二次創作小説(紙ほか)
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- 日常日和。5
- 日時: 2025/09/30 17:20
- 名前: 桜 (ID: ZZpzcnXb)
おかげさまで日常日和。も5という節目で新しく迎えることができました。ここに至るまで色々と混乱があり悩みもしましたが、考えた末にこの先に何があってもこれまでの続きを執筆したいという気持ちで新スレッドに至れました。色んな意味で変わる場合もあり混乱はすると思いますが、私は私で頑張りたいと思いますのでご存じの桜サイドやこれまでに出てきた新たなサーヴァント達も含めてどうぞよろしくお願いします!
「目次」
「短編」
The Reverse Night>>1-5
聖夜怪盗☆シークレット>>6-7
デンジャー☆スクランブル>>33-36
僕もまた、運命に導かれて>>37-38
うちの護衛のママ侍さん>>39-42
とある雪月花の羽根。>>43-44
アスパラ☆クライシス!>>77-83
運びを巡る機関車と謎のトレインハンター>>84-86
僕の果実のボク>>96-100
黒の感情・白き純潔>>101-105
ツイセキ☆トラブル!>>148-152
イモーターウォーズ>>153-156
◯◯透視の試用モニター>>157-161
こっちを向いて、愛してると言って!>>162-165
Halloween rabbit!>>166-169
湖の騎士は星の戦士の●●に夢を見るか?>>170-172
ランデブー☆メタモルフォーゼ>>173-176
鯖組メインでファンタパロ>>177-179
雪の記憶、冬の華>>180-183
ある冬の日のアムール>>184-187
クリスマスに追いかけっこ!>>188-191
クリスマスにネガイゴト>>192-196
小さきパンダのガレット・デ・ロワ>>197-200
宇宙の中の不思議の国>>201-205
スキ!スキ!スキー!>>206-210
ビターシュガー・チョコバーボン>>211-215
満開花見日和>>246-249
ツッコみ所が絶えませんっ!(by一ちゃん)>>250-253
ブレーメンの追跡隊>>254-258
王様ゲーム>>259-262
阿国さんの戦い>>263-267
蛇は蛙が好物らしい>>268-270
シチリアでの小話集>>286-289
パンプキンハザード>>318-321
雪の輝き、小さな夢>>345-348
王ドラなう!>>349-351
聖夜、君に贈り物を>>352-356
聖夜、白なる争奪戦>>357-360
突撃!隣の大掃除>>361-364
年明けのアムール>>365-368
バレンタインのから騒ぎ?>>393-396
I‘m not crying anymore>>397-400
バディファイターズタワー踏破の旅>>429-432
Cherry:CamelotZERO>>437-440
異世界を駆け巡る澄色の猫型ロボット達>>471-478
かの者が残してきたもの>>479-482
虹の島々での小話集>>537-540
グルメフェスを調査せよ!>>541-544
「サーヴァントvs○○○シリーズ」
第六天魔王vsカンフー猫型ロボット>>322-325
湖の円卓騎士vs仮面の剣士>>337-340
光の御子vs魔界のプリンス>>341-344
ブリテンの騎士王vsもう一人の闇の魔導師>>401-404
幕末の人斬りvs蒼炎の勇者>>405-408
日輪の姫vs野原家の主婦>>409-412
大統王vs黄色い悪魔>>413-416
五代目風魔頭目vs宇宙忍者>>417-420
太陽の騎士vs赤き吸血鬼>>499-502
島原の乱の指導者vs虚言の魔術師>>503-506
維新の英雄vsウサギの双子弟>>507-510
「桜サイドの快刀家の事情」
三兄編>>389-392
次兄編>>433-436
長兄編>>545-548
「針音ノ時計塔のアリア」
時の輝きよ>>45-47
赤の中のモアイさま>>48-50
青の上のウォーターシティ>>51-54
白の下のバトルロワイヤル>>55-57
黄の外の太陽・・・?>>58-60
その呪文の続きには>>61-66
「誰か」の世界にとってのピース>>67-71
ここに。>>72-76
「決戦前夜」
輝ける希望の星達よ>>114-117
二度の生における旅路>>118-120
「太陽」の焔を>>121-125
「キャメロット城での決着」
現在キャメロット城:正門>>126-127
