二次創作小説(新・総合)

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ナンバーズ8
日時: 2019/07/27 16:34
名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)

どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!











僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!

Re: ナンバーズ8 ( No.193 )
日時: 2022/05/02 22:01
名前: いくちゃん (ID: SjhcWjI.)

191話・最悪なスキー林間・・・④
芹「何でまた私達が!」

葉月「あいつのやった惨劇の後始末を・・・」

歩「逆にこういうことが当たり前っと思う自分がいる!」

愛美「確かに、あの子が絡む旅行で事件が無かったことって合ったかしら?」

零「ただ、1つ言えることは彼はあくまで被害者なので!」

愛美「でも、これで今日の晩御飯全滅よ!男子達の分も残飯にしたそうだし・・・」

芹「それよりも、さっきうちの担任の栞先生も八期の所に行ったけど、大丈夫かしら?」

かおる「一応大丈夫なんじゃない?だって、あの子を止められるのは担任の香先生だけなんだから!」

一方
香「ほ~ら、落ち着いて、深呼吸、深呼吸」

八期「ふー、はー!ふー、はー!」

栞「あなたね、女の子を踏みつけるなんてどういう神経・・・」

八期「あいつらが悪いんだろ!」

香「栞先生!火に油を注がない!」

栞「だって、うちのクラスの女子生徒2人が理不尽に襲われたんですよ!黙ってられますか!」

香「八期、あんたは黙ってて、先生がなんとかする!
うちの八期は相手に腹が立つ理由がない限り、手を出すことは決してありません!」

栞「何を言ってるんですか!現に手を出してきたじゃないですか!しかも気絶させるほど!何の理由があるんですか!?」

香「恐らく十中八九、あの2人が八期を覗きと断定したからです!」

栞「はあ?男子全員で覗いてたんでしょ!しかもピラミッドとか作って・・・」

香「では、あなたはそれを見たのですか?」

栞「見てはいないわ!私はその時お風呂に居なかったし・・・」

香「では、あなたははっきり見てないってことですね!」

栞「でも、あの子達は男子全員って!」

香「ええっ、言うでしょう!あの時はほとんどの男子、もとい見た瞬間では何人居るか分からない程の男子が居ましたが、八期を特定出来ますか?」

栞「香ちゃん、知らないの?そうでなくても疑わしい人物として、同じ扱いに成るって!」

香「ええっ、そうなるわね、でも私は八期を信じるわ!」

栞「それなら、私だってうちの生徒を・・・」

香「時には叱ることも大事よ!」

栞「それは香ちゃんだって!」

香「私は八期がやってないと言う確信があるの!」

栞「どういうこと?」

香「八期が食堂で松村と対峙してたとき、この子は椅子を持って振り回した」

栞「それは松村先生を殺そうとしたんじゃないの?」

香「そんな勇気この子には無いわ!もし、そうなら椅子を放り投げてるもの!あれは捕まえられないように近付けさせなかったのよ!」

栞「でも、それがどう関係・・・」

香「その後よ!椅子を振り回して抵抗していたら、思わず手が滑って松下さん達の班の誰かに当たりそうになった、松下さんの指示で間一髪避けれたけど、下手したられ誰かに当たって怪我をしていたかもしれなかった」

