二次創作小説(紙ほか)
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- 日常日和。5
- 日時: 2026/01/08 17:11
- 名前: 桜 (ID: nqtZqZHy)
おかげさまで日常日和。も5という節目で新しく迎えることができました。ここに至るまで色々と混乱があり悩みもしましたが、考えた末にこの先に何があってもこれまでの続きを執筆したいという気持ちで新スレッドに至れました。色んな意味で変わる場合もあり混乱はすると思いますが、私は私で頑張りたいと思いますのでご存じの桜サイドやこれまでに出てきた新たなサーヴァント達も含めてどうぞよろしくお願いします!
「目次」
「短編」
The Reverse Night>>1-5
聖夜怪盗☆シークレット>>6-7
デンジャー☆スクランブル>>33-36
僕もまた、運命に導かれて>>37-38
うちの護衛のママ侍さん>>39-42
とある雪月花の羽根。>>43-44
アスパラ☆クライシス!>>77-83
運びを巡る機関車と謎のトレインハンター>>84-86
僕の果実のボク>>96-100
黒の感情・白き純潔>>101-105
ツイセキ☆トラブル!>>148-152
イモーターウォーズ>>153-156
◯◯透視の試用モニター>>157-161
こっちを向いて、愛してると言って!>>162-165
Halloween rabbit!>>166-169
湖の騎士は星の戦士の●●に夢を見るか?>>170-172
ランデブー☆メタモルフォーゼ>>173-176
鯖組メインでファンタパロ>>177-179
雪の記憶、冬の華>>180-183
ある冬の日のアムール>>184-187
クリスマスに追いかけっこ!>>188-191
クリスマスにネガイゴト>>192-196
小さきパンダのガレット・デ・ロワ>>197-200
宇宙の中の不思議の国>>201-205
スキ!スキ!スキー!>>206-210
ビターシュガー・チョコバーボン>>211-215
満開花見日和>>246-249
ツッコみ所が絶えませんっ!(by一ちゃん)>>250-253
ブレーメンの追跡隊>>254-258
王様ゲーム>>259-262
阿国さんの戦い>>263-267
蛇は蛙が好物らしい>>268-270
シチリアでの小話集>>286-289
パンプキンハザード>>318-321
雪の輝き、小さな夢>>345-348
王ドラなう!>>349-351
聖夜、君に贈り物を>>352-356
聖夜、白なる争奪戦>>357-360
突撃!隣の大掃除>>361-364
年明けのアムール>>365-368
バレンタインのから騒ぎ?>>393-396
I‘m not crying anymore>>397-400
バディファイターズタワー踏破の旅>>429-432
Cherry:CamelotZERO>>437-440
異世界を駆け巡る澄色の猫型ロボット達>>471-478
かの者が残してきたもの>>479-482
虹の島々での小話集>>537-540
グルメフェスを調査せよ!>>541-544
Halloween☆Panic!>>579-582
アンジャッシュネタ>>583-584
続☆年明けのアムール>>611-614
「サーヴァントvs○○○シリーズ」
第六天魔王vsカンフー猫型ロボット>>322-325
湖の円卓騎士vs仮面の剣士>>337-340
光の御子vs魔界のプリンス>>341-344
ブリテンの騎士王vsもう一人の闇の魔導師>>401-404
幕末の人斬りvs蒼炎の勇者>>405-408
日輪の姫vs野原家の主婦>>409-412
大統王vs黄色い悪魔>>413-416
五代目風魔頭目vs宇宙忍者>>417-420
太陽の騎士vs赤き吸血鬼>>499-502
島原の乱の指導者vs虚言の魔術師>>503-506
維新の英雄vsウサギの双子弟>>507-510
「桜サイドの快刀家の事情」
三兄編>>389-392
次兄編>>433-436
長兄編>>545-548
「針音ノ時計塔のアリア」
時の輝きよ>>45-47
赤の中のモアイさま>>48-50
青の上のウォーターシティ>>51-54
白の下のバトルロワイヤル>>55-57
黄の外の太陽・・・?>>58-60
その呪文の続きには>>61-66
「誰か」の世界にとってのピース>>67-71
ここに。>>72-76
「決戦前夜」
輝ける希望の星達よ>>114-117
二度の生における旅路>>118-120
「太陽」の焔を>>121-125
「キャメロット城での決着」
現在キャメロット城:正門>>126-127
現在キャメロット城:世界を約50%吸収>>128-129
現在キャメロット城:世界を約80%吸収>>130-133
我らの望む未来>>134-136
太陽のナミダ>>137-141
There are our home here>>142-147
「女性ケロン人小隊襲来」
一の儀、女性ケロン人小隊襲来!>>369-372
二の儀、ささやかな疑念>>373-376
三の儀、偽物と本物>>377-380
四の儀、ゆずれなき信念>>381-384
五の儀、星へ届けるハーモニー>>385-388
「フェアリー・レクイエム〜トリスタンの名を持つ妖精の少女〜」
「トリスタン」は突然に>>549-552
日常ブレイカー?それとも・・・?>>553-556
妖精姫のトマドイ。>>557-560
キミが望むなら、どこまでも連れてゆこう>>561-564
「フェアリー・レクイエム〜謎の妖精の騎士一味〜」
新たな戦いの幕開けの予兆>>585-588
逢瀬とサーヴァント召喚の再認識>>589-592
冬の裏山での怪奇現象の調査>>593-596
○○○の○○は蜜の味>>597-600
偶然による○○の連鎖>>615-618(更新)
「前後編」
かけがえのない「君」>>26-28>>29-32
戦国時代からの謎の挑戦状!>>87-91>>92-95
苺の彼方をもう一度>>106-109>>110-113
シチリアでの鳥の夢>>271-275>>276-281>>282-285
月夜でのエンゲージ>>326-331>>332-336
雪月に小さな花びらを>>421-424>>425-428
時空鉄道の夜>>483-487>>488-498
カービィだらけ>>511-515>>516-519
ワドワド☆サマーアドベンチャー!>>520-525>>526-530>>531-536
世に放った誠を探しに>>565-568>>569-573>>574-578
クリスマスで御用改め!>>601-605>>606-610
「風花月夜伝〜友情よりも、忠義よりも〜」
第一の巻:逆光降臨>>8-10
第二の巻:御一行様之旅珍道中>>11-12
第三の巻:恋せよ浪漫、忍の花に>>13-15
第四の巻:変わりはしないもの>>16-18
第五の巻:生きとし、生ける者。>>19-20
第六の巻:揺るぎない、どうしても。>>21-22
最終の巻:音が導く先>>23-25
「風花月夜伝2〜花は今、光へと舞う〜」
第一幕:異変を告げられし江戸>>216-219
第二幕:渦巻く四方と空>>220-223
第三幕:咆哮の中に在る「声」>>224-227
第四幕:私の輝きの星>>228-231
第五幕:忍び寄る戦いの迫る時>>232-235
第六幕:怨恨開花>>236-240
最終幕:空へ>>241-245
「灯火の星〜第六天魔王の乱〜」
第一の段:わし、参上!>>290-293
第二の段:雷に阻まれるのならば、やることは?>>294-297
第三の段:キミと、光と>>298-301
第四の段:聖地の謎かけを解き明かせ!>>302-305
第五の段:闇夜の城で見つけたのは・・・>>306-309
第六の段:光と闇の諍い>>310-313
最終の段:そして魔王は、悪魔と共に歩き出した。>>314-317
「チェリーワールド×蒸気都市〜夢幻の歯車の光〜」
第1話:ようこそ蒸気都市>>441-444
第2話:風を便りに>>445-448
第3話:決して叶いもしないだろうけど、>>449-452
第4話:魔女の■の讃歌>>453-456
第5話:蒸気聖杯戦争の「目的」>>457-460
第6話:風よ光へと吹け>>461-465
最終話:さよなら蒸気都市>>466-470
- とある雪月花の羽根。(その2) ( No.44 )
- 日時: 2025/12/03 22:36
- 名前: 桜 (ID: 3TJo5.cx)
【Episode2:Snowcherry under knight】
その日は雪月花が降り積もった夜、モードレッドは与えられた簡易部屋の中のベッドの上にいた。よく見れば物は上等な物ばかりだ。
モードレッド(別荘の中は上等な物ばかり、働く使用人も多い・・・一体どういう上流階級のお嬢様だろう。12時が近いな・・・日が過ぎたら深夜にここを即刻出よう)
すると、ドアを開けた!モードレッドは予想外な出来事に驚いた!
あいり「じゃーん!あいりですわー」
モードレッド(えっ;えっ?)