現在キャメロット城:世界を約50%吸収>>128-129
現在キャメロット城:世界を約80%吸収>>130-133
我らの望む未来>>134-136
太陽のナミダ>>137-141
There are our home here>>142-147
「女性ケロン人小隊襲来」
一の儀、女性ケロン人小隊襲来!>>369-372
二の儀、ささやかな疑念>>373-376
三の儀、偽物と本物>>377-380
四の儀、ゆずれなき信念>>381-384
五の儀、星へ届けるハーモニー>>385-388
「フェアリー・レクイエム〜トリスタンの名を持つ妖精の少女〜」
「トリスタン」は突然に>>549-552
日常ブレイカー?それとも・・・?>>553-556
妖精姫のトマドイ。>>557-560(更新)
「前後編」
かけがえのない「君」>>26-28>>29-32
戦国時代からの謎の挑戦状!>>87-91>>92-95
苺の彼方をもう一度>>106-109>>110-113
シチリアでの鳥の夢>>271-275>>276-281>>282-285
月夜でのエンゲージ>>326-331>>332-336
雪月に小さな花びらを>>421-424>>425-428
時空鉄道の夜>>483-487>>488-498
カービィだらけ>>511-515>>516-519
ワドワド☆サマーアドベンチャー!>>520-525>>526-530>>531-536
「風花月夜伝〜友情よりも、忠義よりも〜」
第一の巻:逆光降臨>>8-10
第二の巻:御一行様之旅珍道中>>11-12
第三の巻:恋せよ浪漫、忍の花に>>13-15
第四の巻:変わりはしないもの>>16-18
第五の巻:生きとし、生ける者。>>19-20
第六の巻:揺るぎない、どうしても。>>21-22
最終の巻:音が導く先>>23-25
「風花月夜伝2〜花は今、光へと舞う〜」
第一幕:異変を告げられし江戸>>216-219
第二幕:渦巻く四方と空>>220-223
第三幕:咆哮の中に在る「声」>>224-227
第四幕:私の輝きの星>>228-231
第五幕:忍び寄る戦いの迫る時>>232-235
第六幕:怨恨開花>>236-240
最終幕:空へ>>241-245
「灯火の星〜第六天魔王の乱〜」
第一の段:わし、参上!>>290-293
第二の段:雷に阻まれるのならば、やることは?>>294-297
第三の段:キミと、光と>>298-301
第四の段:聖地の謎かけを解き明かせ!>>302-305
第五の段:闇夜の城で見つけたのは・・・>>306-309
第六の段:光と闇の諍い>>310-313
最終の段:そして魔王は、悪魔と共に歩き出した。>>314-317
「チェリーワールド×蒸気都市〜夢幻の歯車の光〜」
第1話:ようこそ蒸気都市>>441-444
第2話:風を便りに>>445-448
第3話:決して叶いもしないだろうけど、>>449-452
第4話:魔女の■の讃歌>>453-456
第5話:蒸気聖杯戦争の「目的」>>457-460
第6話:風よ光へと吹け>>461-465
最終話:さよなら蒸気都市>>466-470
- 時空鉄道の夜(後編)(その9) ( No.496 )
- 日時: 2025/06/25 17:43
- 名前: 桜 (ID: ICvI0sBK)
覚醒
その直後から広がる光。これに真体であるジョバンニ達は驚いた。
ジョバンニB「何だ!?我が主から光が・・・!」
エコロ「おー、ようやく自分の生きる意味を見出したんだ!電車で先頭に立ちながら、いろんな時空を旅する役割を持つ・・・」
エコロ「時空の車掌!」
以蔵に救われたブラッディクスは時空の車掌として覚醒した姿を現した・・・!
ブラダマンテ「マスター!」
景虎「へー!似合ってるじゃないですか!」
ブラッディクスが覚醒したのを見たジョバンニ達は目を泳がせながら怒りを向けた。
ジョバンニC「バカなあり得ない!こんなことあっていいわけがない!」
ジョバンニD「我が主が、時空などの役割なぞ・・・!」
その言葉を聞いたブラッディクスはジョバンニ達の方にも向けて名乗りをあげた!
ブラッディクス「ああ、そうだな。俺はやっと生きる意味を見出したんだ。この姿の俺の名は、トリップトレインコンダクター・ブラッディクスである!」
名乗りを上げたブラッディクスはその直後にきょとんとした顔をした。
ブラッディクス「だが、この名は言いづらいな」
以蔵「えいきの。わしはその方が面白いぜよ!」
その様子を見たジョバンニ達は再びブラッディクスを取り込もうと手を伸ばした!
