二次創作小説(紙ほか)

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この世界の運命
日時: 2015/12/06 15:03
名前: 雪覇 (ID: EPm2ln81)


三門市人口28万人


ある日この街に異世界への門が開いた


「近界民」(ネイバー)


後にそう呼ばれる異次元からの侵略者が、

門付近の地域を蹂躙 街は恐怖に包まれた。

こちらの世界とは異なる技術を持つ

近界民には地球上の兵器は効果が薄く、

誰もが都市の壊滅は時間の問題と思いはじめた。


その時、

突如現れた謎の一団が近界民を撃退し こう言った。



「こいつらのことは任せてほしい」

「我々はこの日のためにずっと備えてきた」



※この小説はワールドトリガーの二次小説です。

Re: この世界の運命〜番外編〜 ( No.466 )
日時: 2016/03/03 21:58
名前: 雪覇 (ID: EPm2ln81)

【この季節の頃は】

今日はひな祭りの日。

女の子の日とも言うんだっけ?


私の家では4年前までは、この季節は母が雛人形を部屋に飾ってくれていた。

可愛らしい着物に身を包んだ雛人形に毎年、目を輝かせていた程、私は毎年この季節を心待ちにしていた。

でも、そんな気持ちも4年前に崩れ落ちた。

あの日・・・、第一次大規模侵攻があった日・・・、私たちや他の皆が大切な人を失った日。


出「おーい!零!話、聞いてるのか?」

零「ん?あぁ、ごめん。ぼーっとしてた」


暗い事を考えるのは止めようか。今の私にはまた新たな大切な人が出来たんだから。

零「えっと?それで何の話だっけ...?」

国「もう!全然聞いてなかったの?!」

零「あははー」

太「今日はひな祭りだろ?だから、女子を祝ってやれって忍田さんが言ってきたんだよ」

零「祝う?」

出「まあ、詳しくはよく分かんねーけど。ようするに今日は零や柚宇さんたちの頼みをなんでも聞いてやるぜ?ってことだ」

零「うーん?なるほど...?」

国「私は一緒にゲームしてもらったよー」

零「それって何時もの事じゃないですか」

国「いやいや、今日はね。朝の8時から今までゲームの相手してもらってるんだよ」

現在、14:00。

零「6時間ぶっとうしですか;;」

太「結構、目が疲れてきた;;」

零「柚宇さんもそんなにゲームしててよく飽きないですね」

国「そりゃあもう!ゲームは私の人生の一部だからね!」

零「そうですか・・・・」


出「で、お前は何がしたい?」

零「え、私?」

出「おう」

零「・・・・急にだからね、思い付かないなー」

出「そうか・・・どうするかな」

太「おっ、風間さんと加古がここ(太刀川隊作戦室)来るらしいぞー」

国「何で加古さん?」

太「何か零と話したいんだとさ」

零「私??」

出「何だろうな」


ガラッ

風「邪魔するぞ」

加「お邪魔するわね」

零「あ、風間さんに加古さん」

加「久しぶりね、零ちゃん」

零「お久しぶりです。それで話って...?」

加「えっとね。零ちゃんは雛人形を出したのか気になってたの」

零「雛人形?」

加「えぇ。今日はひな祭りなんだから雛人形だしたのかしら?」

零「いえ・・・・」

加「もしかして、無いの?」

零「いやぁ、有るには有るんですが....」

加「じゃあ、出しましょ!」

零「え?」

加「風間さん、太刀川くん、出水くん、国近ちゃん零ちゃんの家に行くわよ」

全-零.加「「「ああ/はーい」」」

零「え・・・・・ちょっと・・・」

あたふたしていると加古さんはこちらを振り向き、

加「いいわよね?」

と聞く。

零「今日は翔馬も遊びに行ってて居ませんけど・・・・」

出「じゃあ決まりだな!」

Re: この世界の運命 ( No.467 )
日時: 2016/03/03 22:26
名前: ヤミ (ID: 10J78vWC)

柚宇さ〜ん!
私と一緒にゲームして〜!!!

