二次創作小説(紙ほか)
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- 日常日和。5
- 日時: 2023/05/29 17:39
- 名前: 桜 (ID: NH1RGN1H)
おかげさまで日常日和。も5という節目で新しく迎えることができました。ここに至るまで色々と混乱があり悩みもしましたが、考えた末にこの先に何があってもこれまでの続きを執筆したいという気持ちで新スレッドに至れました。色んな意味で変わる場合もあり混乱はすると思いますが、私は私で頑張りたいと思いますのでご存じの桜サイドやこれまでに出てきた新たなサーヴァント達も含めてどうぞよろしくお願いします!
「目次」
「短編」
The Reverse Night>>1-5
聖夜怪盗☆シークレット>>6-7
デンジャー☆スクランブル>>33-36
僕もまた、運命に導かれて>>37-38
うちの護衛のママ侍さん>>39-42
とある雪月花の羽根。>>43-44
「針音ノ時計塔のアリア」
時の輝きよ>>45-47
赤の中のモアイさま>>48-50
青の上のウォーターシティ>>51-54
白の下のバトルロワイヤル>>55-57
黄の外の太陽・・・?>>58-60
その呪文の続きには>>61-66
「誰か」の世界にとってのピース>>67-71
ここに。>>72-76(更新)
「前後編」
かけがえのない「君」>>26-28>>29-32
「風花月夜伝〜友情よりも、忠義よりも〜」
第一の巻:逆光降臨>>8-10
第二の巻:御一行様之旅珍道中>>11-12
第三の巻:恋せよ浪漫、忍の花に>>13-15
第四の巻:変わりはしないもの>>16-18
第五の巻:生きとし、生ける者。>>19-20
第六の巻:揺るぎない、どうしても。>>21-22
最終の巻:音が導く先>>23-25
- 「誰か」の世界にとってのピース(その1) ( No.67 )
- 日時: 2023/05/24 17:39
- 名前: 桜 (ID: Wz/uC4rR)
今回はあいりとモードレッドがようやく巡り合い、その後にとんでもないものが出現し・・・!?
圭一郎さんは根は悪い人ではないけれど、気持ちを表現するのが下手でいつも遠回ししてしまうところがあるので、それが原因になってしまったことで苦しんでいるんだと思いますね。特に気持ちを表現するのが下手なだけに。
ーーーーーすぐに許せたわけじゃなかった。
モードレッド「お前は誰も信じないつもりか?」
圭一郎「・・・ああ。憎みたいのなら憎めばいい。誰のことも信じるな。もちろん私のこともだ」
すぐに許せたわけじゃなかった・・・。
モードレッド「あいり、あいり」
あいり「?」
モードレッド「ほら、オレのチェロ回し」
あいり「!モーさんはバカですわね。私、モーさんがいると笑顔になれるわ」
もしも跳ね除けても信じてくれる奴がいるのなら、あの雪月花の後に美しく桜の花が舞うような日は来るのだろうか?
父上・・・。
- 「誰か」の世界にとってのピース(その2) ( No.68 )
- 日時: 2023/05/24 17:42
- 名前: 桜 (ID: Wz/uC4rR)
クルーク「・・・そうかい」
モードレッドにより明かされたあいりとの過去などに関する事実を知ったクルークは何も言えないような気持ちになった。彼女は気丈に振る舞ってはいるが、だからこそ本心を見抜けたのだ。「どうして」と。
モードレッド「どう思ってんのか知らねえが、オレにとってはそれでいいよ。あいりに憎まれて当然だ。あいりにとってオレは災いしかなかった!」
クルーク「そんなことないよ!」
モードレッドを思わず制したクルークは彼女を諭すかのようにこう話した。
クルーク「・・・じゃあ、キミはあの時になんで三度も助けてくれたの?どれもこれも酷ではあったけど、結果的にボク達を守ってくれた!振り回されることもあるけど、ただーーーーー楽しかった。タママも同じ気持ちだったんだよ。だから放っておけなかったんだ。モーさんは誰にとっても「災い」だけじゃなかった」
モードレッドの隣に座るクルークの言葉に、彼女は顔を埋めながら言う。
モードレッド「・・・お前はずるいな。シグの左手が赤腕だとしても、それを全部受け入れてダチになってて・・・どうしてオレでさえも、まっすぐに人を傷つけて前に向かせるんだよ・・・サーヴァントだというのに・・・」