ジョバンニE「許さん・・・!許さんぞぉぉぉぉぉー!!!」
ブラッディクス「また捕まえられるならやってみろ!アサシン、行くぞ!」
以蔵「おうよ!」
ブラッディクスと以蔵が戦闘を開始した後、以蔵は手始めに伸ばそうとしたジョバンニの腕を斬った!
ジョバンニF「!?」
以蔵「おー、案外斬れるもんじゃのう。命が惜しけりゃかかって来いや!」
その直後にブラッディクスがジョバンニの後ろからビームライフルで撃つ!
ジョバンニG「がっ・・・!!」
ブラッディクス「失礼」
その様で怒り心頭のジョバンニ達は再び二人に手を伸ばそうとした!
ジョバンニA「こうなったら二人とも捕らえてくれるわぁぁぁぁー!!」
ブラッディクス「あ、しまった捕まる」
以蔵「何しちょるんじゃあ!?」
しかし、巨大な竜がそれを阻止した!変身したお竜さんに乗っている龍馬だ。
以蔵「龍馬!」
龍馬「わしは大丈夫じゃ!やから以蔵さん達は早くジョバンニを倒しとうぜ!」
龍馬が引き付けているうちに二人は向こうまで走るが、その道中が炎に包まれかけていた!引き上げる道もすでに炎に包まれている・・・
以蔵「しまった・・・これじゃ通れん・・・」
しかし、景虎が風の舞で炎が消し去った!
以蔵「景虎!晴信!」
景虎「行って下さい!そしてバシンとぶっ飛ばして下さい!」
晴信「言っておくが、お前らの優勢だ。決して驕るなよ」
以蔵が無言で頷きながら走ったあと、晴信は第三霊基にチェンジした!
景虎「おう!本気を出しますか・・・武田信玄」
信玄「当たり前だろう。最後まで役割を務まらなきゃ意味ないだろ・・・!」
一方、到着寸前で炎に阻まれた時、ブラダマンテが助けてくれた!
ブラダマンテ「お二人とも、大丈夫ですか!?」
以蔵「ああ、大丈夫きに」
ブラダマンテ「よかった・・・あ、今卑弥呼様達はジョバンニの足と戦ってくれています」
以蔵「それぐらいデカかったか・・・;」
ブラダマンテはブラッディクスに対して罰が悪そうな顔をした。
ブラダマンテ「あ、あの・・・」
ブラッディクス「いやいい。貴様を糾弾する意味はない」
ブラッディクスからの言葉を聞いたブラダマンテは彼にぺこりと頭を下げて残りのエネミーを倒しに行ったあと、二人はようやくジョバンニ達の付近にたどり着いた。
以蔵「着いたきの!これで・・・!」
しかし、ジョバンニの一人の炎が以蔵に及んできた!
以蔵「!!」
エコロ「ラブリートリック!」
その隙を突いたエコロがそれを阻んだため、以蔵は事なきを得た!
以蔵「エコロ!」
エコロ「注釈しとくね。可愛い女の子なら助けるのは嬉しいけど、キミはほっといたら死にそうだからね。そんなことになったらキミのマスターのあの子も泣いちゃうから!」
以蔵「!ああ、必ず奴らを止めちゃる」
以蔵とブラッディクスはようやくジョバンニ達の前に辿り着き、それを見たジョバンニ達は憤った。
ジョバンニ全員「ああなんてことを!!元はといえばアサシン!貴様が引きずりこまなければ、こんなことにはならなかったというのに!!貴様のせいだ!!!」
以蔵「逆恨みが過ぎてツッコむ気にもなれん。もしこいつの親友ならばこんなこと言わんな」
以蔵の挑発を受けたジョバンニ達は攻撃しようとするが、卑弥呼と壱与の攻撃に阻まれた!
ジョバンニ全員「!!邪馬台国の巫女!!」
卑弥呼「もうここで大人しくしなさいよねー?」
壱与「ブラッディクス。あなたのことはもう咎めない。今からあなたがやることを分かりますよね?」
その言葉を聞いたブラッディクスはにっと笑顔を浮かんだあと、右手に空気砲を模した光が包まれた!
ブラッディクス「まさか愚かな俺が使っていた武器を今使うとはな・・・!」
ブラッディクス「スペシャル・ドッカーン!!!」
ブラッディクスの空気砲の光による射出によりジョバンニ達は吹っ飛ばされ戦闘不能となった・・・!
