二次創作小説(紙ほか)

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この世界の運命
日時: 2015/12/06 15:03
名前: 雪覇 (ID: EPm2ln81)


三門市人口28万人


ある日この街に異世界への門が開いた


「近界民」(ネイバー)


後にそう呼ばれる異次元からの侵略者が、

門付近の地域を蹂躙 街は恐怖に包まれた。

こちらの世界とは異なる技術を持つ

近界民には地球上の兵器は効果が薄く、

誰もが都市の壊滅は時間の問題と思いはじめた。


その時、

突如現れた謎の一団が近界民を撃退し こう言った。



「こいつらのことは任せてほしい」

「我々はこの日のためにずっと備えてきた」



※この小説はワールドトリガーの二次小説です。

Re: この世界の運命 ( No.46 )
日時: 2015/11/30 16:44
名前: 雪覇 (ID: EPm2ln81)

『目標地点まで残り1000』


太「おいおい三輪。もっとゆっくり走ってくれよ。疲れちゃうぜ」

三輪「・・・・・・・」


『目標地点まで残り500』


太「!!止まれ!」


三輪「迅・・・・・・・!!」

太「なるほど、そう来るか」

迅「太刀川さん久しぶり」


迅「みんなお揃いでどちらまで?」




さて、問題です。

私は今どこに居るでしょうか?



正解は________________________________



迅さんのすぐ近くの建物の影です。


皆の話が全部耳に入ってくる。


当「うおっ、迅さんじゃん。何で?」

迅「よう、当真。冬島さんはどうした」

当「うちの隊長は船酔いでダウンしてるよ」


どおりで、冬島さん見かけないと思った


風「余計なことをしゃべるな当真」

太「こんな所で待ち構えてたってことは俺達の目的も分かってるわけだな」

迅「うちの隊員にちょっかい出しに来たんだろ?」

迅「最近、玉狛の後輩たちはかなり良い感じだから、ジャマしないで欲しいんだけど」

太「そりゃ無理だ・・・・・と言ったら?」


迅「その場合は仕方ない。実力派エリートとして可愛い後輩を守んなきゃいけないな」


三輪「・・・・・・・・・・・・・」

太「何だ迅。いつになくやる気だな」

当「おいおい、どーなってんだ?迅さんと戦う流れ?」


風「『模擬戦を除くボーダー隊員同士の戦闘を固く禁ずる』」

風「隊務規定違反で厳罰を受ける覚悟はあるんだろうな?迅」



私も罰受けるのかな〜


迅「それを言うなら、うちの後輩だって立派なボーダー隊員だよ。あんたらがやろうとしていることもルール違反だろ。風間さん」

風「・・・・・・!」

三輪「立派なボーダー隊員だと・・・・・・!?ふざけるな!近界民を匿ってるだけだろうが!!」

迅「近界民を入隊させちゃダメっていうルールはない。正式な手続きで入隊した正真正銘のボーダー隊員だ。誰にも文句は言わせないよ」

三輪「なん・・・・・」

太「いや迅。お前の後輩はまだ正式な隊員じゃないぞ。玉狛での入隊手続きが済んでても正式入隊日を迎えるまでは本部ではボーダー隊員と認めていない」


太「俺たちにとってお前の後輩は1月8日までは、ただの野良近界民だ。仕留めるのに何の問題もない」

風「邪魔をするな、迅。お前と争っても仕方がない。俺達は任務を続行する」

風「本部と支部のパワーバランスが崩れることを別にしても黒トリガーを持った近界民が野放しになっている状況はボーダーとして許すわけにはいかない」

風「城戸指令はどんな手を使っても玉狛の黒トリガーを本部の管理下に置くだろう。玉狛が抵抗しても遅いか早いかの違いでしかない」

風「大人しく渡した方がお互いのためだ。・・・それとも黒トリガーの力を使って本部と戦争でもするつもりか?」



長台詞お疲れ様です、風間さん。


迅「城戸さんの事情は色々あるだろうが、こっちにだって事情がある。あんたたちにとっては単なる黒トリガーだったとしても持ち主本人にしてみれば命より大事な物だ」


迅さんも・・・・最上さんのことがあったから遊真くんの気持ちも分かるんだろうな。


迅「別に戦争するつもりは無いが、大人しく渡すわけには、いかないな」

風「あくまで抵抗は選ぶか・・・・・」

風「お前も当然知っているだろうが遠征部隊に選ばれるのは黒トリガーに対抗できると判断された部隊だけだ。他の連中はともかく俺達の部隊を相手にお前一人で勝てるつもりなのか?」