クルーク「ちゃんと人の心を持ってるんだよ。それにラフィーナの方がめっちゃ怖いさ」
モードレッド「ハハッ、違いねえな!そりゃ「何私のことズケズケ言ってますの?」
すると、二人が後ろを振り向くと、そこには指ゴキゴキ鳴らすラフィーナの姿があった!ラフィーナの顔は目に涙の跡がある怒りに満ちたような顔だ。恐らく彼女はクルークの様子を見に行ったところをさっきのでモードレッドと同様に涙を流したのだが、その直後に自分に関しての悪口を言われたのを耳にしたのだ・・・。聞かれたクルークは顔真っ青になる。
ラフィーナ「このバカメガネ!私の方がどこが怖いか言いやがれですわ!!」
クルーク「その頭の中がバキバキだからじゃないか!!」
ラフィーナ「なんですってー!!?」
それを思わず呆然としながら見ていたモードレッドに、クーが声をかけてきた。
クー「俺もクルークに命を見逃されたことがあったよ」
モードレッド「そうなのか?」
クー「ああ。前の青の吸血鬼一族の奴のマスターのところにいた時にメイヴと一緒に命を狙ったことあってな。その時にはサンソン達にコテンパンにされたが、クルークは命を奪わなかったどころか金の入った包みを渡してくれたんだ。まあそれは後で返したけど、あいつの懐の深さと根は面倒見の良さに惚れて俺達が志願してマスターになってくれたんだ」
モードレッド「クルークらしいな。トリ野郎をも手懐けてるしな!」
一方、かろうじて逃れた三人は同じくカービィやメタナイトやグリル同様に別の場所に逃れたマルクを通じて通信機で連絡していた。
あいり「みんな?そっちはどう?」
マルク「今は奴らに見つかる気配はないのサ。なんとかあいつらを助け出す機会はうかがってるけど、それを阻もうとしてるそいつが全て見透かす超能力者なのサ!珠黄泉族のヘクソンって言う奴!」
あおい「超能力・・・人の心を読める類の奴ですか」
メタナイト「あれは厄介だな。超能力だけでなく凄腕の体術も持っている。冷徹という言葉がお似合いなぐらいだ。こっちも対処を考えている。だから決して奴に見透かされぬようにな」
その後に通信機が切られた後、サンはこう話す。
サン「とりあえずツーストやそのモーさんっていう騎士を早く見つけ出すアル!」
あいり「ええ。せめてものモーさんを見つけてれば」
すると、偶然にもあいりの足場が崩れてしまった!
あいり「わっ」
サン「あいり!!?」
あおい「姉さん!!」
すると、誰かがあいりの手を掴んだ!その姿にあいりは驚く。
トリスタン「大丈夫ですか!?」
偶然仲間達を救出するために向かっていたところを見つけたトリスタンはあいりを引き上げながら助け出した。後からリップ達も駆けつけた。
リップ「トリスタンちゃん!あいりちゃん達、いるの!?」
以蔵「それにしてもまるで今のわしらと同様に怪我だらけじゃ・・・」
すると、あいりが思わず目に涙を浮かんでしまい、これに王ドラやキッドも驚いた。
あいり「モーさんかと思ったのに・・・なんであなたなんですの?やっぱり憎まれたんですの・・・!!?わぁぁぁぁぁーん!!!」
あいりが子供のように泣きじゃくってしまったのを見てキッドは何かに気付きながら言う。
キッド「そうか、出会った時にあいりがオレらをボロクソ言ってたのはモーさん・・・モードレッドと比較して・・・」
あいりがようやく泣き止んだ後、王ドラやトリスタン達が事情をあおいやサンに話している途中で以蔵が特製ショコラショーをあいりに渡した。
以蔵「飲めい。元気出るじゃろ」
あいり「・・・ありがとう」
以蔵「いや、初めて見かけた時に金持ち娘かと思っちょったが、そんな子供のように泣き崩れるかと意外なだけじゃ」
あいり「乱麻さんにも同じようなこと言えますの?」
以蔵「乱麻はえいんじゃ!あいつは極度の家事音痴ぜよ!」
あいり「えっ・・・そうなの?怖・・・」
一方、王ドラはツーストがボーン・キングに連れ去られたことを知り思わず舌打ちしてしまった。
王ドラ「どこに行ったかと思えばそういうことですか!あの全身骨野郎が!」
キッド「なんでボーン・キングがツーストを攫ったのかわかんねーが・・・とにかく!」
アサト「今捕われてる奴らだけじゃなく、ツーストも必ず見つけ出すよ。約束だ!」
チャラ王「ちょうど俺達も他の仲間とはぐれちまってるし・・・;」
サン「は!?」
あおい「じゃあ、クルーク達もまだ見つけてないんですね?」
すると、乱麻が以蔵を呼び出す!
