二次創作小説(紙ほか)

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日常日和。5
日時: 2025/11/19 17:27
名前: 桜 (ID: Lk0URTLS)

おかげさまで日常日和。も5という節目で新しく迎えることができました。ここに至るまで色々と混乱があり悩みもしましたが、考えた末にこの先に何があってもこれまでの続きを執筆したいという気持ちで新スレッドに至れました。色んな意味で変わる場合もあり混乱はすると思いますが、私は私で頑張りたいと思いますのでご存じの桜サイドやこれまでに出てきた新たなサーヴァント達も含めてどうぞよろしくお願いします!


「目次」


「短編」
The Reverse Night>>1-5
聖夜怪盗☆シークレット>>6-7
デンジャー☆スクランブル>>33-36
僕もまた、運命に導かれて>>37-38
うちの護衛のママ侍さん>>39-42
とある雪月花の羽根。>>43-44
アスパラ☆クライシス!>>77-83
運びを巡る機関車と謎のトレインハンター>>84-86
僕の果実のボク>>96-100
黒の感情・白き純潔>>101-105
ツイセキ☆トラブル!>>148-152
イモーターウォーズ>>153-156
◯◯透視の試用モニター>>157-161
こっちを向いて、愛してると言って!>>162-165
Halloween rabbit!>>166-169
湖の騎士は星の戦士の●●に夢を見るか?>>170-172
ランデブー☆メタモルフォーゼ>>173-176
鯖組メインでファンタパロ>>177-179
雪の記憶、冬の華>>180-183
ある冬の日のアムール>>184-187
クリスマスに追いかけっこ!>>188-191
クリスマスにネガイゴト>>192-196
小さきパンダのガレット・デ・ロワ>>197-200
宇宙の中の不思議の国>>201-205
スキ!スキ!スキー!>>206-210
ビターシュガー・チョコバーボン>>211-215
満開花見日和>>246-249
ツッコみ所が絶えませんっ!(by一ちゃん)>>250-253
ブレーメンの追跡隊>>254-258
王様ゲーム>>259-262
阿国さんの戦い>>263-267
蛇は蛙が好物らしい>>268-270
シチリアでの小話集>>286-289
パンプキンハザード>>318-321
雪の輝き、小さな夢>>345-348
王ドラなう!>>349-351
聖夜、君に贈り物を>>352-356
聖夜、白なる争奪戦>>357-360
突撃!隣の大掃除>>361-364
年明けのアムール>>365-368
バレンタインのから騒ぎ?>>393-396
I‘m not crying anymore>>397-400
バディファイターズタワー踏破の旅>>429-432
Cherry:CamelotZERO>>437-440
異世界を駆け巡る澄色の猫型ロボット達>>471-478
かの者が残してきたもの>>479-482
虹の島々での小話集>>537-540
グルメフェスを調査せよ!>>541-544
Halloween☆Panic!>>579-582
アンジャッシュネタ>>583-584


「サーヴァントvs○○○シリーズ」
第六天魔王vsカンフー猫型ロボット>>322-325
湖の円卓騎士vs仮面の剣士>>337-340
光の御子vs魔界のプリンス>>341-344
ブリテンの騎士王vsもう一人の闇の魔導師>>401-404
幕末の人斬りvs蒼炎の勇者>>405-408
日輪の姫vs野原家の主婦>>409-412
大統王vs黄色い悪魔>>413-416
五代目風魔頭目vs宇宙忍者>>417-420
太陽の騎士vs赤き吸血鬼>>499-502
島原の乱の指導者vs虚言の魔術師>>503-506
維新の英雄vsウサギの双子弟>>507-510


「桜サイドの快刀家の事情」
三兄編>>389-392
次兄編>>433-436
長兄編>>545-548


「針音ノ時計塔のアリア」
時の輝きよ>>45-47
赤の中のモアイさま>>48-50
青の上のウォーターシティ>>51-54
白の下のバトルロワイヤル>>55-57
黄の外の太陽・・・?>>58-60
その呪文の続きには>>61-66
「誰か」の世界にとってのピース>>67-71
ここに。>>72-76


「決戦前夜」
輝ける希望の星達よ>>114-117
二度の生における旅路>>118-120
「太陽」の焔を>>121-125


「キャメロット城での決着」
現在キャメロット城:正門>>126-127
現在キャメロット城:世界を約50%吸収>>128-129
現在キャメロット城:世界を約80%吸収>>130-133
我らの望む未来>>134-136
太陽のナミダ>>137-141
There are our home here>>142-147


「女性ケロン人小隊襲来」
一の儀、女性ケロン人小隊襲来!>>369-372
二の儀、ささやかな疑念>>373-376
三の儀、偽物と本物>>377-380
四の儀、ゆずれなき信念>>381-384
五の儀、星へ届けるハーモニー>>385-388


「フェアリー・レクイエム〜トリスタンの名を持つ妖精の少女〜」
「トリスタン」は突然に>>549-552
日常ブレイカー?それとも・・・?>>553-556
妖精姫のトマドイ。>>557-560
キミが望むなら、どこまでも連れてゆこう>>561-564


「フェアリー・レクイエム〜謎の妖精の騎士一味〜」
新たな戦いの幕開けの予兆>>585-588
逢瀬とサーヴァント召喚の再認識>>589-592(更新)


「前後編」
かけがえのない「君」>>26-28>>29-32
戦国時代からの謎の挑戦状!>>87-91>>92-95
苺の彼方をもう一度>>106-109>>110-113
シチリアでの鳥の夢>>271-275>>276-281>>282-285
月夜でのエンゲージ>>326-331>>332-336
雪月に小さな花びらを>>421-424>>425-428
時空鉄道の夜>>483-487>>488-498
カービィだらけ>>511-515>>516-519
ワドワド☆サマーアドベンチャー!>>520-525>>526-530>>531-536
世に放った誠を探しに>>565-568>>569-573>>574-578


「風花月夜伝〜友情よりも、忠義よりも〜」
第一の巻:逆光降臨>>8-10
第二の巻:御一行様之旅珍道中>>11-12
第三の巻:恋せよ浪漫、忍の花に>>13-15
第四の巻:変わりはしないもの>>16-18
第五の巻:生きとし、生ける者。>>19-20
第六の巻:揺るぎない、どうしても。>>21-22
最終の巻:音が導く先>>23-25


「風花月夜伝2〜花は今、光へと舞う〜」
第一幕:異変を告げられし江戸>>216-219
第二幕:渦巻く四方と空>>220-223
第三幕:咆哮の中に在る「声」>>224-227
第四幕:私の輝きの星>>228-231
第五幕:忍び寄る戦いの迫る時>>232-235
第六幕:怨恨開花>>236-240
最終幕:空へ>>241-245


