二次創作小説(紙ほか)
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- 日常日和。5
- 日時: 2025/09/30 17:20
- 名前: 桜 (ID: ZZpzcnXb)
おかげさまで日常日和。も5という節目で新しく迎えることができました。ここに至るまで色々と混乱があり悩みもしましたが、考えた末にこの先に何があってもこれまでの続きを執筆したいという気持ちで新スレッドに至れました。色んな意味で変わる場合もあり混乱はすると思いますが、私は私で頑張りたいと思いますのでご存じの桜サイドやこれまでに出てきた新たなサーヴァント達も含めてどうぞよろしくお願いします!
「目次」
「短編」
The Reverse Night>>1-5
聖夜怪盗☆シークレット>>6-7
デンジャー☆スクランブル>>33-36
僕もまた、運命に導かれて>>37-38
うちの護衛のママ侍さん>>39-42
とある雪月花の羽根。>>43-44
アスパラ☆クライシス!>>77-83
運びを巡る機関車と謎のトレインハンター>>84-86
僕の果実のボク>>96-100
黒の感情・白き純潔>>101-105
ツイセキ☆トラブル!>>148-152
イモーターウォーズ>>153-156
◯◯透視の試用モニター>>157-161
こっちを向いて、愛してると言って!>>162-165
Halloween rabbit!>>166-169
湖の騎士は星の戦士の●●に夢を見るか?>>170-172
ランデブー☆メタモルフォーゼ>>173-176
鯖組メインでファンタパロ>>177-179
雪の記憶、冬の華>>180-183
ある冬の日のアムール>>184-187
クリスマスに追いかけっこ!>>188-191
クリスマスにネガイゴト>>192-196
小さきパンダのガレット・デ・ロワ>>197-200
宇宙の中の不思議の国>>201-205
スキ!スキ!スキー!>>206-210
ビターシュガー・チョコバーボン>>211-215
満開花見日和>>246-249
ツッコみ所が絶えませんっ!(by一ちゃん)>>250-253
ブレーメンの追跡隊>>254-258
王様ゲーム>>259-262
阿国さんの戦い>>263-267
蛇は蛙が好物らしい>>268-270
シチリアでの小話集>>286-289
パンプキンハザード>>318-321
雪の輝き、小さな夢>>345-348
王ドラなう!>>349-351
聖夜、君に贈り物を>>352-356
聖夜、白なる争奪戦>>357-360
突撃!隣の大掃除>>361-364
年明けのアムール>>365-368
バレンタインのから騒ぎ?>>393-396
I‘m not crying anymore>>397-400
バディファイターズタワー踏破の旅>>429-432
Cherry:CamelotZERO>>437-440
異世界を駆け巡る澄色の猫型ロボット達>>471-478
かの者が残してきたもの>>479-482
虹の島々での小話集>>537-540
グルメフェスを調査せよ!>>541-544
「サーヴァントvs○○○シリーズ」
第六天魔王vsカンフー猫型ロボット>>322-325
湖の円卓騎士vs仮面の剣士>>337-340
光の御子vs魔界のプリンス>>341-344
ブリテンの騎士王vsもう一人の闇の魔導師>>401-404
幕末の人斬りvs蒼炎の勇者>>405-408
日輪の姫vs野原家の主婦>>409-412
大統王vs黄色い悪魔>>413-416
五代目風魔頭目vs宇宙忍者>>417-420
太陽の騎士vs赤き吸血鬼>>499-502
島原の乱の指導者vs虚言の魔術師>>503-506
維新の英雄vsウサギの双子弟>>507-510
「桜サイドの快刀家の事情」
三兄編>>389-392
次兄編>>433-436
長兄編>>545-548
「針音ノ時計塔のアリア」
時の輝きよ>>45-47
赤の中のモアイさま>>48-50
青の上のウォーターシティ>>51-54
白の下のバトルロワイヤル>>55-57
黄の外の太陽・・・?>>58-60
その呪文の続きには>>61-66
「誰か」の世界にとってのピース>>67-71
ここに。>>72-76
「決戦前夜」
輝ける希望の星達よ>>114-117
二度の生における旅路>>118-120
「太陽」の焔を>>121-125
「キャメロット城での決着」
現在キャメロット城:正門>>126-127
現在キャメロット城:世界を約50%吸収>>128-129
現在キャメロット城:世界を約80%吸収>>130-133
我らの望む未来>>134-136
太陽のナミダ>>137-141
There are our home here>>142-147
「女性ケロン人小隊襲来」
一の儀、女性ケロン人小隊襲来!>>369-372
二の儀、ささやかな疑念>>373-376
三の儀、偽物と本物>>377-380
四の儀、ゆずれなき信念>>381-384
五の儀、星へ届けるハーモニー>>385-388
「フェアリー・レクイエム〜トリスタンの名を持つ妖精の少女〜」
「トリスタン」は突然に>>549-552
日常ブレイカー?それとも・・・?>>553-556
妖精姫のトマドイ。>>557-560(更新)
「前後編」
かけがえのない「君」>>26-28>>29-32
戦国時代からの謎の挑戦状!>>87-91>>92-95
苺の彼方をもう一度>>106-109>>110-113
シチリアでの鳥の夢>>271-275>>276-281>>282-285
月夜でのエンゲージ>>326-331>>332-336
雪月に小さな花びらを>>421-424>>425-428
時空鉄道の夜>>483-487>>488-498
カービィだらけ>>511-515>>516-519
ワドワド☆サマーアドベンチャー!>>520-525>>526-530>>531-536
「風花月夜伝〜友情よりも、忠義よりも〜」
第一の巻:逆光降臨>>8-10
第二の巻:御一行様之旅珍道中>>11-12
第三の巻:恋せよ浪漫、忍の花に>>13-15
第四の巻:変わりはしないもの>>16-18
第五の巻:生きとし、生ける者。>>19-20
第六の巻:揺るぎない、どうしても。>>21-22
最終の巻:音が導く先>>23-25
「風花月夜伝2〜花は今、光へと舞う〜」
第一幕:異変を告げられし江戸>>216-219
第二幕:渦巻く四方と空>>220-223
第三幕:咆哮の中に在る「声」>>224-227
第四幕:私の輝きの星>>228-231
第五幕:忍び寄る戦いの迫る時>>232-235
第六幕:怨恨開花>>236-240
最終幕:空へ>>241-245
「灯火の星〜第六天魔王の乱〜」
第一の段:わし、参上!>>290-293
第二の段:雷に阻まれるのならば、やることは?>>294-297
第三の段:キミと、光と>>298-301
第四の段:聖地の謎かけを解き明かせ!>>302-305
第五の段:闇夜の城で見つけたのは・・・>>306-309
第六の段:光と闇の諍い>>310-313
最終の段:そして魔王は、悪魔と共に歩き出した。>>314-317
「チェリーワールド×蒸気都市〜夢幻の歯車の光〜」
第1話:ようこそ蒸気都市>>441-444
第2話:風を便りに>>445-448
第3話:決して叶いもしないだろうけど、>>449-452
第4話:魔女の■の讃歌>>453-456
第5話:蒸気聖杯戦争の「目的」>>457-460
第6話:風よ光へと吹け>>461-465
最終話:さよなら蒸気都市>>466-470
- 聖夜怪盗☆シークレット(その1) ( No.6 )
- 日時: 2022/12/24 23:37
- 名前: 桜 (ID: MWVP7N9m)
今回は今年のクリスマス話。まさか今年のぷよクエクリスマスにあの方が来るなんて思わんかったぜ;
エルマ「しかももらったガチャのクーポンとかも使って最近実装されたガチャパワーの力を使ってあれを入手するなんて悪い作者ねーw」
うぐっ;どうしても欲しかったんだもん・・・;
クルーク一行が青の吸血鬼一族やガウェインらの打倒のために同じく彼らを追っているモードレッド一行と同盟もとい協力関係を結んでその交流が始まってから迎える今年のクリスマスの季節、金髪のスパイとおしゃま幼女は何やらいつもの調子でクリスマスパーティに向けての買い物をしていた。
・・・ほとんどアリシアがエージェントに荷物番をさせているが。
アリシア「エージェントー、手を繋がない?」
エージェント「こんな状態で無理に決まってんだろっ!(体力の荷物抱えてる」
サンソン「・・・。あれはあのままじゃダメだね」
マスターのエージェントの護衛として同行しそれを見ていたアサシンのムッシュ・ド・パリは半ば呆れたような顔をしていた。彼はアリシアのエージェントに対する恋心を知っているからこそ彼なりになんとか応援したいのだろう。
サンソン「だからといって何もできない僕が心配するのもなんだけど、それでも・・・」
???「ふぉっふぉっふぉっ」
すると、とあるサンタの格好をした怪しい男性がサンソンの前に現れた!
