二次創作小説(紙ほか)

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日常日和。5
日時: 2025/09/30 17:20
名前: 桜 (ID: ZZpzcnXb)

おかげさまで日常日和。も5という節目で新しく迎えることができました。ここに至るまで色々と混乱があり悩みもしましたが、考えた末にこの先に何があってもこれまでの続きを執筆したいという気持ちで新スレッドに至れました。色んな意味で変わる場合もあり混乱はすると思いますが、私は私で頑張りたいと思いますのでご存じの桜サイドやこれまでに出てきた新たなサーヴァント達も含めてどうぞよろしくお願いします!


「目次」


「短編」
The Reverse Night>>1-5
聖夜怪盗☆シークレット>>6-7
デンジャー☆スクランブル>>33-36
僕もまた、運命に導かれて>>37-38
うちの護衛のママ侍さん>>39-42
とある雪月花の羽根。>>43-44
アスパラ☆クライシス!>>77-83
運びを巡る機関車と謎のトレインハンター>>84-86
僕の果実のボク>>96-100
黒の感情・白き純潔>>101-105
ツイセキ☆トラブル!>>148-152
イモーターウォーズ>>153-156
◯◯透視の試用モニター>>157-161
こっちを向いて、愛してると言って!>>162-165
Halloween rabbit!>>166-169
湖の騎士は星の戦士の●●に夢を見るか?>>170-172
ランデブー☆メタモルフォーゼ>>173-176
鯖組メインでファンタパロ>>177-179
雪の記憶、冬の華>>180-183
ある冬の日のアムール>>184-187
クリスマスに追いかけっこ!>>188-191
クリスマスにネガイゴト>>192-196
小さきパンダのガレット・デ・ロワ>>197-200
宇宙の中の不思議の国>>201-205
スキ!スキ!スキー!>>206-210
ビターシュガー・チョコバーボン>>211-215
満開花見日和>>246-249
ツッコみ所が絶えませんっ!(by一ちゃん)>>250-253
ブレーメンの追跡隊>>254-258
王様ゲーム>>259-262
阿国さんの戦い>>263-267
蛇は蛙が好物らしい>>268-270
シチリアでの小話集>>286-289
パンプキンハザード>>318-321
雪の輝き、小さな夢>>345-348
王ドラなう!>>349-351
聖夜、君に贈り物を>>352-356
聖夜、白なる争奪戦>>357-360
突撃!隣の大掃除>>361-364
年明けのアムール>>365-368
バレンタインのから騒ぎ?>>393-396
I‘m not crying anymore>>397-400
バディファイターズタワー踏破の旅>>429-432
Cherry:CamelotZERO>>437-440
異世界を駆け巡る澄色の猫型ロボット達>>471-478
かの者が残してきたもの>>479-482
虹の島々での小話集>>537-540
グルメフェスを調査せよ!>>541-544


「サーヴァントvs○○○シリーズ」
第六天魔王vsカンフー猫型ロボット>>322-325
湖の円卓騎士vs仮面の剣士>>337-340
光の御子vs魔界のプリンス>>341-344
ブリテンの騎士王vsもう一人の闇の魔導師>>401-404
幕末の人斬りvs蒼炎の勇者>>405-408
日輪の姫vs野原家の主婦>>409-412
大統王vs黄色い悪魔>>413-416
五代目風魔頭目vs宇宙忍者>>417-420
太陽の騎士vs赤き吸血鬼>>499-502
島原の乱の指導者vs虚言の魔術師>>503-506
維新の英雄vsウサギの双子弟>>507-510


「桜サイドの快刀家の事情」
三兄編>>389-392
次兄編>>433-436
長兄編>>545-548


「針音ノ時計塔のアリア」
時の輝きよ>>45-47
赤の中のモアイさま>>48-50
青の上のウォーターシティ>>51-54
白の下のバトルロワイヤル>>55-57
黄の外の太陽・・・?>>58-60
その呪文の続きには>>61-66
「誰か」の世界にとってのピース>>67-71
ここに。>>72-76


「決戦前夜」
輝ける希望の星達よ>>114-117
二度の生における旅路>>118-120
「太陽」の焔を>>121-125


「キャメロット城での決着」
現在キャメロット城:正門>>126-127
現在キャメロット城:世界を約50%吸収>>128-129
現在キャメロット城:世界を約80%吸収>>130-133
我らの望む未来>>134-136
太陽のナミダ>>137-141
There are our home here>>142-147


「女性ケロン人小隊襲来」
一の儀、女性ケロン人小隊襲来!>>369-372
二の儀、ささやかな疑念>>373-376
三の儀、偽物と本物>>377-380
四の儀、ゆずれなき信念>>381-384
五の儀、星へ届けるハーモニー>>385-388


「フェアリー・レクイエム〜トリスタンの名を持つ妖精の少女〜」
「トリスタン」は突然に>>549-552
日常ブレイカー?それとも・・・?>>553-556
妖精姫のトマドイ。>>557-560(更新)


「前後編」
かけがえのない「君」>>26-28>>29-32
戦国時代からの謎の挑戦状!>>87-91>>92-95
苺の彼方をもう一度>>106-109>>110-113
シチリアでの鳥の夢>>271-275>>276-281>>282-285
月夜でのエンゲージ>>326-331>>332-336
雪月に小さな花びらを>>421-424>>425-428
時空鉄道の夜>>483-487>>488-498
カービィだらけ>>511-515>>516-519
ワドワド☆サマーアドベンチャー!>>520-525>>526-530>>531-536


「風花月夜伝〜友情よりも、忠義よりも〜」
第一の巻:逆光降臨>>8-10
第二の巻:御一行様之旅珍道中>>11-12
第三の巻:恋せよ浪漫、忍の花に>>13-15
第四の巻:変わりはしないもの>>16-18
第五の巻:生きとし、生ける者。>>19-20
第六の巻:揺るぎない、どうしても。>>21-22
最終の巻:音が導く先>>23-25


「風花月夜伝2〜花は今、光へと舞う〜」
第一幕:異変を告げられし江戸>>216-219
第二幕:渦巻く四方と空>>220-223
第三幕:咆哮の中に在る「声」>>224-227
第四幕:私の輝きの星>>228-231
第五幕:忍び寄る戦いの迫る時>>232-235
第六幕:怨恨開花>>236-240
最終幕:空へ>>241-245


「灯火の星〜第六天魔王の乱〜」
第一の段:わし、参上!>>290-293
第二の段:雷に阻まれるのならば、やることは?>>294-297
第三の段:キミと、光と>>298-301
第四の段:聖地の謎かけを解き明かせ!>>302-305
第五の段:闇夜の城で見つけたのは・・・>>306-309
第六の段:光と闇の諍い>>310-313
最終の段:そして魔王は、悪魔と共に歩き出した。>>314-317


「チェリーワールド×蒸気都市〜夢幻の歯車の光〜」
第1話:ようこそ蒸気都市>>441-444
第2話:風を便りに>>445-448
第3話:決して叶いもしないだろうけど、>>449-452
第4話:魔女の■の讃歌>>453-456
第5話:蒸気聖杯戦争の「目的」>>457-460
第6話:風よ光へと吹け>>461-465
最終話:さよなら蒸気都市>>466-470

桜サイドの快刀家の事情〜長兄編〜(その2) ( No.546 )
日時: 2025/09/10 17:12
名前: 桜 (ID: 7GPkHSud)

仄かな薔薇描写注意






受付の看護師「あ、以蔵様ですか?お待ちしておりました、快刀先生には仕事してもらわなきゃ困りますから;」
以蔵「おん、悪いきのう」
受付の看護師「そちらの方々はお友達ですか・・・って、アイオーン様!?こんなところでお会いできるなんて!ブヒィィィィィ!!」←アイオーンガチ勢の家畜
アイオーン「ヴッ・・・;」
龍馬(普段の姿を見過ぎて何も言わなかったけど、やっぱりアイオーン君達シンガンクリムゾンズは名を知られてるんだなぁ)
お竜さん(でも、お竜さんにはリョーマの方がカッコよく見えるぞ)
トリスタン(私の方が絶世の美男子なのに・・・)


一方、佐渡は急ぎつつ自分の主人である東馬のところに駆けつけていた!


