二次創作小説(紙ほか)
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- 日常日和。5
- 日時: 2026/02/19 19:29
- 名前: 桜 (ID: YKgE9blb)
おかげさまで日常日和。も5という節目で新しく迎えることができました。ここに至るまで色々と混乱があり悩みもしましたが、考えた末にこの先に何があってもこれまでの続きを執筆したいという気持ちで新スレッドに至れました。色んな意味で変わる場合もあり混乱はすると思いますが、私は私で頑張りたいと思いますのでご存じの桜サイドやこれまでに出てきた新たなサーヴァント達も含めてどうぞよろしくお願いします!
「目次」
「短編」
The Reverse Night>>1-5
聖夜怪盗☆シークレット>>6-7
デンジャー☆スクランブル>>33-36
僕もまた、運命に導かれて>>37-38
うちの護衛のママ侍さん>>39-42
とある雪月花の羽根。>>43-44
アスパラ☆クライシス!>>77-83
運びを巡る機関車と謎のトレインハンター>>84-86
僕の果実のボク>>96-100
黒の感情・白き純潔>>101-105
ツイセキ☆トラブル!>>148-152
イモーターウォーズ>>153-156
◯◯透視の試用モニター>>157-161
こっちを向いて、愛してると言って!>>162-165
Halloween rabbit!>>166-169
湖の騎士は星の戦士の●●に夢を見るか?>>170-172
ランデブー☆メタモルフォーゼ>>173-176
鯖組メインでファンタパロ>>177-179
雪の記憶、冬の華>>180-183
ある冬の日のアムール>>184-187
クリスマスに追いかけっこ!>>188-191
クリスマスにネガイゴト>>192-196
小さきパンダのガレット・デ・ロワ>>197-200
宇宙の中の不思議の国>>201-205
スキ!スキ!スキー!>>206-210
ビターシュガー・チョコバーボン>>211-215
満開花見日和>>246-249
ツッコみ所が絶えませんっ!(by一ちゃん)>>250-253
ブレーメンの追跡隊>>254-258
王様ゲーム>>259-262
阿国さんの戦い>>263-267
蛇は蛙が好物らしい>>268-270
シチリアでの小話集>>286-289
パンプキンハザード>>318-321
雪の輝き、小さな夢>>345-348
王ドラなう!>>349-351
聖夜、君に贈り物を>>352-356
聖夜、白なる争奪戦>>357-360
突撃!隣の大掃除>>361-364
年明けのアムール>>365-368
バレンタインのから騒ぎ?>>393-396
I‘m not crying anymore>>397-400
バディファイターズタワー踏破の旅>>429-432
Cherry:CamelotZERO>>437-440
異世界を駆け巡る澄色の猫型ロボット達>>471-478
かの者が残してきたもの>>479-482
虹の島々での小話集>>537-540
グルメフェスを調査せよ!>>541-544
Halloween☆Panic!>>579-582
アンジャッシュネタ>>583-584
続☆年明けのアムール>>611-614
ガチンコ節分バトル>>635-638
嗚呼、バレンタイン!>>651-654
「サーヴァントvs○○○シリーズ」
第六天魔王vsカンフー猫型ロボット>>322-325
湖の円卓騎士vs仮面の剣士>>337-340
光の御子vs魔界のプリンス>>341-344
ブリテンの騎士王vsもう一人の闇の魔導師>>401-404
幕末の人斬りvs蒼炎の勇者>>405-408
日輪の姫vs野原家の主婦>>409-412
大統王vs黄色い悪魔>>413-416
五代目風魔頭目vs宇宙忍者>>417-420
太陽の騎士vs赤き吸血鬼>>499-502
島原の乱の指導者vs虚言の魔術師>>503-506
維新の英雄vsウサギの双子弟>>507-510
「桜サイドの快刀家の事情」
三兄編>>389-392
次兄編>>433-436
長兄編>>545-548
「針音ノ時計塔のアリア」
時の輝きよ>>45-47
赤の中のモアイさま>>48-50
青の上のウォーターシティ>>51-54
白の下のバトルロワイヤル>>55-57
黄の外の太陽・・・?>>58-60
その呪文の続きには>>61-66
「誰か」の世界にとってのピース>>67-71
ここに。>>72-76
「決戦前夜」
輝ける希望の星達よ>>114-117
二度の生における旅路>>118-120
「太陽」の焔を>>121-125
「キャメロット城での決着」
現在キャメロット城:正門>>126-127
現在キャメロット城:世界を約50%吸収>>128-129
現在キャメロット城:世界を約80%吸収>>130-133
我らの望む未来>>134-136
太陽のナミダ>>137-141
There are our home here>>142-147
「女性ケロン人小隊襲来」
一の儀、女性ケロン人小隊襲来!>>369-372
二の儀、ささやかな疑念>>373-376
三の儀、偽物と本物>>377-380
四の儀、ゆずれなき信念>>381-384
五の儀、星へ届けるハーモニー>>385-388
「フェアリー・レクイエム〜トリスタンの名を持つ妖精の少女〜」
「トリスタン」は突然に>>549-552
日常ブレイカー?それとも・・・?>>553-556
妖精姫のトマドイ。>>557-560
キミが望むなら、どこまでも連れてゆこう>>561-564
「フェアリー・レクイエム〜謎の妖精の騎士一味〜」
新たな戦いの幕開けの予兆>>585-588
逢瀬とサーヴァント召喚の再認識>>589-592
冬の裏山での怪奇現象の調査>>593-596
○○○の○○は蜜の味>>597-600
偶然による○○の連鎖>>615-618
想いの交錯>>619-622
赤い猫の足跡、再び>>623-626
残された傷跡・・・そして、始動>>627-630
「フェアリー・レクイエム〜妖精の夢の中で〜」
何かが鳴り響くとき>>655-658(更新)
「前後編」
かけがえのない「君」>>26-28>>29-32
戦国時代からの謎の挑戦状!>>87-91>>92-95
苺の彼方をもう一度>>106-109>>110-113
シチリアでの鳥の夢>>271-275>>276-281>>282-285