- 時空鉄道の夜(後編)(その10) ( No.497 )
- 日時: 2025/06/25 17:48
- 名前: 桜 (ID: ICvI0sBK)
元の姿に戻ったブラッディクスは息も絶え絶えになったジョバンニ達を見る。
ジョバンニB「ここで終われるものか・・・このまま終わらせるものか・・・ああ・・・死にきれない・・・死にたくない・・・自分は・・・何も悪くない・・・」
ブラッディクス「・・・オレ(キッド)は親友が命を差し出したことによって心を取り戻した。俺(ブラッディクス)はそれに後悔や罪悪感を抱きながらずっと彷徨った。故にお前達だけだ、オレ(キッド)の親友達」
ジョバンニC「・・・」
ブラッディクス「オレ(キッド)が捨てたものをお前達は泥の如く執着し続け、その人生に憎しみの炎を燃やし続けた。俺 (ブラッディクス)は認めてやる」
ブラッディクスに突きつけられたジョバンニ達は真体から瓦解し始めた・・・。
ブラッディクス「だが、それならば真体になってまであの岡田以蔵を憎むほど執着し続けたのか・・・」
元の個体に戻ったジョバンニ達はなおもブラッディクスに寄ろうとしていた。
ジョバンニD「我が主よ。我らと共にーーーーー」
ブラッディクス「ここで最期を迎えるのも悲惨だ。看取れる者がいない、こんな何もない場所で」
ブラッディクスに諭されたジョバンニ達は黒い砂と化し、元の機械化人に戻った・・・。
ブラッディクス「ジョバンニ達よ。俺は死なん。だから気にせず俺に支配されるといい」
ジョバンニ達がそれを受け入れるかのように頷いてから再びブラッディクスの中に取り込まれた・・・。
エコロ「・・・周りを見てみなよ」
周りの景色は元の、否、時空鉄道で旅をする前と同じ場所に戻った。
そこに以蔵達が駆け寄ってきた!
以蔵「ブラッディクス!」
ブラッディクス「なんだ騒々しい」
晴信「今そんな反応はないんじゃないか?」
景虎「少なくとも私が一戦を交えたいと思っていたところですよー」
ブラダマンテ「車掌姿のマスター、なんだかカッコよかったです!」
ブラッディクス「おい褒め倒すな」
すると、卑弥呼がブラッディクスの頭を撫でた!
卑弥呼「ブラッディクス、よく頑張ったわね!勲章としてはまぐりを差し上げたいところだわ!」
ブラッディクス「おい俺を子供のように扱うな」
龍馬(あ。ブラッディクス、元の姿に戻ってる・・・だけど、前とは違う顔つきだ)
勝利を喜び合う中、エコロは突然飛んだ!
エコロ「じゃあ、ボクはそろそろお暇するよー。ここでやることは終わったし」
お竜さん「おいよだれつき。今回のことはお竜さんから他のぷよぷよ組に話しても構わないか?」
お竜さんの質問にエコロは少し気まずそうな顔をした後ほぼ強引に近い形でワープした!
お竜さん「逃げたか。有能だが変に雑魚だなー」
龍馬「お竜さん、どういうことだい?」
以蔵「エコロが「ブラッディクス」を誕生させた本人じゃ。別世界のキッドに「ブラッディクス」の人格を押し付けたもんでのう」
龍馬「なんというめちゃくちゃさだね・・・;」
以蔵「まあ、あいつのおかげで助かったこともあるきの・・・」
そうこうしていたら、時空鉄道の列車が来た!
以蔵「時空鉄道・・・!」
ブラッディクス「ああ、それは貴様らがチェリーワールドに帰るために俺が呼び寄せたものだ。そこから帰るといい」
その直後、卑弥呼と壱与の退去が始まった!