「灯火の星〜第六天魔王の乱〜」
第一の段:わし、参上!>>290-293
第二の段:雷に阻まれるのならば、やることは?>>294-297
第三の段:キミと、光と>>298-301
第四の段:聖地の謎かけを解き明かせ!>>302-305
第五の段:闇夜の城で見つけたのは・・・>>306-309
第六の段:光と闇の諍い>>310-313
最終の段:そして魔王は、悪魔と共に歩き出した。>>314-317


「チェリーワールド×蒸気都市〜夢幻の歯車の光〜」
第1話:ようこそ蒸気都市>>441-444
第2話:風を便りに>>445-448
第3話:決して叶いもしないだろうけど、>>449-452
第4話:魔女の■の讃歌>>453-456
第5話:蒸気聖杯戦争の「目的」>>457-460
第6話:風よ光へと吹け>>461-465
最終話:さよなら蒸気都市>>466-470

ワドワド☆サマーアドベンチャー!(後編)(その3) ( No.528 )
日時: 2025/08/29 17:13
名前: 桜 (ID: mlAvlERx)

アイスバーグから帰って来た後






その日の夜のキャンプではタママとパーシヴァルはアイスバーグから帰って来たゼオ達からそこで起きた出来事を聞いて驚いた。


タママ「ええっ!!?フランが高波に流された!?」
ゼオ「ああ。あと、謎の小娘もそうだが、マルクとマホロアの姿も確認できたぜ」
タママ「・・・んで、二人の目的は・・・」
ププル「虹の島々で好き放題するのはもちろん、カービィを強奪目的は絶対だね;」
タママ「どうせそんなことだろうと思ったですぅ;」
パーシヴァル「浮気もそうだが、略奪もよくない」
エレナ「あー、それもアウトなのね;」
ワド太郎「わにゃ〜」


フランのことも心配だが、タママにはもう一つ気がかりなことがあった。


タママ「それで、モー公は・・・」
ディルムッド「今は落ち込んでいます・・・あいり嬢が慰めに行ってくれているようですが・・・フラン嬢が戻ってくることは、わかっていてもなお・・・」
タママ「そうですか・・・(モー公・・・」
パーシヴァル「・・・」


その翌日の朝食ではなんと焼いた骨付き肉とかぼちゃと肉のスープがメインだった。


ゼオ「おー、今日は珍しい組み合わせじゃねーか」
ツースト「まあ、たまにはな。それにいい加減元気になってほしいしな・・・;」
モードレッド「・・・(暗い顔しながら食べてる」
あいり「モーさん・・・;(ごめんなさい;」


朝食を食べ終えた後、クロスが新たに浮かんだ文字の解読ができたので、メタナイトは今日の出撃メンバーを伝えた。


メタナイト「では今日は通称山の島、レッドキャニオンに向かってもらう。今日のテントの警備担当は私とカービィ、ノッブとカッツの四人だ」
エジソン「何?行かないの?」
メタナイト「ああ、ゼオはエレナのマスター、エジソンも同じ直属だから例外であるが。それに今私達が向かったら変なことになりそうな気がするのだ・・・グーイを頼むぞ」
ププル(何?怖いんだけど・・・;)


その数十分後、フレッド率いるブラッドアンカー号で山の島、レッドキャニオンに着いた今日の出撃メンバー達は来て早々山登りをしなければならない現実に直面した。


あいり「まさかの山登りですの〜!?」
ツースト「めっちゃ暑いのに・・・;」


すると、空からモニターが映し出された!しおんだ。


しおん「あ、繋がった。こんにちは、みんな。今日は私も映像越しだけど、メタナイトに頼まれたことだし、みんなのサポートするからよろしくね」
ププル「しおんがメタナイトさん達の代わりにサポートしてくれるんだね!」
しおん「あれ?フランがいないけど、どうしたの?」
フィン「美しい雪の娘。実は・・・」


しおんはフィン達からフランが高波に流されて行方不明になったことを聞いた。


しおん「そう・・・でも、あの子は死んでないわ。現に私の令呪にはあの子と繋がりが切れた感じがない」
パーシヴァル「そうか。キミはフラン嬢のマスターだから・・・」
しおん「断定できるものじゃないけどね。でも、あの子はきっと戻ってくるわ。待っててあげましょう」


しおんの言葉に大半の全員が頷いた後、空から何か飛んでいる音がした!


タママ「これは・・・紫の羽根?」
グーイ「おー」


上を見ると、飛んでいる鳥が2羽あった!それはグーイにとっても仲間のフクロウと小鳥であるクーとピッチだ。


クー「よう、グーイ!こいつらがこの虹の島々でお宝探ししてるって聞いたが・・・」
ピッチ「み、みんな・・・こんにちは」←初めて会うのでちょっと緊張気味
グーイ「二人とも、こんにちは」
エレナ「今度の仲間はフクロウと小鳥ね!」
クー「ん?少し聞くが、カービィは?」
クロス「カービィならキャンプで留守番だそうだ」
クー「は!?そうか、メタナイトの奴、先手を打ったってわけか・・・」
フィン(あー、メタナイトが懸念を感じたのはこれなのかな?)
ディルムッド(確かにあのフクロウ殿からはカービィ殿への好意を感じる・・・;)
ピッチ「キミ達は山登りしたいんだよね?ボク達も頑張って、キミ達を案内するよ」
ププル「ありがとう!(こっちの小鳥はいい子だー!」


そして頂上まで山登りが開始された後、その道中で色々な出来事があった。


ゼオ「おい、エジソン。踏ん張りすぎだぞー」
エジソン「何をー!今ここで負けたら、テスラの奴にも・・・おわっ!(足場が崩れ落ちそうになった」
ゼオ「バカ。だから言ったのに(エジソンをスマートに受け止める」
エジソン「あっ、この感じのときめき・・・我らのマスターは、私を乙女ゲーのヒロインにするつもり・・・?」


それを見たクロスは少し呆れてそうな顔をした。


クロス「全く何やってるんだか・・・ところで、フィン。アイスバーグの時もそうだが、なぜ私を写メっているのだ?」
フィン「他意はないよ。ただ、キミが私に劣らないほどの美しさを持っているのでな」
クロス「自分の容姿についてはあまり関心がないのだが・・・」


一方、タママはまだ元気がない様子で登るモードレッドに話しかけていた。


タママ「モー公。フランはちゃんと戻ってくるから大丈夫だ。マスターのしおんも、フランとの魔力は切れてないっていうし・・・」
モードレッド「ああ・・・」
タママ(無理もないか。モー公はフランをアイルーやシルクと同様に大切に扱ってるんだから・・・)


その横ではツーストが抵抗するクーの足を掴みながら飛ぼうとしたが、人間である故に上手くいくはずもなかった。


ツースト「おい!俺を飛ばせ!その上にあいりも乗せる!!」
クー「人間二人だとさらに死ぬわ!!」


それを見たエレナはクスクスと微笑い、あいりはピッチにも謝罪した。


あいり「ごめんなさい、ツーストが・・・;」
ピッチ「いや、いいよ;」
エレナ「ふふっ。ワド太郎も笑っちゃったみたいね」
ワド太郎「わにゃにゃ」


一方、頂上からそれを見たとあるモノクルの男がその様子を見ていた。


モノクルの男「やはり来て正解だったな。邪魔者はいるようだが、あいり殿は必ずこの島に来るだろうだからな」


そして全員は山の頂上に到達した!