月夜でのエンゲージ>>326-331>>332-336
雪月に小さな花びらを>>421-424>>425-428
時空鉄道の夜>>483-487>>488-498
カービィだらけ>>511-515>>516-519
ワドワド☆サマーアドベンチャー!>>520-525>>526-530>>531-536
世に放った誠を探しに>>565-568>>569-573>>574-578
クリスマスで御用改め!>>601-605>>606-610
エアライダー珍道中。>>631-634>>639-643>>644-650
「風花月夜伝〜友情よりも、忠義よりも〜」
第一の巻:逆光降臨>>8-10
第二の巻:御一行様之旅珍道中>>11-12
第三の巻:恋せよ浪漫、忍の花に>>13-15
第四の巻:変わりはしないもの>>16-18
第五の巻:生きとし、生ける者。>>19-20
第六の巻:揺るぎない、どうしても。>>21-22
最終の巻:音が導く先>>23-25
「風花月夜伝2〜花は今、光へと舞う〜」
第一幕:異変を告げられし江戸>>216-219
第二幕:渦巻く四方と空>>220-223
第三幕:咆哮の中に在る「声」>>224-227
第四幕:私の輝きの星>>228-231
第五幕:忍び寄る戦いの迫る時>>232-235
第六幕:怨恨開花>>236-240
最終幕:空へ>>241-245
「灯火の星〜第六天魔王の乱〜」
第一の段:わし、参上!>>290-293
第二の段:雷に阻まれるのならば、やることは?>>294-297
第三の段:キミと、光と>>298-301
第四の段:聖地の謎かけを解き明かせ!>>302-305
第五の段:闇夜の城で見つけたのは・・・>>306-309
第六の段:光と闇の諍い>>310-313
最終の段:そして魔王は、悪魔と共に歩き出した。>>314-317
「チェリーワールド×蒸気都市〜夢幻の歯車の光〜」
第1話:ようこそ蒸気都市>>441-444
第2話:風を便りに>>445-448
第3話:決して叶いもしないだろうけど、>>449-452
第4話:魔女の■の讃歌>>453-456
第5話:蒸気聖杯戦争の「目的」>>457-460
第6話:風よ光へと吹け>>461-465
最終話:さよなら蒸気都市>>466-470
- 第三の巻:恋せよ浪漫、忍の花に(その2) ( No.14 )
- 日時: 2023/02/02 19:58
- 名前: 桜 (ID: Zp53hDuK)
薬草探し
城下町近くの山。この山の中に璃姫に飲ませる薬草があるというので以蔵達一行は殿様が描いた薬草の絵図を持ってそれを探していた。
以蔵「殿様が描いた絵図、一発描きでの筆だから少しぐらいは分からんぜよ;」
王ドラ「その特徴にあるものはあんまり見かけませんし・・・」
アサト「あ」
すると、アサトは山の中の川に流されている箱の中から猫のような鳴き声がした。
アサト「おい!川に流されてる箱の中は猫じゃねーか!?」
照「あっ、ホントだ!この山の中、里の者や一部の町人が子猫や子犬を捨てていると聞きましたが、まさかこれほどまでとは・・・!」
王ドラ「ならば助けないわけには行きませんね。ホアチャア!」
すると、王ドラは川の中に飛び込んで子猫がいる箱を掴んだ!
以蔵「楽!掴んだか!」
王ドラ「ええ。あとは箱を持ってここまで泳いで戻ればだいじょ・・・」
すると、王ドラに足がつってしまった!
王ドラ「ア゛ヂャッ!!!」
以蔵「わっ!!」
王ドラがその勢いで飛ばしてしまった箱を以蔵がキャッチする!以蔵がキャッチしてくれたおかげで箱の中にいた二匹の子猫達は無事だ。
以蔵「なんとか無事じゃ・・・が・・・;」
アサト「おーい!!楽ーーーーーっ!!!」
王ドラは川の中に流され溺れかけた最中に頭がよぎった。
こんな悲しみに包まれた世界に以蔵さんと一緒に飛ばされて、その末の死に方がこれ?なんだこれ。こんな死に方、絶対にアホじゃないですか・・・。
すると、意識が朦朧とする中である手が王ドラを掴んだ!王ドラはそれを僅かに捉えた。それは自分が今も一番にムカついてるあの英霊の・・・
王ドラ「!!」
王ドラは目を覚ましたら山の中にいた。自分は生きている?ということは川の中から生還できたのだ。隣にはトリスタンが付き添っていた。
王ドラ「・・・生きてる」
トリスタン「そのようですね」
王ドラ「あの子猫達は?」
トリスタン「今無事ですよ。以蔵殿がキャッチしてくれました」
王ドラ(以蔵さん、すみませんOTL)
トリスタン「あんな川に飛び込むとは、私を頼ればよかったものを・・・」
王ドラ「悪かったですねあんたほど不器用じゃなくて・・・?なんで、あなたも濡れているのですか?」
王ドラの問いにトリスタンは答えた。
トリスタン「ふふ。私も川を覗き込んだら恥ずかしながら溺れてしまいました」
王ドラ「は?なんで奇行に走るんですか・・・;」
トリスタンはそう言ったもののそれに関して嘘を含めていた。何せ彼は川に飛び込んで王ドラを・・・。トリスタンはくるりと振り向きながら言う。
トリスタン「貴方の顔は水も滴る美しい少女という形ですね」
王ドラ「うっざいですね;なぜにそういう言葉が出てくるんですか」
トリスタン(彼の顔は明らかに嫌そうな部分ですね。特に色恋に関しては・・・これはまさか)
すると、トリスタンは聞く。
トリスタン「王ドラ殿、もしかして恋愛に関してウブすぎる思春期のDTじゃないですか?しかも、女性に対してはかなりのあがり症の照れ屋で(あれ?一瞬ピクってなった?「そんなわけないだろこの二股男」って言う前よりもさらに豚を見る目で、もし戻ったとしてもさらに嫌がられるのでは・・・」
しかし、それを言われた時の王ドラの顔は彼の予想外なものだった。王ドラが見抜かれた驚きで顔が真っ赤になっていたからだ。
王ドラ「・・・っなぜわかったのですか?」
トリスタン「え?え?まさか強いのにそんなこと・・・え?」
王ドラ「・・・絶対に答えたくないです」
トリスタン(ま、まさか・・・)
トリスタン(女 性 や 恋 愛 事 に 対 し て あ が り 症 の ウ ブ な ツ ン デ レ !!?)
この時点でトリスタンはある考えについた。王ドラは明らかに本質的には自分のドストライクなタイプの一つなので、「王ドラのまだ経験してもいない初めては自分がもらう」と・・・;
トリスタン「王ドラ殿。今晩一晩付き合ってくれたら「できるか!!!」
トリスタンを蹴った王ドラは思わず走り去ろうとするが、その拍子でこけてしまった!
王ドラ「なんでここに小石が・・・!」
すると、王ドラは見つけた。殿様が言っていた例の薬草を・・・!
