二次創作小説(紙ほか)

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この世界の運命
日時: 2015/12/06 15:03
名前: 雪覇 (ID: EPm2ln81)


三門市人口28万人


ある日この街に異世界への門が開いた


「近界民」(ネイバー)


後にそう呼ばれる異次元からの侵略者が、

門付近の地域を蹂躙 街は恐怖に包まれた。

こちらの世界とは異なる技術を持つ

近界民には地球上の兵器は効果が薄く、

誰もが都市の壊滅は時間の問題と思いはじめた。


その時、

突如現れた謎の一団が近界民を撃退し こう言った。



「こいつらのことは任せてほしい」

「我々はこの日のためにずっと備えてきた」



※この小説はワールドトリガーの二次小説です。

Re: この世界の運命 ( No.716 )
日時: 2016/12/10 20:30
名前: 名無 (ID: AdHCgzqg)

12月9日

絵馬ユズル

誕生日おめでとう

カレー食べに行こう

Re: この世界の運命※久々の本編です※ ( No.717 )
日時: 2016/12/13 21:35
名前: 雪覇 (ID: EPm2ln81)

 玉狛第二と鈴鳴隊、那須隊の三つ巴ランク戦の翌日、私と二宮さんは玉狛へと来ていた。

千佳ちゃんと三雲くんに用があるそうで、本部でばったり会ってそのままついてきてしまった。

玉狛の応接室に通され、すでにいた千佳ちゃんと3人で三雲くんの帰りを待っていた。すると、外から声が聞こえてきて三雲くんが部屋へと入ってきた。

三雲「・・・・・!?」

部屋に入った三雲くんは二宮さんの顔をみて驚いた。

零「お邪魔してます、三雲くん」

後ろには遊真くんもいた。

空「あれ、零先輩だ」

二人に会釈して椅子に座る。
すると次は二宮さんが立って

二「二宮隊の二宮だ。突っ立ってないで座れよ」

と言う。
いや、ここ玉狛だから...三雲くんたちが言うならまだしも...とツッコミたかったけど、グッと我慢した。

二「長居をするつもりはない。手短に用件を言う。雨取麟児・・・・・・この名前を知ってるな?」

三雲、雨「「!!」」

知り合いか。...まあ、千佳ちゃんは苗字が一緒だから家族だろうけど。

雨「・・・・私の・・・・兄です」

三雲「僕は・・・・家庭教師をしてもらってました。麟児さんが何か・・・?」

その三雲くんの問いにすぐには答えず、二宮さんは代わりに写真を取り出した。

二「この女に見覚えは? 」

それは鳩原さんが写った写真だった。
見切れてるのは多分犬飼さん(笑)

その写真をみて二人は首を横に振る。

雨「いえ・・・・知らない人です」

三雲「僕も覚えがありません」

二「本当だろうな?よく見て思い出せよ。作り笑いが顔に張りついた冴えない女だ」

酷い言い様だなぁ。

三雲「この人は誰なんですか・・・?」

二「重要規律違反の容疑者だ。トリガーを民間人に横流しして、そのままそいつらと一緒に行方をくらました。門を抜けて向こう側へ行ったと上層部は結論付けている」

三雲「民間人と一緒に・・・・!?」

二「この女のトリガーの反応が門の中に消えたとき一緒について行ったトリガー反応が3人分ある。だがその3人はボーダーの人間じゃない。その日この女以外に消えた隊員はいないからな。つまりトリオン能力をもつ外部の協力者が少なくとも3人、この女と同行したことになる。民間人にトリガーを流すのは記憶封印装置も適用になる最高レベルの違反行為だ」

Re: この世界の運命 ( No.718 )
日時: 2016/12/13 21:53
名前: 雪覇 (ID: EPm2ln81)


二「俺はこの女の協力者について調べている。雨取麟児はその候補の一人だ」

協力者・・・

空「もしチカの兄さんがその協力者だったら、どうするつもりなの?」

二「・・・・・別にどうもしない。いまさら捕まえようもないからな」

まあ、どうしようもないもんね。

零「上層部もこの件は表沙汰にしていないんだ。下手につついて拡散する方がデメリットがあるって考えてるんだ。だから、ペラペラしゃべっちゃダメだよ」

少し話に口を挟む。
だって聞いてるだけじゃつまらないから。

三雲「・・・じゃあ、どうして二宮さんはこの件を?」

二「この女は二宮隊狙撃手鳩原 未来。当時の俺の部下だ。...本部は鳩原が主犯だと考えてるが俺に言わせれば、この馬鹿がそんな大層なことを計画できるわけがない。」

「馬鹿を唆した黒幕が必ずいる。俺はそれが誰なのか知りたいだけだ。」




雨「・・・・それはきっと兄だと思います」

ぽつりと千佳ちゃんが話す。

雨「兄にならそういうことができます」

二「・・・根拠にならないな。もっと具体的な話をしろ」


三雲「僕は麟児さんから少しだけその計画を聞きました」

零「!」


三雲「麟児さんはボーダーのトリガーを持ってて・・・協力者と一緒に門の向こうを調べに行くって・・・」

二「それを証明するものは?」

三雲「物はないです、けど・・・・麟児さんたちが目星をつけた門の発生予測地点は大体覚えてます。鳩原さんが消えた地点と一致するはずです」

なるほど。それは確かに証拠になるね。

三雲「・・・ただ、唆したっていうのは違うと思います。麟児さんは協力者たちと取引をしたって言ってました。つまり、その・・・鳩原さんにも何か目的があって利害が一致したから手を組んだんではないでしょうか」