佐渡「東馬様!」
東馬「なんだ、騒々しい!つか、以蔵はまだか!」
佐渡「その以蔵が今来ていますよ!弁当を持って!」
東馬「!でかした!すぐに向かう!」
佐渡「ただそれが看護師達が言うには、どうやら複数の人物を連れているようで・・・多分、例の乱麻様や小夢様や弓弦ともお知り合いの方々なのですが」
東馬「何?(桂馬や静馬が話していた奴らか」


弟達が妹達の知り合い達のことを話していたのを聞いていた東馬にドアのノックが鳴っていた。入ってきたのは長い黒髪を一つに束ねたメガネ美女である女医だった。


女医「えー、以蔵君が友達連れてきてるの?」
東馬「茅先生・・・あなたには関係ないことでしょう」
茅「関係なくはないでしょう?あの子は可愛いんだもん。ついでにキミと同じあの子を狙っているんだからね、快刀君」
東馬「上等じゃねーか(^ω^#)あんたみたいな見た目と医師としての腕がいいだけのハイエナに以蔵を渡してたまるかよ」
佐渡(以蔵〜〜〜〜〜;早く来て、そして帰ってくれ〜〜〜〜〜;)


一方の以蔵は先程とは別の看護師に案内された部屋でアサト達と一緒に東馬を待っていた。


アサト(燕青)「看護師さんからも知られてるようだけど、ここでも顔が知られてるんだねぇ」
以蔵「ほうじゃの。なぜか腫れ物みたいな扱いじゃったが;」
トリスタン(まさか東馬というお方も以蔵殿を?ただそれだけではないような・・・)


すると、突然ドアのノックが鳴った。ドア越しに声までかけてきた。


ノックを鳴らした人物「すみませんが、例の先生に弁当を持ってきてると聞きましたが、間違いはありませんよね?」
以蔵「おん、そうやき(どっかの女医かぁ?」


すると、その人物がドアを開けると・・・






王ドラ「いやー、よかったです。手違いだったらどうしようかと・・・えっ!!?」
以蔵「はぁっ!?」






王ドラの姿を見た大半の全員は思わずびっくりしてしまった!王ドラも同じ反応だった。


アサト(燕青)「王ちゃん!?なんでこんなところに!?」
トリスタン「もしや私が来ると分かって「違いますからね!!」
王ドラ「それはこっちのセリフです!以蔵さんが来るなんて嬉し、いえ、私が助手として手伝っている仕事先に来るなんて!」
以蔵「はあっ!?ここはおまんが医者の助手にきちょる先ちゅう!?」


すると、王ドラはアイオーンの姿を見た途端に彼の胸ぐらを掴みながら耳打ちする!


王ドラ(アイオーンさん!ゼオさん達から聞いたから知ってると思いますが、あることだけはあなたに教えます。実は、ーーーーー)
アイオーン(!?)
王ドラ(くれぐれも言わないで下さいよ。絶対に・・・)


彼から脅されるように口止めされたアイオーンはようやく離された後、王ドラは以蔵に近づきながら訊ねる。


王ドラ「それで以蔵さん。例の先生とはどういう関係ですか?」
以蔵「(東馬のことか?)んーと・・・」


すると、龍馬が後ろから以蔵に抱きついてきた!


龍馬「ちょっと。近いよ(王ドラを睨む」
以蔵「龍馬;」
お竜さん「リョーマ、嫉妬深いな」
王ドラ「近づきすぎてませんよ。これから近づいてるじゃないですか。ちょっと以蔵さんを見せなさい」
トリスタン「王ドラ殿、それならば私を見せて下さい!」
王ドラ「あんたは呼んでないでしょうが!?」


揉めていたら、東馬と茅が一斉に来た!


東馬「以蔵ー!来てくれたか・・・って、押すな!」
茅「以蔵君、久しぶりー!会いたかったわ・・・」


しかし、東馬と茅は唖然した。なぜなら当の以蔵は前と後ろの両面から男二人に囲まれてることに・・・(しかも一人は手伝いに来た猫型ロボットの助手)


東馬「はあああああー!!?何お前ら以蔵を囲い込んでんだよ!!おいこら王ドラ!!」
王ドラ「まさかあなたが以蔵さんが弁当を持って行く相手なのは予想外ですが、その弁当も以蔵さんもこっちがもらいます!あなた達には渡しませんよ!」
以蔵「なんじゃあ!?」
茅「ちょっと王ちゃん、そういうつれないこと言わないで以蔵君を見せなさいよ・・・ちょっと、そこの白服のイケメン!〝あたしの〟以蔵君から離してよ!」
龍馬「すみません。でも、以蔵さんはこういうのにホイホイついていくタイプじゃないので」
アサト(燕青)「王ちゃん、追記するけど、その東馬っていう奴は乱麻ちゃんの兄だ。長兄!」
王ドラ「なんですって?じゃあ、東馬さんは乱麻さんの長兄だというのですね!」
トリスタン「ええ、そうなのですよ。あ、東馬殿、仕事に戻られてはよろしいかと」
東馬「関係ない奴は引っ込んで・・・!」


すると、東馬はトリスタンの身体を見た瞬間、一瞬で落ち着いたのか優しく接しながら訊ねる。


東馬「お前、どうしたんだその傷?誰かにやられたのか?」
トリスタン「いいえ・・・生まれつきです」
王ドラ(なんでそういう嘘ばかり・・・;)
東馬「そうか。なら、今から診察に来い。そっちのチャイニーズ風の男もだ」
アサト(燕青)「えー?いいのー?」


東馬がトリスタンとアサトを連れて出て行った後、アイオーンはつぶやく。


アイオーン「落ち着きを取り戻したか・・・」


しかし、東馬のある秘密を知っていた以蔵と王ドラの二人は突然汗まみれになった!


以蔵「まずいき!わしがすぐに向かっちゃる!」
王ドラ「知ってたんですね!なら、お願いです!」
龍馬「以蔵さん!?」


一方、東馬の診察に来た二人はトリスタンが椅子に座っていた。


東馬「はい、服を脱いでー」
トリスタン「別にいいのですよ(全盛期の姿なので・・・」


しかし、トリスタンが服を半開きにした瞬間に東馬が呟いた。


東馬「傷を負いながらもしっかり鍛えられた胸元筋肉」
トリスタン「は?」
東馬「ああ、もう少しオープンだったらよかったのに・・・」






東馬「おらっ脱げこんなもの!」
トリスタン「!!??」






東馬がトリスタンの服を脱がそうとし始めた!これを見かねたアサトが止めに入るが・・・


アサト(燕青)「おいやめとけよ!トリスタン、びっくりしてるから!」
東馬「心配しなくてもお前も脱がせてやる!うちのもんの一部と同じく刺青が入ってるが、いい筋肉してるからな!」
アサト(燕青)「きゃあっ!!」


絵面がヤバくなった瞬間に以蔵が佐渡を連れてドアをバンと開いてきた!


以蔵「ほら佐渡!また襲っちゃるよ!」
佐渡「またか!ほら、東馬様!仕事に戻りましょう!以蔵から弁当ももらってきたから!」
東馬「待て!せめてもの以蔵の身体も触らせろ!」
佐渡「あんたいい加減にしないと訴えますよ!?」


東馬が佐渡に連行される形で連れて行かれた後、以蔵は被害に遭ったトリスタンとアサトに話しかける。


以蔵「すまんな・・・東馬は重度の筋肉フェチなんじゃ。わしも度々被害に・・・」
トリスタン「せめて王ドラ殿に脱がせて欲しかった・・・悲しい・・・」
アサト(燕青)「そっちかよ!?」


その数分後に三人が戻ってきてから、茅は東馬のやらかしを知って呆れていた。


茅「全く相変わらずね。あ、以蔵君。あたしが仕事が終わったら、二人で飲みに行かない?ホテルも用意するわ」
龍馬「あ、以蔵さんはこれから乱麻さん達に夕食を作るから無理だそうです」
以蔵「龍馬、抱きつきながらはっきり言うなや;やけんど、そういうことじゃからすまん」


以蔵達が帰った後、茅は悔しそうに壁を殴った!


