二次創作小説(紙ほか)

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日常日和。5
日時: 2025/09/30 17:20
名前: 桜 (ID: ZZpzcnXb)

おかげさまで日常日和。も5という節目で新しく迎えることができました。ここに至るまで色々と混乱があり悩みもしましたが、考えた末にこの先に何があってもこれまでの続きを執筆したいという気持ちで新スレッドに至れました。色んな意味で変わる場合もあり混乱はすると思いますが、私は私で頑張りたいと思いますのでご存じの桜サイドやこれまでに出てきた新たなサーヴァント達も含めてどうぞよろしくお願いします!


「目次」


「短編」
The Reverse Night>>1-5
聖夜怪盗☆シークレット>>6-7
デンジャー☆スクランブル>>33-36
僕もまた、運命に導かれて>>37-38
うちの護衛のママ侍さん>>39-42
とある雪月花の羽根。>>43-44
アスパラ☆クライシス!>>77-83
運びを巡る機関車と謎のトレインハンター>>84-86
僕の果実のボク>>96-100
黒の感情・白き純潔>>101-105
ツイセキ☆トラブル!>>148-152
イモーターウォーズ>>153-156
◯◯透視の試用モニター>>157-161
こっちを向いて、愛してると言って!>>162-165
Halloween rabbit!>>166-169
湖の騎士は星の戦士の●●に夢を見るか?>>170-172
ランデブー☆メタモルフォーゼ>>173-176
鯖組メインでファンタパロ>>177-179
雪の記憶、冬の華>>180-183
ある冬の日のアムール>>184-187
クリスマスに追いかけっこ!>>188-191
クリスマスにネガイゴト>>192-196
小さきパンダのガレット・デ・ロワ>>197-200
宇宙の中の不思議の国>>201-205
スキ!スキ!スキー!>>206-210
ビターシュガー・チョコバーボン>>211-215
満開花見日和>>246-249
ツッコみ所が絶えませんっ!(by一ちゃん)>>250-253
ブレーメンの追跡隊>>254-258
王様ゲーム>>259-262
阿国さんの戦い>>263-267
蛇は蛙が好物らしい>>268-270
シチリアでの小話集>>286-289
パンプキンハザード>>318-321
雪の輝き、小さな夢>>345-348
王ドラなう!>>349-351
聖夜、君に贈り物を>>352-356
聖夜、白なる争奪戦>>357-360
突撃!隣の大掃除>>361-364
年明けのアムール>>365-368
バレンタインのから騒ぎ?>>393-396
I‘m not crying anymore>>397-400
バディファイターズタワー踏破の旅>>429-432
Cherry:CamelotZERO>>437-440
異世界を駆け巡る澄色の猫型ロボット達>>471-478
かの者が残してきたもの>>479-482
虹の島々での小話集>>537-540
グルメフェスを調査せよ!>>541-544


「サーヴァントvs○○○シリーズ」
第六天魔王vsカンフー猫型ロボット>>322-325
湖の円卓騎士vs仮面の剣士>>337-340
光の御子vs魔界のプリンス>>341-344
ブリテンの騎士王vsもう一人の闇の魔導師>>401-404
幕末の人斬りvs蒼炎の勇者>>405-408
日輪の姫vs野原家の主婦>>409-412
大統王vs黄色い悪魔>>413-416
五代目風魔頭目vs宇宙忍者>>417-420
太陽の騎士vs赤き吸血鬼>>499-502
島原の乱の指導者vs虚言の魔術師>>503-506
維新の英雄vsウサギの双子弟>>507-510


「桜サイドの快刀家の事情」
三兄編>>389-392
次兄編>>433-436
長兄編>>545-548


「針音ノ時計塔のアリア」
時の輝きよ>>45-47
赤の中のモアイさま>>48-50
青の上のウォーターシティ>>51-54
白の下のバトルロワイヤル>>55-57
黄の外の太陽・・・?>>58-60
その呪文の続きには>>61-66
「誰か」の世界にとってのピース>>67-71
ここに。>>72-76


「決戦前夜」
輝ける希望の星達よ>>114-117
二度の生における旅路>>118-120
「太陽」の焔を>>121-125


「キャメロット城での決着」
現在キャメロット城:正門>>126-127
現在キャメロット城:世界を約50%吸収>>128-129
現在キャメロット城:世界を約80%吸収>>130-133
我らの望む未来>>134-136
太陽のナミダ>>137-141
There are our home here>>142-147


「女性ケロン人小隊襲来」
一の儀、女性ケロン人小隊襲来!>>369-372
二の儀、ささやかな疑念>>373-376
三の儀、偽物と本物>>377-380
四の儀、ゆずれなき信念>>381-384
五の儀、星へ届けるハーモニー>>385-388


「フェアリー・レクイエム〜トリスタンの名を持つ妖精の少女〜」
「トリスタン」は突然に>>549-552
日常ブレイカー?それとも・・・?>>553-556
妖精姫のトマドイ。>>557-560(更新)


「前後編」
かけがえのない「君」>>26-28>>29-32
戦国時代からの謎の挑戦状!>>87-91>>92-95
苺の彼方をもう一度>>106-109>>110-113
シチリアでの鳥の夢>>271-275>>276-281>>282-285
月夜でのエンゲージ>>326-331>>332-336
雪月に小さな花びらを>>421-424>>425-428
時空鉄道の夜>>483-487>>488-498
カービィだらけ>>511-515>>516-519
ワドワド☆サマーアドベンチャー!>>520-525>>526-530>>531-536


「風花月夜伝〜友情よりも、忠義よりも〜」
第一の巻:逆光降臨>>8-10
第二の巻:御一行様之旅珍道中>>11-12
第三の巻:恋せよ浪漫、忍の花に>>13-15
第四の巻:変わりはしないもの>>16-18
第五の巻:生きとし、生ける者。>>19-20
第六の巻:揺るぎない、どうしても。>>21-22
最終の巻:音が導く先>>23-25


「風花月夜伝2〜花は今、光へと舞う〜」
第一幕:異変を告げられし江戸>>216-219
第二幕:渦巻く四方と空>>220-223
第三幕:咆哮の中に在る「声」>>224-227
第四幕:私の輝きの星>>228-231
第五幕:忍び寄る戦いの迫る時>>232-235
第六幕:怨恨開花>>236-240
最終幕:空へ>>241-245


「灯火の星〜第六天魔王の乱〜」
第一の段:わし、参上!>>290-293
第二の段:雷に阻まれるのならば、やることは?>>294-297
第三の段:キミと、光と>>298-301
第四の段:聖地の謎かけを解き明かせ!>>302-305
第五の段:闇夜の城で見つけたのは・・・>>306-309
第六の段:光と闇の諍い>>310-313
最終の段:そして魔王は、悪魔と共に歩き出した。>>314-317


「チェリーワールド×蒸気都市〜夢幻の歯車の光〜」
第1話:ようこそ蒸気都市>>441-444
第2話:風を便りに>>445-448
第3話:決して叶いもしないだろうけど、>>449-452
第4話:魔女の■の讃歌>>453-456
第5話:蒸気聖杯戦争の「目的」>>457-460
第6話:風よ光へと吹け>>461-465
最終話:さよなら蒸気都市>>466-470