卑弥呼「じゃあ、私達はそろそろ退去するわね。私達の役割も終わったことだし」
以蔵「ほうか・・・」
壱与「あ、一つだけ約束してください。天草四郎には私達のことを話さないこと。彼を信用できないのはもちろんですが、チェリーワールドへの繋がりがさらに厳しくなったらたまったものじゃありませんので」
お竜さん「おー、わかった(やはりあいつはなんかありそうだな」
自分達の役割を果たせた卑弥呼と壱与が退去した後、景虎と晴信も帰るそぶりを見せた。
景虎「じゃあ、私達もそろそろ失礼しまーす。晴信、あなたの赤い車で川中島まで送って下さい!」
晴信「まだ諦めてねーのか!!」
龍馬「うん。二人も元気でね!」
赤い車で走る景虎と晴信を見送った後、ブラッディクスはじっと見ながら言う。
ブラッディクス「おい。いつまでここにいる。アサシン、貴様との仮契約は解けた。だから早く行け、しっしっ」
以蔵「可愛くない態度やきのう」
以蔵は時空鉄道の帰りの列車に乗る前にブラッディクスにつぶやいた。
以蔵「これだけは言わせろや・・・あの時、わしを庇ってくれてありがとき」
以蔵と龍馬(+お竜さん)が帰りの列車に乗った後、ブラダマンテは話そうとする。
ブラダマンテ「マスター。私は・・・」
ブラッディクス「何を言う気だ。そんな暇があるならお前もあの列車に乗れ」
ブラッディクスの言葉にブラダマンテは顔を上げた。
ブラッディクス「チェリーワールドに呼ばれるかもしれないお前のロジェロを探してこい。それを果たせたら、また俺のところに戻って来い」
ブラッディクスに案じられる形で命じられたブラダマンテは頭を下げた!
ブラダマンテ「ありがとうございます、マスター!このブラダマンテは必ずロジェロを見つけ出します!それまではどうか身体をお気をつけて、お元気で・・・!」
ブラダマンテが涙を拭いながら帰りの列車に乗り込み、その後に出発した列車をブラッディクスが見送った・・・
ブラッディクス(行ったか・・・俺も時空鉄道の車掌としての役割を全うしなくてはな・・・)
ブラッディクスの方に時空鉄道の列車が来た。彼はそこに乗る。
ブラッディクス「ーーーーーああ、始まるな(たとえ、これから先に出会って行く奴らの記憶から忘れ去られる存在になるとしても・・・)さぁ、ブラッディクス。俺は時空鉄道でどんな物語を紡ぐのかーーーーー」
ブラッディクスはその椅子に座る人物達を見て少し驚いた。
彼の親友達が、依然変わることはなかった自分に対する笑顔の表情でそれぞれの席に座っていたからだ・・・!
前のように騒がしく自分を呼ぶ親友達をブラッディクスは懐かしい笑顔を浮かべていた。元のキッドと同じような笑顔で・・・
- 時空鉄道の夜(後編)(その11) ( No.498 )
- 日時: 2025/06/25 17:51
- 名前: 桜 (ID: ICvI0sBK)
後日談
ーーーーー以蔵達がチェリーワールドに帰還してから数日後、彼らから話を聞いた大半の全員は驚き、弓弦は叫んだ!
弓弦「ブ、ブラッディクスと仮契約だって!!?」
以蔵「おん・・・わしでも考えられんぐらいにな」
クルーク「よく無事だったね!ブラッディクスはどんな感じだったんだい?」
龍馬「あんまり詳しくは話せないけどね・・・」
弓弦「・・・乱麻さん、僕はちょっと部屋に行って来ます・・・;(クルーク君にも今の顔見せられない・・・OTL」
乱麻「ああ、気が済んだら戻って来いよ」
お竜さんは気まぐれに振る舞うような様子で訊ねた。
お竜さん「そういえば、ブラダマンテはどうした?」
クルーク「彼女なら今桜達による調査を受けてるよ。と言っても敵と繋がりがないかの軽い取り調べみたいなもんだけど・・・」
以蔵「あー、それなら心配いらん。あいつが理由もなく敵に回ることはない」
クルーク「・・・そっか」
景虎の話も聞いた王ドラは以蔵に訊ねた。
王ドラ「景虎さんにも会ったんですよね?彼女はどういった感じなんですか?」
以蔵「・・・あの景虎には禍いの種による世界での記憶はないきに。やけど、今度は最後まで敵に回らんかった」
王ドラ「そうですか・・・せっかく会える機会があったのに・・・」
景虎「おやおや?まるで私のファンだというような言い方じゃありませんか!」
王ドラ「え?」
景虎が突然姿を現したことに大半の全員が驚いた!
以蔵「はぁっ!?なんでこんなところに!!?」
景虎「このチェリーワールドの戦士達には興味深かったので来ちゃいました!この晴信も連れ出してね!」
景虎の横に晴信が来ながら罰が悪そうに伝える。
晴信「すまん・・・;この女がチェリーワールドに行こうとしてあの時空鉄道の列車の上に乗るために俺の愛車(元は愛馬)の操縦の権利を奪ってな・・・;」
龍馬「ま、まさか本当に列車の上に乗って来ちゃったのかい!?」
王ドラ「え、戦国時代の武将が愛車?」
乱麻が以蔵に耳打ちしながら伝える。
乱麻「以蔵・・・恐らくあのジョバンニ達はあんなやり方でも自分達なりにブラッディクス(カムパネラ)を守ろうとしていたんだろう。私の推測しかないが、動機はそれだけだ」
以蔵「・・・!」
それを聞いた以蔵は無言で頷く。すると、そこに聞き慣れた声があった!