王ドラ「見つけたー!!!」
以蔵やアサトや照が合流した後にすぐにその薬草を持って殿様がいる城に戻った。殿様はそれを聞いて思わず喜んだ。
殿様「見つけたか!これを璃に飲ませる。その薬草を使って薬を作れ!」
男中B「はっ!」
付き人達がその薬草が材料の薬が完成するまでの間は以蔵以外の全員は璃姫に付き添っていた。以蔵はどうせ嫌がられるかなと思って遠慮したそうだ。
殿様「璃。薬を飲ませるからもう大丈夫だ・・・」
王ドラ「よほど苦しそうですね。高熱がよほど・・・ん?」
すると、王ドラは璃姫を見て違和感に気付いた。
王ドラ「殿様。これ、病ですか?」
殿様「?どういう意味だ?」
王ドラ「薬できたとしても治る可能性が低いのでは?」
アサト「えっ!?どういうことだよ!?」
すると、璃姫が薄らと目を開けた。
璃「父上・・・?」
殿様「璃。突然の高熱で倒れてたんだ。待ってろ今男中が薬を・・・」
男中C「殿様!お待たせしました、薬です!以蔵殿も例の薬草を採ってくれていたので!」
すると、璃姫が突然立ち上がってその薬を男中Cから奪うようにして震える。
璃「以蔵さんが採ってくれましたの!?」
殿様「ああ。まだ寝なければ体調がさらに悪く・・・」
璃「今からお礼に言ってきます!!」
璃姫が嬉しそうに以蔵のところに駆け出す!その有様は大半の全員が驚いていた。
トリスタン「え・・・高熱も治って嬉しそうに・・・なぜですか?」
王ドラ「わかりましたよ。璃姫の病名が・・・」
殿様「なんだ?なんなのだ?」
すると、王ドラは目を少女漫画のようなキラキラ目にしながら言う!
王ドラ「それは・・・恋です!!必要なのは以蔵さんの愛ですね!」
大半の全員「」
この時に大半の全員は思った。「まさかの高熱の原因はこれ?」と。
トリスタン「私は悲しい・・・なぜにこのトリよりもキャンキャンと鳴く可愛らしいポメ犬系の以蔵殿の方が魅力的に見えるのか・・・」
うちの以蔵さんはサンソン君同様に不名誉ながらに男女問わずにモテる設定(ぇ)
- 第三の巻:恋せよ浪漫、忍の花に(その3) ( No.15 )
- 日時: 2023/02/02 20:01
- 名前: 桜 (ID: Zp53hDuK)
思わぬ不穏な事態が・・・
その翌日の夜中。とある者が城外の木の上から城の様子を探っていた。英霊剣豪のアサシン・舞々だ。
英霊剣豪・アサシン(結構な警備の数ですね。だが、どこかに必ず城に潜入できるような隙間があるはず・・・)
英霊剣豪・バーサーカー「あれっ?まだ頑張ってるっしょ?」
英霊剣豪のバーサーカーの呼びかけにアサシンは振り返った。
英霊剣豪・アサシン「・・・本来ならばセイバークラスで召喚される貴女ならばわかるのでは?」
英霊剣豪・バーサーカー「アタシだってそうだったはずだけど、酷いよねーっ。既に先客がいるからってさー。アタシ、姿もJKセイバー・鈴鹿御前なのにね?」
英霊剣豪のバーサーカーの真名である鈴鹿御前の愚痴に生前から基本的にば妖の類を忌避しているアサシンの顔が次第に険しい顔つきになる。
英霊剣豪・アサシン「・・・今日は何しにきた」
鈴鹿「何もするはずないし。ただ・・・」
すると、鈴鹿御前は何らかのものをアサシンにかなり強引に与えた!
英霊剣豪・アサシン「ぐぅっ!!?何を・・・!!」
鈴鹿「あのお方が渡してこいってさ。こうでもしないと失敗が見えてるっしょ?」
英霊剣豪・アサシン「な・・・!?あ・・・ああ・・・ああああああぁぁぁぁぁっー!!!」
アサシンは自分の霊基をある強化をするために鈴鹿に強引に入れられたモノによる度を超えた激痛の苦しみで絶叫を上げていた・・・
一方同じ頃の城。璃姫がどうしても以蔵達に会いたいと言うので以蔵達一行がそのために訪ねて来たのだ。以蔵は璃姫の様子がなんだかこないだのことまでとは打って変わって違うことに驚いたが、卑屈ゆえに相手からの好意には鈍感であったため璃姫が自分に純粋な恋心を抱いていることは知らないままだった。
アサト「あの姫様といいやっぱりああいうのがモテるんかね?」
王ドラ「以蔵さん、髭があるとはいえちゃんと可愛い顔つきはしてるじゃないですか。・・・あのリア充色ボケのアラビアンとは違って」
トリスタン「あいり嬢一途な方ですよね?それが悪いとはなぜなのですか?」
王ドラ「一途だから厄介なことがあるんですよー。あんたとは違う意味の厄介」
トリスタン「哀しい・・・私があの背が低いアイドルと暗に比べられてものすごく・・・悲しい」
すると、警報らしき鐘の音が鳴った!
アサト「あれっ?何らかの敵襲かぁ?」
男中D「英霊剣豪だ!!英霊剣豪のアサシン・舞々が1日早く来襲しに来やがった!!」
その言葉を聞いた時に三人は驚愕した。あと1日に英霊剣豪のアサシン・舞々が襲撃しに来るのになぜにと!
トリスタン「英霊剣豪!?1日も速く・・・!」
王ドラ「以蔵さん、呼びに行きますよ!令呪!」
その直後に王ドラに令呪で呼び出された以蔵は英霊剣豪が1日も早く来襲しにきたと聞いて驚いた!
以蔵「英霊剣豪のアサシンの奴が!?仕事が早すぎるちょるわ!!」
王ドラ「とにかく璃姫のところに行きますよね?彼女に何かあったらヤバいので」
以蔵「おう。アサシンの狙いは璃姫じゃからのう!」
アサト(鈍感;)
トリスタン(王ドラ殿もこの世界の時のみとはいえ令呪を刻印できるのはもう何がなんだか・・・)
一方、璃姫は以蔵に贈り物の甘栗を渡すために走っていた。
璃姫「以蔵様、喜んでくれるかな?甘栗は口に合えばいいのだけど・・・」
すると、璃姫は何やら城中がバタバタしていたことに気付いた。
璃姫「何事ですか?何かの敵襲ですか?」
すると、璃姫は自分の肩をポンと叩かれたことに気付いた。
璃姫「以蔵様!?いつの間に来ていたので「残念でした」
すると、璃姫はいつのまにか英霊剣豪・アサシンに捕まれたことに気付いた!
