二次創作小説(紙ほか)

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日常日和。5
日時: 2026/02/26 18:23
名前: 桜 (ID: PZX6sAnA)

おかげさまで日常日和。も5という節目で新しく迎えることができました。ここに至るまで色々と混乱があり悩みもしましたが、考えた末にこの先に何があってもこれまでの続きを執筆したいという気持ちで新スレッドに至れました。色んな意味で変わる場合もあり混乱はすると思いますが、私は私で頑張りたいと思いますのでご存じの桜サイドやこれまでに出てきた新たなサーヴァント達も含めてどうぞよろしくお願いします!


「目次」


「短編」
The Reverse Night>>1-5
聖夜怪盗☆シークレット>>6-7
デンジャー☆スクランブル>>33-36
僕もまた、運命に導かれて>>37-38
うちの護衛のママ侍さん>>39-42
とある雪月花の羽根。>>43-44
アスパラ☆クライシス!>>77-83
運びを巡る機関車と謎のトレインハンター>>84-86
僕の果実のボク>>96-100
黒の感情・白き純潔>>101-105
ツイセキ☆トラブル!>>148-152
イモーターウォーズ>>153-156
◯◯透視の試用モニター>>157-161
こっちを向いて、愛してると言って!>>162-165
Halloween rabbit!>>166-169
湖の騎士は星の戦士の●●に夢を見るか?>>170-172
ランデブー☆メタモルフォーゼ>>173-176
鯖組メインでファンタパロ>>177-179
雪の記憶、冬の華>>180-183
ある冬の日のアムール>>184-187
クリスマスに追いかけっこ!>>188-191
クリスマスにネガイゴト>>192-196
小さきパンダのガレット・デ・ロワ>>197-200
宇宙の中の不思議の国>>201-205
スキ!スキ!スキー!>>206-210
ビターシュガー・チョコバーボン>>211-215
満開花見日和>>246-249
ツッコみ所が絶えませんっ!(by一ちゃん)>>250-253
ブレーメンの追跡隊>>254-258
王様ゲーム>>259-262
阿国さんの戦い>>263-267
蛇は蛙が好物らしい>>268-270
シチリアでの小話集>>286-289
パンプキンハザード>>318-321
雪の輝き、小さな夢>>345-348
王ドラなう!>>349-351
聖夜、君に贈り物を>>352-356
聖夜、白なる争奪戦>>357-360
突撃!隣の大掃除>>361-364
年明けのアムール>>365-368
バレンタインのから騒ぎ?>>393-396
I‘m not crying anymore>>397-400
バディファイターズタワー踏破の旅>>429-432
Cherry:CamelotZERO>>437-440
異世界を駆け巡る澄色の猫型ロボット達>>471-478
かの者が残してきたもの>>479-482
虹の島々での小話集>>537-540
グルメフェスを調査せよ!>>541-544
Halloween☆Panic!>>579-582
アンジャッシュネタ>>583-584
続☆年明けのアムール>>611-614
ガチンコ節分バトル>>635-638
嗚呼、バレンタイン!>>651-654


「サーヴァントvs○○○シリーズ」
第六天魔王vsカンフー猫型ロボット>>322-325
湖の円卓騎士vs仮面の剣士>>337-340
光の御子vs魔界のプリンス>>341-344
ブリテンの騎士王vsもう一人の闇の魔導師>>401-404
幕末の人斬りvs蒼炎の勇者>>405-408
日輪の姫vs野原家の主婦>>409-412
大統王vs黄色い悪魔>>413-416
五代目風魔頭目vs宇宙忍者>>417-420
太陽の騎士vs赤き吸血鬼>>499-502
島原の乱の指導者vs虚言の魔術師>>503-506
維新の英雄vsウサギの双子弟>>507-510


「桜サイドの快刀家の事情」
三兄編>>389-392
次兄編>>433-436
長兄編>>545-548


「針音ノ時計塔のアリア」
時の輝きよ>>45-47
赤の中のモアイさま>>48-50
青の上のウォーターシティ>>51-54
白の下のバトルロワイヤル>>55-57
黄の外の太陽・・・?>>58-60
その呪文の続きには>>61-66
「誰か」の世界にとってのピース>>67-71
ここに。>>72-76


「決戦前夜」
輝ける希望の星達よ>>114-117
二度の生における旅路>>118-120
「太陽」の焔を>>121-125


「キャメロット城での決着」
現在キャメロット城:正門>>126-127
現在キャメロット城:世界を約50%吸収>>128-129
現在キャメロット城:世界を約80%吸収>>130-133
我らの望む未来>>134-136
太陽のナミダ>>137-141
There are our home here>>142-147


「女性ケロン人小隊襲来」
一の儀、女性ケロン人小隊襲来!>>369-372
二の儀、ささやかな疑念>>373-376
三の儀、偽物と本物>>377-380
四の儀、ゆずれなき信念>>381-384
五の儀、星へ届けるハーモニー>>385-388


「フェアリー・レクイエム〜トリスタンの名を持つ妖精の少女〜」
「トリスタン」は突然に>>549-552
日常ブレイカー?それとも・・・?>>553-556
妖精姫のトマドイ。>>557-560
キミが望むなら、どこまでも連れてゆこう>>561-564


「フェアリー・レクイエム〜謎の妖精の騎士一味〜」
新たな戦いの幕開けの予兆>>585-588
逢瀬とサーヴァント召喚の再認識>>589-592
冬の裏山での怪奇現象の調査>>593-596
○○○の○○は蜜の味>>597-600
偶然による○○の連鎖>>615-618
想いの交錯>>619-622
赤い猫の足跡、再び>>623-626
残された傷跡・・・そして、始動>>627-630


「フェアリー・レクイエム〜妖精の夢の中で〜」
何かが鳴り響くとき>>655-658
悲しい悲しい愛の夢>>659-662(更新)


「前後編」
かけがえのない「君」>>26-28>>29-32
戦国時代からの謎の挑戦状!>>87-91>>92-95
苺の彼方をもう一度>>106-109>>110-113
シチリアでの鳥の夢>>271-275>>276-281>>282-285
月夜でのエンゲージ>>326-331>>332-336
雪月に小さな花びらを>>421-424>>425-428
時空鉄道の夜>>483-487>>488-498
カービィだらけ>>511-515>>516-519
ワドワド☆サマーアドベンチャー!>>520-525>>526-530>>531-536
世に放った誠を探しに>>565-568>>569-573>>574-578
クリスマスで御用改め!>>601-605>>606-610
エアライダー珍道中。>>631-634>>639-643>>644-650


