二次創作小説(紙ほか)

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日常日和。5
日時: 2025/09/30 17:20
名前: 桜 (ID: ZZpzcnXb)

おかげさまで日常日和。も5という節目で新しく迎えることができました。ここに至るまで色々と混乱があり悩みもしましたが、考えた末にこの先に何があってもこれまでの続きを執筆したいという気持ちで新スレッドに至れました。色んな意味で変わる場合もあり混乱はすると思いますが、私は私で頑張りたいと思いますのでご存じの桜サイドやこれまでに出てきた新たなサーヴァント達も含めてどうぞよろしくお願いします!


「目次」


「短編」
The Reverse Night>>1-5
聖夜怪盗☆シークレット>>6-7
デンジャー☆スクランブル>>33-36
僕もまた、運命に導かれて>>37-38
うちの護衛のママ侍さん>>39-42
とある雪月花の羽根。>>43-44
アスパラ☆クライシス!>>77-83
運びを巡る機関車と謎のトレインハンター>>84-86
僕の果実のボク>>96-100
黒の感情・白き純潔>>101-105
ツイセキ☆トラブル!>>148-152
イモーターウォーズ>>153-156
◯◯透視の試用モニター>>157-161
こっちを向いて、愛してると言って!>>162-165
Halloween rabbit!>>166-169
湖の騎士は星の戦士の●●に夢を見るか?>>170-172
ランデブー☆メタモルフォーゼ>>173-176
鯖組メインでファンタパロ>>177-179
雪の記憶、冬の華>>180-183
ある冬の日のアムール>>184-187
クリスマスに追いかけっこ!>>188-191
クリスマスにネガイゴト>>192-196
小さきパンダのガレット・デ・ロワ>>197-200
宇宙の中の不思議の国>>201-205
スキ!スキ!スキー!>>206-210
ビターシュガー・チョコバーボン>>211-215
満開花見日和>>246-249
ツッコみ所が絶えませんっ!(by一ちゃん)>>250-253
ブレーメンの追跡隊>>254-258
王様ゲーム>>259-262
阿国さんの戦い>>263-267
蛇は蛙が好物らしい>>268-270
シチリアでの小話集>>286-289
パンプキンハザード>>318-321
雪の輝き、小さな夢>>345-348
王ドラなう!>>349-351
聖夜、君に贈り物を>>352-356
聖夜、白なる争奪戦>>357-360
突撃!隣の大掃除>>361-364
年明けのアムール>>365-368
バレンタインのから騒ぎ?>>393-396
I‘m not crying anymore>>397-400
バディファイターズタワー踏破の旅>>429-432
Cherry:CamelotZERO>>437-440
異世界を駆け巡る澄色の猫型ロボット達>>471-478
かの者が残してきたもの>>479-482
虹の島々での小話集>>537-540
グルメフェスを調査せよ!>>541-544


「サーヴァントvs○○○シリーズ」
第六天魔王vsカンフー猫型ロボット>>322-325
湖の円卓騎士vs仮面の剣士>>337-340
光の御子vs魔界のプリンス>>341-344
ブリテンの騎士王vsもう一人の闇の魔導師>>401-404
幕末の人斬りvs蒼炎の勇者>>405-408
日輪の姫vs野原家の主婦>>409-412
大統王vs黄色い悪魔>>413-416
五代目風魔頭目vs宇宙忍者>>417-420
太陽の騎士vs赤き吸血鬼>>499-502
島原の乱の指導者vs虚言の魔術師>>503-506
維新の英雄vsウサギの双子弟>>507-510


「桜サイドの快刀家の事情」
三兄編>>389-392
次兄編>>433-436
長兄編>>545-548


「針音ノ時計塔のアリア」
時の輝きよ>>45-47
赤の中のモアイさま>>48-50
青の上のウォーターシティ>>51-54
白の下のバトルロワイヤル>>55-57
黄の外の太陽・・・?>>58-60
その呪文の続きには>>61-66
「誰か」の世界にとってのピース>>67-71
ここに。>>72-76


「決戦前夜」
輝ける希望の星達よ>>114-117
二度の生における旅路>>118-120
「太陽」の焔を>>121-125


「キャメロット城での決着」
現在キャメロット城:正門>>126-127
現在キャメロット城:世界を約50%吸収>>128-129
現在キャメロット城:世界を約80%吸収>>130-133
我らの望む未来>>134-136
太陽のナミダ>>137-141
There are our home here>>142-147


「女性ケロン人小隊襲来」
一の儀、女性ケロン人小隊襲来!>>369-372
二の儀、ささやかな疑念>>373-376
三の儀、偽物と本物>>377-380
四の儀、ゆずれなき信念>>381-384
五の儀、星へ届けるハーモニー>>385-388


「フェアリー・レクイエム〜トリスタンの名を持つ妖精の少女〜」
「トリスタン」は突然に>>549-552
日常ブレイカー?それとも・・・?>>553-556
妖精姫のトマドイ。>>557-560(更新)


「前後編」
かけがえのない「君」>>26-28>>29-32
戦国時代からの謎の挑戦状!>>87-91>>92-95
苺の彼方をもう一度>>106-109>>110-113
シチリアでの鳥の夢>>271-275>>276-281>>282-285
月夜でのエンゲージ>>326-331>>332-336
雪月に小さな花びらを>>421-424>>425-428
時空鉄道の夜>>483-487>>488-498
カービィだらけ>>511-515>>516-519
ワドワド☆サマーアドベンチャー!>>520-525>>526-530>>531-536


