二次創作小説(紙ほか)
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- この世界の運命
- 日時: 2015/12/06 15:03
- 名前: 雪覇 (ID: EPm2ln81)
三門市人口28万人
ある日この街に異世界への門が開いた
「近界民」(ネイバー)
後にそう呼ばれる異次元からの侵略者が、
門付近の地域を蹂躙 街は恐怖に包まれた。
こちらの世界とは異なる技術を持つ
近界民には地球上の兵器は効果が薄く、
誰もが都市の壊滅は時間の問題と思いはじめた。
その時、
突如現れた謎の一団が近界民を撃退し こう言った。
「こいつらのことは任せてほしい」
「我々はこの日のためにずっと備えてきた」
※この小説はワールドトリガーの二次小説です。
- Re: この世界の運命〜番外編〜 ( No.661 )
- 日時: 2016/08/14 21:17
- 名前: 雪覇 (ID: EPm2ln81)
- プロフ: http:
【失礼な人】
零「で、用件はそれだけですか?何も無いのなら、お帰りください。私には鍛練が残ってるんで」
隊に入ってくれ、入ってくれとしつこい太刀川さんを冷たくあしらう。
太「いやいや、待て。俺にはまだ用がある。迅に頼まれたことがあったんだ。すっかり忘れてたけどな」
大丈夫か、この人;;
頼まれ事を忘れるなんて。
零「迅さんから頼まれた...ですか?何を?」
太「お前の攻撃手練習についてだ」
零「え?」
太「今は迅やたまに忍田さんとやってんだろ?・・・忍田さん強えーだろ!」
零「はい、かすり傷1つつけるのもやっとです。太刀川さんは忍田本部長をご存知なんですねー」
太「ご存知も何も、忍田さんは俺の師匠だからな!」
え
零「何の・・・ですか?」
太「剣の」
零「あ、そう...なんですか・・・」
太「あれ、何か予想してたより驚いてない!」
零「これでも結構ビックリしてます」
太「そうなのか!」
零「はい」
あれほど強い忍田本部長の弟子というなら太刀川さんが攻撃手ランク上位なのも納得できる。
太「桜谷は個人ランク戦あんまりしないんだろ?じゃあ相手が少ないだろうって迅が俺を練習相手に選んだんだよ」
零「零でいいですよ」
太「ん?」
零「桜谷って呼びにくいでしょ〜し、名字呼びは慣れていないんで」
太「そうか、じゃあ零!今日から俺はお前の師匠だ!」
零「はい?」
太「だから俺は今日から師匠・・・」
零「どうしてそうなるんですか!?」
太「いやだって、剣術とか教えるから師匠でよくね?それに弟子が出来たら、皆に自慢できるし!(ドヤァ」
零「えー!太刀川さんが師匠ですか〜」
太「何だよ、その嫌そうな感じは!」
零「嫌そうじゃなくて嫌なんです!」
太「何でだよ!」
零「だってそんな変な理由で師匠になられても・・・」
太「だって『師匠』っていう言葉の響きがカッコいいじゃんか!」
零「そのカッコいいって何なんですかねー!」
訓練室で私はスコーピオン、太刀川さんは弧月を持って口喧嘩している。
外まで聞こえるのではないか、という程大きな声で言い合っていたから、それに気づいた何人かの隊員は苦笑いをしていた。
そんな私たちを止めに入ったのは
「そこら辺にしなよ、お二人さん。外まで聞こえてるぞ」
零、太「「あ、東さん!」」
私の狙撃手訓練を手伝ってくれている東さんだった。
東「他の隊員が呆れてるぞ」
零「す、すみません。大人げない人だったから、つい・・・・」
太「ちょっと零の聞き分けが無さすぎっていうか・・・」
同時にそれを言い放ち、
零「誰が聞き分けが無さすぎるんですか!」
太「俺は大人げある大人だ!」
同時に怒る。
東「お前ら・・・案外気があってるんじゃないか?」
零、太「「まさか!!」」
こうして、太刀川さんと出会った私。
しかし、この時既に私と太刀川さんは口喧嘩の絶えない仲だった。
- Re: この世界の運命 ( No.662 )
- 日時: 2016/08/14 22:05
- 名前: ヤミ (ID: b9FZOMBf)
そのまま「太刀川さん」もとい『大人げない川さん』にいろいろ言って零ちゃん♪
東さんたまたま通りかかったら二人の口喧嘩が聴こえて止めにかかったのかな?
- Re: この世界の運命〜番外編〜 ( No.663 )
- 日時: 2016/08/15 13:49
- 名前: 雪覇 (ID: EPm2ln81)
- プロフ: http:
零「ほんと、もう太刀川さん大人げ無さすぎ!私より年上だなんて思えない!」
太「俺はいつでも大人だ!」
迅「ちょっと二人とも;;」
続いては風間さんとの出会い編!
