二次創作小説(紙ほか)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 日常日和。5
- 日時: 2025/11/06 17:34
- 名前: 桜 (ID: CFpxvhHi)
おかげさまで日常日和。も5という節目で新しく迎えることができました。ここに至るまで色々と混乱があり悩みもしましたが、考えた末にこの先に何があってもこれまでの続きを執筆したいという気持ちで新スレッドに至れました。色んな意味で変わる場合もあり混乱はすると思いますが、私は私で頑張りたいと思いますのでご存じの桜サイドやこれまでに出てきた新たなサーヴァント達も含めてどうぞよろしくお願いします!
「目次」
「短編」
The Reverse Night>>1-5
聖夜怪盗☆シークレット>>6-7
デンジャー☆スクランブル>>33-36
僕もまた、運命に導かれて>>37-38
うちの護衛のママ侍さん>>39-42
とある雪月花の羽根。>>43-44
アスパラ☆クライシス!>>77-83
運びを巡る機関車と謎のトレインハンター>>84-86
僕の果実のボク>>96-100
黒の感情・白き純潔>>101-105
ツイセキ☆トラブル!>>148-152
イモーターウォーズ>>153-156
◯◯透視の試用モニター>>157-161
こっちを向いて、愛してると言って!>>162-165
Halloween rabbit!>>166-169
湖の騎士は星の戦士の●●に夢を見るか?>>170-172
ランデブー☆メタモルフォーゼ>>173-176
鯖組メインでファンタパロ>>177-179
雪の記憶、冬の華>>180-183
ある冬の日のアムール>>184-187
クリスマスに追いかけっこ!>>188-191
クリスマスにネガイゴト>>192-196
小さきパンダのガレット・デ・ロワ>>197-200
宇宙の中の不思議の国>>201-205
スキ!スキ!スキー!>>206-210
ビターシュガー・チョコバーボン>>211-215
満開花見日和>>246-249
ツッコみ所が絶えませんっ!(by一ちゃん)>>250-253
ブレーメンの追跡隊>>254-258
王様ゲーム>>259-262
阿国さんの戦い>>263-267
蛇は蛙が好物らしい>>268-270
シチリアでの小話集>>286-289
パンプキンハザード>>318-321
雪の輝き、小さな夢>>345-348
王ドラなう!>>349-351
聖夜、君に贈り物を>>352-356
聖夜、白なる争奪戦>>357-360
突撃!隣の大掃除>>361-364
年明けのアムール>>365-368
バレンタインのから騒ぎ?>>393-396
I‘m not crying anymore>>397-400
バディファイターズタワー踏破の旅>>429-432
Cherry:CamelotZERO>>437-440
異世界を駆け巡る澄色の猫型ロボット達>>471-478
かの者が残してきたもの>>479-482
虹の島々での小話集>>537-540
グルメフェスを調査せよ!>>541-544
Halloween☆Panic!>>579-582
アンジャッシュネタ>>583-584(更新)
「サーヴァントvs○○○シリーズ」
第六天魔王vsカンフー猫型ロボット>>322-325
湖の円卓騎士vs仮面の剣士>>337-340
光の御子vs魔界のプリンス>>341-344
ブリテンの騎士王vsもう一人の闇の魔導師>>401-404
幕末の人斬りvs蒼炎の勇者>>405-408
日輪の姫vs野原家の主婦>>409-412
大統王vs黄色い悪魔>>413-416
五代目風魔頭目vs宇宙忍者>>417-420
太陽の騎士vs赤き吸血鬼>>499-502
島原の乱の指導者vs虚言の魔術師>>503-506
維新の英雄vsウサギの双子弟>>507-510
「桜サイドの快刀家の事情」
三兄編>>389-392
次兄編>>433-436
長兄編>>545-548
「針音ノ時計塔のアリア」
時の輝きよ>>45-47
赤の中のモアイさま>>48-50
青の上のウォーターシティ>>51-54
白の下のバトルロワイヤル>>55-57
黄の外の太陽・・・?>>58-60
その呪文の続きには>>61-66
「誰か」の世界にとってのピース>>67-71
ここに。>>72-76
「決戦前夜」
輝ける希望の星達よ>>114-117
二度の生における旅路>>118-120
「太陽」の焔を>>121-125
「キャメロット城での決着」
現在キャメロット城:正門>>126-127
現在キャメロット城:世界を約50%吸収>>128-129
現在キャメロット城:世界を約80%吸収>>130-133
我らの望む未来>>134-136
太陽のナミダ>>137-141
There are our home here>>142-147
「女性ケロン人小隊襲来」
一の儀、女性ケロン人小隊襲来!>>369-372
二の儀、ささやかな疑念>>373-376
三の儀、偽物と本物>>377-380
四の儀、ゆずれなき信念>>381-384
五の儀、星へ届けるハーモニー>>385-388
「フェアリー・レクイエム〜トリスタンの名を持つ妖精の少女〜」
「トリスタン」は突然に>>549-552
日常ブレイカー?それとも・・・?>>553-556
妖精姫のトマドイ。>>557-560
キミが望むなら、どこまでも連れてゆこう>>561-564
「前後編」
かけがえのない「君」>>26-28>>29-32