サンソン「あなたは??」
???「わしは夜に駆けるサンタじゃよ。少年、あの二人が結ばれるのが望みじゃろう?」
サンソン「!できればそうしたいところですが」
???「少年、キミは日頃から主人やその友人らのために良い働きをする働き者なよい子じゃ。じゃから、その望みをわしからのプレゼントとして叶えよう」
サンソン「本当ですか?」
???「わしはよい子に嘘つかんぞ」
サンソン「ありがとうございますっ。急に現れたから何事かと思いましたが、あなたはいいサンタですね!」
どことなくいつもよりも目をキラキラと輝かせて一旦は去ったサンソンに怪しいサンタはクッと笑った。そう、そのサンタの正体は・・・
サンタクロード(ナオキの護衛だというから目をつけてサンタの格好をして来てやったのだが、思わぬ収穫を発見したのとやはり根はかなりの天然かつぽわっとしてて騙されやすいから今年のクリスマス限定に利用するための手駒として雇った。サーヴァントだと知っているが、奴は人として振る舞うからさらに利用価値はあるな)
サンタクロードはサンソンをとある目的のために利用しようとしていた・・・。
一方、スマブラ屋敷ではクリスマスパーティに向けて色々と飾り付けや料理や交換や子供組に渡すためのプレゼントなどの準備をしていた。ツリーを飾り付けているクルークは言う。
クルーク「こんな巨大なツリーに飾り付けるからボクらも手伝えってさ。みんなはしゃいじゃって・・・子供みたいだよねっ(内心ではクリスマスやクリスマスツリーを楽しみにソワソワしてる」
クー「(身体がちょっとソワソワしてるの隠し切れてねーな)だが、ナーリー達も喜んでるし人間の子供組やポケモン組ともちゃんと仲良く遊んでるしいいんじゃねーの?ジャッキーのあれを見てもあんまり驚かねーのは気になるけどな」
クルーク「ああ、この世界にも度がつくほどの悪戯小僧共やガキ大将や幼稚園児のくせに綺麗なお姉さんとかにナンパしてる奴(しかも桜サイドの裸族)もいるからね。中には口悪いのもいるんだけど、それと比べたらあんまり驚きはしないかな」
クー「待って、あのジャガイモ頭の小僧がすけべな変態幼稚園児ってのはマジか?」
一方、プラズマジカは屋敷の食堂のキッチンで他の一部の☆5組と共にクリスマスケーキ作りに勤しんでいた。今年のクリスマスケーキはキャラメルチップを混ぜたバニラクリームとイチゴなどの果物を飾ったモミの木ケーキだ。
シアン「モミの木ケーキの生地完成にゃー!」
チュチュ「このモミの木ケーキにはオーブンに入れる前から作ったキャラメルチップを混ぜたバニラクリームですわ!」
レトリー「あの小動物が自分の実家の牛乳をくれたのは癪だったけど・・・」
モア「これでデコレーションぴゅる!ただ、ブルーベリーがちょっと足りないぴゅる〜;」
シアン「どうすればいいかにゃ・・・;」
ブルーベリーの在庫が足りず悩むプラズマジカにたまたま通りかかった円卓の妖弦騎士トリスタンがハープを奏でながら声をかけた。
トリスタン「愛らしきレディ達・プラズマジカ。少々困っている様子ですね」
チュチュ「トリさん。実はブルーベリーの在庫が少し足りなくて・・・」
トリスタン「では私が買いに行きましょう」
レトリー「えっ?あんたが買ってきてくれるの?」
トリスタン「ええ、このカードで(手にはブラックカード」
モア「ブラックカードぴゅる〜!」
トリスタン「ふふふ。プラズマジカらを助けるためならこのぐらい「それはアイオーン所有のカードじゃねーか!!!」
すると、トリスタンに天随ラリアットを食らわせたチャラ王にプラズマジカは驚いていた。思わず呆然しているプラズマジカにチャラ王は声をかける。
チャラ王「プラズマジカちゃん!ブルーベリーなら俺がこいつ連れて買いに行ってくるから!ブラックカードもアイオーンに返しに行ってきます!」
チュチュ「ええ、ありがとうございますっ」
チャラ王「ほら、てめーもくんだよ!!では失礼しましたー!!」
気絶した後にスヤァ・・・となっているトリスタンを引き摺りながらチャラ王はキッチンを後にする!シアンはチャラ王の格闘技の強さに思わず関心する。
シアン「ちーさん、空手強いにゃ〜」
レトリー「シアン、空手知ってんの?」
シアン「あいおんちゃんがおばあちゃんに持たされて家にある格闘技の試合のDVD見てるにゃ!あいおんちゃんが空手は強いからって」
モア「ぴゅる!?アイオーン、空手が強いぴゅる!?」
一方、コノートの女王メイヴとともに新宿などにクリスマスプレゼントなどを買いに行っているマハトマを探求する才女エレナはようやく目当てのクリスマスプレゼントの大半が揃った。
エレナ「プレゼント交換とかで使うクリスマスプレゼントの大半は買えたわね!」
メイヴ「えーと、あとはショッピングモールで買いに行く奴だけね。でも、エレナ、一応言うけど・・・」
エレナ「ん?」
メイヴ「私のクルークもそうだけど、ゼオ達も楽しみにしてんじゃない?というか、私らの大半が子供よね」
エレナ「!!!」
エレナの言葉に衝撃を受けたエレナはクリスマスイブの日の夜にクルーク一行の戦力である大半のサーヴァント全員をスマブラ屋敷の屋根の上に呼び出した。
フィン「エレナ嬢、聖夜に我らをここに呼び出すとはとうとう私の女難が引き寄せてしまったかな?」
アレク「キミ、エレナがそんなことで呼び出したと思ってる?」
アサト「俺は無謀な命令じゃなければどんな頼みでも聞くけどな・・・」
うしお「メイヴも一緒になって我らへの用とはなんですか?」
うしおの問いにエレナは答えた。しかも真剣な面持ちで。
エレナ「私達は今日のクリスマスイブに、寝てるゼオ達にプレゼントをあげなきゃいけないわ・・・!」
ディルムッド「帰らせてもらうぞ」
メイヴ「待ちなさいよ。これがエレナが思い付いたゼオや私のクルーク達への日頃の労いだと言ったらどうするの?」
エジソン「なんだと?」
エレナはこれまでのゼオやクルーク達の日頃の尽力について話した。
エレナ「ゼオ達、なんだかんだ言いつつダイ山のことやフレンズハートや新世界でも奮闘してくれたでしょう?特にクルークはなんかガウェインに目をつけられてるっぽいし。理由は詳しくは知らないけどそのことでゼオは最近はちょっとピリピリしてきてるでしょ?やっぱりガウェインにクルークのことで何か言われたんだって思うから・・・」
