二次創作小説(紙ほか)

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この世界の運命
日時: 2015/12/06 15:03
名前: 雪覇 (ID: EPm2ln81)


三門市人口28万人


ある日この街に異世界への門が開いた


「近界民」(ネイバー)


後にそう呼ばれる異次元からの侵略者が、

門付近の地域を蹂躙 街は恐怖に包まれた。

こちらの世界とは異なる技術を持つ

近界民には地球上の兵器は効果が薄く、

誰もが都市の壊滅は時間の問題と思いはじめた。


その時、

突如現れた謎の一団が近界民を撃退し こう言った。



「こいつらのことは任せてほしい」

「我々はこの日のためにずっと備えてきた」



※この小説はワールドトリガーの二次小説です。

Re: この世界の運命 ( No.631 )
日時: 2016/08/02 19:46
名前: 雪覇 (ID: EPm2ln81)
プロフ: http:



この前、任務をサボった罰として十何回か、太刀川さんと出水の個人ランク戦に付き合わされた。

それは今日も例外じゃなくて・・・・。


出「ふぅ・・・楽しかった〜。お前、あんまりランク戦やんねーから戦う機会が少ないんだよな。こういうときに戦って楽しんどかないとな」

零「こっちは二人を交互に相手してたんだよ?もうちょっと休憩とかさせてくれても良かったじゃんか〜」

出「太刀川さんが混ざるとは思わなかったんだから、仕方ないだろ〜」

零「あれ、その太刀川さんは何処いったの?」


ついさっきまで、ここにいたはずの太刀川さんが消えていることに気づく。

出「太刀川さんなら次のB級ランク戦の解説やるから、迅さんに連れてかれた」

零「へー、太刀川さんが解説やるんだ。次の試合は確か玉狛も出るんだよねー。じゃあ、私も見に行こーっと。出水はどうする?」

出「あー、俺は・・・・(「おい」・・・?・・・あ、二宮さん」

出水が話始めたとき、それを何処からかやってきた二宮さんが遮った。

二「もうそろそろ試合が始まるのにいつまで経っても来ないから、呼びに来た」

出「あ、すみません」

零「え、何。二人どっか行くんですか?」

二「ああ、俺が上の観覧席をとったから一緒に観るかと誘った。零も暇なら上に来るか?」

零「良いんですか?」

二「あぁ。さっさと行くぞ。試合が始まる。・・・と言っても大した試合になるかは分からないがな」

出「玉狛第二っすか?次、試合勝てば上位に入るし」

二「那須隊や鈴鳴第一はともかく、玉狛は経験が浅い。期待して見に来たわけではないからな。ただ、当たるかもしれないから見に来ただけだ」

零「ほうほう。でも、あんまり侮らないほうが良いかもですよ?あのチーム面白いしー」

二「お前の面白い=強いわけではないだろう」

零「二宮さんってば、辛口〜」

出「お、もうステージ決まったっぽいですよ。上がりましょうよ」

二「そうだな。行くぞ」

零「はーい」

Re: この世界の運命 ( No.632 )
日時: 2016/08/02 22:00
名前: 雪覇 (ID: EPm2ln81)
プロフ: http:


三上「B級ランク戦第三戦 昼の部が間もなく始まります。実況担当は風間隊の三上。解説は・・・ナンバー1攻撃手太刀川さんと『ぼんち揚げ食う?』でお馴染みの迅さんです」

太、迅「「どうぞ、よろしく」」

ちょうど私たちが上の観覧席についたとき、三上ちゃんのトークが始まった。

零「あ、ステージは河川敷Aじゃん」

二「攻撃手封じか」

出「川はさんで橋を落とせば射撃メインの那須隊はやられにくくなるな」

零「そうは言っても鈴鳴も玉狛もそれはわかってるはずだから、地形だけで勝負が決まるとはいえないね」

出「分断されても川は腰ぐらいの深さだからな。援護があれば無理やり渡れないこともないな」

零「うーん、そう簡単にいくのかな」

今回のステージ選択は那須隊。結構、凝った作戦を練ってきそうだからな〜。




三上「各隊員、転送完了!マップ『河川敷A』!天候『暴風雨』!」



零「ぼ、暴風雨かぁ;;」

出「これは川を渡るのは厳しいな」



ここまでハードな設定見たことないなぁ。
那須隊の本気が伝わるね。


三上「川の西岸に転送されたのは攻撃手3人と那須隊の日浦隊員!お互い朧げにお互いを視認したか四人ともまっすぐに橋を目指す!」


零「東岸の人たちは橋には向かわないみたい、玉狛と鈴鳴ははっきりと合流を優先しましたね。」

出「那須さんも橋を取りに行くというよりはまっすぐ川岸を押さえに行くという動きっすね」

零「千佳ちゃんの大砲を警戒してるのかな

二「那須は射撃で玉狛を牽制する役だな」








西岸では熊谷さんが橋に到着。ここで日浦ちゃんも揃えば遊真くんと村上さん両方が切り離される。

このままじゃ、那須隊が全員揃う・・・・。


ドガンッ



零「えっ、この大きな音は・・・」

出「お、おとした・・・」



玉狛の千佳ちゃんの大砲で橋を落とした。
まだ遊真くんは西岸にいるのに・・・・?