あいり「びっくりしちゃった?一緒に寝ようと思って来たのよー。ルドヴィカがまだ心を開いてないうちは部屋に入れちゃダメって言うけど、ここで寝るなら大丈夫よね!」
モードレッド「・・・(かつてのマスターと同じ、本当に変わったお嬢様だなぁ・・・」
あいり「別荘でもこの辺りは郊外だし、不審者が現れることもあるから聞こえて怯えてるんじゃないかって心配してましたの。でも、大丈夫!私があなたをちゃんと守るから!」
あいりの言葉にモードレッドの中に何かが動いたのを感じた。まるで眠れない日々が嘘のようだった。
モードレッド「・・・モードレッド」
あいり「え?」
モードレッド「〝モードレッド〟っていう、名前だ。好きに呼ぶがいい」
捨てたはずだった自分の真名を、もう一度口にした雪月花の夜。
あいりはモードレッドに優しく頭を撫でながら言う。
あいり「モーさん・・・こんなに強く振る舞って生きてきてそうなのに、とても寂しそうな表情をしていますのね・・・」
優しく頭を撫でられたモードレッドは次第にその温かさに目から雫が浮かんできた。
あの日、かつてと同じようにあいりに優しく頭を撫でられた夜、自分がそれまでどれだけその悲しみを吐き出したかったのか気付いたんだ・・・。
その翌日、あいりはモードレッドに服をプレゼントしてくれた。モードレッドが好みそうな服装だ(詳しく言えばモードレッドの霊衣であるトゥリファスの記憶と同一)
あいり「はい!できましたわっ。赤いジャケットはルドヴィカが仕立ててくれたのよ」
ルドヴィカ「本当ならば私がその美しさを生かすようにプロデュースしたかったのですが。せっかくの逸材でしたのに!」
あおい「いや、嫌がったんだから意味ないでしょう;大事に着て下さいね」
モードレッド「おう」
あいり「きれいですわよ」
モードレッドはあいりと一緒にいると、前のマスターを失ってから今まで降り積もった雪が一気に溶けていくように感じとった。その日は雪月花の夜であったが、彼女にとってあいりは自分の雪月花のような気がした・・・。
そんな日々を過ごすようになって来た時にモードレッドはガサガサとするような音がした。恐らくはあの勇者パーティが自分を連れ戻すために機会を伺っているのだろう。
モードレッド「・・・」
現在の時間軸。エターニャは厄介と噂されている魔獣と戦っていた。その魔獣は可愛らしい猫の見た目だが意外と強く、豹変すれば凶暴な特性を持つ虎に変貌するモンスターの類だった。
エターニャ(あれは意外と強いが、その魔獣もかなりのダメージを蓄積している・・・これはもうあと1発一撃を放てば勝てる。だが、わしもそろそろスタミナ切れで倒れそうだ。ならば・・・)
エターニャは霊体化中のモードレッドに後を任せるように聞く。
エターニャ「お前の宝具でいけるよな?」
モードレッド「はっ。オレを舐めんなよ。あと1発をオレに任せるのは最適な大役だな」
そしてモードレッドは自分の宝具を放つ!
モードレッド「これこそは、わが父を滅ぼし邪剣。【我が麗しき父への叛逆(クラレント・ブラッドアーサー】!!」
モードレッドの宝具によりその魔獣が倒された後、エターニャに介抱を受けたモードレッドに彼女からあることを言われた。
エターニャ「聞きたいことが山ほどあるが。お前はなぜ生前と真逆の立場でかつての円卓と敵対しているんだ?あのアーチャーはどうやらお前達の敵とは違うようだが」
モードレッド「まあトリ野郎は味方でも敵でもポンコツかつフリーダムだろ?誰から見ても技の技巧よりも奇行の方が目に引くじゃねーか」
エターニャ「確かにわしでもそう思うな;待ってろ、今報酬を用意するから」
エターニャは今回の依頼に関する割と高額な報酬金を取りに行って再び戻ってきたあと、それをエターニャに渡そうとした。
エターニャ「報酬金としてはこれで十分だろう」
モードレッド「いや、報酬の方は受け取っているぜ。目的は金じゃねーんでな」
エターニャ「そうなのか?」
モードレッド「・・・ではさらばだ」
モードレッドが立ち去った後にエターニャはこの袋にたんまりと入った報酬金をどうしようかと悩んだ最中にふと机の上を見たらあったはずのものがいつのまにかなくなっていたのだ。
エターニャ「あやつ・・・!(あのリボンはわしがプニィにプレゼントで贈ろうとして商人から買ったアンティーク物。あれがあいつが求めた報酬だったのか・・・」
一方、モードレッドはようやく達成したような顔をした。それは目的にしていた鳥の羽根と木の実で作られたリボン。あの時にエターニャから報酬として奪い取り、ようやく自分の手に渡れたのだ。
あいり『私があなたをちゃんと守るから!』
モードレッド「・・・。次に会えたら、返すさ・・・」
【Episode3:See you again tomorrow】
その夜、勇者トニーが率いる勇者パーティは月島家の別荘近くで彷徨いていた。モードレッドがいなくなったことでパーティが急激に弱くなって落ちぶれたことでまた彼女を利用するために連れ戻そうとしているのだ。
トニー「日本にまたたどり着くまで随分と遅くなった。おい、魔法使い、方位で確かめろ。神官も気配を探れ。戦士は不審者が発見したら即座に始末しろ!あの名無しはどこに行った?あいつがいなきゃ強い魔獣を倒せない!」
モードレッド「名無しじゃねーよ」
すると、トニー一行は一人来たモードレッドを発見した!
トニー「おっ、お前!名前があったのか!?まあいい、帰るぞ!明日は前から依頼されたあの魔獣を倒しに行く!」
モードレッド「行かせない」
すると、モードレッドが自身の霊基の装備変更し、クラレントを構えながらサーヴァントの力を解放した!
モードレッド「お前らは用済みだ。消えろ」
トニー一行「うわあああああーーーーー!!!!化け物!!」
モードレッド「汚いお前らはオレの大嫌いな人間の中でも格別だ。本当はずっと許せなかった・・・」
モードレッドはクラレントを構えて宝具を放とうと振るう!トニー一行は恐怖で思わず頭を抱えながら死を覚悟したが・・・
???「待て!モードレッド!!」
その制止の声に気付いたモードレッドは宝具を放つ光を止めた。彼女の後ろにいるのはあいりとあおいの父親である月島家グループ社長兼当時は都議会議員だった圭一郎だ。
圭一郎「去れ、勇者一行。この夜のことは忘れ二度と日本に近づくな」
モードレッドに殺されそうになったことですっかり怯えてしまったトニー一行はすぐさまその場から立ち去った。
彼があいりとあおいの父親であることを知っていたモードレッドは圭一郎に言う。
モードレッド「あいつらはまたオレを連れ去ろうとしてくる・・・始末しなければ」
圭一郎「私がさせない。大丈夫だ。お前、サーヴァントという類のセイバー、しかも円卓の騎士だな。この世界では守護の加護により生きながらえる特質はあるとされる。だが、お前だっていつか狙われるかわからない・・・霊核とも言える命を失いたくないのならサーヴァントとしての力はあまり解放するな」
モードレッド「命なんていらねーよ!!」
圭一郎は冷静に保ったままモードレッドにあることを頼んだ。
圭一郎「あいりとあおい、美貴を守ってやってくれないだろうか。私の妻の愛紗は急病で死んだとされるが、あれは総理らがしたことの隠蔽による偽装だ」
モードレッド(!!?)
圭一郎「私は妻を必ず見つけ出す。だから、お前がいつでも私の子供達を守ってほしい・・・特にあいりは、いつかお前のマスターになる者だ。それを受け入れてくれる生涯の仲間が必ずできるのならば」
圭一郎の頼みにモードレッドは受け入れるしかなかった。この男は、自分を犠牲にしても嫌われたとしても、自分の妻や子供達を愛していた本心を言わないのだから。
いらない、霊核(命)だった。だけど、今はそう思う度に目蓋にあいりの笑顔が浮かぶ。それがあいりがあの事件に巻き込まれてオレと引き離されても、あいりが他の男を好きになったとしても。それでも。今は・・・
今は・・・
現在の時間軸。西澤邸ではタママは自分の部屋でお菓子を食べながら昼寝していた。すると、コンコンと窓を鳴らす音が聞こえた。
モードレッド「おーい。タママー」
タママ「タマ?っ!?モー公、なんでこんなとこに!?セキュリティ発動するんじゃねーの!?」
モードレッド「そんなもんかわすルート調べとけばなんとかなるんだよ」
タママ「そんなもんとかなんとかって;っていうか、それ空飛ぶじゅうたんか!?」
モードレッド「ああ、仕事に向かうための運転用だよ」
すると、モードレッドは自分の手をタママに差し伸べながら言う!