しおん「全員到着!すごいわ」
ププル「あとはレッドキャニオンで遺跡を見つけることなんだけど「その必要はない。なぜならこの島には遺跡自体がなかったからな」


上から響いた声の主を一斉に見る。その声の主であるモノクルの男はあいりを狙う、その裏の顔は奇術を使いし影の怪盗・・・!






クロード「皆の者、やはり来たな」
ツースト「クロ・・・!」






水着姿に着替えたクロードの姿に大半の全員は目を見開いた(ちなみにサーヴァント組はクロードの裏の顔を知らないのでツースト達はサーヴァント組の前では彼の偽名であるクロと呼んでます)
しかし、クロードの方も目を見開いて・・・


クロード「む?クロスよ、肌をさらに見せるようになってきたか。通常時の衣装でも胸元からして変化が現れたのかと思っていたが・・・」
クロス「その話題には今触れるなバカ者!普段の衣装を見たガウェインにも「この世界での剣の弟子である私にも絶対に肌は見せなかったのに、貴方が探す主人の生まれ変わりを見つけてからは良き変化があったのですね」と感心してそうに言われたのに!」
ツースト(それでも俺のあげた衣装を着てるんじゃん・・・)
モードレッド(つか、ガウェインにもう言われたのか・・・)


その話はさておき、パーシヴァルはクロードに訊ねる。


パーシヴァル「遺跡自体がないなら、聖杯の雫はどこにあるのかな?」
クロード「聖杯の雫?ひょっとして、これのことか?」


クロードが取り出したのは、まさしくこのレッドキャニオンでのお宝である聖杯の雫・・・!


エジソン「なぜ貴様がそれを持っているのだ!」
クロード「ああ、あの同じ顔した大量の人形が持っているのを見たのでな。それが私が求めるお宝なのか確かめるために全部倒したら手に入れたのだよ」
ププル「あの一種のホラーのコピー人形をあっさりと・・・;」
ゼオ「なぁ。悪いけど、俺達の求めるお宝だ。渡してほしいんだが」
クロード「欲しいか?安易に渡すのは性に合わないのでな、条件はあーーーーー」


クロードがその言葉を言おうとしたら一瞬、モードレッドが自分に睨みつけてきたのを見た!


クロード「・・・条件は、私に戦闘で勝つことだな(あいり殿が私にキスしてくれたら、と言おうとしたのだが・・・」
エレナ「条件はそれね!必ず勝利してやるわ!」
ワド太郎「わにゃ!」


聖杯の雫を巡って、クロードとの戦闘が開始!ディルムッドが槍術で攻撃しようとしたら、クロードのトランプによる魔法で阻まれた!


ディルムッド「奇術を使った魔法!?」
クロード「ふっ」
ププル「クロは奇術にも応用する魔法が得意なんだ。だから、単純な攻撃では効かない!(それでクロードは怪盗業でもそれを使ったりして」
エジソン「それならば、私のロボット兵による一旦は撹乱攻撃の後に反撃だ!」


エジソンが自分のロボット兵による撹乱でクロードの目を逸らそうとするが、彼はそれでもものともせずにロボット兵を一掃した!


エジソン「なんとー!!?」
クロード「この私を撹乱させようなどと無理があるのだ」


するとはクロードの後ろから無数の紫の羽根が飛んでいるのに気付いた!咄嗟に防ぎはしたが、羽根カッターを放ったクーだ。


クロード「!フクロウの羽根の刃か」
クー「少しだけヤバいと思ったようだな!」


その言葉を聞いたクロードは体勢を持ち直しつつ、いつもの怪盗業とは別に使っている杖を構えて呟く。


クロード「この私を挑発するとは・・・奇術師にも攻撃に転じることを、知らないのではなかろう?」
タママ「!最大技が来るですぅ!」


クロードは自分の超強力な魔法を放った!


クロード「マジシャンズ・チョイス」


クロードの魔法によりダメージを喰らった全員だったが、それでもなんとか踏ん張った。だが、二度目で放ったら、今度こそ全員が倒れるのだろう・・・。


エレナ「ヤバいわ!このままじゃ、ワド太郎も・・・!」
ゼオ「(せめてあの魔法を一瞬だけでも封じれたら・・・)あ、そうだ。俺にいい考えがある」


何かを思いついた様子のゼオはピッチに話しかけた。


ゼオ「ピッチ。ちょっと今からクロの周りを飛び回って来い」
ピッチ「えっ?そのぐらいなら、できないことはないけど・・・ピ〜ィ!」


ピッチは無我夢中にクロードの周りを飛び回り始めた!


クロード「なんだこの鳥は・・・ってコラ、危ないだろう!」
ゼオ「よし、今だ。エジソン!」
エジソン「任せろ!」


エジソンは自らの拳を上に掲げた後・・・


エジソン「エジソンパンチ!!」
ツースト「パンチなのかよ!!?」


エジソンの拳によりダメージを喰らったクロードは一瞬倒れ込んだが、すぐに起き上がった。


クロード「まさかあの小鳥でこの私の前を錯乱させるとは・・・」
クー「へぇ!ピッチ、やるじゃないか!」
ゼオ「ピッチ、よくやった。えらいえらい」
ピッチ「ピ〜♪」


今回に関しては自分の負けを認めたクロードは聖杯の雫を投げて、それをグーイが舌でキャッチする!