乱麻「以蔵。計画が少し変わった。弓弦はかなり嫌がってるがあいり達も連れて行くぞ」
弓弦((((°Д°;))))←王ドラと同じく女子が苦手
以蔵「なるほどな;」
王ドラ(彼は私と同じ星の人ですか;)
そしてリップ一行はツースト救出や捕われた仲間の救出のために動き出した!
リップ「よしっ、クルーク君達にも合流も兼ねて向かうよ!」
一方、ボーン・キングに捕われたツーストは自分を連れ戻すように彼らに依頼した理由を察していた。
ツースト(あいつが俺を連れ戻す理由はどう考えてもあれしかないじゃねーか・・・!!)
一方、シンガンの天才イケメンギタリストの頭に何らかの未来予知がよぎった。それは同メンバーであるクロウが・・・冷や汗をかいた彼をお竜が気付く。
お竜「?アイオーン、どうしたんだ?」
アイオーン「ヴッ。何もあらぬ。何もあらぬのだ・・・」
何が見えたんだ・・・?
- 「誰か」の世界にとってのピース(その3) ( No.69 )
- 日時: 2023/05/24 17:46
- 名前: 桜 (ID: Wz/uC4rR)
仲間探しに・・・?
天草「では希望に沿えた通り残りの仲間探しに、今度はあなた方も共に向かわせてもらいます。・・・そちらの覚悟を見極めた上ですが」
クルーク一行は天草と共に残りのはぐれた仲間達の捜索に向かっていった。天草は全人類救済というある意味で狂っている目的こそあるが、彼らとの利害は一致しているためそれが信頼に値していたそうだ。
カーン「・・・始まるな」
エレナ「ええ・・・」
エジソン「多分奴はあいつらから抜けるというのは本当だったな。あいつらのこと話すたびに少し険しいような表情に変わっている」
フィン「・・・」
すると、モードレッドは歩いている途中で何かを呟いた。
モードレッド「・・・許してくれる日は来るかな。帰れるかなってたまに思うんだよ」
タママ「そんなの来るさ!クルークさん達はお前をそのまま受け入れてるんだよ。バカだけどそういう奴らだ!アイルーだって同じだ。オレだって思わず嫉妬するけど、アイルーが憎んでいるわけじゃない。これが終わったらちゃんと一緒に帰ろう!」
モードレッド「・・・ああ」
???「残念ながら裏切り者共々そういうわけには行かんな」
すると、何かの襲撃があった!ゼオが気付いて咄嗟に防御魔法で全員を守ったが。
ゼオ「誰だ!」
すると、彼らの前に現れたのは一人の屈強ないかつい男を連れた青の吸血鬼一族の長ククラだった!
ククラ「おや、これはこれは絆の子の他にとんでもないネズミ達が囲まれているな?」
天草「ククラ・・・!!」
ククラ「おや?誰かと思えば、うちから逃げていったルーラーではないか」
天草「あなた方の目的が大変イかれたものだったので離脱したのです。この方らの身柄は渡しませんよ!」
ククラ「ほう?まさに私に楯突くようだな。ヘクソン」
すると、ヘクソンと呼ばれた男はこう何かを発言した。
ヘクソン「絆の子。その身柄はこっちに受け渡してもらうぞ」
クルーク「やだね!あと、ボクは絆の子でもないし!」
ヘクソン「そうか。ならば、これを見ても同じこと言えるのかな・・・?」
タママ「えっ?」
すると、クルーク一行が向こうを見て目にしたのは巨大な爆弾と共に付けられた天秤の檻の中に閉じ込められた王ドラとキッド以外のドラえもんズやタママ以外のケロロ小隊やその関係者達だった!