璃姫「きゃああああああああー!!!」
英霊剣豪・アサシン「あと1日だと思って油断したのが悪かったですね。ほら、こっちに・・・」
すると、音の刃がアサシンを襲おうとしていた!アサシンはそれに気付いてかわしたが、その拍子で璃姫が解放されてしまう!
英霊剣豪・アサシン「なっ!?」
璃姫「・・・?」
璃姫が恐る恐る目を開けると、そこには以蔵が自分を抱えてくれていた!
以蔵「無事か璃姫!」
璃姫「以蔵様・・・!以蔵様が・・・よかった・・・」
すると、璃姫は思わず安心したのか気絶してしまう!
以蔵「璃姫!?」
王ドラ「安心したことで拍子抜けで気絶しただけですよ。アサトさん、璃姫を見てなさい」
璃姫「了解だよぉ」
璃姫をアサトが守っている中でトリスタンはその真名を探っていた。
トリスタン「様子は藤太殿よりも何か少しおぞましいのは気になりますが・・・貴方はどうやら背丈は低いが、かなりの力技と忍術の腕前の持ち主ですね?頭領の格にも相応しいぐらい」
英霊剣豪・アサシン「・・・」
トリスタン「そこから探ってみたけれど、その力技はそれは流派でもなく貴方特有のものだ」
トリスタン「貴方の真名は、風魔小太郎!風魔も穢れに落ちたとは悲しみに満ちたものである!」
トリスタンに真名を当てられた小太郎はそのクナイを以蔵らに構えた!
小太郎「だったらなんだと言うのだ?いくら我の真名を見抜いたからと弱体化するわけでもないだろう!」
小太郎が襲いかかる中、トリスタンは以蔵に言う。
トリスタン「以蔵殿。貴方は接近戦であのアサシンを応戦を。私は遠方から攻撃する」
以蔵「!また無茶苦茶な物言いじゃが、おまんならやりかねんわ」
以蔵が接近戦で小太郎と斬り合う中でトリスタンは遠方からハープを奏でながら音の刃で小太郎に攻撃する形で以蔵を支援していた。
王ドラ「トリさん、サポートや攻撃も兼ねやがったっていうのが癪に触ります・・・チッ」
アサト「舌打ちはダメだよぉ;トリのサポートや攻撃も兼ねた宝具というのがある意味チートだし、あんたが苦手とするのはわかるねー」
すると、次第に押された形で業を煮やした小太郎が自分の宝具を放った!
小太郎「我の宝具をとくと見よ!【不滅の混沌旅団】!!」
小太郎は風魔の忍の分身を出し、その時に強力な炎が浮かび上がった!
以蔵「炎か!?わし、自分にスキルの回避をかけたのに必中する気か!!」
トリスタン「あの宝具に必中付与は・・・!!必中・・・そうか、それが貴様の植え付けたおぞましいものか!!」
小太郎「あの者が我にこの強化を付与したからな。付与された時に凄まじい痛みが襲ったが・・・そのおかげでこの城に侵入はできた。さぁ、とっとと倒れろ!!」
小太郎はまた宝具を放とうとするが、それを予期したトリスタンは王ドラに言う!
トリスタン「楽殿。今なら私に命令権を発動させれますよ。私に力を!」
王ドラ「!あなたは一度言ったら聞かないから応じてやりますよ!アーチャー、トリスタン。令呪を以て命じる!あの英霊剣豪のアサシンにありったけの力を!」
令呪を発動した王ドラに力を与えられたトリスタンは宝具を小太郎に放とうとした!
小太郎「我が心のままに地に堕ちろ!【不滅の混沌旅団】!!」
トリスタン「熱くしすぎたその頭を冷やせ!【痛哭の幻奏】!!」
トリスタンと小太郎が互いの宝具をぶつけ合う中、その光景に大半の全員が驚いた。トリスタンは息切れしたままであるが、小太郎の方は何も動じなかった。
しかし、倒れたのは・・・小太郎の方だった。
小太郎「我の必中付与された宝具を越えたありったけの宝具返しとは・・・不覚」
疲れ切って消滅しに行く小太郎をトリスタンはその頭を優しく撫でた。
小太郎「?なぜに我を介抱する・・・?」
トリスタン「介抱ではありませんよ。ただ貴方は英霊剣豪として召喚されただけでなく、その霊基による宝具にあんな必中付与まで与えさせられていた。貴方の因果は結果的に我が宝具の空気撃ちにより解放された。だから、最後はその褒美も兼ねて優しく送り出すのが良いではないかと」
小太郎「・・・。貴様はやや自分勝手だが変わってるな。こんな、馬鹿なことしてくれた僕に対しても、慈愛を以て優しく接するとは・・・」
小太郎はそのまま消滅したあと、王ドラはトリスタンに声をかけようとした。
王ドラ「トリさん・・・」
トリスタン「いいのです。私が望んだことです(しかし・・・あのアサシンにあのようなものを与えたのは誰でしょうね・・・」
一方、それを遠くから見ていた英霊剣豪のバーサーカーの鈴鹿はトリスタンの技量については感心していた。
鈴鹿「ふーん。あいつ、なかなかやるし。あのアサシンを二人も連れた武器商人を名乗ったオレンジのタヌキのような娘?も気になるけど、あのアーチャーは円卓騎士だけどいろんな意味で一番厄介な相手っしょ?」
すると、鈴鹿は自分に報告しに来た一人の人物に気付いた
鈴鹿「ああ、あんたか。あのアサシンの強化付与のあえての見張りありがとね。・・・なんで暗い顔してるの?殿とは違うあんたのご主人様の顔に泥を塗りたくないよね・・・照」
照「・・・」
その翌日。三人目の英霊剣豪を倒したことで殿様からお墨付きをもらった以蔵達一行は紅孔雀亭で四太郎や阿美に城内で起こった話を語り聞かせていた。
阿美「璃姫様、明るくて可愛らしいお姫様だから羨ましいー!」
四太郎「城内では池がある」
以蔵「まあ、璃姫は当初はわしを避けてたがな」
お紅「鈍感なのはある意味厄介ですわねぇ・・・」
以蔵「?」
すると、王ドラが以蔵に声をかけた。
王ドラ「以蔵さん。これを一旦貸しますので帰れたら後で返しなさい」
以蔵「?おまんの鈴を付けた赤とかの紐?」
王ドラ「私のスペアの鈴です。それを使ったお守りです。ミサンガのようなものらしきですけど」
以蔵「おん。一応は持っとくわ」
王ドラ「!ありがとう」
そんな二人のやり取りにアサトは王ドラにミサンガを強請った。
アサト「ねぇ、俺にはないのかぁ?」
王ドラ「ないですよ。ついでにトリさんの分も」
アサト「えーっ!ずるーいっ!あ、そうだ。イゾーに大好きな金を与えて報酬としてもらえれば」
※しばらくお待ちください
アサトだったもの「」
以蔵「わしはえいから、こいつにもミサンガ作りいや・・・;(四太郎と阿美の目を隠してる」
四太郎&阿美「?」