「風花月夜伝〜友情よりも、忠義よりも〜」
第一の巻:逆光降臨>>8-10
第二の巻:御一行様之旅珍道中>>11-12
第三の巻:恋せよ浪漫、忍の花に>>13-15
第四の巻:変わりはしないもの>>16-18
第五の巻:生きとし、生ける者。>>19-20
第六の巻:揺るぎない、どうしても。>>21-22
最終の巻:音が導く先>>23-25


「風花月夜伝2〜花は今、光へと舞う〜」
第一幕:異変を告げられし江戸>>216-219
第二幕:渦巻く四方と空>>220-223
第三幕:咆哮の中に在る「声」>>224-227
第四幕:私の輝きの星>>228-231
第五幕:忍び寄る戦いの迫る時>>232-235
第六幕:怨恨開花>>236-240
最終幕:空へ>>241-245


「灯火の星〜第六天魔王の乱〜」
第一の段:わし、参上!>>290-293
第二の段:雷に阻まれるのならば、やることは?>>294-297
第三の段:キミと、光と>>298-301
第四の段:聖地の謎かけを解き明かせ!>>302-305
第五の段:闇夜の城で見つけたのは・・・>>306-309
第六の段:光と闇の諍い>>310-313
最終の段:そして魔王は、悪魔と共に歩き出した。>>314-317


「チェリーワールド×蒸気都市〜夢幻の歯車の光〜」
第1話:ようこそ蒸気都市>>441-444
第2話:風を便りに>>445-448
第3話:決して叶いもしないだろうけど、>>449-452
第4話:魔女の■の讃歌>>453-456
第5話:蒸気聖杯戦争の「目的」>>457-460
第6話:風よ光へと吹け>>461-465
最終話:さよなら蒸気都市>>466-470

第一幕:異変を告げられし江戸(その3) ( No.218 )
日時: 2024/02/23 11:52
名前: 桜 (ID: F1WKsNfT)

江戸時代の風景に変化したプププランド。今や住人が一人もいない国にあるまほろあ城まで王ドラ一行は乗り込んできた。・・・アムールになんでも操縦機をつけた状態で。


トリスタン「私があとで怒られます!」
王ドラ「こんな状態なんだから我慢しなさい!攻撃系以外は助かったんだからいいでしょう!?」


すると、ようやくたどり着いた王ドラ達はアムールから出て正門前にまで歩く。マホロアの顔を模したようなその珍妙な雰囲気の城にアサトは大爆笑するしかなかった。


アサト(燕青)「あははははーーーーー!!!城がハルバードと同じ珍妙すぎて面白い!!(大爆笑」
以蔵「あとで両者から殺されるわおまん;」
天草「で、どうやって入りますか?」
王ドラ「タケコプターとかなら無事だからまずは・・・」


王ドラに渡されたタケコプターで為朝以外の全員が飛んだ後、作戦開始を言い渡す。


王ドラ「作戦は飛びながら強行突破です!為朝さんならタケコプターなしでも飛べれます!」
為朝「肯定。飛行値は問題なし」
王ドラ「よっしゃ行きますよ!それなら高杉さんの「おうおう、戦の申し込みかー?」


すると、その声と共に城の最上部に映像が映られた!


以蔵「高杉か!?」
トリスタン「いえ、違いますこれは・・・」


すると、映っていたのは・・・






直己野勝家「なんの作戦を立てたか知らんが、迎え撃ってやるわ!」






為朝以外の全員(°д°)ポカーン
為朝「一瞬、思考停止」


勘違いしないで下さいね。彼はなぜか殿様で髪がちょんまげですがエージェントです(爆弾投下)王ドラは思わず訊ねる。


王ドラ「エージェントさん、あいつに操られましたか?」
直己野勝家「お前、わしを知っているとは変じゃな。知り合いと間違えてるのか?」
王ドラ(いや、どう考えたってエージェントさん;)
天草(彼、なんか変な電波にでもやられてるっぽいですね)


すると、何かの攻撃が飛んできた!


大半の全員「ゑ?」


ドガッシャーン!!チュドゴーン!!チュドーーーーーン!!ギャー!!






謎の攻撃により全員が吹き飛ばされ一人目を覚ました王ドラは木の杖を使いながら足の感覚を取り戻しつつ歩いていた。


王ドラ「本当なんなんですかねぇ〜・・・;自分のサーヴァント達ともはぐれちゃったし・・・」


すると、何らかの攻撃が飛んできた!王ドラはそれをばっと避ける


王ドラ「誰だ!?」
???「この疾さでも避けるとは、なかなかの手練れと見ました」


王ドラはその姿を見て驚いた。なぜなら彼は・・・!


???「悪いですけれど、風魔流の統領として、高杉晋作に仕えるアサシンとしてあなたの命をいただきますよ」
王ドラ「ファッ!!?」


禍いの種の件で戦ったことがある彼の真名を呼んだ!


王ドラ「風魔小太郎か・・・!」
小太郎「!?ぼ、僕の真名をたやすく見抜くとは・・・!」
王ドラ(あれとは別存在でも戦ったことがあるんですからね;その時のは・・・言いたくない;)


真名を見抜かれた小太郎は王ドラに対してクナイを構えた!


小太郎「これから暗殺する相手は相当の戦歴の猛者・・・!お命ちょうだい!」
王ドラ「っ!」


王ドラは小太郎から逃げながらなんとか応戦していた。それを小太郎は驚く。


小太郎「ナイス回避を連発するとは・・・!」
王ドラ「冗談じゃないですよ!私はこれからはぐれた仲間を探さなきゃ」


すると、突然の剣技が飛んできた!


???「おっと。前方にも気をつけないとダメだねぇ〜」


王ドラは辛うじて避けたが、足を掠ってしまった!


王ドラ「ぐぅっ!」


足の痛みで動けない王ドラを前にして小太郎はその人物に呆れながら咎める。


小太郎「このマスターはあなたの獲物ではないのですが」
???「真名を見抜かれたから手助けしただけだよ?」
王ドラ(あの剣技は・・・もしやセイバーか・・・!)


小太郎は王ドラにクナイの刃先を向けながら言う。


小太郎「あなたが唯一全滅を免れた生者なら仕方ないのでここで死んでもらいますよ」
王ドラ(いやだ・・・私は・・・まだ・・・!)


すると、何らかの輝きが光った。小さな光は大きくなり、それが小太郎を突き飛ばした!