桃華「タマちゃん!!みなさん!!」
タママ「みんな!!?」
一方、リップ一行はようやく見張りの青の吸血鬼一族の末端や粛清騎士達に囚われた救出班やグレン一行を見つけた。
王ドラ「彼らですか?」
リップ「そうだよ!」
すると、王ドラが見張り達を一斉に強烈な蹴りで倒した!そこに救出班が気付いた。
ルイージ「何!?って、王ドラ達!?」
王ドラ「お待たせました。今まで行方不明になっててすいませんね」
以蔵「グレン!おまんらも無事かー!?」
グレン「以蔵!」
アイク「さっき俺らと一緒に囚われた奴ら、お前らの関係者!?」
乱麻「そうだが」
クロウ「キッド!無事だったのかよー!」
キッド「心配かけたな!って・・・」
キッドは周囲を見渡す。それで気付いたキッドは聞く。
キッド「お前ら!ドラえもん達は!?」
ヤイバ「春我部防衛隊なら野原一家や球由良の者達と共に故に逃げている!だが・・・」
ロビン「俺らも抵抗したんですが・・・あいつらはヘクソンという奴に・・・」
チュチュ「一番抵抗したロムがヘクソンに動き読まれて倒れて気絶してますのよ!?」
キッド「なんだって!!?」
あいり「どうりでマルクからの通信内容が何か違ったわけね!?」
アサト「一緒に追うぞ!!」
一方、ヘクソンに檻に囚われてしまったのび太を中心にクルークに必死に伝えていた。
のび太「クルークさん!!ヘクソンは人の心を読むような珠黄泉族の超能力者だ!!」
冬樹「ヘクソンやククラの元には行かないで!!絶対に止めてー!!」
ククラ「こんな時でも美しい友情か」
クー「テメーら、そいつらをどうするつもりだ!!」
ヘクソン「言わなくともわかるだろう。こうするのだ」
すると、ヘクソンが天秤の導火線を術火で点け出した!
ドロロ「このままではみんな落ちるでござるー!!」
ククラ「そうだ!こいつらが爆弾を取れば貴様らは落ちていき、逆に貴様らの檻を取れば地上は炎の海だ!」
天草「貴様ら・・・!!」
ヘクソン「もうどっちにしか取れんな」
スネ夫「助けてぇぇぇぇぇー!!!こんなところから落ちたらみんなおじゃんこだぁー!!ママぁー!!!」
ジャイアン「スネ夫、よせ!!」
ケロロ「クルーク殿達!我輩らのことはいいであります!!爆弾を阻止するであります!!タママ二等を頼んだであります!」
タママ「!?軍曹さん・・・!!」
クルーク「そんなの・・・!!」
モードレッド(そんなのさせるかよ!!こいつらはあいつにとっての・・・!!)
すると、ヘクソンに囚われた仲間達を助けるために向かっている最中のあいりの右手に何か異変を感じた!
あいり「!?何・・・」
ツキノ「あいりちゃん、その手は・・・」
すると、あいりの手に自らの令呪を宿したことに気付き、何かに気付いた彼女は咄嗟に令呪を発動させた!
あいり「令呪を以て命じる!セイバー、モードレッド!!」
モードレッド「!!」
そして導火線が切れたあと、ククラはニヤッと笑いながら呟いた。
ククラ「ゲームオーバーだな」
すると、モードレッドがこれまでにない速いスピードでククラやヘクソンを通り過ぎていた!
ヘクソン「!?」
ククラ(速い!?一体何が起きている?)
すると、モードレッドは刻まれたあいりの令呪に従って何かを掴んだ!
あいり『先にヘクソンに囚われたみんなを助け出して!!』
夏美「モーさん!!」
ドラえもん「バカー!!!」
ドラメッド「地上が爆発するであーる!!」
ククラ「その通りだ!お前は地上よりも貴様らを選んだ!終わったな!」
モードレッド「終わりじゃねぇ!!」
モードレッド「あいりの世界にとってお前らもいなきゃ意味ねーんだよ!!たとえこの世界を救えたとしても、お前らというピースが欠けたら意味がないんだ!!」
そしてモードレッドが彼らを救出した後に落ちていく爆弾を取ろうとする!
モードレッド「爆弾も取ってやる!!」
ククラ「間に合わない。チェリーワールドは大爆破して滅びるの「それはどうだろうな?」
すると、その手にした爆弾と共に現れた人物にククラとヘクソンが驚愕した!
ククラ「!!貴様は」
あやクル「ハイドレンジア!!!」
クルークの本から出現していたあやクルが最大魔法で巨大爆弾を破壊されたあと、気付いたクルークが駆け寄った!
