二次創作小説(新・総合)
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- ナンバーズ8
- 日時: 2019/07/27 16:34
- 名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)
どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!
僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!
- Re: ナンバーズ8 ( No.378 )
- 日時: 2024/02/18 08:25
- 名前: いくちゃん (ID: fxhCNxuy)
小「クリスマスパーティーを私達が主催して良いですか?」
零「えっ?」
奈々「あっ、あなた達は?」
蓮「軽音楽部の・・・」
小「2年Dクラスベース兼ボーカル担当の岩村小です!この3人は・・・」
岬「ドラム担当の岬です!」
円「ギター担当の円です!」
桜花「キーボード担当の桜花です!」
恵梨香「私達のライブも盛り上がりましたが、軽音楽部のライブも盛り上がってましたよ!」
愛海「そうか、別に私達だけでやらなくても良いのか!」
青奈「じゃあ、早速頼めば・・・」
町子「待って!4人はどこでライブをするつもり?」
全員「えっ?」
岬「勿論、この学校でやるつもりですが?」
町子「私は学校全体を使ってバースデーパーティーをしたいの!それに単純計算で約20人は祝うことになるから・・・」
桜花「私達が別の会場でクリスマスパーティーをやれと言うのですか?」
町子「クリスマスと誕生日、どちらが大切な物なのかは一目瞭然よ!」
岬「そんなの我が儘じゃないですか!勝手に決めないで下さいよ!」
町子「誕生日なんだからこれくらいの我が儘位聞いてよ!」
小「分かりました!」
円「小?」
小「有先生と窪君からそう言われたの!」
376話・クリスマスを巡る揉め事・・・⑥
回想
莉桜「どうやら、アイドル研究部を中心にメンバーの誕生日会をするみたいよ!メンバーの1人がクリスマス当日が誕生日みたいだから!」
寿美鈴「それはメンバーとして誕生日を優先しますね!」
莉桜「その傘下のスクールアイドル同好会ってのも在るけど、こっちも研究部のメンバーにお世話に成ってるからって、クリスマスパーティーはする気無いって!」
朝子「1番手っ取り早いのは研究部と同好会が別のパーティーを各々やってくれたら解決なんだけどね!」
心乃枝「世の中そんなに甘くないわ!」
江子「せめて、私達の中にアイドルやバンドと言った音楽で場を盛り上げてくれるグループやチームが居れば、後は場所さへ確保出来ればクリスマスパーティーが出来そうなのですが・・・」
全員「う~ん・・・」
歩「あっ!」
有「佐々木さんどうかされました?」
歩「小って軽音楽部だったよね?」
小「ええっ!そうだけど・・・、まさか?」
歩「そのまさか!小の居る軽音楽部のバンドでクリスマスパーティーを盛り上げてくれへん?」
小「いやいや、無理無理!うちら人に見せれるようなバンドちゃうで!」
有「いや、岩村さん文化祭で楽しく演奏してたじゃないですか!」
小「あ、あれは好きな人が居ったからと言うか、何と言うか、兎に角うちが代表なんて嫌や!」
流「何言ってんのよ!誰もコンテストでやれなんて言ってないし、兎に角クリスマスパーティーを盛り上げるための演奏よ!そんなに緊張する場面じゃないじゃない!」
小「うちは注目されるのが嫌やねん!歌えるか!」
朝子「何なら私達も一緒に盛り上がりたいわ!」
冷子「そうそう!一緒に歌いましょう!」
楓「だったら楽器欲しいよね?」
心乃枝「それエエやん!タンバリンでもトライアングルでもカスタネットでも、好きな楽器持ってきて足りない時は音楽室から借りて皆で演奏会しようや!」
恵花「だったら学校を会場にしてお祭り騒ぎだ!」
恵子「学校の皆と楽器で騒ぎまくろう!」
部子「お待ちなさい!そんなに騒いだら近所迷惑ですわ!」
春奈「久し振りのクリスマスパーティーって話せば、皆分かってくれるよ!何なら夜通し騒ぎまくろう!」
千桜「不良か酔っぱらいか!もしくは阿波踊りの総踊りか!」
一輝「待って!」
有「一輝君どうしたの?」
一輝「それで向こうは納得するかな?」
寿美鈴「これだけの説得材料が揃って拒否するのですか?」
一輝「まず、『どこでやる』って言った?」
朝子「勿論学校よ、学校!」
一輝「多分、向こうは認めないと思う!」
全員「ええっ!!!!」
一輝「日本だけでクリスマス・イブとクリスマス当日誕生日の人は全国に何人居ると思ってる?」
朝子「100人くらい?」
部子「バカですか?日本の人口は一億人以上居るんですよ!仮に一億と仮定して計算しても割ることの365または366、単純計算でも約10万人以上は居るんですよ!」
悠真「そうか、それくらい被るのか!」
一輝「八期が決めようが、決めないが、この地域だけでもクリスマス・イブとクリスマス当日誕生日の人全員を祝おうとしてる筈だよ!」
愛「つまり、バースデーパーティーの場所を学校にする可能性が高いと?」
一輝「うん」
小「それやったらどこでやるん?」
一輝「小さん!それを聞いてくれない?」
小「直接!?」
一輝「大丈夫!八期なら悪いようにはしないから!それに8のメンバーだっているし!」
流「小!お願いね!」
歩「クリスマスパーティーをやるかはもう小に懸かってるから!」
小「そんなプレッシャー懸けないで!」
一輝「話せば分かってくれる人だから!」
小「本当に?」
一輝「本当!僕が保証する!」
小「じゃあ、行ってくるよ!」
軽音楽部部室
岬「小どうしたの?」