小太郎「!!」
???「小太郎君!」


飛ばされた小太郎は王ドラを守るようにして前に立つ巨大ロボットを連れたハイカラな少女を前にして驚く。


小太郎「なぜあなたがここに・・・?廃棄処分されたのでは!?」
王ドラ「・・・?」


その少女は戸惑う王ドラを優しく、そして愛おしそうに見ながら告げた。


???2「あなた様、サーヴァントがいませんねぇ。ならちょうどいいでしょう。一度しか言わないからよくお聞きを」






???2「助かりたいならこの私と契約して下さいまし!」






ハイカラな少女の発言を聞いた小太郎は舌打ちをしながら吐き捨てる。


小太郎「契約?させるわけないでしょう」


その直後に飛んできたクナイを彼女の巨大ロボットが防いだ!


???2「斬サブロー!」
斬サブロー「ザァン!」


ハイカラな少女は王ドラに迫る。


???2「信じないなら今すぐ殺せばいいのです。契約か殺害か、どちらのコースがお望みかお選び下さい。あ、料金は相応にとりますよ」


すると、その言葉を聞いて決意した王ドラは自分の令呪を光らせた!


王ドラ「助けたなら守って下さいよ!」


彼と契約を交わしたハイカラな少女はその魔力と共に彼の名前を感じ取った。


???2「〝王ドラ〟。いい響きですねぇ。契約成立です」


王ドラと契約を交わしたハイカラな少女の攻撃に耐えつつ小太郎は罵倒気味に訴える!


小太郎「甘いこと言わないで下さいよ!僕達を召喚した奴らも使役していた奴隷達も、そしてあなたもみんな因果応報です!!僕達が裏切るのも無理はないのだから!!」
王ドラ「何ですって・・・!?」


すると、何らかの接近するような音が聞こえた!


???「あー、来るね!逃げた方がいいよ!」


すると、走りながら襲いかかってきたのは何らかの巨大化している目隠しされた狼のような化け物だった!全員化け物の猛攻から避け切るが、王ドラはその化け物に見覚えがあった!






王ドラ「ドラニコフ・・・!?」






親友に気付いた王ドラは彼の今の姿に唖然となるが、ハイカラな少女は王ドラに聞いていた。


???2「彼はどう考えたって狼のーーーーー」
王ドラ「違います。彼は私の親友です!なんかヤバいものでもーーーーー」


すると、王ドラの姿に気付いた巨大ドラニコフは一瞬動きが止まった後に襲いかかるが、斬サブローが庇った!


斬サブロー「ザァン!」
王ドラ「あ、ありがとう」
???2「では何か変化した状態ってことですか!?とにかく今は逃げますよ!」


すると、王ドラはその前にハイカラな少女の真名を聞く。


王ドラ「待って下さい!あなたの真名は?」






???2「キャスター。江戸の歌舞伎の踊り子、出雲阿国でございます!」






一方、その流れを遠くから見ていたあるサーヴァントが呟く。


???2「ーーーーーあれは、同じ〝四方隊〟の風魔の小僧とその上司に当たる新選組。それと唯一全滅を免れた生者と、四方隊から・・・何やら複雑な事情があるな。私は答えを見つけるまで見守らせていただく」


一方で巨大ドラニコフからいまだに逃げ続けている王ドラと出雲阿国は弱点はないかと案じていた。


阿国「何か弱点はありますか!?」
王ドラ「寒いのは苦手ですけど、普段何考えてるかわからない謎の人ですし・・・;」
阿国「マスター様!!」


すると、その巨大ドラニコフにハープの音と共に刃を飛ばした!はぐれた王ドラ達を探しにきていたトリスタンだ。


トリスタン「ようやく合流できましたね、王ドラ殿」
王ドラ「トリさん!」
阿国「!?」


トリスタンは巨大ドラニコフの姿を見て驚愕した!


トリスタン「えっ、ドラニコフ殿!?姿がさらに狼になりましたね」
王ドラ「何でドラニコフがああなったか私もよく分かってませんよ!?」
トリスタン「確かにこれはバーサーカーですね;でも、動きを一瞬でも封じるならできますか」


すると、トリスタンは自分のハープで巨大ドラニコフの動きを封じた!


巨大ドラニコフ「!!?」
トリスタン「私の弦はトラップ用のワイヤーとしても使えるので。では行きましょう、ここの地帯は危険です」


三人がその隙に逃げ出すが、彼らよりも先に撒くことに成功した小太郎はやるせない顔をしていた。


小太郎「高杉殿が遣わしたとはいえ勝手なことばかり・・・!」
???「まあまあ。もう戻ろうか」


一方でようやく撒くことに成功した三人は阿国が驚いていた。


阿国「聞いてませんよ!王ドラ様に私以外のサーヴァントがいるなんて!」
王ドラ「いや、この方は違います。今は本当のマスターが取り込まれた状態なので一時的に仮契約状態ですよ」
トリスタン「酷い言い方ですね。それも禁断の愛なのでは「よし、解決したらベディさんのもとに突き出しますか」(´∨ω∨)」


阿国は納得はしているが同時に何か考えていた。


阿国「あの二人はこのことを知っているのでは・・・?」
トリスタン「あの二人?」
阿国「今は私が離脱した〝四方隊〟の一員です。アサシンである彼の真名は風魔小太郎。もう一人は四方隊の上司に当たる新選組ですが」
トリスタン「風魔小太郎・・・!もう一人は?」
阿国「彼はセイバークラスの」







阿国「新選組の三番隊隊長の斎藤一ですよー」






王ドラとトリスタンは互いに目をぱちくりさせ、そして・・・






王ドラ&トリスタン「髪が短くなったぁぁぁぁぁーーーーー!!!?」

第一幕:異変を告げられし江戸(その4) ( No.219 )
日時: 2024/02/23 11:56
名前: 桜 (ID: F1WKsNfT)

一方、まほろあ城内の謁見の間。何らかの形で洗脳を受けたエージェントこと直己野勝家は彼らが散り散りになっていただけで全滅していないこと、そして阿国が高杉率いる四方隊を裏切る形で王ドラ側に加勢したことを帰って来た小太郎と斎藤から聞いて知った。


直己野勝家「何!?阿国が裏切ったと!?」
小太郎「はい。彼女には此度の召喚に当たって僕達を召喚した者の奴隷の一人のリディア・マスカーレルに憑依したと聞きましたが、でもこれは・・・」
直己野勝家「高杉!お前は知っていたか?」
高杉「いや、僕は知らないね。全くだよ?」
斎藤「すでに気付いたような感じで怪しいねぇ」


