二次創作小説(紙ほか)

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この世界の運命
日時: 2015/12/06 15:03
名前: 雪覇 (ID: EPm2ln81)


三門市人口28万人


ある日この街に異世界への門が開いた


「近界民」(ネイバー)


後にそう呼ばれる異次元からの侵略者が、

門付近の地域を蹂躙 街は恐怖に包まれた。

こちらの世界とは異なる技術を持つ

近界民には地球上の兵器は効果が薄く、

誰もが都市の壊滅は時間の問題と思いはじめた。


その時、

突如現れた謎の一団が近界民を撃退し こう言った。



「こいつらのことは任せてほしい」

「我々はこの日のためにずっと備えてきた」



※この小説はワールドトリガーの二次小説です。

Re: この世界の運命 ( No.761 )
日時: 2017/06/03 15:09
名前: 名無 (ID: npB6/xR8)

6月4日

影浦雅人

誕生日おめでとう

Re: この世界の運命 ( No.762 )
日時: 2017/07/02 07:40
名前: 名無 (ID: npB6/xR8)

7月2日

木崎レイジ

誕生日おめでとう

Re: この世界の運命 ( No.763 )
日時: 2017/07/27 17:47
名前: 雪覇 (ID: EPm2ln81)


何となく見覚えのある場所・・・。
ここからでもボーダー本部が見えるってことは、まだここは三門市みたい。
良かった。
三門市内なら緊急脱出が使える。

?「貴方、どうして私に気づいたのかしら?
探知を受けた記録もないし、あの距離なら普通は気づかないわ」


普通、か。

零「残念ながら私は普通じゃないから。
とはいってもサイドエフェクトが戦闘に役立つことはそうそうなかったけど」


まあ、今回は役だったからいいけど。


二『おい、零!聞こえてるなら返事をしろ!』


零「!」


通信機から二宮さんの声が聞こえる。
私のは本部と繋がってたはずだけど、沢村さんが二宮さんに繋いでくれたのかな。

零『はい、聞こえますよ!二宮さん!』


二『!無事か?」


零『まあトリオン体なので全然無事ですね。でも、私だけ基地から離されました』


二『沢村さんから聞いたが、そこはまだ三門市内らしい』

おお、やっぱり。


二『だが、警戒区域からは相当離されている。そこに近界民はいるか?』


零『はい、人型が1人』


二『そうか、1人で大丈夫そうか?1人で厳しいようならこちらから何人かワープで送ろう』


確かに人型ってことは結構手ごわそうだし、1人より何人か来てくれたら助かるけど・・・。


零『いえ、大丈夫です。近界民たちにはまだまだ、トリオン兵がありそうですし、1人でも減っちゃうとこっちの火力が弱くなって、やられちゃいますからね』


二『・・・だが、』


零『心配してくれるなら、早くそっちのトリオン兵片づけてこっちの援護、来てください』


二『分かった』







私だってA級だ。
人型の1人や2人、止められなくてどうする。




向こうの戦況も見ながら、あわよくば倒せるといいけど、何か強そうな人だし二宮さんたちが終わって、太刀川さんたち上位攻撃手たちが敵を退けてくれるまで、頑張りますか・・・!








Re: この世界の運命 ( No.764 )
日時: 2017/07/27 18:17
名前: 雪覇 (ID: EPm2ln81)