モードレッド「せっかくだからこれで軽くドライブしようぜ!あっ、これは誰にも内緒な」
タママ「はぁっ!?気配は消せるのか!?」
モードレッド「外部には見えないようにしてある。お前らのところで言うアンチバリアを使う必要はないさ。オレを信じてくれ」
モードレッドの言葉にタママはようやく了承してその手を取った。
タママ「・・・帰す時は安全に返せよ」
モードレッド「流石に怪我させるかよ;」
モードレッドとタママは空飛ぶじゅうたんでいつもの街の風景やプリンプタウン、月見台や春我部や吉祥寺、ポップンタウンやメルヘン王国や天界や魔界など色々と空から見て周った。途中には男女問わずにモードレッドのファンが黄色い声を上げているのだが、モードレッドはその度にタママの肩を組むなどの行動に出ていた。
タママ「おい。これはお前のファンの逆鱗に触れるぞ;」
モードレッド「いいんだよ。一部にタママのこと悪く言ってた奴もいるし。もう友達だしな」
タママ「!そ、そうか(乱暴だし口も悪いし不良ではあるけど、普通は見えないだけで根はちゃんといい奴なんだよな・・・」
そしてドライブを終えた時にタママは再び西澤邸に送ってくれた。
モードレッド「じゃあ、これから呼び出しがあるんでな」
タママ「もう行くのか・・・気をつけてな」
モードレッド「ああ。またな!」
モードレッドが立ち去る中で、タママはモードレッドの「またな」という言葉に少し嬉しくなった。
タママ「・・・。これが最後じゃないってことか」
タママが西澤邸に帰った後に西澤邸の使用人である執事のパールが出迎えてくれた。
パール「あっ、タママ殿、お出かけでしたか?」
タママ「友達に会いに行ってたんですぅ(本当のことだけど友達って言うとなんかな・・・;」
パール「そうでしたか。あ、おやつのチョコチップクッキーがありますよ」
タママ「わーい!」
一方、モードレッドは彼女を待っていたアタランテとフラン、シルクやしおんが出迎えてくれた。
アタランテ「モードレッド!どこに行ってた?」
モードレッド「ちょいとドライブだ」
しおん「仕事用で私用に使うのは怒られるからやめて;」
フラン「う!」
シルク「魔法のじゅうたんだー!」
モードレッド「わかったわかった;ん?ボスからの任務の電話だな。今日は早く済ませそうだからもう行くぞ。乱麻や以蔵達が住む学生寮でみんなで夕飯に食いに行って来てとクルークからもLINE来たしな」
アタランテ「ああ」
ツースト「?あいり、どうした?」
あいり「ううん。ただモーさんがどこかにいるような気がして」
いらなかったオレの命。一番にあいりにあげたい。でも、それを止めてくれるのならその時は、クルーク達同様に一番にタママに止めてほしい。
たった一つ夢があるんだ。オレ、あいりが闇オークションに売ったあのリボンを買い戻してでもあいりに返したい。今はそれをやっと手に入れたから。そしたら全部が変わるわけじゃないけど、少しでも変われたなら。そしたら今度こそ言えるんだ。叶わなくとも。「お前が好きだ」と・・・
そしたらやっと、雪月花の日よりも本当に分かり合えるような気がする。誰にも秘密・・・聖杯などに頼らずとも自分の力で叶えたかったオレのたった一つの、夢。
おわり
「後書き」
今回はモードレッドの過去話と現在の時間軸の二つを掛け合わせた合間も含む話。後者に関しての時系列としては前回の話の前日譚ですね。
過去の外伝の一つにもあるあいりとあおいの吉祥寺学園への転校は彼女が関係していると思います。悪い意味でもなくて、ただこれからの話の伏線回収のためにここで言うのは控えておきます;
ちなみに雪月花は私的には雪の桜、桜の白い羽根とも言える考えがあります。見たことはないけどその分一番幻想的だからそういう見解が私の中でか生まれてますね。
感想OK
- 時の輝きよ(その1) ( No.45 )
- 日時: 2023/04/13 23:46
- 名前: 桜 (ID: BmxuFWGD)
今回からいよいよあの太陽の騎士との再戦による長編ストーリーが開幕!話の構成からしてかなり長くなるかならないかはわからない(震え声)
とりあえず序盤だけでももうね・・・;
ーーーーあの者達は以前にもチェリーワールドでの大きな事件を解決し続けているという。
数多の試練やそれによるいざござ、悲しみや苦しみがある道の中で、その解決を三つもやり遂げたのだ。我らの存在を知る前に。
まずは一。月の巫女と闇の巫女をめぐる国がらみの事件。闇の巫女が愛した月の巫女を蘇らせようとしたのだが、問題は月の巫女だ。既に死んでいる彼女とは実は既に会っているが、亡くなった後に月の巫女の力を有して転生したのはそれに関する凡例により生前の記憶はない、彼女と同じくウサギの耳が生えた幼い少女だった。
まるで私の愛する主である少女そのものだ。似てるなんてものじゃない、今もなお呪いにより眠り続けている少女と同じような末路に辿り着きそうで恐れた。
次に二。現在の四勇者と犯罪組織ペールノエルをめぐる冒険と陰謀による事件。この前に出くわしたキャスターのサーヴァント二人を連れた、あの闇の魔導師が四勇者の一人だったことには少し驚いたが、その冒険譚を見るうちにどこか高揚感を覚えた。
闇の流星という厄災を四勇者やその仲間達が払い除けた。あれは大厄災だったというのに、消滅までの鍵を掴めたことが稀に見ない偉業であったのだ。
最後に三。天使族の血を引く少女やその仲間達が犯罪組織ブタのヒヅメとの激突による事件。その過程で天界の階級制度を改めるに至ったのは大層に興味を惹かれた。
まさか天使族の厄災がその少女に取り憑いていたことを知って驚愕はしているが、ブタのヒヅメの目的はとある一家への復讐とは、吸骨鬼集団も珠黄泉族もそれと同じようなことを言っていた。まさかそれと同一の一家だろうか。一体どんな一家なのか機会があればこの目で確かめてみたいものだ。
しかし、一番気になる部分はあった。二からのあの三人のサーヴァントを連れた、メガネをかけたあのマスターの少年だった。良くも悪くもあの中では普通だ。しかし、日向影にもいろんな者にその背中を押して、なんだかんだで誰にでも分け隔てなく接して、水面下で支え続けた。
そのマスターを、私は欲しがった。その内にある輝きは、私の眠り続けているマスターであるホイップの呪いが解けるかもしれない。
「もしもあの人がいてくれたら、ホイップの呪いが解けるかもしれない」と。
ガウェイン「ーーーーーだから、必ずあの場から奪還する。たとえどんな手を使ってでも、泣き喚こうとも貴方をそこから引き離す。ホイップの呪いが解ける鍵となるのなら」
とある日のスマブラ屋敷。いつもの仲間達と共に遊びに来ていたエージェントはカービィが作ってくれたマフィンを食べながら言う。
エージェント「夢!?」
ルキナ「そうですよっ。まあ私達も世界を救ったとはいえまだまだ志半ばですけどね。エージェントさん達からも聞きたいと思って」
エージェント「うーん、スパイとして大成する夢は自分の力で叶いたいと思うし・・・ヒーローになりたいとも今は思ってるけど。小さい頃にTVで見てた優しくて強い、スーパーヒーローみたいに・・・」
ルキナ「確かにスパイの人にはありがちな志望動機ですね」
アイク「まあきっかけはそんなものだ(大好物の肉を食ってる」
カムラ「エージェントは失敗ばかりのドジでもちゃんとヒーローのようだけどね」
エージェント「やめろその間接的な腫れ物を触るみたいに!!(大汗)おい、お前は・・・(アレクやアストルフォは自信満々に答えそうだけど、サンソンのは・・・」
すると、サンソンがどこか悲しみを帯びたかのような顔をしていた。エージェントはそれを見て驚いてしまう。
エージェント(えっ)
サンソン「僕、子供組の様子を見に行ってきますね」
アストルフォ「シャルル!?」
アレク「あ、僕も行くよ」
エージェント「待て!サンソン!そんな歩を速めるな!サンソ〜ン!!」
エージェント達が部屋を出て行った後にルキナは少し疑問に思った。
ルキナ「今エージェントさん、サクソンさんのこと「サンソン」って言わなかったですか?」
カムラ「さあ?」
アイク「空耳だろう」
エージェントはサンソンを呼び止めるために彼を真名で呼びながら追っていた。
エージェント「待てっサンソン!違うんだー!!」
サンソン「待ちますから!スマブラ屋敷内で僕の真名を呼ばないで下さい;」
エージェント「あっ、ごめん;さっきの発言は気にすんなよ!その・・・嫌がらせのつもりで言ったわけじゃないから!」
サンソン「怒ってませんよ。ただ僕の生前を少し思い出してしまっただけです。僕には少し眩しかっただけで・・・」