栞「それがどうしたんですか?」

香「この子はそれを見て彼女達に『ごめん』と一言謝ったの!それは自分のやってることが人に危害を加えそうになった、自分のせいで怪我しそうになったと気付いた証拠よ!」

栞「だからって、お風呂の覗きとは無関係じゃないですか!」

香「関係有るわ!もし、本当に覗きをしてたら、この子は絶対手を出さない!そもそも、先生にすら文句を言わないのよ!」

栞「その、言い方だと彼は覗きがバレたら正直に謝ると言うことですよね?」

香「ええっ、勿論!言わなかったとしても、文句は言わないわ!だって、自分がやったことは事実なんだし!まあ、やるつもりは一切無いだろうし!」

栞「そんなの分からないじゃないですか!都合の悪いことは隠す!人間そういう汚い方が多いんですよ!」

香「あなた、何も分かってないわね」

栞「えっ?」

香「そっか!八期の担任じゃないもんね!」

栞「どういうことよ!」

香「今言った台詞を八期にありのまま伝えて殴られたら良いわ!私は八期の担任であの子の事を理解してるし、嘘つく時の癖や、パターンは把握済みだから!」

栞「何で、私が殴られなきゃ・・・」

香「自分に置き換えて考えてみなさい!やった事の無い罪を擦り付けられて、あなたはいい気分?」

栞「そ、それは嫌よ」

香「冤罪なのに、周りが自分を犯人扱いや、悪いように言う、そんな状況に耐えられる?それが出来るなら八期の説得をするわ!出来ないなら、彼女達に謝罪させて!」

栞「わ、分かったわよ!あの子達に謝罪するように説得するわ・・・」

トントン

栞「真中さん、畑中さん?」

真中「何ですか?」

畑中「身体中痛いんですけど・・・」

栞「単刀直入に言うわ!あなた達、松本君に謝罪して!」

真中「ええっ?」

畑中「何で私達が!理不尽に襲われた被害者ですよ!」

栞「香先生が言うには、松本君は覗きを一切せずに疑われて、犯人扱いされた子なの!だから、あなた達が覗きの変態って叫んだから、自分は違うって怒ったの!」

真中「でも、ほとんどの男子が・・・」

栞「全員では無いよね?そこに松本君は居た?覚えてる?」

畑中「分かりません」

栞「じゃあ、彼に覗きを断定したこと謝らないと!」

2人「はい・・・」

その後、先生達の前で2人は八期に謝った。

Re: ナンバーズ8 ( No.194 )
日時: 2022/05/04 15:29
名前: いくちゃん (ID: 0vp.9PUm)

192話・最悪なスキー林間・・・⑤
芹「ああ、今日はもう最悪よ!リフトは突然止まって落っこちそうになるし、男子達にお風呂は覗かれるし、晩御飯は台無しだし、その掃除をさせられるし、しかもその代わりがコンビニ弁当やお惣菜だし、挙げ句の果てに、あんた何でまたここに来てるの?」