桜花「クリスマスパーティーどうなった?」
円「出来るようになった?」
小「3人とも協力した欲しいの!」
3人「えっ?」
小「私達が頑張ればもしかしたらクリスマスパーティーが出来るかもしれない!だから何も聞かずに付いてきて!」
桜花「なんか知らないけど・・・」
岬「クリスマスパーティーが出来る可能性があるのなら協力するよ」
円「説得には私達が必要なんだね!」
小「うん!」
回想終わり
小「と言うわけですので、学校以外でクリスマスパーティーをやることを許可させてください!後、出来れば場所の提供も出来るのであればお願いします」
香「八期、町子!それで良い?」
八期「僕はまっちゃんの意見に従うだけ、誕生日パーティーを1番したいのはまっちゃんだし、どうしたいのかもまっちゃんの自由だから」
町子「私は学校で自分の、施設の人の中でクリスマス・イブと当日に誕生日の人達の誕生日パーティーが出来たらそれで良い!」
香「だそうよ!」
小「あと場所はどうすれば?近隣住民への配慮もありますし・・・」
香「そうね!どこが良いかしら?」
愛海「だったら、もうあなた達が使ってる学生寮でやったらどうなの?」
小「学生寮ですか?」
愛海「そこなら準備も片付けもその場で出来るでしょ?それに学校から結構離れてるし!」
小「そうですね、場所は問題ありませんね」
零「会長、どうされますか?」
八期「まあ、そこでやるのなら周りに迷惑掛けない程度なら許可する!」
小「ありがとうございます!」
八期「ただし、クリスマスパーティー中は寮の敷地内からは出ないように!外まで出て騒がれたら迷惑かつ危ないだろうし!」
香「それはその通りね!」
小「分かりました、ありがとうございます!言質取りましたよ!」
八期「勿論、今のところ二言はない!ただ周りに迷惑だけは掛けないように!」
小「はい!」
Dクラス
ガラガラ
有「あっ!小さん!」
流「どうだった?」
小「学生寮の中でならクリスマスパーティーOKです!」
全員「ヤッター!」
小「ただし、近隣住民に迷惑を掛けないようパーティー中は敷地内からは出るの禁止!」
全員「ハーイ!『ええっ!!!!』」
こうして、スリーシスターズ学園では、
学校内でバースデーパーティー、
学生寮でクリスマスパーティーをすることに成った。
恵花「9年ぶりのクリスマスパーティーだ!」
恵子「準備だけでワクワクしちゃうよ!」
有「小さんはライブの練習頑張って下さい!」
小「えっ?うち入られへんの?」
そしてこれはしばらく続く恒例行事への一歩だった。
※クリスマスパーティーは『少年教師有』で投稿予定
続きは『レインボーヒロインズ』(36話から)で!
- Re: ナンバーズ8 ( No.379 )
- 日時: 2024/02/28 21:11
- 名前: いくちゃん (ID: fxhCNxuy)
女児A「町子お姉さん、今日は私の誕生日祝って貰えるの?」
町子「ええ、そうよ!」
男児A「僕も?」
男児B「私も?」
女児B「あたしも?」
町子「ええっ、今日と明日は学校であなた達のバースデーパーティーライブをするんだから!」
対象の子供達「やったー!」
377話・町子達のバースデーパーティー
八期「ふと思ったんだけど・・・」
秀喜「どうした?」
八期「2日間共に同じ進行でやるの?」
希「本人がそう希望してるんだからそれで良いんじゃない?」
八期「でも、さあ同じことやって楽しい?」
八姫「それはそうね」
芹「だからと言って、別のげか何かをやって、片方だけが面白いになったら、どちらかの子が悲しむわよ!」
子「それに今変えても対応出来るかしら?」
八期「そうなんだよね・・・」
明「だったら私達がくじ引きでいつ出るのか決めるよ!既存の曲なら覚えてるし!」
零「それ良いね!」
八期「時間の許す限りやっていこうか!」
杏「ちょっと待って!私達9人!奇数だよ!」
全員「あっ!」
恵梨香「あっ!でも結菜先輩が居ますよ!」
結菜「私、2日共にステージに上がるので無理です!」
恵梨香「そうなんですか?!」
和「2日続けてやったりもしますし、1日だけと言うのも勿体無いですしね」
エル「最後は皆でやるのは?」
紫「それだと、25日の子が特別感強くて、24日の子が文句言うんじゃないかな?」
愛「じゃあ誰かが2回やるとか?」
蓮「それだと私達が喧嘩になるわ!」
希「まっちゃんが歌うって言うのは?」
夢「空も同じでは?」
希「私、本人から聞いたの!
『当日に自分で自分を祝うための歌を皆の前で歌いたい』って!」
八期「だったら、まっちゃんを最後にして、レインボーをじゃんけんかくじ引き等で順番決めて貰うか!」
くじ引きの結果
1日目 2日目
1・恵梨香 1・エル
2・和 2・明
3・奈々 3・愛
4・紫 4・杏
5・蓮 5・町子
希「このプログラム、本人に報告しとくね」
八期「ありがとう!」
数分後
町子「さあ、皆着いたよ!」
鈴夏「皆、慌てず走らず、自分の名札が書いてある席に座るのよ!」
子供達「ハーイ!」
芹「今日が誕生日だって言う子はお姉さん達の近くに来て!」
葉月「お誕生日席だから特別だぞ!」
対象の子供達「わーい!」
ブー!
夢「ええっ、皆さん今日はお忙しいなか、集まって頂きありがとうございます!これより本日は日頃行事事で影が薄くなり、忘れ去られてしまった人達に向けて、本日は盛大にお祝いしたいと思います!
本日お誕生日の方々本当におめでとうございます!」
子供達「ありがとうございます!」
夢「それでは早速ですが、お祝いの歌を届けます!」
♪~!
ドドレドソファ!
ドドレドファミ ドドレドソファ
ドドラファファミレド ドドレドソファ!
ドドレドソファ!
※これを人数分行った。
夢「皆さん本当におめでとうございます!」
パン!パン!パン!パン!