「風花月夜伝〜友情よりも、忠義よりも〜」
第一の巻:逆光降臨>>8-10
第二の巻:御一行様之旅珍道中>>11-12
第三の巻:恋せよ浪漫、忍の花に>>13-15
第四の巻:変わりはしないもの>>16-18
第五の巻:生きとし、生ける者。>>19-20
第六の巻:揺るぎない、どうしても。>>21-22
最終の巻:音が導く先>>23-25


「風花月夜伝2〜花は今、光へと舞う〜」
第一幕:異変を告げられし江戸>>216-219
第二幕:渦巻く四方と空>>220-223
第三幕:咆哮の中に在る「声」>>224-227
第四幕:私の輝きの星>>228-231
第五幕:忍び寄る戦いの迫る時>>232-235
第六幕:怨恨開花>>236-240
最終幕:空へ>>241-245


「灯火の星〜第六天魔王の乱〜」
第一の段:わし、参上!>>290-293
第二の段:雷に阻まれるのならば、やることは?>>294-297
第三の段:キミと、光と>>298-301
第四の段:聖地の謎かけを解き明かせ!>>302-305
第五の段:闇夜の城で見つけたのは・・・>>306-309
第六の段:光と闇の諍い>>310-313
最終の段:そして魔王は、悪魔と共に歩き出した。>>314-317


「チェリーワールド×蒸気都市〜夢幻の歯車の光〜」
第1話:ようこそ蒸気都市>>441-444
第2話:風を便りに>>445-448
第3話:決して叶いもしないだろうけど、>>449-452
第4話:魔女の■の讃歌>>453-456
第5話:蒸気聖杯戦争の「目的」>>457-460
第6話:風よ光へと吹け>>461-465
最終話:さよなら蒸気都市>>466-470

雪の記憶、冬の華(その2) ( No.181 )
日時: 2023/12/01 19:21
名前: 桜 (ID: YZhQicnd)

乱麻「なんだ、朝からみんないないのか・・・ん?メモ?」
静馬の残したメモ「証拠を掴んでくる」
乱麻「あれは無表情でも本気か・・・」
そのメモに追記された乱麻父のメモ「夢を掴んでくる」
乱麻「貴様はまた面白いこと探しだろうがバカ親父!」


すると、乱麻は以蔵もいないことに気付いた!


乱麻「そういえばあいつもいないな。どこに行った?」
弓弦「あっ、乱麻さん!今彼は外に・・・」
乱麻「何?」


一方の以蔵は奈良の景色を目の当たりにして驚いた。そこには自分の生きた時代にはない現代の建物の進化された姿があったからだ。


以蔵「ここはほんにあの天領か?なら、あのべこのかあの理想は実現したということか!?」


すると、以蔵は自分に対してカメラを向けている人々に気付いた!


男子高校生「なあなあ、あの格好は映画の撮影か!?」
OL「なんか本格派の歴史物を見たような気がするわ」
サラリーマン「つか、よく見たら髭がある男でも可愛い顔してやがる!」
以蔵「なんじゃ!?わしを見せ物にしちょるんか!?」


すると、弓弦と共に彼を見つけた乱麻に引っ張り出された!


乱麻「何をやっているんだ!こっちに来い!」
以蔵「おい普通は逆じゃろ;わしのおっかあでもないし」
乱麻「なんだと「あれ、乱麻ちゃんと弓弦君?」


すると、薄茶髪のブロンド髪で可愛らしい容姿が特徴の女性が乱麻達の前に来ていた。


弓弦「えっ、吉乃さん!?」
吉乃「なんか久しぶりだね。私が中学に上がってからあんまり会えなくなったからかな」
乱麻「そなたは茶道部の稽古で忙しいからな」


すると、吉乃は以蔵を見て訊ねる。


吉乃「あれ、あなたは?」
以蔵「あっ、わしは「以蔵。そう呼んでも構わないって」おい!!?」
吉乃「以蔵さんって言うのね?なんか仲良さそうだったからあなたが乱麻ちゃん達の友達か家族かと思っちゃった!」
弓弦「いえ、違います!彼とは昨日会ったばかりで」
吉乃「あっ、ごめんねもう朝稽古に行かなきゃ!じゃあ、またねっ」


吉乃が茶道部の朝稽古に向かった後に以蔵は吉乃のぽわぽわした雰囲気に内心ではちょっと驚いていた。


以蔵「あれはおまんのどちらかの親戚か?随分と天然な姉ちゃんじゃ」
乱麻「いや、あれは私の家の近所に住む面倒見のいい年上の幼馴染。弓弦は小さい頃から仕える付き人兼幼馴染だよ」
以蔵「幼馴染か・・・なら、ちゃんと大切にしちょれよ」
乱麻(なんだ?急に優しくして)


その夜、以蔵関連で調べた本を図書館から借りた江戸時代に関する本とサーヴァントに関する本を静馬が持ってきてそれを見せた。


静馬「ほら、これだよ。本来の史実ならこれだけど」
桂馬「あー、ほんとだ!でも、なんだかんだで根は面倒見いいしそこまで悪人でもないな」
以蔵「わしが自分で言うのもなんじゃが、博打はしまくりちょるわ;」
静馬「で、サーヴァントのこともある。本来は人間がマスターとして使役するから魔術師の一部には使い魔という認識で手荒な真似をするんだってさ」
乱麻母「へー。そうだったのかい・・・」


すると、それを聞いた乱麻母はある提案をする!