戦国時代からの謎の挑戦状!>>87-91>>92-95
苺の彼方をもう一度>>106-109>>110-113
シチリアでの鳥の夢>>271-275>>276-281>>282-285
月夜でのエンゲージ>>326-331>>332-336
雪月に小さな花びらを>>421-424>>425-428
時空鉄道の夜>>483-487>>488-498
カービィだらけ>>511-515>>516-519
ワドワド☆サマーアドベンチャー!>>520-525>>526-530>>531-536
世に放った誠を探しに>>565-568>>569-573>>574-578
「風花月夜伝〜友情よりも、忠義よりも〜」
第一の巻:逆光降臨>>8-10
第二の巻:御一行様之旅珍道中>>11-12
第三の巻:恋せよ浪漫、忍の花に>>13-15
第四の巻:変わりはしないもの>>16-18
第五の巻:生きとし、生ける者。>>19-20
第六の巻:揺るぎない、どうしても。>>21-22
最終の巻:音が導く先>>23-25
「風花月夜伝2〜花は今、光へと舞う〜」
第一幕:異変を告げられし江戸>>216-219
第二幕:渦巻く四方と空>>220-223
第三幕:咆哮の中に在る「声」>>224-227
第四幕:私の輝きの星>>228-231
第五幕:忍び寄る戦いの迫る時>>232-235
第六幕:怨恨開花>>236-240
最終幕:空へ>>241-245
「灯火の星〜第六天魔王の乱〜」
第一の段:わし、参上!>>290-293
第二の段:雷に阻まれるのならば、やることは?>>294-297
第三の段:キミと、光と>>298-301
第四の段:聖地の謎かけを解き明かせ!>>302-305
第五の段:闇夜の城で見つけたのは・・・>>306-309
第六の段:光と闇の諍い>>310-313
最終の段:そして魔王は、悪魔と共に歩き出した。>>314-317
「チェリーワールド×蒸気都市〜夢幻の歯車の光〜」
第1話:ようこそ蒸気都市>>441-444
第2話:風を便りに>>445-448
第3話:決して叶いもしないだろうけど、>>449-452
第4話:魔女の■の讃歌>>453-456
第5話:蒸気聖杯戦争の「目的」>>457-460
第6話:風よ光へと吹け>>461-465
最終話:さよなら蒸気都市>>466-470
- 「誰か」の世界にとってのピース(その4) ( No.70 )
- 日時: 2023/05/24 17:50
- 名前: 桜 (ID: Wz/uC4rR)
シリアスとギャグ両方が加速中
一方、ちゃんと戦う覚悟を見極めたトリスタンはこう呟く。
トリスタン「・・・泣くぐらいはできるではありませんか」
すると、隣にいたチャラ王やモードレッドにトリスタンが殴られた!
トリスタン「私は悲しい・・・物理的に」
チャラ王「お前は真顔でんなこと言うなよ!!」
モードレッド「召喚されてもお前の辞書に空気読むという言葉がないのか!!?」
タママ(モー公。よかった、いつもよりも元気になってる)
すると、タママに気付いたモードレッドが抱っこする!
モードレッド「なんだ、タママ。ムスッとしてんのかぁ?」
タママ「抱きつくな!!ムスッとしてないし!!」
そんな二人を見た両者の関係者達が驚いたような顔しつつあいりがタママに聞く。
あいり「タママ・・・モーさんに何をしてましたの?」
タママ「ボクは何もしてないですぅ!!ねっ、クルークさん!?」
クルーク「でも、寝言で言ってた気が」
タママ「違うですぅ!!」
トリスタン「そういえば、モードレッドが自ら連れてきた、と言っていたのではないのですか?」
トリスタンの発言を聞いた王ドラはタママに詰め寄った!
王ドラ「はぁっ!?タママさん、子分のくせに私を差し置いていつのまに・・・」
タママ「違うですぅ!!つか、自分は恋愛に関してウブの思春期じゃないですか!!」
メイヴ「えっ?それって王ちゃんが女性が苦手って言ってる?」
あやクル「・・・知らなかったのか」
メイヴ「知ってるわけないじゃないのー!?」
すると、それを見ていたククラが高笑いした!
ククラ「そうか!お前の本当のマスターはツーストの恋人かぁ!面白い、最高だ!」
クロウ「!?何が言いたい!?」
ククラ「いや、私から言うことは何もない。出ろ」
すると、ククラの部下であり、かつてクルーク達と相対していた第九始祖クロラと第十始祖ミリアムが出てきた!
クロラ「この前はどうも」
ミリアム「やっぱり、あなた達があの時に私から離れた理由は本心だったのね?」
ゼオ「クロラ、ミリアム・・・!!」
ヤイバ「お主ら、あの女と故に対峙したことあるのか!?」
ツキノ「あるの!なんでかツキノが狙われてたけど」
ククラ「クロラ、ミリアム。アレを発動しろ」
すると、クロラとミリアムが呪文を唱えた後に何かを発動させた!それはハートビート・クロックタワーの中に眠っていたモノ・・・!
ククラ「この時計塔に封印されしものが今解かれた。さぁ、こいつらを皆殺しにしてしまいなさい!!」
それをラティオスとラティアスの兄妹が知っている針音の時計塔(ハートビート・クロックタワー)最大の厄災の獣・・・!
ラティオス「アクロック・・・!!」
ラティアス「ア・・・ク・・・!!」
グレン「お前ら、化け物を呼び覚ましたのか!?」
ククラ「ああ、化け物を解放したのはお前が一因ではないのか?まさか自分が封じた厄災の存在を隠すために自ら詐欺師の汚名を被ったのをそこの発明家の爺さんは知ってるがな・・・!」
グレン「!?」
すると、グレンは近くにいたオルフェに詰め寄った!