ベンちゃん「エレナ嬢・・・」
メイヴ「モードレッドもそれならと許可してくれたわ。アタランテがちょっと残念そうにしてたけど。秘密警察での青の吸血鬼一族達やガウェインらとは別の任務に行ってるから」
アストルフォ(アタランテ、子供が大好きだから参加しようとしたのをモードレッドに止められたんだね・・・)
すると、眠りかけてたトリスタンが意を決したように言う!
トリスタン「わかりました。それならクリスマスイブはリップ達にプレゼントを送りましょう」
エレナ「本当?」
メルト「私は本当は参加したくないんだけど・・・リップ達への労いも兼ねてるって仕方ないわね」
メイヴ「ありがとう、みんな!じゃあ、これに着替えて!」
クー「?何だこの赤い服・・・」
すると、参加したサーヴァント全員がある服に着替える。それはそれぞれが持つ個性が引き出されているサンタ服だ!
ラーマ「サンタ服か?」
エレナ「そうよ!今回の理由を話したら理解してくれたヤイバがデザイン・縫製してくれたの!」
アサト「絶対ノリノリで製作したんだねぇ」
すると、デオンがキョロキョロと周りを見渡していた。誰かを探しているんだろうか?
メイヴ「デオン、どうしたの?」
デオン「あの処刑人いないなって」
メイヴ「サンソンなら事前に電話で連絡してくれたわ。会う約束をしてる人がいるって。恋人とかと茶化したんだけど違うそうよ」
デオン「ほう。ロクでもないことに巻き込まれないといいがな」
一方、サンソンはサンタクロードに会った後に彼が用意したソリに乗っていた。
サンソン「これに乗って袋の中から愛の光をばら撒いたらエージェント様がアリシア嬢の恋心に気付きますよね?」
サンタクロード「そうじゃ。良い子のキミなら主人にその気持ちを届くじゃろう」
サンソン「何から何までありがとうございます。ではAu revoir!」
サンソンが乗ったソリが飛び立った後にサンタクロードはヒショウから通信を受けた。
ヒショウ「なあ、あいつはめちゃいい人じゃないか。ナオキにバレたらただじゃ済まんと思うぜ?」
サンタクロード「何を言う。あいつがサンタのソリで周囲の気を逸らせさせた隙に私がターゲットにしている「赤と緑のロザリオ」を保管しているプリンプタウンにあるDXサタン城から盗むのだ。今夜はクリスマスイブだから、目立つ騒ぎを起こしたくないのでな」
ヒショウ「そのために利用するってお前・・・;」
サンタクロード「さぁ、作戦を実行するぞ!」
一方、サンタの格好をした参加したサーヴァント達が就寝中のゼオ達や人間・サーヴァント問わず子供組に人知れずプレゼントを置いていた。
今回はクリスマス2022
- 聖夜怪盗☆シークレット(その2) ( No.7 )
- 日時: 2022/12/29 00:07
- 名前: 桜 (ID: eM/clS77)
エレナ「ゼオー、プレゼント置くからちゃんと寝てねー」
エジソン「寝てる2段ベッドの上にメタナイトもいるようだな。あいつにはアフォガードを置いておくか。喜ぶものじゃなさそうだが・・・」
フィン「未来の我が嫁(予定)の寝顔、すやすやで可愛らしいなー。カービィくんにも一緒にその寝顔に私からの口づけを・・・」
ディルムッド「やめてくださいゼオ殿やメタナイト殿に殺されます;」
メイヴ「へー。ナーサリーも含めてみんなクルークの家で寝てるけど、泊まりといっても乱交パーティはしてないのね。ちょっともったいないわねー」
クー「泊まりの時点でギリギリだけどな;」
ラーマ「アイオーンやジャガーには先に欲しいプレゼント渡しといたしいいか?」
メイヴ「いいわよー。つか、ジャガーのはバーボンと安定だけど、アイオーンの欲しいプレゼントはクロミちゃんの限定品のぬいぐるみ?用意はしてあるけど」
ラーマ「間違いなのかわからんが、とりあえず置いておいたぞ」
デオン「ブラック、寝てる間に悪いが欲しいプレゼント渡すぞー。ハンドレッコから主人のアイレーン嬢に欲しいプレゼントを置くように頼みを受けたからな。彼女が欲しいのは・・・えっ?VR関連の新作ハードと今話題の新発売「RPG・勝敗69!?」?まあ用意してあるが、ペイペインがうるさいから私に頼んでまで主人に渡したいのだな。ふふっ」
アサト「レガムント達が嗅ぎつける前にツキノ達やほわん達やジャックやパリスちゃんに欲しいプレゼント置いてあげてよぉ〜」
うしお「はい。ここに置いておけばいいのですね?」
ベンちゃん「牛若様、そこは風呂場ですよっ;」
アストルフォ「エージェントが帰って来る前に寝てるアリシア達に欲しいプレゼントを置いとくよぉ」
アレク「なんかスパイみたいだねー。エージェントに褒められるかも」
みんな着々と聖夜の任務、通称サーヴァント・サンタスペシャルミッション2022(アストルフォ命名)をこなしていく中、一方で一人空飛ぶソリに乗っていたサンソンは置かれていた袋を開けようとしていた。
サンソン「そろそろ袋を開けないといけないね。あれ?このボタンはなんだい?」
サンソンが空飛ぶソリについてあるボタンをポチッと押すと、急激に空飛ぶソリのスピードが加速した!えっ、待ってこれは・・・;
サンソン「!?このソリ、急に速くなったー!!?」
暴走的なスピードを促すボタンを押したことで急激に加速し出してしまったサンソンが乗る空飛ぶソリをたまたまクリスマスパーティや宴会などの二次会や三次会から帰っていた街の人が目撃して驚愕した。
街の人A「・・・なんだありゃ?(汗」
街の人B「酒飲んでたから酔いで暴走自動車ならぬ暴走ソリの幻覚か・・・?(汗」
そりゃあんなの見たらそんな言葉で言ったりするわ;
街の人が違う意味で空飛ぶソリに注目し始め、同じくメルトとともに任された聖夜の任務を終えたばかりのトリスタンはサンソンの叫びを聞こえたような気がした。
トリスタン「?サンソン殿の叫び声?」
メルト「ちょっと。リップ達への欲しいプレゼントを置くのをようやく終わったからって寝ぼけたようなことを・・・」
すると、トリスタンとメルトは慌てながら叫び声を上げるサンソンが乗る暴走スピード状態の空飛ぶソリを目撃する!
