二次創作小説(紙ほか)

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日常日和。5
日時: 2025/09/30 17:20
名前: 桜 (ID: ZZpzcnXb)

おかげさまで日常日和。も5という節目で新しく迎えることができました。ここに至るまで色々と混乱があり悩みもしましたが、考えた末にこの先に何があってもこれまでの続きを執筆したいという気持ちで新スレッドに至れました。色んな意味で変わる場合もあり混乱はすると思いますが、私は私で頑張りたいと思いますのでご存じの桜サイドやこれまでに出てきた新たなサーヴァント達も含めてどうぞよろしくお願いします!


「目次」


「短編」
The Reverse Night>>1-5
聖夜怪盗☆シークレット>>6-7
デンジャー☆スクランブル>>33-36
僕もまた、運命に導かれて>>37-38
うちの護衛のママ侍さん>>39-42
とある雪月花の羽根。>>43-44
アスパラ☆クライシス!>>77-83
運びを巡る機関車と謎のトレインハンター>>84-86
僕の果実のボク>>96-100
黒の感情・白き純潔>>101-105
ツイセキ☆トラブル!>>148-152
イモーターウォーズ>>153-156
◯◯透視の試用モニター>>157-161
こっちを向いて、愛してると言って!>>162-165
Halloween rabbit!>>166-169
湖の騎士は星の戦士の●●に夢を見るか?>>170-172
ランデブー☆メタモルフォーゼ>>173-176
鯖組メインでファンタパロ>>177-179
雪の記憶、冬の華>>180-183
ある冬の日のアムール>>184-187
クリスマスに追いかけっこ!>>188-191
クリスマスにネガイゴト>>192-196
小さきパンダのガレット・デ・ロワ>>197-200
宇宙の中の不思議の国>>201-205
スキ!スキ!スキー!>>206-210
ビターシュガー・チョコバーボン>>211-215
満開花見日和>>246-249
ツッコみ所が絶えませんっ!(by一ちゃん)>>250-253
ブレーメンの追跡隊>>254-258
王様ゲーム>>259-262
阿国さんの戦い>>263-267
蛇は蛙が好物らしい>>268-270
シチリアでの小話集>>286-289
パンプキンハザード>>318-321
雪の輝き、小さな夢>>345-348
王ドラなう!>>349-351
聖夜、君に贈り物を>>352-356
聖夜、白なる争奪戦>>357-360
突撃!隣の大掃除>>361-364
年明けのアムール>>365-368
バレンタインのから騒ぎ?>>393-396
I‘m not crying anymore>>397-400
バディファイターズタワー踏破の旅>>429-432
Cherry:CamelotZERO>>437-440
異世界を駆け巡る澄色の猫型ロボット達>>471-478
かの者が残してきたもの>>479-482
虹の島々での小話集>>537-540
グルメフェスを調査せよ!>>541-544


「サーヴァントvs○○○シリーズ」
第六天魔王vsカンフー猫型ロボット>>322-325
湖の円卓騎士vs仮面の剣士>>337-340
光の御子vs魔界のプリンス>>341-344
ブリテンの騎士王vsもう一人の闇の魔導師>>401-404
幕末の人斬りvs蒼炎の勇者>>405-408
日輪の姫vs野原家の主婦>>409-412
大統王vs黄色い悪魔>>413-416
五代目風魔頭目vs宇宙忍者>>417-420
太陽の騎士vs赤き吸血鬼>>499-502
島原の乱の指導者vs虚言の魔術師>>503-506
維新の英雄vsウサギの双子弟>>507-510


「桜サイドの快刀家の事情」
三兄編>>389-392
次兄編>>433-436
長兄編>>545-548


「針音ノ時計塔のアリア」
時の輝きよ>>45-47
赤の中のモアイさま>>48-50
青の上のウォーターシティ>>51-54
白の下のバトルロワイヤル>>55-57
黄の外の太陽・・・?>>58-60
その呪文の続きには>>61-66
「誰か」の世界にとってのピース>>67-71
ここに。>>72-76


「決戦前夜」
輝ける希望の星達よ>>114-117
二度の生における旅路>>118-120
「太陽」の焔を>>121-125


「キャメロット城での決着」
現在キャメロット城:正門>>126-127
現在キャメロット城:世界を約50%吸収>>128-129
現在キャメロット城:世界を約80%吸収>>130-133
我らの望む未来>>134-136
太陽のナミダ>>137-141
There are our home here>>142-147


「女性ケロン人小隊襲来」
一の儀、女性ケロン人小隊襲来!>>369-372
二の儀、ささやかな疑念>>373-376
三の儀、偽物と本物>>377-380
四の儀、ゆずれなき信念>>381-384
五の儀、星へ届けるハーモニー>>385-388


「フェアリー・レクイエム〜トリスタンの名を持つ妖精の少女〜」
「トリスタン」は突然に>>549-552
日常ブレイカー?それとも・・・?>>553-556
妖精姫のトマドイ。>>557-560(更新)


「前後編」
かけがえのない「君」>>26-28>>29-32
戦国時代からの謎の挑戦状!>>87-91>>92-95
苺の彼方をもう一度>>106-109>>110-113
シチリアでの鳥の夢>>271-275>>276-281>>282-285
月夜でのエンゲージ>>326-331>>332-336
雪月に小さな花びらを>>421-424>>425-428
時空鉄道の夜>>483-487>>488-498
カービィだらけ>>511-515>>516-519
ワドワド☆サマーアドベンチャー!>>520-525>>526-530>>531-536