クロード「今回は私の負けを認める。持っていけ」
グーイ「グーイ!」
あいり「ありがとうございますわ、クロ!」
クロード「(うっ、相変わらず可愛い笑顔を私に向けて・・・)ではさらばだ。此度の貴殿らの夏休みに、良い去就を祈る」


クロードは自分の簡易用の影を使って、そこに引っ込む形で一旦は立ち去ったが、すぐに出てきた。


ツースト「なんだよ!?」
クロード「立ち去る前に教えとこうと思っていてな。マルクとマホロアが連れた二人はこの虹の島に呼ばれたはぐれサーヴァントだ」
クロス「!やはり、そうだったか・・・」
エレナ「じゃあ、あの二人の真名は知ってるのね?」


クロードが頷いた後、彼は二人の詳細を話す。


クロード「フォーリナーというクラスは知っているのか?」
ププル「何それ?」
クロード「「降臨者」を意味するEXクラスの一つだ。簡単に言えば、異邦からの、あるいは外宇宙からの来訪者だ。中には邪神と契約した者までいるそうだが、大体は宇宙と縁深いのが多いのだ」
ゼオ「冬樹が聞いたら興奮しそうだなそれ」
クロード「その二人のうちの一人の少年がフォーリナー。真名はボイジャーだ」
ツースト「1970年代にNASAが宇宙に打ち上げた無人探査機か・・・!なんで小さい少年の姿かわからんがな」
クロード「そしてもう一人の少女のことだ。クラスはランサーだが・・・真名を知った時は私も多少驚いたのだよ」






クロード「真名は宇津見エリセ。サーヴァントになった元人間の、そのボイジャーのマスターだそうだ」






クロード「ではさらばだ諸君!」


クロードが今度こそ影に引っ込んでそれごと立ち去った後、全員が一旦周りを見渡してから・・・






大半の全員「えええええーーーーー!!!???」






とある場所。そこで彷徨いながら歩く人影があった。高波からようやく逃れる形で生還していたフランだ。


フラン「フラン、ちゃんと、いきてる。はやく、みんなのところに、もどろう。モードレッド・・・」


フランは落ち込むモードレッドの顔を思い浮かぶも歩く最中にキラキラした何かを見つけた。


フラン「なに?キラキラ、してる」


そこを辿っていくと、何らかの壁を見つけた!


フラン「!!これ・・・!」

ワドワド☆サマーアドベンチャー!(後編)(その4) ( No.529 )
日時: 2025/08/19 19:36
名前: 桜 (ID: AQHMnU3E)

二人の真名が発覚した後の夜






その日の夜、レッドキャニオンから帰って来た今日の出撃メンバー達から話を聞いたカービィは驚いた顔をした。


カービィ「えっ!?あの子がサーヴァント化した元はマスターの人間!?」
ププル「ボクもそれを知って驚いたんだ。そんなことあるのかって」
ノッブ「ほう?じゃが、前例がないわけではないのでないと言ったらどうするのじゃ?」
タママ「そうなんですか!?」
ノッブ「ああ、英霊の座っていうのは本来ならばわしらのような人類史に刻まれた英雄が登録されるのじゃが、時折元マスターとかの未来の英雄が登録されることもあるのじゃ。あとは何らかの理由で登録されたり。信勝の奴が後者の一例じゃ」
ゼオ「確かに「織田信勝」は織田信長の弟ということ以外は目立った記述はなかったな・・・」
ノッブ「まあ英霊の座っていうのはなかなか厄介なんじゃが。さぁ、もう寝るぞ」
エレナ「はーい」


その翌日の夜明け、一人早く起床したモードレッドは気付かれないようにテントから出てから辺りを見渡した後にどこかに走って行った。


モードレッド「あいり、タママ、それにみんな、ちゃんと帰ってくるからな・・・(フラン・・・」


その数時間後の朝、今日の朝食であるカービィ作のフライドチキンとシーフードサラダを食べ終えた一行を前にメタナイトは話し出す。


メタナイト「クロスが地図を解読したから、今日行くところを告げる。通称「雲の島」と言われるクラウディパークだ」
カッツ「雲の島、クラウディパーク??」
エジソン「雲の島らしく空の上にあるということだ。タケコプターなら行く前にドラえもんが貸してくれたからいけないことはないがね」
パーシヴァル「ああ、いざっていう時に電池切れする懸念ですか・・・確かに万一にトラブルに見舞われる可能性は否定できませんが・・・」


すると、タママが何らかの薬を持って来た!


タママ「それならこの薬を使えって!王ドラさんが渡してくれたふわふわぐすり!」
フィン「なんだい、それは?」
ゼオ「飲むと身体が空気のように軽くなって、空が浮かび上がるようになるっていうひみつ道具。当然効果切れがあるが、雲の島とここからの距離なら効果切れになることはない」
ディルムッド「で、では行けるのですね?」
ゼオ「ああ、間違いないだろう」
タママ(よかったですぅ〜!王ドラさん、こういうフォローにかけても一流なんだから)


すると、あいりが辺りをキョロキョロと見渡しているのをツーストが見る。


ツースト「あいり、どうしたー?」
あいり「モーさん、朝からいないんですの。多分どこかに出かけたかと思いますけど・・・」
メタナイト「放っておけ、夜になったら帰って来るだろう。とはいえ帰って来た時に万一のトラブルを起こした場合に人がいなかったら、カンカンと怒るからな。今日の警備班はあいりとツーストとクロスに任せる」
クロス「承知(必ず生きて帰って来い・・・」


その数分後、今日の出撃メンバー達は島の海の砂浜の上に立っていた。


ゼオ「ここだな。俺は自分に浮遊魔法をかけるし、メタナイトとカービィは飛べれるし、タママはフライングソーサーを使えばいいんだが、それ以外の奴らは飲め」


ゼオの指示を受けた大半の出撃メンバー達はそれを飲んだ後に身体がふわふわと浮かび始めた!


ププル「わっ!飛んでる!」
パーシヴァル「流石効果は抜群ですね」
メタナイト「よし、「空の島」クラウディパークに飛ぶぞ!」


今日の出撃メンバー達はその状態のまま、クラウディパークにまで飛んだ!エレナに抱っこされているワド太郎も、この光景に大興奮していた!


エレナ「ワド太郎、楽しい?」
ワド太郎「わにゃー!」


その数分後、空の島クラウディパークに着いたところで少しの間は休憩することになった。


エジソン「スプレーまで持って来たのかな?」
タママ「雲かためガスですぅ」
メタナイト「どのみち、足場が必要なら構わないのだが・・・」


すると、ノッブはすやすやと寝ている図太い体を持つ猫が寝ているのを発見する。


ノッブ「猫か?」
カッツ「それにしては随分とおっきな・・・」


すると、カービィはその図太い体を持つ猫に声をかけた!