迅「俺はそこまで自惚れていないよ。遠征部隊の強さはよく知ってる。それに加えてA級の三輪隊。俺が黒トリガーを使ったとしてもいいとこ五分だろ」


迅「俺一人だったらの話だけど」


やっと出番か


出「そういや、零が居なくね?」

米「確かトイレ行って帰ってきてないんだっけ?」


ダンッ


風「なに・・・・!?」


太「!!」


嵐「嵐山隊到着した。忍田本部長の命により玉狛支部に加勢する!」

風「嵐山・・・・・!」

三輪「嵐山隊・・・・・!?」

嵐「遅くなったな、迅」

迅「いいタイミングだ。嵐山」


迅「それと...」


迅「城戸派に加勢して居ないことを見ると俺たちを助けてくれるのかー!零ちゃん!」

城戸派「!」


零「いちいち大声で人の名前呼ばないで下さい。ちゃんと聞こえてますよ」


三輪「零・・・・・・・!」

出「何で零までそっちに着いてんだよ」


零「ハア、勘違いはしないでくださいね、迅さん。別に迅さんを助けに来たわけでは無いですから」


迅「もう、照れ屋だな〜、零ちゃんは。知ってるよ、遊真の為だろ?」

零「これは借りなんで。私は借りを作ったままにしておくのがイヤなだけです。」



零「私は弱いですが。取り合えず、」


零「できる限り、頑張ります」



カチッ

私はトリオンで作った銃を出し、構えた。




Re: この世界の運命 ( No.47 )
日時: 2015/11/19 22:02
名前: 雪覇 (ID: EPm2ln81)

太「忍田本部長派と手を組んだのか・・・・!零も入るしな」


タンタッ


嵐「三雲くんの隊のためと聞いたからな。彼には大きな恩がある」

迅「木虎もメガネくんのために?」

木「命令だからです」

迅「嵐山達が居れば、はっきり言ってこっちが勝つよ。俺のサイドエフェクトがそういってる」

迅「俺だって別に本部とケンカしたいわけじゃない。退いてくれると嬉しいんだけどな。太刀川さん」

太「なるほど、未来視のサイドエフェクトか。」

太「ここまで本気のお前は久々に見るな。面白い。お前の予知を覆したくなった。」


ザザザッ


皆、戦闘体制に入ったね



迅「やれやれ、そう言うだろうなと思ったよ」



戦闘開始だね。




風間隊!

歌川のスコーピオンを迅さんが折った


続けて太刀川さん。


って危ない危ない。

当たるところだった。


嵐山さんがカバーする


当「うひー、流石迅さん。イヤな地形選ぶぜ。射線が全然通んねーじゃん」


太「5人まとまってると、なかなか殺しきれないな。」

風「しかも迅はまだ風刃を一発も撃っていない。トリオンを温存する気だ」

奈「後手後手だな・・・・」

太「三輪、米屋と古寺はまだか?」

三輪「もうすぐ合流します」

太「出水」

出「はいはい」

太「俺と風間隊と狙撃手三人は総攻撃で迅をやる。お前は三輪と米屋と組んで嵐山隊を足止めしろ」

出「了解」

太「問題は零だな。迅と来るか嵐山隊と組むか分からんからな」

出「ま、その時はその時に対応するって事で」

太「そうだな」




嵐「・・・・次はこっちを分断しに来そうだな。その場合は、どうする?」

迅「別に問題ないよ。何人か嵐山達に担当してもらうだけでも、かなり楽になる。風間さんがそっち行ってくれると嬉しいんだけど、こっち来るだろうな。」

零「私はどうすれば良いですか?」

迅「そうだなー、零ちゃんには俺を手伝って欲しいかな」

零「了解です」

時「うちの隊を足止めする役なら多分三輪隊ですね。三輪先輩の鉛弾がある」

木「どうせなら、分断されたように見せかけて、こっちの陣に誘い込んだ方が良くないですか?」

嵐「そうだな、賢と連携して迎え撃とう」

迅「おっ、来たな。上手いことやれよ、嵐山。」

嵐「そっちもな迅」

零「じゃあ、頑張ってね、木虎ちゃん、時枝」

木、時「はい、そっちも頑張って下さい、零先輩」



Re: この世界の運命 ( No.48 )
日時: 2015/11/30 16:50
名前: 雪覇 (ID: EPm2ln81)