全員「お誕生日おめでとう!」
夢「それでは皆さんのお誕生日をお祝いすると共にこの場を盛り上げるため、ささやかですが私達アイドル研究部とスクールアイドル同好会に寄るライブのプレゼントです!まずはスクールアイドル同好会から中洲恵梨香ちゃんです!」
その後1日目のメンバーを終え
夢「続きましては、私達の仲間に成るかもしれない、今日が人生初ライブの紅城結菜ちゃんです!」
観客『可愛い!』
ライブ後
夢「以上、スクールアイドル同好会の皆さんのライブでした!スクールアイドル同好会の皆さん素晴らしいパフォーマンスありがとうございました!」
観客「ありがとうございました」
夢「続きましてはアイドル研究部が結成したグループ! ナンバーズ8のライブです!」
ライブ後
夢「ナンバーズ8の皆さんありがとうございました!」
観客「ありがとうございました!」
夢「そして皆さん、本日は本当におめでとうございます!また来年も同じ日に来てくれますか?」
全員「ハーイ!」
夢「明日も来てくれるかな?」
全員「良いとも!」
次の日
冒頭からハッピーバースデーの歌を流し・・・
夢「皆さん、本日はお誕生日おめでとうございます!そして本日もお集まり頂き誠にありがとうございます!本日のトップバッターはスクールアイドル同好会の体験入部の新人に成るかもしれないこの方のライブからです!」
ライブ後
夢「ありがとうございました!今一度大きな拍手をお願いします!」
パチパチパチパチパチパチパチパチ・・・
夢「続きまして、現スクールアイドル同好会のメンバーに寄るソロライブです!本日のトップバッターはエル・グリーンさんです!」
エル「どうも初めまして!こんにちわ!エル・グリーンだよ!皆、私と一緒に歌って踊らない?私と一緒に歌って踊りたいお友達は元気良く手を上げて!」
観客「ハーイ!」
エル「じゃあ、今日が誕生日だって言うお友達!
皆ステージに上がって一緒に歌って踊ろう!」
対象者「やったー!」
その後明・愛・杏の3人も子供達を巻き込んでライブをした。
夢「さあ、続いてはソロライブ最後に成ります!本日の主役!田畑町子さんです!」
観客「ヒューヒュー!」
ライブ後
町子「このままグループライブ行っちゃうよ!」
8のメンバー「イェーイ!」
ライブ後
町子「皆、今日は本当にありがとう!そして皆もお誕生日おめでとう!」
パチパチパチパチパチパチパチパチ・・・
町子「私ね、孤児だから、親居ないから、祝ってくれる友達も居なかったから、もう一生誰にも祝われないとか、パーティー1つ出来ない、私の誕生日なんて誰も覚えてくれないって思ってた」
うんうん
町子「でも、ダメ元で頼んでみたら、それを理解してくれた最高の仲間達が居て本当に嬉しい!」
全員「イェーイ!」
町子「そして、何より同じ事を思ってたのが、私だけじゃないってことを知って、同じ境遇の皆とこうやって楽しくバースデーパーティーが出来て本当に嬉しい!」
全員「イェーイ!」
町子「このパーティーの事は一生忘れないし、皆の誕生日を祝うことだって絶対忘れない!だからこれからも私達と一緒に皆の誕生日祝おう!」
全員「イェーイ!」
カチャ!←電気が全て消える
町子「えっ?停電?」
夢「嘘!どう言うこと?」
町子「皆、慌てず騒がずにね!」
パッ!
町子「えっ?何この光?」
八姫「町子後ろを見なさい!」
町子「後ろ?」
スクリーン
『Happy!Birthday!
Dear...MACIKO!』
町子「えっ?どう言うこと?」
♪
ドドレドソファ!
町子「えっ?」
夢「何?」
ドドレドファミ ドドレドソファ
ドドラファファミレド ドドレドソファ!
ナンバーズ8「ハッピーバースデートゥーユー!」
レインボーヒロインズ「ハッピーバースデートゥーユー!」
八期「ハッピーバースデーディア!」
全員「町子ちゃん!」
香←ケーキを持って来る
町子「えっ?大きなケーキまで!」
全員「ハッピーバースデートゥーユー!
町子ちゃんお誕生日おめでとう!」
パン!パン!パン!パン!パン!パン!パン!パン!・・・
町子「み、皆・・・、本当にありがとう!大好き!」
香「さあ、吹きなさい!」
町子「せーの!」
フー!
パチパチパチパチパチパチパチパチ・・・
八期「サプライズ成功!どうだった?」
町子「マジで興奮だよ!誰が考えたの?」
研究部&同好会「八期(君)!」
八期「仲間の誕生日なんだからこれくらい盛大にやらないと印象残らないでしょ?」
町子「だから、今日の最初わざと私を省いたんだね?」
八期「僕らの中では今日の主役はまっちゃんだから!」
町子「皆、本当にありがとう!」
全員「どういたしまして!そして改めて本当にお誕生日おめでとう!」
町子「八期君、私の我が儘だけでなく、こんな嬉しいサプライズをしてくれてありがとう!」
八期「いやいや、まっちゃんの驚く顔と喜ぶ顔を見たかったから!」
町子「本当にありがとう!大好き!」
チュッ!
研究部&同好会「ああっ!」
観客「ヒュー!ヒュー!」
こうして12月24日&25日生まれの誕生日会は見事成功し、今後もやっていくことと成った。
- Re: ナンバーズ8 ( No.380 )
- 日時: 2024/02/28 22:55
- 名前: いくちゃん (ID: fxhCNxuy)
378話・ナンバーズ(-1)の初詣
5・4・3・2・1!