カービィ「ナゴ!またすやすやと寝てるの?」
ププル「えっ、じゃあこの猫もカービィの友達?」
ナゴ「ん?」


ナゴと呼ばれた猫はあくびをしながら話しかけて来た。


ナゴ「カービィ?確か里帰りしてるって聞いたけど」
カービィ「ちょっと理由があってね。ナゴ、この雲の島にある遺跡は知ってるー?」
ナゴ「ああ、確か頂上にできてるナゴ。ただ・・・」
メタナイト「何があった?」


ナゴは少し頭を悩ませそうにしながら答えた。


ナゴ「頂上の遺跡には雨ばかり降り続けてる小さな雲がいてな、そいつが動きながらナワバリ?みたいなの張ってるナゴ」
メタナイト「なんだと?」
ゼオ「エリセ達の差し金かは知らんが、門番を張ってるみたいだ」
エレナ「じゃあ、あたし達が頂上に登って、その雲を鎮めてあげるわ」
トリスタン「おお、いい心構えですね。私達も負けていられませんが」


今日の出撃メンバー達がそう決意した時に唐突に聞こえた声を全員が戸惑う。


パーシヴァル「今トリスタンの声がしたのだが・・・幻聴かな?」
ププル「いや、声だけかも。誰かが流してるみたいな」
カービィ「でも、トリスタンの声がしたニワトリって可能性あるよ?そして食べる(ぼそっ」
トリスタン「私は悲しい・・・今会った友人達だけでなく、生前の同僚にまでそう言われるとは・・・」
エレナ「ごめんごめん、冗談よ」


トリスタンに会った今日の出撃メンバー達は彼にここまでどうやって来たのかを尋ねた。


タママ「どうやってここまで来たですぅ?」
トリスタン「実はリップ達と虹の島々でバカンスを楽しんでいたのですが・・・」


※回想


リップ「海ー!」


リップ達は虹の島々のリップルフィールドにある海でバカンスを楽しんでいた。チャラ王がジュースを飲みながら言う。


チャラ王「まあ、リップの水着姿は公害に過ぎないんだが」
リップ「別にちーくんに見せたいわけじゃないもん!胸なくて悪かったね!」


いつものように喧嘩する二人を見ていたルートとおぼろとメルトリリス、そしてトリスタンは少し呆れていた。


ルート「全く素直に言えばいいものを・・・」
おぼろ(モイモイ)「好きな子いじめは流行らないわよー」
メルト「本当ね。このままじゃ嫌われるわよ」←水着霊基
トリスタン「いつか私のような者に取られますよー」


すると、トリスタンは空を見上げていたら何かを見つけた!


トリスタン「あれ?あの雲も島なのですね」
チャラ王「何?」


チャラ王達も見上げると、そこには雲の島クラウディパークを見つけた!


チャラ王「なんだこれ!?あれも島か!」
ルート「どうやらこの虹の島々の一つのようだな」
リップ「あれ、頂上とかあるの〜?」


リップの言葉に全員は振り向きながらそれぞれ告げる。


チャラ王「バカ言え。あの島に頂上があるなら一番に辿り着くのは俺だ!」
ルート「私は頂上を登るのには興味ないが、ドーナツに関連づけられる科学があるなら役に立つな」
メルト「二人で勝手に言わないでちょうだい。一番に頂上を登るプリマドンナはこの私よ!」
おぼろ(モイモイ)「ちょっと!おぼろだって頂上を一番に登りたい!」
トリスタン「私のような絶世の美男子がいる頂上は美しい貴婦人の目にもいいと思いますが」


その言葉を聞いて業を煮やしたリップは叫ぶ!


リップ「それなら言うよ!」






リップ「今からあの雲の島に移動して一番に頂上が登れたら勝ちよ!」






※回想終了


トリスタン「ということで今、競争の真っ最中なのです」
メタナイト「貴様らは何してるのだバカ野郎共!?」
ナゴ「それにしても、ここまでどうやって登ったナゴ?」
トリスタン「リップはヒップを魔法の箒に変えて、ちー殿は棒高跳び、ルート嬢とおぼろ嬢は発明した空飛ぶ道具で、メルトリリスはバレリーナの如く滑らせて登り、私は滑空で飛びました」
ププル「棒高跳びと滑空って・・・;」
エジソン「もはやファンタジーの世界だな・・・」


すると、そこにたまたま鉢合わせていたリップとチャラ王が駆け寄って来た!


リップ「あっ、みんな!」
チャラ王「お前らも競争しに来たのか?」
カービィ「リップ、チャラ王!」
ゼオ「ルートとおぼろ、メルトはいないのだな」
チャラ王「ああ、あいつらなら先に行ってるぞ!俺達は妨害されまくって今こんな状態だし!」
メタナイト「その三人に関してもだが、私達は頂上の方にちょっと用があるのでな・・・」


リップ達を自分達の宝探しに巻き込みたくないメタナイトは告げようとする。


メタナイト「今から頂上を目指すのを引き返すといい。私達はルート達にも説得しに行くから「バビュン!」


リップ達はメタナイトの話を聞かずに走り出した!


メタナイト「おいこら!」
リップ「今頂上に用事があるって言ったでしょ?だったら、みんなも競争に加わってあげる!」
チャラ王「いいなそれ!さらに燃えるやつだ!」
トリスタン「それではご機嫌よう(ポロロン」
カッツ「待て!」


競争で頂上まで再度走り始めたリップ達を見た後にゼオは相槌を打つ。


ゼオ「こうなったら、俺達も頂上に行って説得するしかないようだな」
ナゴ「本当に行くナゴ?」
エレナ「ええ。どうしても行かなきゃいけないの」
ワド太郎「わにゃ」
ナゴ「あまり見たことないワドルディも連れてるようだが、カービィ達の意志が固いなら仕方ない。でも、オレも出来る限り協力させてもらうナゴ!」
カービィ「ありがとう、ナゴ!」


今日の出撃メンバー達は頂上まで突き進む最中に宝具に乗りながら飛ぶエレナはナゴに告げる!


エレナ「ちょっとあなた、丸いものは好きそうね?転がして!」
ナゴ「いいの!?ナゴ〜〜〜〜〜!」


ナゴは嬉しそうにエレナの宝具を転がしながら走り出した!


フィン「おお、速い速い!」
カービィ「ナゴは丸いものを転がすのが好きなんだ。ボクも時々転がされたり」
メタナイト「は?(怒」
ププル「メタナイトさん、落ち着いて!?」


一方、頂上寸前まで進んでいたルートとおぼろ、メルトはどっちが一番に着くのか張り合っていた。


ルート「この勝負をいただいたぞ」
メルト「こっちだって負けないわよ!」


おぼろはふと頂上の上を見た!


おぼろ(モイモイ)「やった!ルート、おぼろ達の勝ちよ!」


しかし、頂上には雨を降りまくる小さな雲があった!