茅「あんの白服のイケメン・・・絶対に邪魔してやるんだから・・・!!」
王ドラ「その前に私を倒すのが筋なのでは?(鼻で笑う」
茅(^ω^#)


一方、それを東馬が双眼鏡で見ながら呟く。


東馬「あの白服もよく見たらなかなかいい筋肉だが・・・以蔵は絶対に渡すかよ」
佐渡「その前に仕事して下さいよ;」


その翌日、エージェントの屋敷で家事を手伝いにきていた以蔵はアリシア達を相手にしていた。






ここで終われないようで

桜サイドの快刀家の事情〜長兄編〜(その3) ( No.547 )
日時: 2025/09/10 17:14
名前: 桜 (ID: 7GPkHSud)

ここからギャグが加速






アリシア「イゾー、おままごとして遊びなさい」
以蔵「おん、今行くからまっちょれ」


姫子「以蔵さん、あの本棚にある本を取りたいのですけど」
以蔵「わかった、今肩車しちゃるからちゃんと取れや」


ベリー「イゾーちゃん、ショートケーキ作ってー」
以蔵「そういうかと思って、来る前につくっちょいた(手には以蔵作のめちゃくちゃ美味そうなショートケーキの入った皿」


プロキオン「イゾー!ゲーム、一緒にしよー」
以蔵「おん、マリオカーじゃな。っちゅうか、もうスイッチ2持っちょるんか!?」


ブラック「イゾー、この盤はなんだ?」
以蔵「それは人生ゲームじゃな」


アリシア達に何かと頼られている以蔵を見たサンソンは彼に声をかける。


サンソン「ごめんね、以蔵さん。僕達が掃除とかの家事で忙しいから、子供達の相手をさせちゃって・・・」
以蔵「えいよ、姫子の嬢ちゃんとブラックは遊びに来た身じゃし。それにエージェントは今日は何かの任務にむかっちょるんじゃろ?」
段蔵「何かの抗争らしいです」
以蔵「わしらのところやなさそうやき;」
デオン「我がマスターのブラックにも優しく接してくれるのは嬉しいが、何かあったら言ってくれ」
以蔵「おん、わかっちょる」
アストルフォ「えー!ボクの心配はー?」
アレク「アストルフォ、なんで子供扱いしてもらおうとしてるの;」
以蔵「っちゅうか、おまんはここに置かせてもらっちょるだけありがたいじゃろ!」


サンソン達も以蔵に何かと気遣ってくれている中、アリシアの魔人であるフルシュが姿を現した!


フルシュ「サンソンさん!今何かの車が来ましたけど」
サンソン「え?何の車かな?」
デオン「念の為に見に行くか」


玄関前に行くと、エージェント達の住む屋敷で飼っている豆柴の未亜も珍しく吠えまくっていた。


未亜「ワン!ワン!」
サンソン「未亜もかなりびっくりしたんだね・・・」
アストルフォ「とりあえず落ち着かせよう。おいでー、未亜!」


しかし、以蔵はその車もといリムジンに見覚えがあった・・・。


以蔵「あのリムジン、乱麻の長兄専用の車じゃ;」
段蔵「えっ!?一番上の兄上!?」
デオン「そんな車がなぜここに・・・」


すると、その車からスーツ姿の東馬が降りてきた。


東馬「よう、以蔵!乱麻達の住む寮に来たら、この屋敷に住んでる友達の手伝いに来てるって伊庭が教えてくれたぞー」
以蔵「伊庭の奴・・・余計なことをいっちょって・・・」
東馬「この前見たのとは違う顔ぶれがいるなと思ったが・・・ああ、よく見たら静馬がこの前の電話で話してた以蔵の友達か」
サンソン「えっ?静馬氏が僕達のことを話してたのですか!?」
デオン「静馬って、人気俳優の、乱麻嬢の次兄か!」


すると、その音を聞いたアリシア達がバタバタとやってきた!


アリシア「どうしたの?」
プロキオン「えっ、誰?この人」
以蔵「おまんら・・・!」
サンソン「悪いけど、今は向こうに行ってくれないかな?夕食に美味しいデザートを作ってあげるから・・・」


すると、東馬が以蔵を抱えながら取り出した網でサンソンを捕らえた!


以蔵「何じゃあ!!?」
アストルフォ「何!?どういうこと!?」
東馬「本当なら以蔵だけ連れ出す手筈なんだが、仕方ないな・・・キミ達、これからどっかの遊園地に遊びに行くんだが、そこで美味しいデザートとかあるから一緒に行くか?」
ベリー「行く!」
姫子「あっ、そうと決まれば桜田に今遊びに行ってるから屋敷にいないって連絡しなきゃですわ!」
ブラック「おい・・・;デオン達も連れてどうする気だ?」
東馬「こいつら「には」何にもしないから大丈夫だ。おい、佐渡出せ!俺は昨日に今日の分の仕事を終わらせてきた身だ!」
佐渡「はいはい;(これで仕事早いから厄介なんだよなーこの人;」
フルシュ「ちょっと!助けて下さーい!」


以蔵達を連れ出したリムジンが走り出すが、それを近くの木の上から見ていた龍馬が立ち上がった!


龍馬「あいつ・・・!!お竜さん、今すぐリムジンの方に向かうよ!」
お竜さん「正直気分が上がらないが、仕方ない。あ、アイオーンも乗れ」
アイオーン(なぜ我がこのような混沌を・・・OTL)


竜形態に変身したお竜さんが龍馬とアイオーンを乗せて飛ぶが、同じタイミングで源為朝を使って飛ぶ王ドラも出てきた!


龍馬「王ドラ君!?なぜ!?」
王ドラ「あの男が今日は休んでると聞いたのでレーダー使って探ったら、以蔵さん達を攫ったのを掴んだので助けに来たのですよ!」
為朝「マスターの命なら構わぬが、他に約2名が・・・」


すると、為朝の後ろにしがみつくように乗るトリスタンとアサトを見た!


アイオーン「なぜ貴様らもここに・・・」
トリスタン「アムールでのウェイターの仕事で休憩したら、為朝殿に乗る王ドラ殿を目撃したので密かに乗ってきました!」
アサト(燕青)「俺様は便乗して乗って来たんだ!」
王ドラ「つか、約1名はサボらないで下さいよ!降りなさい!」
お竜さん「降りたら死ぬからやめておけよ」


すると、あるヘリコプターが両者達の方に飛んできた!


アサト(燕青)「な、なんだぁー!!?」


そのヘリコプターの扉が開いたら、茅が姿を現した!


茅「ごきげんよう、トラブルボーイ達!」
王ドラ「茅さん、なぜこんなところに!?」
茅「東馬君の足取りを通信でハイジャックした衛星から探ったら、以蔵君達をばさらったのがわかったからきたの!ちなみにハイジャックしたのは黄色くてメガネをかけたようなやつよ!」
王ドラ「クルルさんのこまわりをハイジャックしたのですか!!?」
茅「ええ!以蔵君を救出した後はあたしが連れて帰るわ!うちのお父さんに紹介するのよ!」
お竜さん「なんかイゾーが可哀想になってきたんだが」
アイオーン(こんな状況の中にいるのはいやだ・・・!!)