輝ける希望の星達よ(その3) ( No.116 )
日時: 2023/07/13 12:49
名前: 桜 (ID: aU51y5nQ)

カレン「本当に過去にタイムリープしていたのね?」


一方、ランはカレン達が聞き出す形で聖槍に巻き込まれた後の出来事を話していた。ガウェインのこともだ。


天草「でも、なんか奴の様子が違いますね。まるで本来の性格のガウェインがあなたを見つけたように見える」
ドラメッド「ガウェインは本当はどんな騎士であーるか?」
天草「ペディヴィエールが話してくれたことですが・・・彼は理想の白馬の王子とも称され仕える主君に絶対的な忠節を持っていますが、その分愛が深い騎士と言われています。多情なのですが、トリスタンよりは少しはマシです。さらに言うなら年下で胸の豊かな女性が好みだと聞きましたが、随分とロリコンの方向で趣味が変わられたと思います」
王ドラ「どっちもどうしようもないじゃないですか・・・;それよりもそれならホイップちゃんはガウェインさんのマスターですよね?彼女は今どこに・・・「ホイップは何らかの呪いで眠っていると言ったらどうするんだ?」


すると、ハウルとフリードが自分達のところに訪ねてきた!


シェリー「なんだよ。あいつらのところにスパイしてたんじゃないのか?」
ハウル「いや、その必要はもうなくなったんだ。情報も手に入れたしな」


一方、スマブラ屋敷ではリップは何やら考え込んでいた。それをクルークが気付く。


クルーク「リップ、どうしたの?なんか悩んでるね」
リップ「ううん、なんでもないよっ!もう今更だし怖くはないんだけど・・・聞きたいことがあるけど、天草さんが時折アタシのことエデンって呼んでたんだけど、アタシの中にもう一人の人格があるってことないよね?それで暴れたりしたとか・・・」
クルーク「!それは・・・」


すると、スマブラ屋敷に緊急警報が鳴った!クルークの方に向かっていたのだった。


クルーク「ボク!?何なんだ!!?」


すると、突然クルークの前に槍を突きつけてきた!その人物はこないだ聖槍をランに放った人物・・・!!


ハウル「そういえば、ホイップの叔父の同じ名のクルークを放っておいて大丈夫かねえ?」
モリアーティ「?それはどういう意味カナ?」
フリード「それはうちの騎士が向かっていったはずピョン★だから、今迎えにきたピョン★」






ハウル「クルークが、ランスロットと獅子王に殺される前にな」






獅子王「・・・やっと会えたな」


クルークは獅子王の姿を見て驚愕する!まさかここに襲撃するなんて思わなかったから。


クルーク「あ、あなたが獅子王か・・・!?」
獅子王「そうだ。今日はクルークの命をもらいにきた。心配しなくて良い、ガウェインには話していないから」
リップ「クルーク君・・・ぐっ!!」
ランスロット「安心しろ、トリスタンのマスターである君には手を出す気はない」


すると、そのランスロットの手を音の刃が射た!事態を聞きつけて仲間達と共に駆けつけたトリスタンだ。


トリスタン「リップ!ご無事ですか!?」
リップ「トリスタンちゃん・・・!」
ランスロット「!トリスタン卿・・・本当に我らの同胞であるトリスタン卿か!?」


すると、ランスロットはさらに驚く光景を見た。パーシヴァルとベディ、ガレスだ。


パーシヴァル「ランスロット卿、これは・・・!?」
ガレス「なぜこの屋敷に来て・・・!」
ベディ「王・・・なぜ彼を・・・!」
獅子王「!ベディヴィエール・・・?」


すると、その獅子王をある槍術でクルークから引き剥がした!クー・フーリンだ!


クルーク「クー!」
クー「悪いな。こいつは俺のマスターでもあるんでな。そうやすやすと引き渡すか!」


クーの啖呵でランスロットは重い口を語る。


ランスロット「・・・ならば、教えてやろう。珠黄泉が他にも召喚したガヘリス、ケイ、パロミデス、ペリノア王、ボールス。私は客将で招かれただけだったが、彼らは定めたその方針に従わずに争ったのだ。結果的に敗北したのだ。同じく従わなかった青の吸血鬼一族の他の始祖や珠黄泉や吸骨鬼一族の一部の者と同様に」
タママ「!!それならパーシヴァルも争って従ったけれど結局受け入れずに・・・!」
パーシヴァル「・・・ごめんなさい。私の口からは言えるわけない」


パーシヴァル同様にベディがその際の恐怖で震えているのを見たトリスタンはランスロットに聞く。


トリスタン「ランスロット。獅子王もそうですが、貴方はガウェインとはクルークに対する目的が違うようで」
ランスロット「!」
トリスタン「ガウェインはクルーク殿を気にかけて彼のみ生かそうとし、それで青の吸血鬼一族をも殺したりした。パーシヴァルは絆の子と呼んで憧れを抱いた。ガレスはガウェインやクルーク双方に気にかけて、ベディヴィエールはそうではないとわかっていながらも絆の子だと思わずにいれなかった。だが、貴方はどうですか?獅子王と同じように彼を殺すのみなのですか?ガウェインのために」


すると、ランスロットはリ=ナイトを構えながら言う!


ランスロット「黙れ!ガウェインの脅威が貴公らに及ぶ前に彼を殺すしかないのだ!」
ゼオ(あれはリ=ナイト・・・!?)


ランスロットとの戦闘に突入し、獅子王も聖槍を構えた。


獅子王「相手を指名させてもらおう。モードレッド。そのマスターと共に殺しに行くがいい」
モードレッド「カムランのと同じ殺し合う前提か?上等じゃねーか!」


ランスロット&獅子王戦に突入するが、避難しているアルマパラパが泣きながら事実を話してくれた。


アルマパラパ「ごめんな!洗脳されてた最中に魔剣リ=ナイトをあの騎士に渡したんだよ〜!レオンガルフがもう必要ないって言ったからー!」
キャロライン「全くそんなの知らぬうちに渡して!」
ゴルルムンバ「そんなに泣くなよ;」
ルイージ「あれは危険が及ぶ。増援が必要なら僕達が・・・」


すると、ルイージはプロキオンが驚いた様子で戦いをドアの隙間から見ていたのを気付いた!


プロキオン「あ、れ・・・?」
ルイージ「プロキオン!?」


一方、ランスロットは戦いの最中で何かを思い返していた。それはある場所に囚われているとある人物達との約束。その約束を守れないことを悔いていた。


ランスロット(約束を反故にしてすまない・・・)


一方、モードレッドは時折獅子王の麗しい顔立ちを見て思わず戸惑ったりもあったがなんとか応戦していた!


あおい「カムランで相討ちにさせただけはありますね。なんとか応戦してます」
あいり「モーさん、そこで宝具を!」
モードレッド「よっしゃ、行くぜ!」


すると、獅子王は好機とみなしたことでモードレッドの前よりも宝具を放つ!


あいり「宝具!?モーさん逃げて!!」






獅子王「最果てにて輝ける槍(ロンゴミニアド)!!」






獅子王の宝具によりモードレッドは大ダメージを受けこれを見てアタランテも応戦しようとした!