おぼろ(モイモイ)「なんであそこだけ雨が降ってるの?」


しかし、その小さな雲が雨を降りながら突然暴れ出した!


ルート&おぼろ(モイモイ)&メルト「ぎゃあああああー!!!」


一方、その絶叫を聞いたリップ達も思わず驚いていた。


リップ「今のは三人の絶叫?」
チャラ王「何があったんだ?」
トリスタン「何やらトラブルがあったようなのですが・・・」


三人がこっそりと見たら、暴れ回る雲から逃げているルート達の姿があった!


リップ「何あれ!?」
メタナイト「だから、貴様らに引き返すよう言おうとしたというのに・・・!」


三人の後ろにはいつの間にか着いた今日の出撃メンバー達の姿があった!


チャラ王「あれはあの雲がいるから帰れということだったのか!?」
ノッブ「ああ、あの雲はなかなか厄介そうじゃと、そこの図太い身体した猫から聞いたからな」
グーイ「大変ですね」


それを見たカービィは何か疑問が湧いた。


カービィ「でも、なんで降りまくりなんだろう?もしかして・・・」


何かに気付いた様子のカービィはトリスタンに話しかける。


カービィ「ねえ、トリスタン。ちょっと頼みたいことがあるんだけどね」


カービィから頼まれた内容を聞いたトリスタンは頷いた。


トリスタン「了解しました。それならばお安い御用です」
カービィ「うん。お願い!」


トリスタンは先に頂上から降りた後、ゼオは杖を構えた!


ゼオ「どうやら足止めがご希望みたいだ。多少は痛い思いするがな・・・」


すると、ゼオの放った魔法が小さな雲に当たった!


ルート「この魔法は・・・キミ達!」
エレナ「はーい!その雲を足止めにきたわよー」


その小さな雲がゼオ達にも刃を向けようとするが、カービィは何らかのコピー能力を手にした!


カービィ「パラソル!そして・・・アイアイパラソル!」


カービィのアイアイパラソルのおかげで小さな雲が降り出す雨も免れた!


リップ「なるほど、こうすれば雨を防げるんだー!」
ナゴ「オレは水が苦手だから助かったナゴ」
グーイ「グーイ!」


すると、上からガンガンとギターが鳴らされる。ノッブだ!


ノッブ「今のわしはバーサーカーなのでな?というわけでわしのギターじゃ!聞いておれよ?」






ノッブ「第六天魔王波旬~夏盛~(ノブナガ・THE・ロックンロール)!!」
カッツ「姉上ぇぇぇぇぇー!!!(大歓喜」






ノッブの宝具により小さな雲はダメージを受けた!


フィン「やったか・・・?」


しかし、小さな雲はまた雨を降り出し始めた!


メルト「また雨なわけ!?いい加減に「すみませーん」


そこに何らかの雲に乗っている様子のトリスタンが帰って来た!


チャラ王「なんで雲に乗りながら帰ってくるんだよ!!?」
トリスタン「これがカービィからの頼みからです」


トリスタンは雲に乗ったまま、小さな雲に近づける。


トリスタン「どうですか?クラッコ」
クラッコ「・・・ああ、間違いない。ようやく見つけた。私の子よ、帰っておいで」


クラッコの言葉を聞いた小さな雲が雨を止ませてくっついた後に彼の雲に同化した!


リップ「あれ、クラッコだったの!?」
クラッコ「正確には子クラッコの一体だ。ジャマハートの件で倒された後にみんなバラバラにはぐれてしまったからな。最後のを見つけようとした時にやって来たこの騎士から事情を聞いたのだ」
おぼろ(モイモイ)「じゃあ、あの雨はおぼろ達に攻撃するんじゃなくて涙だったんだ・・・」


すると、ノッブはこの島にある聖杯の雫を見つけた!


ノッブ「どうやらこの頂上自体が遺跡のようじゃな。そこにあの子クラッコが来たから・・・」
ナゴ「つまりあの雲に悪意はなかったんだな。すまん、ちょっと誤解していたナゴ」
クラッコ「別に良い。迷惑をかけて悪かった」


そんな会話の中でトリスタンはタママに聞く。


トリスタン「タママ殿、聞きたいことがありますが、王ドラ殿に会いましたか?この虹の島々にいると聞きましたが」
タママ「(天草さんと一緒にいるって言うのはやめとくですぅ・・・;)はい、会いました。どうやらドラえもんズでバカンスに来てるみたいですぅ」
トリスタン「そうですか・・・」


すると、足場が突然崩れた!雲かためガスとふわふわぐすりの効果が切れたからだ!つまり・・・


大半の人達全員「うわぁぁぁぁぁーーーーー!!!?」
クラッコ「このままでは落ちる・・・!!」


しかし、そのタイミングで来たフレッド率いるブラッドアンカー号の船員達がクッション代わりにトランポリンを張ったことで直接ぶつかるのは避けれた!


ププル「フレッドさん!」
フレッド「お前らが今日乗ってねーからな、何かあったのかと思って来たらベストタイミングというわけだ!」
ハクウ「さあ、キミ達も送ってあげるよー」


エレナはワド太郎を抱えながら空を飛んでいるクラッコを見た。


エレナ「クラッコ。今度はもうはぐれないでね?」
クラッコ「わかっているのだが・・・ではさらば」


クラッコはふわふわと向こうまで飛びながら去っていった・・・






再会できてよかったね

ワドワド☆サマーアドベンチャー!(後編)(その5) ( No.530 )
日時: 2025/08/19 19:38
名前: 桜 (ID: AQHMnU3E)

しかし思わぬアクシデントが・・・






メタナイト「これで巡る島はあと一つというわけだが・・・」


そんな折、メタナイトのスマホに電話がかかって来た。仲間達に少しだけ用を外すのを伝えてから船の旗の影に向かった後、その電話に応じた。


クロス「もしもし」
メタナイト「クロスか。何の用だ?」
クロス「最後の島の文字が記された。ダークキャッスルだ」
メタナイト「かつて陛下がダークマターに操られた時にカービィ達の前に立ちはだかるために待っていた島か・・・」
クロス「ああ、今すぐにそこに向かえ。それと・・・」
ツースト「おー、メタナイトか」


急に割り込んで来たツーストの声を聞いたメタナイトは訊ねる。


メタナイト「ツースト、どうしたのだ?」
ツースト「それがだな・・・すぐに戻って来るかと思ったんだが、モーさんが未だに帰って来てない。あいりが泣き疲れて寝るほどだよ」
メタナイト「なんだと!?」
ツースト「とにかくこっちでも待ってやるから、早くダークキャッスルを攻略して帰ってこいよ。じゃあな」


