二次創作小説(紙ほか)

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この世界の運命
日時: 2015/12/06 15:03
名前: 雪覇 (ID: EPm2ln81)


三門市人口28万人


ある日この街に異世界への門が開いた


「近界民」(ネイバー)


後にそう呼ばれる異次元からの侵略者が、

門付近の地域を蹂躙 街は恐怖に包まれた。

こちらの世界とは異なる技術を持つ

近界民には地球上の兵器は効果が薄く、

誰もが都市の壊滅は時間の問題と思いはじめた。


その時、

突如現れた謎の一団が近界民を撃退し こう言った。



「こいつらのことは任せてほしい」

「我々はこの日のためにずっと備えてきた」



※この小説はワールドトリガーの二次小説です。

Re: この世界の運命 ( No.51 )
日時: 2015/11/30 16:55
名前: 雪覇 (ID: EPm2ln81)



今まで、奈良坂と古寺の二人で撃ってきていたのに、一人になった。


これは・・・・気づかれたかな。



私が狙撃手二人を倒しにいってることが。



そうすると、どちらかが囮になって居るはず。どちらかは、確実には分からないから、困ったな・・・・・



まあ、いいか。

どのみち、二人とも倒すんなら、どっちが早くても一緒でしょ!



...........こっちの動きはレーダーに映ってるから見え見えなのかな。


でも、私はトリオン量が多いから、それを生かすため副トリガーは、いくつか常備してるんだよね。


バックワームを使おうかな。


《バックワーム・・・使った人をレーダーに映らなくするトリガー。使用中は少しずつトリオンを消費する》


奈良坂が少し見えた。


でも、古寺の姿が見えない。


二人の居場所が分からない以上、無闇に動けない・・・


あ、そうだ。






少し細工をしておいたから、きっと勝てる。




よし、狙撃手組を倒しに行こうか。

Re: この世界の運命 ( No.52 )
日時: 2015/11/25 22:04
名前: 雪覇 (ID: EPm2ln81)

零「奈良坂、見っけ」


私はアステロイドを構えた。


奈「!零」

零「悪いけど、奈良坂。ここで、倒されてくれない?」

奈「それは無理な話だな。」

零「そっか。・・・じゃあ、力付くで倒すよ」


零「蜂の巣にするよ」


いつも、出水が言ってる台詞を少し真似した。


すると、奈良坂は銃を構えることも、逃げることもせず、


奈「章平、撃て!」


私の体を引っ張って、古寺の銃口の方向に持っていった。


零「!」


奈良坂まで、撃つつもり!?


古「すみません、奈良坂先輩!」


そして、古寺は引き金を引いた。


その瞬間、


バンッ


奈、古「!!」


タイミングがピッタリだった。


私が細工したのは


メテオラだった。


それも、とてもトリオンをつぎ込んだ。


そうすれば、広範囲でメテオラを撃つことが出きるから。


古寺の腕に当たった。

奈良坂は今のメテオラで一瞬怯んだところをアステロイドで一発。


古「!奈良坂先輩!」

零「人の心配ばかりしてられないよ」

古「!」



狙撃手は距離を詰めれば、蜂の巣にしやすい。


『戦闘体活動限界 緊急脱出』


零「ふぅ、任務完了」



迅さんと嵐山さん達の方は大丈夫かな。


!!


迅「零ちゃん。お疲れ。」

零「終わりましたか?」

迅「ああ。風間さんと太刀川さんも倒したよ」

零「凄いですね。黒トリガー使ってたとしても、風間さん達に勝つなんて。」

迅「零ちゃんや、嵐山隊が手を貸してくれたことが大きいよ」


零「そうですかね。まあ、お疲れ様です」

迅「うん。零ちゃんも有言実行出来るんだね。」

零「?馬鹿にしてるんですか」

迅「いや?あ、そうそう。今から、暇?ちょっと本部まで付き合ってくれない?」

零「えー、今日はこのまま家に帰ろうと思ってたのに。」

迅「でも、上層部の人達にちゃんと説明しておかないとダメなんじゃない? 」

零「・・・・そうですね。行きます。」

迅「よし。じゃ、行こっか」




Re: この世界の運命 ( No.53 )
日時: 2015/12/24 09:56
名前: 雪覇 (ID: EPm2ln81)