すると、あるいかつい男がそのやり取りを見てあくどく笑っていた。


???「それならさっさと捕まえて処刑すれば良いだろう。今は攻撃系の変な道具は使えないと聞いたからな」
直己野勝家「・・・芹沢鴨。お主、もしや準備はできておるのか?」
芹沢「ああ。生かしてやっただけにな。それに失敗したとしても私があのカラクリを殺そう。オレンジの悪魔という異名でも私には及ばんよ。ーーーーー新選組の、この世で最大の悪逆非道である私にはな」
斎藤「・・・」


すると、それを聞いた高杉も立ち上がった。


高杉「じゃあ僕も様子を見に行こうかなー。さっきからここのルール違反を起こしまくってるし、彼もそろそろ大人しくなってると思うし。三人とも、その殿様のことは頼んだよ」
小太郎「はい」
斎藤「まあ生前は敵対したとはいえ今回は同陣営であるからには命令は聞くさ」
芹沢「私は気に食わないがな」
高杉「そうかい。じゃあ、一旦はアデュー☆無事でいられるといいね」


高杉が立ち去ったあと、芹沢は嘲笑いながら言う。


芹沢「いずれ裏切る可能性も視野に入れていなかったか?」
斎藤「・・・さぁ」


斎藤は淡々とした表情で呟く。


斎藤「まあ今はこっちにはーーーーー」






一方、王ドラ達はトリスタンが阿国が小太郎から彼と契約する形でドラえもんズの知恵袋を助けたことを聞いて知った。


トリスタン「ありがとう、レディ・阿国。王ドラ殿を助けて下さって。彼のサーヴァントは他にも日本に縁がある方が二人いますけど、会ったら良くしてあげれば(にっこり」
王ドラ(あ、今のは「天草四郎、ざまあみろ」って顔だ;)
阿国「私と同郷の方が・・・!さぞや強いでしょうね。あ、彼女にも挨拶してみますか?」
王ドラ「え?」


すると、阿国は自分に似た姿を持つボーイッシュなブレザー風の服に可憐なネクタイを着けたある少女に変身した!


少女「私に憑依した阿国ちゃんがご迷惑を・・・あ、ごめんなさい。私はリディア・マスカーレルです。奴隷として殺されそうになったのを阿国ちゃんが助けてくれたんです」
王ドラ「女の子・・・サーヴァントが憑依ってトリさんのと・・・!」
トリスタン「いえ、私のはいつでも憑けるように成立されたもの。今の彼女の場合はこのレディを限定に共有したものとなっています。聞いたことはあったと思いますが、恐らく召喚された際に何らかの理由で憑依したものだと思います。厄ネタ系の聖杯戦争でも稀にありますからねこれ」
王ドラ「厄ネタ系の聖杯戦争って・・・;それでリディアさんは何が原因で攫われたんですか?」


リディアは少し顔を曇らせながら答えた。


リディア「・・・私が良質な魔術回路と魔力を持っているからです。私は亡くなった祖父のような偉大な考古学者になりたくてボストン大学に入るために勉強して来ましたが、ある日ある魔術師の闇ギルドに攫われ奴隷として閉じ込められてしまったんです」
王ドラ「そうだったのですか・・・(まさか最近私達COMが追っている闇ギルドの方では・・・小太郎さんが自分達を召喚したという奴は恐らくその一端の・・・」
トリスタン「なんてことだ。少女の積み重ねて来た努力を一瞬で奪うなど・・・!」


サーヴァント達が召喚されたチェリーワールドについてまずは驚くことがある。それは魔術師だけでなく、魔導師や魔法使いも封印指定もされずに自由に生きていること。人外のキャラ達もなんだかんだで個性を認めて楽しく過ごしていること。22世紀の未来には自分達にとっては魔法のように思えるひみつ道具が存在すること。
しかしこの世界にも一部には悪い魔導師や魔術師などが存在しており、その者達を追うのもCOMの役割でもあった。
当然大半のサーヴァント達は使い潰されるということから魔術師という者を快く思っておらず、トリスタンは出会った当初は特に虚言の魔術師マホロアを良く思っていなかったところもあった。今は過去の彼の件でそれが薄らいではいるが。


王ドラ(トリさんが憤りを感じるのは無理はないです。彼は忠義よりも友愛を優先する騎士。悪く言えば優しすぎるからあいつらのしたことは許せないのでしょう。だからってマホロアさんにも流石にどうかと思いますが)
リディア「あの・・・まだよくわからないけど私はあなた達を信じていいんですよね?」
王ドラ「いいですよ。事件が解決したらあなたを助けた後に必ずそいつらを捕まえます。そいつらが私達が追う奴らかもしれないので」
リディア「ありがとうございます!優しいんですね。優しいからきっと・・・」


すると、リディアの姿が阿国に変わった!


阿国(もう!言わないで下さい。からかうような真似を・・・!)
王ドラ「阿国さん、リディアさんはどうしましたか?」
阿国「今は私の中にいます。私も彼女を助けるために行動します。全てが終わったら引き離す約束なので!」
王ドラ「本当ですね!でも、意外と優しいじゃないですか。最初は芝居じみた言い回しはするし斬サブロー連れてるから強烈な子だと思いましたが、ちゃんと人のために動けるんだなと」


王ドラに言われた阿国は頬を赤らめて無言になりながら自分の袖をそっと掴んだ。


阿国「ーーーーーっ」
トリスタン「阿国嬢?」
阿国「いいえ、なんでもありませんよ!それよりも今ははぐれた仲間を探しましょう。それが優先策です」
王ドラ「それもそうですね。危ない目に遭ってるかわからないですし」






高杉「ダメだよ?それは面白くないから」






突然現れた高杉を前にして三人は身構える!