王ドラ「以蔵さん、甘やかさなくていいです!!(手にはケチャップ」
その夜中。ただ一人眠れなかった王ドラは静かに部屋から出ていた。
王ドラ(なんでこんな時に眠れないんですかね)
すると、王ドラはトリスタンのハープの音色を聞いた。それはいつにもまして悲しみに満ちた音だった。
王ドラ「?」
一方、トリスタンはハープを奏でながら何か嘆いていた。
トリスタン「・・・ごめんなさい。そばにいたかったのに守ることもできずに。だからこそ探していつか見つけ出す。誓います。たとえどんな出来事が降り掛かっていても。私、の・・・」
すると、トリスタンは王ドラに気付いた。トリスタンはすぐさまハープを止める。
トリスタン「王ドラ殿。起きてたのですね。すみません、起こしてしまいましたか?」
王ドラ「いえ、なんだか眠れないなと思って。そしたらあなたの悲しげな音色が聴こえたから」
王ドラは近すぎず離れすぎずの距離感を保ちつつトリスタンの隣に座る。トリスタンは王ドラに聞く。
トリスタン「そういえばですが、貴方は私とイゾルデの物語やブリテンのアーサー王物語を知らないわけではないですよね?」
王ドラ「はい。でも、物語としてなら読んでましたよ」
トリスタン「・・・そうですか」
王ドラ「でも、本の中だけで細かい部分は知りませんよ。そういや何も知らないなと思いましたね。だから、こんな眠れない時には夜咄として聞かせてくれませんか?」
王ドラの申し出によりトリスタンはあることを話す。
トリスタン「一つだけならお願いがありますが」
王ドラ「?」
トリスタン「貴方達のこれまでの友情やチェリーワールドなどに関する出来事や冒険譚を、貴方の口から私に聞かせてくれませんか?それならば対等の報酬にはなり得ます」
王ドラも自分と同じようにトリスタンもこれまでに起きた出来事に関する数多の冒険譚などを知らないなと思い、少しは勉強になるだろうなと思いそれを承諾した。
王ドラ「あ、こんな時に襲おうとしたらさらに嫌いますからね」
トリスタン「私は悲しい・・・」
続く・・・!
感想OK
- 第四の巻:変わりはしないもの(その1) ( No.16 )
- 日時: 2023/02/08 16:38
- 名前: 桜 (ID: fjkP5x2w)
今回からはいよいよ物語が動き始め出してきます。英霊剣豪は差異はあれど大半は本質的には変わらないものがあるのかもしれませんね。それはもう良くも悪くも。
ところで宝具名の括弧名はやや安定してないのですが、特に意味はない。意味は特にないぜよ!
ーーーーーとはまあ、根性論も意味のないものではない。
何かを守りたいからこそ、根性論に捉えてしまうものだ。
信念。宝物。執心。主観。嗜好。モットー。
それらはものでも物でも関係ない。それをよほど守りたいからこそ、
ーーーーー何かを頑張れるし、その過ぎた悪意すらも制御できるものなのだ。
鈴鹿「ふーん。あそこがあいつらの本拠地の長屋・・・」
英霊剣豪のバーサーカーの鈴鹿は以蔵達一行の本拠地であり、為朝の家である長屋を遠くからじっと見ていた。
ーーーーー英霊剣豪のライダーを連れて。
英霊剣豪・ライダー「鈴鹿、本当にやるのですか?あそこにはあの・・・」
鈴鹿「構わないし。・・・少なくともその始末はあんたに任せるっしょ」
英霊剣豪・ライダー「・・・」
英霊剣豪のライダーはどこか悲しげな表情を浮かべていた・・・。
照「ここが四太郎殿や阿美嬢の預け先の長屋・・・」
照を含めた以蔵達一行は為朝が滞在している長屋に来ていた。為朝は以蔵達一行の活躍を表情には出さないが、喜んでいるようだった。
阿美「それで、以蔵さん達、お殿様に呼ばれて城に行ったよ!あたし達は行けなかったけど、以蔵さんが語り聞かせてくれた!」
四太郎「以蔵さん達の活躍や璃姫様の話、どれもわくわく」
為朝「そうか。四太郎と阿美はまだ子供だから参内できないのではあるが、なんだかんだで楽しんでいるな」
為朝はまるで二人の本当の祖父かのように二人に時に厳しくも温かい愛情を持って四太郎と阿美の兄妹に接していた。初めて為朝の姿を見たトリスタンとアサトもそれを感じていた。
トリスタン「まるで二人の本当のお祖父殿のようですね」
アサト「そうだな。あの巨大なロボットを見て思わず畏怖しなければ・・・;」
すると、王ドラと以蔵が夕食の支度が出来たことを報告していた。
王ドラ「夕食できましたよー」
照「はーい。今行きます」
以蔵「わしの焼いたカレイもあるんじゃ。ちゃんと釜戸の火を起こしたき!」
アサト「へー、カレイを・・・えっ!?イゾー、料理出来んの!?」
以蔵「見よう見まねじゃけどな。あと、わしは下に弟らがいる長男じゃから、自然と小さい子供とかには優しくなってしまうぜよ」
トリスタン(だから、四太郎殿や阿美嬢の兄妹にはなんだか優しげな言わば聖母のような感じだったのですね。博打や酒好きの泣き虫ではありますが、子供らにはちゃんと根は優しい方だとわかるのですか)
王ドラと以蔵が作った夕飯を囲った食卓で楽しそうにしていた大半の全員を見て王ドラが他のドラケロ防衛隊やスマブラ屋敷などの光景を思い出していた。
王ドラ(こんな楽しそうな風景を見て度々感じる居心地の良さはこの世界に飛ばされて以来ですね)
以蔵「なあ、楽がこの世界に飛ばされる前もこういう騒がしく賑やかな感じか?」
王ドラ「!そうですね。騒がしくてうるさかったですが、それはもう楽しい時間ですよ。元の世界に一緒に帰ってまた会えたらあのバカ達に会わせてやりたいのですが」
以蔵「わしも人のこと言えん気がしちょる;」
王ドラ「以蔵さんも飛ばされる前はこんな楽しい風景ですか?」
以蔵「おん?・・・生前はそうじゃなかったがな、召喚された後の日々は楽しい風景じゃったぜよ。何しろーーーーー」
すると、以蔵が浮かび上がろうとした途端に頭に何か弾かれたような感覚になり、思わず俯いた。
王ドラ「!?以蔵さん、どうしたんですか!?」
アサト「うそっ!?頭痛が来てんのか!?」
以蔵「いや・・・大丈夫じゃ。ほんに楽しい風景じゃから心配はいらん。思い出そうとしたら何か弾かれた感覚が来てるだけじゃ」
トリスタン「そうですか。・・・何か霊基に異常があれば言って下さいね?」
以蔵「わかっちょる」
すると、何かしらの雷が長屋の近くに襲ってきた!