全員「ハッピーニューイアー!」
二「からの?」
全員「一(お姉)ちゃん!お誕生日おめでとう🎉✨😆✨🎊!」
一「皆ありがとうね!イレブンの皆だけでなく、それ以外の子からも!」
鶴「そりゃ友達だし、仲間だし!」
日「一ちゃんが居てこそのイレブンヒロインズなんだから!」
楓花「ハイハイ!本格的なお祝いは朝になってからにしなさい!」
朝に成ってから盛大に一のバースデーパーティーを行い・・・
1月2日
一「じゃあ、行ってきます!」
弟妹「行ってきます!」
近所の神社
一「2日でも並んでることは並んでるね!」
二「1日にどこか行った奴も居るんじゃない?」
八期「どこに?」
三氏「そりゃ、伊勢神宮とか、浅草寺とか、メジャーな神社に神頼み!」
四美「あとは富士山から初日の出を見に行く人が一泊して帰ってくるってところかしら!」
六生「成る程!」
五「それよりも今年から7人でお参りなんだね?」
一「確かに、いつもは8人横並びで挨拶してからお参りしてたのに・・・」
八期「フン、罰が当たったんだよ!」
三氏「言っておくが、お前が何かしらリーダーやってたらこんな話にも成らなかったんだよ!」
八期「『やってない』って言っても『ダメ』って言われたし!」
四美「だったら『やります』って積極的に言えば・・・」
八期「言っても無視されたもん!」
五「何回?」
八期「1回」
一「諦め早!」
二「その前がその前なんだよ!何度も突き返されたらもう何言ってもダメだって思うだろ?つまり八期だけのせいでなく連帯責任ってことだよ!」
六生「ただ、よく絶対命令が続くな!普通は問題か、取材入ってるぞ!」
八期「そう言えば取材は来てたけど、テレビには映らなかったな!」
一「嘘!?いつ?」
八期「10月の後期入った頃かな?」
二「後期入る前だと運動会が終わった直後だな!」
四美「ネットニュース1つ載ってなかったわよ!」
三氏「今調べても、八期の事はおろか『学校で絶対命令』すら載ってない!」
五「合ったとしても、『パワハラ発覚!』位ね!」
二「そりゃ、八期自身が自分の為に殆ど使わないことと先生や役員達が上手くコイツを扱えてるからだろ!
遠目で見たら普通の学校生活と何ら代わりはないんだから!」
一「あっ、矯正学校の存在のニュースだけは合ったわ!」
三氏「強いて問題点をあげるならこれくらいだもんな!」
四美「それに中身がどうなってるのか分からないしね!七美大丈夫かな?変なことされてないかな?」
八期「たとえ何をされてたって文句言えないよ!人を虐めたんだから!」
一「辛辣ね、薄情者!」
八期「どっちが!」
二「まあまあ、俺達が喧嘩してどうするんだよ!さあ!いよいよいつもの儀式をしよう!」
三氏「儀式って考えたの二兄じゃん!」
四美「それに八期が賛成してやるように・・・」
二「はあ?これは元々姉ちゃんが発案したんだぞ!」
一「えっ?そうだっけ?」
二「『整列!二礼!二拍手!一礼!』って叫んで皆同じ動きしたから・・・、それがなんか楽しかったから次の年に俺が『あれやろう』って提案したんだよ」
一「あっ、なんか思い出したら私だったわ!取り敢えず二が音頭取って!」
二「分かったよ!」
チャリーン!
カランカランカランカラン・・・
二「整列!」
ピシッ!
二「二礼!」
ペコペコ
二「二拍手!」
パン!パン!
二「一礼!」
ペコ!
一「解散!」
四美「さあ、後はおみくじを引くだけね!」
鶴「二君!一ちゃん!」
一・二「鶴ちゃん!」
零「八君!」
八期「零ちゃん!」
一兄「整列!」
ピシッ!
一兄「二礼!」
ペコペコ
一兄「二拍手!」
パン!パン!
一兄「一礼!」
ペコ
二美「解散!」
一「何私達の真似?」
一兄「良いじゃん!著作物じゃあるまいし!」
二美「私達も今年から7人ですよ!」
八姫「七斗がね・・・」
八期「知ーらね!」
三「何よ!そんな言い方無いでしょ!」
八期「自業自得だろう!人に任せた挙げ句、人が『やり直したい』という気持ちを奪おうとした結果なんだから!」
一「ごめんね!」
二「コイツ、嫌なことあると辛辣になるから!」
八姫「慣れてます!」
希「あっ、八君達じゃん!」
一「希ちゃん?仮にも同級生なんだから、私で纏めてくれない?」
希「誰で纏めるかは私の勝手じゃん!」
一「そうだけど・・・」
杏「あっ、八期君達!」
明「あっ、本当だ!もしかしてこちらがご兄弟?」
一「初めまして、かな?私が松本兄弟の第一子の長女の一です!」
恵梨香「えっ?お姉さんなんですよね?」
一「そうだけど?」
恵梨香「なのに一なんですか?」
一「何か悪い?『一君』よりも『一ちゃん』の方が可愛いでしょ!」
恵梨香「それは人の勝手のような?」
一「じゃあどっちに付けても良いよね?」
二「それを言うなら、『あきら』の方がビックリだよ!あれ女でも使えるんだな!」
明「あっ、あたし『明』だよ!」
二「身近な所に!」
三氏「意味を込めるから基本男も女も関係無いんだよ!」
二「俺は長男の二!2って書くぞ!」
明「姉の一に弟の二!『1に続け!』何つって!」
二「あっ、名前の由来はそれだよ!」
明「マジで?」
八期「同好会の皆も来てたのか!」
紫「青香ちゃんも居るよ!」
青香「明けましておめでとうございます!」
一兄「おーい!おみくじやるんじゃなかったのか?」
二「おおっ、そうだったな!」
一「あとくじ引き前のくじ引きがあったわよね?」
ナンバーズ以外「くじ引き前のくじ引き?」
二「順番を決めるんですよ!でも今は福引きでお姉ちゃんが1等や特賞当てるから、お姉ちゃんを基準に『いつ?』勝負しに行く方が良いのかのタイミングを計る基準にも成りますよ!」