クルーク「あやクル!!回復したの!?」
あやクル「ああ、とっくにな。だが、嫌な予感はするからこの時を待ってあの本の中で機会を伺っていたんだ」
タママ「みんな、大丈夫ですか!?」
小雪「だいじょ〜び!」
ドラミ「そういえば、キッドや王ドラさんは・・・きゃっ!」
すると、ドラミが落ちかけたところを誰かが手を掴んだ!目の前にはずっと会いたくても会えなかった最愛の・・・
キッド「無事か?へちゃむくれ!」
ドラミ「キッド?キッドーーーーー!!!」
わっと泣き出したドラミに抱きつかれたキッドが照れながらその頭を撫でる様子を見てディルムッドは言う。
ディルムッド「彼は元に戻ったのですね!?」
ププル「あっ!みんな!」
すると、キッドに続いて救出した仲間達を連れたリップ一行が駆け寄ったのを見てモードレッドも駆け出す。
モードレッド「あいり!いるのか!?」
あいり「モーさん!?モーさん!」
それを見て大半の全員は何かを感じ取った。
ーーーーーそれは、なんてこともないけれど、確かにちゃんと、互いの心を通じ合わせたーーーーー
あいり「遅いですわ・・・!」
モードレッド「悪いな」
そんな二人を見たあおいの頭にアタランテがポンと撫でた。
アタランテ「ようやく決めたか。あおい」
あおい「はい。少なくともアタランテを仕えるぐらいの器にはなりましたから」
すると、葉樹が圭一郎にスマホ通話で連絡する。
葉樹「圭一郎サマ。そういうわけですから・・・(今頃は相当お怒りに・・・;」
圭一郎「いや、いい。その成長は既に確認していたのでな。それについては咎めはない」
葉樹「!ありがとうございます!では失礼しますっ」
葉樹からの連絡を終えた圭一郎はお茶を汲むルドヴィカに聞かれた。
ルドヴィカ「圭一郎様、本当によいのですか?」
圭一郎「ああ」
ーーーーーモードレッドにも憎まれるべきなのは私なのだから。縛る二つの鎖を壊し、二人を引き離したのは、これ以上はお互いに傷をつけさせないためだった。
圭一郎『では次の・・・』
あいり『あっ、間違えましたわっ;』
モードレッド『お前なあ、ミスタッチは気にすんなよ;』
役員A『あいり様とモー公ですか』
役員B『楽器の練習ですよね。それにしても、日に日に親しくなられる・・・』
役員C『お美しいことです』
親しくなってる・・・なんてものじゃない。今のあいりのはまるで、かつての愛紗そのものーーーーー・・・。
私から離れたとしても、手段を選ばぬほど探すぐらい愛した、私の愛紗。このまま成長してしまえば、愛紗と同じにはなってほしくなかった。愛紗は愛紗。あいりはあいり。それを、モードレッドにも分かってるというのに。
だから、せめてキミの想いは届けてあげよう。いつか成長した先で、また巡り合えるように。
「自分らしく生きて欲しかった」。ただツーストとの交際を認めなかったのも、ただ・・・あいり、モードレッド。それだけだよ。
自分でも泣けるわこれ(;ー;)
- 「誰か」の世界にとってのピース(その4) ( No.70 )
- 日時: 2023/05/24 17:50
- 名前: 桜 (ID: Wz/uC4rR)
シリアスとギャグ両方が加速中
一方、ちゃんと戦う覚悟を見極めたトリスタンはこう呟く。
トリスタン「・・・泣くぐらいはできるではありませんか」
すると、隣にいたチャラ王やモードレッドにトリスタンが殴られた!
トリスタン「私は悲しい・・・物理的に」
チャラ王「お前は真顔でんなこと言うなよ!!」
モードレッド「召喚されてもお前の辞書に空気読むという言葉がないのか!!?」
タママ(モー公。よかった、いつもよりも元気になってる)
すると、タママに気付いたモードレッドが抱っこする!
モードレッド「なんだ、タママ。ムスッとしてんのかぁ?」
タママ「抱きつくな!!ムスッとしてないし!!」
そんな二人を見た両者の関係者達が驚いたような顔しつつあいりがタママに聞く。
あいり「タママ・・・モーさんに何をしてましたの?」
タママ「ボクは何もしてないですぅ!!ねっ、クルークさん!?」
クルーク「でも、寝言で言ってた気が」
タママ「違うですぅ!!」
トリスタン「そういえば、モードレッドが自ら連れてきた、と言っていたのではないのですか?」
トリスタンの発言を聞いた王ドラはタママに詰め寄った!
王ドラ「はぁっ!?タママさん、子分のくせに私を差し置いていつのまに・・・」
タママ「違うですぅ!!つか、自分は恋愛に関してウブの思春期じゃないですか!!」
メイヴ「えっ?それって王ちゃんが女性が苦手って言ってる?」
あやクル「・・・知らなかったのか」
メイヴ「知ってるわけないじゃないのー!?」
すると、それを見ていたククラが高笑いした!
ククラ「そうか!お前の本当のマスターはツーストの恋人かぁ!面白い、最高だ!」
クロウ「!?何が言いたい!?」
ククラ「いや、私から言うことは何もない。出ろ」
すると、ククラの部下であり、かつてクルーク達と相対していた第九始祖クロラと第十始祖ミリアムが出てきた!