キッド「おーい!お前ら、随分と楽しそうな話をしてるなー」
王ドラ「キッド!」
キッドに初めて会った景虎と晴信は少し驚くも彼はそれを気にせずに場に入って来た。
キッド「あのオレの話なんだろう。以蔵と仮契約したっていう話」
晴信「・・・なあ、お前。あいつについては何も思わないのか?」
キッド「うーん・・・色々思うところはあるけどな・・・だけど、オレがあいつの立場だったら同じことしていたかもしれねえ。それを考えたらあいつ(俺)を否定することはできない」
晴信「そうか・・・」
キッドのブラッディクスに対しての心情を聞いた王ドラは少しだけホッとした表情をしたが、クルークは以蔵に話す。
クルーク「ねえ、以蔵さん。キミが良ければボク達にもその時空鉄道の話を聞かせてくれないかい?」
以蔵「・・・おん。ざっくりやぞ」
ーーーーーこれは別世界に飛ばされた人斬りが語る冒険譚。多少は脚色しながら、電車でいろんな時空を旅したとある人物の物語。
その上に、「時空鉄道の夜」というタイトルを記して。
おしまい
「オリキャラ紹介」
・ブラッディクス
キッドに酷似した姿を持つ謎の人物。姿は青の吸血鬼一族の一人パンキッシュがキッドに乗り移った時の「ブラッディクス」と同一だが、彼とは同一にして別存在である。その正体は「平行世界のドラ・ザ・キッド(ドラえもん友情伝説のIF」にエコロが「ブラッディクス」の人格を与えた存在であり、それゆえか心の奥底には元の彼が持っていた正義感も残している。
「後書き」
ブラッディクスの話をずっと書きたいという気持ちがあり、ついに今回の前後編に乗り切りました。ここまで長くなるなんて思わなかった・・・;
ストーリーはFGOのACコラボイベントを元にしていますが、銀河鉄道の夜のネタを一部取り入れたかったのもあってバランスが取れるように執筆しました。
様々な時空にいろんなネタを混ざっていますが、どのネタが話に当てはまるのか考えると面白いかも。
長かった・・・;感想OK
- 太陽の騎士vs赤き吸血鬼(その1) ( No.499 )
- 日時: 2025/07/01 19:50
- 名前: 桜 (ID: 0EXdTy9p)
久々のサーヴァントvsシリーズでの今回は太陽の下だとかなり強くなるガウェインと桜サイドの最強天皇のユーリ様の対決!すごいのチョイスしちゃった(震え声)
「小ネタ」円卓のシンパにとっては恵まれたも同然
王ドラ「全く昨日はアホトリが夜這いをかけようとしてくるし、バスターゴリラは変に言いがかりつけてくるし、不倫ナスビはあいりさんを口説きかけたとか言って激怒して来たツーストさんから助けざるを得ないし、生娘(男)はゲイザーを食べさせようとするし、単細胞は私に対して不貞を咎めてくるし・・・不貞のは絶対してないというのに・・・;」
王ドラは昨日の円卓関連の騒動に巻き込まれ続けたことで翌日の朝から疲弊し切っていた。すると、トンと誰かにぶつかる。
王ドラ「あ、すみませ・・・」
ブラダマンテ「えっ!?あなたは・・・!」
王ドラ(あれっ、この子、新たにスマブラ屋敷に常駐するサーヴァントの・・・!)
前回の前後編での出来事を経て(表には)スマブラ屋敷に常駐することとなったサーヴァントのランサー・ブラダマンテを王ドラは初めて見た!