王ドラ「高杉晋作・・・!」
高杉「さっき小太郎君の真名を見抜いたり、阿国君の真名を聞いたりしたんだろう。この僕だけならいいけど他の英霊の真名を看破するのは流石に面白くないなぁ!そんなオレンジの悪魔君にはオシオキをしないとダメだね」






一方、アサトと共にまほろあ城の庭の池にいた以蔵は設置されていた船を漕ぎながら王ドラ達の行方を探していた。


以蔵「おい!そっちはなんかあるか!」
アサト(燕青)「ダメだなぁ。さっきやっと連絡取れた天草によればここの位置にあるって聞いたんだけどな」
以蔵「ルーズやないか!!(激怒)とにかく一刻も早く見つけださんといかん!」


すると、以蔵は何かを見て船を漕ぐのを止めた。


アサト(燕青)「!?見つけたか!?」
以蔵「いや、違うき。倒れてる奴いちょる」


船から降りた以蔵は歩いたらそこには左目に眼帯をしている一人の幼い少女が倒れていた。


以蔵「子供か。おい!生きちょるか!しっかりせい!」


すると、以蔵の呼びかけに幼女は微かに応じた。


以蔵「(呼吸はあるか)おい、すぐに保護じゃ!王ドラのところに連れて行くき!」
アサト(燕青)「無茶だねぇ。まあ、アンタのそういうところは嫌いじゃねーわ」


アサシン二人が保護した幼女がこの後にとんでもないことに巻き込まれることは誰もまだ知る由もなかった・・・。
続く・・・!






感想OK

第二幕:渦巻く四方と空(その1) ( No.220 )
日時: 2024/02/29 19:58
名前: 桜 (ID: Wz/uC4rR)

高杉に自ら立ちはだかれピンチに陥った王ドラ達だったが・・・!?
ポップンライブリィの楽曲パックだが、いまだに購買部までの行き方には慣れてない・・・;






ーーーーーこれは彼に何があったかという話。


エージェント「いてて・・・;アリシア達やサンソン達も吸い込まれちまったし、なんとか城に入り込むことはできたけど・・・」


すると、エージェントは歩きながら城の探索を行なっていた。


エージェント「気をつけながら歩かなきゃな・・・なんかやばそうなことにはなりそうだし・・・」


すると、エージェントは何らかの咆哮が聞こえた!


エージェント「!?獣・・・?」


すると、エージェントの方に鋭い爪が飛んできた!なぜか巨大かつより野生味のある狼に変貌したドラニコフだ!


エージェント「ドラニコフ!!?」
巨大ドラニコフ「ーーーーーっ!!!」
エージェント「ぎゃあああああーーーーー!!!」






・・・幕間は続きを記す。






いきなり立ちはだかって来た高杉を前にして驚く三人だったが、トリスタンは尋ねる。


トリスタン「あの、それなら我らも真名で呼ばれまくってますが大丈夫なのですか?」
高杉「ちょっと待って、言葉が足りなかった!通常の聖杯戦争なら真名を見抜かれるのは相手の弱点に繋がりかねないんだ。例えば最期の時とかね」
王ドラ(だから小太郎さんの反応が慌ててたというわけですね)


すると、高杉は引き連れた奇兵隊の一人を通じて何かを呼び出した!


高杉「でも、黒幕の僕が簡単にやられるなんて好かないなぁ。だから、呼び出すことにするね。出でよ!」
三人「!!?」


すると、高杉の奇兵隊が連れて来たのは王ドラとトリスタンが知る二人の人物だった!






シアン「悪いけど、ルール違反の罰は受けてもらうにゃ!」
クロウ「やいやいやい!ルール違反者は大人しく連行させてもらうぜ!」






なんと装いを女房や浪人姿に変えたシアンとクロウが立ち塞がって来た!事情を知らない阿国は攻撃しようと王ドラに持ちかける!


阿国「王ドラ様とは違うような猫とネズミの怪ですか!こんなの今すぐぶっ倒して」
王ドラ「待ってください、あの二人は私達の友達です!高杉さん、あなたは二人に何をしたんですか!?」
高杉「僕は直接命令はしてないよ?まあ配下の新選組の・・・あのいかつい奴が何をしたのか知らないけどね」
トリスタン「斎藤一とは違う者ですね?それなら無力化したら元に戻せますか?」
高杉「無力化したらね。できればという話だけど」


すると、高杉は奇兵隊を使って逃げ出す!


高杉「なので逃げるぜ☆」
王ドラ「コラァ!!(激怒」
トリスタン「では。少し痛いと思いますが、我慢なさい!」


トリスタンはハープを使ってシアンを誘導し、王ドラから事情を話された阿国はそれを利用して上手くその隙を突きながら攻撃を繰り出す!


阿国「それなら早く言いなさい!あんなクソ社長が連れてるならろくでもない妖怪かと!」
王ドラ「あの人、社長業でも兼ねてるんですか;」


すると、トリスタンのハープの弦がシアンに切られてしまった!


トリスタン「しまった!」
シアン「にゃにゃーん!」
王ドラ「トリさん!!」
クロウ「オラオラー!!御用だー!」


すると、上から何らかの光が降りて来た!王ドラ達を探しに来た以蔵だ!


以蔵「なんであんなクズに操られちょるんじゃおまんらは!!」
王ドラ「以蔵さん!」
クロウ「おー、お前もルール違反者かー?」
以蔵「随分とバカな物言いじゃのう;」


すると、アサトがさっき保護した少女を抱えながら以蔵に聞く。


アサト(燕青)「イゾー、こっちは守っとくよ!」
王ドラ「アサトさんも!」
阿国「彼らはアサシン!もしや王ドラ様のお仲間ですか!?」
以蔵「おん?」


すると、クロウがレッドトマホークで以蔵の剣と交じり合う!


以蔵「!」
クロウ「悪いが、高杉に従う以上お前らには捕縛を受けてもらうぜ!」


すると、以蔵はクロウの上に飛びながら乗る!


クロウ「えっ!?」
以蔵「天誅!!」


以蔵はクロウの頸動脈をチョップで突いた!


クロウ「あだっ!!」


クロウが気絶したのを気付いたシアンは彼の元に駆け寄ろうとする!


シアン「あ・・・!」
トリスタン「!」


その隙を突いたトリスタンはシアンに口を手で塞いだ!


シアン「っ!」


シアンはそれにより気絶し、トリスタンはため息をつく。


トリスタン「レディにこんな強引なことをしたくありませんが・・・」
王ドラ「お、おつかれさんですー;」


無力化した二人を見て王ドラは二人の額からそれぞれの光が見えた!


王ドラ「ん?光?電気でも埋め込まれたのでは・・・」
以蔵「(!ああ、ほうか)王ドラ。わしを怒るな」
王ドラ「え?」


すると、以蔵は二人のそれぞれの額を刀で突き刺した!