シャルル=アンリ・サンソン。18世紀末〜19世紀初めにかけてのムッシュ・ド・パリでありサンソン家の四代目。医者としても活動していた彼はやがて処刑の際に痛みをなくせるように処刑具のギロチンを開発したのだが、皮肉にもそれがフランス革命で当時のフランス王家や関連する貴族などの人物を多く処刑するために使われてしまった処刑人。彼の人生はその大半が幼少期を含めても差別と侮蔑で彩られている。だから聖杯に関する願いはあっても声高らかに言えないのだ。
アストルフォ「シャルルだって言っていいのになー」
アレク「実際よく働いてくれてるしここの人達からも冷たい印象に見えるだけで根はいい人だと思われてるし」
サンソン「そうかい。・・・ごめんね」
エージェントだってわかっている。なんだかんだでサンソンがサーヴァントの身であっても「人」として振る舞う人物であり、一歩引いた位置でちゃんと見てくれていることも。でも、たまには甘えたり弱音を吐いたりもしてほしい。たとえいつか別れなければならない時が来るとしても少しでもここで過ごして楽しかったと思ってくれるように。
キッド「あー!ちくしょー!!王ドラの奴ー!!!」
一方のアメリカ西部時代での自分の家。キッドは何やら腹が立っていたようだ。以蔵のことに関して王ドラと激しい口喧嘩したからだ。
キッド「以蔵の奴があのへちゃむくれと親しげに話してたら「以蔵さんは確かに博打好きで酒好きでもそんなNTRする人じゃありませんよ」とか庇ってたからオレも言い返してやったら殴ってくるし、しかもあいつの賭博のツケを返すのも目的の一つとして前から勝ちすぎて出禁にされたカジノ店を前よりも増やしただけじゃなく、そこにリップんとこのトリ野郎が付いてきたのをほっときやがった!!それでドラミにも「大人気ない」とか言われて喧嘩しちまうし・・・OTL」
キッドは思わずため息を吐いてしまい、椅子にギッと座る。ちなみにさっきのは以蔵さんが今度王ドラにチャーハンを作るから何かバリエーションがないかドラミちゃんに相談していただけです。
キッド「前まではかなり嫌ってたくせに最近なんか軟化してきてるし、あの禍いの種の件で何があったんだよ・・・」
すると、キッドはとある本を目にした。自分の本棚でもあまり見たことないような代物だ。
キッド「なんだこれ?〝武器生成の錬金術〟?〝この錬金術が成功したらアナタは相手を懲らしめるだけの武器が作れます〟〜?きな臭いだろ誰がそんなのに・・・(王ドラに少しだけ日頃の鬱憤による仕返しできればいいかな・・・」
キッドはその材料を集めてその魔法陣を描いた。材料は身近なものばかりであったためにもうすぐ使い切れそうな文房具などのものなら問題なかったようだ。
キッド「これで武器生成するなら問題ねーかな;呪文だ!なるべく王ドラをできれば懲らしめるようなオレの空気砲のシステムを含めたやつだ!〝鐘を鳴らす小鳥、千年の森の唄、鏡の中のわたし、あなたは誰?〟・・・」
キッドはその呪文を放って魔法陣が光ったが、光っただけで何も起こらなかった。
キッド「なんでい、何も起こらなかったじゃねーか!!やっぱりあれはきな臭いやつか・・・」
すると、突然キッドの頭に激痛が走った!キッドはその痛さに思わず頭を抱えた。
キッド「あっ、ぐ・・・!!なんだ何かが、オレの・・・!!!うわあああああぁぁぁぁぁーーーーー!!!!!」
その数分後。気付いたらキッドはどこかに失踪していた。床にあったのは彼が行ったその武器生成の錬金術に関しての記された本・・・
ーーーーー波音が聞こえる。
周りをかき消すかのような音。目の前に立つ羊のツノを持つ幼い少女は告げる。
「ーーーーー貴方が、好きだよ」
そう告げる理由は親愛か恋情かはわからない。だけど、どことなく切なそうな恋する表情(かお)だ。まるで少女の想いはちゃんと淡い恋慕であると、言っているかのようにーーーーー。
モードレッド「・・・」
モードレッドはそこで目を覚ました。それはあいりとの間に起きたとある出来事を機に熱を出して意識をなくした時などに見る夢。最近はタママやマルク、クルーク達とも交流するようになったことであまり見なくなったのに、サーヴァントは夢を見ないという話は嘘であるとモードレッドは内心で呪った。
モードレッド「クソ野郎が・・・!」
クルーク「ふう。やっとクルミ名義での新曲ができた・・・」
クルークは自身がピアノボーカルのクルミとして在籍するcantabileの新曲がようやく完成した後に自分の家の部屋にあるベッドに寝転んで物思いに耽る。モードレッド達と本格的に出会ったと同時にガウェインと初めて遭遇した出来事だ。自分がカスパルが放った毒蛇に噛まれたことを知ってガウェインが激怒して彼の命とも言える灯火のストーンを術火で燃やして殺したこと。何の因果か敵対する自分に注目するのかはわからない。理由がどうであれ自分のためにカスパルの命を弄ぶのはどう考えても間違っているからだ。
クルーク(トリスタンやモーさんの生前の同胞とはいえ、ボクのためにカスパルの命を弄ぶのは間違ってる。それがあるからアミティ達やゼオ達、クー達を裏切るなんてできないよ。トリスタンだって・・・あの時の様子からして何も知らなかったんだし)
このことを誰よりも一番悲しんで複雑に思うのは生前におけるガウェインの同胞でもあるトリスタンだった。事実彼はサタンに召喚されていたという話を彼から聞いたので敵ではないことがわかる。このチェリーワールドに召喚された彼にはこれから待ち受ける苦難の出来事が待ち受けているにせよ、それを受け入れて覚悟を決めるかはあくまで彼自身だ。クルークや彼のマスターのリップも、それに口出しするのはできない。
クルーク(死なれてほしくないからトリスタンの覚悟を決めるまで、根気よく待ち続けるしかないのかな・・・)
バウム「そう思うのならさっさとバシーンと背中を押せばいいだけじゃないか」
クルーク「そうだけど、それだと本人自身の意思を蔑ろに・・・」
クルークは突然窓から来訪したバウムの声を聞いて驚いたのか飛び起きた!
クルーク「いつからそこに・・・;」
バウム「オレがあの三人の霊核を奪いに来たと言ったらどうする?・・・冗談だそんな睨みつけるような顔すんなよ;まあお前に用があるからやるぜ」
バウムに渡されたモノを見てクルークは驚愕した!
バウム「それは違法コレクターが運んでる最中に手違いで落としていたのを拾ったブツだ。それは絆を深めることや敵側の詳細を知る鍵にもなるから、とある場所に着くまで無駄にすんなよ。場所ならお前もわかっているだろ?」
バウムがそう言って立ち去った後にクルークは渡されたモノを見てそれを口にした。
クルーク「間違いない、これは魔道学の昔の伝説にある〝ハートビート・クロックタワー (針音の時計塔)〟に存在する、時計のオルゴール・・・!?」
とある黒い空間。何もない空間に気付いたらトリスタンはそこで一人立っていた。彼が密かによく見る夢だろうか、さておきとある黒い何かに話しかけられていた。
とある黒い何か「ーーーーー貴様はこれまでに苦難の出来事に立たされているが、それからもたくさんの出来事がお前を待ち受けているだろう」
トリスタン「・・・貴方は何か見えたのですか?」
とある黒い何か「それについては俺は言う由もない。それを決断するのも覚悟を決めるのもお前自身だろう。・・・お前の同胞が付けている、あの首飾り。あれは魔の類だが、その結末に破滅は期待するなよ」
その黒い何かは消えて、黒い空間は蝶から光に変えた。その夢の終わりだろうか、この世界に召喚されてから夢を見るたびに終わりがこれなのだ。曖昧にしか言ってくれないが、彼の言うことには一理はあった。ただ彼が、青の吸血鬼一族らと同様にかつての主君である王が成った獅子王やガウェイン達の敵としてリップ達と一緒に戦う覚悟をまだ決めていないからだ・・・。
- 時の輝きよ(その2) ( No.46 )
- 日時: 2023/04/20 23:01
- 名前: 桜 (ID: YUZdXVbt)
その翌日のスマブラ屋敷。桜サイド側のサーヴァント達を中心にしんのすけから自分が知る野原家の事情を聞いていた。それは・・・
しんのすけ「おいみさえ〜、なんで俺のビールをもう1本追加してくれないんだ〜。ダメ!ビールは1日1本まででしょ!せめて早く出世しなさいよ係長止まり!なんだとー!この脂肪嫁!なんですってー!三段腹アターック!いてー!俺が悪かったー!(交互にひろしとみさえの口調に変えて話してる」
クー&アストルフォ&アサト&沖田&モードレッド&以蔵&アポロン「ゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラ!!!(大爆笑」
トリスタン&お竜「ブゥーッ!!(爆笑で吹いた」
メイヴ&エレナ&エジソン&ディルムッド&うしお「〜〜〜〜〜!!!(笑いを堪えてる」