あ、でも遊真くんならグラスホッパーで崩れた橋を渡れるか。




西岸は1対1対2。
東岸は2対2対1。




西岸では村上さんを熊谷さんが迎え撃つ。

村上さんはナンバー4攻撃手。そして強化睡眠記憶のサイドエフェクト。
この人は凄く手強そう...。

私は戦ったことないから知らないけど。



出「あ、川に!」


村上さんを遊真くんは足場を崩して川に落とそうとする。


空「さすがに、これじゃ落ちないか」




西岸は攻撃手3人の勝負が鍵を握る。
さて、遊真くんは村上さんと熊谷さん相手にどうするのかな。
攻撃手同士の戦い・・・・とっても楽しそう。

Re: この世界の運命 ( No.633 )
日時: 2016/08/03 18:51
名前: 雪覇 (ID: EPm2ln81)
プロフ: http:


東岸の隊員は中距離(射手・銃手・狙撃手)。
何だか上手く分けられてるね。

出「メガネくんは那須さんが相手か・・・。こりゃキツそうだな」

零「射手といえば二宮さん、出水、那須さんって感じだよね。この3人は相手にすると面倒そう・・・(笑)」

二「それを本人の前で言うのか」

零「二人とはやりたくないってことですよ〜」

射手は詰めれば落とせるかも知れないけど、近づけば蜂の巣にされるし、遠ざかれば隠れたところを蜂の巣に...。

どのみち、蜂の巣確定か;;


それも那須さんほどの使い手になると・・・

三上「東岸では那須隊長のバイパーが縦横無尽!軽はずみな攻撃には手痛いお仕置きが待っている!」

見事に那須さんを狙った別役が那須さんの射撃に襲われる。

出「まあ玉狛が落ちりゃ、次は鈴鳴だしそこで撃つってのもあながちハズレじゃないんだけどなぁ;」



太「那須は毎回しっかり弾道を引いてる。リアルタイムであれだけの弾道を引けるバイパー使いはうちの出水と那須だけだ」


零「おっ、太刀川さんが褒めた?」

出「あれは褒めてるのか?;;・・・ってかお前は名前呼ばれてねーけど?」

零「だって私、バイパーあんまり使わないし〜。別に特別強くないんだもーん」

二「お前が射手用トリガーで入れてるのはせいぜい、アステロイドやハウンド、それとメテオラくらいだろ」

零「私、射手向いてないっぽいし〜。それにその3つがあれば充分ですからね」



私たちが射手について話している間、試合はどんどん進んでいっていた。



西岸で攻撃手3人の三つ巴最中に撃った日浦ちゃんの居場所がわれ、遊真くんがもう使えない左手を囮にして、日浦ちゃんを斬る。

『戦闘体活動限界 緊急脱出』


続いて残った攻撃手二人の対決には終わりが見え始めた。村上さんが熊谷さんの左手を飛ばしたから。熊谷さんは確か 弧月両手持ち+シールドが基本だったはず。左手がない今、村上さんの剣速についていけるのか・・・。

迅「熊谷隊員の不利になっても崩れない気迫がいいですね」

三上「確かに・・・・先ほどの日浦隊員もそうでしたが、今日の那須隊の戦いにはいつもより気持ちがこもっているように感じます!」

そのところ、太刀川さんはどんな風に思うのかな・・・?



太「うーん、三上には悪いけど気持ちの強さは関係ないでしょ」




えっ・・・・・・そうなの?!



太「勝負を決めるのは戦力・戦術あとは運だ。そりゃ多少は強くなるかもしれないがな。それだけで戦力差がひっくり返しはしない。気合いでどうこうなるのは実力が相当近いときだけだ。もし、気持ちの強さで勝ち負けが決まるってんなら・・・・」



太「俺が1位になれるはずがない」


迅「うわあ・・・・・・、嫌な1位・・・・・・」


はっはっはっ、と笑う太刀川さんに苦笑いを浮かべる迅さん。

零「おたくの隊長、あんなこと言ってるけど?(笑)」

出「まあ、太刀川さんだし...」

二「ちっ・・・太刀川の野郎」


太刀川さんは気持ちで負ける自信があるってことなのかな〜。


じゃあ気持ちだけなら、私でも勝てる・・・!?