メルト「ウソォ!!?つか、何なのあれ!!?」
トリスタン「空飛ぶソリ!?ですが・・・メルト、先にエレナ嬢らに合流して下さい。私はあとから行きますから!」
メルト「トリー!!?」
一方、別の任務をようやく終えた円卓の反逆騎士モードレッドとアルゴノーツの狩人アタランテと汚れなき無垢なる雪女の少女しおんは寝ているフランが待つ自分らの拠点である白金の隠れ家的な高級マンションに帰ろうとしていた。
モードレッド「あー、ひっでえ任務だったな;暴徒化してやがるマフィアと麻薬密売組織との抗争を止めれるだけでも・・・;」
アタランテ「まあ、前金も含めて成功報酬は高くもらったからよかったよ。本当ならこれは・・・(次第に落ち込む」
モードレッド「そんな風に落ち込むなよ;あとでフランにもあいつらにもあげればいいじゃねーか」
しおん「うん。フランもあの子らも喜ぶね・・・」
すると、暴走スピード真っ只中の空飛ぶソリに乗るサンソンを下から目撃した!彼女達は聖夜のその凄まじい光景の目撃により一瞬だけ目が点になる。
しおん「今はそうじゃないけど」
アタランテ「つか、なぜあの空飛ぶソリ!?なぜあのような速いスピードが出せるんだ!?(ちょっとワクワク」
モードレッド「ワクワクしてる場合じゃねーだろ!?あれに乗ってるサンソンを追いかけるぞ!」
一方、サンソンは止め方もスピードの緩め方も知らずに軽いパニック状態に陥ってしまった!目がぐるぐるになりまくっている!
サンソン「だ、誰か、助けて・・・;」
すると、そんな彼をある人物が目撃する!それはスパイ組織に報告書を出し終えて帰路に着いている最中のエージェントだった。
エージェント「えっ、サンソン・・・?」
一方、そんなことも知らないサンタクロードはDXサタン城に侵入し今回のお目当ての品もようやく盗み終えた!
サンタクロード「ようやく盗み終えたな。まあ、最上級の鍵かけの魔法はかけているが私には容易く解いた代物だったな」
ヒショウ「クロード。あんたの言ってた手駒も仕事はこなしているように見えるが・・・」
サンタクロード「仕事を達成できているのだろう?」
ヒショウ「いや、非常に言いにくいが・・・その・・・;」
すると、ヒショウは通信越しにサンソンの今の状況を伝えた!
サンタクロード(´・ω□)
ヒショウ「空飛ぶソリがなんらかの理由で作動しやがった猛スピードで市民の注目集めていやがったOTL」
サンタクロード「早く言え!!いや、こんなことされたらナオキにバレる!!」
ヒショウ「とにかく目的を一応果たせたなら脱出しろ!!」
サンタクロードがDXサタン城から目当ての品を盗み取ったまま脱出するが、脱出の最中でそれを例の空飛ぶソリに乗っているサンソンを懸命に探しているトリスタンに目撃された。
トリスタン「!?なんなんですか・・・?これは・・・」
一方、一応の目的達成の上での脱出に成功したサンタクロードはヒショウから指示をもらっていた。
ヒショウ「お前があの少年のところに向かってあの空飛ぶソリを止めるための呪文を放つんだ!俺の作成した空飛ぶソリの申し訳程度の解説書は持ってるな?」
サンタクロード「ああ、持っている。すぐに・・・あれ!?」
ヒショウ「どうしたんだ!?」
サンタクロード「ない!脱出の際にどこかで落として・・・「探し物はこれですか?聖夜の夜でも飛び回るモノクルの怪盗さん」
すると、何者かがサンタクロードに音の刃の一撃を放った!サンタクロードはそれを咄嗟に避けたものの音の刃を放った人物の正体であるトリスタンが彼に忍び寄りながら歩み寄る。
サンタクロード「な・・・!?(この騎士も・・・サーヴァントか!?だが、あれは改造したハープでか!?つか、いつ来てたのだ!!?」
トリスタン「我が友人に何やら妙な吹き込みをしたようですね」
サンタクロード「!貴様、いつから気付いた!?」
トリスタン「私が拾ったこれの内容を見て大体は察しはつきました。・・・ねえ、聖夜の怪盗さん。普段は真面目な割にぽわぽわしている案外可愛らしい我が友人を唆したことの代償は、高くつくでしょう・・・」
今回の騒動の真相を知ったことで怒りに触れたトリスタンの猛攻にサンタクロードは自分が苦手とするタイプであると感じ取っていた。何しろ彼は攻守ともに優れており、宝具が移動用や拘束にもなる潜在的な強さとは別の意味でチートな円卓の騎士のサーヴァント・・・!