アタランテ「モードレッド、私も助太刀に向かう!!」
あおい「待て!お前は槍クラスに弓は相性が不利です!」


すると、獅子王は聖槍に宝具の光を帯びた。


獅子王「話は終わりか?ならばこちらからも・・・」


すると、獅子王の身体に異変が起きた!それは・・・






獅子王の左腕の部分が砂となって落とされたからだ・・・!






モードレッド「獅子王・・・左腕が・・・」
獅子王「あ・・・」


すると、その異変の様子に敵味方問わず驚いた!


ベディ「王!!?」
パーシヴァル「左腕が・・・砂に・・・!!」
ランスロット「王・・・!!」


すると、ランスロットの持つリ=ナイトが突如黒く光り出した!


ランスロット「!!?」
ガレス「ランスロット様!!?」
ハルトマン「これは・・・呪術の類か・・・!!?」


すると、そんな彼らの元をプロキオンが一人駆けつけた!


プロキオン「ねえ!?どうしたの!?」
サンソン「プロキオン!危ないから近づかないで・・・」


すると、サンソンはリ=ナイトが暴走したランスロットの中から自分の嗅覚で何かを〝視た〟!


サンソン(この匂いは?何が言いたいんだ?)
???「やめ・・・テ。殺さナいで。こノ騎士を、殺さなイで・・・」


その匂いから辿った姿は・・・






この騎士を殺すなと懇願しながら泣いているプロキオンの形を取っていた・・・!






サンソン「!!」
エージェント「!?サンソン・・・?」


すると、それを見て気付いたサンソンはランスロットに聞こうとする。


サンソン「(まさか、そんな)ランスロット殿、あなたは・・・」






ランスロット「言うなあああああー!!!」






サンソンがランスロットの剣技をプロキオンを守りながら辛うじて避けたあと、ランスロットは次第にリ=ナイトに取り込まれた!


ランスロット「ぐ・・・ぁ!やめ・・・」
トリスタン「ランスロット卿!!」


ランスロットはリ=ナイトが独自に出したブラックホールに飲み込まれてしまう。一方、左腕を突如砂と化した獅子王を見たモードレッドはその様子から異変の原因を感じ取った。


モードレッド「獅子王・・・貴方の身体からジャマハートが・・・」
???「獅子王、あなたもしや、ガウェインさんの知らないところでヘクソンにジャマハートを取り込まれましたね?」


すると、何らかの打撃を獅子王の額が襲う!獅子王はそれで倒れ込んでしまった!


モードレッド「戻ってきて早々何のつもりだ!!?オレンジダヌキ!!」
王ドラ「痛みには痛みで与えときました。まあ生きて帰れるかはわかりませんがね」
ツースト「だからって片腕をなくしてる奴にこんな痛みを与えてまで「その片腕は今元に戻れましたが」ほらな片腕が戻ってーーーーーえっ!!?」


すると、大半の全員があっさりと目覚めた獅子王に驚いた!片腕も元に戻っている。


あいり「何をしましたの!?」
王ドラ「獅子王の額からなんかヤバそうな魔力を感知しました。多分それがジャマハートであると突き止めてヌンチャクで攻撃したわけです。あと、それを教えてくれたのはフリードさんですよ」
あおい「フリードが!?」
獅子王(そうか、あの男・・・奴らに見切りをつけるための腹積りだったのか)


一方、ランスロットが飲み込まれたブラックホールを見たプロキオンは何かを思い出しつつも茫然自失となってしまう。


プロキオン(まさかあの人は・・・魔剣によって、死に・・・)


すると、彼を取り込みそうになったブラックホールをブラックの命を受けたデオンが弾き返した!


ブラック「・・・考えるのは後にしろ。あのブラックホールはまだ閉じてない。何か抵抗してる形でこじ開けたままだ。元に戻るのは飲み込まれた本人を直接脱出させるしかないんだが・・・おい、いつまでぼーっと突っ立てるんだ?」
プロキオン「・・・だって、ボクにそんな資格は・・・」
ブラック「資格とかそんな問題じゃないだろ!それよりもお前があいつに何をしたらいいか考えろ!」


ブラックの叱咤にプロキオンはますます悩んでしまうが、ブラックは一旦深呼吸した後に言う。


ブラック「・・・例えば、あいつはお前にとっての旅の目的が違うものだったら?」


ブラックの問いにプロキオンは顔を上げた。彼はおぼつかないながら言う。


プロキオン「い、じ、ら、し、い・・・」


ーーーーー今思えばずっとボクを助けてくれた気がする。いつだって支えてくれた人。ずっと守ってくれた人。会えなくても、自分は生きているよと伝えたかった人ーーーーー






プロキオン「いじらしい。ボクはあの人がいなきゃ寂しいままだった。ボクはあの人に、ずっと会いたかった!せめてものでも、「ありがとう」って言いたい・・・!」






トリスタン「なら、さっさと立ちなさい」


トリスタンの後押しする言葉にプロキオンは顔を上げながら聞く。


プロキオン「トリスタンさん、気付いて・・・」
トリスタン「ランスロット卿の伝承を知っていますか?彼は円卓最強とも言われる騎士で、多情で女難の気がありますが、不器用でも愛情深い方なのです」


すると、トリスタンは音の矢でブラックホールをさらに開けながら言う。


トリスタン「ーーーーー私がさらに開かせるので行きなさい。多分あのブラックホールは攻撃してこないでしょう」
プロキオン「・・・あなた、ずいぶんと勝手だね」
トリスタン「それはお互い様ですね」


プロキオンはそのブラックホールに入っていった。ランスロットを救い出すために・・・!

輝ける希望の星達よ(その4) ( No.117 )
日時: 2023/07/13 12:51
名前: 桜 (ID: aU51y5nQ)

ここは・・・ああ、やっぱりあの場所か・・・


嫌なものなら歩みを止めてもいいけど、でも、今はそれじゃダメなんだ。


どこにいるの?ねえ、どこにいるの?ねえ!


プロキオン「!」


すると、プロキオンは後ろで泣いている自分を発見する。それはかつての自分にそっくりだったが・・・






プロキオン「・・・もう大丈夫だよ。ボクはあんまり覚えてないけど、あなたがボクを助けてくれたように、今度はあなたを救いにきたんだ」






すると、泣いているプロキオンは姿が変化し、彼は言う。


ランスロット「・・・私を許すというのか?罪にまみれた私を。ガウェインはもう救えないというのに・・・」
プロキオン「違うよ。ガウェインはヘクソン達に利用されてるけど今でもあんまり変わってないままだ!そうじゃないなら、あんたはとっくに殺されたりしていたはずだ!」


すると、プロキオンの言葉を聞いたランスロットは何かに気付く。ガウェインは生前にガレスを手違いで殺してしまったことを今でも恨んでいると思っていた。しかし、それは違った。彼はかつての自分と同じように愛ゆえに罪にまみれた。ガウェインは自分に冷たく接した真の理由は・・・