そこまで聞くと二宮さんは立ち上がった。

二「・・・情報感謝する。邪魔したな」


三雲「・・・!待ってください!その・・・鳩原さんや他の協力者の調査はどこまで進んでるんですか!?計画の詳しい内容とか・・・・」

二「お前たちに話しても仕方ない」






三雲「僕たちは麟児さんを探すのを目的の1つにして遠征部隊を目指してます」

Re: この世界の運命 ( No.719 )
日時: 2016/12/14 22:31
名前: 雪覇 (ID: EPm2ln81)


千佳ちゃんのお兄さんを探すことを目的に...ね。

三雲「麟児さんに繋がる情報は少しでも欲しいんです・・・・!」

二「情報を聞いてどうする?」

三雲「え・・・・」

二「昨日、お前たちの試合を見た。お前たちのレベルで遠征部隊に選ばれることはない。使い道のない情報を手に入れてどうする気だ?鳩原の真似をして向こう側に行くつもりか?」

「・・・もし、本気で雨取麟児を探したいなら こいつをどこか別のA級部隊に入れるんだな」

空「零先輩はどう思ってる?」

なぜ、この状況で私に聞くんだ遊真くん...!

零「うーん、まあ正直に言うと二宮さんの意見に賛成かな。まともな手順で近界に行こうと思ってるなら、それが一番早いからねー」

三雲「...!」

空「そうか」

三雲「・・・僕たちが遠征部隊に選らばれたら教えてもらえますか?その情報を」

二「選ばれてから言え」

そして、スタスタ歩いて部屋を出ていく二宮さん。

零「あ、ちょ、二宮さん!もー、あの人は!....あ、そうだ。3人とも、次のランク戦は気をつけてね。なかなかの強者揃いだからさ」

三雲「え?あ、はい・・・・」

零「じゃあねー」

3人に声をかけたあと、出ていく二宮さんに走ってついていく。










零「ふぅ...二宮さん置いてかないでくださいよー」

ぶうぶうと文句をたれる。

二「ふん、勝手についてきたのはそっちだろう」

零「まあ、そうですけどー。...それで、めぼしい情報は手に入りました?」

二「特になかった。雨取麟児について少しでも聞けたことが収穫か」

零「へぇ。あ、そういえば次のランク戦当たるのは影浦隊と東隊、それに玉狛第二ですよね?頑張ってくださいねー」

二「言われなくてもやる」

零「まあ通常通りやるだけですよねー。二宮隊は」

ボッコボコにやられないといいけどなぁ、玉狛第二。

次の相手は暫定1位二宮隊、暫定2位影浦隊、暫定7位東隊。四つ巴だ。
二宮隊、影浦隊は共にA級へ行ったことのある隊だし、東隊の東さんはボーダー最初の狙撃手で壁越しスナイプなんて反則技使える人。奥寺と小荒井のコンビは風間隊と負けるとも劣らないコンビネーションで相手を翻弄する。





この相手を前に玉狛第二はどんな訓練をするんだろうね。

Re: この世界の運命 ( No.720 )
日時: 2016/12/15 22:56
名前: 雪覇 (ID: EPm2ln81)

 大規模侵攻が終わり、三雲くんのドキドキハラハラ記者会見が終わり、三門市の騒動がとりあえず落ちついた。
街を歩けば、壊れた家々をなおそうとする人々。
元気に走り回る子供たち。

 あぁ、やっとこの街にも平和が戻ってきたなと実感が湧いた。

大規模侵攻はそれほど長い間続いたわけではないけど、現場にいて近界民と戦っていた間は私にとってとても長く感じられた。

零「今日は何をしようかな〜」

誰に問うわけでもなく呟いたその言葉は静かに消えた。
どこに行って何をしよう、何て考えながらも私の足はもうすでにボーダー本部へと向かっていた。

零「久々に一人で鍛練でもしようか」

本部内はいつもと変わらず、わいわいと賑わっており、個人ランク戦のところでは知り合いのA級、B級隊員がちらほら居たが、今日は一人で鍛練の気分なので声はかけなかった。

本部にある自室へと行き、机に置いていた狙撃手用、銃手用のトリガーをもって出る。
そしてそのまま訓練室へと入る。


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