三輪「嵐山隊・・・・・何故玉狛と手を組んだ?玉狛は近界民を使って何を企んでいる?」

嵐「玉狛の狙いは正直よく知らないな。迅に聞いてくれ。」

三輪「なんだと・・・・・・!?」

嵐「近界民をボーダーに入れるなんて普通はあり得ない。よっぽどの理由があるんだろう」


嵐「迅は意味のないことはしない男だ」

三輪「そんな曖昧な理由で近界民を庇うのか!?近界民の排除がボーダーの責務だぞ!!」

嵐「お前が近界民を憎む理由は知ってる。恨みを捨てろとかいう気はない」

嵐「ただ、お前とは違うやり方で戦う人間も居るってことだ」

嵐「納得いかないなら迅に代わって俺達が気が済むまで相手になるぞ」

三輪「・・・・・・」

出「戦るなら、さっさと始めようぜ」

木「!」

出「早くこっちを片付けて太刀川さんに加勢しなきゃなんないからな」

木(出水先輩・・・・攻撃体制に入った!)

出「・・・・なんちゃって佐鳥見っけ」

佐「うっわ!釣られた!両攻撃と見せかけて両防御かよ!相変わらずイヤらしいな出水先輩は!」

三輪「陽介、狙撃手を片付けろ」

米「オッケー」

嵐「木虎!」

木「カバーに入ります」



米「おいこら、優等生。勝手に人んちに入っていいのか?」

木「窓割ったのは、そっちでしょ?」





迅さんと太刀川さん、風間さんの戦い


太刀川さん達と狙撃手の攻撃を、

迅さん全部避けてて怖いなー。


迅「うおっと」


迅「ほいっと」


私も自分に来る狙撃手の弾をかわしつつ、

アステロイドで応戦する



菊「どんどん下がりますね、黒トリガーのくせに」

風「包囲されないためには当然の行動だろう。突出するなよ。浮いた駒は食われるぞ」

歌「でも、どうします?このままだと警戒区域外まで行くんじゃ・・・・」

太「いや、それはない。迅は市民を危険にさらさない」


え。私は?


太「どうした迅。何で風刃を使わない?」

迅「・・・・・・・・」

太「何を企んでる?」

太「随分おとなしいな迅。昔の方がまだプレッシャーあったぞ」

太「それに零もだ。アステロイド以外何も撃ってこない」

菊「まともに戦う気なんか無いんですよ。この人と零先輩は単なる時間稼ぎ。今頃きっと玉狛の連中が近界民を逃がしてるんだ」

風「いいや。迅は予知を使って守りに徹しながら、こちらのトリオンを確実に削っている」

風「こいつの狙いは俺達をトリオン切れで撤退させることだ」

歌「・・・・・・!?」

迅、零「あらら・・・・」

太「・・・・なるほど、あくまで俺たちを帰らせる気か。撃破より撤退させたほうが本部との摩擦が少なくて済む」

風「戦闘中に後始末の心配とは大した余裕だな」

菊「・・・・・・・・・・・」

菊(風間さんたちは何をもたもたやっているんだ・・・?「トリオン切れを狙ってた・・・?」買い被りだ。ただ逃げ回ってるだけじゃないか。この人達とは遠征前の訓練でも何度か戦ったけど大して強いとは思わなかったぞ・・・・・相討ちOKならすぐに片が付く)


うっわ。菊地原失礼だな〜。

私らの事あんまり見くびってもらっちゃ困るんだけど?