親友のランスロットに生前の自分と同様憎しみに支配してほしくなかったから・・・






ランスロット「・・・ガウェイン・・・すまない。すまない。すまない。すまない・・・すまない・・・!!」


真実に気付いて泣いているランスロットをプロキオンが優しく抱きしめた・・・。


プロキオン「・・・帰ろう」


プロキオンの手に令呪が浮かぶ中、ランスロットは静かにそれを頷いた・・・。






ガレス「ランスロット様・・・!」


ランスロットがプロキオンと共にブラックホールから生還し、ガレス達桜サイド側の円卓からも迎えられた。ランスロットが自ら宝具にした魔剣リ=ナイトは精神的なダメージを与える呪術の類を持つ精神汚染のデメリットがある所謂いわくつきの剣だったのだ。


カレン「どうやらこれは精神汚染を含んだ呪術の魔力が含まれてるらしいわ。この手の類は自爆特攻で使用する騎士の心を漬け込むタイプだったようね」
天草「そんなもの、あのアルマジロがよく今まで助かりましたね・・・;」
ランスロット「天草!?って、王もなぜ・・・左腕も・・・!」


獅子王の姿を見て驚くランスロットに対して彼女は静かに言う。


獅子王「・・・貴卿はあの時に私に言ったな?」
ランスロット『もし失敗したら、その時は私を手にかけるように。そうすれば、ガウェインも貴方もきっと助かります・・・』
獅子王「貴卿は私が呪いをかけられていたのを知らなかったか?ああそうか、どこかの世界での出来事のように私に罰してほしいと願ったことがたまらなかった。私にはギネヴィアを責める資格はないと言ったのだろう?なのに貴卿はまた繰り返そうとする。あの子の時と、同じように・・・!」


獅子王の言葉にハウルは何かに気付いた。


ハウル「青の吸血鬼一族の第五始祖、ラーチはあんたが殺したと聞いている。だけど、真相はラーチが聖槍の呪いを自分に移させたことによる奴の自害か!」
トリスタン「!王、貴方は・・・」


そのことを明かされた獅子王はさらに口を黙ってしまうが、ランは言う。


ラン「あなたは罪悪感で苦しんでいた。故にジャマハートもヘクソンにそれを漬け込まれていたものだったのでしょう。あなたはガウェインさんを止めたかった。でも、ホイップちゃんと引き離されたらと思うとできなかったんだ・・・」
獅子王「・・・」


すると、クルークは獅子王を悟りかけるように言う。


クルーク「・・・あいつらを倒してガウェインとホイップちゃんは必ず助け出すという目的を変えたから、ボク達を信じてほしい。約束するよ」


クルークが自分達を責めることなく諭すような言葉に獅子王は折れた。


獅子王「ーーーーーいいだろう。私達の命は貴方がたに預けます。奴らの拠点までの道案内は私がする。拠点のヘンダーランド跡地に建てたキャメロットに」
ラフィーナ「ヘンダーランド!?」


すると、キッドはヘンダーランドのことで言う。


キッド「ヘンダーランドって短期間で閉園した大人気遊園地だよな!?」
チャラ王「俺もそれは絶対に行きたかったなぁ;」
乱麻「大人気だったのに閉園はないよな;」


すると、しんのすけがそろりそろりと逃げて行くような音がしたのをモードレッドが気付く。


モードレッド「しんのすけ、なんか知ってんのかぁ〜?(疑いの眼」
しんのすけ「変な疑いはよくないゾ;」


そんな賑やかな風景を見たランスロットは何かを呟く。


ランスロット「・・・ガウェインは本当はこれを望んだのだったな。ホイップの叔父のクルークも、ガウェインの元マスターも・・・」
エージェント「!?おいどういうことだ。クルークと同じ名前の叔父と、ガウェインの元マスターって。普通はサーヴァントは再度召喚されたら・・・」


すると、ドアを開ける音がした!アッシュとスマイルを連れたユーリだ。


アッシュ「ユーリ・・・!」
ユーリ「いや、良い。ポエットにも時期に露見するだろう。そろそろ種明かしだと期している」
スマイル「責められても知らないヨ。ヒヒッ!」


彼らの前に立つユーリを前に大半の全員が思わずおじけついた。


トリスタン「ユーリ殿。貴方は・・・」






ユーリ「明かそうか。私が、ガウェインの元マスターだ」






続く・・・!






感想OK

二度の生における旅路(その1) ( No.118 )
日時: 2023/07/19 17:46
名前: 桜 (ID: BmxuFWGD)

今回はガウェインに何があったか垣間見る話です。
本来なら禁忌とされるけど、理由がなんだかなぁ・・・






「小ネタ」どうやって実体化するようになったの?


サンソン「そういえば、この耳飾りがないと人間には見えませんね;当初も召喚者に認識されませんでしたし」
トリスタン「それでエージェント殿らが見えるなんてもう特技としか言いようがありませんね」


すると、そんな二人にモードレッドが声をかけていた。


モードレッド「何話してんだ?」
トリスタン「モードレッド。実はかくがくしかじかでして」
モードレッド「はあ?サンソン、お前、実体化の方法を忘れてたのか!?」
サンソン「え?」


思わず呆気に取られたサンソンにモードレッドが説明する。


モードレッド「サーヴァントでも霊体化や実体化できるんだぜ?オレらが今人に見えるようになっているのは実体化をしてるからなんだぞ!そんなことを思い出さないでそれを頼ってたのか!?」
トリスタン「あ、確かに。それは私も同様でしたね」
サンソン「・・・;アレクにも後で伝えて来ます」


そしてサンソンとアレクはなんとか実体化ができるようになりました(ちゃんちゃん♪)






エージェント「ユーリが・・・ガウェインの元マスター・・・!!?」


赤の吸血鬼から明かされた事実にモニターで聞いていた人達も含む大半の全員は驚愕し、それを聞いたモードレッドは食ってかかろうとする!


モードレッド「てめぇ!!ずっとオレ達を扇動させて踊らせた挙句に騙しやがって!!よくも・・・!!許さねぇぞ・・・!!」
ギロロ「落ち着け!!相手の話もちゃんと聞け!!」
天草「なぜこのようなことを・・・」


ユーリは少しだけ沈黙を貫いたが、すぐに口を開いた。


ユーリ「あいつが望んだ願いだ。私はそれを汲んだだけだ。どうしても「愛する者の生まれ変わりと一緒に死にたい」と言ったからな・・・」
獅子王「ガウェインが、愛する者・・・?」


一方、クロスはクロードから話しかけてきた。


クロード「ツースト殿から逃げていいのか?」
クロス「ああ・・・私の罪悪がある以上向き合いたくない」
クロード「稀だな。あれだけ主人第一主義だったお前が、主人と向き合いたくないとは。よほどガウェインが、あの猫のからくりとどこか似ているからか?」
クロス「・・・」