ぜひ、読んでいってください。
【常連客は・・・】
私が風間さんと初めて会ったのは確か3年くらい前だったと思う。
正確にはよく覚えてないんだけど・・・。
3年前は生活費や学費を稼がなきゃならないから色んなバイトを掛け持ちしていた。
当時はシフトを多くいれていたのは、
美沙羅さんの営むカフェdoll、コンビニのバイトだった。
そのとき、カフェdollとコンビニでの常連客として風間さんと知り合ったのだった。
零「いらっしゃいませ〜!」
その日はいつも通り、コンビニにバイトに来ていた。
いつもは中学生の私は裏での作業が多かったけど、その日は急に他のバイトの人が来れなくて私がレジをすることになった。
第一印象は小柄な男性だというものだった。
ピッピッピッ
零「合計450円になります」
風「ああ」
その子(?)は450円ぴったり払ってレジ袋を持った。
風「お前、中学生か?まだ幼いのに大変だな」
そう言って私の頭をポンポンと撫でる。
風「バイト、頑張れよ」
零「は、はい!」
いきなりの事で戸惑った私は『はい』と短く答えることしか出来なかった。
けれど、この日から『風間 蒼也』という人間を知ることになる。
- Re: この世界の運命〜番外編〜 ( No.664 )
- 日時: 2016/08/15 14:46
- 名前: 雪覇 (ID: EPm2ln81)
- プロフ: http:
【常連客は・・・】
次の日、私はカフェdollでお客さんの席誘導をしていた。
凄く混み合う時間帯だった。
零「お次のお客さま方、こちらへどうぞ!・・・・って何だ迅さんかぁ」
迅「え、『何だ』って酷くない!?」
零「ほら、さっさと動いてください。後ろ詰まってるんで」
その頃からカフェdollにはボーダー隊員たちが来ることが多かった。
勿論それは迅さんも同様。
零「何名様ですか?」
迅「二人だよ」
零「ではお席はこちらです。ご注文がお決まりでしたら、そちらのベルをお鳴らしください」
そう言ってお客さまとして来た迅さんと、もう一人の人を席に誘導して厨房に戻ろうとした瞬間、
「迅、お前の知り合いか?」
つい昨日聞いたあの声が聞こえたような気がした。
まさか・・・と思いつつも、振り向くと
風「!・・何だ、見覚えがあると思ったら昨日コンビニでレジをしていた中学生か」
零「え・・・・あ、こんにちは〜」
昨日のお客さんで私の頭をポンポンした小柄の人だ・・・!
何でここに・・・?迅さんと知り合い?
迅「零ちゃんと風間さん知り合い!?」
零「あ、はい。コンビニでもお客さまとしてご来店いただいたことが」
風「この店にもよく来ていたんだが、あまりお前を見かけなかったが?」
零「ああ、昨日も今日も普段は裏の方で仕事してるんですが、色々と都合がありまして今日は私がお客さんのご案内をしてます」
迅「風間さんもこの店に来てたなんて知らなかったな〜。穴場だと思ってたんだけどな」
零「お二人もお知り合いだったんですね、どういう・・・・」
「おーい、店員さーん!!注文とってくれー!」
どういうご関係で?と聞きたかったけど、遮られた。でも、仕事は仕事。
零「はーい!・・・すみません、また今度お話聞かせてください」
迅「うん。仕事頑張ってねー」
風「ああ、頑張れよ」
零「はい、じゃあ失礼します」
- Re: この世界の運命〜番外編〜 ( No.665 )
- 日時: 2016/08/15 15:41
- 名前: 雪覇 (ID: EPm2ln81)
【常連客は・・・】
カフェdollのバイトが終わり、店じまいを始めた頃
美「零ちゃん、待ってる人が居るならもう上がって良いわよ」
零「え?」
美「ほら、外に迅くんともう一人」
零「あ!そうだった!すみません、美沙羅さん。後はお願いします」
美「ええ。じゃあまた明日ね」
零「はい!」
カランカランカラン
零「すみません、お待たせしました」
風「いや、全然待ってないから大丈夫だ」
迅「じゃあさっきは紹介が出来なかったから、しよっか。
こっちは桜谷 零ちゃん。中学2年生なんだ。」
迅さんが私の紹介をする。
零「こんにちは(ペコッ」
迅「こっちは風間 蒼也さん。現在、18歳だよ」
!!じ、18歳?!
風「よろしくな」
もっと幼・・・ゲフン、若いのかと思った。
零「いつもご来店ありがとうございます」
風「あそこのコンビニも、このカフェもよく来るんだ。まさか中学生が働いているとは思わなかった」
零「まあ色々とお金が必要でして」
風「そうか」
風間さんはとてもいい人だった。
私がバイトばかりで疲れているところにココアを買ってくれたり、ボーダーに入ろうかと悩んでいるときに的確なアドバイスをくれたりと、とてもお世話になった。
そして一年後、ボーダーに入って
零「風間さん!B級に上がりました!」
風「ああ、噂は聞いた。2週間くらいだったそうだな。流石だ」
零「これも風間さんが応援してくれたからです!ありがとうございました!」
風「いや俺は何もしていない。だが、これから色々練習でもするなら都合が合えば相手になるぞ」
零「あ・・・ありがとうございます!」
それから風間さんには攻撃手の練習によく付き合ってもらい、風間さんは太刀川さんと同じく私の『師匠』になった。
常連客はボーダー隊員で私の大事な師匠。
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