菊「風間さん、やっぱりこの人達は無視して玉狛に直行しましょうよ。僕らの目標は玉狛の黒トリガー。この人達を追い回したって時間のムダだ」


風「・・・・・確かにこのまま戦っても拉致が明かないな。玉狛に向かおう」


零「おーい、迅さん。どうするんですか?」


迅「やれやれ・・・・・やっぱこうなるか 」


見えてたんだ・・・・・


太、風「!!」


迅さんの風刃が発動した


菊「え・・・・・・・」

歌「!?」


『戦闘体活動限界 緊急脱出』




出た、首ちょんぱ。


気付いたら菊地原の首が飛ばされていた。

菊地原、破れたり。

太「出たな風刃」



迅「仕方ない。プランBだな」





Re: この世界の運命 ( No.49 )
日時: 2015/11/30 16:51
名前: 雪覇 (ID: EPm2ln81)

出「誰か飛んだぞ。誰だ?」


時「迅さんじゃないですよね」

嵐「違うな。黒トリガーに緊急脱出機能は付いてない」


古「奈良坂先輩!く・・・・首飛ばしましたよ、迅さんが!」

奈「怯むな章平。一撃で仕留めるつもりなら頭か胸を狙うのは当然だ」

奈(・・・・しかし確かに迅さんらしくはないな)



木「お仲間が一人減ったみたいだけど」

米「あらま、じゃあこっちも早く減らさなきゃな」



迅さんが菊地原を飛ばしたおかげで、


向こう側(城戸派)の警戒心が一層深まったような気がした。



迅「・・・・・申し訳ないが、太刀川さん達には、きっちり負けて帰ってもらう」


風『歌川、陰密戦闘を準備しろ』

歌『・・・・!狙撃手との連携が取りづらくなりますが・・・』

風『いいから急げ』





陰密ステルスか。


迅「陰密トリガーか!」


太「誰が負けて帰るって?」


迅「出きれば全員がいいな」

Re: この世界の運命 ( No.50 )
日時: 2015/11/30 16:53
名前: 雪覇 (ID: EPm2ln81)

全員って、簡単には出来ないよ、迅さん・・・・


まあ、迅さんもそれは、分かってるだろうし、ちゃんと私も仕事するか。


零『迅さん〜、太刀川さんと遊んでるところ、悪いんですが、ちょっと良いですか?』


迅『いや、遊んで無いからね。それで、どうしたの?』


零『そろそろ仕事しておこうかな〜と思って。』


迅『おー、それは助かる。じゃあ、狙撃手二人は任せて良いかな?』


零『はい、了解です』


迅『場所分かってる?』


零『一応。向こうはこっちに撃ってきてるので。』


迅『よし、それじゃあまたね』


零『はい』



それじゃあ、戦るか〜。


えっと、こっちの方角から弾が来てるね。

古寺か奈良坂かは分からないけど、行けば分かるよね。



ーその頃の古寺と奈良坂ー


古「奈良坂先輩!零先輩が姿を消しましたよ!」

奈「慌てるな。零には風間さん達の姿が見えない。だから、狙撃手を片付けに来ていると考えるのが妥当だ」


古「こっちに来てるんですか!?それ、分が悪くないですか!?零先輩はパーフェクトオールラウンダーですよ」

奈「・・・・・・・・・・・」

古「奈良坂先輩?」

奈「確かに分は悪いな。零は陽介や三輪よりも、強い。それに、あまり模擬戦はしないやつだから、データも少ない。俺達はどんな戦い方をするかも知らないわけだからな。」

古「え!じゃあ、どうすれば.........」


奈「俺が迅さんに向けてもう一度弾を撃つ。それを見て、きっと零はこっちに来るだろう。そこを、章平、零をお前が撃て。」


古「ぼ、僕ですか!?」


奈「ああ。上手く行けば二人が残れるが、零の出方次第でも変わるからな。章平、お前は俺の場所がよく見える所まで移動しろ。もう少しで零が来る。急げ」


古「は、はい!」



奈『風間さん。』

風『なんだ。』

奈『俺と章平は零を迎え撃ちます。なので、そちらの方の援護は出来かねます』

風『分かった。ただし、注意しろ。あまり零と手合わせはしたことが無いが、アイツの考えは甘くはない。それに、動きも素早いからな。』

奈『・・・・了解』



さあ、準備は整った。

零を迎え撃とうか。



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