グレン「ジジイ!!今の話は本当か!?全部知ってて・・・!?」
オルフェ「・・・お前のせいではない。かつての仲間のお前の父親との約束を守れなかった、わしの責任だ・・・!」
グレン「・・・!!!」
オルフェの言葉にグレンはようやく全てを悟った。想いは知らなかったとはいえ父親が封じた化け物を、息子のグレンが気付いて封印を解かれないように振る舞ったのを踏みにじったことに・・・!天草はそれに気付いて、あの時に警告したのだ・・・!
グレン「そんな・・・俺は親父の・・・遺志を背いて・・・うわあああああーーーーー!!!」
グレンが立ちすくみながら泣き叫んだのを見た以蔵はその胸ぐらを掴みながら言う!
以蔵「今泣いてる場合やないぜよ!!そこで倒さずにただ懺悔しちょったらおまんは本当に親父さんの遺志を背くことになる!!おまんは今はグレンの飛行船団、グレン船長じゃろう!!」
グレン「!!」
以蔵の叱咤激励にグレンや他の合流した仲間達も戦う意志を取り戻した後、全員で武器やスキルを解放した!
マタドーラ「お前、意外とやるじゃん!!」
クルル「ヘタレではあるけどなァ」
以蔵「ふん!勘違いするな、わしは剣の天才じゃ、人斬りのもんじゃ!」
BGM:キミがいれば
アクロックとの戦闘が開始された光景を出現の際に逃げた末に塔の上からククラとヘクソン、なぜか回復していたガウェインが見ていた。
ガウェイン「・・・逃げて大丈夫なのですか?」
ククラ「ああ。もうスイッチの兆しは出ているのでな」
ヘクソン「・・・私はCマホやクロラ達、アグラヴェインと共に先に戻る。あとは貴様らに任せる」
ヘクソンがハートビート・クロックタワーから先に立ち去ったあと、一方でそれをなんとか逃げてきた避難先の野原家の愛車から見ていた野原一家と春我部防衛隊、球由良ブラザーズとサタケはアクロックの出現の際にクルーク達の気配を感じ取った!
ネネ「クルークさん達がいるわ!」
マサオ「あんな化け物相手と戦ってるのー!!?」
ボーちゃん「助けに行くのが最優先」
ローズ「待ちなさい!ヘクソン達に気付かれる恐れがあるわ!そうなったらあなた達も危険よ!」
みさえ「だけど、このままじゃ・・・!」
すると、出撃を渋っていたひろしにしんのすけがそっと手を置いた。
しんのすけ「父ちゃん・・・」
ひろし「・・・!!」
一方、戦っている最中のクルークはアクロックが何かを狙っていることに気付いた。
クルーク「あいつ、何かを探してる・・・?」
???「それはお前が持ってるオルゴールだな」
クルーク「!バウム!」
咄嗟に現れていたバウムはクルークにアクロックに関しての詳細を告げる。
バウム「時計のオルゴールはあいつに対する重要な封印の鍵。グレンの父親はそれで一度は封印していたけど、興味本位で来たバカな研究者達が持って行ったことで封印が解き始めていたんだ!だけど・・・また封印する方法を使えば必ず再び厄災がやってくるぞ。となれば残された方法はーーーーー」
クー「・・・あいつを俺達で倒してバラバラにしたのを自分が狩るってやつか・・・」
バウム「そうだ。そのためにこの仕事を請け負ったんだよ!お前らに出現までの旅をさせたのはそれの手助けだな」
クルーク「バウム;」
すると、アサトが何かに気付いた!
アサト「おい!!あいつらの部下達が一斉に来やがった!!」
ロージア「えっ!?」
アクロックと戦うクルーク一行の近くには青の吸血鬼一族の末端達や粛清騎士達だった!
ドラリーニョ「もうダメ〜!!」
ビリー「ちくしょうがーーーーー!!」
ゼオ(ここまでか・・・!)
すると、何かしらの車を運転する音が聞こえた!アレは野原家一家の愛車・・・!!
ひろし「野原一家アンド!!」
しんのすけ「春我部防衛隊アンド!!」
ローズ「球由良一族ファイヤー!!」
春我部防衛隊&みさえ&ひまわり&シロ&ラベンダー&レモン&サタケ「ファイヤ(ふぁいあー(アンアーン)ーーーーー!!!」
モードレッド「・・・!」
野原家一家らが乗る愛車の猛スピード運転によるアクセスやブレーキ音で驚いた青の吸血鬼一族の末端達や粛清騎士達が一斉に慄いて動きを止める中でとんでもないタイミングでの助っ人登場にクルーク一行は歓喜した!
オリオン「庶民の一家達の割にカッコいいではないか!!」
マッペラ「スーパーヒーローの登場のようです!」
アタランテ「子供達もいるのに・・・!思わずカッコいいとはバカ共が!」
アタランテに驚嘆の言葉をもらった野原家一家の愛車の中でクルーク一行を見つけたしんのすけは手を振る。
しんのすけ「クルーク兄ちゃん!ほほーい!」
レモン「バカっ!(しんのすけを慌てて隠す」
クルーク「!ありがとう!」
クー「すぐに行くぜクルーク!」
クルークとクーがバウムの助言から突破口を見つけたアクロックを討ちに向かう中でそれを見ていたククラは驚いていた。
ククラ「何?あのような車のドライブテクで・・・ガウェイン、良いか!」
ガウェイン「お任せを!」
すると、粛清騎士の弓兵が思わず弓を放って野原一家の愛車のフロントガラスにヒビが割れてしまった!