「風花月夜伝〜友情よりも、忠義よりも〜」
第一の巻:逆光降臨>>8-10
第二の巻:御一行様之旅珍道中>>11-12
第三の巻:恋せよ浪漫、忍の花に>>13-15
第四の巻:変わりはしないもの>>16-18
第五の巻:生きとし、生ける者。>>19-20
第六の巻:揺るぎない、どうしても。>>21-22
最終の巻:音が導く先>>23-25


「風花月夜伝2〜花は今、光へと舞う〜」
第一幕:異変を告げられし江戸>>216-219
第二幕:渦巻く四方と空>>220-223
第三幕:咆哮の中に在る「声」>>224-227
第四幕:私の輝きの星>>228-231
第五幕:忍び寄る戦いの迫る時>>232-235
第六幕:怨恨開花>>236-240
最終幕:空へ>>241-245


「灯火の星〜第六天魔王の乱〜」
第一の段:わし、参上!>>290-293
第二の段:雷に阻まれるのならば、やることは?>>294-297
第三の段:キミと、光と>>298-301
第四の段:聖地の謎かけを解き明かせ!>>302-305
第五の段:闇夜の城で見つけたのは・・・>>306-309
第六の段:光と闇の諍い>>310-313
最終の段:そして魔王は、悪魔と共に歩き出した。>>314-317


「チェリーワールド×蒸気都市〜夢幻の歯車の光〜」
第1話:ようこそ蒸気都市>>441-444
第2話:風を便りに>>445-448
第3話:決して叶いもしないだろうけど、>>449-452
第4話:魔女の■の讃歌>>453-456
第5話:蒸気聖杯戦争の「目的」>>457-460
第6話:風よ光へと吹け>>461-465
最終話:さよなら蒸気都市>>466-470

There are our home here(その5) ( No.146 )
日時: 2023/09/06 17:24
名前: 桜 (ID: wJNgr93.)

一方のポップンタウンの19丁目にある薬子の実家が経営する病院では自ら刺し貫いた際にできた怪我で入院していたガウェインはトリスタン達と共に見舞いに来たリップが持ってきた彼女の実家のアムールが売っているアップルパイを見て心躍っていた。


ガウェイン「美味しそうですっ。トリスタン卿はこのアップルパイを始めとしたリンゴ料理が好物になったのですね。では早速」
チャラ王(・ω・)ノ∥←スカッとアップルパイの入った箱をガウェインから避けてる
ガウェイン∥(ω・)三(・ω・#)バッバッ(アップルパイを取ろうとしている)
チャラ王\ノ(・ω・)ノ∥スカッスカッ
ガウェイン「トリスタンを泣かせてごめんなさい・・・OTL」
チャラ王「よーし、よく謝った。これでいいか?」
トリスタン「はい。こうでもしないとわからないかと」


すると、先に退院していたホイップがルートと共にガウェインの病室に入って来た。あれから彼女はガウェインが退院するまではルートの屋敷に匿われているらしい。


ホイップ「ガウェイン?」
ガウェイン「ホイップ!リップ嬢らがアップルパイを持ってきてくれました。一緒に食べましょう!」
ホイップ「うん!」


マスターのホイップに接するガウェインの表情はいつもよりも穏やかだった。周囲はそれを微笑ましそうに見ていた。


おぼろ(モイモイ)「ガウェイン、ホイップちゃんのこと大切に思ってるのね」
ルート「あれは孫というかそれとも女の子として見ているのかわからんがな」
トリスタン「え?」






トリスタン「確かガウェインは年下で胸の豊かな女性が好みだと聞きましたが、この世界で召喚されてから大分好みが変わりましたね?」






ガウェイン「あの・・・;その話は・・・;(ホイップの耳を塞いでる」
ホイップ「?」


すると、リップがヒップが姿を変えたハンマーを持ちながら思わず怯んだガウェインに声をかける。


リップ「ホイップちゃん、ちー君とトリスタンちゃんが自販機のジュースを買ってくれるって(^言^)」←Aカップ
ルート「ちー、トリスタン、行ってやれ(目が全く笑ってない」←ギリギリBカップ
おぼろ(モイモイ)「なんかおぼろにばかり見てたのはそういうことね?(^ω^#)」←(人間時では)Dカップ
ガウェイン「」


状況を察したチャラ王とトリスタンがホイップを連れて病室から出ると打撃音と絶叫のオンパレードが・・・;


トリスタン「ガウェイン卿、日頃の行いが祟りましたね(ポロロン♪」
チャラ王「お前があんなこと言ったからだろうが!!ホイップちゃん、ジュースは何がいい?」
ホイップ「カルピス!」


その数分後、一足先に戻って来たトリスタンはケチャップまみれのガウェインの肉塊に話しかけた。


トリスタン「派手にやられましたね」
ガウェインだったもの「あんなタイミングで爆弾を落とすとかないでしょう・・・OTL」


すると、トリスタンは棚に置いてある日記を見つけた。


トリスタン「これは?」
ガウェインだったもの「ホイップの叔父のクルークが死ぬ前にその真相が記された日記です。まだ続きがあったのですが、その時にはあの者達が・・・」
トリスタン「!ならば続きを見れますよね?この日記に付けられてる鍵は?」
ガウェインだったもの「鍵は私があの時に起こした宝具で焼失しました。今は再び開けれるはずがない・・・」
トリスタン「そんなこと・・・あ。私のハープなら」