アタランテ「なぜそんな騒動が日常茶飯事の家族でありながら慣れた様子なんだ;」
ベンちゃん「うしお様、もうそのぐらいで・・・!」
龍馬「以蔵さん、お竜さん、そろそろ当人達から怒られるからやめたげて;」
フィン「いやー、しんのすけ君の家族は愉快だね〜」
フラン「う!」
メルト「フラン、なんで私を見るのよ;」
ジャック「メルトはフランのママだって!」
リップ&ヒップ&チャラ王&ルート&おぼろ(モイモイ)「え!!?」
メルト「違うわ!誤解よ!!」
マキノ「まるで認知はしないような態度だな」
メルト「少し黙っててもらえるかしら!?」
パリス「しんのすけ君の家族は平和ですよね!ちょっと羨ましい限りですっ」
ナーサリー「幸せで平和な家族の物語も読みたいのだわ!」
しんのすけ「いや〜、それほどでも〜」
デオン「少々騒々しいけどな;」
楽しそうに過ごす彼らを一歩引いた位置から見守るサンソンにアレクが話しかけながら言う。
アレク「やっぱり嫌かい?」
サンソン「えっ?」
アレク「キミ、しんのすけ君の母方のおばあちゃんに会っても切なそうな顔をしていたよ」
サンソン「・・・嫌じゃないよ。ただちょっともしもの時があればと思っただけだ。野原一家はその理想的というか、時折沸き立ちそうになる憧れを抑えているだけだよ。それにあの人はどこか面影が誰かに似ているんだ」
アレク「生前にキミが処刑執行を行った人?確か英雄として座に刻まれたって聞いたけど」
アレクの問いにサンソンは答え代わりに頷いた。すると、しんのすけがサンソンの方を呼ぶ。
しんのすけ「サクソン君ー!アレク君と一緒にこっちに来るゾ!」
サンソン「えっ、でも・・・」
しんのすけ「何か寂しそうな顔をして見ていたから、本当は輪に入りたいんじゃないかって思って」
アストルフォ「あっ、ごめん!みんなサクソンのこと仲間外れにしてるわけじゃないんだよっ;むしろみんなはたまには頼ってほしいというか・・・」
アレク「サクソン。僕達もしんのすけ君と話そう!」
サンソン「・・・うん、そうだね」
サンソンだってわかっている。ただ自分の中に温かくて平和な時間の安らぎに綺麗すぎて耐え切れるわけがないと泣いている自分もいることを否定できることができないからだ・・・
一方、クルークはプリンプタウンでバウムに渡された時計のオルゴールのことで聞き込みしていた。しかし、結果はみんなその伝説の逸話にあるオルゴールを持てたことは素晴らしいからクルークが一生モノとして大切に持った方がいいという答えばかりだった。
クルーク「やっぱりこれ、伝説のオルゴールなんだ・・・!じゃあ、早く返した方がいいかな・・・ん?」
町民「何これー。おじさん、この人形はアンティークに作られた用のやつ?」
商人「バカだね、昔から伝わる伝説のハートビート・クロックタワーから持ち出されたものだ!正しくは空から落とされたものだから道標は知らんけどな」
クルークはその話を聞いて一刻も早く時計のオルゴールを元の居場所であるハートビート・クロックタワーに返すために駆け出した!
クルーク(ボクが・・・ボクが返してあげなきゃ・・・!)
一方、ゼオは好物のプリンを食べながらププルに聞く。
ゼオ「なあ、ププル。なんか最近エターニャからじろじろと見られてないか?」
ププル「そう?エターニャ、最近はどこか険しい顔をしてたけど、あれは疑うような顔じゃないよ」
ゼオ「もしやエレナ達サーヴァントの存在がバレたとか?」
ププル「変なこと言わないでよ〜;根は悪い人達じゃないんだから!」
ゼオ「ごめん、悪い悪い」
一方、二人と同じ部屋にいるアイオーンがソファの上でジャガーと飼い猫のショコラを抱き枕として寝ていた。
アイオーン&ショコラ「スピー・・・zzz」
ジャガー「いい加減離せ;ヤスやハッチンとこのクソ金髪同様に小さく可愛い生き物として扱われて最悪だ;」
ププル(ジャガー、見た目が全くそうだけどね;)
ゼオ「ん?あの時は双循に酷い目に遭わされたとかじゃねーの?」
ジャガー「別の意味で精神的に酷い目に遭わされたOTL」
くぅちゃん「ぐ!!?(ジャガーの発言からあの出来事のその後の真相を察して思わず怯む」
ププル「くぅちゃん、急に怯えてどうしたの?」
ゼオ「ステラやリストもなんか急に怖がって俺に抱きついてきてるぜ。よしよし、怖くない(抱きつくステラやリストを宥める」
すると、ドアをバンと開けた音がした!クルークだ。
ゼオ「クルーク、どうした!?」
クルーク「ゼオはこのオルゴール、知ってるかい?」
ゼオ「!このオルゴール・・・どうしてそれが・・・!」
クルーク「バウムから渡されたんだ。返さないといけない。お願いだけどボクやカーン、よぞらやクー達をハートビート・クロックタワーに連れて行ってほしい・・・!」
その後にみんなが集まったエージェント達が住む屋敷ではクルークが返そうとしている時計のオルゴールからゼオが魔法で解析し、調べたところどうやら空の中にあるようだ。
ゼオ「空の中でも見えんな。気配はするから実在はしてるが、姿が見えなかったら行くことはできない」
ハッチン「な、なんとか方法はねーのか!?」
ゼオ「ギガディスにダメ元でも聞くか?サタンなら今またやらかしてシェゾさんやアルルさん達にしばかれてるだろうから」
ペイペイン「いや、止めてでも聞きなさい;」
すると、ギガディスにスマホのSMSでアイコンタクトを取ったところ彼らの予想外に鍵となる方法なら知っているという返信が来た。
ゼオ「知ってるそうだ」
ププル「ホント!?やっぱりあれでも魔王なんだなー」
ヒメコ「すぐに向かうよ!」
クルーク一行はすぐにメルヘンランドの郊外にあるギガディスの別荘に向かう!
一方、その空上では独自にハートビート・クロックタワーを調べているとある飛行船があった。
???「ハートビート・クロックタワー・・・いつか必ず発見するためにその鍵を見つければいいんだが・・・あの時に会ったあいつに久しぶりに会いに行くか」
そしてメルヘンランドの郊外にあるギガディスの別荘。魔界の若き王に相応しくなかなかに絢爛豪華な構造だった。
ハンドレッコ「ところどころにサタンの友人らしい趣味の悪さがあったけど、若き魔界の王に似合うレベルだね」
ほわん「トリスタンさんはサタンさんに召喚されたって言ってるけど、ギガディスさんっていう人とも知り合ってる?」
トリスタン「いいえ。今が初対面ですよ」
ヤス「そうか・・・まああいつはあんたほどじゃないけど女好きな魔王だと聞いてるからな」
ラフィーナ「足もひろしさんと同様に臭いですわ」
シグ「あと、泣き虫のダメ男」
あやクル「こら;」
ブラック「あ、指定の部屋に着いた」
指定の部屋に着いてドアを開けて入ると、そこにはギガディスが待ち受けていた!
ギガディス「やあ、ププル、ゼオ。それにそこな仲間達も。いつもの如くなかなかに個性的な面々だな・・・」
すると、ギガディスはリップのサーヴァントであるトリスタンを垣間見て何かに気付いたような様子を一瞬だけ見せたが、すぐに話を戻した。
ギガディス「さて。そなたらはハートビート・クロックタワーについて詳細を聞きたいのであったな。それを発現する鍵なら教えても良い」
アミティ「ホント?」
ギガディス「ただし、条件がある。よく見たらそこの者はメタナイトが探しているお尋ね者の騎士ではないか。その仲間と同様に協定を外すが良い。嫌ならば余を倒すがいい。教えるのはどちらかだ」
すると、スキルを解放したゼオに合図されたエレナとエジソンはギガディスに自分の魔力を解放する。選んだのは後者の方だ。
ギガディス「・・・ゼオはどうしても後者を選ぶのか?」
ゼオ「ああ、あの騎士は外せない。だから、後者を選ぶよ」
ギガディス「了承した。ならば余を倒してみるがいい。その覚悟がどれほどのものか見極めようぞ!」
そして戦闘が始まった後、せめてもの庇護のためにギガディスが作り出した空間により閉じ込められたププル達はホルミーが聞く。
ホルミー「あの人は腐っても魔王ですよね?でしたら、かなり強いのでは!?」
ププル「確かにボロクソ言ってるけど、強いってことはある。旧友のサタンさんには及ばないけれど、強力な魔法を色々と使いこなすよ」
ツキノ「でも、ゼオさんが負ける気はしないの〜」
モードレッド「ああ(あいつ、なんだかんだオレらを匿ってくれたことは内心では満更でもないよなぁ・・・」
ゼオはギガディスを追いながらエレナとエジソンが後方からゼオを支援しながらギガディスを追撃する!
ゼオはギガディスとの戦いについて内心で高揚感を感じていた。
ゼオ「ダークマインド!」
ギガディス「ソウルスピア!」
ゼオ(なんだろうな、この感じ。まるでボレロを踊って(遊んで)いるようだな)
これについてはエレナとエジソンも同様だった。何しろ相手は自分達も知らないような魔法も使う者・・・!