ツーストに電話を切られた後、とある声が聞こえた。


タママ「まさか、モー公は本当にフランを探しに行ってたなんて・・・」
メタナイト「タママ!?これは違くてな・・・」
タママ「メタさん!モー公はフランを探しに行ってたんですぅ!」


一方、フレッドはマルチウスにある指示を出した。


フレッド「マルチウス、救急箱を持って来い。今すぐにだ」
マルチウス「はいはい、わかってるぜ〜」


マルチウスがブラッドアンカー号にある自分が担当する医務室に向かうと、タンスの中から救急箱を取り出した。


マルチウス「やっぱり小さな怪我だらけだが・・・全く船長も人使い荒いな;」


すると、カタンと音が鳴ったのを聞こえた。


マルチウス「ん?誰かいるのか?おーい、どうし・・・ぎゃあああああー!!!」


一方、マルチウスの叫びを聞いた大半の全員は一斉に甲板の方に向けた。


カーチェス「マルチウス、何かあったか?」
パーシヴァル「開けてみようか」


パーシヴァルがドアを開けると・・・






テスラのコピー人形全員「電気ですかー!!!!」
大半の全員「」






はい、出ましたこいつらですOTLつか、ドアを開けたら何かが出て来るホラー演出を採用するなよOTL


リップ「ええっ!!?あれはなんなわけー!!?」
トリスタン「とにかく退治しましょう!」


大半の全員がテスラのコピー人形達と戦うが、エレナはニコラのコピー人形の一体にぶつかった拍子でワド太郎から手を離してしまった!


エレナ「きゃっ!!」
ワド太郎「わにゃー!!?」


その隙にワド太郎がテスラのコピー人形の一体に攫われ、それを上にある誰かに渡した。エリセと一緒にいるボイジャーだ。


ボイジャー「はじめまして」
ゼオ「ボイジャー!」


そのタイミングでエリセがボイジャーの隣に飛びながら言う。


エリセ「この子はこっちがいただくわ。取り返したいなら、私達と対決することね!」
エレナ「ワド太郎!」


エレナがワド太郎を助けようと飛ぼうとしたら、マルクのアローアローによって阻まれた!


マルク「おっと、これで終わらせるわけにはいかねーのサ」
カービィ「マルク!」
エリセ「じゃあね。あ、この子は私達が可愛がるわ」


三人はワド太郎を連れて、マルクが作り出した移動用のブラックホールの中に入って消えた!






エレナ「ワド太郎ぉぉぉぉぉー!!!」






一方、モードレッドは向かった先にあるアイスバーグにある遺跡跡で流れている川を突破した上でフランを探していた。


モードレッド「まさかこんなところに道があるなんてな・・・!」


しばらく歩いていたモードレッドだったが、ようやく探していた人物の姿を見つける。フランだ。


フラン「モードレッド」
モードレッド「フラン!生きてくれたか!」
フラン「フランはいきてる。だから、みて!」


モードレッドがフランに連れられ、その先にある何かを見せた!


モードレッド「!!これは・・・!」
フラン「フランもおどろいた・・・」





完結編である回帰編に続く・・・!






次回が完結編ですよ!感想OK

ワドワド☆サマーアドベンチャー!(回帰編)(その1) ( No.531 )
日時: 2025/08/25 17:14
名前: 桜 (ID: JGzXFNlX)

いよいよ2025夏のクライマックスである回帰編!タイトルからしてもネタバレしてるがな;






ワド太郎が先程までにエリセ達が襲撃しに来た際、彼女達に攫われてから、エレナは激しく落ち込んだ。


フレッド「おい、エレナの様子は・・・」
ゼオ「泣き疲れてるからか今部屋で寝てるぜ。よほどショックだったんだな・・・」
エジソン「・・・」


その数分後にリップルフィールドに着いたことでリップ達はようやく帰路に着いた。


ププル「ひとまずじゃあね、みんな」
リップ「あの・・・今回の探索には関係ないあたし達が言うのもなんだけど・・・エレナさんのこと、なんとか見守ってあげて?」
フィン「ああ、わかっているとも。女性の泣き顔をいつまでも見ているのも堪えるのでな」


リップ達と別れた後、フレッド率いるブラッドアンカー号は最後の島である通称「城の島」のダークキャッスルに向かう中、エレナの部屋に小さくノックが鳴る音がした。カービィだ。


カービィ「エレナ、いい?あの・・・ボクが言うのもなんだけど、ワド太郎は多分生きてると思うよ。それどころかキミに会いたがってると思う。そう言えるのはキミがワド太郎を大切に扱ってくれたからだなんだね。今すぐとは言わないけど、キミが落ち込んでるのを知ったら、ワド太郎はすごく心配するかも。だから、部屋から出てきてね。待ってるから」


その直後、ドアを開けた音が聞こえた。エレナだ。


カービィ「エレナ?」
エレナ「ピンクの悪魔と言われようとも、優しいあなたにそんなこと言わせるだなんて・・・ごめんね、カービィ・・・」
カービィ「ううん・・・いいよ」


それを見たメタナイトとノッブとカッツは内心では安堵した表情が見えていた。


メタナイト「カービィは優しいのでな・・・だから、誰にでも好かれてしまうのだ・・・」
ノッブ「エレナが戻って来た後にわしのギターで元気出してもらうか!」
カッツ「いいですねそれ「それは今はやめておけ;」


目的の一つにワド太郎救出が加わった後、フレッドは望遠鏡で見つけた!


フレッド「おっ!もうすぐ到着だぜ、ダークキャッスルってのが!」






今回は2025夏の前後編完結編!

ワドワド☆サマーアドベンチャー!(回帰編)(その2) ( No.532 )
日時: 2025/08/25 17:16
名前: 桜 (ID: JGzXFNlX)

この先はカオス注意






その数分後に通称「城の島」と言われるダークキャッスルに到着した後、フレッドは笑いながら一行に叱咤激励する!


フレッド「これで行く島は最後なんだっけな?しっかりやれよ!」
ゼオ「ああ、分かってるさ」


ダークキャッスルに踏み出した出撃メンバー達は先に驚いたことがあった。それは島全体が城の遺跡だからだ。


タママ「タマ〜、城が遺跡になってるとは・・・」
パーシヴァル「恐らく聖杯の雫の力で元の城が取り込まれてるんだね。よくここまで支配できたものだ・・・」
カービィ「・・・」


カービィはかつてカービィ2で起きた事件で真の黒幕であったダークマターに操られたデデデ大王と戦ったことを思い出した。その城は今も残っているはずだが、聖杯の雫の力で取り込まれた状態であるなら一刻も早く回収しなければならなかった。


カービィ「ノッブ。必ずこの事態を解決しようか」
ノッブ「そうじゃな。わしもなんか薄気味悪く感じてるし・・・」
カッツ「姉上があのようなことを言うのは何かの病気!!?姉上、体調は崩れていませんか!?おかゆも作るので!」
ノッブ「体調優れてるし、おかゆもいらん!!」
カッツΣ(°д°Ⅲ)ガーン!!