トリスタンは病院の屋上にガウェインを連れ出し、ハープで小さく奏でる形で日記に施錠された鍵を開けようとしていた。


ガウェイン「日記ごと壊さないで下さいね」
トリスタン「はい(お願いです。彼が最期に伝えたいことの続きを見させて下さい・・・」


すると、その音が鳴った瞬間に鍵穴が解けてようやく日記を開いた。もう一人のクルークが書き記した日記を。


鍵が再び開いた日記の内容「20XX年、4月18日。このままホイップを一人にしておくわけにはいかなかった。兄貴達に搾取子として利用されるのをなんとしてでも避けたかった。でも、どうすればいいのかわからない。そう模索していた時、突然そいつが現れた。それは金髪の騎士でも神様が遣わしたかのような天使のようだった。筋肉ムキムキだがな」
ガウェイン「彼、私のことをそう思っていたのですね;」
トリスタン「でも、それも書き記したのです」


ガウェインはさらにページをめくると、そこにも日記の内容が書かれていた。


鍵が再び開いた日記の内容「20XX年8月25日。あれからガウェインと暮らすようになり、俺の仕事も手伝ってくれるようにもなった。ホイップの子守りもちゃんとこなしている。でも時折見せる切なげな横顔が気になっていた。もちろんその都度ごまかされたが自分が愛したホイップの前世の女とうちのホイップを同一視したくないとかあると思う。まあうちのホイップが一番だけど」
ガウェイン「ところどころに辛口が;」
トリスタン「でも、だんだんと彼の文字が・・・」


二人はさらに日記の内容の続きを見る。


鍵が再び開いた日記の内容「20XX年11月2日。病院で入院する俺に二人が毎日見舞いに来てくれた。ホイップはジュリアード音楽院の受験で大変なのにとてもいい子だ。だから余計なことを考えさせないようにガウェインにも俺の死期のことを口止めした。ホイップの精神を乱させたくないから」
ガウェイン(だからホイップには死ぬまで病気が治ると嘘を吐いたのですね。なんていう残酷ではありますが・・・)


すると、ガウェインは日記の最後に記された内容のページをめくった。


鍵が再び開いた日記の内容「20XX年11月25日。この前にガウェインに聞かれた。「貴方は後悔をしなかったのか、願いがないまま終わるのか」と。あんな泣くなんて思わなかった。だけど、俺にも願いはあった。あったんだよ。俺のことよりもホイップが心配だった。だから、ホイップがまたひとりぼっちにならないようにそばにいてくれる誰かが一人でもいてくれたらと願った。結果的にガウェインが来て、それ以上の幸せをもらった。既に無くなってた命をほんの少しだけでも生きながらえた。これ以上のないものを、ガウェインはくれた。だから」






鍵が再び開いた日記の内容「俺の願いはとっくに叶えていたんだ」






鍵が再び開いた日記の内容「ホイップ、病気が治ると嘘ついてごめんな。ガウェインも、あれだけ悲しませてごめんな。二人とも俺の大切な人だよ。幸せだった。ありがとう。世界で一番幸せに生きていてくれ」


涙の跡が残されていた最後のページの内容を見てガウェインは涙ながらに発言する。


ガウェイン「バカですね。彼は死んでも変わらず勝手です。死ぬ前でも自分よりもホイップや私の幸せを優先するなんて」


そのガウェインの頭をトリスタンが優しく撫でながら伝える。


トリスタン「大丈夫です。貴方達二人だけじゃない。私達だっていますよ。それに・・・」


すると、屋上のドアをキイと開けるような音がした!その開けた人物はガウェインに声をかけた。


???「ガウェイン!」






ユーリ「ガウェイン!」






あの後に療養を経てようやく復活を果たしたユーリの姿を見たガウェインは駆け出す!


ガウェイン「ユーリ・・・ユーリ・・・?ユーリ・・・!」


落とした雫はそのまま糧にして、光の中へ・・・


トリスタン「また追い詰めそうになったら、私の方から会いに行きますよ。そこが天国か地獄かわかりませんが」






トリスタン「貴方は光の下の方がお似合いですよ。サー・ガウェイン」






一方の東京の白金にあるモードレッドとアタランテ達が住む月島家所有のマンションではエターニャがようやくモードレッドから返してもらったリボンを見ながら頭を抱えていた。


エターニャ「で。前からずーっと盗られていたリボンを返してくれたのは嬉しい。だがな・・・」






モードレッドのカバンに付けられてるもの:あいりからプレゼントされた白のイルカのストラップ


エターニャ「どういう心境の変化だ気分悪いーーーーー!!!」






ツースト「・・・;」←かなり複雑な心境
モードレッド「あいりにはあの後に購入した白のイルカのストラップをプレゼントとしてもらったんだ。気に入らねえなら返せ返せ」
あおい「姉さん、僕の立ち位置はー!!?」
あいり「ちょっと!差別したわけじゃありませんのよ!」


ギャーギャーと騒ぐのをよそにアタランテが聞く。


アタランテ「オタマジャクシの君とは離れたくなかったからか?」
モードレッド「そんなんじゃねーよ!ただオレは・・・」


すると、モードレッドが黒いオタマジャクシの尻尾を見つけた!来ていたことを察したモードレッドは立ち上がる。


モードレッド「クロス、少しだけシルクやあいり達のことお願いな!」
クロス「了解した(少しは心境に変化をもたらしたか・・・」
ぽぽか「この騒ぎはどうするんですか?」
サン「男二人は蹴った後に土を掘った穴でも埋めるといいアル」
シルク「ねー」


一方外に出たモードレッドは待っていた人物をキョロキョロと探す!すると、木の下にいる放っておけない友達であるーーーーータママ二等兵を見つけ出した!