零「何かお待たせしちゃったみたいで悪いね」

?「いえ、気にしなくていいわよ。お仲間さんとは十分話せたかしら?」



私が二宮さんと通信機で話している間、近界民はじっと立って私が話し終えるのを待っていたようだった。


?「それに、種明かしされる前に殺しちゃうのも勿体ないし?」

零「種明かし?」

?「ほら、さっきも聞いたでしょ。どうして私に気づいたの?って」

零「そんな直球に聞かれてもねぇ。答えるわけないでしょ。ていうか、あんた誰?」

ク「私はクロイ。アフトクラトルから来たの。まあ、あそこは私の祖国ではないけれど」

零「アフトクラトル・・!!」


誰、と聞かれて名前を答えるなんて思わなかった。




ク「貴方たち、どうして今日の襲撃を知っていたのかしら。あまりにも私たちの襲撃に対して対応が早すぎる・・・・って聞いたって答えてくれるわけないわよね」


第二次大規模侵攻での人型近界民との交戦以降、こんなにも早くまた人型近界民と対戦できるとは思ってもみなかった。
今度は、負けない。



今日の私のトリガーには、アステロイドとメテオラ、スコーピオンとグラスホッパー、そしてシールドとカメレオンが入っている。

射手と攻撃手の混合トリガーだ。



零「・・・くっ!」


クロイはボーダーでいうところの弧月のようなものを使って戦うらしい。厄介なことに旋空弧月のように遠距離からでも鋭い斬撃を与え、そして弧月と何より違うのは



零「足から・・・!?」


そう、スコーピオンのように自由自在にどこからでも出せるようなのだ。

かろうじてグラスホッパーで上下左右に逃げて、躱しているがたまにかすってくる。



ク「貴方、私に気づいたくらいだからもう少しできるのかと思ったけど、案外そうでもないのね。期待して損しちゃったわ!」


零「!!」



後ろからさっきよりも格段に速い斬撃が私を襲った。



ク「本当に全然手ごたえ無い相手だったわ」






Re: この世界の運命 ( No.765 )
日時: 2017/07/27 18:47
名前: 雪覇 (ID: EPm2ln81)




零「何、勝った気でいるのよ!」



ク「!!」



後ろからの斬撃はクロイの攻撃がやんだ瞬間に、レーダーの精度を上げてトリオン反応に気づき、背中にシールドを張った。


そして、油断していたクロイに近づく。


ク「私に近距離戦では敵わないって分からなかった?」

そしてクロイも近づいてきたところでグラスホッパーをいくつか出し、それを踏ませた。


ク「!?」


遊真くんの手を使わせてもらったよ。


ザクッ



そのあと、転んだクロイにモールクローで反撃する。


ク「・・・チッ」



こんだけやって、腕一本か。

やっぱ、なかなか手ごわいな。




零「!?」


ビュン



私の頭めがけてクロイの武器が飛んできた。


ク「へえ、ただの子供かと思ったけど、少しはやるみたいじゃない。腕とられるなんて、何年振りかしら」


零「まさか、武器ぶん投げてくるとは思わなかったよ」

ク「当たってくれるかと思ったけど、反射神経もいいのね。やっぱり玄界の民はやるわね。昔も強いやつがたくさんいて楽しかったわ」





・・・昔?


零「昔っていつのこと?」





ク「4年、くらい前だったかしら。今よりずっと民がさらいやすくて、仕掛けた戦争でたくさん殺せたときのことよ。あら、知らない?」


















4年前・・・・




それって一回目の大規模侵攻のこと・・・?






ク「あの頃に比べてすっかりたくましくなっちゃって。全然さらえなくなったってハイレインがぼやいてたわ」










母さんや、父さん・・・町の人や友達がたくさん犠牲になった、あの・・・・・












ク「あの時は本当に殺しやすくて楽だったのに・・・・!?」









零「さらいやすかった?
  殺しやすくて楽だった?












  ふざけないでよ、あんたたちの行為でどれだけの人が犠牲になったと思ってるのよ。
あんたたちの所為で、母さんや父さんが死んだっていうのに・・・・!!」






今までは考えないようにしていた。
三輪のように近界民を憎んでも、結局は自分を滅ぼすだけだからって。
そんな復讐みたいなことして母さんたちが喜ぶはずないって。



だけど、心のどこかではやっぱり近界民が憎くて、

幸せそうにしている家族を見るたび、その気持ちは強くなって、


ボーダーに入ったのも全部が全部、人を助けたいとか、お金を稼ぎたいからとか、そういう気持ちだけじゃなくて




復讐してやりたいって私、思ってたんだ。




ク「なぁに?貴方、あの時いたの?それは可哀そうにね。酷い光景だったでしょう。子供が見ていいものじゃないわ」



零「あんたたちがやったくせに何、言ってんのよ。

















  許さない・・・・・・許さない!!」







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