蓮「お姉さん、運が良いの?」
八期「一お姉ちゃんは101回に1回しか外さない、幸運の女神!」
愛「何それ?愛ちゃんボード『!!(⊃ Д)⊃≡゚ ゚』」
一兄「ただ、今年から7が居ないぞ!」
エル「『なな』って?奈々ちゃんの事」
八姫「違います!私達名前が数字だから!」
奈々「成る程!」
八期「誰か入れる?」
零「私やりたい!」
希「私もやる!」
夢「私達も真似してみない?」
和「良いですね!」
紫「面白そう!」
杏「これから何やるの?」
八期「運気の上がることわざを言って験担ぎで順番を決めます!」
二「序盤から、
先手必勝
→棚からぼた餅
→下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる
→犬も歩けば棒に当たる
→捨てる神あれば拾う神あり
→濡れ手で粟
→瓢箪から駒
→残り物には福がある!」
恵梨香「『犬も歩けば棒に当たる』って験担ぎに成るんですか?」
奈々「元々は『でしゃばると思わぬ災いが降り注ぐ』事から注意を促すことわざでしたが、今では逆に『なにもしないよりは何か変わった行動を起こすことで、思わぬ幸運が舞い降りてくる』という意味にも成るそうです」
蓮「それでも『下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる』はどうなの?」
四美「数の原理だから!」
一「ハーイ!16本あるからね!分かってる?」
全員「OK!取ったよ!」
一「じゃあ、行くわよ!」
八期「その前に、零ちゃんと希お姉ちゃん7番と15番どっちにする?」
零「私、15番!(2人ずつなら、2×8で八君はここね!)」
希「じゃあ私が7番ね!」
一「行くよ!せーの!」
一・二「1・2が出れば?」
全員「先手必勝!」
三氏・四美「3・4が出れば?」
全員「棚からぼた餅!」
五・六生「5・6が出れば?」
全員「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる!」
希・八期「7・8出れば?」
全員「犬も歩けば棒に当たる!」
一兄・二美「9・10ならば?」
全員「捨てる神あれば拾う神あり!」
三・四輝「11・12は?」
全員「濡れ手で粟!」
五模・六海「13・14で?」
全員「瓢箪から駒!」
零・八姫「15・16!」
全員「残り物には福がある!いっせーのーで!」
一「あたし最初だ!」
二「俺は15!」
八期「最後は僕だ!」
八姫「私が8だった!」
その後全員おみくじを引き
一「フフン、大吉!」
二「流石幸運の女神!俺は吉!」
三氏「仲良く・・・」
四美「中吉!」
六生「畜生、凶だ!」
五「まだ良いじゃない!私なんて大凶よ!」
八期「あっ、大吉!」
希「私は末吉!中途半端!」
零「私は半吉!」
八姫「私は小吉!」
杏「あっ、大吉!」
愛「私も!」
明「あたしも!」
蓮「きょ、凶?」
恵梨香「ハハハ、蓮先輩新年早々大変ですねって、『大凶』!」
和「言ってる恵梨香さんの運勢の方が酷い!私は小吉!」
紫「紫ちゃんは中吉!青香ちゃんは?」
青香「私も中吉!」
エル「私は末吉!」
夢「私は半吉!奈々ちゃんは?」
奈々「なぜか『大区』です!」
全員「プリントミス?」
香「皆!明けましておめでとう!今年もよろしくね!」
全員「星田先生!」
香「今年こそ変な事件もなくこのメンバーが欠けること無く過ごしていく一年にするわよ!」
全員「はい!」
先生はこう言ったが、この年はとんでもなく大きな揉め事に巻き込まれることなど、この時は誰も知らない。
- Re: ナンバーズ8 ( No.381 )
- 日時: 2024/03/03 22:19
- 名前: いくちゃん (ID: fxhCNxuy)
379話・テストに関する抗議
年明け初日の投稿
生徒会室
トントントン
八期「はい、どうぞ!」
女子生徒「失礼します!」
八期「何のよう?」
女子生徒「陸上部部長の堂島蘭です!掲示板の校則を撤回する為に来ました!」
八期「何について?」
蘭「『テスト1週間前は全部活、活動禁止!』と言う内容です!」
八期「それの何が行けないんだよ?学生の本文は勉強だろう?」
蘭「それはそうですが、テスト後に大会があるんですよ!」
八期「知るか!文句は運営に言え!」
蘭「大事な大会を前になにもするなと言うのですか?」
八期「大会と勉強どっちが大事なんだよ?勉強出来なきゃ世界行っても困るだけだろ!」
蘭「それはそうですが、私達陸上部は毎日でも練習やトレーニングしないと、体が鈍るんですよ!」
八期「毎日?やりすぎだろ!一週間に1日くらい休めよ!体壊すぞ!」
零「毎日やってるわけではないからね!」
蘭「副会長からも何か言って下さいよ!」
零「私は副会長じゃなくて会長補佐よ!」
芹「副会長は私よ!でも、陸上部とか吹奏楽部は一週間空くと気になるよね?」
八期「そんなこと言ったって、陸上や吹奏楽をOKしたら、野球部とかサッカー部だって文句言うだろうし、逆もしかり!陸上部と吹奏楽部だけ勉強時間少ないのは公平じゃないだろ?」
薺「それは確かに納得です!そもそも学校は勉強をする場所ですし、テストで1教科でも赤点取ったら補習となりその間部活動出来ませんからね!」
八期「だから、公平性を保つために決めたことを自分が体鈍るからと言う理由で校則を変えろ?我が儘じゃねーか!」
蘭「ですが・・・」
八期「ですが、もなにもねーよ!テスト一週間前に部活動禁止は勉強に充てるための学校のルールなんだぞ!