タママ「タマ・・・聞いたよ。あのリボンをエターニャさんに返したって。あれはアイルーに返すものだったろ?何年もずっと探してようやく見つけれたんだ。アイルーだって喜ぶはずだ。きっと・・・」
モードレッド「・・・」
タママ「あっ、エターニャさんにはオレが説得するし、なんならゼオさん辺りを呼び出すですぅ。あの闇の魔導師のフルーティストならきっとエターニャさんを説得できるかも「もういい」


モードレッドの言葉にタママは顔を上げる。その顔にはどこか満足したようだった。


モードレッド「もういいんだ。あのリボンはあいりがオレを必要としてくれたあいりの気持ちそのもの。オレの宝物だったんだ。だから、いいんだ・・・オレはあの新世界で確かに見つけた」


すると、モードレッドは自分の言葉でタママに本当の気持ちを伝えた。


モードレッド「タママというオタマジャクシに出会ったから」
タママ「・・・!」
モードレッド「父上のこともわだかまりが解けたわけじゃない。オレが剣を預けるのは変わらずにあいりだ。だけど、それでも嘘つきでぶりっ子でも根が素直じゃなくてでもオレを見てくれたお前を失いたくない。これがなんなのかわからねーけどただそれだけだよ。つまり」






モードレッド「お前がいなくなると寂しい。寂しいから」






モードレッドの本当の気持ちにタママはわっと泣き出しながら彼女を抱きしめる!


タママ「バカっ!それはずるいよ・・・いつも振り回して、でもいつも助けてくれて、いつもオレに会いに行こうとして・・・」
モードレッド「そうか。そもそもこのモードレッドが目の前にいるお前から離れるわけねーだろ!」


その様子を少し離れた木の上から陰ながら見ていたパーシヴァルが浮かんだ涙を拭いながら言う。


パーシヴァル「よかったですね・・・マイマスター」

There are our home here(その6) ( No.147 )
日時: 2023/09/06 18:59
名前: 桜 (ID: xVqXnuQU)

そしてある催しの日。スマブラ屋敷の庭園で開催されたパーティで出席した一人のマッペラはその個性豊かな顔ぶれにワクワクしていた。


マッペラ「ここがスマブラ屋敷の庭園ですねぇ。彼主役のパーティなのでしょう?」
フリード「だからこれまでの労いも兼ねてるのさ・・・ピョンッ★」
エルドゥール(そうか・・・あの女は俺達が配下にいた時に既に他に円卓騎士達も抱えていたからか)


一方ゼオはフライドチキンを食べながらロビンとビリーを連れたセレンに声をかけられていた。


セレン「やあ、ゼオ君。今回は本当におめでとう」
ゼオ「ありがとう、セレン。これまでの俺達に対する数多の物質援助だけでなくガルル小隊への説得にも動いてくれたようだな・・・」
セレン「いや、僕だって元から乗った身だからね。どうせなら最後までとことんやってやろうと思っては。その際にお金は大分使ってしまったけれど・・・まあそれは後々に取り戻して行くことにするよ」
ププル「あれ?そういえば、ロビンとビリーは?」
セレン「あれ?そういえば「おたくそんな風に逃げ込まないで!!ビリー、なんとか捕まえて!!」「速い速い!!パーティのわいわいとした雰囲気が嫌でパニックになってる!!」「アイオーン君落ち着いて!!以蔵さんも助けて!!」「アイオーン!!お竜に食われるからこっち来とうせ!!」「ヴゥーーーーーーッ!!」今アイオーンが嫌がって逃げてるのを捕まえようとしてるみたいだね・・・;」
ププル「ベディもガレスちゃんも多分アイオーンのために龍馬さん達を助けようとしてくれてるけど、流石に騎士王様が許してくれるかどうか・・・;」
騎士王「構いませんよ。二人のマスターがああ見えてやや強情ですので」
ゼオ「いたのか。あっ、俺が目をつけてたビッグチーズハンバーガー食べてるじゃん!」
騎士王「貴方だって今フライドチキン食べているだけでなく、さんま焼きを五つも食べ終わったばかりじゃないですか」
ゼオ「俺はまだ満足してないだけだ!」
ププル「キミらお互いに人のこと言えないよね;(トリスタンやモーさんがゼオの大食いを見ても叱らなかった理由がこれか;」
セレン「・・・;」


一方この催しの主役である王ドラに桜が声をかける。


桜「なんか待ちぼうけて少し退屈してる?今日の主役さん」
王ドラ「相変わらずムカつくような言い方しますね(^ω^#)リップさん達やツキノさん達が待ってるのに、何してるんだか・・・」


一方生き残った青の吸血鬼一族達は肉体を取り戻したククラが元の柔らかな表情で告げる。


ククラ「みんなすまなかったな。私はあの女に肉体を乗っ取られてそれで心まで失いかけたかもしれないな・・・」
ミリアム「いいのです。元に戻ってくれて、あなたという心がまだ生きてくれてよかった・・・!」
クロラ「それはあのアサシンを召喚した末に追放したことが結果的に引き金になったかもしれないですね」
ククラ「・・・そうだな。あいつがどう思ってるか知らんが、私は・・・あいつのことは自分の忠義も愛も捧げるあのマスターと共に生きていて欲しいと思っている。みんなしばらくは旅になる。新たな住処を見つけるために向かおう」
一般の青の吸血鬼一族全員「はい!」