王ドラ(アストルフォさんの従姉妹かつ生前の同僚で友人の騎士だと聞きましたが・・・男の私よりも背が高いだけでなく、胸も大きいし尻もでかい!アストルフォさん、こんな従姉妹にも恵まれる運もあったんですか)
ブラダマンテ「あの・・・もしかして、王ドラさん?」
王ドラ「え、はい。私のことを知ってるんですね?」
ブラダマンテ「はい!」
ブラダマンテ「トリスタン様を始めとした円卓の騎士様達からあらゆる意味で注目された猫型ロボットだと、お竜ちゃんから聞いています!!(賞賛のつもり」
王ドラ「」
ドラえもん「・・・それで寝込んじゃったの?」
王ドラ「はいOTL」
キッド「あんなキラキラした純粋な気持ちで言われたら、何も言えねえよな・・・;」
円卓のシンパにとってはその人が恵まれているのだが、その当人にとってはたまったもんじゃないもの。
ーーーーー今から300年ぐらい前の第一次幻奏聖杯戦争において、時にはサーヴァントとマスターがぶつかり合うこともあるという。
たとえば、その聖杯戦争におけるセイバー陣営はお互いを試すという理由のみで一戦を交えていた。この時は勝敗さえもつかなかった。二人とも、当時としてもそれだけの強さを同じぐらい持っていたのだった。
クルークが第一次幻奏聖杯戦争についての記録を少しだけ見ていた時、ドアのノック音が鳴った。
ガウェイン「入りますよ、クルーク殿」
ホイップ「やっほー!」
クルーク「あ、ガウェインとホイップちゃん!それにユーリまで」
ユーリ「ついでみたいに言うとはいい度胸だな・・・(黒笑」
クルーク「すみませんごめんなさいOTL」
ガウェイン「今度の模擬戦についてなのですが・・・おや」
太陽の騎士ガウェインはクルークが読んでいる記録を発見した。
ガウェイン「お邪魔したところを悪いと思っていますが、何を読んでいるのですか?」
クルーク「第一次幻奏聖杯戦争の記録を少しね。キミ達、一戦を交えたという記述があったんだけどホントかい?」
ユーリ「ああ、お互いを試してみたいという理由でな」
クルーク「だけど、この時は結局勝負がつかなかったんだよね」
ガウェイン「(ムッ)あの時はユーリは少年の姿でしたからね。それでも結構な年齢でしたが」
ユーリ「私も自分のサーヴァントだったから、本気は出してないのだ」
クルーク「ふーん、そうかい」
クルークはその記録をじっと見ていた。
クルーク「本気で戦うとなったら、どっちが強いんだろ?(ボソッ」
クルークがふと口にした言葉を聞いたユーリとガウェインはその闘争心に火がついた!
ユーリ「何を言い出すかと思えば、たわけたことを」
クルーク「(やべっ言っちゃった!?)あっ、いや・・・;」
ガウェイン「そうですよ、クルーク。ホイップのご存知の通り、それは当然・・・」
ユーリ&ガウェイン「私に決まっているだろう(ではありませんか」
その言葉を聞いた二人はお互いの目を合わせた後・・・
ユーリ「・・・確か作者からCOMの闘技場が空いてると聞いたな」
ガウェイン「よろしい。久々に一戦を交えようではありませんか」
ホイップ「バトルするの?」←何が起きたのかわかってない
クルーク「ちょっと!そんなことにしたら作者泣くから!!それに世界を守るギルドの闘技場で私闘は・・・」
サタン「なんだなんだ喧嘩か?」
リン「いいわよやれやりなさい!」
風間「どっちが勝つかな?賭けてもいいよ」
ネネ「じゃあ、風間くんが勝ったら、明日のネネのお弁当のおかずを一個くれてやるわ!」
クルーク「もう野次馬がーーーーー!!?しかも一部は賭けてるし!!」
図らずも事の発端となったクルークは頭を抱えた様子で歩く。
クルーク「もうしーらな「おいどこへ行くクルーク」
ユーリ「貴様も来い(圧力」
ガウェイン「貴方が言ってくれたのですから、しっかりと見届けないといけませんね(同じく圧力」
クルーク「OTL」
そして開放されたCOMの闘技場で観客席にいるキャラ達も含めてガウェインvsユーリの試合を心待ちにしながら盛り上がっていた!
今回の対決話はガウェインvsユーリ様!
- 太陽の騎士vs赤き吸血鬼(その2) ( No.500 )
- 日時: 2025/07/01 19:52
- 名前: 桜 (ID: 0EXdTy9p)
盛り上がる会場
クルーク(どうしてこうなったぁぁぁぁぁー!!?)←実況席に配置させられた
アッシュ(なるべく早く切り上げるようにするッス・・・;)←解説席に配置された
試合の地に立った二人にクルークは懇願するように言う。
クルーク「二人とも、COMの闘技場を壊さないでね!じゃないと、桜が弁償の刑だって!」
ガウェイン「わかってます、クルーク。では」
ガウェインはユーリをじっと見ながら言う。
ガウェイン「本気で行きますよ、ユーリ」
ユーリ「来るがいい、ガウェイン」
クルーク「あっ、ダメだ聞いてない!!Σ(□д□;;;)」
READY FIGHT!