乱麻母「あんた、うちの乱麻の護衛兼大半の料理担当にならないかい?」
以蔵「おん?」
乱麻「ちょっと!母上、勝手なことを」
乱麻母「報酬は高く弾むよ」
以蔵「やらせてもらうぜよ!!(目が¥マーク」
乱麻「おい!」
乱麻父「そりゃいいな!昨日の料理は美味かったし。弓弦、心強い後輩ができてよかったじゃないか!」
弓弦「ちょっとお頭さーーーーーん!!?」


その翌日、吉乃の通う中学校に彼女が忘れた弁当を届けに来ていた乱麻と弓弦は一緒についてきた以蔵に対して頭を悩ませていた。


乱麻(本当に雇ったのか;)
弓弦(吉乃さんに弁当を届けるためにも彼付きって;)
以蔵「ほー、ここが中学校というヤツか。金持ちの集う奴らばかりではないんじゃな」
弓弦「そりゃ義務教育があるからみんな通ってますよ」
以蔵「義務教育か・・・随分と平等な時代になったもんじゃ」
乱麻(なぜほっとするんだろう)


その数分後に吉乃のいる教室に着いた乱麻達に彼女が気付いて忘れていた弁当を渡された。


吉乃「お母さんに頼まれた!?ごめんねうちは寿司屋だからここ最近稼ぎどきで忙しくて;」
乱麻「そういえば年末も近いな」
吉乃「あっ、以蔵君もよかったら食べにおいでよ。ツケもつけてあげるv」
以蔵「ほんに!?」
弓弦「こらっ;」


弓弦が以蔵をなんとか止めようとしていた最中に乱麻にとある声がかけられた。


乱麻と同クラスの女子A「あれー?快刀?んなところで何してんのー?」
乱麻「・・・別に。なんでもない」
乱麻と同クラスの女子B「そー。まあそりゃそうか!アンタの家は悪い家だもんね!パパが市議会議員の私と違って、ガラの悪い家の子が何の用もなくこんなところに来るわけないか!」


そう言って笑いながらバカにする同級生の女子達に乱麻は黙って耐えるしかなかった。そしてその子達が去って行ったあと、以蔵が出てきた。


以蔵「おい、帰るぞ。なんじゃそんなしけた面して」
乱麻「別になんでもないし」
以蔵「ちょっ、おい!?」


一方のある事務所では電話の対応などで何やら騒がしくなっていた。その付き人達の前にいるのは何やら怒っているらしいスーツ姿で恰幅のいい中年の男。同クラスの女子Bの父親の市議会議員だが、そのデスクの上には快刀金融が調べ上げた彼の不祥事の証拠だった。


付き人A「やっぱり!快刀金融が市議の汚職を調べ上げてますよ!」
市議会議員「あの男・・・今度はこっちにも邪魔する気か!」
付き人B「で、どうしますか?」
市議会議員「・・・確か奴には下にまだ小学生の娘がいるって聞いたな。ならばーーーーー」

雪の記憶、冬の華(その3) ( No.182 )
日時: 2023/12/01 19:23
名前: 桜 (ID: YZhQicnd)

一方の何やらむすっとしていた様子の乱麻を弓弦はオロオロして以蔵はなんとか声をかけようとしていた。


以蔵「おい乱麻!ほんにどうしたぁ!?」
乱麻「知らん」
以蔵「なんか嫌なことされちょったか?それは溜めないでちゃんと言え「いいよなお前は。言いにくいことはちゃんと言えて」


乱麻のドスの効いた声に以蔵は思わず冷や汗をかいた。


以蔵「ら、乱麻?」
乱麻「私は嫌なことも言えないし、言いたいことも言えない。そんな私の気持ちを貴様にはわかるか!!」
弓弦「あっ、乱麻さん!?」


以蔵を一人残して乱麻が走りまくったところを弓弦が追いついた!


弓弦「それは流石に言い過ぎですよ!多分あれは誰でも怒りますよ!」
乱麻「なんだお前は今更説教か。今まで私について回っていたくせに」


すると、そんな二人に漁船用の網が被せられた!突然の出来事に戸惑う。


弓弦「な、なんで漁船用の網がー!!?」
乱麻「私達は魚か!」


その後に捕らえられた二人はなんらかの場所に連れて行かれた。


乱麻「なんだここに人を連れてきて」
市議会議員「貴様らに対快刀金融のための人質になってもらうためだよ、少年少女」
弓弦「あっ!あなた、いつも乱麻さんをバカにしていた女子達の一人の・・・!!」


驚く二人をよそに市議会議員は背中を向けながら話す。


市議会議員「キミの父親である快刀金融の社長がな、私の汚職を世間にバラしてな。その復讐のための人質だ」
乱麻「クソ親父、仕事遂行したと同時に恨みを買ったのか・・・まあ話を聞く限り、お前の自業自得だがな」
市議会議員「貴様、減らず口を・・・!やはりあの男の娘だな!」


市議会議員が銃口を乱麻に向けた!


弓弦「乱麻さん!!」
市議会議員「貴様が死ねば奴らの傷はさらに深くなるからよかったな。死ねっ!!」


すると、バンとドアを開けたような音がした!


付き人C「市議、大変です!!なんかおぞましい男が日本刀を持って事務所に侵入してきました!!」
市議会議員「なんだって!?」


すると、そのおぞましい男が日本刀を持ちながら市議会議員の方に飛び出してきた!


市議会議員「っ!!」


しかしその男には乱麻は正体を気付いていた。


乱麻「助けに来てくれたのか!以蔵」
弓弦「以蔵さん!?」


すると、以蔵は二枚のハンカチをそれぞれ二人の額に押し付ける。


以蔵(ガキどもは見るなよ)


その後、市議会議員が以蔵に対して攻撃するように付き人達に命令した!