八期「そんなこと僕に言われても・・・」

葉月「歩は元々男なんだから、一緒に居ればいいだろ!」

歩「男子の部屋全部キャンセルしたんだって!キャンセル料だけじゃなく、再度宿泊料入れるくくらいなら一番マシな場所に入れとけば良いって星田先生が!」

芹「あの先生、倫理分かってんの?」

零「本人が意識してないから大丈夫って!」

芹「それ絶対大丈夫じゃないわよ!」

葉月「それ、こいつが倫理分かってないって事だろ?」

零「違うよ!八君は人前で服を脱いだり、理由もなしに人を襲うことは無い!って事よ!それに過去2回一緒に泊まって何か合った?」

芹「無いけど、それはそれで嫌だ!」

八期「何で?」

葉月「お前は黙ってろ!」

理珠「大丈夫ですよ!いざとなれば私が止めますので!」

葉月「本当か?」

理珠「はい、葉加瀬からもマスターの言うことも大事ですが、マスターを指導する大人の言うことも聞くようにと!」

葉月「それでどこだ?」

八期「勿論襖の前!」

八姫「真ん中じゃないのよね・・・」

次の日
芹「なんとか朝御飯は豪華だったね」

八姫「下手な話、夕御飯代帰って来ないかしら?」

零「先生に聞いてみたら、帰って来るって!」

葉月「特だね!」

零「今林間に来てるメンバーだけで、帰った男子達が物凄く値上がる!」

芹「自業自得ね!それで八期は私達のグループなのね?」

八期「星田先生に言われた」

リフト
芹「嫌だ!嫌だ!もうリフトに乗りたくない!」

香「どうしたの?後ろがつっかえってるのよ!」

零「実は芹ちゃん昨日リフトから落っこちそうになって・・・」

葉月「リフトなんてそうそう止まらないから!」

芹「私、昨日落ちかけたのよ!葉月だって見たでしょ!」

八姫「上行かないとスキー出来ないよ!」

芹「歩いていく!」

理珠「時間的に効率が悪いかと・・・」

芹「それでも良い!」

葉月「良くないだろ!」

八期「嫌だ!嫌だ!リフトなんてもう乗りたくない!」

八姫「八期も?」

零「八君もリフトから落ちかけたの?」

香「ああ、こいつは昨日からリフト降りるのに失敗して転けまくってるのよ」

葉月「そんな大したこと無いじゃない!」

零「私だって転けてるよ!」

香「それが、昨日は1回目の時に止まりかたが分からず、ちょっと行った柵にぶつかって転けて、2回目の時は降りる手前で転けてリフトに頭を引っ掛けたのよ!私すぐ後ろだったから、慌て駆け寄ったわよ!まあ、大事には至らなかったけど・・・」

葉月「その時って・・・」

零「リフトが一時停止とかしました?」

香「さあ?でも、八期の頭が引っ掛かってたらリフトなんて動けないでしょ!それにあの時警告音なってたから」

芹「それよ!大きなブザーがなって驚いて落ちかけたんだから!あんたのせいだったのね!」

八期「知らないよ!こっちは頭挟まって痛いし、怖いし・・・、もうリフトなんて懲り懲りだ!」

香「あっ、栞ちゃん!」

栞「香ちゃん?どうしたの?」

香「あなたの生徒がリフトにトラウマ持ってるから一緒に乗ってってあげて!私はうちの生徒と一緒に乗るから!」

栞「分かった、それで誰?」

香「草ちゃんよ!昨日リフトから落ちかけたそうよ」

栞「ほら、先生が絶対あなたを守るから!」

香「八期、あんたもね!先生が絶対あんたをサポートするから!」

八期・芹「はい・・・」

その後何事もなく2日目のスキーし終わった。

Re: ナンバーズ8 ( No.195 )
日時: 2022/05/05 22:41
名前: いくちゃん (ID: SjhcWjI.)