〜会議室〜


迅「どうも皆さんお揃いで。会議中にすみませんね。」


こんな風に上層部の会議中に入る人なんて、迅さん以外に居ないんじゃないかな。


零「失礼しまーす.....」

上「なっ・・・・・!?」

迅さん登場に皆さん驚いてる。


城「迅、桜谷・・・・・・!!」


城戸さん顔怖い。

睨んできてる。。。


鬼「きっさまらぁ、よくものうのうと顔を出せたな!」

迅「まあまあ鬼怒田さん。血圧上がっちゃうよ」


城「何の用件だ、迅、桜谷。宣戦布告でもしに来たか。」

零「え、何で私も含まれてるんですか(ボソッ」

迅「違うよ、城戸さん。交渉しに来たんだ」


交渉って、上層部が簡単に聞くはずないんじゃあ?


鬼「交渉だと・・・・・・・・!?裏切っておきながら・・・・・・・」

ほらほら。

唐「いや・・・・本部の精鋭を撃破して本部長派とも手を組んだ。戦力で優位に立った今が交渉のタイミングでしょう」


おー、なるほど〜。
一応、考えてるんだね、迅さんも。


迅「こちらの要求はただ1つ。うちの後輩、空閑遊真のボーダー入隊を認めていただきたい」





鬼「何ぃ!?どういうことだ!?」

零「太刀川さんが言うには本部が認めないと入隊したことにならないらしいんです」

唐「なるほど・・・。『模擬戦を除くボーダー隊員同士の戦闘を固く禁ずる』か」


根「ボーダーの規則を盾にとって近界民を庇うつもりかね・・・・・!?」

城「私がそんな要求を飲むと思うか・・・・・?」


どうするんだろう。迅さん・・・・・・



迅「もちろん、タダでとは言わないよ。」



ゴトンッ


迅「かわりにこっちは『風刃』を出す」


はぁ!!?


城「・・・・・・・・!?」

上「な!!?」


迅「うちの隊員の入隊と引き換えに『風刃』を本部に渡すよ」


・・・・・・。

あれは、迅さんの師匠、最上さんの形見・・・

なのに、手放すなんて..........




その時、サイドエフェクトを使った私が見たのは


『大丈夫。未来は動き出してる』


という迅さんの心だった。


私がサイドエフェクト使うのはお見通しだったみたい。


迅さん、覚悟を決めてたんだね。


迅「そっちにとっても悪くない取り引きだと思うけど?」



城「・・・・・・取り引きだと・・・・・?」


城「そんな事をせずとも私は太刀川達との規定外戦闘を理由にお前達からトリガーを取り上げることも出来るぞ?」


零「その場合、当然、太刀川さん達のトリガーも没収ですよね?それはそれで、好都合です。」

迅「平和に正式入隊日を迎えられるなら、どっちでもいい。」


城「没収するのはお前達のトリガーだけだと言ったら?」

迅「試してみなよ。そんな話が通るかどうか」


根、鬼「城戸指令・・・・・・!」


零、迅「さて、どうしますか?城戸指令/さあ、どうする?城戸さん」

Re: この世界の運命 ( No.54 )
日時: 2015/11/28 20:11
名前: 雪覇 (ID: EPm2ln81)