ひろし「!!?やりやがったなー!!?」
激怒してますますパワーアップしたひろしの猛攻のドライブテクに青の吸血鬼一族の末端や粛清騎士達の中には恐怖でその場から逃走したり、思わず死亡や消滅する者まで続出した!
モードレッド「今のはすっげーカッコいいやつだ!!」
あいり「モーさん!」
モードレッド「おうよ!!」
すると、粛清騎士達の元に助太刀に来たガウェインはその野原一家の愛車を見て思わず落胆した!
ひろし「あいつがガウェインなの!?」
ガウェイン「なんですか!!貴方達はこんな日本の一般の車に怯えてたってことですか!!」
すると、ガウェインが宝具を放った時にあいりと共に駆けつけたモードレッドが自分の宝具で相殺する形でそれを阻止した!
ガウェイン「モードレッド・・・!!まさかその娘が貴方の本当のマスターですか!」
モードレッド「ああ。だから、あの時は力を存分に振るうことができなかった。だけど、今はそれだけじゃない。オレは、オレをオレとして見てくれた奴らがいる世界を守りたいだけだ!!」
すると、ガウェインに攻撃が降りかかった!モードレッドの決意を聞いて意を決した天草だ。
ガウェイン「天草!!やはりあれは貴方でしたか!」
天草「ええ!むちゃくちゃで、めちゃくちゃな方々ですが、かなり気に入っているので!」
モードレッド「天草・・・!」
すると、しんのすけがモードレッドやあいりを応援するような形でフロントガラスから声をかけた!
しんのすけ「あいりちゃん、モーさん!頑張れ!オラはよくわからないけど、今の二人なら大丈夫だゾ!」
あいり「しんちゃん・・・!」
モードレッド「・・・!おうよ!」
すると、ガウェインが宝具を放とうとした時、モードレッドも宝具を放とうとした!
ガウェイン「ならばその意志がどれほどのものか今示せ!転輪する勝利の剣(エクスカリバー・ガラティーン)!!」
モードレッド「言われなくともやってやらぁ!!我が麗しき父への叛逆(クラレント・ブラッドアーサー)!!」
一方でクルークの指示を受けたクーも自らの宝具をアクロックの心臓部に放とうとしていた!それはあのオルゴールで封じていた急所だ!
クルーク「ランサー・クー・フーリン、令呪を以て命じる!!アクロックの急所に宝具でブッ刺せ!!」
クー「泣き叫ぼうが悪く思うなよ!!刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルク)!!」
クー・フーリンに宝具を討たれたアクロックは大ダメージを食らった!
ラフィーナ「討ちましたの!?」
王ドラ「討ったけど・・・でも、あれは・・・!」
すると、アクロックが第二形態を示したかのように姿がさっきよりもおぞましいものに変化した!
ヴァハト「危ねぇー!!?」
アミティ「もうこれ以上は「みんな下がって!!」
すると、とある巨大な剣が、第二形態に変化したアクロックを身体ごと貫いたーーーーー
カービィ「ウルトラソード!!!」
カービィのスーパーコピー能力であるウルトラソードの一撃によりアクロックはスライムのごとく見事に砕け散った・・・!
ひまわり「おぉ〜!きゃっきゃっ!」
シロ「アンアン!」
一方、本来の力を取り戻したモードレッドの宝具により倒れたガウェインをククラが回収しに彼らの前に現れた!
大半がようやく合流
- 「誰か」の世界にとってのピース(その5) ( No.71 )
- 日時: 2023/05/24 17:54
- 名前: 桜 (ID: Wz/uC4rR)
アクロックをついに倒したけれど・・・?
ククラ「ふん、こいつはこちらがもらって行こう。既にスイッチは始まっているだろうし」
みさえ「!?どういう意味・・・」
ククラ「ではさらばだ。我らの拠点となるキャメロット城でまた会おう」
それだけを言い残すククラが立ち去ったあと、クルーク一行の方はカービィやメタナイト、マルクとの再会に喜んでいた。
王ドラ「メタナイトさん、お久しぶりですー」
メタナイト「ふん、今までどこで何やっていたのだこちらが大変な時に;」
マルク「そういえば、モー公は?」
シアン「今野原一家の救出も兼ねてあっちに向かってるにゃん!」
ウンディーネ「すぐもどる!」
すると、シアンと彼女の水の妖精ウンディーネのいる上の方から瓦礫の残骸が崩れそうになっていることをクロウが気付いた!
クロウ「!!シアン!!ウンディーネ!!」
シアン&ウンディーネ「えっ?」
一方、ようやく見つけた出口に向かって行くにつれてだんだんと調子が悪くなったアイオーンを気付いた龍馬達が心配していた!