一方、フィンは地図を見るププルにゼオが覗き込んできたのを見ていた。


ゼオ「ププル、まだ着かないかー?」
ププル「ちょっと待ってよ、ちゃんと地図見てるんだから」
フィン「・・・」


サーヴァントになってからも抱える無自覚な嫉妬心からか生前の光景を微かに思い出す。それは生前に三人目の妻を・・・
フィンが手を伸ばそうとした、が。


グーイ「グーイ?金髪の美しいあなた、どうしましたか?」
フィン「おや、グーイか。なんでもないんだ、本当に」


そして出撃メンバー達はようやく城の中心部に着いた!


カービィ「ここが中心部・・・」
メタナイト「あとは聖杯の雫のある部屋がどこにあるかだな・・・」


しかし、その直後にある魔法が飛んできた!水着姿(ぷよりんぴっく時の)で参上した名無しの魔女のウィッチだ。


ウィッチ「おいっす!ここから先は通させませんわー!」
カービィ「ウィッチ!」
ププル「こんな場所で待ち受けてるなんて思わなかったですね;」
ウィッチ「ただ気まぐれで飛んでいたのを見つけて気に入りましたのよ。遺跡になったとはいえ魅力的な城だと思いましたけれど」
メタナイト「お前はこんなのが趣味だったのか・・・」
エジソン「悪いけど、魔女のキミには今すぐ退去願えるかな?こっちが探しているものを見つけたら、この遺跡は元に戻されるんだ」
ウィッチ「そしたら、さらに私好みの奴に変えますわ」
ノッブ「わしが言うのもなんじゃが、そういう問題じゃないんじゃ」


自分にこの城からの退去を要求する出撃メンバー達を前にしたウィッチは何らかの棺二つを持って来た!


ウィッチ「そこまで言うなら出て行きますわ。ただし、こいつらを倒してからね!そろそろ起きなさい!」


ウィッチがその棺を開けると・・・






安らかに眠っているタブーとアチモフの姿が・・・


大半の人達全員()         °д°
ノッブ「ちょwwwおまwww」





えっ?なんで桜サイドの名物である下着ドロ二人を使役しているの?
それを見たメタナイトはエレナに目で合図した。


エレナ「(あっ;)カービィ、あたし達はあっちに行きましょう?」
カービィ「えっ、聖杯の雫が別の部屋にあるの?」
グーイ「ボクも同行します」


エレナが純粋組lv.1のカービィ(+)を別の場所に連れ出した一方、唖然となる中、タブーとアチモフが優雅そうに起き出した。つか、優雅ってなんだっけ?


タブー「おはよう・・・」
アチモフ「貴様が私達のマスターッショ・・・?」
エジソン「え?こいつらはなぜFateでの初邂逅シーンで放つお馴染みのセリフを放ってるの?」
ウィッチ「目覚めましたわね。こいつらが城を乗っ取ろうとしてますわ!倒して来なさい!」
タブー「任しとけ!あと貧乳女子のおパンティを寄越せ!」
アチモフ「全ては裸族王国建国のためッショォォォォォー!!!」
タママ「まだ諦めてなかったんですかそれ!!?」
パーシヴァル「戦闘開始!」


タブーとアチモフ&彼らを使役するウィッチと相対した一行は戦った!
もちろん、タブーとアチモフが「フランちゃんのおパンティは渡さない!」と言って追いかけまくったり、エジソンが自身が発明した機械を使って二人にカンチョーしたり、ウィッチに至っては最強の魔法を使おうとしたら当然の如く不発で失敗する代わりに別の最強の魔法を放たれるなどしたが、一行の連携プレーもありなんとか倒し切った・・・!


ディルムッド「やっと倒せましたぞ!」
フィン「美しいお嬢さん、負けたからにはここから退去を・・・」


すると、ウィッチが自分が作り出した魔法薬を下着ドロ二人に飲ませた!すると、二人の姿は・・・






タブーが右半分がガレスの水着姿で左半分が騎士王の水着姿に、アチモフが右半分が沖田の水着姿で左半分がメルトの水着姿へと変わった!


大半の人達全員「」






カッツ「何をしてるんだ!?」
ウィッチ「私が作った魔法薬を飲ませましたのよ。さぁ、起きなさい!」


ウィッチは魔法薬の効果が及んだ二人にある指示するが・・・


タブー?「ちょっと待て。お前が薬を飲ませてくれたおかげで力がパワーアップしたぞ」
ウィッチ「どういう意味・・・ぎょえっ!」


アチモフがウィッチを突き飛ばしたあと、下着ドロ二人は叫ぶ!


タブー「ふっふっふっ・・・俺達はこの虹の島々だけでなく、このチェリーワールドを征服する!」
大半の人達全員「なんだってー!!?」
アチモフ「世界征服で必要なものを教えるッショ!」






アチモフ「ちく寿司とスキャン用のケツこんにゃくッショ」
大半の人達全員「」






えっ?こいつらは何を言ってるんだ?


タブー「ケツこんにゃくで尻スキャンしたら、虹の島々だけでなくポップスターの大陸は南方の4分の1は沈めれる・・・!」
メタナイト「え?こいつら、ポポポアイランズにまで沈めようとしているのか?」
アチモフ「ちなみに食べ物に恵まれぬ国の人達はちく寿司を食べれる潤いが恵まれるッショ」
カッツ「何も知らずに食べた人達が可哀想だなオイ」
タブー「そして、このチェリーワールドは時期に裸族王国という平和な世界へと生まれ変わる!派閥というものをなくせるだろう!」
ウィッチ「えwww派閥ってあったんですのねwww」
フィン「私、全員同じかと思ってたwww」
ノッブ「王を決める投票があれば、わしにも投票させていいかくれwww」
アチモフ「本当ッショ?というわけでタママも投票に参加してちょ(はぁと」
タママ「はぁとじゃねーですぅ(^ω^#)」
ディルムッド「つか、我が君もこんな時にふざけている場合なのですか!!?」


完全にチェリーワールドが裸族王国に塗り替えようとしてやがる。メタナイトとパーシヴァルは・・・






メタナイト&パーシヴァル(強大な敵ならまだしも、こんな方法で世界征服されるのは嫌だ!!!)






というわけで戦闘開始!これが本当のダークキャッスルでの決戦だ・・・!






下着ドロ二人出現


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