一方、ヘンダーランドの跡地にある傷だらけの三つ巴悪魔の拠点のキャメロット城ではガウェインが眠ったままのホイップに話しかけていた。


ガウェイン「ホイップ。私も何か知りませんが、あの現代の月の巫女には何か懐かしみが感じますよ。貴女の顔からしても同じですね。大切な思い出だったように・・・」


ガウェインはホイップの手を握りしめながら告げる。


ガウェイン「・・・もうすぐです。貴女はもうすぐ、眠りの呪いが解ける。その要となるクルークを連れて行きます。それまでお待ちを・・・」


誰も知らない。あの流れ星の降る夜に、澄んだ青空が広がる朝に。あの時に誰にも頼らない決意と引き換えに失った、私のどうにもならずとも叫びたい願い事を・・・

二度の生における旅路(その2) ( No.119 )
日時: 2023/07/19 17:49
名前: 桜 (ID: BmxuFWGD)

今から約250年前。まだ先代の月の巫女ルナが生きていた頃のメルヘン王国で起こった最初の聖杯戦争。その名は「第一次幻奏的聖杯戦争」。2回渡って行われたこの最初の聖杯戦争にユーリはヴィルヘルムからの依頼で参加者として関わった。
そして彼はヴィルヘルムに渡された触媒である円卓の破片を見ながら言う。


ユーリ「全くヴィルは自分が急用ができたと私に押しつけて・・・まあいい、呼び出すか」


ユーリはそれを触媒にある円卓騎士を召喚する。クラスはセイバー。その風貌は自分達妖怪には眩しく見えた光の王子そのものだった。その真名は・・・


ガウェイン「ーーーーー円卓の騎士、ガウェイン。これにより召喚に応じました。此度貴方の力になりましょう」


ユーリはガウェインの一切の曇りもない瞳に思わず圧倒されかけるが、すぐに立ち戻り彼に告げる。


ユーリ「聖杯はいらぬ。人に頼まれたのでな。私は自らの見聞を広めるために参加している。私は赤の吸血鬼。だが、勝ち進める。ーーーーー気は緩むなよ」
ガウェイン「はい。ユーリ」


ガウェインと契約したユーリは幻奏的聖杯戦争に足を踏み入れ、そこで順調に勝ち進めていった。


ガウェイン「この太陽の剣に、勝利を!」


ガウェイン「良き営みを守り給え!」


ガウェイン「ぬぬぬ!成敗!」


ランサー、ライダー、バーサーカーの順に次々と勝ち進めていく中、ユーリはある日の夜に本を読んでいたところをガウェインが来た。


ガウェイン「マスター。もう眠る時間ですが」
ユーリ「生憎私は忙しい。後にしてくれ」
ガウェイン「わかりました」


ガウェインは歩こうとするが、ドアを開けながら歩を止めたのをユーリが気付いた。


ユーリ「・・・セイバー、何をしている?」
ガウェイン「貴方に仕えるセイバーの私は今出て行きました。ここにいる私は吸血鬼でも人の心を持つ貴方を気にかけるガウェインの私です」


ユーリはガウェインの言葉にふっと微笑った。


ユーリ「・・・情に流される癖はどうにかならんか?ガウェイン」


ユーリは本を閉じた後、ガウェインに付き添ってもらい眠りにつこうとする。


ガウェイン「ユーリは最強と言われる吸血鬼始祖でも無理していることも知っています。残りはアーチャーとキャスター、アサシンだけですし」
ユーリ「・・・お前に気遣われたくはないな」
ガウェイン「私は此度の生で貴方に忠義を誓う騎士ですので」


聖杯戦争ではお互いに「セイバー」「マスター」と呼び合っているが、休息の地では名前で呼び合う仲にはなっていた。その翌日にガウェインがアサシンを倒し、残りはキャスターとアーチャーの2名。とある日にキャスター対策のためにその拠点としている街を訪れていた。そこでは旅の途中であったルナと会った。


ルナ「で、キャスターへの対抗策はその呪いに耐え切るかよね?セイバーのスキル上弱体解除はできないだろうけど」
ガウェイン「私にはガッツスキルがありますので。短い間ですが」
ルナ「まあ弱体解除の魔術道具は用意しておくわ」
ユーリ「ああ。ありがとう、ルナ」


ガウェインはユーリの今の表情からしてルナに好意を抱いていることに気付いていた。それは人の心を持つならば当たり前の感情。英霊である自分とて例外ではなかった。


ガウェイン(私は忠義の騎士。生前のランスロットへの激情で最期まで我が王に寄り添えなかったことを悔いて、それで英霊になってからはより完成された騎士と化したのだ。その自分には誰かに恋情を抱く自覚はない)


すると、一人歩いていたガウェインは気付けばある教会にいた。彼は恐る恐るそこに立ち入った時、気付けばそこでお祈りしているある少女を見かけた。その少女が持つ天使が持つような美しさに心を奪われていた。


ガウェイン「・・・」
少女「!?あなた、追手の一人かしら!?」
ガウェイン「いえ、違います!私は一人ここに来ただけです」
少女「そうなの?そういえば、追手の中にこんな騎士様はいなかったわね」


少女の言動に意味深なものを含まれているのをガウェインが疑問に持つが、少女は自分の名を名乗る。


少女「私はアメリア。本名じゃないけど、それを呼んでくれたら」
ガウェイン「あ・・・ならば、私はセイバーと呼んでくれたら。ちょうど自分のマスターと行動を共にしているので」


すると、ユーリが自分を探す声が聞こえた。


ユーリ「セイバー、どこに行ったー!?」
ガウェイン「あっ、マスターが呼んでいるので、では」


すると、アメリアはガウェインに対して言う。


アメリア「18時半。そこで毎日教会に来てるから、ここに駐在する間はおいでよ」
ガウェイン「!(明日も会っていいってことですね」


それからガウェインは18時半に教会を訪れてアメリアに会っていた。アメリアは純真無垢な心を持ち聡明で打たれ強い人物だった。彼はアメリアからいろんな話をしてくれた。


ガウェイン「すみませんが、この本の写真の花は?」
アメリア「カルミアの花」
ガウェイン「カルミア?アメリアはいいですね、いろんな字が読めて。私ももう少し字を読めるようにしたいですね。アメリア、私には忠義とは別に願いがあります。マスターと共に聖杯戦争が終わった後も各地を旅して、世界中の国々を見て周るのです」


ガウェインの願いにアメリアは言った。


アメリア「じゃあ、その花はセイバーにピッタリね」
ガウェイン「えっ?」
アメリア「その花の花言葉は、〝大きな希望〟・・・」


次第にガウェインは彼女と教会で会うことも楽しみの一つに含まれていた。またとある日にガウェインはアメリアが「あなたに見せたいものがある」と言われて連れに行ってくれた。


ガウェイン(私に見せたいものとはなんでしょう?)
アメリア「あっ、ほら!着いたわ」


すると、その風景にガウェインは心を奪われた。それは数ある雪だるまの下にろうそくを置き、幻想的な雰囲気となっていた。


ガウェイン「おお・・・」
アメリア「雪だるま祭りよ。この下にろうそくを置いて祈りを捧げているの。この街の風物詩。まあ、父親は下らないとか言うだろうけどね・・・」


アメリアは時折悲しそうな表情をしながら言う。


アメリア「実は私はこの国の王族の一人なの。でも、王宮内で退屈な暮らしは嫌だから、この街にお忍びで行って教会に祈りを捧げてる。王である父親はそれを快く思わないけど」
ガウェイン「随分と子供に対する愛情が薄い父親ですね。出会った際の貴女の顔からしてそう感じ取れる」
アメリア「あっ、やっぱり?・・・でも、バレた際はいいわよ。リミットが来たってことだもの」


そう割り切れてしまっているアメリアの悲しみを帯びた表情を見たガウェインは彼女にある提案を持ちかける!