龍馬「アイオーン君、大丈夫かい!?」
アレク「なんか体調に異変を感じてるのに無理するから;」
ジャガー「おーい!聞こえるか!?」
リデル「アイオーンさん・・・!」
すると、アイオーンは次第におぼつかないながらも言葉を紡ぎ始めた。
アイオーン「・・・れ・・・な・・・か・・・」
ブラック「え!?なんて!?」
アイオーン「・・・とめられ・・・なかった・・・」
デオン「何?誰を?」
俺は・・・この神は・・・我(私)は・・・
その瞬間にアイオーンの理性がプツッと切れた。
ヤス「おい・・・?」
すると、アイオーンが早急に自分を転移させた!その光景に大半の全員が驚く。
ジャック「アイオーン、どうしたのー!?」
モリアーティ「これはまずいね。さっきアポロンの身体から無理矢理解析してもらってるけど」
パリス「アポロン様、使わないで下さいよっ;」
シェリー「モリアーティ、どういう意味?」
ベリー「おじさま、どういうこと?」
モリアーティ「おじさま呼ばりは傷つくヨ(´;ω;`)」
モリアーティ「つまり今彼がさっき何かで予知していた未来がその通りになっている・・・と言えば簡単かな?」
一方、クロウがシアンとウンディーネを庇って瓦礫の下敷きになって倒れたのを仲間達が駆けつけた!
シアン「クロウちゃん!!クロウちゃん!!」
王ドラ「幸いにも打ちどころが良かったから即死にならずに済みましたが・・・このまま目を覚まさないとなると・・・」
メイヴ「医者ならしっかりしなさいよ!!あんたの医術で目を覚ませるでしょう!?」
王ドラ「そうは言われても・・・!」
すると、何らかの人影が降り立ってきた!衣装はさらに青に近い紫と黒のマントや帽子を付けた中世ヨーロッパ風の貴族風に変わっているが、その見覚えがある姿に全員が驚愕した。
クルーク「何・・・?もうこれどういうこと・・・?」
アイオーン(???)「・・・人間。全て、この塔ごと斬り落としてやろう」
続く・・・!
感想OK
- ここに。(その1) ( No.72 )
- 日時: 2023/05/29 17:20
- 名前: 桜 (ID: NH1RGN1H)
いよいよハートビート・クロックタワーを巡るお話が最終話!
ここで回収が大分終わったはずなのにまたいろんな伏線を散らばる私なのであった(^ω^;)
ーーーーーそれは、シンガンクリムゾンズの天才ギタリストに宿る「魔性」があるスイッチにより呼び起こされたものだった。
まだ完全に覚醒はしていないが、要は身体を乗っ取った、それだけ。
その「魔性」の名はーーーーー
アイオーン(ペイル)「・・・人間。全て、この塔ごと斬り落としてやろう」
吸血鬼覚醒
- ここに。(その2) ( No.73 )
- 日時: 2023/05/29 17:25
- 名前: 桜 (ID: NH1RGN1H)
ゼオ「アイオーン・・・?」
アクロックを倒したクルーク一行の前に一人現れたアイオーンの姿に大半の全員が驚愕していた。自分達の仲間として時に支え続けているアイオーンが、自分達を敵として認識している・・・?
ヤイバ「アイオーン!?どうしたのだ!故に何か嫌なことでも」
モリアーティ「そこのミューモンのキツネメガネ君、今は近づかない方がいい」
すると、事態を察したモリアーティがクルーク一行の前に現れた!
おぼろ(モイモイ)「あっ!あんた、シェリーさんの義父・・・」
トリスタン「いえ、この方は・・・流石に悪の教授の貴方がしでかしたものではなさそうですね」
チャラ王「じゃあ、このおっさんもサーヴァントか!?」
アサト「・・・あまり真名を口にはしたくないんだけどねぇ。あの有名なシャーロック・ホームズシリーズは流石に知ってるよなぁ?」
クルーク「コナン・ドイルの・・・あっ!」
すると、それを聞いてようやくモリアーティの真名に気付いた。モリアーティはそれを見抜いていたかのように動じずに天草を見ながら言う。
モリアーティ「私はマスターと共にククラ達から逃げてきたこの天草君を捕縛するべくキミらよりも先に到着して機会を伺っていたんだがね・・・予想外なことに天草君があんな宝具を放つから頓挫していたところを、複数のサーヴァント達を連れたマスターの知り合いの彼らに会ってそれで連れてきた最中にライオンの兄君が豹変したのだよ。私もこれは想定外だヨ」
ププル「あなたのマスターの知り合いの彼ら?」
すると、エージェント一行がシェリーと共に遅れて出てきた!
エージェント「よかった生きてたか!!」
キッド「お前らも無事だったか!!」
アタランテ「子供達も全員無事だ・・・!(じーん」
モードレッド「アタランテ;」
アミティ「リデル、ラーマ、無事でよかったー!!」
リデル「アミさーん!」
ラーマ「さっきとある敵サーヴァントとでくわしたがな;」
アイレーン「クルーク!会いたかったのだー!!(クルークに抱きつく」
クルーク「ちょっとっあまり抱き付かないでよ!!」
ハッチン「ファッ、ちっこいのクルークから離れろこのっ!!」
ペイペイン「アイレーン様を侮辱するな!!あと、貴様はすぐにアイレーン様から離れろー!!」
王ドラ「今抱きつくとか叱ってる場合じゃないですよね・・・」
ペイペイン「ぐぅっ・・・;確かにそうですね。今はアイオーン様の緊急事態です」
サンソン「ペイペイン嬢、王ドラ殿を見て引き下がりましたよね。やっぱりすごい人なんだ・・・」
王ドラ「あっ、サンソンさんっv」
ハンドレッコ「違うよメイドは王ドラにほれ「がっ」むぐっ;」
ペイペイン「タママ殿が王ドラの彫刻していただけですよっ;」
タママ(普通ボクを巻き込む!?)