一方、任務から帰って来たエージェントはボロボロの状態でたまたま会ったスマブラ屋敷に常駐するサーヴァント、アサシン・風魔小太郎に肩を貸してもらいながら自分達が住む屋敷に着いた。


エージェント「小太郎、悪いなー。屋敷まで付き添ってくれて・・・;」
小太郎「本当に手がかかる人ですね;まあ、僕も母上に会いに行くので別にいいのですが・・・」
エージェント「おーい!ただいまー!」


すると、ドアを開けたらそこには尻尾を振りながら駆けつける未亜の姿があった!


エージェント「未亜!出迎えはお前だけか?」
小太郎「変ですね。いつもなら母上やサンソン殿ら、アリシア殿らも一緒に出迎えてくるはずなのですが・・・」


すると、後ろから小太郎の肩を叩く姿があった。自分のマスターであるプロキオンに会いに来たランスロットだ。


ランスロット「なんだ、プロキオンだけでなくアリシア嬢らもいないのかな?」
小太郎「ランスロット殿!」
エージェント「今日は以蔵が手伝いに来てくれてるから、もしかしてみんなで夕飯の買い出ししてるのかも・・・」


すると、未亜が何かを咥えた後にそれを落とした!


エージェント「未亜?監視カメラを持ってきたのか」
小太郎「それはなんなのですか?」
エージェント「この屋敷に侵入者が来た際に備えて、日頃から付けてるんだよ。これには録画機能も搭載されてるんだ」
ランスロット「確認のために見てみましょうか」


三人がその監視カメラの内容を見てから、1分後・・・






エージェント「アリシア達やサンソン達が以蔵と一緒に攫われたぁぁぁぁぁー!!!」
小太郎「しかも、原因は彼ではなく乱麻殿の長兄!!?」
ランスロット(°д°)←呆然






未亜が持ってきてくれた監視カメラのおかげで事態を知ったエージェントは自分のハングライダーを使って飛ぶ!


エージェント「待ってろ!今助けに行くぞー!!」
小太郎「ちょっと!ああ、こうなれば仕方ありませんね」


小太郎は木の素材で作られた自分のハングライダーを使ってエージェントと同じ方向で飛ぶが、我に帰ったランスロットが叫んだ!


ランスロット「おい!二人が飛ぶのはずるいぞー!!」


その直後、東馬の車とは別のリムジンがランスロットの前に停まった!出てきたのはいつも姫子に付き従っている桜田兄弟の一人だ!


桜田「お嬢様から連絡があったので探ったら今回の事態がわかったので、ランスロット様も早く乗って下さい!」
ランスロット「ああ!感謝する!(この兄弟、有能だ!」


一方、アイオーンに電話しているゼオは全く繋がらない様子に電話を切った後に腕を組んだ後にまた電話するのを繰り返していた。


ゼオ「うーん」
クルーク「アイオーン、まだ出ないのかい?」
ゼオ「ああ」
エレナ「変ね。いつもなら名前を見たらすぐに出るのに」
クー「倒れたとかか?」
ゼオ「いや、倒れたら龍馬やベディやガレスが消滅しているだろう」


すると、別のところから電話がかかってきた!アイオーンと同じくシンガンクリムゾンズのメンバーであるクロウだ。


クロウ「あっ、ゼオか?」
ゼオ「クロウか」
クロウ「ヘタレオン、知らねえ?朝から電話してるんだけど出ねーんだよ。まあいつものことだから気にしてなかったけどな」
ゼオ「わかった。俺も今から向かいに行こうと思ったんだ」


クロウとの電話を切った後、アイオーンのところに向かおうとするゼオを見かねたププル達も声をかけた。


ププル「ボク達も行くよ」
リデル「私達もです。アイオーンさんまで死んだらって思うと・・・」
ゼオ「好きにしろ(リデルはアイオーンの恋人だからな・・・」


外に出たら、見慣れた声が聞こえた!


ベディ「アイオーン様!坂本殿ー!」
ガレス「お竜さーん!」
メイヴ「あれはベディとガレスちゃん?」


ゼオ達はベディヴィエールとガレスに会った後、二人に訊ねる。


フィン「意外だね。キミ達ならてっきりアイオーン君がどこに行ったか知ってると思ったよ」
ベディ「それが朝からいなくて・・・坂本殿もいないから多分一緒かと」
ディルムッド「では一緒にどこかに行っているということですね?」


すると、ある声が聞こえてきた!


チャラ王「トリスタン、どこ行ったー!リップ、そっちは?」
リップ「全然いないよー;」
ラーマ「あれはリップ達か」


トリスタンを探すリップ達に会った後、彼らに訊ねた。


アミティ「トリスタン、また綺麗なお姉さんを見惚れてサボったの?」
ルート「最初はそれかと思って、すぐに帰って来た後にちーが怒ろうとしたのだが、あまりにも遅すぎて心配になったのでな」
おぼろ(モイモイ)「駅周辺のところは行ったんだけど、見てないの」
メルト「全くリップやちー達を困らせるんだから!」
ゼオ「(行方不明になったのがアイオーンと龍馬とトリスタンか・・・何か事件に巻き込まれてるかも)おい、こっちも話したいことが・・・「ちょっと!!」


すると、向こうからガヤガヤと叫ぶ声が聞こえてきた!王ドラとアサトを探しにきたドラえもんやキッドと天草四郎と出雲阿国、アサト達のマスターであるツキノとロージア、レガムントとうしおこと牛若丸とベンちゃんこと弁慶だ。


ロージア「いつになったら見つかるのよ!ツキノが泣くでしょ!」
ツキノ「アサトちゃんが心配なの・・・」
ドラえもん「待ってよ;待機班もアサトさんや王ドラや為朝さんを探してくれてるんだよ・・・;」
シグ「おー」


ゼオ達が声をかけた後、彼らに訊ねた。


ラフィーナ「もしかしてあなた達の方も?」
レガムント「ああ、そうだが・・・まさかお前達もか?」
あやクル「ああ。何か事件に巻き込まれてそうな気がするが」


すると、ゼオはカバンから何かを取り出した!


ゼオ「これで何かわかるかもな。俺の魔力で作った探知レーダーだ」
ジャガー「できるのか?」
ゼオ「ああ、できるとも。あ、確認できた。しかも全員」
キッド「嘘だろ!?映像モードで確かめてくれ!」


どうにか映像モードを作動させたが・・・






王ドラ「オラオラオラー!!!いい加減に落ちなさーい!!」
大半の全員(°д°)






王ドラが乗る為朝が、茅が乗るヘリコプターにぶつけ合っていた(ぇ)為朝はガッツスキルがあるからタフだ;自分の執着している、愛するマスターの今の姿を知った天草は頭を抱えながら呆れる。






大半の一同唖然

桜サイドの快刀家の事情〜長兄編〜(その4) ( No.548 )
日時: 2025/09/10 17:16
名前: 桜 (ID: 7GPkHSud)

天草「源為朝共々生きていてくれてよかったのですが・・・;」
キッド「今度は変な飛行レースでも・・・ん!?」


キッドは為朝にしがみつくように乗るトリスタンとアサトの姿に気付いた!


キッド「これ、トリスタンとアサトじゃねーか!?」
チャラ王「え・・・あ、ホントだ!!」
ベディ「また王ドラ殿を追っていたのですね・・・;」
レガムント「アサトは便乗している風にしか見えないが・・・!」


レガムントはその横で、お竜さんに乗りながら飛んでいる龍馬とアイオーンを見つけた!


レガムント「龍馬とアイオーンだな?なぜか後者は泣いてるが」
ゼオ「あ!見つけたのはいいが、確かに泣いてるな」
リデル「もしかしてレースに巻き込まれたんじゃ・・・;」


その光景が変なレースだと勘違いする中、クルークがクロウに電話をかけた!


クルーク「あっ、クロウ!?アイオーンを見つけたけど、すぐに来てくれない!?他のシンガン共で!」
クロウ「は!?どういうことだよ!?」


一方、茅が乗るヘリコプターが少しスピードを遅れ始め、その原因となった王ドラに茅が怒った!