迅「ふんふんふふーん♪」


ご機嫌な様子で鼻歌を歌いながら、ぼんち揚げをボリボリ食べる、迅さん。


零「迅さん嬉しそうですね。腹立つくらい」

迅「何で腹立つの;;」


零、迅「ん?」

私たちは、壁に寄りかかっている太刀川さんと風間さんを見つけた。

迅「よう、お二人さん」

零「どうも。」


迅「ぼんち揚げ食う?」


太「まったくお前は意味不明だな。なにあっさり『風刃』渡してんだよ。勝ち逃げする気か?」


私と太刀川さん、風間さんは迅さんからもらった、ぼんち揚げを食べていた


太「今すぐ取り返せ!それで、もっかい勝負しろ!」

零「無茶言いますね。」

風「黒トリガー奪取の指令は解除された。風刃を手放す気があったなら最初からそうすれば良かっただろう。わざわざ俺たちと戦う必要も無かった。」

迅「いやぁ、どうかな?昨日の段階じゃ『風刃』に箔が足りなかったと思うよ。太刀川さんや風間さん達のおかげでやっと鬼怒田さん達を動かせたって感じかな」

風「・・・A級上位の俺達を派手に蹴散らすことで『風刃』の価値を引き上げたということか?」

迅「ご名答。それがプランB」

風「まったくムカつくやつだ」


プランAは何だったんだろ。


太「そうやって『風刃』を売ってまで近界民をボーダーにいれる目的は何だ?何を企んでる?」


迅「城戸さんにもそれ聞かれたなー・・・・・」



城「何を企んでいる、迅、桜谷。」

零「いや、別に私はなにも・・・・・」


迅「俺も別に何も企んでないよ。かわいい後輩を陰ながらかっこよく支援してるだけ。俺は別にあんた達に勝ちたいわけじゃない。ボーダーの主権争いをする気もない。ただ後輩達の戦いを大人達に邪魔されたくないだけだ」


迅「ただひとつだけ付け加えるなら・・・・城戸さん。うちの後輩達は城戸さんの『真の目的』のためにもいつか必ず役に立つ」


!?城戸指令の真の目的・・・・・・・

一体何なんだろう。


城「・・・・・・・・・!」

迅「俺のサイドエフェクトがそう言ってる」

城「・・・・良いだろう」


城「取引成立だ。黒トリガー『風刃』と引き換えに玉狛支部、空閑遊真のボーダー入隊を正式に認める」


Re: この世界の運命 ( No.55 )
日時: 2015/11/28 20:38
名前: 雪覇 (ID: EPm2ln81)

迅「その玉狛に新しく入った遊真ってのが結構ハードな人生送っててさ。俺はアイツに『楽しい時間』を作ってやりたいんだ。」

太「『楽しい時間』・・・・・?それとボーダー入隊がどうつながる?何か関係あるのか?」

迅「もちろんあるさ」

迅「俺は太刀川さん達とバチバチ戦り合ってた頃が最高に楽しかった」

太、零、風「・・・・・・・!」

迅「ボーダーにはいくらでも遊び相手がいる。きっとアイツも毎日が楽しくなる。アイツは昔の俺に似てるからな。」

迅「そのうち上に上がってくると思うからそん時はよろしく」

太「へぇ・・・・・そんなにできるやつなのか。ちょっと楽しみだな」

風「いまいち理解できないな。そんな理由で争奪戦であれだけ執着した黒トリガーを・・・・。あれはお前の師匠の形見だろう?」


ああ、それは私も思った。

迅「形見を手放したくらいで最上さんは怒んないよ。むしろボーダー同士のケンカが収まって喜んでるだろ。」

風「・・・・・・・・」


まだ、納得いかないって顔してるな、風間さん。

迅「・・・・あ、そうそう。もうひとつ」

迅「俺、黒トリガーじゃなくなったからランク戦復帰するよ。取り合えず個人でアタッカー1位目指すからよろしく。」


うわぁ、そうだった。


太、風「・・・・・・・!?」

太「そうか!もうS級じゃないのか!そういやそうだ!」

太「お前それ、早く言えよ!何年ぶりだ?3年ちょっとか!?」


太刀川さん、超単純。


太「こりゃあ、面白くなってきた!なぁ、風間さん!零!」

風「面白くない。全然、面白くない」

零「私も。」



風「ところで、何故零は迅についた?」

零「えっ!?・・・・えーっと」


どうしよう。

聞かれるとは思っていたけど、よりによって何で今!

全然なに言おうか考えてないよ。
本当の事を言おうかな。。。


太「確か・・・『借り』がどうたらって・・・」

零「まあ、取り合えず、その件は置いときましょう。私、眠いんで、帰ります。それじゃ!」


走って逃げた。


迅「あ、帰っちゃった」

風「お前が弱味を握って脅したとか?」

迅「そんなわけないよ!?」

太「お前は何で、そっちについたのか知ってるんだろ?教えろよ」

迅「俺?いやー、零ちゃんのことだし、俺が勝手にペラペラしゃべるのもな・・・・」

風「次、会ったら聞けばいいだろ」

太「そうだな」










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