193話・最悪なスキー林間・・・⑥
お風呂の時間
八期「はあ~!お風呂は1人の方が良いや!賑やかじゃないけど、見るのも見られるのも嫌だし!今度はサウナ入ろう!」

サウナ
八期「やっぱり熱いな!ん?何であの人(女の人)何で男湯に?あっ、こっち来る!隠れろ」←ドアの影に隠れる

女性従業員「よし、誰も居ない!」

数分後

八期「ふー、帰ったもう一度お風呂入って上がろうかな」

ちゃぽん

がらがら

八期「誰か入ってきた、先生かな?」

歩「うわあ、広いな!まだ、誰も入ってないから当たり前か!」

八期「あっ、歩か!歩は元々男だから、そうだよね外湯にでも行くか!」

歩「皆、早く早く!」

零「へー、こっちはこうなってるんだ」

葉月「まずは体から洗えよ!」

零「勿論だよ!」

芹「ねえ、今男子の声が聞こえなかった?」

葉月「な訳無いだろ!さっき従業員さんが誰も居ないか確認してたし!」

芹「ん?」←振り向く

零「どうかしたの?」

芹「ねえ、私達以外に誰か居るわ!」

零「えっ?」

葉月「ああ、さっき引戸の音がした!誰かが通ったに違いない!」

歩「気のせいだよ!」

女子達「わあ!」

栞「はい、走らない!走らない!まずは体を先に洗ってね!」

真中「今日は心配無いよね?彩也?」

彩也「安心しなよ美穂」

畑中「そうよ男子はほとんど帰ったし!ねえ?三緒」

三緒「それに尚、従業員さんだって確認してるし!」

美穂「じゃあ、体洗い終わったら外湯ね?杏も一緒に行こう!」

杏「うん、分かった!夢ちゃんもどう?」

夢「いいね!」

彩也「ねえ、明も行こうよ!」

明「勿論行く行く!」

がらがら

外湯
美穂「意外と多いね!」

明「冬だから寒い!」

彩也「早く温まらないと凍えちゃう!」

八期「誰か来た!えっ女子達?何で!取り敢えず後ろ向いとけば・・・」

夢「あれ?私達よりも先に入ってる人が居るよ!」

杏「本当だ!」

明「たしか、うちの学校の生徒しか居なかったはずだよね?誰だろう?」

夢「ねえねえ、君気持ちいい?」

八期「・・・」

夢「湯加減どうかな?」

明「普通に入ってるから丁度良いんじゃない?」ちゃぽん

杏「きっと、人付き合いとか慣れてない子なんだよ!」ちゃぽん

八期←図星なので、言い返せない

八期(はあ~、早く出ていってくれないかな?そもそも何で居るんだよ!)

ちゃぽん

夢「ああ~、極楽、極楽!」

明「風呂は命の洗濯だね!」

杏「ねえ、君顔赤いけど大丈夫?のぼせてない?」

八期「・・・(ダメだ、手を出しては、まだ何もされてないし、言われてない・・・)」

彩也「そっち人気ね!」

三緒「私達も入る!」

明「ちょっと、ちょっと!満員だよ!」

夢「私達が出るね!」

杏「ねえあなたも一緒に・・・」

後ろ向きで後退りして、枠に向かって歩く八期

八期(まだ、バレてない、バレてない、そろそろ入るのも限界!行けるか?行けるか?)

美穂「えっ!キャーーー!男子よ!」

全員「えっ?」

美穂「そいつ男子よ!」

八期(畜生、無理だって!何なんだよ!)

明「嘘!」

夢「杏!その子から下がって!」

杏「えっ!待って!決めつけるのは早くない?」

美穂「何言ってるの!そいつは変態よ!わかる変態!」

八期「うるせー!」

ボン!

美穂「キャー!何するのよ!」

八期「黙れ!黙れ、黙れ、黙れ!」ボン!ボン!ボン!ボン!

バシャン!

女子達「キャーーー!」

八期「うるせー!黙れ!」

美穂「来ないで!来ないでよ!」

八期「うるせー!許さん!」

美穂「はあ?!」

尚「美穂、大丈夫って!お前は!何でこんなとこに入るのよ変態!」

八期「ああ?!何だって!」ボン!

尚「キャーーー!助けて!」

八期「待てや!」ボン!ボン!ボン!

がらがら

栞「そこまでよ!」

八期「うるさい!」ボン!

栞「コラ!石を投げるの止めなさい!危ないでしょう!」

八期「黙れ!」

栞「なんですって!」

杏「先生!八期君がここに入るのは訳があると思うんです!これ以上彼を爆発させないで!」

夢「何言ってるの!杏?アイツは覗きを・・・」

ボン!

夢「キャー!」

栞「コラ!止めなさい!」

八期「うるさい!ここは男湯だろ!お前らが間違ったんだ!」

栞「違うわ!ここは女湯よ!」

八期「嘘付け!」ドン!

栞「おっと、とっとっと、嗚呼!」バシャーン!

明「栞先生!」

がらがら
八期「誰が変態だ!」パン!パン!パン!←今度は桶を投げる

女子達「キャーーー!」←取り敢えず脱衣場に逃げる

八期「おら!」パン!パン!

がらがら

ピー!

香「全員ストップ!」

八期「うるさい!」

香「八期、私はあなたに危害を加えることも、あなたを罰することはしないから!」←八期を抱きながら

八期「ああーん、ああーん、あん、あーん!ああっ・・・」

香「あんたは覗きなんて犯罪しないもんね?」

夢「そうとは言えないのでは?」

美穂「そうよ!」

尚「そうだ!現にこの女湯に堂々と居るじゃない!」

栞「そうです!先生、自分の生徒だからと言って贔屓しないで下さい!」

杏「そうと言えるよ!」

夢「杏?」

杏「夢ちゃんは何を見てたの?」

夢「えっ?」

杏「あの、星田先生、多分なんですけど、彼に男湯と女湯が入れ替わることが伝わっていなかったのではないでしょうか?」

香「ええっ、夢原さん私もそう思うわ!」

零「私もそう思う!」

夢「でも、それは聞いてない彼が・・・」

香「私達が聞いたのは今日初めて!しかも八期は一旦男子の部屋から自分の荷物を取りに行っていて、その時間で私達も初めて知ったの!間もなく男湯と女湯を入れ替えることを!その放送を前に彼がここに入っていたらどうかしら?」