茅「ちょっと!ヘリコプターが壊れたらどうすんのよ!」
王ドラ「どうもしませんよ!アイオーンさんにお願いすれば何とかなります!アイオーンさ〜んv(可愛く潤んだ瞳でおねだり」
アイオーン「神がおばあさまに頼んで賠償金を立て替えよう(キリッ」
龍馬「アイオーン君!!?」


すると、雲の中がモゾモゾしていることに気付いた!


お竜さん「おい。雲が動いてないか?」
トリスタン「気のせいだと思いますが・・・」


その直後にびっくり箱の如く出てきたのはそれぞれのハングライダーで飛ぶエージェントと小太郎だった!


王ドラ「あー!エージェントさん!小太郎さんまで!」
エージェント 「アリシアやサンソン達が以蔵関連のもつれに巻き込まれたってわかったんでな!」
小太郎「その中に母上もいたから・・・って、トリスタン殿!?あなたも来たのですか!」
トリスタン「え?」


トリスタンが下の方をよく見ると、以蔵達が攫われたリムジンとは別の車がそこに向かって走っていた。中をよく見ると・・・






ランスロット「追いついたぞ!待てー!」
トリスタン「」←呆然






ランスロットが窓を開けて叫ぶのを見た同僚は呆然。ランスロットがふと後ろを見ると気付く。


ランスロット「トリスタン卿!?なぜここに!?」
トリスタン「それはこちらのセリフなのです(そういえば、ランスロット卿はプロキオンのサーヴァントでしたね・・・」


一方、他のシンガンまで加わったゼオ達は予想外な光景に盛り上がったり爆笑したり絶叫したりなどレーダーの映像越しの観戦(ぇ)を楽しんでいた。


ププル「ちゃっかりと参戦しちゃってるよ!!?」
ヤイバ「む?何か集中的に追っているような車があるぞ」


その車に向かってズームしながら解析すると・・・






以蔵「助けとうせぇぇぇぇぇー!!!」






以蔵が半泣きの状態で窓を叩く姿を見た大半の全員は驚愕する!


アミティ「えっ!?つか、よく見たらサンソンとかアリシアとかもいるじゃん!」
クロウ「まさか攫われたところを助けに行こうと・・・誰だ?」
リップ「この人はよく見たら乱麻ちゃんの長兄さんだわ!アタシ、乱麻ちゃんに写真を見せてもらったの」
あやクル「えっ!?」
クー「それでこんなレースまがいなことになってんのか・・・;巻き込まれたアイオーンが可哀想すぎるぜ・・・;」


その映像を見た途端、ロムが足を強く踏みながら叫んだ!


ロム「何だこれはぁぁぁぁぁー!!!今すぐそのレーダーの電源を切りやがれぇぇぇぇぇー!!!」
フィン「ロム殿。アイオーン殿は巻き込まれただけで・・・」
ロム「それもあるんだが、こんなので知られたら以蔵が可哀想だろ!!外に出られなくなるぞ!!」
エジソン「そっちであったかー(この筋肉ドラマーに人間性はあるのか・・・」
クロウ「こんなところまで気遣うって、あんた最高だよロムゥ〜!!」


すると、リップはヘリコプターに乗る茅の姿を確認できた。


リップ「えーっ!?この人・・・!」
チャラ王「マジかよ!?」
メルト「知ってるの?」


一方、攫われた以蔵達は子供達が自分達とは違うワクワクしている反応に本当のことを言い出せずにいた。


アリシア「ねえねえ、どこに行くのよ?」
サンソン「それは・・・(攫われたなんて言えないな・・・;」
佐渡「ところでどこに向かうのですか?」
東馬「USJ。あそこにはスターリールームがあるから、二つ取れれば十分だろ。あ、一人は俺と以蔵のv」


そんな中、ベリーは空を飛ぶ何かを見た!


ベリー「あっ!あれはパパと小太郎君じゃない?」
段蔵「えっ?本当ですね!小太郎殿、エージェント殿〜!」
東馬「パパ?」


一方、段蔵に呼ばれたエージェントと小太郎が手を振ったあと、エージェントは小太郎に話しかける。


エージェント「どうやら無事だ!このまま追いかけるぞ!」
小太郎「承知!(ランスロット殿、見えましたか?」


小太郎の合図を受けたランスロットは頷く。


ランスロット「どうやら無事だそうだ。引き続き追いかけてくれませんか!」
桜田「はい!」


一方、茅の乗るヘリコプターに為朝だけでなくお竜さんまでぶつけるようになり、王ドラは揶揄するかのように茅に話しかける。


王ドラ「茅さん、家のご自慢のヘリコプターが壊れることだし、このまま引き下がった方がよろしいかと」
茅「人間時の顔が可愛いだけの奴のやることと比べてみたら、そう簡単に引き下がるわけないでしょ!」
王ドラ「あっ!言ったなー!?」
茅「揶揄してきたのはあんたよ!この原型ではデブ短足オレンジダヌキ!」
龍馬「言われちゃったねぇ、オレンジダヌキ君」
王ドラ「なっ!!他のドラえもんズも全く同じ体型でしょうがぁぁぁぁぁー!!!」


すると、王ドラは自分の右手に刻まれた令呪を浮かばせた!


王ドラ「令呪を以て命じる!源為朝、このままあのリムジンに向かってぶつけなさい!」
為朝「特攻か。承知した」


王ドラの令呪を受けた為朝はものすごい勢いで以蔵達が攫われたリムジンに接近し始め・・・


アストルフォ「あっ、為朝だ!」
サンソン&以蔵(あ(おん)、終わった)
東馬&佐渡「えええええーーーーー!!??」


一方、USJでは人気ジャズロックバンドであるサインズがスペシャルゲストとしてUSJ側が主催のライブを行っていた。


ルネ(ナンネル)「みんな待たせたね!僕達の新曲を聴いてくれ!」


会場が盛り上がってきたところに付近で大爆発が起きた!


ヒロ「なんだこの爆発音!?」
アキ「何かあったのか!?」


その爆発した現場を見た唖然とし、エージェント達三人は顔が真っ青になっていた。もちろんどこでもドアで駆けつけてきたゼオ達も・・・


リップ「嘘・・・!!」
キッド「こんなところで大切な仲間を一気に失うなんて・・・!!」
ツキノ「ちゃんと見ないで止めればよかったの・・・!わーん!!」
阿国「ごめんなさい王ドラ様、みなさまー!!」


一部が泣き出してしまうが、瓦礫からとある人物が出てきた。しかも人をたくさん連れてきた状態で。


チャラ王「トリスタン!!」
トリスタン「爆発する直前に私を含めて全員に回避を付与したので無事です。まあ、死ぬかと思いましたが・・・」
エージェント「いや、助けてくれたから良しだ!よかったー!!」


思わず安堵していたら、サインズが医療スタッフを連れて駆けつけた!


ルネ(ナンネル)「おいっ無事か・・・って、ププル!?もしかして僕と逢瀬しにきてくれたのかい!?」
ププル「違うよ;」
アキ「まあとりあえず手当してもらって・・・!?なんであんたがここに・・・」


アキが茅を見て驚き、茅も彼の姿を見ながら歩いてきた!


