、斎藤はアサトの他にいる三人に気付いた。
斎藤「あれ?こないだ俺を睨んでしかも一人は無言で啖呵まで切ってくれた人斬りと可愛い武器商人の二人じゃない。二人目の英霊剣豪、よく倒せたねー。あれ、めちゃくちゃ油断ならないアーチャーなのに」
以蔵「・・・」
斎藤「可愛い武器商人ちゃん、隣に別の男を侍らせてんだねー。どんな手を使ったか知らんが、よく分からんような変な術をその男にかけてんだね。仲間増やすのに上手く立ち回ったもんだ」
王ドラ「・・・っ!!」
すると、王ドラは斎藤をぶん殴ろうとしたが、察したトリスタンが咄嗟に制した後に斎藤に言い返す。
トリスタン「楽殿は私に術など使っていません。私が自分の意思で近くにいるだけです。貴方の毛嫌いする以蔵殿の味方になっているだけでそれは流石に酷いのではないですか?楽殿は以蔵殿の実力を認めた上で尊重していますが」
王ドラ「・・・!」
アサト(^ω^#)←斎藤を見てるも目が全く笑ってない
斎藤「あー、なんかごめんね;試すために利用するのも殿様の手段だもんね。まあ、二日後の璃姫の護衛、頑張ってね!」
斎藤はそう言って立ち去った後にトリスタンは王ドラに声をかける。
トリスタン「楽殿。今は大丈夫ですよ。私が代わりに言い返しましたので」
王ドラ「・・・私を制する時に抱きつくのやめてくれませんか?」
トリスタン「はは、すみません。こうできるのはこの時限りかもしれませんので(あれ?同じ同世代のドラリーニョ殿になら嫌がりませんのに、嫌な顔したのはなぜ?」
すると、殿様の男中の一人が「大変だ」と大声を上げていた。
王ドラ「そうです、この人妻好き男にセクハラされました」
トリスタン「おお、私は悲しい・・・」
男中A「そうじゃねーよ!姫様が突然倒れたー!!」
璃姫が倒れたと聞いて照も含めた以蔵達一行は駆けつける。時に下女達や女中達と共に介抱していた殿様に事情を聞く。
以蔵「何があったんじゃ?」
殿様「それが突然倒れたらしいのだ。原因不明の高熱だそうだ・・・」
アサト「このまま倒れたら埒があかねーな。治る見込みはないかい?」
アサトの問いに殿様は答える。
殿様「高熱が治る薬草がこの城下町近くの山にあると聞く。ただし、私が行くとなると親であっても民もいい顔はしないだろうな」
王ドラ「じゃあ、私達が採りますよ。少なくとも今日の夜までには戻って来ます」
殿様「本当か?ではそれを君らにお願いする。だが、照。お前は彼らに付いててくれるか?」
照「!はい」
その光景をどこか気にかけるかのように斎藤がこっそりと隅から見ていた・・・。
はっきりと言いますが私は一ちゃんが嫌いではないですOTLただ生前の因縁の関係で以蔵さんを煽りまくってるだけですOTL
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