クロラ「この前はどうも」
ミリアム「やっぱり、あなた達があの時に私から離れた理由は本心だったのね?」
ゼオ「クロラ、ミリアム・・・!!」
ヤイバ「お主ら、あの女と故に対峙したことあるのか!?」
ツキノ「あるの!なんでかツキノが狙われてたけど」
ククラ「クロラ、ミリアム。アレを発動しろ」
すると、クロラとミリアムが呪文を唱えた後に何かを発動させた!それはハートビート・クロックタワーの中に眠っていたモノ・・・!
ククラ「この時計塔に封印されしものが今解かれた。さぁ、こいつらを皆殺しにしてしまいなさい!!」
それをラティオスとラティアスの兄妹が知っている針音の時計塔(ハートビート・クロックタワー)最大の厄災の獣・・・!
ラティオス「アクロック・・・!!」
ラティアス「ア・・・ク・・・!!」
グレン「お前ら、化け物を呼び覚ましたのか!?」
ククラ「ああ、化け物を解放したのはお前が一因ではないのか?まさか自分が封じた厄災の存在を隠すために自ら詐欺師の汚名を被ったのをそこの発明家の爺さんは知ってるがな・・・!」
グレン「!?」
すると、グレンは近くにいたオルフェに詰め寄った!
グレン「ジジイ!!今の話は本当か!?全部知ってて・・・!?」
オルフェ「・・・お前のせいではない。かつての仲間のお前の父親との約束を守れなかった、わしの責任だ・・・!」
グレン「・・・!!!」
オルフェの言葉にグレンはようやく全てを悟った。想いは知らなかったとはいえ父親が封じた化け物を、息子のグレンが気付いて封印を解かれないように振る舞ったのを踏みにじったことに・・・!天草はそれに気付いて、あの時に警告したのだ・・・!
グレン「そんな・・・俺は親父の・・・遺志を背いて・・・うわあああああーーーーー!!!」
グレンが立ちすくみながら泣き叫んだのを見た以蔵はその胸ぐらを掴みながら言う!
以蔵「今泣いてる場合やないぜよ!!そこで倒さずにただ懺悔しちょったらおまんは本当に親父さんの遺志を背くことになる!!おまんは今はグレンの飛行船団、グレン船長じゃろう!!」
グレン「!!」
以蔵の叱咤激励にグレンや他の合流した仲間達も戦う意志を取り戻した後、全員で武器やスキルを解放した!
マタドーラ「お前、意外とやるじゃん!!」
クルル「ヘタレではあるけどなァ」
以蔵「ふん!勘違いするな、わしは剣の天才じゃ、人斬りのもんじゃ!」
BGM:キミがいれば
アクロックとの戦闘が開始された光景を出現の際に逃げた末に塔の上からククラとヘクソン、なぜか回復していたガウェインが見ていた。
ガウェイン「・・・逃げて大丈夫なのですか?」
ククラ「ああ。もうスイッチの兆しは出ているのでな」
ヘクソン「・・・私はCマホやクロラ達、アグラヴェインと共に先に戻る。あとは貴様らに任せる」
ヘクソンがハートビート・クロックタワーから先に立ち去ったあと、一方でそれをなんとか逃げてきた避難先の野原家の愛車から見ていた野原一家と春我部防衛隊、球由良ブラザーズとサタケはアクロックの出現の際にクルーク達の気配を感じ取った!
ネネ「クルークさん達がいるわ!」
マサオ「あんな化け物相手と戦ってるのー!!?」
ボーちゃん「助けに行くのが最優先」
ローズ「待ちなさい!ヘクソン達に気付かれる恐れがあるわ!そうなったらあなた達も危険よ!」
みさえ「だけど、このままじゃ・・・!」
すると、出撃を渋っていたひろしにしんのすけがそっと手を置いた。
しんのすけ「父ちゃん・・・」
ひろし「・・・!!」
一方、戦っている最中のクルークはアクロックが何かを狙っていることに気付いた。
クルーク「あいつ、何かを探してる・・・?」
???「それはお前が持ってるオルゴールだな」
クルーク「!バウム!」
咄嗟に現れていたバウムはクルークにアクロックに関しての詳細を告げる。
バウム「時計のオルゴールはあいつに対する重要な封印の鍵。グレンの父親はそれで一度は封印していたけど、興味本位で来たバカな研究者達が持って行ったことで封印が解き始めていたんだ!だけど・・・また封印する方法を使えば必ず再び厄災がやってくるぞ。となれば残された方法はーーーーー」
クー「・・・あいつを俺達で倒してバラバラにしたのを自分が狩るってやつか・・・」
バウム「そうだ。そのためにこの仕事を請け負ったんだよ!お前らに出現までの旅をさせたのはそれの手助けだな」
クルーク「バウム;」
すると、アサトが何かに気付いた!