照「雷!?」
王ドラ「って、空が赤く・・・英霊剣豪ですか!?」
王ドラが一人駆け出すと、そこは予想通り英霊剣豪が現れたのを報せる悍ましく感じる赤い空が覆っていた。
王ドラ「やっぱり!じゃあ、英霊剣豪はどこに「やっぱり勇敢なんだね、武器商人のオレンジダヌキちゃん?」
王ドラは咄嗟に後ろを見て鈴鹿に遭遇するが、鈴鹿は何かしらの拘束陣を出した!
王ドラ「ーーーーーっ!!?」
鈴鹿「拘束陣だし。さぁ、一緒に来てもらうわ!」
すると、王ドラが一人駆け出したことに気付いた以蔵やトリスタンがその場に来た!
以蔵「楽!?」
トリスタン「楽殿!!待ってなさい今助けに!」
鈴鹿「ああ、あんた達にこいつらを倒せる?」
すると、鈴鹿は自分の密かに連れた複数の妖霊を出現させた!
トリスタン「妖霊!?いつのまに・・・」
鈴鹿「こいつらを返して欲しくばここから近くの西にある宇治山に来てよね!」
以蔵「待て!!楽!!!楽ーーーーーっ!!!!」
鈴鹿はそう言って王ドラを攫いながら消えた後にトリスタンと以蔵は急ぎながら複数の妖霊を倒す。以蔵は急いで宇治山に駆け出そうとする!
以蔵「すぐに楽を助けるぞ!」
トリスタン「っ!待ちなさい!彼女は楽殿をこいつらと言っていた!つまり彼女が攫ったのは楽殿だけではありません!」
以蔵「は!?じゃあ、他にも・・・」
アサト「イゾー!!トリ!!」
アサトが以蔵とトリスタンの元まで駆け出すと、悪い情報が待っていた。
アサト「四太郎と阿美があの英霊剣豪のライダーに攫われやがった!!為朝はなんとか取り戻そうとしたが、ライダーの宝具で怪我しちまってる!!」
以蔵&トリスタン「!!!」
その後はトリスタンのスキル1の声高らかに愛を讃んで回復した為朝が英霊剣豪のライダーについても情報を伝えた。
為朝「まさかあの雷が英霊剣豪に成り果てたライダーのものだと思わぬぞ。英霊剣豪になったことで鈴鹿と同様にライダークラスに変質したとも含めるな」
トリスタン「じゃあ、あの英霊剣豪のバーサーカーは持ち方や構え方から元々はセイバークラスの・・・つまりあの者の真名は鈴鹿御前・・・」
為朝「・・・ライダーの真名は我は見抜いておったぞ。生前における私の子孫だからな。ライダーの真名は、源頼光」
以蔵&トリスタン&アサト「・・・!!」
その数分後、照や為朝を含めた以蔵達一行は王ドラや四太郎と阿美の兄妹を英霊剣豪の二人から救い出すために宇治山に向かおうとしていた。
照「為朝殿。まだ回復をなさっては・・・!」
為朝「ならぬ。あの莫迦者のしでかしたことだ。何より・・・楽は奴らに何をされるかわからんが、まだ幼い四太郎や阿美が泣かないわけがないだろう」
照「・・・」
トリスタン「以蔵殿、楽殿から貸した鈴のミサンガですか?」
以蔵「持っちょる。鈴でわしだと気付くじゃろう。為朝、えいか!あいつらを思うなら真っ先に死ぬようなことするな!生きてあいつらを助け出すために戦え!」
為朝「・・・!」
アサト「では行くぞ!!」
以蔵達一行は王ドラや四太郎と阿美の兄妹を助け出すために駆け出した!目的地は彼女達の本拠点である宇治山の頂上・・・!
- 第四の巻:変わりはしないもの(その2) ( No.17 )
- 日時: 2023/02/08 16:41
- 名前: 桜 (ID: fjkP5x2w)
王ドラ「ん・・・」
王ドラは暗い洞窟内で目を覚ました。すぐさまに周りを見渡す。
王ドラ「ここは・・・以蔵さん達は・・・!」
鈴鹿「あの幕末四大人斬りの粗野男を少なからず気にかけているのは本当なんだねぇ」
すると、鈴鹿が王ドラの目の前に姿を現した!王ドラは思わず彼女を睨みつける。
王ドラ「ふざけるな・・・!確かに以蔵さんは酒好きで下手の横好きのギャンブラーでバカですが、不器用ながらも子供相手にはちゃんと優しく接して面倒も見て私さえも守ってくれました。あれは自分が悪だと自覚してる奴じゃなければできないことだ・・・!」
鈴鹿「ふーん。最初から自分の意思で気にかけたということよね。ん?」
すると、鈴鹿は王ドラの右腕にあった十字架の小さなタトゥーのようなものに気付いた。・・・ロボプラ事件の時よりも少し大きくなっている感じはするが。
鈴鹿「十字架の・・・タトゥー?ということは・・・あんた、武器商人や山野楽という名前は嘘?」
王ドラ「・・・っ!!!」
自分の嘘が敵にバレたことにより王ドラは思わず動揺するが、鈴鹿はいいこと気付いたとでも言ってるかのように微笑う。
鈴鹿「それならあんたに口を割らせようかなー!」
すると、鈴鹿は自分の刀で王ドラの腹に刃をかけた!