市議会議員「どうやってここに、つかとっとと始末しろ!」


以蔵が何かを思い出したかのように突然言う。


以蔵「おまん、赤い色は好きか?」
市議会議員「!!?」


すると、以蔵はいつのまにか市議の付き人全員を昏倒させ、刀を後ろから市議会議員の喉に突き立てた!


以蔵「振り向いたら斬っちゃる」
市議会議員「あの男、こんな剣術を持っている男を隠しやがったか・・・!」
以蔵「おまん、娘おるんじゃったな。わしらのとこの乱麻達の同級生の」
市議会議員「貴様、どうして娘のことを・・・!」
以蔵「乱麻をいじめたように思えてな、こんな時に壊したくないが・・・わしは仕事ではない限り殺したりはせんから。えいか、市議」






以蔵「家族で幸せに過ごしたいなら、二度と乱麻達の前に現れるな。わかったらとっとと家に帰りや」






その後、ようやくハンカチを取ることを許された二人は助けに来てくれた以蔵にちょっとアワアワしていた。


弓弦「助けに来てくれてありがとうございます!」
以蔵「おん。わしは剣の天才じゃからな」
乱麻「だけど・・・大丈夫か?」
以蔵「おん、大丈夫じゃ」


すると、乱麻は以蔵に静かに謝った。


乱麻「・・・さっきはごめんなさい」
以蔵「おん、えいよ。わしにはわからんが散々言われたんじゃろ。言いたいことがあるなら言えばえいし」


すると、以蔵は何かを思い出す!


以蔵「じゃが、夜の時は同行できんがな」
乱麻「なんでだ?」
以蔵「ここに来る途中、あるサラリーマンにこれから毎日は夜に会いに行くことを条件におまんらの居場所を教えてもらえたぜよ!」


すると、乱麻は事態の危機を感じたのか以蔵を引き止めた!


乱麻「行くな」
以蔵「なぜじゃ?」
乱麻「行くな」
以蔵「なぜじゃ!?」


その時の乱麻の右手には今は微かながらに見えるが令呪。つまり乱麻は以蔵の正式なマスターとなった・・・






その日から以蔵は言動は残念だが、それでも乱麻のサーヴァント兼護衛として付き従った。卑屈ではあるが裏表のない性質や遊び人でもちゃんとした倫理観を持っていたことから男女問わずモテていたのでその都度乱麻や弓弦が彼の知らぬところで阻止していた。
乱麻と弓弦が中学校に上がってからも以蔵は自分が作った弁当を渡したりそれぞれ入った剣道部や弓道部の部活でのいい成績を出した際には彼らの好きな料理を振る舞ってくれた。この間に小夢が快刀家の養女として入ってくるが、それはまた別の機会に。


同中の女子A「ねえ、あれ見て。快刀さんじゃない?」
同中の女子B「無口だと思うけど、弁当を届けに来てくれた付き人さん?の前ではあんな表情もするのね。怖い人かなと思ったけど、どっからどう見ても普通の子じゃないの」
同中の男子A「誰だよ近寄ったら痛い目に見るって言った奴!」
同中の男子B「今微笑った顔が可愛いけどさ俺、あの付き人さんを狙っちゃおうかな〜」


同じクラスの子からも相変わらず畏怖されてはいるが、それでもいじめてくることはなくなった。乱麻はいつしか以蔵を庇護対象として大切に思うようになっていった。以蔵の方は自分を守っているつもりであっても。
時は流れて長兄の東馬は医者のインターンを終えて今は医者として東京の病院に勤務、次兄の静馬は以蔵にノリで勧められた俳優のオーディションに合格し今は東京の大学に通いながら「静馬」の芸名で有望株の人気俳優に、三兄の桂馬は画家志望であったため東京の美術高校に通うべく家を出るなど独り立ちして行き、乱麻達も受験する高校を選ばなければならなくなった。


乱麻「ポップン学園?」
乱麻母「そうだよ。県外の高校に行くならここにしなさい。剣道部や弓道部も強いし、東京には巣立って行ったお兄ちゃん達もいるし安心だよ。小夢にもあんた達と一緒に行くために星ノ宮学園の音楽科を勧めるし」
弓弦「東京で寮生活しろってことですよね・・・」
乱麻母「もちろん護衛も四人はつけるよ。そのうちの一人は・・・以蔵、あんただ」
以蔵「!えいのか!?」
乱麻母「そうだ。そうじゃないと、乱麻達は安心できないからね。あんたの言動も危ないし」
以蔵「わしが保護犬みたいに言わんとうせ姐さん!!」


自分の雇い主でもある乱麻の両親のことを「お頭」「姐さん」と呼ぶようになった以蔵を見て乱麻は少しだけ安心した。
そして三人とも受験に合格し、一緒に暮らすための学生寮を下見するために東京に行っていた時、まさかの洋館に驚いていた。


乱麻「本当に学生寮か?」
弓弦「学生寮ですよ。なんか前のろくでもない寮父さんが病を患って亡くなったことで今は新しい寮母さんに鞭替えしたばかりだそうです」
以蔵「つまりはその時の最初の寮生はわしらってわけか。まあ桂馬の住む学生寮の近くじゃし、小夢も安心じゃろ」
小夢「うん」