エジソン「全く彼のは実に未知の領域だ!」
エレナ「この目で見てとことん調べてやりたいわ!」
ギガディスとの戦いはますますヒートアップするが、クルークが何かに気付く。
クルーク「まずいね。この部屋の中は完全にギガディスのゾーンに調整されてる」
エージェント「・・・!!バカ!ゼオ!!すぐにエレナ達と一緒に逃げろ!!」
エージェントの懇願も聞かないゼオ達を前にギガディスは自分のゾーンの中で勝利を確信し、最上級魔法を詠唱なしで放つ!
ギガディス「ーーーーー悪く思うな、ゼオ。テラマジックスピア!」
放たれた最上級魔法により当たったゼオは倒れ込むのを見たギガディスはすぐさま渋い顔をした。その理由は・・・
ゼオ「エンジン。もう効果が切れたよ」
エジソン「そうか。あとは上手くやるのだ」
ゼオ「最上級魔法まで使ったのにヤバいと思ったか?そこのライオン頭に防御できる魔術術を1回だけかけてもらった。バカに見える天才の方が厄介だな」
すると、ゼオがギガディスに最上級魔法を放った!
ゼオ「ダークネスフレア!」
ギガディス「ぐっ・・・!!」
ゼオの最上級魔法が命中したギガディスは仰向けに倒れ込む。彼は言う。
ギガディス「流石若さ故に伸び代がすごいな。我が息子のようなゼオ」
クー「ゼオがあのギガディスの息子か!?」
クルーク「いや、違うからね;本気にしない;」
エレナ(平和な現代でもどこも大変なのね・・・;)
すると、ギガディスがようやく折れたのかクルーク一行の頼みを了承した後、ハートビート・クロックタワーを体現する方法を教えてくれた。
ギガディス「方法なら一つだけだ。世界中にある指定された世界遺産のうちの四つの地点にいるそれぞれの赤・青・白・黄と呼ばれる使者に選ばれた者に会いに行き勝たなければならない。四人の使者に勝った時に、ハートビート・クロックタワーは体現するであろう」
アリシア「じゃあ、四人の使者の人達に勝てれば体現できるのね!?」
カーン「・・・」
ギガディス「ああ、そうである!余がその話を知っててよかったと思うである!(実は全てキッドに聞いた話だがな・・・;)せっかくであろうから、四つの世界遺産の道標ぐらいは教えるぞ」
その後にギガディスの別荘から出たクルーク一行は次なる目的を定めた。
クルーク「気になるポイントは多いけど;ハートビート・クロックタワーを発現させるためには四つの世界遺産の順にその赤の使いがいるイースター島、青の使いがいるイタリアの水の都ヴェネツィア、白の使いがいるローマの闘技場のコロッセオ、そして最後に黄の使いが待つペルーの世界遺産の空中都市マチュピチュ行かなければならないってことか!」
姫子「でも、道標の順番が地理的にバラバラですわ!そんなところにどうやって行けばいいのよ?」
フルシュ「それは・・・」
すると、以蔵が何かを思い出したかのように言う!
以蔵「あいつじゃ!あいつを呼び出す他はないぜよ!」
乱麻「以蔵、どうした?」
沖田「またバカなこと考えてるんですねぇ」
すると、以蔵が持ってきた銅鑼で呼び出した後に突如巨大な飛行船が雲の隙間から現れて降りてきた!
弓弦「飛行船!?なんですかこれ!?」
すると、飛行船の中からとある人物が出てきた。ゴーグルを身につけている若き青年だ。
???「よう、以蔵!ちょうど久しぶりにお前に会いに行こうと思ったんだ!」
以蔵「おい、グレン!おまんが探してるのはハートビート・クロックタワーじゃろう!?じゃから、2日後にわしらとこいつらを全員乗せい!」
グレン「えっ!?どういうことだ!?」
龍馬「それはこっちのセリフだけど、キミは以蔵さんとどういう関係なの?」
お竜「リョーマ、こいつとこのナメクジは会話からしてただの知り合いだぞ」
以蔵を通じてクルーク一行から話を聞いたその飛行船の船長で冒険家でもあるグレンはその内容に驚きつつも彼らを自分が独自に調べているハートビート・クロックタワーへの足かがりとなる鍵として連れて行く決意を固めた。
グレン「わかった。あの伝説の塔への足かがりになるならば運転役としてもサポートするぜ。どうやら以蔵のツレのようだし」
プロキオン「ホントですか!?」
ベリー「よかった!これでハートビート・クロックタワーの使いの人達に会いに行けるよ!」
ゼオ「うん、その前に俺達のコピー人形作らなきゃまずいな」
クルーク「あ;」
とはいえこれでようやくハートビート・クロックタワーへの旅には出られそうだ・・・
弓弦「ところで彼とどうやって知り合ったんですか?」
以蔵「わしらがあの寮に移って暮らし始めた頃に飛行船が落ちてきて、中に乗ってたグレン達が腹を空かせて倒れたからわしが作ったおにぎりを振る舞った」
乱麻「合宿帰りに疲れで飛行船が飛んでいる幻を見たかとまさか本物だったのか」
旅立ちの時
- 時の輝きよ(その3) ( No.47 )
- 日時: 2023/04/13 23:52
- 名前: 桜 (ID: BmxuFWGD)
タママ「ったく、モー公の奴、自分の住むマンションで重要な話があるってなんなんだ・・・;」
その翌日、タママはモードレッドから呼び出しを受けており、彼女達が住む白金のマンションに向かっていた。いつものようにフロントマンが通してくれた後に当のモードレッドが玄関で出迎えてくれた。
モードレッド「よぉ、タママ!今日はオレがパンプキンパイ作ったんだ。食べるか?」
タママ「?まあこの前のやつは美味しかったからいいか」
タママはモードレッド作のパンプキンパイを食す。彼女はまだあいりに出迎えられたばかりの時に自分の真名を初めて言った後にパンプキンパイを食べたことでよほど美味しかったのか元から好んでいるジャンクフードと同様に大好物になった。なのでパンプキンパイや他のカボチャ料理のみ作れるようだ。
タママ「美味しいっ!」
モードレッド「そりゃあオレはパンプキンパイを始めとしたカボチャ料理しか作れんからな。・・・なあ、タママ」
モードレッドはタママの目を見ながら何かを話した。
モードレッド「オレはしばらくは長期の調査に行かなきゃならんでな。まあ例の腐れ縁の奴も含む知り合いらも一緒なんだがな」
タママ「そうか・・・じゃあ・・・待ってて・・・やる・・・か・・・ら・・・」
モードレッド「お前が待つ必要ねーよ。オレは・・・」
モードレッドが答える前に眠ってしまったようだ。どうやらあのパンプキンパイには睡眠薬を盛っていたらしい。
モードレッド「チッ・・・言う前に眠っちまったか・・・クルーク達には内緒で連れて行くと言おうとしたんだが・・・まあこれでもいいか」
モードレッドは原型の今はすやすやと眠っているタママを抱き抱えながら向こうの部屋へ向かっていった。
その翌日の旅立ち当日の深夜の午前1時、クルーク一行がハートビート・クロックタワーに向かうことを知らないスマブラ屋敷ではメタナイトが例の新世界での手配人物である白い兜を被った騎士(モードレッド)の詳細を未だに掴めずに難航していた。
メタナイト「一体どこにいるんだ!全くどこの誰もあの騎士の詳細を知らんとは!」
マルス「メタナイト。白い兜の騎士と言っても手がかりがそれだけじゃあね・・・;」
アイク「白い兜は今どき珍しいからな。重装兵でもない限りでな」
メタナイト「わかっている。だけど、私の知り合いの騎士と名乗っていたから私のカービィが興味を持ってしまったではないか!」
マルス「そっちなの!?」
すると、ドアを鳴らすような音がした。ドラメッドだ。
ドラメッド「邪魔するであるよ」
メタナイト「ああ、入れ」
ドラメッドが書類庫のある部屋に入った後にマルスは聞く。
マルス「やっぱり王ドラとキッドがまだ仲直りしてないの?その方法が知りたくて僕達の方にも」
ドラメッド「いや、それが。キッドが三日前から行方不明になってたんであーる!」
アイク「・・・何?」
衝撃の展開だった。キッドが三日前から失踪したのだ。ドラメッドが慌てながら言う。
ドラメッド「ドラミ殿がキッドと仲直りしようと思って大好物のどら焼きを持ってアメリカ西部時代に行ったら突然失踪したことが判明したであるよ!キッドが帰ってこなくてドラミ殿が泣いてたから吾輩らも必死に探してるであるが、喧嘩した相手の王ドラが腹を空かせたら帰ってくると言ってすぐに一人でどっかに行ったであーる!タママ殿も昨日から帰ってこないからそれでマタドーラが「テメェは血も涙もないのかよ!!?」ってそれで大喧嘩して今ドラケロ防衛隊がギスギスしてる状態であーる・・・;」
マルス「キミらすごい大喧嘩してるね・・・;王ドラも確かに悪いけど・・・;」
アイク「メタナイト、王ドラに会ったら叱ってやれよ」
メタナイト「・・・いや、今はいい(まさかあの騎士か・・・?」
一方、リップ達と共に旅立つトリスタンはリップの実家である夜明け前のアムールの前で自分達のコピー人形に自分達の留守の間はスマブラ屋敷の人達ともいるように託していた。
トリスタン「・・・頼みますよ」
リップ「トリスタンちゃん、行くよ!」
チャラ王「集合時間に遅れるぞ!」
トリスタン「はい」
そして集合時間に全員グレンの飛行船の前に着いた後、リデルが何やら何かを見て驚いていた。
リデル「食料も含めてたくさん物質があるようですね」
アイオーン「これはセレンが事前に用意した我らへの供物だ。あやつはオリオン達には内密に食料やスペアの歯車を含めた供物を定期的に捧げると約束した」
ラーマ「セレンの奴が・・・」
アイレーン「葉樹も戦いの面で情報収集などの支援を約束したのだ。適材適所がいなければ成り立たないからいい人事登用なのだ♪」
ハルトマン「俺達も女史には上手いこと伝えたから気付かれる心配ないよ」
レガムント「ところでモー公、そのキャリーケースは?」
モードレッド「ああ、オレの趣味の物が入ってるやつだ」
すると、ロージアが言う!