なのに、何で陸上や吹奏楽はOKなんだよ?それこそおかしいだろ!」
零「テスト結果そこまで良い成績じゃない生徒会長が言っても説得力無いけどね!」
八期「零ちゃん!」
芹「あんた五教科平均50店台だもんね!」
葉月「70点台のお前が威張るな!」
零「ただ、ぶっちゃけ学年末は全教科あるから厳しいんだよね!」
秀喜「国語は作文、
数学は選択問題(レベル別)、
英語はリスニング、
音楽は音楽テスト、
美術は絵、
保健体育はスポーツニュースが各々合って満点取ることすら難しいもんな!」
芹「数学なんて意地悪でしょ!問題選択間違っただけで、たとえ全部○でも、90点とか、95点にも成るのよ!しかもどれが難しいのか完全シークレット!」
八期「その為の更に記述式の問題が2問あるじゃん!難しいけど!
後星田先生っての学年末は大問8は必ず発展問題なんだよな!」
零「確かに!逆に大問8で基礎問題見たこと無いよ!」
葉月「どう分けられてたっけ?」
八期「基礎問題が1問・1点、
標準問題が1問・2点、
応用問題が1問・3点、
発展問題が1問・4点!」
零「大問の中に合計10問あるけど、全部が応用問題とか、発展問題じゃなくて、
基礎問題がオール基礎問題で合計10点、
標準問題が基礎問題5問、標準問題5問の合計15点!
応用問題が基礎問題3問、標準問題4問、応用問題3問の合計20点!
発展問題が基礎問題2問、標準問題3問、応用問題3問、発展問題2問の合計25点!
最後に記述式の問題が2問!完全正解で25点(部分点あり)!
この中から2問選んでやるのよね」
秀喜「確かに難しいよな!むしろ部活なんてやってる暇なんて無いぜ!」
ピコン!
芹「八期!ちょっと良いかな?」
八期「何?なんかあるの?」
芹「ゲーム同好会と同じルールにしたらどうかな?」
蘭「どういう意味ですか?」
芹「ゲーム同好会はテストの点数が全教科80点以上取らないとゲーム活動出来ないの!」
蘭「そうなんですか?」
八期「つまり、全教科80点以上の生徒は部活動を認めるって事か?」
芹「そうだけど、少し緩めてあげて!ゲーム同好会は本当に意地しなきゃだけど・・・」
八期「何点くらい?」
芹「平均70点以上!ただし、赤点が1つでもあれば部活動禁止!」
八期「それくらいで良いか!まあまあだと僕も思うよ!これがゲーム同好会だと認められないが!」
蘭「副会長!ありがとうございます!」
芹「これくらいお安いご用よ!うちの生徒会長は聞き分け良いから!」
八期「だけど、やるからには先生達と連携していくからな!担任と顧問の話し合いで決めて貰った方が早い!」
薺「それは一理ありますね、やっぱり生徒の性格を知ってるのは担任と部活の顧問の先生ですから!」
蘭「分かりました!失礼しました!」
ガラガラ
トントントン
八期「はい、どうぞ!」
結菜「失礼します」
八期「また、お前か!」
結菜「またとはなんですか?」
八期「今度は何の文句だ?」
結菜「会長、図書カードの配布を廃止にして下さい!」
八期「はい?」
薺「図書カードってあれよね?平均点の1番高い班だけ貰える御褒美ですよね?班長だけ2枚貰えますが・・・」
留「基本は100点取れば1教科に付き1枚!赤点が1つでもあれば1教科に付き1枚マイナスですが・・・」
理珠「それは初等部のみ!中等部からは価値が代わり、
1教科毎に、
80点以上で1000円
90点以上で2000円
100点で3000円!
差別化の為、一の位×100円ボーナスに成ります!」
八期「へー、知らなかった!」
理珠「高等部だと、値段は更に上がり、1教科毎に
70点以上で1000円、
80点以上で3000円、
90点以上で5000円、
100点なら10000円です!」
全員「ええっ!!!!」
理珠「勿論、中等部であった端数掛けもありますよ!」
金「しかもこれを貯めれば教科書代の代わりにも成るから、貧困層にとっては死活問題でもありるからね!
それに本なら漫画を買うことも認められてますから!皆必死に勉強するんだよね」
結菜「そう!それです!図書カードで漫画を買うなんて言語道断です!普通は参考書とか小説や標本などを買って勉強に使うべきです!漫画なんか買ったってお金を溝に捨ててるようなものじゃないですか!」
八期「そんなもん図書カードなんだから、本なら何買って良いだろ?人の勝手なんだし!」
蘭「それこそ意味ないじゃないですか?漫画の為に図書カードが配られるなんて・・・」
八期「お前はオカンか!」
結菜「はあ?」
秀喜「確かに、厳しいオカンだな!」
結菜「なんですって!」
八期「図書カードを貰ってる生徒の成績を考えろよ!」
結菜「ですが、班の中には平均点が低い人だって・・・」
八期「居るかもしれないが、そいつだって足手まといに成りたいと思うか?」
結菜「えっ?」
八期「極端な話、自分の凡ミスの-1点のせいで自分の班が2位に成る可能性もあるんだぞ!」
結菜「でもなにもしなくても、全員賢ければ・・・」
八期「そもそも図書カードは頭の良い人向けに考えられたんだろ?ましてや漫画を買うために成績を良くして買うんだから、御褒美みたいなものだし、それだけの成績を修めて『漫画を買うな』って言う方がおかしいだろ!」
薺「それは確かにそうですね!頭良いのに『漫画を買うな』って良い成績残してるのに!」
結菜「漫画なんて読んだってその人のために成りません!」
八期「だからお前は頭の固いオカンなんだよ!漫画だって勉強に成るんだよ!」
結菜「じゃあどんな勉強ですか?」
八期「人間関係とか人生とか・・・」
結菜「はい?」
八期「漫画ってのはな話や内容は全く違ってもパターンは大体同じなんだよ!弱いものがどうやって強いものに勝つのか?とか、正義の味方が悪の組織の野望を打ち砕くとか!だがどれを取っても、必ず長所と短所が必ず存在する!本当に大切な物は何なのか?