サンタクロード(強いサーヴァントではないが・・・まるで考えが読めん。読めたと思ったら瞬時に攻撃の手段を変えている。まるで自分で相手(こっち)の考えを読めているようだ。鋭すぎる耳の良さも厄介だな)
すると、サンタクロードはふと何かを思い出した!それは今や遠い過去、幼い頃の出来事ーーーーー
とある忠節の騎士「やあやあ。まさかあの手品師のような富豪の紳士にこんな可愛らしい息子がいるなんて思いもしませんでしたね」
幼い頃のクロード「・・・何の用?」
とある忠節の騎士「私は貴方の御父上に勉学などを教わる流しのしがない騎士です。貴方の御父上も心配してましたが・・・」
幼い頃のクロード「文句ある?」
とある忠節の騎士「いいえ。私は偉いと思いました。まだ小さな子供なのに勉学しててすごいと思いましたよ。もう少し子供らしさもあって良いのですが。貴方の名は?」
幼い頃のクロード「・・・。僕は・・・」
サンタクロードは急に動きが一瞬だけ鈍った。それをトリスタンが気付いて猛攻を止める。
トリスタン「どうかしましたか?」
サンタクロード「・・・いや、そうか・・・そうだったのか・・・」
トリスタン「?」
すると、サンタクロードは盗み取った品物をトリスタンに返却する!
サンタクロード「それはもういいからDXサタン城まで返しに行け。私に盗めないものはないが、私には必要なくなった品物なんでな」
トリスタン「な・・・」
サンタクロード「休戦としようではないか、騎士よ。今日はこの辺で。またいつか戦おう。さらばだ」
サンタクロードが自身の影を使っての転移で去った後にトリスタンは彼に渡された元々はサタン城から盗み取った品物を見ながら少し呆れた気持ちになった。
トリスタン「・・・終始わけのわからない怪盗ですが・・・今に見ているがいい・・・」
一方、サンソンの乗る空飛ぶソリは未だに猛スピードが続き、今の彼はもう疲れと不安と混乱で大パニック状態になってしまった。
サンソン「ごめんなさい、マリー、マリア・・・陛下・・・あの革命の時に何千人以上も処刑した僕をもう罰して下さい・・・」
すると、サンソンが乗る空飛ぶソリをしおんが見つけた!
しおん「見つけた!」
アタランテ「あれか!よし、我が弓の宝具で射って・・・」
モードレッド「っ!お前らはそこで待ってろ!」
アタランテ「モードレッド!?」
サンソンは今にも大パニック状態で霊基が不安定になってしまい消滅の間際に近かった。
サンソン「ごめんなさい、エージェント様、アリシア嬢、アレク、アストルフォ、みんな・・・こんな役立たずな僕で・・・「バキャッ!!」
すると、巨大な木が半端に斬られかけてギリギリまで落ちた拍子で例の空飛ぶソリのスピードを故障という形で止めた!
サンソン「えっ?」
モードレッド「・・・間に合ったか・・・」
サンソン「モードレッド・・・?」
モードレッドのクラレントの一振りにより空飛ぶソリが故障したことで霊基が回復したサンソンに彼女が駆け寄ってきた。
モードレッド「サンソン、大丈夫だったか!?なんか変な奴に騙されてんのか!?」
サンソン「あ・・・あり、がとう・・・」
モードレッド「そんな急に泣くなよ!助けたオレが泣かせてるみたいじゃねーか!」
そんな二人をヒショウからの通信で送った映像を見たサンタクロードはトリスタン相手に手こずられていたとはいえ自分が一足遅く出遅れてしまったことを感じ取った。
サンタクロード「一足遅れたか。・・・それにしてもかなりのパワーの持ち主だな、あの剣を持った騎士娘;」
ヒショウ「お前、引き上げるか?」
サンタクロード「ああ。ナオキにも気付かれないよう「俺が気付いてないと思ったのか?」
サンタクロードが後ろからする声の方向にホラー映画のごとくゆっくりと振り向くと、そこには・・・
エージェント「さぁ、俺と(乱闘で)語り合おうか(^ω^#)」
サンタクロード「」
あ、サンタクロード、死んだな;
〜数分後〜
エージェント「任務完了!(手に持つ拳銃にはケチャップ」
サンタクロードだったもの「」
サンタクロードへのオシオキが済んだ後にエージェントは早々に立ち去ろうとするが、サンタクロードが引き止めた。
サンタクロードだったもの「待てナオキ!お前のところのあの護衛、本当にお前とあの子供の主人の仲を進展させたかったんだぞっ。私も知った時は少しは驚きだがな、お前はそうやって隠しながら流して逃げて、それで縛り付けていいのか?」
サンタクロードだったものの問いにエージェントは答えた。
エージェント「俺がアリシアを危険な目に遭わせたくないからだよ。特に今はお前の依頼であの謎の組織に潜入してる身だし。子供の、一人の女の子のアリシアを放っておけないからこそ自分の気持ちを押し付けたくなかっただけだ。アリシアが大人になったら話は別だけどな」
エージェントが立ち去った後にサンソンはキョロキョロとサンタクロードを探していた。
モードレッド「どうした?サンソン」
サンソン「いえ、謝らないといけないと思って・・・あっ」
すると、サンタクロードがサンソンの前に姿を現した!
サンソン「ご、ごめんなさい!あのソリに猛スピード出させてしまったとはいえ結局壊しちゃって・・・僕は悪い子だから、エージェント様にも・・・」
サンタクロード「いや?キミはちゃんと良い子じゃ。よかったなぁ。キミの大切な主人、ちゃんとあの女の子に脈アリじゃよ!」
サンソン「えっ、それはどういう・・・」
サンタクロード「では良い聖夜を!」
サンタクロードが立ち去った後にサンソンは去り際のあの言葉にやや疑問に思った。
サンソン「えっと、よかったの・・・かな?」
モードレッド「もしかしてあの白髭サンタが空飛ぶソリくれた奴?次にあったらオレのクラレントの錆にさせるか?」
サンソン「ダメだよ;」
サンタクロード(勘違いするなよ。ただ・・・今はどこにもいるかもわからない変なところでお節介な騎士のことをふと思い出しただけだ)
ーーーーーああ!今宵は聖夜、その夜空は美しい!
その後にサンソンを見つけて救出したことをモードレッドから連絡を受けたトリスタンもエレナ達の元に帰還し、朝になると欲しいプレゼントをもらったことを全員が喜んだ。それをくれたサンタの正体については察されてはいないが、アイオーンが予想外に大喜びする姿を見て大半のサーヴァント全員が普段の姿とのギャップに唖然だったのは言うまでもない。
おしまい
「後書き」
ぷよクエのクリスマスのガチャにサンタクロードが出たのでそれをガチャパワーを使って手に入れたことで思いついたクリスマス2022。久しぶりにクロードさんをメインで活躍させて嬉しかったからノリノリです。
今年は本当にリアルでも色々とたくさんの大波乱の激動がありましたが、だからこそ来年にでもいいことが起きると細やかに願っております。絵や漫画やフルート演奏動画でも大変ながらもさらに頑張ります!もちろんこれからの外伝も含めた小説でも!ではみなさん、色々とあると思うけれどそれでも良いお年をー!