それを同行してくれたトリスタンと共に木の上から見ていたアサトこと燕青はククラの本心を知って嬉しそうな顔をしていた。


アサト(燕青)「ああ、よかった。ちゃんと伝わったんだな・・・ところで俺に手をかけなくていいのかぁ?」
トリスタン「手ならかけてましたよ。貴方ではないからです」
アサト(燕青)「えっ?ああ、そうか。俺が倒したバニカをあの後に封印したから・・・!」


トリスタンはアサトの態度を見て少しだけ安堵していた。


トリスタン「では帰りましょう。遅くなったら怒られてしまいますからね」
アサト(燕青)「いいよぉ!」






アヴァロンの魔術師「もう行くのかい?」


アヴァロンの魔術師は自分の目の前にいる青年ーーーーーもう一人のクルークから「いいよ」という言葉と共にニカッと笑って消えた。今度こそ彼は在るべき場所に向かって行った。


アヴァロンの魔術師「あの魔王に取引を承諾したトリスタンも、ガウェインの幸せのために聖杯に願ってしまった赤の吸血鬼も、そして彼らもこれから先大変なことになるだろうけど、必ずしもそればかりではないさ」


だって・・・






今キミ達を信じてくれた「彼ら」という存在がアルトリアや円卓の騎士達にとっても必ず「おかえり」と言ってくれる居場所にもなっているのだから。






アサト(燕青)「ところでちゃんと準備してるのか?」
トリスタン「ええ。ケーキは用意してますから」






「9月7日、王ドラお誕生日おめでとうが書かれた誕生日ケーキの入った箱」






トリスタン「今日は彼の誕生日ですから」


おわり






「桜からのメッセージ」
ようやく第四部が終わりました。前半と後半が違う話だと思われがちですが、実は全然関係なくないです。今回は二つの話を違う風にして最終的には全て繋ぐようにして明かされるというこれまでとはひと味違う手法を実践しながら書きました。主人公が男子キャラだったりW主人公制にしたり後半からは別サイドでも主人公にしたのはこれまでの第三部までは主人公が女子ばかりだったのも理由の一つです。これらの話を裏テーマとしてつけれるなら「真の絆」です(第一部は「絆」、第二部は「勇気」、第三部は「立ち上がる決意」を付けてる)ほぼ即席ですが、それは今後も課題ですね;
ガウェインの立ち位置は当初は例の如く騎士王様こと獅子王に置いて話を作る予定でした。FGOの1部6章みたいなそんな感じにしたかったんです。ですが、話を進めるうちになんか違うと思い、そこでガウェインに白羽の矢が立ち、その立ち位置を置き換えたり当初の話を大幅に変えるなどしてほぼ全く一から作り直す形で話を作りました。第四部の話は暗に言えばユーリ様とガウェインの物語ということでもあります。彼らの関係はある意味特殊だけど、そこに確かな強い繋がりがあるということを示すように私なりに奮闘しました。
私個人の意見ですが、英霊という存在は人から見れば特別でもないことでも嬉しく思ったりします。「人」として受け入れてくれたことが彼らにとっては救いになったんだと思います。後半における桜サイド側のW主人公のクルークと王ドラはその中でも特に彼らを受け入れる度量を持つキャラクターでもありました。アミティやドラえもんとは違った意味として書いてるので見比べると面白いかも。今回のラスボスだったバルフレイナイトについてはスタアラ&新世界合同編で出せなかったのが心残りがあったので終盤には予想外の形で登場させました。なお今だから言えることですが、当初の時点での彼の設定は・・・






グリルが特にお気に入りの好色家の変態で掴みどころがなくマルクとも犬猿の仲でまさにギャグカオス組というものでした(ぇ)






もちろん私も考えたのですが、今回の話を進むにあたってこの設定はお蔵入りとなり、現在の設定に落ち着きました。流石に公式でも大問題のキャラが何人も出てきたから満員です;
またもや伏線が散らばっていますが、いよいよ第五部はフェアリーナイト王国関連です!ずっと温めていたので今からが楽しみです。あとリアルでようやくポップンのライブリーを始めました。それについてはまだまだお披露目できるものではないですが、いつか現状報告も兼ねて少しずつ伝えていこうと思います。


「日常日和。」シリーズの作者、桜より






よかった!感想OK

ツイセキ☆トラブル!(その1) ( No.148 )
日時: 2023/09/22 19:57
名前: 桜 (ID: EDEHNaGx)

第四部が終了した後初のお話となる今回はドタバタギャグコメディーです。


よくある(バカな)追跡ですが、その道中でトラブルが・・・;






「小ネタ」同僚の様子を見たら


ガウェイン「トリスタンはちゃんと受け入れられているのでしょうか・・・」


とある日のキャメロット城。一番先に成り行きという形だがチェリーワールド側に合流し結果的に自分達を助けようとしてくれたトリスタンの身をガウェイン達三人が案じていた。彼については考えないようにしようとしても結局放っておけないのだろう。


ベディ「大丈夫ですよ。あの様子から見る限り受け入れられているのだと思われます。まあ彼のマスター達や他所様に迷惑かけてばかりではありましたが;」
ランスロット「だが、なんだかんだで大切に思ってくれているな。みんないなかったらなんかムカつくしつまらないと言っていたからな」
ガウェイン「それはどうかと;トリスタン卿は忠義よりも友愛を優先する騎士ですから、みんな受け入れてくれたのでしょうね・・・」


ガウェインは紅茶を淹れようとポットに手を伸ばした勢いでモニターのリモコンを押してしまう!