栞「でも、従業員さんが調べてましたよ!」

零「どこかに隠れてたとしたら、どうでしょうか?」

栞「隠れる?何で隠れるのよ!むしろそれってそこに入り浸って・・・」

零「確認してたのが女性ならどうでしょうか?あの時、入っていたのはこのホテルの女将さんでしたから!きっと、恥ずかしくて出るに出られない状況で隠れてたんですよ!まさか男湯と女湯が入れ替わるための確認とは知らずね!」

杏「それに彼は私達が入って来ても私達の方を一切向きませんでした!それは私達見てはいけないと言う配慮を取ったと思うんです!」

明「確かに、あの行動は変態じゃなく紳士だったとあたしも思う!美穂達が勝手に騒いだだけでしょ!ずっと自分の足下見てたよ!」

香「取り敢えず、全員一旦出なさい!カーテン置いてるから!」

女子達「ええっ!」

香「文句言わない!」

栞「それだったら、彼1人移動させた方が早いよ!」

香「ここはもとい男湯なのよ!私達が間違ったんだから、間違った私達が出ないと!後、コイツは犯罪とか犯してないからね!」

その後
香「全く、どうしてくれるんですか!」

女将「も、申し訳ございません!私の確認不足で・・・」

香「そのせいで、うちの生徒が犯罪者のレッテル張られそうになったんですよ!一歩間違えれば彼の人生が終わるところだったんですよ!」

女将「本当に申し訳ございません!」

香「しかも、入れ替えなんてややこしいことするから!」

女将「分かりました、今後このようなことの無いように・・・」

香「彼に対するお詫び分かってますよね?」

女将「分かりました、ちゃんとお詫びします!」

その後
八期「あぁ、散々だった・・・」

がらがら

?「八期?」

八期「えっ?先生?何で?」

香「監視よ!溺れてないとかね?それにあんたと一緒なんて息子と一緒に入るようなもんよ!」

八期「・・・」

香「それより、いくら抵抗とはいえ、石を投げるのはどうかと思うわ!目でも失明させたらどうするの?」←タオル巻いてる

八期「だって、僕は悪くないもん!」

香「それはそうかもしれないけど・・・」

歩「でも、信じてくれる人は信じてくれるよ!」

八期「えっ?歩?」

零「あなたの行動を紳士的行動だって、気付いた人も居たじゃない!」

八期「零ちゃん!?何でここに?」

零「何よ!何回一緒に入ったと思ってるの?」

八期「家ではそうだけど・・・」

香「まあ、社会に出ると難しいけど、ここでは私達が絶対守ってあげるから!」

一方
芹「何で普通に入れるの?」

葉月「あり得ん!」

杏(私も行けば良かったかな、なーんて、恥ずかしい!)

夢「?」

その後八期は旅館側のお詫びとして温泉饅頭一年分を貰った。

Re: ナンバーズ8 ( No.196 )
日時: 2022/06/03 23:34
名前: いくちゃん (ID: SjhcWjI.)

194話・最悪なスキー林間・・・⑦
コロン!