ガウェイン「では私は貴女も連れて行きます。ユーリは許可を取れるかわかりませんが」
アメリア「!・・・気持ちは嬉しいわ。ありがとう」


なぜガウェインがアメリアにあんな提案を持ちかけたのかわからない。しかし、彼はアメリアに会う度に切なくて、狂おしいほど嬉しかった。ガウェインはいつしかアメリアを好きになってしまったのだろう。これがユーリのルナに対して抱く好意の正体だろうか。
そしてその後に帰って来た後にユーリにその話を持ちかけた。


ユーリ「構わんよ」
ガウェイン「えっ、良いのですか?」
ユーリ「ああ。忠義を貫く姿勢のお前がそんな提案をするとは思わなかったからな。意外に思っていたかもしれん」


しかし、ユーリはどこか渋ってもいた。


ユーリ「だが、このままではお互いとて面白くない。ならば・・・キャスターを倒した時に褒美とするのはどうだ?」
ガウェイン「!はい!頑張ります!」


その翌日、キャスターとそのマスターの居場所を割り出した二人は対峙するべく事前に指定された待ち合わせの場所にいた。


ユーリ「確かここだな・・・」


すると、ある足音が聞こえた。その姿にようやく来たと確信する。キャスターだ。


キャスター「ンンン!これはこれは。まさか本当にくるなんて思わなかったですねえ」
ユーリ「!貴様、自分のマスターはどうした?」


マスターが来ていないことに気付いたユーリの問いにキャスターは自分のマスターのことを話す。


キャスター「ああ、あれは感性が善良な方でして。だから、業を煮やしたので呪符で生きられないようにしました!」
ガウェイン「!!なんと酷い・・・!!」


キャスターの行動に二人は唖然とするが、キャスターは呪符を持ちながら言う。


キャスター「お話はそこまでですぞ。ここからは戦いの時間ですよ〜!」


キャスターの強さに二人は思わず苦戦するが、それでも負けじと粘り続け、ユーリはついに令呪を浮かばせた!


ユーリ「セイバー、令呪を以て命じる。〝宝具を放て〟」
キャスター(令呪・・・!ということはセイバーが狙うのは上から・・・!)
ガウェイン「そんなわけあるか」
キャスター「なにぃーーーーー!!?」


すると、ユーリの令呪を受けたガウェインは宝具を放つ準備が整った!


ガウェイン「予想通りの動きをしてくれて助かったな」






ガウェイン「転輪する勝利の剣(エクスカリバー・ガラティーン)!!」






ガウェインがキャスターを倒し、これで残るはアーチャーのみになったが、キャスターは消滅間際にこう言い放つ。


キャスター「あなた方は彼女は放っておいて大丈夫ですかな?」
ユーリ「何が言いたいのだ?」
キャスター「いや、それだけではないですぞ。拙僧が言いたいのはあなた方はこの聖杯戦争が終わった後も、もがくほどの苦しみを味わうことになりますぞ」


キャスターがそう言い残して消滅した後、ガウェインはその言葉から何かを察した。


ガウェイン「アメリア・・・!?」
ユーリ「セイバー!!?」


ガウェインはアメリアがいる教会に走り込んでドアをバンと開けた!彼はアメリアの名を呼びかける。


ガウェイン「アメリア!私です!セイバーです!いるなら返事して下さい!返事を・・・」


すると、ガウェインは血に塗れたある亡骸を発見する。唖然とする彼はその亡骸の名を呼ぶ。


ガウェイン「アメ・・・リ・・・ア・・・」


後から来たユーリはそれを見て驚きつつもガウェインに伝えようとする。


ユーリ「セイバー・・・彼女はもう・・・」


すると、ガウェインはルナに渡されたある魔術道具を使おうとする!それは繋げれば生きる人形と化す曰く付きの糸だった。


ユーリ「何をしている!?」
ガウェイン「生きる人形として繋げるのです!それで蘇生さえすれば、彼女は生き返ります!」
ユーリ「莫迦者!!死者の蘇生は禁忌だと貴様も聞いているだろう!たとえ成功したとしても生前の記憶は消失する!たとえ大切な思い出だとしても!ルナはそれを覚悟を持って使えと渡したのだ!」


ユーリの言葉は正しい。突き刺さるほど冷酷であるが、ちゃんと理に適っていた言動だった。それでも現実を受け入れられないガウェインに対し、ユーリは何かを持ちかける。


ユーリ「ガウェイン。我らが勝利したら聖杯はお前に捧げる」
ガウェイン「・・・!」
ユーリ「それでアメリアのことも忘れぬようにこの聖杯戦争に関連する記憶をを保持すると願え。お前はその時に・・・アメリアが生まれ変わった者とまた恋をするのだ」


ユーリの提案にガウェインは失いかけた言葉を使って自分の想いを打ち明けた。


ガウェイン「・・・ユーリ。死にたいですね。また、死にたいですね。今度は、私が愛したアメリアが生まれ変わった者と」


涙を流すガウェインをユーリは子供をあやすかのように優しく抱きしめた。その後にガウェインは彼女の亡骸にカルミアの花を添えた。


ユーリ「行くぞ。もう人が来る」
ガウェイン「はい・・・さようなら、アメリア」


その後に発見されたアメリアの死は猛毒によるものだったが、それは兄弟間で起こった次なる王位継承をめぐる派閥争いによるものか、それとも国王であった父親の差し金かはわからない。だが、それはどちらともあるように思えた。真相こそ今も明かしてはくれなかったが。
そしてその1週間後に二人はようやく最後に立ちはだかる英霊であるアーチャーと対峙する!真名は英雄王であるギルガメッシュ・・・!


ギルガメッシュ「ほう。意外だな。妖の類がマスターである雑種どもが生き残るとは」
ユーリ「そうだな。こちらにも願いはある。それで聖杯を使うのだ」
ギルガメッシュ「その雑種に次なる召喚でこの聖杯戦争の記憶を保持する内容か?馬鹿馬鹿しい。それは英霊に対する侮辱であろう。貴様が救済を信条とするならば、我はその裁定を見極める者。よって今我は貴様らを殺しにかかるのを決めている!」


対するギルガメッシュの実力はキャスターとは比べ物にならないぐらい強大なものだった。ガウェインも時折息が上がるが、なんとか持ち堪えていた。ギルガメッシュは異空間からバビロンの鎖を放つ!


ギルガメッシュ「我のもてなしだ。受け取れ」


その鎖で貫かせた・・・ユーリの身体を。


ザシュッ


ユーリ「ぁ」
ガウェイン「マスター!!」


すると、ギルガメッシュは勝利を確信した直後に自分の身体から放出した棘に串刺しにされていた!