雛人形か……私も2〜3年ぐらい出してないなってこの前友達に言ったら「自分の誕生月なのに出してないの?」って疑問形に言われた……(涙)

Re: この世界の運命 ( No.468 )
日時: 2016/03/03 22:45
名前: 雪覇 (ID: EPm2ln81)

私もゲームをするときは混ぜてほしいものですね( ☆∀☆)

私も長く雛人形出してないな〜。

来年は出そうかな(´・ω・`)

Re: この世界の運命〜番外編〜 ( No.469 )
日時: 2016/03/04 20:49
名前: 雪覇 (ID: EPm2ln81)

【この季節の頃は】

結局、加古さん、風間さん、太刀川さん、出水、柚宇さん達が家に来た。

零「でも何で私なんですか?」

加「何がかしら」

零「他にも雛人形なんて出してない人は居たんじゃ無いんですか?」

加「それが、みんな出してたのよ。まあ、女の子の日だし普通よね」

つまりは私が普通でないとおっしゃりたいのでしょうか、、、、加古さん。。。

出「どこに置いてあるんだ?雛人形は」

零「ああ。ちょっと待ってて」

雛人形なんて4年振りだなぁ〜。

確かこっちの方に・・・・・。

零「あ。これです。この大きな箱の中」

国「すっごく埃被ってるね」

零「まあ、クローゼットから出すのも4年振りですからね」

太「そんなに前だったのか。それは埃被ってても可笑しくないな」

出「俺、雛人形とか見たこと無いから新鮮だな。雛人形ってこういう顔してるんだな」

一つ一つを取り出してジッと見つめる出水。

風「これがお雛様で、こっちがお内裏様だな」

太「おぉ。風間さん、物知り!」



この風景を見ていると、昔の思い出が脳裏に過る。




翔「雛人形だーっ!」

零「ちょっと翔馬、はしゃぎ過ぎて壊さないでね?」

翔「はーい!」


母「こっちのがお雛様、こっちがお内裏様ね」

父「ほうほう。雛人形ってのは綺麗なもんだな」



翔「見てみて!お雛様とお内裏様飾れたよ!」

零「私も。3人官女と5人囃子、飾れた!」

母「凄いわね。二人とも!」

父「俺にはどれがどれだか見分けがつかんなぁ」

零「じゃあ、私が教えてあげる!・・・この3人が3人官女で.....」


雛人形を通して交わした会話の数々が、飾れた後の母の笑顔が、私の説明をうんうんと頷きながら聞いてくれた父の顔が、今でも鮮明に思い出せる。



風「太刀川。それはそこに置くんじゃない」

太「え?じゃあ何処?」

国「太刀川さん、ここ!」

出「今さっき、風間さんが説明したばっかじゃないすか」



皆が雛人形を手に、笑いあっている。



加「ね?雛人形出して良かったでしょ?」

零「・・・はい」






今、私の前にはもう母や父の姿は見えない。

......だけど、私のことを思ってくれる仲間は確かにこの目に映ってる。
ちゃんと皆、ここに居てくれる。

今回は加古さんに感謝だね。


出「零!飾れたぞ!」

太「これで完璧だな」

国「太刀川さんは全然役に立たなかったけどね(笑)」

風「まあ、飾り終えれたんだ。良かっただろう」

加「零ちゃん家の雛人形可愛いわね」




零「今日は皆、ありがとうございます!」


過去を振り返ってばかりじゃ駄目だよね。





お母さん、お父さん。
私は前を向いて歩いていきます。
私は現在いまを笑顔で、楽しく、生きていきます。

どうか、私と翔馬のことは・・・・・、


心配、しないでね。

Re: この世界の運命 ( No.470 )
日時: 2016/03/04 00:04
名前: ヤミ (ID: 10J78vWC)

うぅ…(涙)

零ちゃんの家族の話は泣ける……(涙)


太刀川さん物覚え悪すぎ……(-×-//)


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