王ドラ「ぐっ、ぁ・・・!!!」
鈴鹿「ねぇ、死にたくなければあんたの名前教えてよ。私、本当ならクラスはセイバーだけどさ、英霊剣豪になったことでバーサーカーに変質してんだよね。だから、〝あんたの痛みによる叫びの言葉でも聞かない〟し」
自分の身体を未だに覆う拘束魔術と鈴鹿から受けた腹の斬撃による拷問により王ドラは思わず死を覚悟した・・・
ーーーーーこれは、氷の上?
雪の上?上はいつも通りの青い空だけど、なんだか何もなくて寂しい感じ。
そんなことだけれど、ある顔が目に入った。人間?漂流者?少女?
「ーーーーーーーーーーー」
それは何を言われたかわからない。ただもう何も覚えてはいないけれど、あれは私への呪いだった気がする。それがなんなのか未だにわからないけれど。
それはまだ昼なのに月の光に変えて消えた。こっちには気付いていないけれど、ただ立ちすくんで叫びながら泣いているのはーーーーーー
以蔵「楽!!楽!!」
王ドラは以蔵の呼びかけにその意識を取り戻した。周りには暗い洞窟のままであるということは、自分はなんとか生きている。
王ドラ「以蔵さん・・・?」
以蔵「よかった!!楽、危うく死ぬかと思ったぜよ!!トリがおまんの何らかの袖から取り出したあの医者のようなカバンでなんとか治療したのか目を覚ましたんじゃ!!」
王ドラ「トリさんが・・・?」
すると、王ドラのすぐ近くには思わず安堵したトリスタンがいた。
トリスタン「目を覚ましたのですね。ああ、あの英霊剣豪のバーサーカーは私が間一髪で弓を放ったので四太郎殿と阿美嬢の居場所を伝えた上で逃げました」
王ドラ「四太郎君と阿美ちゃんも!?」
トリスタン「はい、あの英霊剣豪のライダーに攫われて。あのライダーの真名は為朝殿の子孫の一人の名です。源頼光」
王ドラ「為朝さんの・・・!」
トリスタン「ついでに確認できました。あの英霊剣豪のアサシンにあのような強化を施したのは英霊剣豪のバーサーカーです」
王ドラ「だから私を早くから知ったかのような様子だったんですね・・・」
すると、王ドラは何かに気付いた。
王ドラ「そういえば、ここは宇治山の中ですよね?どうやって見つけたんですか?」
以蔵「あの壬生浪の言葉を信じるつもりはないかが・・・」
ーーーーー回想ーーーーー
以蔵「宇治山ってマジか!?」
アサト「どうやって歩くんだよ!?」
為朝「私のボディに全員乗せながら移動できるが?」
トリスタン「いいですから!貴方が壊れてしまう!」
照「本当にどうするんだ・・・」
すると、五人にある人物が声をかけた!
斎藤「お困りのようだね〜。武器商人ちゃん達の居場所ぐらいは教えてやろうか?」
照「!斎藤!」
以蔵「なんじゃ!わしらを馬鹿にしちょるんか!?」
斎藤「いや?三人目の英霊剣豪を倒したし殿からお墨付きもらったから認めてやろうかと思ったまでだ。それに・・・」
すると、斎藤は以蔵を一瞬だけ少し険しい顔しながらじっと見た。
以蔵「?」
斎藤「あの英霊剣豪のバーサーカーは特に厄介だからね。・・・武器商人ちゃんは山頂までの第二中間地点にある洞窟。あの兄妹は山頂だ」
トリスタン「!・・・今は信じるしかないようですね」
斎藤「わかったらさっさと迎えに行け。照。こいつらの護衛を頼んだ」
照「はい」
ーーーーー回想終了ーーーーー
以蔵「正直わしは半信半疑じゃったがな」
王ドラ「斎藤さんが・・・あの時に英霊剣豪のアサシンを倒したことで態度が少し軟化したのですね(あの拘束陣がなければあの女を蹴り飛ばせたものを・・・!」
トリスタン「アサト達も洞窟の外で待っているので行きましょう。四太郎殿や阿美嬢を助けに行くのです!」
そして王ドラを救出後は四太郎と阿美の兄妹を助けるために為朝が全員を自分のボディに乗せて飛んだ。ん?全員?自分のボディに乗せて?
大半の全員「うわあああああーーーーー!!!ヒュンってなるぅぅぅぅぅーーーーー!!!」
為朝「場所がわかれば後は飛ぶしかあるまい。もう時間がない、全員しっかりと掴まれ!」
王ドラ「軽々と飛んでるんですけどぉーーーーー!!!?」
この日、宇治山の月明かりの下で数人の叫びが聞こえていたと城下町で噂になったという・・・
- 第四の巻:変わりはしないもの(その3) ( No.18 )
- 日時: 2023/02/08 16:44
- 名前: 桜 (ID: fjkP5x2w)
そして頂上付近にたどり着いた以蔵達一行は為朝のボディから降りた。一部には思わず酔って吐き気が込み上げた人物もいるが。ってゆーか、為朝酔い?
トリスタン「うぷっ;これには耐えきれない・・・;」
アサト「暑いのも寒いのも苦手でそれもダメってどういう性質してんだよ!?」←新世界での旅での目撃数が多数
以蔵「わしは寒いのは平気じゃのに・・・;」
王ドラ「寒いのは苦手なのがすごいですよ」
以蔵「!ほうじゃろほうじゃろ!(ドヤッ」
照(なんでドヤ顔なんだろうこの人斬り;)
見張りのために頂上付近に残る為朝は四太郎と阿美の救出のために二人の英霊剣豪と戦う以蔵達一行に発破をかけた!
為朝「私からの発破だ。ーーーーー大丈夫であろう、絶対にあの莫迦者をあの女狐と一緒にとっちめて四太郎と阿美を救出しろ」
王ドラ「!はい」
以蔵達一行は頂上まで歩く。そしてたどり着いた時に英霊剣豪のバーサーカーとライダーが待ち構えていた!