ドラリーニョ「タママ君、王ドラの彫刻作れるの!?」
すると、天草はモリアーティにアイオーンの今の状況の説明を求めた。
天草「彼に何があったのです?」
モリアーティ「多分防ぎたかった未来を実現してしまったからその自責の念で呼び覚ましたのかね?あの時は長い道のりだったから敵もいるかわからないし仕方ないけど」
あやクル「未来・・・?」
まだ知らない人が多いが、アイオーンには悪い未来を予知する能力があった。しかし、アイオーン自身はそれを何とか阻止しようと陰ながら動いた結果として実現を阻めたのだ。つまり、彼が察知していた未来は・・・!
セレン「クロウ君がシアンちゃんとウンディーネちゃんを庇って瓦礫の下敷きになる未来・・・!?」
今まで予知した中でも特に悪いものだと察していたアイオーンは、それを出口に到着する寸前のところで阻止できなかったことで自責の念が駆られた結果、アイオーンの中に青の吸血鬼一族としての真名(ペイル)が呼び覚まされてしまったのだ・・・!
以蔵「龍馬!!何しょんぼりしとんじゃ!!」
お竜「おいイゾー、リョーマをいじめるな!」
龍馬「いいんだお竜さん・・・彼のサーヴァントでありながら気付けなかった僕が悪いよ・・・」
マルク「そんなことないのサ。・・・ボク達だってそこまでは知らなかったし」
とはいえ豹変してしまった彼をなんとか無力化させて止めなければ行けない・・・!ペイルと化したアイオーンは指を鳴らす!そこに出てきたのは三つ氷の柱だった。
夏美「!?なんで氷なの!?」
ゼオ「!!すぐに向かうぞ!」
エレナ「三つの氷を破壊しに行くの!?」
ゼオ「わからないのか!三つじゃない・・・三人だ!!」
よく見ればそれぞれの氷の柱の中にはブラッディクスとして行動していたキッドに色使いとして利用された後に連れ去られて閉じ込められた初代ARSの姿があった!
ププル「アルルさん!?」
フィン「ククラの奴、彼が豹変した際にこれを仕向けたな・・・!」
彼らの関係者達がそれぞれその救出に向かう中、リップが慌てながら何とかアイオーンを止めれないか探していた。
リップ「大変!!なんとかアイオーン君を止めなくちゃ!!」
チャラ王「!リップ!!上!!」
リップ「えっ?」
すると、リップの頭上に瓦礫が落ちて頭を打ってしまった!
チャラ王「リップ!?」
トリスタン「!これは・・・」
救出に向かった彼らに託される形で残された一行はアイオーンを止めようとなんとか攻撃していたが・・・
しおん「もう!攻撃してくるしこっちのは防いでくるしかなり堪えるわ!!」
フラン「うぅぅぅ;」
モリアーティ「どうしたの、キミ?辛いのかい?」
シェリー「なんで私と同じような態度なんだ;」
ロージア「あれ、シェリーさん!?ということはあなたが・・・」
すると、ロージアが聞こうとしたのをシェリーが思わず目を逸らしてしまった。
ロージア「シェリーさん・・・?」
ツキノ「あっ。あれはまさか」
すると、アイオーンの前に吸血鬼のような人格に変わったリップが降り立った!
裏リップ「皮肉なものだな。仲間に対する悲しみで自ら自身を引っ込んだか」
アイオーン(ペイル)「・・・?」
すると、その口調にラティオスとラティアスの兄妹が気付いた!
ラティアス「・・・!」
ラティオス「あなたは・・・なぜその人間の中に・・・!?」
天草「・・・!!」
何かに気付いた天草は裏リップに訊ねた。
天草「もしや・・・子孫であるその少女の中に宿ったのですか。エデン」
ルート「・・・!!?」
一方、それをガウェインを抱えながら見ていたククラも驚いていた。
ククラ「あれは古代の時代にこの塔で生まれ、メルヘン王国で起こったあの赤・青・黄・白の一族の「光り来ぬ夜のバンパイア大戦」をその命と引き換えに力を放出して止めた伝説の吸血鬼・・・エデン様・・・私に力を貸してもらおうと我らで探していた吸血鬼様が、まさか子孫がいただけでなく、その中に宿っていたとは・・・!兄の方がようやくスイッチが作動して妹はもう用済みとしたが興が冷めた。捜索は打ち切りだ!」
一方、氷の柱の中に閉じ込められた初代ARSを救出しようとそれぞれの関係者達がそれを割るために攻撃していた!
マタドーラ「マジでやるのか!?」
ゼオ「当たり前だ!ダークマインド!」
ゼオが闇の魔法を放つが、氷の柱は意外と固く微動だにしなかった。
ゼオ「ダメか。もう一度!」
エジソン「ゼオ!私も力を貸そう!」
エレナ「私もだわ!」
のび太「無茶ですよ!!あれは強いゼオさんの魔法でも微動だにしない!!それに割れたとしても・・・!!」
ゼオ「バカ。それでもやるのがお前らも一緒だろうが!」
一方で同じように一部の仲間達と共に氷を割ろうと攻撃していたププルやクルークも同じように他の関係者達を説得していた!
ププル「たった一つの魔法で割れなかったからって何さ!!それなら何回だって攻撃すればいいでしょ!?」
クルーク「キミ達はそれでもできるだろ!?こんなにヤバい状況を苦しくたって何度だって乗り越えてきたんだから!!」
三人のそれぞれに対する叱咤激励で他の関係者達の勇気に火がついた!何とか氷を割ろうとしたが・・・
エレナ「ダメね・・・まだ効いてない!」
エジソン「ここまでか「ドッカーン!!」!」
すると、キッドの空気砲を皮切りに関係者達も初代ARSを救出するために氷の柱に攻撃し始めた!