感想OK
- 第一の巻:逆光降臨(その1) ( No.8 )
- 日時: 2023/01/10 17:00
- 名前: 桜 (ID: La6RhnJe)
あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします・・・と言いたいところですが、今回はようやくできた外伝の第一話です。
話数は舞台の江戸に合わせてるので分かりにくいとは思いますが、そこはご愛嬌。あのアサシンのサーヴァントをようやく登場させましたが、後の本編でも登場予定なのでそれは気長にお待ちを。
ーーーーーーーーーーー
今日という日に自分宛に届けられた差出人不明の宅配であるDeuilというバンドのCDにある曲を聴く。
不動のトップバンドに君臨する大人気のビジュアル系のバンドだと聞いたが、この曲は流石の実力派という名に相応しい音楽だった。
その曲調がどこかシックなのか、妖艶なのかはわからない。その正体もわからないまま、ただそっと目を閉じたーーーーー
ゼオ「早く行かないと怒られちまうなー」
グレイドフルバンドフェスの後夜祭の最中に先程まで起こっていたエンデ・ニルやエフィリスに関連する事態解決を成し遂げたcantabileは帰還して自分達の番の出演を終え、同じように巻き込まれたタママと共に王ドラに説教を食らうために医務室に走っていた。なんだかんだで事態解決の一端を担うほど一番尽力したのは中国四千年究極のカンフーだ。
タママ「あの人、なんだかんだで心配したんですよねぇ;ボクはかなりゲンコツ食らうけど・・・OTL」
クルミ(クルーク)「落ち込まないの;それでも心配してくれたんだから」
ププル「うん。一緒に王ドラの説教を食らおう!」
cantabileとタママは医務室の前に到着し、その上で待っていたマタドーラに会った。
マタドーラ「よぉ!」
ゼオ「王ドラの様子は?」
マタドーラ「今眠ってるけど、そろそろ起きるんじゃねーの?あいつ、昔から鬼畜暴慢なサディストだけど根はクソ真面目だからな、今頃ははっと起きてるぜーw」
クルーク「裸族のキミが言うのも正直間違ってはないというか・・・;」
すると、プルル看護長が医務室から出てきた。何やら慌てた様子で。
マタドーラ「おっ、プルルちゃん!あいつの起きた顔を見てびっくりしたかー?」
プルル「違うわよ!実は・・・!」
マタドーラ「・・・は?」
プルルの話した内容については、王ドラは生きているが、未だに目を覚まさない。ただの昏睡状態というわけではなく、あのピンククォーツを纏っていたオーラをヒントに得たその事態限りの発明品を完成した直後から2日経っても死ぬようなことはなく眠り続けているのだ。
一部の医療班やレムレスを始めとした一部の魔導師組はすぐさま検査や調査を開始した。初めはジャマハルダの残された力によるものだと疑いを持ってその長であるハイネスを問い詰めたのだが・・・
ハイネス「だから、ワタシはそんなことしてませんよぉ〜。流石にあんな状況でそこまですると思ってますぅ?」
ドクター「ふざけるな!そりゃあレオンガルフにしてやられたのは事実だが・・・」
レムレス「いいえ。彼の証言はどうやら全くの事実のようですよ」
クルル「・・・?どういうことだい?」
レムレス「これを見てれば分かると思うのですが」
すると、レムレスが調査で判明した結果の内容は明らかにジャマハルダの残された力をなおも凌ぐ強大な力のレントゲンだった!これには大半の全員が驚く。
シェゾ「これは・・・」
レムレス「これは元は知らない間に何らかの種を吸収したようだけど、恐らくはこの種の一部が人形グリルから離れた後に王ドラに憑依という形で植え込んだんだよ。人形グリルが消滅した後に完全に吸収されたってことだね」
エターニャ「その種の詳細は?」
レムレス「それはまだ未知数だから調べてはいないけれど、仮の名称として言うならば・・・」
レムレス「〝禍いの種〟だろうね」
- 第一の巻:逆光降臨(その2) ( No.9 )
- 日時: 2023/01/10 17:03
- 名前: 桜 (ID: La6RhnJe)
王ドラ「ん?」
王ドラが目を開けた時に気付いたら江戸時代のような風景の川原の茂みの上にいた。辺りを見渡すと江戸時代だと言うことがわかる。でも、どこか違うような感じをしてくるのだ。
王ドラ「どう考えても江戸時代ですが、どこか何かが違うような・・・」
すると、王ドラは歩いたら屍の侍2体を目撃する!その2体の屍の侍はもう死んでおり、言葉もろくに発せない状態であった。
屍の侍「ーーーーー!!!」
王ドラ「なぜそこにゾンビの侍が・・・!アチョー!」
王ドラは持ち前の拳法の武術や体術を使って屍の侍2体を圧倒し倒すが、密かに後ろに忍び寄っていたもう1体の屍の侍が襲い掛かってきた!
王ドラ「!!(しまった、あんな至近距離では咄嗟に対応ができなーーーーー」
すると、咄嗟に助太刀に入った人物が屍の侍を倒してくれた。その人物は悍ましく見えるようなゴロツキのような侍の姿をしていた。
???「ゾンビでも人型には判定されるんじゃな。ん?迷子のネコか。狸にも似てちょるが・・・またあんなゾンビに襲われる前にとっとと去れ」
その人物は早急に立ち去ろうとするが、王ドラはその人物の上着の裾を掴んだ!
???「!?なんじゃ!?」
王ドラ「カッコいいです・・・あなた、出会い頭に咄嗟に助太刀に入るほどいい剣術をしてるじゃないですか!」
その言葉を聞いた時にその人物は刀を下ろす。どこか訝しげになりながら王ドラに聞く。
???「おまんはわしが怖くないんか?」
王ドラ「怖いのはありますが、あなたが助けてくれたんだから根は悪人じゃないなって」
すると、その人物は自分の擬態を解いた。すると、王ドラの姿を見てとあることに気付いた。
???「!おまん、まさかわしと同じーーーーー」
王ドラ「?」
すると、そんな二人の前に先程の屍の侍の残党が襲い掛かってきた!