Re: この世界の運命 ( No.634 )
日時: 2016/08/03 21:58
名前: 雪覇 (ID: EPm2ln81)
プロフ: http:


熊谷さんはメテオラで斬られた左手をカバーしていたけど、スラスターで向かってくるシールドに対応できず、ベイルアウト。

『緊急脱出』


最後に懸けた罠も看破された。


太「最後まで粘っていい勝負だったな」

三上「・・・!」

太「勘違いするなよ。俺は気合いの乗ったアツい勝負は大好物だ。けど、気持ちの強さで勝負が決まるって言っちまったら、じゃあ負けた方の気持ちはショボかったのかって話になるだろ」



そうか・・・。なるほど。

太刀川さんにも一応考えがあったんだね。




零「遊真くん・・・村上さんとやる気なんだね」

出「待ってたのか」



橋の近くで村上さんを待ってた遊真くん。
村上さんがわざとレイガストを手放したり、背中向けたりしたけど誘いには乗らなかった。
どうやら、今回は正面からやり合うつもりらしいね。



三上「一方、東岸でも射撃戦が激化!味方を落とされた那須隊長が点を取り返しにいく!」


那須さんが鈴鳴を追い詰める。
対応の早い那須さんに、それから逃げようと下に逃げると合成弾で追い討ちをかけられ、別役がベイルアウト。

対策の対策...か。




三上「そして西岸の攻撃手対決は橋の上へ!空閑隊員が防戦一方!橋を渡っての逃げ切りも選択肢にあるか?」


橋を渡りきれば、村上さんもついてくる。
そうすれば鈴鳴が二人揃って面倒。

きっと遊真くんはここ(橋の上)で村上さんを倒す気だ。




三上「グラスホッパーを踏ませた!?
   さらに組み付く!川に押し出す狙いか!」


二「だが、この距離なら村上はスラスターで橋に上がれる」

零「いや、そう簡単にはいきませんよ・・・きっと」


ドガンッ


千佳ちゃんの大砲が炸裂!
村上さんが落ちそうだった橋を撃って落とした。


出「二人とも川に落ちた!」

Re: この世界の運命 ( No.635 )
日時: 2016/08/04 19:56
名前: 雪覇 (ID: EPm2ln81)
プロフ: http:


攻撃手の遊真くんと村上さんは二人とも川に落下した。


弧月は水中で思うように動けない。だから、水中戦をしようとしたのか・・・!


『トリオン供給機関破損 緊急脱出』


どんな体勢からでも攻撃できるスコーピオンの有利を活かしたんだね。


三上「勝敗の行方は雨取隊員と・・・



   各部隊の隊長に託された!」

















二「次は来馬が落ちそうだな」

零「撃ち合いから機動戦に切り替えたね、那須さんは」

出「メガネくんの釣りは無視か。・・・もうこの試合は終わりか」







ドガンッ




この音はもしかして・・・



三上「これは・・・増水した川の水を住宅地に引き込んだ・・・・・!?」


なーるほどっ。

千佳ちゃんの大砲で戦場の地形条件を変えたってわけね。



出「メガネくんは遠巻きに立ち回りながら、とことん那須と来馬を食い合わせるつもりか。なかなかえげつないな」



機動力の落ちた来馬さんを狙う那須さん。

ここで トマホークかぁ。
これはもう避けられないな。


『戦闘体活動限界 緊急脱出』


来馬さんがやられた。しかし、その来馬さんは置き土産があった様子。


零「死角からのハウンド・・・!那須さん、今日初めてまともにダメージを受けたね」

出「メガネくんもそこを追撃するな。だけど、やっぱり経験の差ってやつがでるな」






ドドンッ


零「トマホーク...。来馬さんに向けたのが外れたのは戻ってくるように設定したんだね」

出「ちょっとメガネくんの動きは素直すぎる」





三雲くんがベイルアウトしてすぐ、川を渡りきった遊真くんが那須さんの元に・・・。

けど、もう那須さんはトリオンがないらしく

那「・・・・・・悔しいわ・・・・・・」


『戦闘体活動限界 緊急脱出』


三上「那須隊長ベイルアウト!ここで試合終了!


   最終スコア4対3対2  玉狛第二の勝利です!」


迅「圧倒的不利な状況から一矢報いた来馬隊長。実質4対1で単独3得点をあげた那須隊長。どちらの隊長も最後まで意地を見せましたね」

太「三雲の狙いは最初から那須のトリオン切れだったわけか。雨取を逃がして全滅の危険性を減らしたうえで自分は欲張ってもう一点獲りに行った。・・・なるほど、


  こいつは確かに曲者だ」








そのあと、今回の試合のまとめが始まった。

ふざける太刀川さんに真面目に、と注意を促す三上ちゃんに大変だなと思った。



三上「玉狛第二はA級予備軍と言われるB級上位部隊にどう挑むか。次の試合にも期待がかかりますね」


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