ロージア「グレンさんがそろそろ入り口の扉を開けます!」
ジャクリン「クルーク君、うちらに掛け声な!」
クルーク「いいのかい?」
しおん「なんだかんだで私達の一人一人に接してくれてるのはあなただから」
すると、クルークが先頭に立って掛け声で促す!
クルーク「目的の地はハートビート・クロックタワー。ボクの役目はこの時計のオルゴールをその場所に返すこと!傷を負うならまだしもなるべく死ぬなよ!たとえサーヴァントでも生きるために戦え!いざ出発ーーーーー!!!」
全員「おおおおおーーーーー!!!」
そして全員がグレンの飛行船に乗って旅立つ!しかし、その飛行船をどこからか見送るように見ている者がいた。その姿は擬人化姿のキッドに酷似しており、闇の雰囲気を纏う青年・・・
???「ふふふ・・・全ては、我らの計画通り・・・」
続く・・・
感想OK
- 赤の中のモアイさま(その1) ( No.48 )
- 日時: 2023/04/20 22:59
- 名前: 桜 (ID: YUZdXVbt)
今回は赤の色使いが待つイースター島での対決!
長編の序盤ということでオリキャラを含めて初登場キャラが多いのですが、実は初めての手法の試みだったり。まだまだ手繰り探りの状態ですが;
グレンの乗る飛行船に合意の下でクルーク一行が搭乗し、その飛行船で最初の赤の色使いが待つイースター島まで向かう中、船長のグレンは言う。
グレン「俺から事前に話しているが、部下の船員達は怖いというよりも遠巻きに見てるけれど、外の者には全く慣れてないんだ。心根の悪い連中ではないんだが・・・」
ゼオ「いや構わん。案内してくれるだけでもありがたいんでな」
グレン「あんた、まだ少年なのに随分と落ち着いてるね。舞台や戦いで慣れたんだな」
すると、とある少年少女がグレンに話しかけていた。
???「船長。この人達は以蔵さんと同様に悪い人じゃないよね?」
???2「見た目は不良っぽいけど大丈夫カ?」
グレン「ああ、大丈夫だ。根は意外としっかりしてる奴らだし」
ププル「・・・そちらの子達は?」
グレン「ああ、飛行船のパイロット見習いのライトと、この船の考古学者見習いのイサキ。ライトはポケモンのキモリのローレ、イサキはゲンガーのエニグマを手持ちにしてるんだ。どちらともパートナーよりも有能な2匹だよ」
ライト「もう!そんなことないよ船長っ。これでもちゃんと成長してるんですっ!」
すると、彼の後ろについてきていたライトのポケモンのキモリ♂のローレが言う。
ローレ「それでもまだまだドジなところは変わらないだろー?」
ライト「それはたまにやってしまうんだよー!!」
イサキ「ライト、こないだ間違えて運転を誤ったじゃないカ。まあ離陸失敗せずに済んだけどー」
すると、イサキの頭を軽く叩く音があった!彼女の手持ちのゲンガー♂のエニグマだ。
エニグマ「お前も人のこと言えないぞ。こないだミスやらかして船長にも叱られたのに」
イサキ「そ、それは伝言ミスダ!」
アイレーン「二人の手持ちポケモン達の方がしっかりしてるのだ」
ハンドレッコ「ちゃんと支えてくれる相棒ポケモンに恵まれてる方だね」
ペイペイン「これだったらアンダンテとも仲良くできそうですね」
そして今回の旅にまで付いてきてくれたそれぞれのポケモン達を全員モンスターボールから解放させ、ローレとエニグマと対面を果たした。
ステラ「よろしくー!」
リスト「オレだけでなくステラとも仲良くしてやってよ」
よぞら「これからよろしく」
ルト「よろしく」
サリー「挨拶ぐらいはしてあげるわ」
アンダンテ「よろしくねー」
グレン「流石物怖じしてないねー。人馴れならぬポケモン馴れしてるかな?」
モードレッド「いや、あと1匹はいるんだが・・・あれっ、シルク!?」
モードレッドがシルクを探す中、シルクは人見知りする故か運転室の棚の下に隠れていた。
クルーク「シルク?モーさんが探してるよ。多分根は悪いポケモンじゃないよ」
シルク「ちょっと怖いのやだ;」
クルーク「もー、シルクはー;モーさーん。シルク、ここにいるよー」
シルク「っ!?」
モードレッド「シルクー!人見知りだからと何でもかんでもすぐに隠れるな!!ちゃんといいポケモン達だからそんなそっけない態度取んなよ!」
シルク「だって今度は怖い人達ばかりだもん;」
すると、グレンがモードレッドのリオルのシルクを見て少し驚いた。
グレン「そ、それはリオルか!?あんたすげーな、野生のなんかじゃ全く見つけてねーんだよ!」
モードレッド「た・・、たまたまオレに懐いて慕ってるだけだよ」
トリスタン「貴方、まんざらでもありませんよね?なんかシルクと接する時に不器用ながらも優しく接してましたし」
モードレッド「トリ公ーーーーー!!!( °Д°#)」
揶揄して逃げていたトリスタンを、激怒して顔真っ赤になったモードレッドが追いかけて行った後に言う。
クルーク「グレンさん、ただ置かせてもらうのはあまり好まないので旅の間は飛行船でボク達に仕事を与えてくださいっ」
グレン「えっ!?あっ、でも俺に面と向かって頭を下げるやつ初めてだなぁ」
そして男子組Aはパイロット組、男子組Bは飛行船のメンテや点検などのシステム調整、女子組Aは厨房係、女子組Bは洗濯などの家事係を担当することになった。男子組も一部が厨房での料理作りも手伝うそうだ。
グレン「男子組Aは今クルー達から飛行船の運転術や方向の磁場解析などを教わりながら学んでもらうぜー」
クルーク「はーい」
ハッチン(クルークと同じグループ・・・!)
弓弦(神様、こんなチャンスありがとうございます・・・!!)
クルーク&カーン&クー・フーリン&弓弦&岡田以蔵&アイオーン&坂本龍馬&ハッチン&パリス(+アポロン)&ゼオ・ウィグルゥ&トーマス・エジソン&フィン・マックール&ディルムッド・オディナ&ラーマが属する男子組Aはパイロット達から飛行船の運転術や方向の磁場解析などを教えてもらっていた。幸いにも差異はあるが飲み込みが早いために最初は距離があったパイロット達も少しずつ歩み寄る姿勢を見せていた。
ライト「グレン船長、これならばなんとか仲良くなれそうだね」
グレン「そうだなー。まあなんだかんだみんなワイワイとやってるし「ははは、ププルの婿の座は私に譲ってもらおうか!」パイロットの奴らも「おい、お前マスターのププルが泣いても殺すわ」歩み寄る「やめてくださいお二方!機材を壊されたら歩み寄ってきたパイロット達が怒られます!!」姿勢を見せて「私の発明がぁー!!」・・・まあこれぐらいは日常茶飯事だし可愛いもんだ」
ライト「以蔵さん、随分と賑やかな人達と友達になったね・・・;」
クルーク「すみませんホントごめんなさい後でキツく叱っておきますからOTL」
すると、クーが何かに気付いていた!