ギルガメッシュ「なっ!?」
ユーリ「私の身体を貫いた時、貴様も同じように貫くように私の身体に仕掛けておいた。失敗のリスクを伴う刺し違いの魔法だが・・・まさかそれがこんなところで成功するとはな」
ギルガメッシュ「おのれ・・・おのれおのれッ!!!」


そしてギルガメッシュを倒し、ユーリとガウェインが第一次幻奏的聖杯戦争に勝利する!ガウェインは血に塗れながら倒れ込んだユーリに駆け寄った。


ガウェイン「ユーリ!!」
ユーリ「心配するな。私は不死身の吸血鬼だ。故にこの程度の怪我はなんともない。それより、聖杯だ」
ガウェイン「!」


すると、ガウェインは勝者の証として上から降りて来た聖杯を見る。


ユーリ「約束通り、それは貴様にやろう。泣くほどアメリアを好いただろう?アメリアが生まれ変わった者に会いたいだろう!?ならば、願え!私が赦している!私の騎士である貴様は、それを持っていいのだ!」


ガウェインはこの聖杯戦争の中で少しも明かさなかったユーリの本心を知って思わず涙を流すが、ガウェインはそれを持ちながら自分の願いを伝えた。


ガウェイン「お願いです・・・次なる召喚ではこの聖杯戦争に関する記憶を・・・アメリアとの思い出を・・・忘れることなく・・・」


そして聖杯がその願いに応じた後、ガウェインはその消滅間際にユーリに聞こえるぬよう自分の今ある思いを伝える。


ガウェイン「ありがとう。私を突き放しても無下に扱わないでくれて。私という英霊を・・・尊重してくれて。私のマスターである小さな吸血鬼・・・さようなら、ユーリ・・・」


その後にユーリは一筋の涙を流しながら今はもういない騎士に伝える。


ユーリ「・・・さらば、ガウェイン・・・」

二度の生における旅路(その3) ( No.120 )
日時: 2023/07/19 17:51
名前: 桜 (ID: BmxuFWGD)

そして約250年後。それまでは慌ただしく吹き荒れていたチェリーワールドが平和な現代となり、そのある草原。そこにある英霊が召喚された。平和なチェリーワールドの現代において最初にマスターなしで召喚された成功第一号である英霊。ユーリを始めとした第一次幻奏的聖杯戦争に関連する記憶を保持した彼のサーヴァントだったガウェインだ。


ガウェイン「私が召喚されたということは・・・アメリアは生まれ変わっている。今どこにいるかわからぬ彼女を探さなければ。そのために今度こそ彼女を守る術を身につけなければ」


ガウェインはその時になぜか一緒に持っていたあるメモ用紙を見る。彼は指定された場所に向かった。その場所にたどり着いた時、チェリーワールドにおける学術の師となる伯爵の男と出会う。


???「ようこそ。家のお告げに従い、本日よりキミの学術を任されたイージス侯爵だ。私のことはイージスでも好きなように呼べ」
ガウェイン「・・・前々から感じていたのですか?」
イージス「何か問題あるか?」
ガウェイン「いいえ」
イージス「キミは生徒だから、ガウェインと呼ぶ。息子がいるのだが、人見知り故出てこないのでな。剣術の師を紹介しよう」


ガウェインはイージスによりその剣術の師がいる場所に連れて行った。そこはその街内にある小さな闘技場。しかし、この日はたくさんの客で盛り上がっていた。


イージス「あれがキミの剣の師匠だ。見よ」


その人物は剣術を発揮し、相手に強大な強さを見せつけーーーーーそして完封勝利を果たした。ガウェインは少し驚くが、イージスは説明する。


イージス「あの男はキミと同じ人間ではなく、お互いが弱点とする式神だ。特にあの男は元はサーヴァント狩りを生業にしていた「死神」と呼ばれて疎まれた者。だが・・・それは罪ある者が罰を値するという時だけ。奴の力は、罪なき人も英霊も傷つけることはない。慈悲深いと言えないか?あの男がお前の剣術の師である式神、クロスだ」


すると、ガウェインの剣術の師として指名されるクロスはイージスを見て声をかける。


クロス「イージス!見に来ていたのだな、どうした?」
イージス「お前に依頼しよう。この男の剣の師となれ」
クロス「は!?その英霊が!!?」
ガウェイン「よろしくお願いします。剣の師匠クロス」
クロス「よろしくの前に話を聞けーーーーー!!!」


その数分後に闘技場から出たクロスはイージスに怪我の手当てを受けていた。


イージス「小さな怪我はいずれ大きな傷となるからな」
クロス「・・・式神は英霊同様に不死身だぞ?」
イージス「お前でも心臓部を貫かれたら死ぬぞ?」


すると、待っていたガウェインと合流したクロスはイージスに話を断ろうとする。


クロス「イージス、さっきの話のことだが、はっきり言って無理だ!」
イージス「なぜだ。剣術の師には最も最適だろう」
クロス「なぜって・・・」


すると、クロスを見て小さな子供達が指差して言った!


子供A「あっ、式神だ!死神のクロスだ!」
母親「見ちゃだめ!!死の穢れが感染から!」
子供B「えー!?」


周囲の心無い発言を聞いたクロスは再度断ろうとする。


クロス「・・・わかっただろう?その騎士・・・ガウェインも私と一緒にいたら変な目で見られよう」
ガウェイン「・・・構いません。私は貴方に教えてほしい。お願いします」


ガウェインの迷いのない瞳を見たクロスは一つだけ質問する。


クロス「そなたは何を教えてほしいのだ?」
ガウェイン「大切な人の、守り方を」


ガウェインの答えを聞いたクロスは背中を見せながら言う。


クロス「よし。明日からビシバシとゆく。覚悟はしておけ!」


それからガウェインはクロスにさらなる剣術を、イージスにこの世界で生きていくための学術などの知識を教わった。


クロス「そこだ!左だ!」
ガウェイン「・・・!」


イージス「ではガウェイン、今の問題をフランス語で答えなさい。そしてその内容をドイツ語で書き出しなさい」
ガウェイン「はい!」


ガウェインは来る日も来る日も勉学や修練に明け暮れた。そんな根性のあるガウェインの頑張りを次第に二人も認めるようになっていった。頑張りすぎて眠っているガウェインをイージスが毛布をかける中、ちまちまと歩く音が聞こえた。


イージス「クローディア。お前も毛布を持って来たのか?」
クローディア「うん。勉強や修練の合間に僕の遊び相手になってくれてるから」
イージス「そうか。すっかり懐かれたな。息子はかなりの人見知りだったのに」


クローディア=イージス。イージス伯爵の息子で、成長した後に伯爵位を受けた男。後のクロであり、怪盗団の長のクロードであった。
そして三年の時が過ぎ、クロスはガウェインと話す。


クロス「三年か。お前が来た時にクローディアはまだ6歳だな」
ガウェイン「聡明な顔立ちになっているようで。イージス伯爵家で仕えるようになった小さな執事と小さな科学者とも友人になったおかげでもありますが」
クロス「いや、お前の献身的な態度が成長を促したのだろう。ほら、お前を見て黄色い声を上げる女性達もいる。どの子が良いのだ?」
ガウェイン「・・・汗をかいたので着替えて来ます!」
クロス「好みの女性ではないからと無視するな!」
ガウェイン「クロス、ウザイです!」
クロス(生意気言うようになっておって・・・)