安易に人を信じすぎると痛い目に遭うとか!
悪役がなぜ悪役に成ってしまったのか?
それがこの現実世界でもどこかで起きてる!
下手したら自分の前にも起こるかもしれない!
だから、そういう時どうすれば良いのかとか、
信頼出来るのは誰なのかとか、
1番やっては行けないこととか、
漫画は面白おかしく教えてくれるんだ!
そしてこんな世界だったらとか、こんなことに成ってたらとか想像力を膨らませる!これのどこに価値がないんだ?言ってみろ!」
結菜「ううっ・・・」
秀喜「そこまで考えたこと無いなあ・・・」
零「マンガって奥が深いんだね」
芹「まあ、結論的に成績の悪い生徒が買ってたら問題だけど、良い人が買ってたらまず親は文句を言う筋合いは無いわよね?」
留「成績が良いならその人の自由ですよね!」
八期「お前、今度は漫研行くか?漫画の難しさを学んでこい!」
結菜「良いです!分かりましたから!私も漫画を読む時は違った目線で読むことにします!」
- Re: ナンバーズ8 ( No.382 )
- 日時: 2024/03/04 22:16
- 名前: いくちゃん (ID: fxhCNxuy)
380話・バレンタイン・ヒロイン達の準備!
明「イヤー、まだまだ寒いけどもうすぐ熱々なイベントが始まるよ!」
杏「なんだったっけ?」
明「バレンタインだよ!バレンタイン!皆で友チョコ交換しようよ!」
杏「そうだね!」
零「バレンタイン!ってことは・・・」
妄想
八期「おはよう!」
零「おはよう八期君!」
八期「あっ!零ちゃん!」
零「はい!これ!」
八期「それって?」
零「バレンタインデーのチョコだよ!」
八期「ありがとう!」
零「どうせなら、私も一緒に貰って欲しいな?」
八期「えっ?」
零「何にも無いよ!」
1ヶ月後
八期「零ちゃん!」
零「あっ!八期君!(もしかして?)」
八期「お返し、正直、何渡せば良いか分からなくて・・・」
零「気持ちが込もってればなんでも良いよ!」
八期「返さない男なんて最低だもん!だから・・・」
零「えっ?」
八期「僕自身を零ちゃんのお返しと言うことで!」
零「それって?」
八期「零ちゃん僕のお嫁さんに成って下さい!」
零「うん、勿論!お願いします!」
妄想終わり
零「ハハハ、ハハハハハハ・・・」
パチン!
零「あれ?」
香「何鼻血滴しながら突っ立ってるの?」
零「先生?えっ鼻血?」←鼻を触る
人差し指に血が付く
零「あっ!」パタン
香「おっと、まったく!何を妄想してたんだか!生徒会長!」
八期「はい!」
香「この子を保健室に連れていって!」
八期「僕が?普通保健委員では?」
香「日頃の感謝とでも思えば?1時間目の担当の先生には私から言っておくから!夢原さん、完道さん、田中!八期が帰ってきたら頼んだよ!」
3人「はい!」
放課後
恵梨香「えっ?今日はおろか今週練習休みですか?」
和「ほとんどの人が用事だから・・・」
エル「なんか皆張り切ってたよ!」
恵梨香「何をやってるんですか?」
蓮「来週バレンタインデーだから、手作りのチャコを作ってるのよ!」
恵梨香「そんなことより練習しましょうよ!」
和「そんな言い方は無いんじゃない?」
蓮「そうよ!女の子にとっては好きな人にチョコを渡すチャンスなんだし!」
恵梨香「アイドルは恋愛禁止ですよ!」
エル「紫ちゃん『青香ちゃんの為に』って張り切ってたよ!」
恵梨香「家族は家族でやってくださいよ!」
エル「でも、皆で友チョコ交換しようよ!」
和「そうですよ」
恵梨香「いや、別に市販の板チョコとかで良いんじゃないですか?」
蓮「じゃあ恵梨香ちゃんは無しにするよ!」
恵梨香「分かりました!分かりました!」
焼き菓子同好会
林檎「愛が!」
蜜柑「明先輩が!」
桃子「杏ちゃんが!」
杏「ハハハ・・・」
明「お菓子と言えばと言うことで!」
愛「作り方を教わりに来た!」
蜜柑「それって?やっぱりバレンタインのチョコレートですか?」
愛←赤面
杏←赤面
明「勿論!」
焼き菓子同好会「キャー!」
桃子「3人とも好きな人居るの?」
愛「まあ・・・」
杏「居ない訳では・・・」
林檎「嘘!誰々?先輩?同級生?後輩?まさか生徒会長とか?」
愛「・・・」
杏「ち、違うよ!」
林檎「2人とも怪しいぞ!」
桃子「杏ちゃんと明さんは生徒会長と同じクラスだもんね?」
明「いやいや、私は皆大好きだから!」
零「どこの子供向けヒーローよ!」
蜜柑「なぜ先輩達まで?しかも高等部や大学部の人まで・・・」
青奈「私の手作りチョコで八期のハートはいただきよ!」
愛海「青奈、材料考えなさいよ!間違っても等身大チョコとか止めてよね!」
青奈「作らないわよ!」
愛海「じゃあその型何よ?いつ作ったのよ!」
青奈「写真から3Dプリンターで作ってもらった!さあこれを型にして作るわよ!」
希「八君等身大チョコは大嫌いよ!」
青奈「何でよ!ビックリして大喜びよ!ましてや自分よ!」
希「完成度が高過ぎると食べたくなくなるのよ!壊したくなくて!」
零「あっ!分かる!」
町子「そう言えば、バレンタインって4日もあるんですよね?」
零「私の伯父さんが考えたってお姉ちゃん言ってた!」
芹「たしか、13日が義理チョコ、14日が本命チョコ、15日が友チョコ、16日が逆チョコよね?」
八姫「大きさと愛の度合いで意味も変わるらしいわ!義理はチロルチョコみたいな小さいチョコ!