王ドラ「!!なんで突き刺したんですか!!」
以蔵「あの光から高杉が作ったものを感じたんでな、それが原因と見て光を破壊したんじゃ。王ドラも騎士王と同じようなことしたじゃろ?」
トリスタン「だからってこんなことしたら死ぬんですよ!!」
クロウ「やいっそうだぞ!!流石にいてーぞ!!」
シアン「やっぱり痛いにゃ・・・;」
トリスタン「ほら、幽霊となって・・・えっ!?」


すると、二人は額をさすりながら生還していた!二人は元の状態に戻ったようだ。


王ドラ「元に戻ったのですか?」
クロウ「ああ!なんか知らねーが、俺らは閉じ込められたことは覚えてんだよ!」
シアン「その時に新選組の人の・・・芹沢鴨っていう人に気にかけられたような気がするけど・・・」
王ドラ「芹沢鴨・・・新選組の中でも大悪党の男か!(でも、それなら二人を殺していたような気がしますが・・・」


王ドラは今はその考えを吹き飛ばさせながら二人を出迎えた!


王ドラ「とりあえず、おかえりなさい二人とも!」
シアン「ただいまにゃー!」
クロウ「まさか残されるなんて思いもしなかったけどな;」


すると、トリスタンはアサトが抱えている少女を見つける!


トリスタン「アサト殿、この少女は・・・」
アサト「ああ、イゾーが見つけて来た。多分親とはぐれた子だと思うけど・・・お」


すると、少女はやっと目を覚ました!気付いた以蔵が駆け寄る。


以蔵「気がついたか」
少女「?お兄ちゃん達はだれ?」
以蔵「わしらはおまんと同じ生き残ったもんじゃ。名はなんという?」


すると、少女は微かに名を名乗った。


少女「・・・シーラ。たまたま考えた名前だし、それ以外はわからないの」
アサト(燕青)「えっ?」
王ドラ「・・・多分、何らかのショックで記憶をなくしてるんでしょう。例えば親を亡くしたのとか」
クロウ「記憶喪失という奴だな・・・;」


すると、以蔵は王ドラの隣にいる阿国に聞く。


以蔵「ところでキャスターのおまんは?」
阿国「私は王ドラ様と契約したサーヴァントの出雲阿国でございます!今はある少女と共有の身ですし、今は高杉様を裏切った者ですけど!」
アサト(燕青)「どういうことなの?」


すると、阿国の話を聞いた大半は驚愕した!


以蔵「あの壬生浪・・・!再び召喚された身であんなこと・・・!!」
クロウ「ということは沖田と土方の仲間かよ!?」
シアン「あたし、今もよくわからにゃいけど・・・」


すると、シアンが阿国の手を握る!


シアン「阿国ちゃんが悪い子じゃないってわかるにゃん!」
阿国「あなた様、なかなか話がわかるお方でございます!」
王ドラ(女子が少ないと仲良くなるのはなんでかな;)


それはさておき、仲間を加えた王ドラ一行は立ち上がる。


王ドラ「とりあえず天草さん達を探しましょう。変なことになったらまずいし」
アサト(燕青)「俺ら、奴らの居場所を知ってるぜ。見つけたら連れてこいって言われたよ?」
トリスタン「案内して下さい」


王ドラ一行は特に天草の動きに警戒しつつその場所に向かった・・・

第二幕:渦巻く四方と空(その2) ( No.221 )
日時: 2024/02/29 20:01
名前: 桜 (ID: Wz/uC4rR)

高杉「ただいま帰りましたー!」


一方のまほろあ城の謁見の間では帰って来た高杉が報告をしてくれた。


高杉「芹沢サン、やっぱり元に戻ったようだよ。岡田君達が乱入してきたみたいで」
芹沢「そうか。・・・まあ今は何も思わん。生きてようが死にようが私には関係ない」
斎藤「それもどうかと」


すると、小太郎は一人すっと立ち上がる。


小太郎「では僕は引き続き奴らの様子を見てきます」
直己野勝家「おお、構わぬよ」
高杉「小太郎君は冷淡だねぇー。そこまでして彼らが憎いのかな?」
小太郎「違います。僕は聞きました。「声」を」


小太郎が出て行った後、高杉は少し意味深な表情をした後に立ち上がる。


高杉「じゃあ、僕は彼の様子を見に行こうかな〜?」
直己野勝家「おいっまだ報告が・・・!」


高杉が出て行った後に直己野勝家はため息を吐く。


直己野勝家「全く手にかかる男だ・・・」
斎藤「・・・」


一方の高杉はある部屋を訪ねていた。その部屋は特殊な牢獄。ここに閉じ込められていたのはアイオーン直属のサーヴァントの一人のライダー坂本龍馬だ。


龍馬「自分から様子を見にくるなんて珍しいね」
高杉「面白いのがあってさ。やっぱり岡田君が来ていたよ。キミのことを内心では気にかけていたんじゃないかな?」
龍馬「本当だね?じゃあ、瓶に閉じ込められたお竜さんと一緒に解放してもらうよ」
高杉「それはできないなぁ。その雷の鎖は僕にしか解けないけど早く解放するのは面白くないからね。もちろん近くで眠っている彼もね」
龍馬「・・・」


よく見たら龍馬の身体は痣や切り傷など小さな傷だらけだった。放とうとしても雷の鎖の攻撃で痺れていたのだ・・・。






一方の為朝と天草は為朝が以蔵から連絡が入っていた。


為朝「以蔵から連絡。無事に我が主らと合流。しかし、敵側から寝返ったキャスターを新たに契約」
天草「そうですか。ようやく我が正室(マスター)と・・・って、えっ!?キャスターと契約したのですか!?」
為朝「問題なし。キャスターに策謀や殺意は見られぬ」
天草「キャスターの持つスキルの魔術で隠蔽しているかも」


すると、天草の方に光が飛び、天草はこれを黒鍵で受け止めた!


天草「・・・ほう?」
為朝「敵の襲来。天草、警戒せよ。この者は貴様の縁」


その光ーーーーー刀を持つ壮年の男は天草を見ながら言う。


???「咄嗟に避け切るとは。変わらぬ直感の良さだ」
天草「貴方の剣技には及びませんよ。それに私は所謂二流サーヴァントですので」


天草とそのサーヴァントが激突に出る中で為朝は自分のボディを使って警告音を鳴らす!


王ドラ「!?これは為朝さんの・・・!」
以蔵「どこかでヤバいのと出会っちょるやもしれん。先を急ぐき!」


近くに来ていた王ドラ一行が駆け寄ると、そこにはそのサーヴァントと剣を交わっている天草の姿があった!