鈴鹿「思ったよりも早く来たんだねー。そこまでしてでも勝ちたいっしょ?」
英霊剣豪・ライダー「?あらあら。そちらの可愛らしい猫の半妖の類の武器商人様は私を頑なに見ようとしませんね?心配しなくとも最後に討ちますが」
トリスタン(・・・真っ赤になるってことはやはり頼光殿が女性の姿で現界されたことに驚いただけではありませんね。やはり女性は苦手故にあのスタイルは・・・)
王ドラ(言うなこの馬鹿トリ!!しょうがないですあんなの見たら余計恥ずかしくなるでしょう!?それよりも四太郎君や阿美ちゃんの・・・)
頼光「まあまあvその初々しい態度は、生前の頼光四天王の一人の特に可愛らしい我が子にそっくりですわねv余計に愛しくなって我が子として持ち帰りたくなりますわv」
王ドラ「違います!!そんなんじゃないです!!あと、連れ帰られたくない!!」
トリスタン「えっ、それは私の特権で貴女でも取られたくない・・・「黙ってて下さい!!!」
すると、鈴鹿は二人の会話から気付いたことを言った。
鈴鹿「ああ、あの兄妹?行方を教えろって?」
鈴鹿「私らに一思いに斬られて死んだよ。流石に生きて返すなんて言ってない」
以蔵「・・・!!!!!」
その言葉を聞いた時に以蔵は思わず言葉を失った。
その後に二人の英霊剣豪に対する憤怒、怨恨、憎悪、四太郎と阿美に対する喪失感、悲壮、愛しさ、温情、ある意味真っ当な愛情が彼の霊基中に巡り巡って包まれる・・・
以蔵「あ・・・あ・・・おまんら・・・おまんらぁぁぁぁぁーーーーー!!!!」
すると、以蔵は思わず第一再臨の姿に変更され、その際に二人に対する憤怒や憎悪によりさらに見た目のおぞましさを増大させた!
アサト「以蔵!?」
以蔵「許さん!!相当死にたいようじゃな!!?では死ね!!死ね!!英霊剣豪という大義を掲げて無力な子供まで殺戮したことを、わしが一思いに殺し(斬っ)ちゃる!!!」
以蔵が自分の憤怒で鈴鹿や頼光を思わず圧倒させる!
王ドラ「以蔵さん・・・!!」
トリスタン「彼はああ見えても「大義を掲げて無力な女子供までも殺戮する」のが、彼にとっては「自分が馬鹿にされる」よりも地雷です。だからこそ四太郎殿や阿美嬢を手にかけたことが許せなかったのでしょう」
アサト「イゾー・・・」
すると、鈴鹿と頼光は以蔵に負けじと応戦する!
鈴鹿「いいねいいねすごい狂気だし!名乗らせてもらうわ!私は英霊剣豪のバーサーカー・朱里!」
頼光「私は英霊剣豪のライダー・白夜。たとえ狂気に堕ちようとも目的を果たさせてもらいますわ!」
そして以蔵に相対する鈴鹿&頼光が斬り合う中で鈴鹿は自分の宝具を発動する!
鈴鹿「草子 枕を紐解けば 音に聞こえし大通連 いらかの如く八雲立ち 群がる悪鬼を雀刺し 文殊智剣大神通 恋愛発破 〝天鬼雨〟!!」
鈴鹿の宝具の刀の雨を以蔵は事前に自分に持ち前の回避スキルでかわしながら手始めに鈴鹿を討とうとするが、そこに頼光が以蔵の眼前に現れた!
以蔵「!!」
頼光「回避スキルが解かれたのではしょうがないですね?この頼光、鬼となります」
すると、以蔵の回避スキルが解いたことに気付いた王ドラは彼にある補助魔法をかけた!
王ドラ「私は魔力量は平均的ですから中級のしかできませんが・・・その宝具の後に勝ちなさい!!」
すぐさまに頼光は以蔵に宝具をかけた!
頼光「来たれい四天王。【牛王招雷・天網恢々】!!」
頼光の超強力な宝具により以蔵は倒されてしまった・・・はずがなんと耐えきっていた!そう、王ドラが以蔵にかけた魔法はガッツスキルを付与する補助魔法・・・!
頼光「な・・・!?」
鈴鹿「まさかあいつ、ガッツスキルを・・・」
すると、以蔵は自分の宝具を鈴鹿に、続いて頼光に放った!これにより致命傷を負った頼光は言う。
頼光「まさか・・・母である私にあの子達をも持ち帰らせてくれないとは・・・」
以蔵「?それはどういう意味じゃ「以蔵兄ちゃん!!」
すると、以蔵に抱きついた相手は殺されたとされていた四太郎と阿美の兄妹だった!それにより以蔵はいつもの姿に装備変更した。
以蔵「おまんら・・・生きてちょったか!」
阿美「うん!以蔵兄ちゃんがあんなに怒ってくれたなんて思わなかったけど・・・」
四太郎「あの女の人が手にかけないでくれた」
王ドラ「頼光さんが・・・?」
頼光「・・・」
鈴鹿『どうした?早く斬っちゃうし』
四太郎『いやだ・・・いやだ』
阿美『死にたくないよ・・・!以蔵兄ちゃん、助けて・・・!』
頼光『・・・』
鈴鹿『なんで躊躇ってんの?さっさとーーーーー』
頼光『いやです・・・私達のせいで両親を失ってしまった兄妹に手をかけることはできません・・・私の中の母性がそうさせているのです・・・それを抗うなんてできません・・・』
鈴鹿『・・・勝手にすれば。私はあの武器商人の様子を見に行くから』
アサト「母性には結局抗えなかったのか・・・」
鈴鹿「私は頼光の本心に尊重したんだ。この女は一度言ったら聞かないからね・・・」
すると、頼光と鈴鹿が消えゆく寸前にある言葉を残した。
頼光「岡田以蔵。先ほどのあの兄妹を想って激怒した様は見事でしたよ」
鈴鹿「ああ、あと赤髪の糸目。アサシン・舞々のことは・・・私なりに申し訳なく思ってるし!」
二人はそう言って消えた後に以蔵は言う。
以蔵「・・・当然やき」
トリスタン「一応悪いと思ったのですね・・・」
照「四人目・五人目の英霊剣豪の退治、見事でしたよ」
照はそう言ったが、アサシン・舞々の件や今回の件に関して本当のことを言えなかった。
言えるわけない・・・だって私を理解してくれたあの方に捨てられたくないから・・・
とある場所。そこではとあることで秘密裏の謁見を開いていた。
???「そうか。既に朱里と白夜は倒されたのだな?」
???2「はい。いよいよ始動の時ではないかと」
???「ああ、そうだな。我の長き悲願を、今果たす時だ・・・!セイバー・槐。足止めを貴様に頼んだぞ」
英霊剣豪・セイバー「はっ」
???「お前はその時に備えて休んでこい。いざというときの最終兵器なのだからな」
???3「はい」
???「我の永い時を要した悲願だ。誰にも邪魔させるものか・・・!」
続く・・・!
感想OK
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