ガウェインはスタートダッシュを切るかのようにガラティーンで炎をユーリに浴びせた!
ドッ
MZD「容赦なく浴びせられた太陽の力による炎!流石の赤き吸血鬼・ユーリもなす術なしかー!?」←放送席に配置していた(自らノリノリで進んで)
クロス(この神、ノリノリではないのか・・・;)
それを見たガウェインは笑顔のままで話す。
ガウェイン「まさか。これで終わりじゃありませんよね?ユーリ!」
すると、ガウェインの方にユーリの攻撃魔法が相殺する形で飛んできた!
ユーリ「・・・」
この攻撃魔法には束縛効果もあるため、ガウェインは一見なすすべはなく捕えられたそうに見えたが、彼はすぐにそれを弾いた後、ガラティーンを持ちながら飛んできた!
ユーリ「!」
ユーリはすぐに体内から出された魔剣ダークムーンでガラティーンにキンと鳴らすが、ガウェインが飛んだ理由も含めて狙いを察した。
ユーリ(なるほど、前方からの攻撃は陽動。本命は・・・下!)
ユーリが読んだ通り、下からガウェインによる炎が出てきた!
ユーリ「小癪な・・・!」
ガウェインはそのタイミングでガラティーンを地面に突き刺した後、炎をさらに湧き上がらせた!
クルーク(やっぱりユーリは押され気味か。相手はサーヴァントでしかもスキルの聖者の数字による太陽の力で強化されてる騎士。力比べじゃとてもじゃないけど不利・・・)
スマイル「ヒッヒッヒッ、そうかもネ。ユーリは太陽の光を長く浴び続けると、体調を崩しちゃうからネェ!」
アッシュ「そうでもないッスよ。確かにスキルで強化されてるガウェインさん相手は不利かもしれないッスが、ユーリは飛行や足技を使ってまで攻撃を行ってるッスね。細かな戦法を使う上に真っ正面からの攻撃ではない分ガウェインさんは少しやりづらく感じてるかもしれないッス」
アッシュはユーリの攻撃の仕方を見て薄々と気付いていた。
アッシュ「それにあんなに激しく戦い合っているのに攻撃が飛んできたりしてないッスよね?」
クルーク「あ・・・!そういえば」
アッシュ「良くも悪くも我欲ではなく、周囲を気配りつつ戦い、長命の種族ゆえ得てきた力や知恵をも駆使して勝機を見出す・・・」
アッシュ「それが吸血鬼真祖であり、赤の吸血鬼一族の長であり、我らDeuilのリーダー、ユーリ・・・!」
アッシュはユーリの今の表情を見ながら思い返す。
アッシュ「それにしても・・・」
ユーリ『決着を着けた今、ガウェインと話すことはない。今の私には』
アッシュ「なんて言ってた割には随分と楽しそうッスね」
ユーリが魔法で攻撃した拍子に上から飛んできたガウェインが彼の額にぶつかり合う形で攻撃した!
ユーリ「この・・・!」
ユーリ『戦いに出る前に言おう。貴様は聖杯に何を願うのだ?』
ガウェイン『私の願いですか?』
ユーリ『聖杯戦争は勝利したらもらう聖杯で一つだけなら願いは叶うと聞いている。あいにく私の願いは何もないのでな』
ガウェイン『私の願いですか・・・こちらも残念ながら、私自身の願いがないので。此度の現界での我が主の願いのために戦い抜くだけです』
ユーリ『・・・』
すると、カウンター技が繰り出された時、ガウェインのガラティーンが少しだけヒビが割れて、ユーリの右腕にほんの少し程度の切り傷がついた!
ガウェイン&ユーリ「・・・!」
それを見たユーリは戦闘を魔剣ダークムーンでの攻撃に切り替えた!
ユーリ「ガウェイン・・・さらに本気を出すが、どうする?」
ガウェインの方も自分のガラティーンを光らせながら言う!
ガウェイン「ええ、こちらもさらに出しますよ。貴方がその気ならば」
ガウェインは自分が飛んだタイミングでユーリにガラティーンを振り上げようとした!
あ、なんかヤバいスイッチ入ってる;
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