栞「はい、お詫びよ!」

八期「やったー!」

香「貰ったんだからお礼言いなさい!」

八期「ありがとうございます」

栞「何でこんなところで余計な出費を・・・」

香「仕方ないでしょ!自分でやった事なんだから!」

栞「私はただ、注意しようと・・・」

香「見たままの状況で判断するから悪いのよ!ちゃんと落ち着いて相手の意見を聞いてから話を纏めないとああいう状況になるの!」

栞「香ちゃんは日常茶飯事だから分かるんだよ!」

香「そうでもないわ!これは理事長と松本先生から聞いた対処方と学校生活をするなかでの人間観察よ!」

一方の八期は・・・
八期「ハー、最悪な林間、録な思い出無いよ!」

いきなり目隠し

八期「えっ?何?」

?「落ち着きなさい!私達の言う通りにすれば何もしないわ!」

八期「殺さない?」

?「当たり前よ!取り敢えず私の手に導かれなさい!」

八期は何も分からないままとある部屋に案内された

?「さあ、目隠しを取って良いわ」

八期「えっ?何?」

?「私は芹姫守る回副会長の森田金よ!」

?「私は芹姫守る回会員の伊藤乃愛!」

?「同じく、会員の小林日向!」

?「川畑会菜」

?「高木紗羅」

?「真鍋美緒」

?「髙井伊斗」

?「守山柚乃」

八期「それで何の用ですか?」

金「私達は芹姫が大好き!憧れの存在なの!」

八期「はあ・・・」

金「まず、あなたの芹姫の印象は?」

八期「最低な人間」

会員「はあ?どこが?」

八期「意地っ張りで、自分の非を認めない。後、自分だけの意見で入らないものを排除する行動とか!」

金「まあ、あんたからしたらそうね!(茨先輩から聞いてるのよね・・・)」

乃愛「では、質問を変えます!芹姫のスタイルについてどう思われますか?」

八期「スタイルって何?」

乃愛「体型ですよ!」

八期「よくわかんない!顔くらいしか見ないもん!」

日向「では、スリーサイズはどうですか?」

八期「スリーサイズって何?どこのサイズ?」

会員達・ズコーン!

会菜「身体の部分のサイズです!」

八期「んー?ちょっと高い印象で、軽そうかな?足は分からない!」

金「どこの事言ってる?」

八期「身長・体重・足のサイズ」

金「身体検査じゃないのよ!」

会菜「バスト、ウエスト、ヒップです!」

八期「えっ、どこ?」

金「そんなことも分からないのあんたは!?」

八期「そんなこと言われても・・・」

柚乃「バストは胸、ウエストはお腹、ヒップはお尻です!」

八期「それ言って何になるの?」

会員達・ズコーン!

金「調子狂うわね・・・」

乃愛「予想以上に無知と言うか・・・」

日向「あんたそれでも男?!」

紗羅「あなたは女の子の理想の体型とか気にならない?」

八期「女の子は基本顔で決めるタイプです」

会員達「あっ、そう!」

八期「最終的には性格だけど・・・」

会員達「まあ、普通・・・」

美緒「単刀直入に聞くわ!大きいおっぱいと小さいおっぱい、どっちが好き?」

八期「小さい方!」←赤面しながら

会員達「即答!?」

伊斗「じゃあ、大きいお尻と小さいお尻だったら?」

八期「小さい方!」

柚乃「お腹は?」

八期「小さい方!」

柚乃「きゅっきゅっきゅっ!って、あんたは幼児体型が好きなの?」

八期「何で?」

柚乃「こっちが聞いてるのよ!」

八期「体型だったら普通の人が良いなあ、仰天ニュースに出てくる人じゃなく・・・」

美緒「じゃあカップ数はどれくらいが良い?」

八期「何のカップ?」

美緒「それくらい分かるでしょ!」

八期「何もないのにどうやって分かるのさ!」

美緒「何の話してる?」

八期「えっ?カップだからコップの話じゃないの?」

会員(ピュア!)

美緒「おっぱいのサイズよ!」

八期「?」←赤面しながら呆れてる

美緒「A、B、C、D、Eとあるでしょ!どれが良い?」

八期「B!」

会員達(こいつ貧乳好き?)

美緒「理由は?やっぱり少しおっぱいは合った方が良いから?」

八期「Bって文字が好きだから!」

会員達(カップじゃないんかい!)ズコーン!

美緒「どういう理由で?」

八期「Bって8って数字に近くない?」

会員達(サイズじゃないんかい!)