すると、乱麻は道を歩いていた帽子を被る少年を見かける。小柄ながらに大人っぽい顔立ちをしているが、よく見たら乱麻と弓弦と同い年ぐらいだった。


乱麻「あっ、こんにちは。私達は怪しいものではないのだが」


すると、その少年が乱麻の横の塀を殴った!少し驚く乱麻をよそに少年が見たのは自分にしか見えなさそうな痛みで今も息が絶え絶えになっている小さな毛虫のようだった。


少年「失礼したな」
以蔵「おまん!さっきのは乱麻に威嚇のつもりか!?」
少年「威嚇じゃねーよ。ただ、目障りだっただけだ」
以蔵「はぁっ!!?」


以蔵は怒っていたが、不思議なことに乱麻はその日から冬の季節がうるさく感じることはなくなった。あれは何だったのかわからない。ただ今になってわかることはーーーーー






乱麻(・・・冬が来る度に思い出すな)


そして現在、過去を思い返した乱麻は以蔵を探している最中に花屋でとある花を見つけた。


乱麻「この花は・・・(確か花言葉は・・・」


乱麻は目にしたその花を購入し、以蔵がいる武蔵台の公園でようやく着いた!


以蔵「乱麻!よかった!約束通り作るぜよ!」
乱麻「当然だ。蟹の炊き込みご飯な」
以蔵「おうよ!」


すると、以蔵は乱麻の持つ花を見て聞く。


以蔵「この花はどうしたんじゃ?珍しいな」
乱麻「寮に飾ろうと思って。理由はお前には教えない」
以蔵「なんでじゃあ!!?」


あれから大変なことはたくさんあったけど、それ以上の出会いも乱麻達の元に巡り合って、以蔵に想いを抱く坂本龍馬や新撰組の土方歳三などのお邪魔虫もいたりするが、それでもこれ以上ないぐらいの楽しい時間を過ごせるようになった。
結局あの時の少年のことも冬がうるさいと思わなくなった理由もわからないままだが、少なくとも岡田以蔵というアサシンのサーヴァントに出会えたことが彼女にとっては大きな変化となった。いつかは消えることは薄々とわかっていながらも、それでも嫌いだった冬の季節が今は少しだけ好きになれたのだ・・・






ーーーーー乱麻の買ってきた花は紫のプリムラ。
その花言葉は・・・






信頼ーーーーー





おしまい

雪の記憶、冬の華(その4) ( No.183 )
日時: 2023/12/01 19:25
名前: 桜 (ID: YZhQicnd)

「おまけ」なんか見覚えが


ゼオ「よう、ツーストー!いちごプリン買ってくれー!」
ツースト「ダメだお前はさっきおやつ食べたばかりだろ;」
ゼオ「ケチー。じゃあ、以蔵ちゃんに頼もうかな。なんだかんだ文句言いながらもプリンなら作ってくれそうだしなー」
ツースト「勝手にしろ!」


ゼオが出て行った後、見かねたサンがツーストに聞く。


サン「あれじゃあ大人気ないと思うけど、そんなに以蔵っていう奴が気に食わないネ?」
ツースト「いや、違うけどな・・・なんかなんとなくだが、あいつらに見覚えがある気がするんだよな。よく思い出せねーが・・・」
サン「?」


「おまけ2」龍馬さんが準備万端なのですが


龍馬「今年は・・・以蔵さんと二人きりでクリスマスイブを過ごすぜよ!ホテルはスイートルームを取ったし!ディナーも予約済みじゃ!」
アイオーン(それは半分は我が払ったのであろう・・・;)←祖母名義で株の運用をやって稼いだ資金で払った
お竜「お竜さんは構わないが、いずれはどうするんだ?」
龍馬「それは・・・」


※以下龍馬の妄想






龍馬『以蔵さん、好きとうよ・・・ずっと好きだったぜよ』
以蔵『龍馬・・・ほんにか?(顔を赤らめる』






龍馬「こんな感じで告白して、そのまま朝チュンかなv」
アイオーン「一応聞くが、約束の取り付けは遂行したのか?」
龍馬「あっ、忘れてた!今するぜよ!」
お竜「頑張れー」


龍馬は急いで以蔵達の住む学生寮に電話をかけた!


龍馬「もしもし、乱麻さんの使用人の方ですか?お宅の以蔵さんとクリスマスイブの約束を取り付けたいのですが・・・えっ!!?以蔵さんはその日は朝から出かける!!?そんなーーーーー!!!(号泣」
お竜「落ち着けリョーマ。お竜さんが代わりに行ってやる」
アイオーン「ヴッ・・・;」


一方の同時刻の乱麻達の住む学生寮では・・・


以蔵「クリスマスに何の料理を作ってえいか・・・;」
乱麻「他の料理できる奴に助言を求めた方が良いかもしれぬな。例えばあやクルに・・・」


すると、乱麻は電話に気付く。出ると龍馬からだった。


龍馬「もしもし、乱麻さんの使用人の方ですか?お宅の以蔵さんとクリスマスイブの約束を取り付けたいのですが、以蔵さんに代わって「以蔵は朝から出かけると言っています(松平の声真似」


乱麻が躊躇いもなく電話を切ると再び以蔵のところに戻ってきた。


以蔵「電話は誰からじゃ?」
乱麻「キャッチセールスのおじさんじゃないか?今あやクルのところに電話するから待ってろ」
以蔵「???」


過保護・・・;






「後書き」
今回はうちの乱麻達と以蔵さんとの過去話。実はこれは第四部後半の真っ最中に上げたかったのですが、そんな時間も作れずに第四部終了後に今ようやく上げれました。新オリキャラの吉乃さんについてはまた何らかの形で再び登場させたいなー。
小夢ちゃんとの話は長くなるかもしれないのでまた今度の機会で上げたいと思います。今考案中のチェリーワールドではない(日常日和。シリーズにはのせない)並行世界でのお話もそろそろ考えなきゃいけないし・・・;