この頃からクロスはガウェインの霊基から前の召喚時に何らかの記憶を保持している事実を薄々と気付くようになった。
その夜、クロスはイージスとクローディア達の元を訪ねた。


クロス「イージス。土産だ。ほら、クローディアにもケーキ。ロゼやヒショウと食べてこい」
クローディア「!ありがとう!」


クローディアがケーキの入った箱を持ってロゼ達のところに駆け出して行った後、イージスはクロスが土産として用意してくれた赤ワインと生ハムを堪能する。


クロス「ガウェインは今も勉強中か?」
イージス「まあな。来いとは言ったが」
クロス「なんていうか・・・疲れないか?勉強や剣の修練ばかりで一人で遊びにも身向きもしない。此度の生はそれでもいいのではないか?」
イージス「・・・あの男が・・・ガウェインが望んだことだ」
クロス「ガウェインが英霊以外に何者か、聞いてはいけなかったか?」
イージス「そうだ」
クロス「ガウェインの大切な者って誰のことだ?騎士王か?」
イージス「忠節と恋愛は違うがな」
クロス「まあまあ」


すると、一人で勉強していたガウェインは遥か遠くから何らかの歌声が聞こえて屋根の上に登る。ガウェインはそれに合わせるような形で歌った。


クロス「これは・・・」
イージス「ああ。たまにこうやって歌うのだ」
クロス「最高に酒が美味くなるな」
イージス「ふふ」


間違いなく、前のマスターの歌声だ。彼はもう目を覚ましている。生きている。歌が生きているという、報せになっている。歌が、今でも我らを繋げる。ーーーーーアメリアの生まれ変わりに会った後、彼に会いたい。私のために聖杯を託してくれた、小さな吸血鬼の彼を。
その数日後、イージスはガウェインの大切な人の生まれ変わりの居場所をついに割り出した。彼女はドイツのケルンにいるという。


イージス「・・・そろそろ、頃合いか・・・」


それを陰ながら聞いたクローディアはガウェインのところに駆け出す!彼がいる部屋のドアをバンと開けた。


クローディア「ガウェイン!」
ガウェイン「クローディア。どうしました?」
クローディア「あの・・・ここにいたいなら、そうしていいよ。ずっとそばにおいていいし、望むなら留学の後押しもする。目的から離れて、自由に生きる道だってガウェイン、お前にはあるんだよ」
ガウェイン「・・・自由に・・・」
クローディア「この屋敷を出たら、そこが地獄になるかわからない。もしかしたら悲しいことも起きるかもしれない。僕だって寂しくて嫌だ。それがいい道だと思えない!だから・・・」


すると、クローディアの堪えた涙をガウェインが手で拭いながら言う。


ガウェイン「ありがとう、クローディア。私は行きます。彼女の元に。彼女のそばにいたいのです」


ガウェインが三年前と何も変わらない迷いのない瞳を見たクローディアはそれが揺らぐことはないと悟った後、一人部屋を出て行ってしまった。


ガウェイン「クローディア?」


その夜、クロスが疲れて眠ってるクローディアを運び出してガウェインに会いに来てくれた。


クロス「クローディア、遠いところまで散策に行っていたのでな。だから迎えに行っていたのだ。見つけた時は泣き疲れて眠っていたのでな」
ガウェイン「よほど足が痛かったのですね」
クロス「そうだな。あの距離は子供にとってはキツすぎる「戻らないで」


すると、二人は寝ぼけているクローディアの声を聞く。


クローディア「ドイツは差別をする奴らばかりで・・・大嫌い。・・・ガウェイン、ここにいてよ・・・」


クローディアの泣きながら寝ぼけて言った声に二人はようやく事実に気付いた。


クロス「ベッドに連れて行くから、手伝ってくれないか?」
ガウェイン「はい」


そしてクローディアをベッドの上に連れて行った後、クロスはケタケタと笑いながらガウェインに聞く。


クロス「ファンの女性達、見たら泣くな。子供泣かせって」
ガウェイン「クロス・・・」
クロス「まあ、だがな・・・クローディアやイージスだけではないよ。だが、お前が決めたことだからな・・・」


ガウェインはこれまでの出来事を振り返る。三人はいつも自分に対して気遣って、彼らなりに自分を思いやってもいた。


ガウェイン『すみません。今日の授業は!?』
クロス『ガウェイン、今日はピクニックだ。おいで』
イージス『休むことも勉強のうちだぞ』
クローディア『サンドイッチ食べよー!』


四人で行った海辺でのピクニック。ガウェインはポテト命の偏食家だが、その時のサンドイッチは美味しかった。一緒に笑い合うことが楽しかった。それを思い出したガウェインは少し悪いことをしたと反省し、その翌日のガウェインを送り出す日にクローディアは声をかけられていた。


ガウェイン「クローディア」
クローディア「・・・何?」
ガウェイン「少しこちらに」


すると、ガウェインはクローディアを優しく抱きしめながら頭をポンポンと撫でてくれた。クローディアは少しびっくりしたが、嬉しい気持ちはあった。


クロス「ガウェイン、頑張って来い」
イージス「良い旅路を」
ガウェイン「はい・・・!」


ガウェインのファンの女性達も涙ながらに彼を見送る中、クロスはクローディアの背中をポンポンと叩く。


クロス「泣くな。男だろう」
クローディア「うん・・・!」
イージス「・・・」


ガウェインはドイツのケルンまでの旅路の途中、クローディアの言葉を思い出していた。


クローディア『目的から離れて、自由に』
ガウェイン(いらない。そんなもの。ただ貴女に会いたい。他には何もいらない)


そしてドイツのケルンにたどり着いた後、ガウェインはアメリアの生まれ変わりを探していた。


ガウェイン「確か、気配はこちらですね。もうすぐだ・・・」


すると、道端で転んだある幼い少女を発見する!ガウェインは足早に駆け出した!


ガウェイン「(見つけた。アメリアが、生まれ変わった・・・)大丈夫ですか?お怪我はーーー」


すると、ガウェインはその少女を見て少し呆気に取られた。確かに魂はアメリアと同じだが、アメリアとは違うような可愛らしい雰囲気の羊の角が生えた少女だった。


???「?」
ガウェイン(確かにこれはアメリアと同じ魂の者。だが、なぜか・・・)


すると、とある男がガウェインに声をかけていた。


???2「俺のホイップに何か用かい?」
ガウェイン「!すみません、そんなつもりは・・・」
???2「いや、冗談だよ。姪を助けようとしたし、俺の楽器工房が近くにあるから、話は聞いてくぜ?管楽器のリペア職人である俺、クルーク=プラネティトが営む工房へ」






ユーリ「ホイップの叔父のクルークは人柄は良かったのだが・・・ガウェインとホイップはそれでも幸せになることはなかった・・・」
ベディ「どうして・・・」


ユーリは重い口を開いた。


ユーリ「叔父亡き後に壊してしまったからだ」






ユーリ「ケルンの街を滅ぼしたんだ」






続く・・・!






二人に何があった・・・?感想OK


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