ドラニコフ「ガウゥ!!」
ジャイアン「悪かったなゼオさん!オレ達、危うくあんたらを見殺しにしようとしてた!!」
王ドラ「私も結局あのトリさんに助けられた身。こうなればとことん付き合ってやりますよ!」
ゼオ「!ありがとう!」
夏美「よーし、この地球を救うためにもやってるわよー!!」
ケロロ「総員、我らケロロ小隊、手始めにアルル殿を救出であります!」
ギロロ&タママ&クルル&ドロロ「了解!!」
ププル「みんな今のはマジでカッコいいよ・・・!」
ローズ「こうなったら私達も協力するわー!!」
みさえ「しんのすけ!そっちのところにも剣技を当てなさい!!」
しんのすけ「ほっほーい!野原一家&春我部防衛隊、ファイヤー!!」
野原一家&春我部防衛隊「ファイヤー!!!」
クルーク「いつものおバカなテンションで成し遂げぇー!!!」
関係者達はそれぞれ氷の柱に総攻撃するが、まだ火力が足りてないのか効いた様子がなかった。
ゼオ「ここまでか・・・!」
すると、ゼオ達が攻撃していた氷の柱の一つの内側から攻撃する形で破壊された!
ようやく目にしたいつもの見慣れた姿に思わず彼の関係者達は安堵を覚えた。
シェゾ「お前ら。キッドもすまないな・・・本当はあの時に気付いて止めてやればよかったのにな・・・」
ゼオ「あ・・・!シェゾさん・・・!」
シェゾ「あいつらは敵じゃないとわかるけど、要は青の吸血鬼一族の他にあの金髪バスターゴリラみたいな騎士もだな?うちのバカ達を付け狙った落とし前はいつか必ずつけさせてもらうぞ!!」
すると、シェゾに続いてアルルやルルーも氷の中から自ら出てくる形で割れながら脱出した!
ルルー「あらー?助けに来てくれたのがサタン様じゃなくて残念に思うけど・・・カッコいいじゃない!」
クルーク「あっ、ありがとうございます!」
ラフィーナ「なんで顔を真っ赤に赤くさせてますの(^ω^#)」
メイヴ「あれは格別でも私の方が美しいのに!」
タママ「タマァー!!いなくなってたのを許してですぅー!!」
アルル「いや、知らなかったよ;ププルちゃん達が助けてくれたんだね?正直あのガッカリ王子の騎士がボクに胸が豊かに到達する寸前でちょっと残念って言ってくれたからね」
ププル(あっ、これは・・・;)
すると、関係者達を連れて初代ARSは他の仲間達の元に帰還しようとする!
アルル「あんな下ネタを言ってくれた以上許さないんだから!!」
シェゾ「ついでにうちのバカ達を利用したことも後悔させてやる!!」
ルルー「あなた達、今めちゃくちゃ切れてるわね・・・;」
アイオーン(ペイル)「!捕虜の三人、脱出を確認した」
初代ARS救出!
- ここに。(その3) ( No.74 )
- 日時: 2023/05/29 17:29
- 名前: 桜 (ID: NH1RGN1H)
一方
一方、ハートビート・クロックタワーにあるヘリコプターが降り立っていた。そこから夢銀河アイドルが何らかの目的で降りてきた。
シュウ☆ゾー「怪盗団なのにボクの頼みを聞いてくれてとってもサンキュッ☆」
クロード「それはどうも。こちらもこいつを連れて行く理由があるのでな」
クロス「式神界での用事に手間取って遅くなっただけだ;」
クロード「くれぐれも敵に気付かれることないようにな」
シュウ☆ゾー「リョーカイッ☆」
シュウ☆ゾーはハートビート・クロックタワーを散策しながら何かを考えていた。
シュウ☆ゾー(精巧な造りではあるけど、どこかおぞましい。煌びやかなのが余計に・・・?)
すると、シュウ☆ゾーはグレン船団の他の航海士達に介抱されながら未だに気絶しているロムの姿があった!
シュウ☆ゾー「ロム!?ロム!!」
ロム「・・・?シュウ、か・・・?」
シュウ☆ゾー「何があったの!?」
ロム「あのおっさんに・・・それよりも、アイオーンが危ない・・・止めろ・・・」
シュウ☆ゾー「!?」
一方でクロスの主人であるツーストを一緒に探していたクロードは探知機の位置を見て何か違和感を覚えた。
クロード「何か一人でいるような感じになっているな」
クロス「やはり何かあったのか?」
クロード「ハハッ、こんな時にツーストが珍しいな。ん?」
すると、クロードは遠巻きながらククラに抱えられたガウェインを目撃する。彼はかつての自分達のーーーーー
クロード「ガウェイン・・・?」
クロス「は?本当か?なぜあのククラめに抱えられて・・・」
すると、壁の方から声が聞こえた!その壁を割ると椅子に縛られたツーストだ!