感想OK

ある冬の日のアムール(その1) ( No.184 )
日時: 2023/12/08 17:21
名前: 桜 (ID: Jhl2FH6g)

今回は20組の三人組+おぼろちゃん(モイモイちゃん)&トリスタン&メルトリリスメインのお話。ほのぼのギャグですよ。


モードレッド「そう言ってるけど、トリ野郎は高確率でギャグを引き起こすんじゃねーか?」
ベディ「言わないように!私だって言いたくてもそんなこと言えませんから!」
アイオーン「お前も酷なことを言っているであろう・・・;」


生前にどんだけ迷惑をかけてたの・・・;






「小ネタ」寒さは苦手なのよ


以蔵「あっ、雪じゃ!」


凛々しい少女剣士直属の人斬りのアサシンは朝から窓を開けると雪が降っていたことに気付く!
ちょっとはしゃいでいる彼はすぐさま野原家にいるドラケロ防衛隊に会いに向かった!


以蔵「よう、おまんら!」
しんのすけ「あっ、以蔵兄ちゃん!」
風間「誘いに来てくれたんですか?」
以蔵「おう、雪だるま作るぜよ!ドラえもんズとケロロ小隊も呼んで雪合戦もやるぜよ!」
マサオ「あー;それはちょっと;ドラえもんズ、寒がりだからってしんちゃんちのこたつを占領してるんです;しんちゃんのママも呆れてましたよ;」
以蔵「あっ、カラクリでも寒さが苦手な猫やき;空気読めんかった;ケロロ小隊は?」
ネネ「それが昨日軍事訓練だって言って雪が降ってる中で走り込みしてたのよ」
以蔵「おん?」
ボーちゃん「一晩中訓練した結果」






ボーちゃん「全員両手両足が霜焼け&高熱の事態になりました」
以蔵「カエルがそんな訓練やめんかぁぁぁぁぁーーーーー!!!!」






みなさんも気をつけてね・・・;






ある冬の日のアムール。今日もたくさんお客さんで賑わっていた。何せその理由の一つが・・・






トリスタン「いらっしゃいませ、ご注文はいかがですか?(ウェイター姿&ニコッと笑ってもてなす」
大半の女性客全員「キャアアアアア〜!!!(黄色い声」






ウェイターとして併設するカフェスペースで下働きをこなすトリスタンの接客のおかげで彼目当てに来る女性客が殺到し、中にはそこでアムールのケーキを食べた客が感銘を受けてアムールのファンになるなどの客も増えるようになって来ていた。
テイクアウト用の接客中のチャラ王はそれを見てなんか気に食わなかった。


チャラ王「なんであの二股男がモテるんだよ・・・;」
リップ「まあまあ、お客さんがさらに増えたんだしいいじゃん♪それよりも春海さんがこっち手伝ってって」
チャラ王「おー」


今日もアムールは繁盛していた最中に電話機が鳴ったような音がした!


トリスタン「電話?はいもしもし、アムールです・・・えっ?いるって?」


すると、トリスタンはその電話の子機を持って春海に頼まれてケーキにつけるマジパンを作ってるチャラ王に声をかける。


トリスタン「ちー殿ー」
チャラ王「なんだ?」
トリスタン「なんか知らない女性からリップいるって言われたのですが、なんか恨みを買ったのですか?」
チャラ王「はぁ?お前じゃあるまいし。俺に電話代われ」


トリスタンに電話を代わってもらったチャラ王はそれに応じた。


チャラ王「はいもしもし、なんでしょうかー?」
電話の女性「えっ、ちー?ちょうどよかった、今アムールの店内にいるんだけど」
チャラ王「は?」


すると、チャラ王は顔を上げた後ふと前を見る!






電話の女性「はーい、あんた達おじゃま〜!(チャラ王の目の前にいる」
チャラ王「」






なんと電話の女性がチャラ王の目の前に。すると、リップも出てきた!


リップ「ちー君、こっち終わったから手伝う・・・あれっ、きなこちゃん!?」
きなこ「リップ!こっちから会いに来てやったぜー!」
トリスタン(えっ、知り合い?)


リップの従姉であるきなこという着物を着た可愛らしい雰囲気の小柄な女性をアムールの裏手にある家に招いた後、リップは訪ねに来た理由を聞く。


リップ「今日本舞踊家兼エスクラリネット奏者として世界の各地を巡ってるって聞いたけど、変わったことあったの?」
きなこ「ああ、変わったな・・・年がな。三人してあたしの誕生日、忘れてたな?(^ω^#)」
チャラ王「あ・・・そういえば、そんな時期だったっけか・・・?」
きなこ「学校や家の手伝いで忙しいのはわかるが、せめてLINEだけでも送れよ!!何日も待ってたんだぞ!!?」
チャラ王「こっちだって色々あったんだよ!連絡が大分遅れただけだ!」
きなこ「お前らは桃ちゃんには会ったのになー!」


きなこは一瞬だけため息を吐きながら話す。


きなこ「まあいいさ。その詫びも兼ねて、今日一日はお前らにいろんなところ連れて行ってもらう」
チャラ王「何しにだ?」
きなこ「だから、ゲーセンでもなんでもいいからいろんなところ連れて行け!渋谷でも浅草でも構わねーぞ!」
リップ「要するにアタシ達に観光大使にでもなれってわけね」