アサト「おい!!あいつらの部下達が一斉に来やがった!!」
ロージア「えっ!?」
アクロックと戦うクルーク一行の近くには青の吸血鬼一族の末端達や粛清騎士達だった!
ドラリーニョ「もうダメ〜!!」
ビリー「ちくしょうがーーーーー!!」
ゼオ(ここまでか・・・!)
すると、何かしらの車を運転する音が聞こえた!アレは野原家一家の愛車・・・!!
ひろし「野原一家アンド!!」
しんのすけ「春我部防衛隊アンド!!」
ローズ「球由良一族ファイヤー!!」
春我部防衛隊&みさえ&ひまわり&シロ&ラベンダー&レモン&サタケ「ファイヤ(ふぁいあー(アンアーン)ーーーーー!!!」
モードレッド「・・・!」
野原家一家らが乗る愛車の猛スピード運転によるアクセスやブレーキ音で驚いた青の吸血鬼一族の末端達や粛清騎士達が一斉に慄いて動きを止める中でとんでもないタイミングでの助っ人登場にクルーク一行は歓喜した!
オリオン「庶民の一家達の割にカッコいいではないか!!」
マッペラ「スーパーヒーローの登場のようです!」
アタランテ「子供達もいるのに・・・!思わずカッコいいとはバカ共が!」
アタランテに驚嘆の言葉をもらった野原家一家の愛車の中でクルーク一行を見つけたしんのすけは手を振る。
しんのすけ「クルーク兄ちゃん!ほほーい!」
レモン「バカっ!(しんのすけを慌てて隠す」
クルーク「!ありがとう!」
クー「すぐに行くぜクルーク!」
クルークとクーがバウムの助言から突破口を見つけたアクロックを討ちに向かう中でそれを見ていたククラは驚いていた。
ククラ「何?あのような車のドライブテクで・・・ガウェイン、良いか!」
ガウェイン「お任せを!」
すると、粛清騎士の弓兵が思わず弓を放って野原一家の愛車のフロントガラスにヒビが割れてしまった!
ひろし「!!?やりやがったなー!!?」
激怒してますますパワーアップしたひろしの猛攻のドライブテクに青の吸血鬼一族の末端や粛清騎士達の中には恐怖でその場から逃走したり、思わず死亡や消滅する者まで続出した!
モードレッド「今のはすっげーカッコいいやつだ!!」
あいり「モーさん!」
モードレッド「おうよ!!」
すると、粛清騎士達の元に助太刀に来たガウェインはその野原一家の愛車を見て思わず落胆した!
ひろし「あいつがガウェインなの!?」
ガウェイン「なんですか!!貴方達はこんな日本の一般の車に怯えてたってことですか!!」
すると、ガウェインが宝具を放った時にあいりと共に駆けつけたモードレッドが自分の宝具で相殺する形でそれを阻止した!
ガウェイン「モードレッド・・・!!まさかその娘が貴方の本当のマスターですか!」
モードレッド「ああ。だから、あの時は力を存分に振るうことができなかった。だけど、今はそれだけじゃない。オレは、オレをオレとして見てくれた奴らがいる世界を守りたいだけだ!!」
すると、ガウェインに攻撃が降りかかった!モードレッドの決意を聞いて意を決した天草だ。
ガウェイン「天草!!やはりあれは貴方でしたか!」
天草「ええ!むちゃくちゃで、めちゃくちゃな方々ですが、かなり気に入っているので!」
モードレッド「天草・・・!」
すると、しんのすけがモードレッドやあいりを応援するような形でフロントガラスから声をかけた!
しんのすけ「あいりちゃん、モーさん!頑張れ!オラはよくわからないけど、今の二人なら大丈夫だゾ!」
あいり「しんちゃん・・・!」
モードレッド「・・・!おうよ!」
すると、ガウェインが宝具を放とうとした時、モードレッドも宝具を放とうとした!
ガウェイン「ならばその意志がどれほどのものか今示せ!転輪する勝利の剣(エクスカリバー・ガラティーン)!!」
モードレッド「言われなくともやってやらぁ!!我が麗しき父への叛逆(クラレント・ブラッドアーサー)!!」
一方でクルークの指示を受けたクーも自らの宝具をアクロックの心臓部に放とうとしていた!それはあのオルゴールで封じていた急所だ!