本命は手作りチョコ!友は板チョコ!
逆はホワイトチョコを渡すって言われてたわ!」
明「ホワイトデーに掛かってたり?」
杏「まさかそんな・・・」
愛海「本当だけど?」
全員「マジで?」
愛海「お父さんから説明聞いたもん!」
青奈「何で愛海のお父さんが知ってるのさ!」
愛海「零ちゃんの伯父さんは私のお父さんですが?」
青奈「そうだったの?」
八姫「理事長の妹が零のお母さんなんだから!当たり前でしょ!」
愛「明さん、そんなに作って誰にあげるの?」
明「こっちは男子生徒、こっちは女子生徒!先生含めて皆に配るんだ!」
町子「凄い!」
八姫「アン○ンマン?」
明「杏も同じじゃない?」
杏「私はクラスの皆に・・・」
愛「私は同好会の皆と思ってたけど、やっぱりクラスメートくらいはあげようかな?」
零「せっちゃんは?」
芹「私ね、女子からなぜかモテるの!まあ男子も『(芹の)チョコが欲しい』ってうるさいんだけどね!」
明「渡すの?」
芹「私の護衛のメンバーは勿論、男子達を少しでも黙らせる意味でも渡す!」
金「ちなみに聞くけど、量は?」
芹「全員って訳でもないのよね、アイツのように私に反感持つ人も居ない訳ではないからさ!」
零「アイツって?」
芹「八期の事よ!」
青奈「あんたアイツに嫌われてるの?あっ!やっぱりそんなまな板だから・・・」
ムキーッ!
零「せっちゃん、ダメ!」
杏「包丁投げたらダメだよ!」
子「青奈も、人を挑発しない!」
八姫「良く言うよ、胸大きくしたら嫌われたのが!」
全員「えっ?」
青奈「はあ?」
八姫「好きな人振り向かそうと、ナイスバディに成ったつもりが、人間辞めてる姿に見えて引かれて無駄に脂肪の塊を付けてしまっただけに成ったのはどこの誰でしたっけ?」
青奈「なんだと!」
希「皆!喧嘩はやめて!それに包丁等の刃物持ってるのに!」
子「そうよ!殺人犯にでも成るの?」
全員「すみません」
希「取り敢えず、変なもの入れず、レシピ通りやって美味しかったら普通に喜んでくれるから!」
金「それはそれでどうなんでしょうか?」
希「でも、青奈ちゃんが自分を振り向かせるが為に○薬入れるかもしれないじゃん!」
子「なんて事言ってるのよ!」
愛海「青奈!絶対入れたらダメよ?」
青奈「入れないわよ!そんな薬で自分の物とか嫌よ!」
愛「○薬って何?」
子「あなた達は知らなくて良いから!」
明「あのさあ、皆!」
杏「どうしたの明ちゃん?」
明「あげるのはクラスメート中心と聞いたけど、なんか各々1つずつ別件で大きいハートチョコがあるのは気のせいかな?」
零「そう言う明ちゃんも1つだけ明らかに他とは大きさの違うチョコがあるよ!」
明「良いじゃん!誰に渡すかなんて私の勝手じゃん!」
零「それと同じでしょ!」
明「そうだけど、気になるんだよね」
林檎「そうだよ!誰に渡すの?」
愛「そ、そ、そ、そんなの言えるわけない!愛ちゃんボード『知らんぷり!』」
杏「も、も、も、勿論好きな人にあげるけど、誰にあげるかまでは教えられないよ!」
希「皆、チョコにメッセージとか入れる?」
青奈「入れようかしら?」
愛海「のぞみんは入れるの?」
希「入れる気無いよ!」
町子「入れないんだ!」
希「どうせ読まないし!」
グレーテル「成る程!」
零「グレーテルってお菓子嫌いじゃ?」
グレーテル「自分が食べないのなら見るくらいなら大丈夫だよ!」
金「それにしては熱心よね!」
グレーテル「料理は上手い方なんでね、集中すると周りの音なんか基本気にしないんだよ!」
杏「へー、凄いな!」
渚「うちが渡しても喜んでくれるかな?」
子「渚ちゃん厄介よね?」
希「チョコを貰うことは嬉しい筈だよ!チョコ好きだし!」
金「それだけってのはね!」
芹「むしろそんな薄情者だったら振れば良いんですよ!」
八姫「それも一理ある!」
林檎「それはそうと皆さん誰のために作ってるんですか?」
全員「・・・・・・・・」
それから月日が経ち2月12日
林檎「皆さん!上手くチャコが型まってますよ!」
希「さあ、明日からバレンタインウィークね!」
子「ウィークと言って置きながら4日ですけど!」
八姫「実質3日じゃん!逆チョコは男子が女子に渡すチョコだし!」
青奈「さあ、2日後チョコ渡すぞ!」
芹「えっ?」
八姫「渡す?」
グレーテル「バレンタインは好きな奴にチョコを渡さすものだろ?お前ら何のために作ったんだよ?」
八姫「ええっと・・・」
芹「どうやって渡すの?」
零「そんなの直接に決まってるじゃない!」
芹・八姫「えっ?『どうしよう!渡せるかな?』」
さあ全員チャコレート好きな人に渡せるのか?
そして誰に渡すのか?次回は義理チョコ回!
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