茅「何よ嫌そうな顔しちゃって!まさか同僚に攫われた以蔵君を追いかけきたら、ここで会うなんて思わなかったけどさ」
アキ「あんたもこの事態に関わってたのかよ;」
茅「そうよ悪い!?あ、ヒロ君!ちー君達まで、こんなところで会うなんて久しぶり〜!」
ヒロ「仕事や取材で忙しいんだよ;」
チャラ王「どーも、ご無沙汰してるっす;」
クルーク「えっ!?どういうこと!?」






茅「どうもー!アキの姉でーすv」
大半の全員(°д°)






茅がアキの姉であることに大半の全員がびっくりするが、アキは静かな声で話す。


アキ「一番下の姉貴だがな・・・」
トリスタン「年が離れてるというのは見えないのですが、てっきり貴女が美しい人だったので・・・」
茅「えっ、ホント!?以蔵君、あたしはまだいけるかしら!?」
以蔵「おーの・・・;」
アキ(^ω^#)おいBBA


そんな光景を見たアイオーンは昨日王ドラに言われたことを思い出していた。


王ドラ『実は茅さんはアキさんの姉なんです。一番下のとはいえ姉がバチバチしていたことをアキさんが知ったら頭を悩ませてしまうから言わないように』
アイオーン(俺としては龍馬を制御するのに沢山であろう・・・)


すると、ロムが後ろからアイオーンの肩を叩いてきた。


ロム「で?また龍馬が以蔵関連で騒動を起こしやがったのか?(米筋が浮かぶ」
アイオーン「発端は龍馬ではない・・・;」
ゼオ(だが、アイオーンが無事でよかった・・・ロム達も同じ思いなんだろうし・・・)


一方、東馬は予想外な形で失敗したことに内心では腹が立っていた。


東馬「ちくしょう、まさかあんな突進攻撃来るとは!」
佐渡「流石オレンジの悪魔、予想外な行動を取るとは「あ、ここだな」


突然後ろから聞こえた声に東馬がゆっくりと振り向いたら・・・






乱麻「東兄、これはどういうことか詳しく聞きたいんだが」
東馬「」






どこから調べたのかUSJにやってきた妹の乱麻の姿に東馬は汗まみれとなる。


東馬「乱麻!違うんだこれはただ「バキッ!!」ぶほぉっ!!」
佐渡「東馬様ぁー!!」
乱麻「筋肉を追いかけるならまだしも以蔵を攫うな人を巻き込むな馬鹿兄貴」


バキッ!ドカッ!ドゴッ!ザク!ザクザク!ザシュザシュ!ザシュ!ギャー!


兄妹のバイオレンスな光景を見たロムは以蔵に訊ねる。


ロム「え?乱麻の一番上の兄貴は筋肉フェチ?お前、知ってるのか?」
以蔵「別に(一応東馬達の骨は拾っちゃるか・・・;」


その後、流れでUSJにあるホテルに泊まったことは言うまでもない。


おわりカプセルー






「おまけ」一方の外野組


アイレーン「えーっ!?お兄ちゃまだけでなく、ブラックやデオンまで巻き込まれたのか!?」
ハンドレッコ「そうらしいね」
沖田「あのー、映像を見るのはいいですが、先に励ましてあげて下さい」





ペイペイン「あのバカ者・・・あんな行動を取るとは・・・(涙目」
ハンドレッコ「無事だったんだからいいじゃん;」






一方、沖田以外の新選組は・・・


土方「・・・」
斎藤(やっぱり怒ってるな;あんな映像を見たんじゃ・・・)






土方「斎藤、山南、今から沖田も呼んであのリムジンを斬るために出るぞ」
斎藤「それはやめてほしいですよ!!?」
山南(どっちにしたって、岡田君は気の毒に・・・;)






今回は以蔵さんがマジで不憫しかない;






「後書き」
長兄をようやく出せたのですが、まさかこんなに長くなるとは・・・;次は乱麻さんの両親も出したい。
それぞれの使用人のオリキャラはなんとなくピンときたのを付けているだけですが、今回の使用人がめちゃくちゃ有能ですね。やっぱりトラブルを収めるのに慣れてるんでしょうか?
これはよく見たら、下手すれば医療関係者達にナチュラルに喧嘩を売るようなのばっかりだね。ある意味病院に何しに来てるんだって聞きたい。






感想ぉK

「トリスタン」は突然に(その1) ( No.549 )
日時: 2025/09/17 17:10
名前: 桜 (ID: 9qyxNSv4)

今回からは第五部がちょっとずつですが、本格的に動き出します!
そのプレリュードとなるお話を一つ。






「小ネタ」柳生さんvs仮面の剣士


とある日のスマブラ屋敷の食堂。昼食に天ぷら蕎麦を食べていたセイバーのサーヴァントの柳生但馬守宗矩は同席した王ドラに訊ねる。


柳生「王どら殿。このすまぶら屋敷にはめたないとという剣士がいると聞いてるのだが」
王ドラ「ズズーッ(ラーメンを食べてる」
柳生「小さな身体ながら並いる英霊達をも舌を巻くほどの剣術を持つ、仮面の剣士・・・拙者としても他のふぁいたあやますはん達に頼んで、ぜひ手合わせをしてみたい」


どうやら、剣聖に至った柳生からしてもメタナイトの剣士としての実力を随一と評しており、彼と手合わせをしてみたいという内容を言っていた。
しかし、王ドラは・・・


王ドラ「ところで柳生さんは恋愛に関して一途だった場合は罰しない考えはありますか?」
柳生「恋愛・・・?不貞を起こさなければ良いのだが・・・それとどんな関係が?」
王ドラ「いやー、あの・・・」


すると、食堂の後ろの扉の外から騒ぎが聞こえた!王ドラはその内容に気付いた。なぜなら・・・






メタナイト「私のカービィを誰にも渡すかぁぁぁぁぁー!!!」
マルク「今日こそカービィを強奪するのサぁぁぁぁぁー!!!」
マホロア「チョット!?カービィはボクのモノダヨォォォォォー!!!」
ウルフ「お前ら喧嘩すんなぁぁぁぁぁー!!!」






メタナイトがまた恋人のカービィを巡って、カービィ大好き組のマルクとマホロアと乱闘を起こしており、ウルフがそれを止めようと動いていたからだ(ぇ)
その騒ぎを聞いた柳生は少し呆れる。


柳生「全く・・・この平和な世になっても、恋愛に関しての諍いはなくなりませんな・・・して、めたないと殿は何処に?」
王ドラ「いや〜、あの・・・;(私の後ろで恋人のカービィさんを巡って乱闘起こしてるって言えねーです;」


うちのメタ様のいろんな一面を知ることでびっくりするキャラが続出しているので・・・;






夏休みが終わって、始まった新学期がようやく落ち着いてきた頃、モードレッドは叫ぶ!


モードレッド「栗拾いに行こうぜ!栗拾いー!」
トリスタン「栗拾い?」
以蔵「なんがあいりに自分が拾った栗を食べさせたいんそうやき。まだ残暑なんやけんど;」
サンソン「で、その栗拾いにも場所は決まっているのかな?」
モードレッド「決まってるぜ!プププランドのグリーングリーンズ!あそこなら栗がもう落ちてるって聞いたぞ!」
トリスタン「そうなのですか?うーん・・・」


悩むトリスタンに以蔵は声をかける。


以蔵「わしも栗があるなら拾いに行くんやけんど・・・アムールにもあげれるかもじゃ」
トリスタン「確かに材料として使えれますね・・・では今度、行きましょうか。アサト殿らも連れて」
モードレッド「ホントか!トリ野郎、当日は絶対に寝坊すんじゃねーぞ!」
トリスタン「悲しい・・・」


今度の栗拾いに行く意志を固める中、四人は街に出る中でその準備のことで話し合う。


サンソン「でも、栗拾いにも準備がいると思うよ」
以蔵「わし、痛いのは嫌じゃ;」
トリスタン「ではクルーク殿らから、せめてもの知識を受けましょうか。専門家に付き添いでもらうのも大切なんでしょうし。それなら私としては・・・」


すると、ある車がトリスタンの前に停まった!その車はドアを開いた途端に彼の腕を引っ張った!