金「もう良いわ!芹のこと好き?」

八期「その質問が嫌い!」

金「何でよ!」

八期「好きと言えばからかわれるし、嫌いと言えば言いふらされて、気まずい空気になるし・・・」

金「じゃあ、草芹を人としてどう思ってる?」

八期「う~ん、勉強は器用にこなせるけど、人付き合いは不器用、後意外とリーダーシップは持ってない」

金「まあ、そうね、いや、リーダーシップは・・・」

八期「合ったら、理不尽に部を潰さない」

金「ああ、ってそれリーダーシップ関係無い!」

乃愛「今の状況は好きか嫌いかで言うと?」

八期「嫌いが強い、と言うかああ言うタイプは苦手」

金「成る程・・・」

会菜「そう言えばこの部屋暑くないですか?」

八期「いや、冬だよ!そんな寒い訳・・・」

乃愛「ちょっと、暖房効きすぎじゃない?」

紗羅「脱いじゃお、脱いじゃお!」

八期「何やってんの?」

伊斗「興奮してきた?」

柚乃「男子ってこういうとこあるからね!」

八期「バカじゃないの?」

バン!

香「こんなところに居た!もうすぐ消灯時間よって何やってんの!」

八期「あっ、この人・・・」

金「すみません、私達が勝手に連れ込んだんです!」

日向「彼を責めないで下さい!」

香「だろうと思うわ!」

紗羅「分かるんですか?」

香「自分の意志でここに来たなら第一声は謝罪だもの!さあ八期、早く戻りなさい」

八期「分かりました」

香「あなた達も八期をたぶらかさない!まあ、正直に名乗ったから大目に見るけど、嘘付いてたらあなた達が強制送還だったんだから!」

金「すみませんでした!」

消灯
葉月(理性を保ち、体型で好みを決めない誠実な紳士っと!じゃあ、お風呂の時も自分の意志じゃないってことか!こいつ本当に男なのか?まあ、いっか!それよりまさか私が聞いてたなんて思ってなかっただろう!さあ、寝よう!)

こうして最悪なスキー林間は終わった。

Re: ナンバーズ8 ( No.197 )
日時: 2022/08/16 22:29
名前: いくちゃん (ID: L6Qpujhg)