王ドラ「まだいるんですか!?」
???「チッ!ちょこまかと・・・!」
すると、そんな二人の前にまたとある人物が助太刀に入ってくれた!そのもう一人の人物は強き戦士とも言わせるようなものを持つ女傑の侍だった。
???2「まさかこのような場所に屍の侍に出会うとは!私も腕が鳴るもんですよ!」
王ドラ「今度は侍でも女性ですか!?」
???「邪魔するなとは言いたくなるもんじゃが・・・だんだんと大量にゾンビが出てきたから力を貸してもらうぜよ」
侍二人の健闘で王ドラを守りつつなんとか大量発生した屍の侍を倒した後にそのゴロツキの侍は彼に声をかける。
???「ネコのおまん」
王ドラ「なんでしょうか;つか、ここはどこ・・・」
???「もしかしてわしと同じもんか?」
王ドラ「え?」
その王ドラの姿を見た女傑の侍は何かに気付いたのか聞く。
???2「そういえば、あなたも変ですね。確か約半年前に斬首刑になったと聞きましたが」
王ドラ「えっ;」
???「わしは最期はそうであったとしてもここに飛ばされたもんじゃ。わしは・・・」
???「人斬りのサーヴァント、ちょいと癪じゃがアサシンの岡田以蔵じゃ」
王ドラやアサシンのサーヴァントである以蔵が何らかの理由でこの江戸時代に飛ばされたことを知った女傑の侍ーーーーーサーヴァントのランサーの長尾景虎はせめて二人を匿える場所を知る者を通じてアイコンタクトをとれたことによりその者がいる場所まで案内することになった。
景虎「その者に関しては事情を話せば多少は通じてくれますから、二人が帰還するまでの当面の間の衣食住には困らないかもしれません。もっともダーオカも恐れるから流石に財産は食い荒らしませんね」
以蔵「そんな奴を前にしたら怖いき!!でも、こいつ守らんとあかんし・・・そういえば、おまんの名前は?」
王ドラ「私は・・・(王ドラは流石にこの江戸時代ではまずい!!)・・・私は外国から来た武器商人の山野楽(がく)と申します」
景虎「外国?確かに私がサーヴァントとしてこの江戸時代に現界してここ最近は武器や商品関係で外国との来航や大名や武家らによる交流があるって聞きましたが。城下町などの者にはあまり流通されてないですが」
王ドラ「そうです。武器商人でも野原で遊びたい時があるんです・・・!(通じてくれるのかわかりませんが・・・」
景虎「わかりました。楽殿ですね」
王ドラ(ほ〜っ・・・)
すると、王ドラは自分を抱えてくれた以蔵を見ながら言う。
王ドラ「・・・あなたは悪だとは思いますが悪人じゃないから、根は優しい方なんですね」
以蔵「は?わしは人斬りじゃ!幕末の四大人斬りの一人に入るほどの奴じゃ!加えて一緒にいるのがサーヴァント二人じゃ!悪く言えば死人じゃ!個体も存在する英霊じゃ!普通なら怖いと思うじゃろ!?」
王ドラ「でも、そうであったとしても生きているでしょう?肉体は成長しなくとも、霊体化を除いてちゃんと触れるし現に温かさを感じますがね。それに現にあなたは私を助けてくれた。本当の悪の人斬りならばそんなことしないはずですが」
王ドラの真っ直ぐな瞳に普通なら頭のいい奴が苦手な以蔵もこれ以上は何も言えなくなった。
以蔵「・・・まあ好きに思えい」
王ドラ「私としても弱いわけじゃないですので(あれ?もしかして薄々と普通の人間じゃないってことは気付いてますが、サクソンさんや私によく話しかけようとするあの騎士の色男らもーーーーー」
景虎「あっ、おーい!」
すると、景虎はその者を見つけて声をかけた。その声を聞いて駆け寄った人物はアミティとシグによく似ている幼い子供の兄妹だった。
王ドラ(アミティさん、シグさん!?)
マイペースな兄「あ、景虎さん」
景虎「四太郎、阿美、お待たせしました、こちらが私が話した二人です」
阿美「はじめまして、妹の阿美です!ほら、あんつぁまも!」
四太郎「兄の四太郎」
王ドラ「(よく似た別人ってことですか)私は武器商人の山野楽です」
四太郎「武器商人か」
阿美「でも、この人、いい人そうだよ!そっちの侍さんも!」
以蔵「?わしか?」
阿美「だってその武器商人のこと大事そうに守ってるもん!」
以蔵「よく見ればこいつ、ネコじゃからな。タヌキのようにも見えるが」
景虎「確かに貴方らしいギャップですねぇ。とりあえずその者のところに着くまでは私も護衛しますのでーーーーー」
すると、先ほどまで青かった空が急におぞましく見えるほどの赤に変わった!これに大半の全員が驚愕する!
王ドラ「なんですか!?空が赤に!?」
景虎「これは・・・」
阿美「天災の報せ・・・?また妖霊が来たの!?」
四太郎「阿美・・・?」
以蔵「天災の・・・報せ?」
すると、雷も鳴らすようになったことを見抜いた景虎は武器の槍を構えた。
景虎「四太郎、阿美!その侍のお兄さんやそのネコの武器商人に守られながらその者のところに案内しなさい!」
四太郎「うん」
阿美「こっち!」
王ドラ「分かりました。ちゃんと無事でいて下さいよ!」
以蔵「・・・」
景虎以外の人物が匿ってくれるであろうその人に会いに行くためにその場から離れた後に景虎は持ち前の軍神とも呼ばれる圧倒的な強さでその雷から出てきた妖霊を倒していった。
景虎「このまま粘れば私の勝ちですね!そうすれば、みんなのところに戻れてーーーーー」
???「残念ながらそれは叶わんな」
すると、急に後ろからの襲撃による棘で景虎の霊基が突き刺さった!
景虎「・・・え?」
???「せっかく圧倒的な強さだった戦国武将だったのに残念だったな。ああ、このまま座に還させるのもあれだからーーーーー」
???「お前をここの「英霊剣豪」と呼ばれる者の一人のランサー・右京として迎えよう」
景虎はその言葉を最後に何も聞こえなくなった・・・
一方、楽と名乗る王ドラと以蔵は四太郎と阿美の兄妹の案内でようやく彼らと彼らの仮の身請け人が住む長屋のところにたどり着いた。
阿美「ここだよ!」
その長屋は元は小さな宿屋だったらしく、純和かつ割と広めな構造で設立されていた。・・・多少は埃っぽい箇所があるが。
以蔵「おまんらが住むのにしては広めじゃな」
王ドラ(長屋自体はちゃんと違和感はない。でも、なんだか・・・)
四太郎「おじいー」
四太郎が呼んだ「おじい」はすぐさま彼らのいるところに向かう。しかし、その姿に王ドラは特に驚きを隠せなかった。何しろその「おじい」は・・・
超巨大のロボットだったからだ(爆弾投下)
王ドラ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・;」
おじいと呼ばれる超巨大のロボット「なんだ?ああ、こいつらがあのサーヴァントが・・・?貴様、ここに飛ばされたサーヴァントか?召喚されたというわけではなさそうだな」
以蔵「おん;わしも理由は詳しく知らんき。おまん、もしやサーヴァントか?」
王ドラ「!」
おじいと呼ばれる超巨大のロボット「ああ。今はなぜか宝具は思い出せんが。だが、我が真名を自分でわからぬ以上はーーーーー」
すると、赤い空に浮かぶ黒い雲が彼らの長屋に近づいていることを察した!