その様子をトリスタンと共に隙間から覗く形で見ていたメルトは彼に聞く。


メルト「聞いたの?観光大使って」
トリスタン「しかと聞きました。きなこ嬢というレディの休暇として連れて行って欲しいようです」
メルト「人間ってどうしても癒しが欲しいわよね・・・」
トリスタン(だけど、それだけではないような気がしますが・・・)


ルートに来てもらうよう連絡したリップはきなこに聞く。


リップ「今連絡したけど大丈夫?」
きなこ「大丈夫だ!リノ達とも会いたいと思ってたし。なんかさ・・・」


すると、きなこはたまたま近くにいたメルトの頭をポンと撫でる。


きなこ「新しい子に可愛いワンちゃんも二匹いるし!」
メルト「え?」
チャラ王「きなこさん!!」
きなこ「バカだなー冗談だよ。身長が高くていいね!足のを外しても高いように見える」
メルト「ワ・・・ワン!(なかなか見る目あるじゃない」
チャラ王「吠えない!!」


すると、きなこはトリスタンの顔を見てちょっとびっくりしつつ聞く。


きなこ「ねえ、あんたもしかしてリップの噂の間男さん!?」
トリスタン「黄昏の間男なのです・・・」
チャラ王「こら!!つか、どこから情報入ってんだよ!?」
きなこ「結構話しまくってんだよー。あっ、それなら二人も今日はあたしの観光大使として振る舞ってよ!」
メルト「えっ!?」
トリスタン「はっ、それで満足するというのならこの観光大使トリスタンは御前に・・・」


そしてアムールを春海達に任せた後、きなこを満足させるために呼ばれたルートも含まれた観光大使達が集まった。


ルート「確かに詫びとしてその方がいいな」
おぼろ(モイモイ)「おぼろはせっかくおやつにイチゴ食べようと思ったのにー(むすー」
リップ「ごめんねでもなんかやってあげて;」


そしてそれぞれの観光大使達による案内が始まった!






今回はほのぼのギャグ話

ある冬の日のアムール(その2) ( No.185 )
日時: 2023/12/08 17:24
名前: 桜 (ID: BOCX.xn2)

観光プレゼン1






「リップからの観光プレゼン:ドリンクバー飲み放題付きのカラオケ」


リップ「アタシの観光プレゼンはドリンクバー飲み放題のカラオケ!ジョイジョイが近くにあるから行こう!」
きなこ「今時ドリンクバーでも飲み放題?」


リップがカラオケジョイジョイを案内すると、そこにはビリヤードやダーツもあり設備的には十分なサービスであった。
部屋に案内すると、今時の選曲システムできなこは感銘を受けた!


きなこ「これは最新の曲も選べるのか!?」
リップ「他にもジャンル別とかでも選べるよー。あと、アタシ達のポップンでの担当曲もね!」
きなこ「いいじゃねーかこれ!あっ、「@you」とかボカロの「ブラック★ロックシューター」とかも選んでいい?」
メルト「ロック系が好みなのね」


きなこが選曲システムに目がつくと、そこにはプラズマジカの「青春はNon-Stop!」があった!


きなこ「この曲歌いたいけどいいか?あんた、ハープ持ってるなら伴奏してよ」
トリスタン「えっ、私ですか?」
ルート「プラズマジカの曲だろう?乙女のハートを撃ち抜く円卓一の美男子なら寄り添いうことぐらいはできるはずだが」


ルートに挑発されたトリスタンはハープを持ちながら立つ!


トリスタン「確かに寄り添わねばなりませんね。ではカラオケ音源と共に足りない部分は伴奏でカバーしますよ。我が心のままに歌え・・・!うおおおおおー!」


BGM:トリスタンの伴奏も付き青春はNon-Stop!


きなこは最初は少し音程を外してしまったもののその後は楽しそうに歌っていた。リップ達の合いの手も付けて。


きなこ「いつだって夢をみたいな!」
リップ「う〜!いぇい!いぇい!(可愛いポーズを決めてウインク」
きなこ「全力で羽ばたいていこう!」
チャラ王「純情命!(カッコいいポーズを決めてウインク」
トリスタン「笑顔はCharming!(キラッと輝かせてポーズを決める」


しかし、その隣にはなんか盛り上げてそうな様子で音を聞いていた人物がいた。友人の早月と弥生と共にカラオケに来ていた日向夏美だ。


早月「ねえなんかあっち盛り上げてない!?見にいこうよ!」
弥生「楽器も弾いてるような音が聞こえるよ!しかも上手い人だ!」
夏美「ギター弾いてるのかな?(でも、なんか妙に超絶技巧すぎるような気が・・・;」


夏美ちゃん、トリスタンのやることに常識を求めてはいけない。






「チャラ王からの観光プレゼン:新宿池袋にある最近新しくできた某ゲーセン」


チャラ王「俺からの観光プレゼンは最近新宿池袋にある新しくできた某ゲーセンだ!今も盛り上げてる話題だし、地下もあるから行こうぜ!」
リップ「新しくできたあのゲーセンかー」
きなこ「どんなのあるんだ?」


チャラ王の案内のもとそのゲーセンに寄って入ったらなんとクレーンゲームだけでなく、ビデオカードゲームやポップンも含まれた体感音楽ゲーム、プリクラなどのプリントアウトゲームもたくさんあるのだ!


メルト「あら、意外と充実してるわ!」
チャラ王「ちなみにここはたい焼きやポップコーンもあるコーナーも常設されてるから休憩の合間に食べれるんだぜ?」
トリスタン「たい焼きが好物の我が王が喜びそうなコーナーですね」
ルート「えっ騎士王はたい焼きが特に好物なのか!?」


クレーンゲームコーナーに立ち寄ったら、そこにはキャンディーなどのお菓子が取れる機械もあった!