ガウェイン「あっ、モニターが!」






王ドラ「zzz・・・」←疲れて借りたスマブラ屋敷のベッドで寝てる
トリスタン「早く起きないのですか?」←王ドラ起床待機&隣で人知れず添い寝してる






その映像が偶発的にモニターに映ったことで三人はスマブラ屋敷にまで走り出す!「今から添い寝してるあいつを殴りに行こうぜ!」と・・・;
ヤバいのに好かれた王ドラの心労って一体・・;






アミティ「クルーク!お待たせー!今補習が終わったよ〜;」
クルーク「アミティ。じゃあ、行こうか」
アミティ「うん!」


この二人はいわゆる幼馴染。互いに恋愛感情はないのだが、気心が知れた友人である。ただそれを周囲がどう思うのかは別だが・・・


メイヴ(いた!二人、ようやく合流したわよ!)
クー(早く追え!)
エージェント(分かってるから!偉そうに命令形で言うな!)


彼らがなぜ隠れているのかその前日を辿ってみよう・・・






今回はコメディーギャーグ

ツイセキ☆トラブル!(その2) ( No.149 )
日時: 2023/09/22 20:00
名前: 桜 (ID: EDEHNaGx)

前日談






アコール「では今日の授業は終わりです。授業の部分を今日の宿題にしますので」
アミティ「ええ・・・;」


プリンプ魔導学校では下校時間になったあと、赤ぷよ帽の持ち主は今日の宿題が明日の授業で自分に当たるのでイヤミなメガネ優等生に教えを乞うていた。


アミティ「クルークー!今日の宿題、教えてー!明日当たるのー!(´;Д;`)」
クルーク「またか;いい加減懲りるというのを覚えて欲しいけど、教えるから宿題しといてね」
アミティ「やったー!クルーク先生、優しー!」


メイヴ「あの二人、単なる幼馴染よね?」
クー「でも、あの関係性はなあ・・・;」
ナーサリー「アミティちゃんが一番あたし達のおうち(自分達が居候してるクルークんち)に泊まりに行ってるのだわ!」
クー「聞いたら誤解を招く発言やめとけ;」


それをクルークを迎えに来た彼の直属であるサーヴァント三人が見てその二人の関係性にもやもやしていた。クルークだってハッチンやアイレーンをはじめ男女問わずにいろんなキャラ達から想いを寄せられている・・・だから頭では分かっていても疑問を抱いてしまうのだ。


アコール「あら。三人とも、クルークさんとアミティさんのお迎えに来てくれたのですね」
ナーサリー「あっ」
メイヴ「!!」
ナーサリー「おばさ「むぐっ」
メイヴ「やだうちの子ったら・・・オホホ;」
アコール「?」


ライダークラスのコノートの女王はアコール相手に「おばさん」と言ったら問答無用で殺されると察知したのね・・・;
プリンプ魔導学校の教師はそれを知って知らずかクーに話していた。


アコール「最近は不審者が出現してるので今日のように迎えに来てくれたら助かります」
クー「そうなのか?」
アコール「はい。あの子達も狙われる可能性はありますから」


アコールは彼らに対して挨拶した後、去り際に彼女が手に持っている猫のぬいぐるみがボソッと話す。


ポポイ「だけど、あの二人はいつかやると思うニャ」
メイヴ「は?」


ポポイの発言をメイヴが耳にしてクーに聞く。


メイヴ「クーちゃん、これ・・・;」
クー「げー・・・;」


その後にエージェント達の住む屋敷を訪ねたメイヴ達はイギリスから来た新人スパイに依頼しに来た。


エージェント「で?お前らから依頼って珍しいけど何の内容だ?」
メイヴ「あなた、追跡は得意でしょう?実はかくがくしかじかよ」
エージェント「クルークの家に入り浸っていつかお互いに想いを遂げるかもしれないって?ああ、確かに仲はいいけどそんな感情はないと思うから安心しろー」
クー「でも!突然に芽生えることだってあるぞ!」


すると、エージェント直属のアサシンのサーヴァントのムッシュ・ド・パリはとある本を持ちながら部屋に入って来た。


サンソン「エージェント様。掃除の最中にこんな本を見つけましたが・・・」






サンソンが見つけたもの:トリスタンに渡された幼女のグラビア写真集(裸エプロンやかなりいやらしいハロウィンコスなど)






エージェント「あっ、違う!!これはトリスタンの奴が持てって・・・!俺が買ったやつじゃない!!」
サンソン「彼、やりそうですね・・・」
メイヴ「エージェント。アタランテ達には内緒にするから依頼料はそれでどう?(ナーサリーの目を塞ぐ」
ナーサリー「?」
エージェント「チィッ!(依頼料の代わりにしやがった!!」


そして追跡依頼を承った後、メイヴはエージェントに対して誘いを持ちかけた。


メイヴ「エージェント、依頼が成功したら一晩中付き合ってあげるわよ?あなたよく見たら本当にハンサムな美男子だし・・・」
サンソン「ちょっと!それを依頼料代わりにしないでもらいたい!」






エージェント「ああ、それは大丈夫。俺はボンボン派だし」






エージェントに誘いを断られたメイヴは怒りの感情が湧いてきた。


メイヴ「・・・あの男・・・私の誘いを断るならまだしも私の完璧な肉体のうちである胸を豊かじゃないって言ってくれたわね・・・私の男性特攻の宝具がどれぐらい刺さるのか教えてあげるわ」
クー「落ち着けメイヴ!!」
エージェント「じゃあ、明日の16時でな!」