阿美「あの雲、近づいてる!?」
おじいと呼ばれる超巨大のロボット「!・・・おい、アサシン。あの黒い雲とともに立ちはだかる者を倒せ。奴は暗黒に完全に喰らわれた人型の英霊。それが小さきネコの武器商人とともにここにいさせる条件だ」
以蔵「!・・・わかったぜよ。まっちょれ!楽は四太郎らを守っとれ!」
王ドラ「!はい」
以蔵は一人長屋に出て剣を持ちながらその英霊を探す。そして見つけた時に彼は少し驚きはしたものの彼女の生前からこうだったのであまり奇異な目は見なかった、が。
以蔵「おまん・・・暗黒に喰われ消えちょったとしても笑顔のままか!」
景虎「ははは。我は英霊剣豪のランサー・右京。そこの人斬り。いざ尋常に参る!」
景虎が以蔵に斬りかかったところを間一髪で避けられた後に以蔵も彼女に斬りかかる!時代や境遇は違えど剣や槍の武術の才能に関してどちらとも天才と言えたものなのか互角の斬り合いだった。
以蔵は彼女の生前に対して思うところがあったようだ。何しろ彼女は生前にも広義で言ってしまえばサイコパス・・・!
以蔵「ふん!おまん、不遇じゃのう!まさか自分が暗黒に食われちょるとは!」
景虎「貴方は元は人斬りなのにそんな一面もあったのですねぇ」
すると、景虎は自身の宝具を展開する!
景虎「我の宝具は知らないのですね?【毘天八相車懸りの陣】」
以蔵「!!」
景虎「学が浅い故にそれを知らぬままならば」
景虎「貴方は所詮「人を傷つけし者」でもある」
王ドラ「以蔵さん・・・!」
一方、長屋で阿美と四太郎を黒い雲から出てきた妖霊から守っていた王ドラは景虎を斬りに行っている以蔵のことも気にかけていた。
四太郎「楽兄ちゃん・・・」
おじいと呼ばれる超巨大のロボット(やはり無理か・・・)
王ドラ(助けに行けれないままか!私は!・・・勝ってこい。人斬りならば、その人を殺すためではなく救うために剣を振るってきなさい!)
すると、王ドラは思わずくしゃみをした後にいつもの人間体に変身した!おじいはその姿に驚いたもののそれ以上に驚いたのは彼の左手にはこの案件のための令呪が・・・
おじいと呼ばれる超巨大のロボット「!・・・この案件のための令呪か」
王ドラ「・・・。アサシン、岡田以蔵!令呪を以て命じる!」
一方、景虎は既に倒れ込んだ以蔵を見た後に長屋の方に向かうために背を向いた。
景虎「・・・悪く思わないで下さいね。あのネコの武器商人をもーーーーー」
「はっ。あいつがわしに令呪を受けないほどに倒れたと思っちょったか?」
- 第一の巻:逆光降臨(その3) ( No.10 )
- 日時: 2023/01/10 17:05
- 名前: 桜 (ID: La6RhnJe)
景虎「・・・え?」
景虎は既に自分が倒したはずの相手が声を上げるほどに回復していたことに驚いていた。振り向き直すとそこには王ドラの令呪によって立ち上がったアサシン・岡田以蔵・・・
以蔵「この案件のための令呪じゃがな。あいつがわしに願ったのは霊基修復。もちろん元の世界にもわしのマスターはおるが、流石にこの世界にはカウントされんことが良かったことぐらいには思わん・・・おんしは阿呆じゃ」
以蔵が景虎に猛攻で斬りかかり、景虎もそれに応戦する!景虎は次第に自分が劣勢の状態になっていた。
景虎(な、なんなのだこれは!?まるで無派故に・・・様々な剣の流派を取り入れて交互に剣を入れ交えているような・・・)
以蔵「残念じゃな。わしは無派じゃがな!わしは!」
以蔵「剣の天才じゃあああああーーーーー!!!」
以蔵が自らの宝具を景虎に放ち、それで彼女は致命傷を負う!消滅の間際に以蔵に言う。
景虎「まさかこの世界ではマスターの方がカウントされなかったとは不覚・・・」
以蔵「・・・」
景虎「今回は我に勝ったが、これだけは覚えておくがいい。我が倒されたら他の英霊剣豪が貴方達に立ち向かうだろう。元の世界に戻りたいのならばその剣を取れ。振れ。貫け。・・・貴方と同じように飛ばされたあやつを守れ。それが我の遺言だ」
景虎はその言葉を最後に彼女が受けた狂気とともに消滅した。以蔵は王ドラに頭の中に送られた令呪に際しての言葉を微かに思い出していた。
王ドラ『令呪を以て命じる!その霊基を修復する!』
以蔵「・・・必ず元の世界に返すぜよ。約束するき」
そして景虎が倒されたことにより赤い空がいつのまにか青い空に戻っていた。
阿美「戻ってるー!」
王ドラ(景虎さん・・・)
王ドラはこれから巻き起こる出来事を予感しながらも逃げずに戦うことを誓う。最後まで戦い全てが終わったら以蔵と一緒に元の世界に帰還すると・・・
おじいに長屋に置かせることを認められたことで以蔵と王ドラはここを拠点の一つにした。翌朝に王ドラは起きた後に美味しそうな食事の匂いがした。
王ドラ「美味しそうな朝食の匂いですね・・・」
以蔵「おん。おはよう。カレイとかあったからカレイの焼き魚やけんちん汁作ったぜよ」
王ドラ「わー。美味しそう・・・えっ!?作ったんですか!?」
以蔵「元の世界の話じゃが、わしのマスターが料理が全くできん奴き。わしもそれで生前に高杉という奴の家でも世話しちょったこともあった料理が格段にできるようになったぜよ」
王ドラ「へー・・・あ、意外と美味!」
以蔵「じゃろ?」
おじいと呼ばれる超巨大のロボット「ふむ。中々に美味である」
四太郎&阿美「おいしー!」
以蔵「つか、おまんは食べれんのか!?」
以蔵の作った食事を味わいながらおじいは言う。
おじいと呼ばれる超巨大のロボット「私の生きた時代は薄味が好みだったが、こういう程よい味わいもなかなかに良きものだ」
王ドラ「薄味が好み・・・平安時代から鎌倉時代にかけては特にそうであると聞きましたが・・・ということはあなたは・・・」
おじいと呼ばれる超巨大のロボット「!・・・ここまでわかったのならば名乗らんわけにはいかぬ」
おじいと呼ばれる超巨大のロボット「我はアーチャー、真名は源為朝。平安時代における武人の者である」
続く・・・!
新たな外伝も頑張るのでよろしくです!感想OK
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