きなこ「何これ丸いUFOみたいじゃねーか!」
チャラ王「それはキャンディーやお菓子が取れるんだ。小さな子供も喜ぶクレーンゲームも満載なんだ」
ルート「リップ、一人一個までだぞ」
リップ「それでもお願い!もうたくさん取ってるし!」
チャラ王「早速やって早々にたくさん取ってんのかよ!?」


体感音楽ゲームなどがある地下1階に行くと、そこには数台のポップンも含まれた音ゲーが並べられていた!


きなこ「音ゲーがいっぱい!あたし、ポップンしていいのか?教えてよ!」
チャラ王「いいぜ。まずは青譜面からだな」


一方ダンレボでプレイしていたカウボーイロボットとカンフーロボットは休憩がてらポップコーンを食べに行こうとしていた。


キッド「あ〜!お前、あれだけで判定に適用されるってずりーぞ!」
王ドラ「テク勝ちですよ。私の勝利後のポップコーンが美味しくなりますね・・・ん?」


すると、キッドと王ドラはチャラ王がきなことローカルモードでポップンしているのを目撃した!


きなこ「やっぱり縦連打が曲者だな・・・」
チャラ王「初めてでそれだけできるなら大したもんだよ」
キッド&王ドラ「!!?」


キッドと王ドラはそれをコソコソと見ながら楽しそうな二人の様子にハラハラしていた。


キッド「なんだぁー!!チャラ王のやつ!あんな可愛い子と・・・」
王ドラ「まさか無自覚なリップさん一途のチャラ王さんに限ってそれは・・・」
キッド「いやあの顔はムッツリだな」
王ドラ「トリさんと違って人妻に手を出したりしませんよ!!」
キッド「くそっなんであんなチャラそうな奴にばっかり!ムカつくー!!」


トリスタン「今王ドラ殿の声が聞こえたような・・・」
メルト「私のカラクリのアルブレビトの声が聞こえたけど」
おぼろ(モイモイ)「気のせいじゃない?」


王ドラ、あの二人に見つかる前に逃げて超逃げて。貞操を奪われるぞ。






「ルート&おぼろ(モイモイ)からの観光プレゼン:浅草巡り」


ルート「私達からの観光プレゼンは浅草巡りだ」
おぼろ(モイモイ)「特に浅草寺は外国人や海外に住んでる日本人も多いんだよー」
きなこ「そういえば、まだ行ったことないな。行くか」


二人の案内のもと浅草寺を訪れたらそこには浅草本堂や浅草五重塔など初めて見たら感動する場所がたくさんあった。もちろん土産屋の屋台などもある。


きなこ「浅草で常に屋台もしてるんだな!」
ルート「常に小さなお祭りみたいだろう。夜のライトアップされた浅草も観光スポットの一つだな」
おぼろ(モイモイ)「あっ、見て!」


すると、おぼろは何かの光景を発見する!


おぼろ(モイモイ)「お坊さんだわ!しかもたくさんいる!」
チャラ王「えっ、マジで!?みんなでお経を唱えるのか!?」
リップ「ラッキーだからあやかろう!」
メルト「頭が実はつるっぱげでもなんか格が違うし」


ツースト「はっくしゅん!!なんで風邪引いてねーのにくしゃみが出るんだ・・・?」←ポップンでの立ち絵が原因で度々ハゲと揶揄されてる


そしてお祈りするときにルートはきなこに指南する。


ルート「手を合わせるときは二礼二拍一礼だ。わかったか?」
きなこ「わかったぜー。こうか?」


そしてお祈りした後、きなこはお土産で何かを選ぼうとしていた。


きなこ「自分へのお土産として買おうかなー」
トリスタン「それでもよほどお土産選びが楽しいのですね」


それを聞いたきなこは何かを思い出していた・・・






スーツ姿の男性『けっ、結婚を前提に付き合おう!きなこちゃん!』
きなこ『まっ、待ってもう少し待て・・・あたし、最近やっとあたし指名で日舞の舞台や演奏会や吹奏楽バンドのお手本としてのレコーディングの仕事が呼ばれるようになったんだ。今が頑張りどきだと思うんだよもうちょっと待っててくれたら』
スーツ姿の男性『そう言ってもう何年も待たせるんだい。きなこちゃん!俺、真剣なんだよ!付き合おう!なっ!』
きなこ『ごめん・・・レオポルト、今はその気にはどうしてもなれないんだよ』
レオポルト『・・・わかった。もういいよ、キミの好きにしたらいい。俺、帰るよ』
きなこ『・・・』






リップ「きなこちゃん、どうしたの?」
きなこ「いや、なんでもねーよ。お土産、どんなの買って行こうかな」
トリスタン「・・・」


リップ達がお土産屋に立ち寄ると、そこには何らかのアンティーク人形があった!


きなこ「あっ!これなんかいいじゃねーか?」
リップ「おっ、いいねー。でも・・・」


きなこが買おうとしていたもの:お竜さんそっくりのアンティーク人形


チャラ王「お竜さんに似てるなその人形;」
メルト「確かに顔形は美しい方ね。行動原理は本能的だけど」


お竜さん「くしゅん!どこかのニンゲン達がお竜さんの噂をしているな」
龍馬「はいはい、鼻水もちゃんと拭こうね」


ちなみに作者は今年の夏に東京へ旅行に行った際に浅草にも行ったのでそれも踏まえて自分なりに表現しました。






※ちなみに浅草のは実話ですよ


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