ツースト「クロス!クロード!」
クロス「ツースト!?いるか!?」
ツースト「!!今来るな!!」
クロード「?どういう意味かなそれは・・・」
すると、クロードの方に攻撃が降りかかった!彼は咄嗟に避けたのだが。
クロード「誰だ!」
ボーン・キング「なんかおらんなと思えば、お前らやさかい」
クロス「ボーン・キング・・・!!」
二人はボーン・キングの姿を初めて目の当たりにし、その全身骨だらけの姿に思わずゾッとした。
クロス「なぜ貴様がツーストと接触している?遺伝子の繋がりがないお前は関係ないはずだろう?」
ボーン・キング「ワイらは依頼されてこいつを連れ戻そうとしたんやけどなぁ。・・・依頼してきたこいつの父親の元にな」
クロス「・・・!!」
クロスはツーストの父親については仕え始めたばかりの頃にミシェルの図書館にある書斎に記載されていた彼に関する記述を読んだため密かに知っていた。それを見た限り、父親が連れ戻すことはないと思っていたのだがまさか本人の意思関係なく吸骨鬼集団に依頼していたなんて・・・!
ボーン・キングの目的は恐らく提示された多額の報酬とともにそれを手元に子孫を増やそうとしており、その実行のためにツーストを父親の元に差し出そうとしたのだ!
クロス「貴様、よほど死にたいらしいな?」
ボーン・キング「ワイは死なんで。炭酸でもない限り不死身やもん。まあお前ら向けに三人と少なめに用意しといたから、こいつらと遊べや」
すると、ボーン・キングの部下である三人の吸骨鬼達が二人の前に立ちはだかった!
ツースト「!!クロス、クロード!!」
クロス「大丈夫だ。必ず助け出す」
クロード「本当なら喜ぶのだが、今回のはルール違反として力を貸すとしよう」
一方、ペイルと化したアイオーンに対してまるで全く攻撃が効かない様に流石に一行にスタミナが切れ始めた!
アレク「ダメだね・・・スタミナがなくなり始めてる!」
フルシュ「どうすれば・・・!」
もうダメかと思われた、その時・・・
シュウ「アイオーン!!お前はその内に未だに俺を目標とする、シンガンクリムゾンズのアイオーンだ!!目を覚ませ!!」
アイオーン(ペイル)「!!!」
シュウの呼びかけにアイオーンの意識を乗っ取ったペイルに異変をきたした。
アイオーン(ペイル)「・・・つまらんな。相変わらず、な・・・」
そしてアイオーンがパタっと倒れてしまった!他の仲間達が駆け寄る!
リデル「アイオーンさん!!」
龍馬「アイオーン君!!目を覚まして!!お願い!!」
クロウ「やい!!俺は生きてんぞヘタレオン!!」
ラーマ「そうだ生きてるんだから・・・って、ええっ!!?」
すると、アイオーンはそっと目を開けた。その目はペイルの時の青紫の目からいつもの赤い目に戻っていた。
アイオーン「・・・?小動物・・・」
アイレーン「お兄ちゃま〜!!」
アイオーン「貴様が生き延びたことは賞賛に値する。だが・・・」
すると、アイオーンがモードレッドからクラレントを奪って喉元に突き立てようとした!
モードレッド「ちょっ、おい!?」
アイオーン「だが、神は半分青の吸血鬼一族になってしまった、いつか必ず人間の血が欲しくなる、それを神の命と引き換えに阻止せんとする・・・!」
お竜「ダメだ!!そんなの・・・!!」
すると、それを見かねた天草がアイオーンからクラレントを飛ばす形で払い除けた!
アイオーン「貴様は・・・」
天草「早まらないで下さい。確かにあなたにはククラの血を汲む彼女の子孫です。ですが・・・あなたは闇の流星を消滅した時にあの楽譜に書かれた文字を理解していたのでしょう?」
アイオーン「理解している。あれは我と今は亡きお祖父様が、昔二人で暗号の戯れで作られし文字であり・・・!」
天草「あのジャスティス・フルムーンの子守唄を作曲した、古の作曲者の血もあなたが流れているのですよ!」
アイオーン「ヴッ!?」
アイオーンはそれを聞いて衝撃を受けた。ククラの血もあの楽譜を作曲した古の作曲者も含まれている・・・?
天草「私もまさかミューモンの血も汲まれているとは思いませんでしたが、少し気になって調べてみました。それによるとあなたはジャスティス・フルムーンの子守唄の作曲者、ガット=ミュジキの子孫でもあったのですよ!」
アイオーン「・・・どうりで、あれに俺は今でもずっと懐かしさをどこかで覚えていた。あの時にお祖父様と二人で作った子供の暗号遊びの類であるのに・・・」
少し衝撃を受けたアイオーンに他の仲間達も励ましていた。
龍馬「大丈夫だよ。正気に戻ったアイオーン君が今はこんなに心を痛めてるんだから」
クロウ「それにまた血が欲しくなったら、トマトジュースやブラッド・グレイヴを飲めばいいじゃねーか!」
ヤイバ「だから、死ぬことはない。シンガンクリムゾンズの曲は故にアイオーンが作ったものでないと成り立たんのだ!」
アイオーン「ヴッ・・・ありがとう・・・」
アイオーンが涙ながらにようやく生きる気持ちを取り戻した直後に、アクロックの残骸のスライムがアイオーンを襲おうとしていた!
アクロックの残骸のスライム「ニンゲンクッテヤルー!!」
アイオーン「ヴッ!?」
クルーク「アイオーン!逃げて!!」
すると、とある鎌がアクロックの残骸を貫いた!その姿を見てクルークは勘づいた。
クルーク「バウム・・・;」
バウム「目的を果たせたな。あとはこっちの仕事(ご馳走)なんでな・・・!」
その後、そのアクロックの残骸のスライムはバウムに全部狩られ(喰われ)ましたとさ(ぇ)
えっぐ・・・;
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117