クー「そういえば、あんたもポケモンいんの?」
グレン「ああ。今見回りが終わる頃だがな・・・おーい、終わったなら出てこい」
すると、グレンのポケモンが今出てきた。キャプテンハットを付けたピチュー♀だ。
イヴェット「グレン、いぞーとこのお客さん達はー?」
パリス「ピチュー!?スマブラ屋敷にいるのとは別の個体のですが」
グレン「ああ、プチキャプテン・ピチューのイヴェットだ。俺が旅する前によく遊んでたら懐いてきてちまって手持ちにしたんだ」
以蔵「イヴェット!おまんも久々じゃの!」
イヴェット「いぞーさーん!(以蔵に抱きつく」
以蔵「おー、前よりも大きくなっちょるき」
以蔵とピチューのイヴェットが親しくしている様子を見ていた龍馬の考えをアイオーンが言う。
アイオーン「お竜が女子組Bにいるからお前が考えていることを我が当てよう。『あー、イヴェットちゃんいいなあ以蔵さん僕には未だにそんな顔向けてくれないのになあ羨ましいなあ』であろう?」
龍馬「うん(キッパリ)別にイヴェットちゃんみたいに以蔵さんに抱きつきたいとは思ってないしかと言って同じように親しいクルーク君にも嫉妬してるしかと言って殺したら以蔵さんにますます嫌われるし(by」
ラーマ「わかるが少し落ち着け;」
龍馬のジェラシーを見ていた弓弦とハッチンは逆のこと考えていた。
弓弦&ハッチン(全くめちゃくちゃ羨ましいぜ以蔵!!!)
すると、クルークは時折自分の持つあやクルが今スリープしている本を見ているのを見て察したカーンが聞く。
カーン「あやつはまだ休んでいるのか?」
クルーク「こないだの龍馬さんとの戦いの際の傷がまだ治ってなくて・・・」
一方、シグ&ジャガー&エージェント&シャルル=アンリ・サンソン&アレキサンダー&フルシュ&プロキオン&ブラック&チャラ王&トリスタン&レガムント&ハルトマン&アサト(新宿のアサシン)&武蔵坊弁慶(ベンちゃん)&ヤスが属する男子組Bはシステム調整に向かうために担当している技師がいるボイラー室を訪れていた。あまりにも職人中の職人らしい風景に全員が思わず惹かれる中、その技師を探していた。
エージェント「すいませーん。いますかー?」
アレク「イサキに聞いたらここだと言われたけれど」
チャラ王「どこだ?奥かな?」
すると、チャラ王は何か怖そうなヒゲの蓄えたおじさんを見つけた!
チャラ王「ぎゃあっ地上げ屋!!?」
???「地上げ屋じゃない;ここの技師だ!ん?お前らがグレンが言ってた奴らか?」
トリスタン「ええ、そうです。貴方の助手をして来いと言われたので」
???「そうか。まあ邪魔だけはしないようにな・・・」
すると、サンソンがシグとジャガーを連れて何かの部品を見つけていた。
サンソン「シグ殿、ジャガー。悪いと思ってるけどこれは設計図に記されたあの部品が必要だね。探して来てくれるかい?」
シグ「うん」
ジャガー「シグ、行くぞー」
すると、エージェントも何らかの発明品を見つけたのか興味津々で分析していた。
エージェント「あー、これはこれでいい発明品だが改良は出来そうだな」
ブラック「これはこの部品でやりやすいぞ」
プロキオン「替えの部品も必要そうだよー」
フルシュ「あっ、その部品は事前に見たのでそのしまってる場所知ってます!」
アレク「じゃあ、一緒に取りに行こう」
すると、レガムントもシステムを見て安全性をいち早く疑問点を挙げた。
レガムント「これはシステムとしてはいいのだが、安全性の強化は必要だ」
ハルトマン「侵入者発見システムの導入が必要だねー」
アサト「あ、ついでに音の発見値とか?」
ベンちゃん「音と統合して気配値も必要かと」
そして技師は何やら仕事を手伝ってくれるチャラ王とトリスタンとヤスを見た。
チャラ王「あっ、お前!部品の組み立てできるじゃんかよ!」
トリスタン「これでもプラモ作りとかフィギュア作りとかならできるのですよ」
ヤス「お前、意外と出来ることあんだな・・・」
技師はこの時に何かを感じ取った。いつも船員達から怖いと評されているが、人手が足りなかったのでちょうど助手を欲しがっていたこと、それを見かねたグレンが自分と引き合わせたエージェント達が自分が望むような有能なので旅の間だけでもこれを逃す手はないと。
???「全員採用だ」
エージェント「えっ?なんですか?」
???「いや?ああ、名前を言っておかなかったな。わしはこの飛行船の技術オルフェ・ベルガルドだ」
一方、リデル&ピュアクルvリップ&メルトリリス&ベリー&ロージア&ツキノ&うしお(牛若丸)&ほわん&ジャック・ザ・リッパー&ププル&女王メイヴ&ナーサリー・ライム&エレナ・ブラヴァツキーが属する女子組Aはキッチンをわざわざ綺麗に掃除した上で今日の仲間達に振る舞う夕飯の食事を作っていた。
リップ「わー、メルトちゃん足でパンの生地こねるの上手!」
メルト「手は特に感覚が不自由だけど」
ロージア「もー!事前に掃除しないなんて料理する前に大変なのよ〜!」
ツキノ「でも、こんなに美味しそうなのたくさんできるから早く食べたいのv」
うしお「魚ももうちょっと焼けますよー」
ジャック「魚かいたいする?」
ほわん「魚だけ解体するならいいよー」
すると、メイヴがププルをからかうかのように話しかける。
メイヴ「それにしてもゼオ、いつもいいわよねー。こんな美味しい料理食べてくれる嫁がいるから」
ププル「よ、嫁・・・っ!!(顔真っ赤」
※以下ププルの妄想
ゼオ「ププル・・・」
ププル「ま、待って!ゼオ、急に何言って・・・」
ゼオ「俺からのプロポーズを受け取らないの嫌か?なら言い直す。俺と結婚してくれないか?」
ププル「あ・・・う、うん。はい(顔真っ赤になってる」
ゼオ「ププル。調子はどうだ?」
ププル「うん。キミとのお腹の子もちゃんと育ってきてるし・・・」
ププル「〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!(さっきよりも顔真っ赤で逃げ出した」
ナーサリー「ププル!?どうしたの!?」
ベリー「顔がイチゴみたいになってるー!?」
エレナ(メイヴがなんか揶揄して妄想したようね;まあうちのマスターはププル一途なことは誇らしいんだけど)
リデル(でも、ププルさんの気持ちはわかります。私もいつかアイオーンさんと・・・)
一方、アミティ&ラフィーナ&ルート&アリシア&白鳥姫子&しおん&乱麻&ホルミー&ジャクリン&BVL&沖田総司&マシマヒメコ&お竜&モードレッド&アタランテ&フランケンシュタインが属する女子組Bは料理以外での洗濯などの家事をこなしていた。
アミティ「洗濯あまりにも多いね」
ラフィーナ「まあ美しさを磨くための修行の一環くらいはなったんじゃなくてよ?」
アリシア「掃除もいつもサンソンがしてくれたからありがたさがわかるわ」
姫子「やっと桜田兄弟らにも恵まれたことはわかった気がしますわ;」
アイレーン「クルークとの未来のために花嫁修行とはいえ疲れたのだ〜・・・;」
ペイペイン「アイレーン様、ここからがファイトです!」
ハンドレッコ「メイド、マスターの最初のは聞いてないのかい?」
お竜「リョーマの正妻として洗濯をこなすべきだとメイヴに聞いた!」
沖田「変な入れ知恵ですよそれ;まあ女子なのに家事が全くダメでいつもダーオカに頼り切ってた乱麻さんもその心意気は見習うべきですが」
乱麻「OTL」
ヒメコ「ドンマイ;」
すると、同じく洗濯していたモードレッドもいつも日頃の家事をやってくれるシルクの有り難みがわかってきた。
モードレッド(そういえば、シルクは何も言わなくてもやってくれてたな・・・目的を果たしたらなんか好きそうなポフィン買おうかな・・・)
アタランテ「モードレッド。彼は連れてきたか?」
フラン「う」
しおん「まだ寝てる?」
モードレッド「ああ。明日には目を覚ますだろうがな・・・」
そしてその夜の夕食時、いつものごとく趣味のチェスを嗜んでいたグレンとオルフェは彼らのことについて雑談し合っていた。
グレン「それにしてもあんた珍しいなー。そういう一面があったのは意外だったぜ」
オルフェ「いや、彼らはちょいと騒がしいがみんないい子だよ。まあお前が可愛がってるライトとイサキに対してのと同じだろう」
グレン「あんた、昔からそうだったな!そんな怖いなりしてからかい上手なクソジジイで気付いたらいつも・・・」
オルフェ「チェックメイト」
グレン「!!?」
一方、かなりメシウマな今日の夕食を満足そうに食べ終わった後、クルークは用意された自室の寝床の天井の窓から星空を見ていた。
クルーク「こんな雲の中からでもこんな星空が見れるなんて思わなかったな。・・・あやクルも早く全快してこれを見れればいいけど」
そしてその翌日、彼ら一行が乗る飛行船はいよいよ最初の赤の色使いが待つイースター島に辿り着こうとしていた。みんな意欲十分のようだ。
今回は赤の色使いとの対決
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