王ドラ「天草さん!」
天草「おお、王ドラ殿!来てくれたのですね」
阿国「あれは・・・!」


すると、阿国はそのサーヴァントを見た後に王ドラを自分の胸の中に埋めさせた!


王ドラ「!!??」
阿国「あの人の狙いはあなた様です!大人しく抱きつかれなさい!」
トリスタン「あっ、ずるいですよ;」
シアン「クロウちゃん、見えないにゃ?」
クロウ「今は見るな;(溶けるなこれ;」


すると、そのサーヴァントが王ドラを斬ろうと歩こうとしたら天草に阻まれた!


天草「貴方の相手はこっちです。私だけを狙えば良いでしょう?」
???「その少女・・・少年かわからぬが、貴殿の主殿であろう?だから、あえて狙った」
以蔵「・・・っ!」


それを聞いた以蔵が思わずそのサーヴァントに斬りかかろうとするが、気付いた天草が叫んだ!


天草「以蔵殿、この者は相手にするな!」
以蔵「!?」
燕青(アサト)「何!?なんなんだよ!?」


天草はそのサーヴァントの詳細について話す。


天草「この男は私が生前に主導した島原の乱の拡大をいち早く見抜いた討伐軍の者です。先見の明に長けた男が予見したのを聞かなかったその時の徳川の当主は後悔するほど技量にも長けた家臣でした」
トリスタン「島原の乱の拡大を予見・・・まさか!」
天草「ええ、この男の真名は柳生但馬守宗矩」


自分の真名を暴露されても慌てることはない様子の柳生は話す。


柳生「まさか島原の乱の反乱軍の主導者と相見えるとは。高杉晋作がいなければ剣を交えるなど叶わなかった」
天草「私も一度勝つようなことをしなければ叶えていたものを・・・!」


すると、何かを歩く音が柳生に聞こえた。


柳生「む、来たか。拙者は見つかる前に退散する。次に会うならば、一度手合わせを願わせていただきござ候」
天草「あっ、待ちなさい!」


柳生が霊体化を使って立ち去った後、阿国は王ドラから離す。


阿国「もう立ち去ったのでだいじょ・・・って、なんか溶けてるー!!?」
王ドラ「ふにゃ〜(顔真っ赤」
為朝「我が主、しばらく動作停止・・・我が主!」
王ドラ「えっ?」


すると、王ドラを狙う剣を以蔵が剣を跳ね返す形で守ってくれた。


以蔵「何があったんじゃ!?」
為朝「見よ」


すると、王ドラ一行が見たのは沖田と土方だった!


王ドラ「沖田さん!?土方さん!?」
沖田「咄嗟に剣を跳ね返すとはダーオカは相変わらずですねー・・・みなさん、ごめんなさい。私達は敵です」
トリスタン「そういえば、新選組が高杉の配下になったと聞いたから、それならば沖田嬢や土方殿が敵に回るのはおかしくないですね」
沖田「はい。本当は嫌ですけどダーオカを斬りたいですしそれが利点になるならば」
以蔵「はぁっ!!?」


沖田の発言に以蔵が激昂したのをアサトが押さえる中、土方は去り際に言い放つ。


土方「悪いな。これも誠でな」
王ドラ「まっ・・・!」


二人が立ち去った後、上から何らかのものが降って来た!


アサト(燕青)「!!?これ、俺らが飛ばされたものじゃん!!」
シアン「おにぎりの大群・・・?」


すると、上を見るとそこには身長が高い米俵の男がスキルでたくさんのおにぎりを降らせていた!


???「本当なら足止めはしたくないがな。からくり一行、悪いな!」
為朝「貴様は・・・俵藤太・・・!」


藤太が放ったおにぎりの大群に全員が転がられるのを見た藤太は言う。


藤太「挑戦ならいつでも待っているぞ!」






おにぎりの大群で転がされたが何とか全員無事に目を覚まし、以蔵はシーラの様子を確認する。


以蔵「シーラ、大丈夫か!?」
シーラ「大丈夫。無事」
トリスタン「今度ははぐれなかったのが奇跡ですよ・・・;」


すると、阿国は天草の前に立つ!


阿国「お方が王ドラ様と契約しているサーヴァントですね?よろしくでございます!」
天草「貴女が例のキャスターですか。柳生殿から守るとはいえ先ほどの行動について・・・」


すると、天草は奇跡の力で彼女の中にあるヒビを見た。


天草「待ちなさい!貴女のソレはーーーーー」


すると、天草が言う前にクロウが激昂する!


クロウ「あのバカ二人ー!!自分のマスターを裏切るなんていい根性してるじゃねーか!!」
以蔵「おーよ!今すぐ叩っ斬ってやりたいぐらいじゃ!!」
シアン「あの二人、どうしてあんにゃことに・・・」


そんな三人の様子を見た王ドラはフォローしつつ言う。


王ドラ「あの二人を問い詰めたい気持ちはわかりますが、今は私達のねぐらで休みましょう」
クロウ「ねぐら?そんなのあんのかよ?」


すると、王ドラは改造した巨大タケコプターをつけたアムールの建物をここから割と近くの位置に置かせた!


クロウ「おい!!あんたがチャラ王に殺される案件じゃねーか!!」
トリスタン「もう覚悟はしているのです。それを察した私は悲しい」
クロウ「悲しむな!!」
阿国「とりあえず用意されましたし、ひとまず休みに行きましょう」


王ドラ一行が今は自分達のねぐらであるアムールの建物に向かう中で天草はトリスタンに話しかける。


天草「(少女と身体を共有しているようですが、それではなく・・・)トリスタン殿、少しだけお話を」
トリスタン「?」


トリスタンは天草が明かした話を聞くうちに顔が次第に驚いた表情になった・・・。


天草「ーーーーー以上が私の話した内容です。王ドラ殿には内密にするように」
トリスタン「・・・!」
王ドラ「二人とも、遅れますよー」


天草とトリスタンはタッと王ドラ達に遅れないように歩いた。天草が気付いた内容に心底から不穏を感じながら・・・。

第二幕:渦巻く四方と空(その3) ( No.222 )
日時: 2024/02/29 20:03
名前: 桜 (ID: Wz/uC4rR)

沖田「ただいま戻りましたー」


まほろあ城に帰って来た沖田と土方は最初に新選組の一人山南敬助に会っていた。山南は優しく二人を出迎える。


山南「二人とも、おかえり。どうだったかな・・・君達の仲間と会ったことは」
沖田「・・・あまり変わらない様子でした。今の状況を前にしてもめげずに踏ん張っていました。私達を前にした時は怒るというよりも驚いた方だったけど」
土方「相も変わらず憎たらしいままだったな。岡田と一緒にいたからな」
山南「そうかい・・・気持ちはわかるけど、これはあれを止めるためだ。今は何とか堪えて」
沖田「・・・はい」
土方「・・・」