そして現在に至り、こうして隠れながら追跡しに行くのだ。


エージェント「サンソン、レモンパイはあるか?」
サンソン「あります」
クー「ところで」






クー「なんでアリシア達も一緒に来てんだ?」
アリシア&姫子&ベリー&プロキオン&アレク&アストルフォ「えっ?」






なんと留守番だと言われていたアリシア達がついてきていたのだ。しかもナーサリーも同様にピクニックに行くかの如く・・・


サンソン「それは僕が・・・」


※回想中


サンソン「アリシア嬢ら。今日はエージェント様は女王メイヴから依頼を受けたので留守番だと・・・」
アリシア「ちょっと!あんなビッチとピクニック!?なら、アリシアも一緒に行くわ!」
サンソン「え・・・;というか、ビッチって言葉どこで知ったので・・・」
アリシア「アストルフォー!ベリー達にピクニックに同行するって伝えて!姫子に電話してー!」
アストルフォ「ピクニック!?それなら弁当だね!ケータリング風になっちゃうけど!」
サンソン「いや・・・だから、話を・・・」


※回想終了


アレク「で、エージェントのピクニックについて来たんだ」
ベリー「パパ、浮気性ー」
エージェント「流れに流されて今この状況に!!?」
ナーサリー「あたしもなんかピクニックみたいなのだわ。こんなに楽しみなんだもの!」


ナーサリーの純真無垢な笑顔にメイヴはとうとう折れた。


メイヴ「しょうがないわね。その代わりに迷子になったり騒いだりしないでよ」
姫子「!やったのですわ、アリシアちゃん!」
プロキオン「アストルフォ、なんかのすごろくする?ヨッシーさんが貸してくれたんだ」
アストルフォ「って、それ正月用のじゃん;」


承諾してくれたメイヴにサンソンは謝った。


サンソン「本当にすまない。今回のことはなんてお礼を言えばいいのか・・・」
メイヴ「別にいいのよー。なんか大半が子供だし、追い出したら流石に可哀想だと思っただけよ」
クー(いやに寛容だなこいつ;)


そしてクルークとアミティはとある人物と会う。自身の大好物でもあるお菓子を彼らに手渡している彗星の魔導師レムレスだ。


エージェント「あっ、あれレムレスだ!」
サンソン「彼は誰ですか?」
エージェント「このプリンプの隣町にあるエリート魔導学校の生徒ながら既に活躍してる異名は彗星の魔導師だ。クルークの憧れの魔導師でもある」
クー「あー、ホントだ。目がキラキラしてやがるー(棒」
アレク「クー・・・;」


すると、サンソンの服の中から豆柴の未亜が出てきた。


エージェント「未亜も連れてきたのか;」
サンソン「はい、放置するのはどうかと思ったのでこの方法で抱っこしてるんです。未亜だけでなくたぬちよや冬の間に入ってるジャガーも気に入っています」
メイヴ(なんか胸だけが大きくなったからついに出たのかと思ったわ・・・;)


すると、それを見た姫子はレムレスの行動を怪しがる。


姫子「あの人、怪しいですわ!このままでいたら二人が誘拐されちゃいますわ!」
プロキオン「誘拐犯の所業だねアレ;」
ベリー「アレはよくある誘拐犯の常套句;」
エージェント「こらっ;確かに怪しいけど犯罪者にさせるようなこと言ってるんじゃな「そうよ・・・アタシのレムレスセンパイがあんなメガネを誘拐するわけないわ・・・」


すると、その声にエージェントは思わず背筋が悪寒に走る。すると、後ろを振り向くと・・・






フェーリ「あのメガネ、近づくなと言ったのになぜ近づくのかしら・・・」






なんといつもの如く想い人のレムレスの後を追いながらダウジングを構えている暗黒占い少女の姿がありました(震え声)
エージェントが思わず怯える中でサンソンは聞く。


サンソン「えっと・・・あなたはレムレス殿のなんですか?」
フェーリ「随分と面白いことを言うのねアナタ・・・レムレスはアタシの好きな人・・・それなのにメガネがレムレスを〝ボクの〟と言ったから・・・」
メイヴ「ボクの!!?それ、私に言って欲しいくらいだわ!」
クー「メイヴ!!今はそういうこと言ってる場合じゃねーだろーが!!」
フェーリ「あのメガネを好いてるのかしら。言動に傷つく前にやめた方がいいワ・・・」


すると、サンソンはウッカリとエージェント所有の例の幼女のコスプレのエロ本を落としてしまう!


フェーリ「・・・何も見てないワ;とにかくやめた方がいい;(察したのか視線をあえて逸らしてる」
エージェント「うわぁぁぁぁぁ!!知らないふりが逆に辛いからやめろぉぉぉぉぉー!!!(小声で絶叫」
アリシア「あっ、もう行ってるわ!」


すると、二人がレムレスからもらったお菓子を持ちながらどこかに行ってるのを見た!


フェーリ「なんですって!?センパイ、今すぐそちらに行きます・・・!」


フェーリが嬉しそうにまたレムレスの追跡をするために立ち去った後サンソンは聞く。


サンソン「あれ、どこかのぷよフィ版某溶岩蛇バーサーカーかな・・・;」
クー「俺だったら死にたくねぇー!!」






久々にレムレスとフェーリを出せれたー!