トリスタン「!?」
モードレッド「トリ公!?」


トリスタンが入り込まれた後に車が走り去った後、以蔵は慌てた。


以蔵「誘拐かえあれは!!?」
サンソン「いや待って。あの車は確か・・・」


一方、車に入り込まれたトリスタンは同じく車に乗る人物を見た!自分のマスターのリップとチャラ王、ルートとおぼろと同じ直属のサーヴァントの快楽のアルターエゴ・メルトリリスだ。どうやら車はルートの家が所有するものだ。


トリスタン「リップ!なぜ・・・」
リップ「いや、トリスタンちゃん。アタシの方で困ってることがあるの」
トリスタン「どういう・・・」
チャラ王「仕事だそうだ。リップの」


今から約1時間前、リップの使い魔のヒップから告げられた内容を聞いていた。それは・・・


リップ「えっ?今まで集めたラブナを地脈に接続する?」
ヒップ「そうップ。なぜかあそこの裏山にある洞窟の地脈が行き詰まっていると聞いて・・・それを解決するにはラブナの力が必要だと聞いたから、それを使って接続するップ」
リップ「つまり大掛かりなやつかー。わかったわ!なんとか解決するよ!」
ヒップ「心強いップ!ただ、それにはもう一つの材料があって・・・トリスタンの射出があれば・・・」
リップ「えっ?」


そして現在、その話を聞いたトリスタンは首を傾げていた。


トリスタン「つまり地脈に刺した枝の中心に向かって私が射ろ、と?」
ルート「まあそうなる。お前はリップのサーヴァントだからな」
メルト「あーあ、私の蹴りがあればこんなの楽勝なのに」
おぼろ(モイモイ)「そういうわけにはいかないでしょ;」
トリスタン(リップはラブナを集める魔法少女。まあ時にはこのような事案に際して集めたラブナを使うなり何なりとすると聞いていますが・・・)


すると、リップとチャラ王が底なし沼に落ちた!


リップ&チャラ王「ぎゃーす!!」
トリスタン「リップ、ちー殿!」
リップ「助けて落ちるー!!」
ルート「だ、大丈夫か!?(チャラ王の髪を引っ張る」
チャラ王「おい髪抜けるわ!!いでででででー!!!」


この後、二人がなんとか救出されて数分後、仲間達と一緒に例の洞窟に着いたリップはげっそりとしており、チャラ王は鏡を見ながら半泣きした。


リップ「底なし沼のせいでズタズタだよ・・・;」
チャラ王「俺の髪が・・・OTL」
ヒップ「ボサボサップ」
おぼろ(モイモイ)「こら;」


ルートはある杖を取り出してから、それを地面に突き刺した!


ルート「よし。できたぞ」
リップ「うん!」


リップはヒップを杖に変化させて、杖に向かって魔法を放った!


リップ「ピュアハートショット!」


それによりラブナの光が枝に集中し始めた!


リップ「トリスタンちゃん!」
トリスタン「はい。その心、地に伝われ!」


トリスタンのハープによる音の刃により、地面がピンクの光に包まれた!
それが消えた後、チャラ王は首元を掻く。


チャラ王「終わったけど、なんか呆気ねーの;」
リップ「元々こういうやつなんだよ。さて、地脈の案件は解決したし、効果は後で確かめればいいから帰ろ・・・」


その直後、地面がすごい勢いで揺らし始めた!


リップ「!!?ノックバック!?」
ルート「まずいな。これは逆流だ!」


それを見たトリスタンは脳裏に何かが浮かんだ!それはおぞましい何かの・・・!






「どうしても救いたいのなら、お前の全てを委ねるがいいさ」






トリスタン「ーーーーー宝具起動」


トリスタンは突然ハープを鳴らし始めて全力の宝具を放つ!


トリスタン「痛哭の幻奏(フェイルノート)。この音を以て鎮め!」


その宝具にはどこか黒いオーブが纏っており、いつもよりも強大な力が増幅されていた!これにはリップ達も予想外だ。


リップ「黒いオーブが・・・!こんな力、どこから・・・!?」
メルト「トリ・・・!」


しかし、トリスタンはその最中に異変を感じ始めた!


トリスタン(これは・・・何かに引っ張られる感じ。だが、引きずり込まれない・・・!?)


その逆流がトリスタンの宝具によりなんとか収まった後、リップが瓦礫の中から出てきた。


リップ「う〜・・・;みんな、無事・・・」
チャラ王「おう、無事だ!(頭からケチャップ」
リップ「って、ちーくんの頭大丈夫!!?」
ルート「おぼろも大丈夫か?」
おぼろ(モイモイ)「うん、なんとか・・・;」
メルト「トリは生きてるのかしら?」


すると、トリスタンもなんとか瓦礫から出てきてくれた!


トリスタン「よかった、無事でしたか・・・!?」


しかし、トリスタンは驚いた。それはリップ達も同様だ。


リップ「え!?」
チャラ王「なんなんだよこれ・・・;」
ルート「私が開発したサーヴァントのデータに検知したが、なぜかお前と・・・」
おぼろ(モイモイ)「・・・;」
メルト「どういうこと!?」


リップ達が見る、その光景はトリスタンと同じ真名なのだが・・・






トリスタン&トリスタン?「え・・・?」






なぜか「トリスタン」として呼ばれた、美しい妖精のような容姿を持つ少女がトリスタンの隣で彼と同じようにあんぐりとしているのだが・・・


トリスタン「いやー、流石にあり得ませんよね;これは・・・;」

「トリスタン」は突然に(その2) ( No.550 )
日時: 2025/09/17 17:12
名前: 桜 (ID: 9qyxNSv4)

翌日の朝から・・・






その翌日の朝、トリスタンは歯磨きをしながらテレビで朝の情報番組であるおはスタを見ていた。その内容は・・・


アナウンサー「いやー、ドッペルゲンガーっていう話をよく耳にしますが、本当にあるんですかねー?」
ゲスト解説者「これだけ都市伝説として広がっているから、あながち嘘でもなさそうですけどね。個人的には同じ名前というだけでも反対の方向だというのも・・・」
トリスタン「うーむ・・・」


トリスタンはその後に頼まれたケーキの材料をおぼろと一緒に買い出しに出掛けて歩く最中に悩んでいた。


トリスタン「朝からドッペルゲンガーの話題を出すとは・・・」
おぼろ(モイモイ)「でも、なんか悪いこと起きそうね。占おうか?蝶占いで」
トリスタン「虫は大の苦手なのですが・・・できるのですか?」
おぼろ(モイモイ)「できるわよ。それに蝶占いはおぼろが舞えばいいだけだから!」


おぼろがくるりと回るように踊り出すと、彼女は目を見開いた!


おぼろ(モイモイ)「あ、これは悪いわ」
トリスタン「どういうことですか?」
おぼろ(モイモイ)「まずは頭上注意」


すると、トリスタンの目の前で植木鉢が落ちてきた!割れたそれを見て彼は顔が青くなった。


トリスタン「なぜ上から植木鉢が・・・;」
おぼろ(モイモイ)「おぼろもわからないんだけどね・・・信じられないって顔してるの?あっ、トリスタン!次は飛び出し注意よ!」


その直後にトラックがトリスタンの前を遮るように突っ込んできた!目の前で壁にぶつかる形で事故を起こした彼は震えてしまった。


トリスタン「おぼろ嬢!先程から悪い結果しか出ていませんが!?」
おぼろ(モイモイ)「だから、悪いって言ったじゃない;あ、後ろには気をつけて!猛犬注意だから!」


すると、後ろから複数の猛犬がトリスタンの方に走ってきて、彼はものすごいスピードで必死に逃げ出す!


トリスタン「ここまで来ると怖いのですが!?」
おぼろ(モイモイ)「えー;あ、次火気注意」
トリスタン「あっつ!!(火傷した」
おぼろ(モイモイ)「水濡れ注意」
トリスタン「みぎゃっ!!(川に転落した」
おぼろ(モイモイ)「感電注意」
トリスタン「うぎゃあっ!!(感電した」


トリスタンは行く先々で災難に巻き込まれるが、それを上から見ていた人物が頭を悩ませていた・・・。
その数時間後、学校から帰ってきたリップはトリスタンのボロボロな姿を見て愕然とする!