一方の高杉はケタケタと笑いながら王ドラ一行の行動をモニター越しに観察していた。


高杉「ははは、いやーつくづくも面白いなぁオレンジのからくり君は!阿国君のアレは気に入らなかったけど」
???「仕事ですか?」
高杉「やあやあ、キミを呼んだのはそうだな!まずは敵側にも盤石の体制で戦いを臨まなきゃダメだからね!」
???「命なので仕方ないですが、正直に言えば貴方からの言葉は吐きたくなるほど聞きたくもないです、顔を見たくもないです」
高杉「やっぱりこれは耐えられないんだねー。でも、わかってくれたまえよ・・・キミも彼らに興味あるんだからね?」
???「ーーーーーでは」


そのサーヴァントが立ち去った後、高杉は静かに呟く。


高杉「ーーーーーまあ、アレはある意味奇跡のような話だからねぇ」






一方、王ドラ一行はとぼとぼとアムールへ歩く中で以蔵は聞く。


以蔵「これからどうするんじゃ?」
王ドラ「・・・まずは巨大化したドラニコフを助けるしかありませんね。あとはそれからです」
クロウ「えっ!?ドラニコフが残されてんのか!?」
王ドラ「私を見た途端に一瞬でも止まりましたけど、なぜか暴れてますけどね;恐らく高杉晋作が原因で自我を失ってるかも;」
天草「・・・なんですって?」


天草がその発言に疑問を抱く。王ドラはふと視線を横にやると何かを見た。


王ドラ「あれ?あれは道というより、地面についてる・・・血痕?普通はよく見えないと分かりませんが」
阿国「・・・どこかで召喚された英霊が人知れず消滅したんでしょうね。今は先を急ぎましょう」


すると、その直後にある声が聞こえた!


???「彼を助けたいのであれば、そちらの方も鉄壁の守りを入れた方がいいですね」
トリスタン「誰だ!」


すると、長くて青い髪を持つ理知的な美青年が姿を現した!


???「キャスター、パラケルスス。高杉晋作の配下の一人です」
王ドラ「パラケルスス・・・(四元元素の再発見などで貢献したルネサンス期の魔術師ですか・・・」


パラケルススの姿に王ドラ一行は武器を構えるが、彼はそれを見て諭す。


パラケルスス「今は敵対するつもりはありません。貴方方の守りを作りに来ただけなので」
為朝「ーーーーー何?」


すると、パラケルススは近くにあるアムールを中心に魔術を発動させた!


パラケルスス「エレメンタル起動ーーーーー」


パラケルススの魔術によりアムールが光に包まれ、そしてーーーーー少しも形が潰されることはなく、ただ魔力を帯びただけのねぐらに変化した。驚く彼らには何食わぬ顔で彼は話す。


パラケルスス「安心して下さい。全てが終わったら元に戻すのを約束しますよ」
トリスタン「待って下さい。何を施したのですか?」
パラケルスス「攻撃と防御を兼ね備えた陣地作成です。近くに来れば何らかの罠が発動するシステムです。では」


パラケルススが霊体化して立ち去った後、彼の態度に以蔵は戸惑う。


以蔵「なんなんじゃアレは・・・;」
シーラ「ん・・・」
以蔵「シーラ?どうしたんじゃ?」


すると、シーラが突然倒れて意識を失ってしまった!


以蔵「シーラ!!?」
王ドラ「何か体調が悪くなってるかもしれません!ここは私の医術でーーーーー」


すると、王ドラはシーラの身体に触った途端に頭の中で何かが映し出された!






ーーーーー血、叫び、狂乱、絶望、憎悪。それらは彼女に流れた光景を通してーーーーー






無数の蟲となって群がったようだ。






王ドラ「うわあああああーーーーー!!!!」
トリスタン「王ドラ殿!!?」


それを見た王ドラが狂乱に陥ってしまい、シアンが駆け寄ろうとしていた!


シアン「王ちゃん!!?何か見たかにゃ!!?」
アサト(燕青)「シアンちゃん、来るな!!よくわからないけど、アレは見ちゃダメなやつだ!!」
シアン「っ!!?」


思わず泣き出してしまった王ドラをトリスタンは優しく抱きしめてあやしながら言う。


トリスタン「・・・っ大丈夫ですよ。我を忘れちゃいけません。貴方は「王ドラ」だ。私が言いますから・・・」
阿国「トリスタン様・・・」


すると、シーラは突然暴れるように飛び上がって泣き叫んでしまう!


シーラ「あああああーーーーー!!!」
クロウ「シーラ、落ち着け!!なんか嫌な夢でも」


すると、以蔵が自分の指を差し出して暴れたシーラに噛ませた!


以蔵「っ!!」
クロウ「以蔵!!」
以蔵「シーラ・・・大丈夫じゃ・・・大丈夫じゃから・・・眠れ・・・」


それを聞いたシーラはようやく眠りにつく中でアサトは以蔵の今の様子を見る。


アサト(イゾー・・・)






これは誰かの夢。その場所にいるのは、なぜか一筋の涙を流す少女。


???「・・・」


なぜ少女が泣いているのかわからない。自分が憎まれていたわけでもないのに。






王ドラ「ん・・・」


すると、王ドラは目を覚ました。


トリスタン「王ドラ殿」
王ドラ「・・・トリさん。みんなも」
シアン「何の夢を見たかわからにゃいけど、元気出して?あたし達じゃわからないことだから・・・」
王ドラ「シアンさんが謝ることじゃ・・・!」


すると、クロウが笑い出したのを聞いた!以蔵が父親のようにシーラをおんぶしていたからだ。


クロウ「ぎゃはははは!お前、子連れ狼みてー!」
以蔵「っるさいわ!!それ以上笑ったら後で斬っちゃる!!あ、王ドラ。シーラは今眠っちょる。すやすやじゃ」
王ドラ「以蔵さん・・・あなたは、母親だったのですか・・・?」
以蔵「何の話じゃあ!!?」
トリスタン(前から思っていましたが、彼も人妻系ですか・・・)
天草「とりあえず気を取り直してアムールに向かいましょう」


そしてしばらくしてようやく今は彼らのねぐらであるアムールに到着した!


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