195話・ライオンとネズミ
ある日の事
子がお出掛け
子「ん?あっ、あんなところに!」

お婆さん「よいしょ!よいしょ!」

子「すみません、手伝いましょうか?」

お婆さん「えっ?重いわよ?」

子「大丈夫ですよ!これくらい・・・、んん!(重!)」

お婆さん「あまり無理しなくて良いわよ!」

子「いえ、自分で言ったのにこんなところでへこたれてたら女が廃ります!」

お婆さん「ありがとう、でも無理はしなくて良いわよ」

子「だ、だ、大丈夫で、で、・・・」

?「ほら、よっと!」

子「えっ?」

?「お婆ちゃんまた、こんなに沢山買って・・・」

お婆さん「獅守ししゅ君、いつもすまないね・・・」

子「お知り合いですか?」

お婆さん「近所に住む男の子でね、いつも困ってる私達老人や子持ちのお母さんとかを助けてくれてね、優しい子だよ!」

獅守「たく、俺ん家の裏に住んでんだから、頼めば代わりに行ってあげるってのに!つうか買いすぎ!冬籠もりかよ!」

お婆さん「出来るのであれば自分の事位は自分でしたい老人もいるのさ!まだまだ衰えてなんかいないよ!」

お婆さんの家に到着
お婆さん「2人共ありがとうね、これあげる!」

子「ありがとうございます!」←飴を貰う

獅守「いつも、良い!って言ってるのに!」

お婆さん「貰えるもんは貰っときなさいよ!婆ちゃんの気持ちよ!」

子「失礼します、サヨナラ!」

お婆さん「サヨナラ!」

獅守「つうか、お前誰?」

子「私?私は麦田子だけど・・・」

獅守「名前聞いた訳じゃないし、出来もしねえのに女がでしゃばってんじゃねーぞ!」

子「何?その言い方!これでも私あなたより年上よ!口の利き方がなってないわね!」

獅守「力仕事ってのはな男の仕事なんだよ!お前みたいな力の無い女なんてただの足手まといなんだよ!」

子「何ですって!」

獅守「実際そうじゃねーか!結局軽いもので誤魔化して、最初からやるな!ああいうのはな男の仕事だ!世の中男の力さへあれば余裕なんだよ!女のお前は引っ込んでろ!」

子「そんなこと無い!人助けに男も女も関係無い!そりゃ、男の子が頼りになることが多くても、女の子にだって役に立つことだってあるんだから!」

獅守「はあ?女が役に立つ?お前世の中甘く見るなよ!世の中男の力でなんとかなるんだよ!女なんて家で家事でもこなしときゃ十分だよ!じゃあな!」

次の日
子「ってことがあったの!酷くない?」

女性陣「酷い!」

八期「何も言えない」

芹「どういう意味よ!」

希「自分は非力で役に立たない、けど家事は料理と掃除以外なら出来るけど・・・、って言いたいのよ!」

青奈「真逆かい!」

愛海「でも、腹立つわねその男子!」

八期「名前、なんて言うの?」

子「獅守だったかな?」

希「ああ、仲村羊子ちゃんとこの獅子の獅に守るって書く名前の子ね!」

平江「獅子?」

結「ライオンの事よ!」

八期「ってことはライオンとネズミ?」

町子「リアルお伽話!」

子「いや、確かに私の子はネズミだけど・・・」

青奈「確か、あれよね!こう言うの何って言うんだっけ?」

芹「男尊女卑ですよね!」

青奈「ああ、そうそう!」

愛海「許せない!」

香「ほっときなさい、そのうち彼に天罰が下るわ!」

零「そうなんですか、先生?」

香「そうよ!女を甘く見てるとそのうち痛い目に遭うから!でも、それで見捨てるようなことはしないようにね麦田さん?」

子「はい、分かりました」

数日後
獅守がお出掛け

女性「すみません!すみません!」

獅守「あっ、どうかされました?」

女性「すみません、助けて下さい!」

獅守「どうしました?」

女性「実は袴の帯がほどけて、結んでくれませんか?」

獅守「分かりました!」

数分後

獅守「これで、どうだ!」

ほどける

獅守「あれ?上手くいかない・・・、何でだ?」

女性「あの、そろそろしないと時間が・・・」

獅守「ああ、すみません!もう少し、もう少し待って!(ああ、もう何で出来ないんだよ!紐を結ぶのと同じじゃねーのか?ああん?)」

とんとん

獅守「ん?」

子「貸しなさい!」

獅守「えっ?」

子「きつくありませんか?」

女性「大丈夫です!」

2分後

子「はい、どうですか?」

女性「ありがとうございました!これで間に合います!」

子「どういたしまして」

獅守「おい、何で?何で?ただ帯を結ぶだけなのに、お前は出来たんだよ!」

子「ただ、帯を結ぶだけ?これだから男子は・・・」

獅守「はあ?」

子「あんた袴って着る?」

獅守「着ねーよ!第一初めて見たよ!」

子「はあ、袴も着ないあんたが袴の帯を結ぶなんて100年早い!」

獅守「えっ?」

子「袴って男と女どっちが着てる人が多い?」

獅守「女じゃねーの?」

子「今なんて言った?」

獅守「だから、女だって!」

子「そう!袴は女の子がお洒落で着ていくことが多い!つまり逆に言うと・・・」

獅守「逆に言うと?」

子「袴の着方に詳しい!つまり帯の結び方も分かるってことなのよ!」

獅守「えっ?」

子「あんたは何も分からずに、ただただ見様見真似で結べなかったでしょ!でも私はすぐに結べた!袴の帯の結び方はね、女の子の方が詳しいのよ!」

獅守「ウウッ・・・」

子「あんたこの前、私になんて言ったっけ?『世の中男の力さへあれば余裕』って言ってたわよね?」

獅守「すみませんでした!俺が間違ってました!世の中を甘く見てたのは俺でした!」

子「言ったでしょ!男の子に出来ることもあれば、女の子にも出来ることがあるって!」

こうして小さなライオンは大きなネズミに謝ったとさ!
めでたしめでたし!はい、おしまい!


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