ツイセキ☆トラブル!(その3) ( No.150 )
日時: 2023/09/22 20:02
名前: 桜 (ID: EDEHNaGx)

偶発的な同行者






すると、がさっと音がしてそこに来ていた何故かメイド服姿の以蔵が訊ねた。


以蔵「おまんら、何やっとんじゃ?」
エージェント「以蔵?って、何そのメイド服は!!?」
以蔵「勘違いすんな!わしは雑貨屋で理子チャンからのお使いに行った時に気付いたら採用って言われて働いてたんじゃ!」
サンソン(意外とサマになってる;よく見たら可愛い顔してるからかな)←自分も無自覚だが可愛い顔立ちの類
プロキオン「ところでその雑貨屋って?」
以蔵「おん、もう上がってえいと言われたんじゃが「でも、以蔵君が今日は一日働いてくれて本当に助かったわー!!」


すると、叫び声がしてたのを全員が振り向く。






おしゃれコウベ「よく見たら可愛い顔していたからそのためのメイド服の見立ても完璧だったわー!」






ここでおわかりいただけただろうか?おしゃれコウベはこう見えても生きたガイコツ。ちゃんと生きてはいるのだが、それに近いあるサーヴァントに関しては・・・


サンソン「!!?敵か!!!?」
おしゃれコウベ「あらー、この子もよく見たら可愛いじゃない!つか、敵ってどこ!?どこかしら!?怖い!守って!黒い死神天使ちゃん!」
サンソン「黒い死神天使ちゃん!!?」←大パニック
エージェント「いやサンソン!その人はちゃんと生きてるから大丈夫だよ!オカマのガイコツだけど死にきれてねーし!」
アレク「フォローになってないよ;」


驚きのあまりおしゃれコウベを手にかけようとしたサンソンをなんとか踏み止まるよう説得した後におしゃれコウベにその分の給料を渡された後に合流した以蔵はサンソンを諭した。


以蔵「わしも最初は驚きじゃが、悪いガイコツじゃないぜよ。見るからには変な害はないき!」
サンソン「そうなのかい?」
以蔵「おうよ!わしはあれでも「人」として見ちょる!」
姫子(どんな人外でも分け隔てなく人として接してくれるのは以蔵さんのいいところですわ)
エージェント(あれでも気にかけてないわけじゃないわな。初めて会った時からずっとなー・・・)


エージェントは以蔵と初めて会ってから少し経った頃、サンソンをやけに気にかけている以蔵に対して訊ねたことがあった。その際に返された答えは驚きのものだった。






以蔵『そうじゃな・・・あれはおまんのとは別存在じゃが、奴とは最後に対峙したことがあったぜよ。わしは全力を持って勝ったが、奴の選択を少し変えた結果その生前においても悲惨じゃったからな。此度の現界においても選択を間違えないようにわしは寄り添ってるんじゃ。同じことになったらろくなもんやない。ああ、これはサンソンには内緒にしとうせ!』






エージェント(あいつだって人の痛みがわからないわけじゃない。ガウェインが珠黄泉の奴らに利用されたことを知った際に内心で激怒したんだから)


博打好きで酒好きで言動が残念なヘタレだが、その本質は純真で奥手である意味一途な人物なので結構好かれやすいのだ。エージェントはこのことを理解しているが故に複雑な部分はあったのだ。
すると、そんな彼らにある人物が声をかけてきた。


シェゾ「おーい、お前ら何やってんだ?」
ベリー「シェゾさん!アルルちゃんとデートですかー?」
シェゾ「からかうなよお前らは!まあそうだが。待ち合わせしていた最中になんか隠れてるのを見つけたんでな」
エージェント「そんなに俺は頼りにならないのか?」
シェゾ「ああ、音が立てすぎたな」
エージェント「」


すると、以蔵は咄嗟にサンソンの後ろに隠れてしまった。サンソンは少し驚いた。


サンソン「以蔵さん・・・?」
クー「ハートビート・クロックタワーの時もあったなこんなこと;」
シェゾ「あ・・・俺は闇の魔導師だしゼオの先輩キャラでもあるからそれで怖がってるよな。ゼオ、度々以蔵に絡んでたからなー」
メイヴ(出会った時はそうだったけど、今は何かとじゃれあってると思うけど・・・)
以蔵「・・・」


エージェントから今回の経緯の説明を受けたシェゾが「そろそろ待ち合わせの時間だからじゃあな。クルークには内緒にしとくぜ」と言ってアルルに会いに行ったあと、メイヴは以蔵にさっきのことを訊ねていた。


メイヴ「あれは嫌いだからじゃないわよね?」
以蔵「それがどうした。でも、なんか気まずいと思うことはあるじゃろ。関係者でもやき」
メイヴ「へえ。アルルのことかしら?」
以蔵「まあそうやき。じゃが、どうも近づいたら抑えきれなくなると思うぜよ・・・」
メイヴ「あの子によく似た人物を忘れられないとか?」


メイヴに思わず図星を食らった以蔵は顔真っ赤にしながらメイヴを思わず睨みつける!


以蔵「な・・・!!?」
メイヴ「やっぱりね。同一視したくないから話しかけれないわね!アミティやシグに対して最初はそんな感じよね。でも、避けるのはあんまり好かないわねー」


メイヴに指摘を食らった以蔵は頭を抱えながら舌打ちする。


以蔵「くそっ・・・;クルークのサーヴァントでなければ斬っちょったものを・・・(ーーーーーもう会えないのに、会えるはずがないのによく似た少女に対して同一視しとうないのに)・・・今更未練がましいぜよ。璃姫・・・」


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