リップ「トリスタンちゃん、どうしたのその怪我!!?」
リップママ「それが買い物の途中で災難に巻き込まれちゃったって;でも、ちゃんと頼んだものを買ってきてくれたのよ(買い物袋の中身を見せる」
リップ「ホントだ!よく耐えてきたね・・・;」
リップママ「でも、かなり怪我してるみたいだし、今日はもう休ませてあげようと思って。リップもそれでいい?」
リップ「うん・・・」


リップママが「トリスタンちゃん、何か持って来るわね」と言って部屋から出て行った後、ベッドで眠るトリスタンをリップが訊ねる。


リップ「トリスタンちゃん・・・身体は大丈夫なの?」
トリスタン「大丈夫です・・・サーヴァントなので霊核に響かない限り、自然回復できますので」
リップ「いや、そっちじゃなくて。昨日のこと・・・あれから体調に変化はない?」
トリスタン「?はい・・・そもそも、昨日は私と同じ名で姿を現した少女が出てきたのが謎なのですが・・・あくまでルート嬢の開発したサーヴァントのデータ察知の上なのですが」
リップ「昨日はあの後に慌てながら逃げて行ったもんね・・・(そして、なぜか例の地脈が全部解決したかのように綺麗さっぱり元に戻っていた・・・」


リップにとっても成功したといえるのだが、あんなことが起きた以上おかしい。リップは心配してそうに聞く。


リップ「ねぇ、何か・・・変なものがあったりしてない?」
トリスタン「む・・・?なんでもないのですが」


それはさておき、まずはあの少女を見つけ出して捕まえることを優先におかなくてはいけないのだが、彼は悩んでいた。


トリスタン「つか、あれを他の円卓に見られたら私の女体化だと疑われそうで・・・;」
リップ「女体化でもトリスタンちゃんはあの子ほどにはならないと思うよ;一度見たんだし」
トリスタン「いっそのこと、COMに頼んで捜索願とか・・・」


すると、部屋の窓がパリンと割れた!原因はトリスタンの後ろに飛んできたサッカーボールだ。


トリスタン「・・・;」


そのサッカーボールが破裂した後、妖弦の騎士は怒っている様子でリップに告げる。


トリスタン「へっはふをはひにひにはふは(訳:鉄柵を買いに行きますか」
リップ「その前に割れたガラスを直そうね・・・;」


その数分後、ガラス板を買うために二人(+おぼろ)でホームセンターに出かけている途中でトリスタンはラブナを集める魔女っ子に話しかける。


トリスタン「すみません、わざわざ付き合ってくれて・・・」
リップ「いいよ。アタシの家でもあるんだもん」


それを上から見ていた人物が小さなハープを鳴らし始めた!その音がなんなのかリップが気付く。


リップ「!避けて!」
トリスタン「わっ!」


トリスタンはとうとう自分と同じ音の刃を使ってくれたことに驚いた!


トリスタン「これは・・・!?」
おぼろ(モイモイ)「それだけじゃないかも?」


すると、赤い踵がトリスタンの眼前に飛び降りようとしていた!


トリスタン「ちょっ、ちょっと!?急に大胆になったのですが!?」


しかし、その人物は逃げようとしたトリスタンを先回りしながら追いついた!その人物は昨日の・・・






トリスタン?「ほんっと、逃げ足だけは速いわね・・・「トリスタン」よぉ!」






トリスタン「で、出た・・・!!」
リップ(人格がある・・・!?シャドウサーヴァントとは違う・・・)


急に再び現れたもう一人のトリスタンに対して、トリスタンはカタコト言葉で話しかける。


トリスタン「あの・・・ワタシ、ナカマ!テキじゃないデスヨ!」
リップ「急に片言になってるんだけど!?」


その直後、もう一人のトリスタンはトリスタンに向かってハープを鳴らした真空の刃を放ったが、避けられてしまった!


トリスタン「!!」
トリスタン?「また避けられたわね・・・なるべく自然に殺そうかと思ったんだけど、あっさりと回避されちゃったし。まあちょうどいいから、直接殺してやるよ!」


もう一人のトリスタンが攻撃を繰り出し始める中、トリスタンとリップ(&おぼろ)はそんな彼女を巻きつつも無関係の一般人を巻き込まないよう裏山に向かった!


トリスタン「もしかして先程のトラックとかも、あの少女の仕業ですか!?」
おぼろ(モイモイ)「そういうことになっちゃうわね」
リップ「いいから今は裏山に向かうよ!関係ない人を巻き込んだら大変だから!」


着いた裏山にようやく降り立った後、トリスタンはハープを奏で始める!


トリスタン「少しは痛い思いしますが、恨まないように!」


しかし、もう一人のトリスタンには効かなかった。なぜなら・・・


トリスタン「無敵付与スキル!?」
リップ「しかも回避も付与してる・・・」


驚く二人を見たもう一人のトリスタンはクスリと笑う。


トリスタン?「そうか・・・テメェのは回避スキルだけだったか?人間の英霊は相変わらずツメが甘いな」
リップ(あの子、英霊ではあるけど、モトは人間じゃないのか・・・)


リップは戸惑うが、なんとか耐え切ってもう一人のトリスタンの前に立ちはだかった!


リップ「ダメ!アタシのトリスタンちゃんを殺さないで!殺すならアタシにして!」
トリスタン「リップ・・・」


それを聞いたもう一人のトリスタンは二人の予想に反して悩んだ反応を見せた。


トリスタン?「本家様のマスターか・・・うーん、あくまで「トリスタン」だけを殺す目的だから・・・正直他はどうでもいいのよね。だから・・・」


すると、もう一人のトリスタンが縄でリップを縛り始めた!


リップ「!?」
トリスタン?「そこで大人しく見とけよ」


もう一人のトリスタンはリップを木に吊る上げるが、なぜか逆さま&リップのパンツが見えていた!


リップ「きゃあっ見ないでー!!」
トリスタン(ピンクのハートのドットですか・・・)


一人戦いに立たされたトリスタンはもう一人のトリスタンになんとかダメージを与えられないか思案していた。


トリスタン(このままでは私が殺される・・・む?これは・・・)


もう一人のトリスタンの奏でるハープを聞いたトリスタンは、その中で何かのヒントに気付いた!


トリスタン(そうですか・・・彼女のあれは音楽の記号で言うなら、ピアニッシモ。ならば反対のフォルテッシモで奏でれれば・・・!)


トリスタンはハープでフォルテッシモを鳴らし、その真空をもう一人のトリスタンの方に向けた!


トリスタン?「!」


それにより無敵スキルや回避スキルが壊された後、もう一人のトリスタンはダメージを与えられていた!しかもドレスが破れたので豊満な胸元が露わになったのを隠した状態で。


トリスタン?「いったーい・・・やるじゃねーか、トリスタン」
トリスタン「ゆ、豊かな胸が・・・!?」
おぼろ(モイモイ)「でも、効いてるわ!」
トリスタン?「あーあ、こんな姿じゃ戦えねーか。今日は見逃してやるよ。だけど、忘れないでよね」


もう一人のトリスタンはニカッと笑いながら告げる。


トリスタン?「油断したら殺すからな、お兄様」
トリスタン「なっ・・・!」
トリスタン?「じゃあなー」


もう一人のトリスタンが立ち去った後、トリスタンは慌てた!


トリスタン「その格好で街に出たら大混乱ですよ!」
おぼろ(モイモイ)「男達が顔真っ赤に悶絶して、女達がそれを見て怒ってビンタするやつね;」


一方のリップは吊し上げられた状態で顔真っ赤になって叫び続けていた。


リップ「こらー!!早く助けてー!!」
トリスタン「えっ、このままならば、ちー殿にも今から撮る撮った写真フォトを見せようとしたのに」
リップ「こればっかりはよくなーい!!」


その翌日、昨日と同じ裏山でなぜかトリスタンがぶらーんと縛られていた。






一部にお色気シーンが混ざってる;


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