クルーク「ランサー・クー・フーリン、令呪を以て命じる!!アクロックの急所に宝具でブッ刺せ!!」
クー「泣き叫ぼうが悪く思うなよ!!刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルク)!!」
クー・フーリンに宝具を討たれたアクロックは大ダメージを食らった!
ラフィーナ「討ちましたの!?」
王ドラ「討ったけど・・・でも、あれは・・・!」
すると、アクロックが第二形態を示したかのように姿がさっきよりもおぞましいものに変化した!
ヴァハト「危ねぇー!!?」
アミティ「もうこれ以上は「みんな下がって!!」
すると、とある巨大な剣が、第二形態に変化したアクロックを身体ごと貫いたーーーーー
カービィ「ウルトラソード!!!」
カービィのスーパーコピー能力であるウルトラソードの一撃によりアクロックはスライムのごとく見事に砕け散った・・・!
ひまわり「おぉ〜!きゃっきゃっ!」
シロ「アンアン!」
一方、本来の力を取り戻したモードレッドの宝具により倒れたガウェインをククラが回収しに彼らの前に現れた!
大半がようやく合流
- 「誰か」の世界にとってのピース(その5) ( No.71 )
- 日時: 2023/05/24 17:54
- 名前: 桜 (ID: Wz/uC4rR)
アクロックをついに倒したけれど・・・?
ククラ「ふん、こいつはこちらがもらって行こう。既にスイッチは始まっているだろうし」
みさえ「!?どういう意味・・・」
ククラ「ではさらばだ。我らの拠点となるキャメロット城でまた会おう」
それだけを言い残すククラが立ち去ったあと、クルーク一行の方はカービィやメタナイト、マルクとの再会に喜んでいた。
王ドラ「メタナイトさん、お久しぶりですー」
メタナイト「ふん、今までどこで何やっていたのだこちらが大変な時に;」
マルク「そういえば、モー公は?」
シアン「今野原一家の救出も兼ねてあっちに向かってるにゃん!」
ウンディーネ「すぐもどる!」
すると、シアンと彼女の水の妖精ウンディーネのいる上の方から瓦礫の残骸が崩れそうになっていることをクロウが気付いた!
クロウ「!!シアン!!ウンディーネ!!」
シアン&ウンディーネ「えっ?」
一方、ようやく見つけた出口に向かって行くにつれてだんだんと調子が悪くなったアイオーンを気付いた龍馬達が心配していた!
龍馬「アイオーン君、大丈夫かい!?」
アレク「なんか体調に異変を感じてるのに無理するから;」
ジャガー「おーい!聞こえるか!?」
リデル「アイオーンさん・・・!」
すると、アイオーンは次第におぼつかないながらも言葉を紡ぎ始めた。
アイオーン「・・・れ・・・な・・・か・・・」
ブラック「え!?なんて!?」
アイオーン「・・・とめられ・・・なかった・・・」
デオン「何?誰を?」
俺は・・・この神は・・・我(私)は・・・
その瞬間にアイオーンの理性がプツッと切れた。
ヤス「おい・・・?」
すると、アイオーンが早急に自分を転移させた!その光景に大半の全員が驚く。
ジャック「アイオーン、どうしたのー!?」
モリアーティ「これはまずいね。さっきアポロンの身体から無理矢理解析してもらってるけど」
パリス「アポロン様、使わないで下さいよっ;」
シェリー「モリアーティ、どういう意味?」
ベリー「おじさま、どういうこと?」
モリアーティ「おじさま呼ばりは傷つくヨ(´;ω;`)」
モリアーティ「つまり今彼がさっき何かで予知していた未来がその通りになっている・・・と言えば簡単かな?」
一方、クロウがシアンとウンディーネを庇って瓦礫の下敷きになって倒れたのを仲間達が駆けつけた!
シアン「クロウちゃん!!クロウちゃん!!」
王ドラ「幸いにも打ちどころが良かったから即死にならずに済みましたが・・・このまま目を覚まさないとなると・・・」
メイヴ「医者ならしっかりしなさいよ!!あんたの医術で目を覚ませるでしょう!?」
王ドラ「そうは言われても・・・!」
すると、何らかの人影が降り立ってきた!衣装はさらに青に近い紫と黒のマントや帽子を付けた中世ヨーロッパ風の貴族風に変わっているが、その見覚えがある姿に全員が驚愕した。
クルーク「何・・・?もうこれどういうこと・・・?」
アイオーン(???)「・・・人間。全て、この塔ごと斬り落としてやろう」
続く・・・!
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